倉田地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成15年7月8日(火) 18:30〜20:15

2 会   場 倉田地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 56名

市側出席者 14名

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、綾木都市整備部長、小田環境下水道部長、森本人権政策監、川上総務部次長、山下商工農林水産部次長、大田秘書広報課長補佐、(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田)

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)広域農道の未完了区間(千代川への架橋)の整備について

 

(都市整備部長)

過去長年ご要望いただいている事項ですが、架橋の必要性については十分に認識しており、施工主体である鳥取県に対して要望を継続しているところです。

県としては老朽化した源太橋、円通寺橋の架け替えを優先して事業化したいという考えであると伺っております。

市としては、継続して強く要望を行っていきたいと考えております。

 

(高見市議)

市長は問題提起をすれば積極的に現地を見て回っている。6月21日に市長と市の担当者、国土交通省の職員と千代川の現地を見てきた。地域全体を見る前向きな姿勢は評価するものである。

 さて、要望についてだが、我々の要望は、決してこの地域だけを良くしようとするものではないことをご理解いただきたい。この広域農道は青谷から岩美まで鳥取市の中山間地を通る全長60kmに及ぶ道路である。鳥取市の区間は22km、倉田地区はわずか1.2kmにすぎない。この地域全体を見据えて要望している。

 今から30年前、地域住民を集め、この道路の整備、周辺の活性化について説明され、我々住民は用地提供に応じた経過がある。ところが、この事業はわずかの区間を残したまま、前市長時代に工事は終わったと明言されている。

 老朽化した源太橋の架け替えが急がれるとの回答だが、そのことと混同して考えられては困る。30年来の経過を踏まえて別の次元で考えてもらうべきものだ。

 

(都市整備部長)

 広域農道事業につきましては、昭和49年度から整備が行われ、平成13年度に完了しています。千代川の架橋を含めた残り1.0km区間は、国土交通省の施工事業として、県道としての整備予定区間であります。施工主体となる鳥取県においても整備の必要性は認識しておられます。 

市としても整備については強く要望していますが、最近の財政事情等から老朽化した橋から優先的にという考えで一貫されています。今後も引き続き要望してまいりますのでご理解をお願いします。

 

(市長)

広域農道の残区間の整備の前提として、事業は農道としてではなく県道としてやるということ、現在の老朽化した橋の架け替えを優先してやるという県の位置づけになっているということがあります。財政的に余裕があればどちらもやらなければならないのでしょうが、県も重要な課題であるということは認識しているものの、財政的な事情により、まずは他の事業が優先せざるを得ないという考えであるとの部長の説明でありました。

昨年の懇談会のご意見の中で源太橋の架け替えに伴う仮橋として、まずはこの農道部分に橋をかけてはどうかというものがありました。一理はあるものとは思いますが、施工主体である県の判断にかかってくることですので、県との協議を深めていく必要があると思います。源太橋の架け替えでさえいつやるという具体的な予定が決まっているわけではありません。交通事情等から勘案して代わりの橋になり得るのかという議論もありますので現実的なものかどうかはわかりませんが、もう少し具体の協議していく必要があります。

この道路は、市町村合併を考える上で広域的な大事な道路としての位置づけが、もう1ランク上がるものと思っておりますので、我々の中での位置づけをより高め、県との協議もより深めていく取組みを続けていきたいと思います。

 

(地元意見)

○既存の橋は壊れたら直すのは義務である。新しい橋をつけた方が広域的な見地から言えばメリットは大きい。せっかくトンネルができて道がついても橋がないためだけに道路が機能しないのは、その恩恵が損なわれる。将来の鳥取市の発展のためにも優先してやるべきだ。

 

 

(2)八坂山及び空山開発について

 

(企画推進部長)

 昨年度の懇談会において市民憩いの自然公園化をというご提言をいただきました。

 空山、八坂山、霊石山をまたがるエリアについては、平成7年に「アウトドアスポーツの里構想」というものが鳥取県及び関係市町でつくられました。この中で、八坂山には芝生広場やフライト基地、空山にはふれあい牧場や高原センターという計画が盛り込まれていましたが、この構想自体が、根幹となる基幹林道の目処が立たないこと、関係市町の財源の問題等があり実現困難な状態となっています。このことは昨年の懇談会でも説明しました。

