日進地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成15年6月24日(火) 18:30〜20:20

2 会   場 日進地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 44名

市側出席者 15名

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、伊藤政策調整監、中島総務部長、西澤企画推進部長、

井上福祉保健部長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、小田環境下水部長、森本人権政策監、西尾環境下水道部長(事務局)藤岡市民参画課長、安本広聴係長、担当(松田)

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)山白川河川工事と歩調を合わせた周辺のまち並み形成の早期着工について

 

(都市整備部長)

山白川整備は、治水対策としての河川改修事業を鳥取県が行い、中心市街地活性化などを目的とする道路整備事業を鳥取市が行うということですが、これらの事業を共同して同時に行う必要があることから、現在まで協議を重ねているところです。

近々、県・市で山白川整備検討委員会を立ち上げてさらに協議を深めていくこととしています。

今年度の6月補正予算で調査費を計上いたしておりますので、この調査費をもって道路の概略設計を行う予定としています。

現在、県が河川改修の工法の検討をしておりますので、市としてもその案と突合せをしながら検討委員会の場で協議を行ってまいります。今後、この委員会の経過につきましても住民の皆さまに説明してまいりたいと考えております。

 

(地元意見)

○山白川沿道は、道路が暗い。整備と併せて明るくしていただくよう検討いただきたい。

 

○昨年の地域づくり懇談会で暗渠にして真ん中を歩道や緑地にするといった1つの結論を示されたが、これからまだ検討をするということか。

 

(都市整備部長)

 これまでの経過を見ますと工法など整備の考え方が変わってきています。このような状況の中で県と市の考え方が合致しているのか、住民の皆さんへの説明が十分行われ皆さんの理解が得られているかといえば、必ずしもコンセンサスが得られていないといわざるを得ません。実際に県も山白川の改修をどうするかという検討段階であり結論が出ていませんので、市が道路を整備するにもまだ調整が必要な状況であります。

 昨年の懇談会では、県が蓋かけ工法で検討をしているということを説明していると思います。これは、まだ検討が必要という段階での説明であり、実際工事にかかるにはまだ調整が必要ということになります。

 

○昨年の地域づくり懇談会で暗渠にするのが一番安くて早い方法だと説明された。決定というように受け取っていたが、今の説明では全く進んでいないではないか。

 

(都市整備部長)

 川の形がどうなるのか決まらなければ、上部をどうするのかは決まりません。昨年、県の一定の考え方を示していますが、検討段階という説明でした。工法等は実際にまだ決まってはおりません。

 調査費を補正予算計上していますので、市においても対応していくこととしています。

 

○山白川は何年ごろに完成する予定なのか。

整備にかかるまで期間があると思うが、現在は、沿道を100円循環バスが通っている。大型車の通行もかなり多い。歩道はスーパーマーケットの客の自転車であふれている。通学路になっているが、橋も狭く非常に危険を伴っている。 

整備までの間に自転車置き場を兼ねた歩行者の待避場所を(Sマートから植木サイクルまで)川の上に何箇所か設けていただきたい。

 

○以前の県の説明会では、かなり具体的だったが、今日の説明はかなり後退している。それまで住民には説明もなく不信感を持たざるを得ない。

 

○この問題は平成7年に県が河川改修の案を示してきたことに端を発している。以来、8年過ぎた今、未だに検討委員会とはどういうことか。市として住民の声をしっかり受け止め、県に強く要請していただきたい。この場で市長の決意を伺いたい。

 

(市長)

 昨年の懇談会は9月29日に実施していますが、その時点では、「鳥取県において蓋掛け補強工法の検討を進められており、土質、構造物強度の資料収集のための、調査ボーリングを実施されている。今後工法について、県、市で協議を行い、早急に改修案を策定して地元に説明を行いたい。」と説明しています。どういう道路にするのかということはまだ検討段階ですよという前提で皆さんと議論をいたしました。

 この事業は県と市が少しちぐはぐな進め方をしている部分が否めません。昨年までは、県が蓋かけ工法を言明される一方で、市の検討や住民のみなさんとの説明が置き去りにされていた部分があります。逆に、今は市が今年度是非事業化をしたいと申し入れましたが、県は「まだ検討が必要」として肉付け予算を差し控えられています。

 皆さんがご指摘のように県・市が一致しながら前進するということが難しい面があります。その根本は、河川改修事業を県が行い、道路部分を市が行うということから生じているものですので、今は、もう一度同じ土俵の上で、費用負担など計画のあり方を整理しようということになっています。

