千代水地区 地域づくり懇談会

 

 

1 日   時 平成15年9月2日(火) 18:30〜20:10

2 会   場 千代水地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 45名

市側出席者 1

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、伊藤政策調整監、中島総務部長、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、綾木都市整備部長、森本人権政策監、山下商工農林水産部次長、上山環境下水道部長、(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)千代水地区公民館の改築について

 

(教育長)

当公民館は、昭和56年に建てていますので築21年ほどになります。昨年の懇談会において「古くなったので建替えを」といったご要望がありましたが、「修繕箇所があればできるだけ速やかに修繕し、増築等を施すなどしてできるだけ長く使いたい」という市の基本姿勢を述べさせていただきました。このような築年数で建替えるということは、自宅ではまずあり得ないことだろうと思っています。

その際にトイレのことについてもご意見がありましたが、狭くて男女兼用という状況をお聞きし、私も驚きました。これについては、改修をお約束しましたが、明後日(8月4日)に入札を行い、公民館祭りのある10月26日までには、完了させたい考えです。このように少しずつご要望を伺いながら改善していきたいと思います。

 

 

(2)晩稲川の改修工事について

 

(都市整備部)

 晩稲川の改修は、昭和61年度に着手し、千代水の第2土地区画整理事業の共同施工により、主要地方道鳥取港線の東側まで完成している状況です。継続してなかなか進まない状況にありますが、特に千代水地区公民館の浸水対策が急務とのことで、入江議員、ならびに地元役員の方々等々より強い要望もいただいており、事業費がなかなかつきにくい中で、暫定的な対策をいたしているところです。

県の方では15年度に河床掘削を300m、伐開除根を240m進めており、市は県の管理区画から引き続き285mを伐開除根の予定で業者に既に発注しています。

また、県でも来年度も順次400mを河床掘削する予定と聞いています。暫定的ではありますが1つの対策をさせていただいております。

 

(地元意見)

○10年〜15年も前からこの公民館は浸水する。改修したというが依然浸水はおさまっていない。どこをどう直し、どこの草を抜いたか知らないが、浸水することに変わりない。現に水が浸水するのを何とかしてほしい。何年も同じ回答を聞いていても仕方ない。

 

(都市整備部長)

川の断面を確保して全体的な整備ができれば一番いいのですが、予算がつかないのが現実です。財政が厳しい中で、市・県ともに良い方法を探し、また市から県に要望もしているところです。

予算のつかない中で、予算の範囲内で、今の予算を有効活用するため最善の対策をとっています。

草を抜けば浸水しなくなるかとのことですが、水が流れにくいと浸水すると考えられますので、県の区間に引き続き市も伐開し、何とか対策を立てようとしているところです。

 

(市長)

現在、公民館の付近まで伐開除根が進んでおり、小川状態であった川が整備されつつあると思います。ですが、浸水というのは雨の降り方にもよりますので、川を多少流れやすくしても完全に止めるのは難しい問題です。機械が入る所は河床掘削、機械が入らなければ手作業で伐開除根と、今できることをできる限り進めています。

河川は下流から広げていくのが原則です。この公民館付近は晩稲川全体としては上流にあたるので、もう少しかかると思いますが、今年、来年とでかなり進捗だと思います。この工事で浸水しないと断言するのは難しく、降雨量にもよります。浸水がこの工事によりどの程度改善されるのかは、科学的には言えず、経験工学でしか出せないものです。しかし、工事前より改善されるはずです。

 県の説明では晩稲川改修には10年以上かかると聞いていますので、早くピッチをあげてやっていただくよう働きかけます。今後も皆さんと力を合わせて進めていきたいと思います。

 

(都市整備部長)※図面を使用し場所の説明

今までの経過を報告いたしますと、6月に現地を視察し、8月11日に工事説明会を実施し、市は既に工事発注済みです。

 

(市長)

連続してどれくらいの地帯が浸水するのですか?