現時点での動きにつきましては、鳥取県において空山の放牧場に風力発電施設の整備を計画していると伺っております。

具体的な構想ではありませんが、例えば、この施設を環境学習施設と位置付けて既存の放牧場を含めた体験学習のエリアにするとか、この施設をシンボルとし、環境大学と連携したエコロジーを標榜する「エコタウン」に位置づけるとかさまざまな可能性が考えられるエリアだと思います。

いずれにしましても、「アウトドアスポーツの里構想」自体が実現困難な状況の中で、合併という状況が出てきたものであり、合併後の全域の施設の配置状況を見据えながら、八坂山、空山地域の豊かな自然環境を活かした新たな構想を練り直してまとめていくことが必要だと考えているところです。

 

(高見市議)

○この構想については、当時の県知事がきちんと道をつけるという条件で、上部を観光牧場にし、県民の憩いの場としたいとお願いに来られたもので、その当時交わした覚書も今も残っている。しかし、何年も道はつかず、別事業として地権者が用地提供してまでようやく道がついたものだ。そういう前向きな構想に我々は協力してきた。そのような経過を十分理解していただきたい。

風力発電の話は空山の話だ。八坂山と混同してもらっては困るが、体験学習などの考えは重要だと思う。八坂山にはたくさんの古墳があるので一体的に歴史的体験コースをつくるということは有効な活用方法と思う。

 市街地でできないことを南部の豊かな資源を利用してやっていくということを合併後の全域を見据えて考えていただきたい。

 

(企画推進部長)

 現在、合併をにらんだ新しいまちづくり計画を策定する作業を進めております。この中で倉田地区に限らず、米里、或いは河原町を含めたこのエリアは、自然を活かすという位置づけがなされていくものと思っております。この八坂山をどうしていくのかということも、先ほどご提言いただいた古墳を活かすということなども含めて考えていくべきものと思います。

 

(山根自治会長)

○マニフェストという概念がある。すなわち数値目標を明らかにしてそのための年次計画を策定していく必要があるということである。今までの行政は、口ではやるというものの現実は事業化されない。市と市民との契約ということをもう少し重視していただきたい。

広域農道の問題にしても、何月何日に県とどのような協議をして県はどのような回答をしたのか。その経過を住民に具体的に周知していく必要がある。そのことで県の行政責任を明らかにし、市と住民とが一体となって事業の重要性を訴えれば実現できるのではないかと思う。財政事情からして難しいということだけで終わっているようにしか思えない。

また、八坂山の問題と市町村合併とは全く関係ない。アウトドアスポーツ構想というものは、具体的にあったのだ。これに対して我々も協力している。

県に対して、これらの経過を具体的に迫っていき、その結果を我々に逐次報告していただく必要があると思うが市長の見解はいかがか。

 

※企画推進部補足

今年度より鳥取市に対する地区要望の事務処理について見直しを図りました。このことについては、8月7日に開催された鳥取市自治連合会地区会長会においてお知らせしており、この中で、ご指摘のあった回答のあり方についても改善を図ることとしています。

市長の発言にもありますように他の機関の所管事務についてもできるだけ具体的に経過をお伝えするように努めたいと思います。

 

(市長)

これまで県に対する要望事項には必ず継続して入れて、お話させていただいていますが、具体的につめていく必要はあると思います。広域農道の問題や八坂山の問題についても地域の方の具体的に用地提供などのご協力をいただいている中で、地域の皆さんに十分説明していく必要はあるものと思っております

どちらの事業も県が主体となって判断してきたものですが、我々も継続して県に要望し、市議会にも説明しながら取り組んでまいりました。市としても要望するだけでなく県の考え方も整理して、結果をお伝えすることも取り組ませていただきたいと思います。

市町村合併は事業を進める上で重要なことだと思っております。県においても、合併に関わって重要性が高いということは事業採択の判断材料と成り得るものと思いますし、市としては、合併する町村が一体的に発展し、地域が結びつくための事業を優先して進めていきたいと考えております。

 

 

(高見市議)

   30年来の要望にこれまで経過説明が十分にされていないことが地域の不満でもある。しっかり取り組んでいただきたい。

 

 

(3)邑美平野ブロックの浸水対策について

 

(商工農林水産部次長)

邑美地区全域の田圃の抜本的な排水不良対策ということになりますと下流域の西大路の排水ポンプ場に通じる準用河川「前の川」の整備が急がれる訳ですが、用地買収が難航しており整備が遅れている状況です。