 一見後退と映るかもしれませんが、言わば足踏みしている段階でありますので、私も事業化に向けて働きかけをしています。現在のところ県の財政事情などもありうまく歯車がかみ合って前に進むに至っていないことは申し訳なく思っております。

完成時期は、平成13年ごろの県の説明では18年度と言明されていた時期もあるのですが、これは県だけでできるものではありませんので調整が必要です。 

方向性としては、河川に蓋をかけ、道路は広くし、歩道のある安全なものにということですし、あるいは緑もあるような空間づくりなども考えているところです。

私もできるだけ早期に、山白川のこの区間を何とか安全で気持ちのいい道路にしたいという気持ちでおりますので、実施に向けて精一杯取り組んでまいります。

 一時的に蓋をかけて待避スペースをというご意見がありましたが、このことも含めて暫定的な安全対策、一時的な河川の空間の活用がどういうものがあるのか、県・市で協議したいと思います。

 

○今は故人だが、私の古い友人である元市職員が「公務員には配置換えがある。どの部署に変わっても一週間経てば『前任者が...』という言い訳は通用しない」ということが持論だった。

今日のような住民の声を真摯に受け止め、前任者の経過も含めて、日進地区の長年の願いであるこの事業に全力で進んでいただきたい。

 

○大型車両の通行で歩行が妨げられていることを解消するには、通行規制も1つの手段だと思う。大型車両の通学時間帯の通行規制は効果があると思う。

 

(市長)

 駐車違反もありますし、このことも含めてよく検討したいと思います。 

 

○先日、高齢者世帯で火事が起きたが、日進地区住民で力を合わせて消し止めた。これからは市も学校も職員が昼夜問わず地域といっしょになり、地域との関わりを大切にしてほしい。そのような提案を市長からしてほしい。

身障者の方が駅前からサンロードへの地下道を利用できないという声を聞く。まちの活性化には若桜街道に人が集まらなければならない。本通り商店街に人が来ないのは、交通アクセス、駐車場の問題がある。智頭街道、山白川などを一体的に考え、若桜街道をもっと自由な空間にし、フリーパーキングにするなど大胆な発想で取り組んでいただきたい。

 

(市長)

 職員は地域の活動に参加するようにということは、私は一貫して呼びかけています。地域づくり懇談会にも出席するように言っておりまして、今日も数名職員の姿があります。今後もそのような呼びかけは行って参ります。

 交通アクセスの問題は、まちの活性化は重要な問題であり、山白川改修もその1つですが、もっと市民生活に便利になるように考えたいと思います。すぐにできるものと時間のかかるものがあろうと思いますが中心市街地全体の活性化を念頭におきながら進めていきたいと思います。

 

※都市整備部補足

7月22日に、鳥取県担当課3課および鳥取市関係各課5課により事業推進について、検討会を実施しました。中心市街地活性化における事業の位置付けを明確にすること、また河川事業と道路事業の整合を図り、それをもって現状を関係住民に説明を行うこととしています。

 

(2)地区公民館及び日進小学校の建替えについて

 

(教育長)

 公民館の建替えにつきましては、地域の皆さんに積極的に動いていただきました。皆さんの公民館にかける想いを非常に重く受け止めております。

 現在の公民館が196平方メートルと非常に狭いことから、他に適地があればと皆さんに具体的にあたっていただきましたが、地権者の方と折り合いがつかず、最終的にこの地に造るということに決めさせていただきました。その間の皆さんの活動に対しましては、深く感謝いたしております。

工事期間中の公民館の仮住まいについては、最終的に伊藤ビルを借りることとしました。改造して仮設公民館にし、7月末ごろには移れるものと思います。

新しい公民館は570平方メートルになりますので現在の公民館の2.5倍以上のものになります。ただし、放課後児童クラブを併設することになっておりますので、整備のあり方について、駐車場のことも含めて地元の皆さんと協議しながら進めたいと考えております。

小学校の建替えについては、グラウンドの反対側に新校舎を建てて移るのが、一般的ですが、住宅との関連があり困難と判断しました。プレハブ校舎を建てて、そこに移ってから今の校舎を潰して新校舎を建てるという方法もありますが、それでは工期が3年かかるということになります。

昨年も説明しましたが、工期が短期間で済むということから、旧NTT体育館を仮設学校施設として使用することとしまして、現在、旧NTT体育館に特別教室、職員室、周りに10教室を建てる工事を進めています。

2学期には仮校舎へ引っ越すこととしており、それに伴って通学路が伸びることになりますので、子どもの安全確保ということを最優先に考えたいと思います。また、地元寺町の町内会の皆さんにも工事車両が通行することについて説明し、ご了解を得ております。

