2.街なみ整備の考え方
 
  整備の目的
 住民が誇りをもって定住し、多くの人々が訪れるにぎわいのある城下町鹿野の整備により、鳥取市鹿野町を持続可能な地域に再生し、子ども達の世代へ引き継ぎます。

整備の目標
 城下町の特長を踏まえながら鹿野祭りの似合う和風の街なみ景観の整備・保存に取り組みます。
整備の方針
 400年の伝統を誇る『祭り』をテーマに、住民・行政の協働により鹿野祭りの似合う和風の街なみ景観の整備・保存を図るものとし、空き地・空き家及び水路等を積極的に活用して、地域住民等の利便性の向上やコミュニティ活動、観光等に寄与できるような施設整備を進めます。
 また、御幸行列が繰り出す紺屋町〜大工町間の街路は『祭り通り』、立町〜殿町間は『城山通り』、鍛冶町は『水音通り』とし、これに相応した整備を進めます。
 

  促進区地域  


  整備のテーマ
「祭り」
街なみ整備の具体的手法
整備は、行政で行う「公的空間整備」と住民で行う「私的空間整備」の2つの柱を基本として実施します。
■公的空間整備(行政の役割)
 住民と行政が協働で策定した整備計画に基づいて、行政が街なみ景観に似合った道路や水路など公的空間整備に取り組みます。
□祭りの似合う道づくり
 祭りの似合う舗装材料を用いると共に、道路表示を工夫します。
□鹿野の特徴を生かした水路づくり
 石垣・石橋などの地域特性を生かし、水に親しめるように整備します。
□コミュニティ活動のための施設整備
 集落公民館整備・ポケットパーク等コミュニティ活動に貢献できる施設を整備します。
□住民が暮らしやすい街づくり
 駐車場・ごみ集積場等生活の利便性を考慮した施設を整備します。
■私的空間整備(住民の役割)
 町内会単位で住宅等の修景内容を定めた街づくり協定を締結し、協定に基づいて住民が主体的に街なみ景観整備に取り組みます。
□古い街なみを生かしたすまいづくり
和風瓦屋根の日本建築、塀・窓格子等により街なみを演出します。
◇屋根/材料・流れ方向・軒高・色彩を街なみに似合ったものにします。
◇外壁/材料・色彩・意匠を街なみに似合ったものにします。既存金属板も街なみに似合うように工夫します。
◇建具/材質・色彩・意匠を街なみに似合うよう工夫します。また鹿野らしい格子・格子戸を積極的に整備します。
◇郵便受・表札/材質・意匠を工夫します。
◇看板/材質・意匠の工夫・のぼり等により街なみを演出します。
◇自販機/屋根・囲い等により目立たないように工夫します。
◇エアコン屋外機・電気計量器/囲い等により目立たないように工夫します。
◇その他/門・塀等により街なみを演出します。また、植栽・木製プランター等により四季を通した緑化で街なみを演出します。
 
整備イメージ
「祭りの似合う町」
5つのキーワード

歴史のかおり
文化のかおり
花のかおり
緑のかおり
水のかおり
まちの特徴
紺屋町の整備イメージ
下 町の整備イメージ
上 町の整備イメージ
鍛冶町の整備イメージ
立 町の整備イメージ
山根町の整備イメージ
殿 町の整備イメージ
大工町の整備イメージ
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