そこでこれに代わるものとしてポンプ場に通じる幅3m程度の幹線排水路或いは大路川に通じる東西方向の排水路などいくつかの案について現在検討しております。

しかし、いずれも用地買収が生じ、地元負担の問題が避けて通れないものですので今後、下流域の関係者の皆さまと話し合いを進めたいと考えております。

 

※商工農林水産部補足

8月26日に邑美土地改良区の役員と、8月28日に東馬場集落区長と幹線排水路の整備について協議を行い、事業費・地元負担等の協議を行った結果、前向きに進めることとし、用地地権者とまず話しを進めることを確認しています。

 

 

(4)その他の意見

 

(高見市議)

○千代川右岸の源太橋付近までは、5年に1度くらい大水が出て浸水する。そのたびに多額の経費を投資して田圃を復元し、地元も個人で20%の負担金を出してきた。そのような劣悪な状況である。河川敷3号地は未だに買い上げされていない。浸水防止の観点からも国土交通省への買い取りを強く要望していただきたい。

一方、上流側はスポーツ広場が整備され、年間7万5千人の利用者でにぎわっている。また、国土交通省が、低水護岸に200本の桜の木を植えられ、花見ができるほどの状態になっている。このような景観を残しながら、源太橋まで整備されている自転車道を左岸に渡ることなく右岸を円通寺橋まで延長していただきたい。スポーツ広場と連動した見直しをお願いしたい。

 

(都市整備部長)

 千代川につきましては、国土交通省の管理区分になりますが、市長が6月21日に国土交通省を交えて現地を見ております。

平成10年の台風の際には、堰堤をつけるように要望し一部施工していただいていると記憶しています。3号地の問題についても市としても要望はいたしておりますが、国土交通省は、護岸等の整備或いは用地の買収についても順次急ぐところから優先してやっていくということで当面は困難との見解を伺っているところです。

 

※都市整備部補足

自転車道については鳥取県管理の物件でありますが、調査を行い必要があれば県へ要望いたします。

 

 

○橋本山は、平成8年に急傾斜地の指定を受けている。しかし、順番が来ないからということで整備が遅れている。事故があってからでは遅い。

また、橋本のため池の堤防が非常に危険であり地元も苦慮している。対応していただきたい。

 

(都市整備部長)

 県からは緊急の箇所から順次行うという回答を得ていますが、市としても危険な状況を県に報告しながら、要望しているという状況でございます。

 

※都市整備部補足

県単独事業の要望(河川・砂防)が9月に予定されており、継続して事業実施の必要性・緊急性を説明し早期整備を要望いたします。

 

(八坂区長)

○八坂山の広域農道沿いの土地を所有している不動産業者から林道を移動してほしいとの要請があった。この林道は山頂まで至る登山道に関わる道だが、ある有力者からこれに協力してやってほしいと電話があった。私有地であり所有者それぞれに個別に買収にあたっているようだが、目的がはっきりしないような開発をされることに不安を感じている。

うわさでは墓地にするという計画であるようなことも耳に入っている。墓地になれば鉄砲水が出る恐れもある。民間の不動産業が簡単に墓地開発をできるものなのか伺いたい。現地は、広域農道沿いの坂を上りきったところの溜池の西側の用地であり、すでに林道の中腹あたりに杭打ちがしてあることを確認している。

 

(環境下水道部長)

 初めて聞いたお話です。墓地の開発には所定の手続きが必要です。その手続きを踏んだ上で許可するということですが、具体的な内容がわかりませんので持ち帰って調べてみたいと思います。

 

※環境下水道部補足

墓地造成の申請は出ていますが、現在までに墓地造成の計画予定地が明確となっていないため、市としては許可を出すことはできない状況となっています。

このことについては、平成15年7月29日付で八坂自治会より墓地造成に反対する陳情書が提出され、この旨を回答しています。

 

(倉田小PTA会長)

○倉田小学校の職員室は奥にあって死角になっており、体育館や校庭の子どもたちの様子が全く見えない。池田小学校の事件のこともあり、職員室の移転を要望したい。

 また、小学校の草刈をPTAで定期的にやっているが、以前のように焼却できないのでその処分に苦慮している。処分について便宜を図っていただきたい。

 

(村田区長会長)

○倉田小学校の通学路は国安に向かう農道を利用しているが、道路に沿った農業用水路で子どもたちが面白がって遊ぶ姿に危険を感じている。暗渠になっている部分に吸い込まれて閉じ込まれたら大変なことになる。一度現地を調査していただきたい。

 

(教育長)

