湖山西地区 地域づくり懇談会

 

 

1 日   時 平成15年9月5日(金) 18:30〜20:25

2 会   場 湖山西地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 56名

市側出席者 1

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、伊藤政策調整監、中島総務部長、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、小田環境下水道部長、森本人権政策監、中島秘書広報課長、垣田浄水課長、(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)湖山池周辺地域公園整備の推進について

 

(大久保地区会長)

○湖山池北岸については、昨年の懇談会以降に大きな変化があった。グリーンスポーツ鳥取というNPOにより、北岸の多くの部分の芝生化が着々と進み風景が一変している。この状況も含め全体の整備がどのようになるのか回答いただきたい。

 

(都市整備部長)

既にご承知のとおり本年1月に湖山池周辺地域公園整備基本計画を策定しました。このことは、広報、各公民館への配布などによりお知らせしているとおりです。今後、事業を進めていくための基本的な理念としてこの計画を位置付けています。

この中で、さまざまな事業がされていますので、こと細かくには説明できませんが、全体として言えますのは、泳げる湖山池にすぐに戻すのは難しいことであっても1つずつ着実に進めていかなければならないということです。

今年度の鳥取市としての取り組みとして、「湖山池研究所」をホームページ上に立ち上げたいと考えております。ここにいろいろな情報を提供してもらったり、この湖山池の歴史文化等を含めた情報を集めたりといった湖山池の公式ホームページをつくるため、現在、鳥取大学へ依頼しているところです。湖山池の情報を共有しながら湖山池をどうしていったらいいのかということを考えていく一助になればと考えております。湖山池は、市民団体、NPO、大学、小中学校などの連携による枠を越えた地域学習をされており、このホームページが有効活用されるようにと期待しています。

技術の伝承として石がまの修繕事業に取り組んでいますが、昨年は、水が冷たかったり波が高かったりということもあり、なかなか進んでいません。今の夏も天候不順のため計画どおり進んでいませんが、地元の方と協議しながら9月中旬から作業をするように調整しております。

なぎさ護岸の整備につきましては、県に働きかけはしていますが、用地交渉が難航しており、残念ながらなかなか進んでいないというのが現状です。

その他の問題につきましても、浚渫、水質浄化などの検討がいろいろとやられているところです。

 

(市長)

先程説明がありましたように基本計画を本年1月に策定しました。この基本計画につきましては、皆さんが関心を持って見ていただいているのではないかと思います。今のところ具体的な事業の進捗は、目を見張るようなものはありませんが、湖山池周辺の環境を良くし、できるだけ公園化していこうという計画ができましたので、これに基づいて進めたいと思います。市議会においても毎回湖山池に関するご質問をいただいており、鳥取市にとって課題の大きさを十分痛感しております。

水質の問題につきましても、県を中心に100人委員会などいろいろな協議の場がありますが、本当に時間がかかっているという中でできるところからでもやっていきたいと言う考えをもっています。具体的にいろいろな角度からご意見がいただけたら幸いに存じます。

 

(大久保地区会長)

○内容的にあまり進捗は見られていない。要望しているのは北岸の牧草地をあのような草むらのままにしておくのかということ、三津からの周遊道路が途中切れになっている状態をどうするのかという点である。これらを含め皆さんからご意見を伺いたい。

 

○北岸への進入路は今のままではだめだ。9号線バイパスからまっすぐに北岸に向かう道はあるが、山陰本線で寸断されている。大寺屋と堀越町内の中間を通る現道から線路を跨いで北岸に進入できるようにJRと協議して進めていただきたい。この道が通れば、市内外の者を問わず便利になり、湖山池北岸の発展につながるものと思う。

今の県道(覚寺伏野線)からの入口は狭く、また踏切を渡ろうとする車により、鳥取大学駅から列車が発車し通過するまで5分以上待たされ、そのために県道が大渋滞を起こす。以前北岸にホテルがあったが、鳥取大学正門から北岸に向かう道を県外から車が迷いうろうろするのを何回も目撃している。

 

(都市整備部長)

新たな進入路の建設には、立体交差であれ、平面交差であれ多大な事業費を要すること、また、JR西日本との協議が難しいことがあり現時点で非常に困難な状況です。なお、今現在、国立療養所西鳥取病院付近の踏切の拡幅についてかなりのところまでJRと協議し、調整しているところです。

 

○西鳥取病院の踏み切りの拡幅も結構だが、よりわかりやすいバイパスからの進入路が必要だ。東側の進入路を強く要望したい。

 