新しい小学校は、限られた敷地を有効に使うために、4階建てで屋上を置くという設計になっています。10教室はかなり広く使えるユニークな設計をしておりますし、また、5kwの電力がまかなえる(これは、10教室の照明が取れる程度ですが、)ソーラーパネルを置くこととしています。かなり特色のある学校になることと思います。

工事が始まりますと地域の皆さんには何かとご迷惑をおかけいたしますが、工期をできるだけ短縮し、平成17年2月までに新しい校舎を完成させ、その年の卒業生が少しでも新校舎で学んだ思い出をつくってやりたいと思っておりますのでご理解いただきますようお願いいたします。

 

○地域は、学校と公民館には非常に高い関心を持っている。2月25日の読売新聞で、公民館の設置及び運営に関する基準を改正する向きの記事があった。要点は、新基準では、面積、設備などの規定を削除するというものだった。

新設された豊実公民館は平屋建てで450平方メートルという大きな規模と聞いている。放課後児童クラブの併設ということもあるので公民館運営に支障をきたさぬよう面積の基準にとらわれず広くて使いやすい公民館にしていただきたい。

 

(教育長)

 今の計画では、公民館部分が450平方メートル、児童クラブが120平方メートルとしています。皆さんのご意見は十分尊重したいと考えています。

 

(PTA会長)

○工事期間中に一番気になるのはグラウンドがないということである。市の方で「ここのグラウンドは使えるよ」ということを紹介していただき、できるだけ外で遊ばせてやってほしいと思う。

新しい校舎については、グラウンドを是非芝にしていただきたい。公民館が建つと風でグラウンドの土が公民館に飛ばされるのはまちがいない。これまでの状態を見るとそれは明らかだ。まちに緑がない。鳥取市のテストケースとして是非お願いしたい。

 

※教育委員会補足

平日のグラウンド使用については、近隣の公園等対応をお願いします。土日の行事等については、市のスポーツ施設予約をホームページで行っていますので、この利用をお願いします。

また、学校のグラウンドは体育の授業だけではなく、野球やサッカーなどあらゆるスポーツ活動や地域開放の場として利用されており、芝生化は野球や陸上には向かないという考えもあります。また、多額の整備費や維持管理の形態など解決しなければならない問題もありますので、どの方法がよいか検討してまいりたいと考えています。

 

○日進地区の交通指導員は現在2名である。通学路が伸びることから指導員を1名増やしてほしい。子どもたちが事故に遭わないように学校とも話をしながら、毎朝指導にあたってきた。特に新橋のところの通過車両は60台以上ある。今日は市長に直接お願いする。

 

(市長)

通学の経路が変わることもありますし、改めて地域の実態を確認して検討してみたいと思います。市内にたくさんの指導員さんをお願いしていますが、日進地区の交通指導員になっていただく方がいるかどうかも含めて検討します。

 

(日進小学校長)

○通学路が変わり、新橋のところを通る児童が増えることになる。先日、私も新橋に立ってみたが非常に交通量が多い。学校としても指導員の増員はお願いしたいと思う。

 

○日進校区は退職した元気な高齢者がたくさんいる。担い手はたくさんいると思うので是非検討していただきたい。

 

(市長)

不可能なことではないので前向きに検討したいと思います。

 

※企画推進部補足

交通指導員1名を増員しました。

 

○吉方温泉2丁目自治会から4月に鳥取警察署に対し、町内の清水宅前タバコ自販機から梅翁院を通る道を時間規制にするよう申請を出しており受理されている。市からも後押ししてほしい。

この区間の通り抜けの車は全て県庁、市の職員だ。規制が認められるまで、自主的に市の職員が通行しないように指導してほしい。

 

 

(3)弥生にぎわい拠点整備事業について

 

(企画推進部長)

弥生にぎわい拠点整備事業は、昨年、基本構想をつくりましたが、それに基づいて鳥取TMOが主体になって現在具体的な計画を策定している段階です。内部での検討段階の素案であり、正式に市に提出されたものではありませんが、市も委員会の中に参加し、マスコミにも公表されている内容ですので、この場で概要について日進地区の皆さまへ説明させていただくものです。

計画素案の概要ですが、場所は弥生町の旧鳥銀本店跡の現在のわくわく広場を含むエリアで、土地面積は2,200平方メートルを予定しています。施設のコンセプトをまちの交流広場「カタルニア」としています。スペインにカタルニア地方というところがありますが、その地方の人々が広場に集まって陽気にお酒を飲んで語らっている様子をイメージし、広場機能と商業機能を併せ有し、人が集まり語らう広場をつくりたいということでこのようなコンセプトとしています。

 