 子どもが通学してくる状況などが職員室から見えない状況があることは、議会でも質問が出ております。このような学校は、市内に4校あります。

 教育委員会として通学時間は教員が学校の前に立ってもらうように、その他の時間でも適宜巡回する等のお願いをしているところです。

倉田小学校については、職員室を異動するには、家庭科室と入れ替えるという方法しかありませんが、家庭科室は水場があり、その改造に2千万円の経費がかかるという試算ですので、踏み切れずにいるという現状です。このため、倉田小学校に限らずどの学校に対しても巡回をお願いして対応しているところです。

 草の処分につきましては、処分場が日曜日に受け入れしていただければ一番良いのですが、そういう訳にもいかないようですので全庁的に協議してよい方法を検討したいと思います。せっかくの善意が活かされないというのは忍びないことですので、早急に対応したいと思います。

 通学路沿いの用水路については、子どもたちが落ちてはいけないということで、一部細工をしていただいていますが、今度はそこにごみが引っかかるということも起きているようです。いずれにしても通学路の安全ということは十分考えたいと思います。

 

※教育委員会補足

第1に、作業は神谷清掃工場が開いている土曜日にしていただき、午前中に清掃工場まで運んでいただきたいということ、第2に、どうしても日曜日しか作業できない場合は、平日の収集日に少しずつ出していただきたいということです。処理できないごみの場合は教育委員会事務局へ連絡をお願いします。

 

(村田区長会長)

○高齢者の生きがい対策として公民館の上手を造成して、グラウンドゴルフができたり、子どもがミニサッカーをしたりできるようなグラウンドにすることを検討していただきたい。これは、将来に繋げた要望事項としてお聞きいただきたい。

 

※企画推進部補足

施設を必要とする理由等についての位置づけが十分でないため、改めて地域で議論され、ご要望いただきたいと思います。

 

(高見市議)

○郊外の住民は、市街地の図書館に出かけられない者もいるので、土日でも学校図書室の開放をお願いしたい。

 

(教育長)

 学校図書室についてはそのようなご要望に対応できる体制としています。例えば土曜日でも学校に申し出ていただきたいと思いますし、是非ご利用いただきたいと思います。

 

(山根自治会長)

○昨年の懇談会で、邑美平野のゾーンを鳥取市の将来の発展のため産業の振興或いは市立病院を中心とした医療福祉の拠点にしてはどうかと提言した。このことについて市長の考えを改めて伺いたい。

 

(市長)

 昨年の課題に対しては文書でも回答させていただいております。合併すれば現在の市役所の場所はふさわしくないので邑美平野エリアに庁舎を移転し、行政、産業、公益福祉一体となった拠点にしてはどうかとのご提言でした。

 合併をしてさらに発展していくためにさまざまな取組みをしていかなければならないと考えてはおりますが、例えば市庁舎につきましてもまだ明確な議論ができる段階ではありません。現在の庁舎もまだまだ使えると思っておりますし、中心市街地の活性化ということも念頭にあります。

庁舎だけの問題でなく全体の問題として産業面の課題や新しい開発の可能性について合併を契機として考えていきたいと思います。

 

(副市長)

 この地域は可能性を秘めた地域であることは間違いないことであります。バードスタジアムもその尖兵として建てられているものではないかと思います。

しかしながら合併を控えましてさまざまなところから同じようなご提案が多数寄せられています。これらは、全体を見据えながらじっくりと見極め、市議会ともご相談して意思決定をしていく問題であろうと考えております。

 

(村田区長会長)

○時間の制約があるので地域の課題の項目を終了したいと思うが、次回このような機会があればもう少し時間設定を長くしてじっくり話し合いができるようにお願いしたい。

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

(山根自治会長)

○検討委員会では専門家の方で検討されている。その方々に一度千代川の取水箇所の水を見ていただきたい。反対派の人たちは、千代川はきれいだと主張しているが、はっきり言って千代川は昔の千代川ではない。

砂利層から取水位置まで深さはわずか3mの距離程度と思うが、こんなことで伏流水が本当にきれいといえるだろうか。千代川で生まれ、千代川で育ち、千代川を誰よりもよく知る者として言うが、千代川の汚濁は明らかだ。浄水場の建設は早急に行わなければならない。クリプトの問題が出たときに誰が責任を取るのか、誰が市民の命を守るのかと言うことをもっと議会で議論していただきたい。

反対派は、新聞に投稿して市民を煽り、自分の主張が通ったかのような錯覚を起こしている。市長の責任で早期にクリプト対策を講じていただきたい。

 