 

(商栄町町内会長)

○商栄町約65戸の中で、湖山街道から団地側が2班、4班になるが、公民館辺りが冠水する時は、2班15戸で道路冠水し再々被害が出ている。市の取り組みはよくわかったので、改修の効果を期待したいと思う。

次に農林事業の質問をしたい。商栄団地は土地改良区の水路が網の目のように走っている。しかし、近年水田が宅地化し雨の浸透が土中ではなく作られた水路に集まり、水路自体に土砂が堆積し、阻害物件となっている。

土地改良区で、水路の掃除や浚渫をするよう市の方から指導できないだろうか。

 

(商工農林水産部次長)

土地改良区のつくられた水路もありますが、この辺りは市街化が進み生活廃水も入っているので、浚渫については市の環境下水道部の方で下水認可区域として対応しています。しかし、みなさんは使用料を払っているのですから改良区は浚渫する義務があると思います。

改良区が事業主体となって取り組んでほしいと思いますが、周辺に水田が少なくなっているので、改良区も乗り気ではないようです。責任分担として取り組んでほしいと思いますので、改良区に話をします。

 

(商栄町町内会長)

○話すだけでなく、結果を出してほしい。市の指導ができるのかどうかについて地区会長を通じてでも回答していただきたい。その結果により、次は県や国に要望していきたいと思う。

 

(商工農林水産部次長)

わかりました、改良区と話をして結果を報告します。

 

※商工農林水産部補足

河西理事長に会い、管理責任者として取り組んでいただくための予算増額の検討をお願いしました。「改良区では、昨年より予算を増やし、人力・機械施工で努力している。今後も予算増について、理事会に諮っていきたい。また、地元も協力をお願いしたい。」とのことでありました。

 

(安長区長)

○テレビ等で浸水時に公民館に避難しているのをよく見るが、公民館が浸水するこの地区はどこに避難すればよいのか。

 

(市長)

一般的には小・中学校や地区体育館等、浸水しない安全なところに避難所を設置し、災害対策本部から救援物資を手配し届けます。

安長地区の具体的な避難場所がどこかは即答できませんが、基本的にお近くの小・中学校、体育館等施設が避難施設になります。

 

(安長区長)

○そうはいってもこの地区は小学校がなく、どこもなかなか遠くて公民館が一番近い。避難場所になるべきはずの公民館自体が浸水するとは、常識的に考えにくいことだ。

 

(市長)

浸水問題と絡んで、我々も十分認識をもって取り組みたいと思います。

ただ、河川の改修というのは一時に完全になるのは非常に難しい面があります。緊急時は排水ポンプを使用するなど、その場の状況の中で考えると思いますが、千代川、湖山川ともに水位が上がり八方塞がりでなかなか難しいと思われます。        

いずれにしましても、緊急の際はいろいろ考えますし、基本である浸水対策にはしっかり取り組みたいと思います。

 

 

(3)千代水小学校の新設及び自治会区域の見直しについて

 

(高田地区会長)

○昨年のこの会でも千代水小学校の新設についてお願いし、回答をいただいているが改めて教育長に伺いたい。

 

(教育長)

千代水小学校復活の要望は昨年度も聞いています。現在、千代水地区は330人前後の児童が6つの小学校に通っています。

しかし、学校の新設は大事業であり1校につき約20億円かかりますし、将来的にみても、千代水地区の児童数が急速に伸びることは見込めませんので、市教育委員会としましては、小学校を新設する考えは持っておりません。

また、合併の協議の中でも、学校の統廃合等の問題は協議済み事項になっており、鳥取市としては新設、統廃合の予定は共にない考えです。

 

(高田地区会長)

○平成7年の市議会で千代水小学校建設の請願が採択されていることを踏まえ、実現してほしい。

 

(教育長)

 請願が採択になったことは承知しています。他の事例においてもですが、採択になっても実行に移せないものも結構あります。請願が採択になれば、即実行という訳にはなかなかいかないことをご理解ください。