(以下、計画策定委員会のイメージ図で説明)

 

2階建て構造で、1階部分に広場、路地のオープンスペースを有し、ここは、オープンカフェやイベント広場などのスペースを想定しています。店舗は、飲食店、雑貨店など6店舗、加えて駐車場、駐輪場を整備するという計画になっております。

また、路地から階段を上がって2階部分には、多目的ホールと店舗が1店舗入り、ホールでは、観光イベント、サークル活動、市民のグループ発表など多目的に使っていただくことを想定しております。事業費は建物部分のみで約2億2千万円を予定しています。

今後のスケジュールですが、7月早々には整備計画案を提出いただき、受理した上で7月中にはテナントの募集をかけ、並行してTMO計画を策定し、11月に国に認定いただきます。来年5月には整備工事に着手し、12月にはオープンさせる計画です。

今後につきましては、地域の皆さんのご理解をいただき、皆さまに十分活用していただけるようご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。

 

○商工会議所にはそのような力はない。リーダーが不在であり、マネージャーを公募するらしい。TMOに任せるくらいなら、商店街に任せた方がいい。ここが成功すれば本通り商店街はダメになるし、商店街が成功すればここはダメになる。

ここには、地産地消のみの商品を扱うスーパーマーケットだけを設ければそれで十分だ。

三角公園、真教寺公園など市民の憩いの場は整備されつつある。それには反対しないが、この計画には賛成できない。

 

○若者のたまり場になればごみだらけになる。現に弥生公園がそうなっている。

現在の若桜街道でも空き店舗が増えている。ここにつくっても人は集まらない。

 

(市長)

今日の説明は、素案の概要説明でありますので、これだけでは十分でないと思います。もう少し改めて詳細の説明も必要かと思います。

皆さんはこの計画の経緯もよくご存知だと思いますが、当初は40億円の事業費で計画され、私が市長就任後に見直しを行い、委員会、パブリックコメントなど一定の手続きを経て、昨年、新しく基本構想を定めました。これに沿って事業を進めるにあたり、事業主体をどうするかという議論の中で、手を挙げていただいた鳥取TMOにするという結論になっています。

この事業は、この地を交流拠点にするということで、いろんな方々が集まって憩える広場と店を整備するものですが、地産地消のお店というのも一つの考え方だと思います。店舗についても周辺の商店街と競合するものはつくるべきでないと思っています。

また、駅から鳥取の地に降り立った観光客が、イベントを楽しんだりする施設としての活用も考えられます。徳島の駅を降りると阿波踊りの常設の施設があり、観光客に教えてくれるなどという取り組みがありますが、観光客に対して、例えば傘踊りを見せるとか教えるとかということも1つの活用方法と思います。

市民のみならず観光客も含めて中心市街地にお越しいただく1つの拠点にもしていきたいと思っておりますし、これから取り掛かる事業ですので是非皆さんの意見も入れながらいいものにしていきたいと思っております。

 

○全国どこを見ても中心市街地にお湯が湧くというところは珍しいと思う。にぎわい整備にも温泉の活用を検討いただき、大浴場などもご検討いただきたい。

 

(市長)

そういうご意見もいただいております。足つけ湯なども検討しておりますので参考にしたいと思います。

 

 

(4)その他について

 

○いなばぴょんぴょんネットでさまざまな市政番組をやっているが、我々は見ることができない。日進地区は明治生命ビル建設の際に、電波障害を防ぐために370世帯でケーブル組合をつくっているが、市の方でCATVが見られるように我々のケーブルに繋いでいただけないか。

 

(市長)

共同視聴アンテナにCATVを接続して見られるようにできないかということだと思いますが、市内のどの地域でも個々に契約していただいてご覧いただいているのが現状だと承知しています。このあたりはNCNのエリアでしょうか。いずれにしてもサービスを受けるのは費用負担が必要だと思いますが、状況がわかりませんので調べてみたいと思います。

 

※企画推進部補足

いなばぴょんぴょんネットの市政番組を日進地区の共聴施設で見えるようにするためには、共聴施設組合が、都市型CATVを経営する事業者からチャンネルリース(番組を購入)をすることによって可能となりますが、この場合、有線テレビジョン放送法に基づく許認可及び既存設備の改修が必要であり、このような例は全国的にも皆無となっています。 また、鳥取市が共聴施設にケーブルを接続する方法については、事業者でないため、困難です。したがって、現時点では、都市型CATVへの加入しか、その方法はないと考えます。

 

○日進地区には、地域の体育の拠点となる施設がないことから小学校の体育館をお借りしている状況である。郊外の地域と市街地の地区とでは非常に差があると言わざるを得ない。他の市街地の地区も同様だ。新たに体育館をつくるのは財政的に非常に難しいということはよくわかる。