(市長)

私も千代川がきれいだと一言で言える状態ではないと認識しております。きれいだから何もしなくていいという意見に対しては、6月の議会でも浄水施設が必要だと明言しており、議会でも圧倒的な支持を得ています。必要な施設をできるだけコストを安く建設し、維持管理することを検討して行きたい考えであります。

国の補助金の手続きなどもありますので、できるだけ急ぎますが、事業実施までには、もう一段階深まった検討も必要ということから実験なども行って進めたいと思っております。

ご意見のように今の千代川の水は、表流水は濁っております。伏流水も決して濁りは除去できないため濁った水が流れているときは取水を止めたりしながら持ちこたえている状況ですので、これをろ過して供給することが今の鳥取市に求められていることだと認識しております。このことは、検討委員会の結果からも間違いはないと確信しておりますので、これから具体的にしっかりと取り組んでまいります。検討のそれぞれの段階で情報も提供してまいりたいと思います

 

(地元意見)

○千代川の水をきれいにすることは生活上絶対に必要なことだ。千代川をどうやってきれいにしていくのかを考えていくべきで、この原因は雑排水なのか、山に原因があるのかそれを研究していく必要がある。

また、合併をすることから千代川の上流部を含めた地域が共同して水質保全に取り組む必要がある。

 

(水道事業管理者)

水質保全対策として、上流域の水源を守るための条例制定を検討しています。内容は、汚水をできるだけ流さないようにしましょうということが基本ですが、乱開発を防ぐための監視、指導、罰則などをきちんと定め、森林の保全ということも含めて明文化しようというものです。

智頭町においてはすでに条例が施行されております。千代川流域圏会議という会が既にありますが、関係市町村、行政機関、関係機関、団体が集まるこの場においても下流域における条例の制定の必要性を指摘されておりました。竹内市長の指示もあり何とか今年度中に成案したいと考えております。

 監視については、この4月から八東川、佐治川など4地点に水道局が直接出向き、実際に取水して大腸菌、クリプトなど水質の観測を始めました。今のところは概ね良好ですが、若干、大腸菌が多いかなということが心配されるところであります。

 汚れた水をきれいにして皆さんにお配りするということも必要であり、また元の水をきれいにする策を講じることも必要であります。両方が揃って初めて安全でおいしい水がお届けできるということですので、上流対策もしっかりやりたいと思います。

 

(地元意見)

○市内にはさまざまな川があり、簡易水道の水を飲んでいる地区も結構あろうと思うが、最近では農業ではきつい農薬も使用され、千代川には東部一帯の家庭からの雑排水も流れている。我々円通寺、西円通寺の住民は、その千代川の水を飲んでいるが、幸いにして大きな事故もなく今日まできている。しかし果たしてこれから先も安全であろうか心配である。簡易水道地区に対する市の考えについてお尋ねしたい。

 

(商工農林水産部次長)

市内には簡易水道の地区が20ヶ所あります。クリプトの問題も出ておりまして、千代川の水質も説明のような状況であり、市内全域について現在見直しを行っております。

上水道区域に近い区域はその区域にできないか、20箇所をできるだけ集中・統合してクリプト対策ができないものかなど、この1年で検討しようとしているところです。料金の問題、維持管理の問題など皆さまからさまざまなご意見をいただいており、円通寺地区は地元で管理していだいておりますが、市の管理区域に編入してほしいといったご要望も聞いております。

全地区についての将来のあり方についてまず市において検討し、皆さんと話し合いをしながら進めていきたいと考えております。

 

 

 

6.市長あいさつ

長時間に渡りさまざまなご意見をいただきました。時間は限られたものでしたが、今日の議論を踏まえて、改めて倉田地区のご要望を出していただき、来年度に向けた取組みの中で検討させていただきます。今日のご発言につきましても整理してお答えさせていただきます。この懇談会を通じて地域の課題やこれからの方向性を議論していくことは非常に有意義なことであり、今後もこうした取組みは続けていきたいと思っております。

先ほど高見議員のご発言にもありましたが、先日、現地で千代川の様子を見させていただき、濁り具合も見てきました。またその際に円通寺の人形芝居の練習の様子も拝見しました。倉田地区の自然や文化の一端に触れさせていただき、また今日の皆さんのご意見も伺い、この地域の発展への取組みもしっかりとやりたいという決意を持ったところです。本日は誠にありがとうございました。

 

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。