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− 目次 −
◆鹿野まち普請の作法
はじめに
1.まちは大切な共有財産
2.「まち普請の作法」を作った目的
3.鹿野の歴史
4.街なみ環境整備地区鹿野の位置づけ
5.住まいのつくり手・住まいの手の留意点
-コラム 鹿野城下地区地価
6.まちなみ参考図集
6-1.矩計(断面)
6-2.天空率はまちなみ形成の重要な要素
6-3.格子戸
6-4.腕木
6-5.持送
6-6.床下換気口
6-7.車庫の目隠し
7.鹿野まちなみ整備による事例
あとがき
◆資料編
◆写真編
◆まちなみマップ編
 
●まち普請の作法を作る会
●特定非営利活動法人
 いんしゅう鹿野まちづくり協議会
●鳥取市鹿野町総合支所地域振興課

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鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1517

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6-2天空率はまちなみ形成の重要な要素
 鹿野のまちを散策する人々の多くは、整然としていてここちよいまちだと言う。このここちよいまちとはどんなことを指すのだろう。
 道路が整備されている、水路があって水音が聞こえる、古い家(明治期)が所々に残されている、人々が互いに挨拶を交わすなど様々な要素が考えられる。これらの要素はまちを形成する道路と建物等の調和と人々のもてなしの心の二つにイメージ大別される。
 その一つである、道路と建物の調和について考えてみるとき、天空率(空の見える割合)が重要ではないかと思われる。つまり右図に示すとおり軒の高さが影響している。程好い軒高は程好い仰角を得ることである。古い家並みの軒高と現在新築の家並みの軒高を比較することにより、調和の取れたここちよい家並み形成が得られるよう軒高(仰角)を決めると良い。
 天空率は2002年7月に初めて建築基準法に導入されたものだが、ここで言う天空率は同じ意味ではない。