 

○民生委員をしているが、この地区は学校が6つに分散しており、また、自治会に加入していない町内会もある。新興住宅地は町内会も立ち上がっていない状況だ。自治会加入にかかわらず、民生委員は担当地区の家庭訪問をするが、支援の段取りがしにくい。

秋里にできた新しい団地は城北公民館の方に吸収されているが、民生委員の活動は千代水地区が受け持っている。しかし住民は民生委員に対し非協力的で、非常にやりにくい面がある。

 

(市長)

 城北と千代水の境界の問題かと思ってお聞きしました。また、新しく入った住民が自治会に入っておらず、どこに属するのかはっきりしないので民生委員活動がやりにくい状況もよく理解します。

千代水地区の境界線のとり方を考えなければいけない部分もありますが、根本的には自治会加入することを分譲段階から住民に知らせることを位置付けるような市の指導があったらいいと私自身思っています。

 現在、町内会の結成や自治会加入は任意としてきていますが、このあたりから改めなければならないかとも考えます。このことがポイントだと思いますがいかがですか。

 

※福祉保健部補足

民生委員の活動区域については、基本的に地元の意向をもとに民生児童委員協議会で区割りを決定していただいております。ご指摘の自治会未加入世帯の問題等については、民生委員活動を困難にさせる大きな課題であると理解しておりますが、調整の難しい課題であります。

 今後とも、民生児童委員協議会等関係団体と協議を重ねてまいりたいと思います。

 

○町名はあっても地区の自治会に入っていないところがあるので、そういうところが自治会に加入しやすいように市の指導をお願いしたいということだ。合併という大きなことも大切だが、小さな地域の小さな事柄も改善されることを望んでいる。

 

(市長)

千代水地区は、江津、秋里が千代川を挟んで離れており、秋里の一部は城北地区に入っているということでした。地区としての境界を考える必要もあるのかもしれません。全市的に自治会未加入世帯が増えてきており、この件は私もかなり問題意識を持っております。市からの連絡や町内のルールが伝わらない、守られないということになれば、住みにくい町にもなりかねません。

市として分譲業者に対し行政指導をする、公民館に地区範囲のわかる図面を用意して地区名の表示をするなどし、できることから意識を高め、理解を深める取組みをしていきたいと思います。民生委員の活動区域などについても内部で議論したいと思います。

 

○秋里の住人だが、住民の中には小学校も城北校区なのだから自治会も千代水地区を離れて城北地区に変更した方がいいという意見がある。

先程お話のあった9号線バイパス南側にできている新しくできた団地は秋里タウン西と呼んでいるようだが、市は正式にそう呼んでいるのか。正式なものであればその団地名を表示してはどうか。

 

(総務部長)

 町名の表示等についてですが、住所をあらわす正式な名称というのは、住居表示をとられていない場合は、まさにその土地の地番がそのまま表示されます。したがって正式には秋里となっていると思います。

新しい団地の名称は開発業者が新しい団地を造成する際に、イメージ先行で団地名をつけているのが現状です。また、町内会名は組織される過程で会員の話し合いでつけられますが、開発業者が売り出した際の団地名、例えば「○○ニュータウン」とか「○○ヶ丘」などの名がそのまま町内会名になることもあります。

 これらに対して、行政サイドでは規制はできません。正式な名称と町内会名は別の次元の問題ですので、行政で正式に団地名を表示するのは難しい問題と思います。

 

○開発業者と市の事前の協議はないのか。

 

(総務部長)

 開発行為に関する協議、指導は当然ありますが、売り出す名称に関する縛りはないものと思います。

 

○千代水地区は11の町内会で構成されているが、小学校単位の事業と地区単位の事業が重複し、労力、経費の負担の面からも非常に困っている。体育会、子ども会も小学校単位でやる方が保護者も参加しやすく、校区の活動に魅力を感じて参加する人も多い。1つの地区が6つの小学校に分散された異常な状況を改善するためにも、小学校区と行政区域の1本化を早急に検討してほしい。