以前にも協議した経過があるが、日進小学校が完成した後には、旧NTT体育館を日進地区体育館として使用させていただきたい。

 

(教育長)

経過はよく承知しています。この施設は中心市街地の大きな施設であるので、後の利用については白紙ですし、全庁的に検討しなければなりません。いずれにしても1地区だけの占用ということは難しいと思います。

 

○首長は市民の声、住民の声ということをよく口にする。1人の声も市民の声であり、多数の声でも市長が市民の声と思わなければそれまでである。市政に関しては、市長は絶対権限者であり、最終的な判断をするのは市長である。このような懇談会で市民の声を汲み取る姿勢はすばらしいと思っている。

市長は、重要性、緊急性を公平に判断され、為政者としてすばらしい手腕を発揮していただきたい。

 

○県議会の一般質問におけるダイエー跡地の利用について、市で必要性を認められれば県も一緒に考えたいというのが知事の答弁だった。我々住民も非常に関心がある。一般市民の意向を十分に聞いていただきたい。あのプール施設と駐車場は非常に利便性が高い。是非活用をご検討願いたい。

 

(市長)

 旧ダイエー跡地は閉店後2年以上経過しており、私も状況を見ていますが、一括して利用されることには至っていません。市議会でも議論になっていますが、もはやこれは鳥取市の課題であり、市民生活にとってプラスになる活用をしなければならないと思っています。これには、戦略や知恵も必要です。

市民の皆さんであのまま放っておけばいいという方は、まずおられないでしょう。日進地区の皆さんをはじめ住民の皆さんの声を十分にお聞きしながら、この施設を活かす方策を真剣に、具体的に考えてまいりたいと思います。

 

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

(地元意見)

○資料中に「全国の5,000箇所の水道のうちクリプト対策が必要な水道が1,230箇所」とあるがその基準はどういうものか。

 

(水道事業管理者)

千代川の水質は良好で全国的にもきれいな方から数えて3分の1以内に入っています。しかし、上流域の下水処理場からクリプトが出ます。放牧場の家畜からも出ます。水そのものはきれいでも残念ながらクリプトは出てきます。

また、下流域のそれぞれの取水地点で砂利の中を濾した後の伏流水からも残念ながら大腸菌や汚れが出ており、クリプトが出る恐れがあります。このような箇所が1,230箇所あり、うち5%が未対応ということです。このようなことから(浄水場建設は)厚生労働省からも指導を受けておりますし、省令で定められておりますので、法的にもやらなければなりません。

 

○膜ろ過施設の場合、建設費と維持管理費を合わせて10年間の経費が約202億と示されているがこの内訳を教えていただきたい。

 

(水道事業管理者)

 維持管理費部分が10年間で約40億円ですので、1年間に約4億円になりますが、現在の施設の維持管理費が年間で2億6千万円ですので約1億4千万円の増となります。

 建設費が約162億円ですので、その内訳は国費、市費、起債で3分の1ずつ賄う試算です。

 

   何か不安を掻き立てるような説明のように聞こえるが...

 

(水道事業管理者)

 クリプトが水道水から検出されれば給水停止となります。安全宣言するまでには3週間程度はかかると予測されます。ひとたび給水停止になれば市民生活も大変なことになります。幸いにして水道水からは出ていません。

 危険の確率がどれくらいかと言うことは難しいですが、よそに比べれば危険性は低いというものの危険性は否定できません。ご理解ください。

 

 

6.市長あいさつ

本日は、さまざまな課題について皆さんの率直な声を伺ってまいりましたが、こうした地域の皆さんの想いが、我々が皆さんと力を併せて地域をよくしていくための原動力になります。

先程も体育館のお話がありました。地域によって体育館や公民館が整備されている地域もたくさんあります。全市で体育館のない地区が5地区あり、旧市内に体育館がないことも承知しています。

旧NTT体育館を取得する決断をしたのも当面は日進小学校の建替えを2年間に短縮しようということからで、子どもへの影響などを考えるとこの場所に仮の校舎が確保できたことは非常に良かったと思っています。その後の利用については、中心市街地の地域全体で考えていかなければなりません。

このようにそれぞれの地区は、またさらに大きな広がりでつながっており、さまざまな課題について、市全体の状況も見ながら考えなければなりません。そして、さらに合併という大きな課題もあります。

これからの鳥取市が暮らしやすく活力のある地域になるように、また、それぞれの地域が特色を持ちながら向上できるように市政を進めてまいります。

 本日は、誠にありがとうございました。