 

(教育長)

 千代水は統廃合の歪みが顕著に出ている地区だと思います。小学校区と公民館区域が一致する方がよいのでしょうが、他にも小学校区と公民館区域が一致しない地区は、同じような悩みを抱えておられます。

世紀小学校、明治小学校、大正小学校などは、公民館が分かれている地区です。小学校を持たない地区は「松保」「豊実」「大郷」「千代水」の4地区です。

1地区1公民館ということであれば、例えば世紀小学校に統合する時に松保の公民館を廃止して世紀公民館に統一する方法もあったでしょうが、脈々と続いている地域の繋がりを重視し、敢えて松保公民館を残したものですし、豊美が残り、千代水も残っているものです。歴史的にはこのような経過がありますが、「小学校の行事と公民館の行事が統一されないと困る」ということについては、現在は多様な時代ですので、多様な方法があってもむしろいいのではないかと最近私は思っています。

 

(市長)

地域を小学校単位で考えるか、公民館単位で考えるかとなると、私は地域を考える基礎は公民館の単位だと思います。小学校を持たない地区が4地区ありますが、それぞれの公民館地区を小学校単位で分けてしまっては、千代水地区は6分割されることになる訳で、それは地域の皆さんの要望するところではないと思います。

小学校は教育の施設であり、基本的に教育目的を念頭におき、小学校の規模なり、校区なりを決めていきますが、公民館は社会教育施設の位置付けもありますし、子どもからお年よりまで広く地域住民の方に使っていただくコミュニティセンターという位置付けをすべきだと考えています。地域のまとまりがある限り、公民館単位で地区のまとまりが維持されるものだと考えます。

秋里の中でも千代水の区域から城北の区域に移りたい考えの方もあるということをおっしゃられましたが、地区の変更はいろんな事情の中で総合的に判断し、考えられるべきものと思います。

校区と地区との境目は、そもそも別のものであり、地区は地区のまとまりで公民館という拠点を持つのがいいと思います。

 

(関連意見)

○住民が千代水地区民だという認識をもつことが大切だと思う。やはり、行政からの働きかけが不可欠ではないか。

 

(市長)

 その点わかりました。地区の境界の認識がはっきりしなくなっている現実もありますので、広報等で地区ごとの境界範囲、特色、公民館活動等を紹介することを考えてみます。何か行動を起こしたいと思います。

 

(地元意見)

○駐車場について考えてみたいのだが、国道9号線沿いにある「かめや釣具鳥取店」の裏の歩道が駐車場として使われている。ヤクルト販売の前の歩道も全部駐車場として使われている。通勤者が駐車場代わりにしているものと思う。草も伸び放題で市の管理がなっていない。

市全体でみても、通行量の少ない道路を自宅の駐車場代わりに使用したり、通勤者が勤務時間中職場の駐車場代わりに路上駐車したりしているところがたくさんある。そんなところは町内会でチェックすればすぐわかるはずだ。町内会、市、県一体となり違法駐車に対処できないものか。

鳥取市全部で違法駐車をなくせるようなシステムをつくってほしい。

 

 

(南隈会長)

○その件は、昨年春に警察に依頼し取り締まってもらった。その後、倒産した会社もあり、今は、路上駐車は解消されている。

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換  特に発言なし

 

6.市長あいさつ

 

(市長)

予定の時間を過ぎ、千代水地区住民の皆様の熱心なご討議に御礼申し上げます。

浸水の課題を始め、公民館のこと、地区のあり方等いろんなご意見がありました。十分参考にさせていただきたいと思います。

新しい開発に伴う地区民の帰属意識の問題など、今後具体的対応を考えたいと思います。

大きなテーマである公民館、浸水の問題は引き続きの課題であると承知しています。改善を逐次図りながら、みなさんと共に千代水の地域づくりを推進させていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。