○湖山池南側にアオコが発生している。アオコは、猛毒を出し、肝臓系統を傷めると聞いている。吉岡温泉からのリンの化合物が流入し、富栄養化となりアオコが発生しているようだ。このアオコの成分を検査していただき、悪いということが分かれば対策を講じていただきたい。

 

(都市整備部長)

湖山池の水質浄化は、全体的に研究がなされています。現段階ではアオコの発生は肥料が主たる原因になっているのではないかということでその対策が検討されています。窒素、リンもどれだけ影響しているかということも研究されており、県と連携を取りながら研究していきたいと思います。

 

(大久保地区会長)

○湖山池の情報を住民みんなが知るということから出発しなければ、なかなか進まない。「湖山池研究所」も早急に立ち上げていただき、住民の皆さんが情報共有できるようにお願いしたい。

 

○グリーンスポーツがグラウンド整備をしているちょうど東側に水路がある。この水路の湖山池出口のところが船着場になっており、南風によりごみが打ち寄せられ、ごみが溜まり、また汚泥も溜まっている。スポーツ広場が整備される横でこのような状況である。清掃、泥あげを市で実施していただきたい。

 

(都市整備部長)

県にお話ししてみたいと思います。

 

※都市整備部補足

水路流末の配水管の清掃は完了しましたが、堆積土砂の撤去について,引き続き県に要望いたします。

 

(市長)

湖山池に関連することですので教育長からボート場整備の件について皆さんにお話していただけますか。

 

(教育長)

国体、中国大会に備え、高校生や大学生が利用しているボート場の整備に今年度からかかることとしています。これは、県と市の共同事業で駐車場やリギング場の拡張をするものです。

 

(新田町内会住民)

○湖山池の東側に昔、舟を入れる水路があったが、そこはきれいな水が流れている。そこを利用して親睦に利用したいと思っているが、葦、蒲がたくさん生えているため、池まで出ることができない。湖山池の清掃船があると聞いているが、それが利用して刈り取ってもらえないか。

 

(都市整備部長)

「みずすまし」という県の持ち物の舟のことと思います。この舟は湖底の堆積物、水草の刈り取り、アオコの回収ができる舟ですので、県に相談してみたいと思います。

 

○この件について県土整備局の維持管理課にお願いして2回現地を見てもらっている。まだ返事はいただいていない。県議を通じてもお願いしている。

 

(都市整備部長)

市からも状況を聞いてみたいと思います。

 

※都市整備部補足

鳥取県からは、「清掃船での実施について検討をいたしますが、地元関係者の協力もお願いしたい」との県からの回答を得ています。

 

 

(2)湖山池北岸の不法投棄対策について

 

(環境下水道部長)

不法投棄は、人目につかない場所、例えば林道、空き地、川など、当地区では湖山池北岸が不法投棄多発地帯になっています。深夜、早朝をねらって投棄するため、なかなか捕まえることができないのが現状であり、本市を含め、日本国中が困っていますが、行政は当然のこと、町内会等の協力を得て、不法投棄の防止対策を実現したいと考えています。

不法投棄は犯罪であり、参考までに罰則を紹介しますと「廃棄物処理法第25条、32条」の規定により

個人の場合・・5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金またはこれの併料

法人の場合・・行為者は、5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金またはこれの併料

       法人は、1000万円以下の罰金(産業廃棄物にかかる場合は1億円以下)

という罰則があります。

 不法投棄の防止と投棄されたものを誰がするのかということですが、廃棄物処理法第5条により、土地または建物の所有者が行うのが原則であります。しかし、個人ではなかなか対応できないことから、行政と市民が一体となって取り組む必要があります。

 鳥取市では、不法投棄の防止について対応するため、郵便局と「不法投棄の情報提供に関する協定」を締結し、配達等の際に不法投棄を発見した際は通報していただきようになっています。また、市の関係各課により不法投棄対策協議会を設置し、鳥取警察署・鳥取保健所と連携を取りパトロールを行っています。

 昨年度は、夜間パトロールを8回(公開1回、非公開7回)実施するとともに、不法投棄防止用看板を50枚設置しました。さらに、砂丘にあります多鯰ヶ池周辺の市道「覚寺福部線」に対して不法投棄物の撤去・処分を行いましたが、約  1,600万円の経費がかかっています。このように不法投棄処分には膨大な経費がかかることから年次的にやらなければなりませんし、不法投棄そのものをなくさなければなりません。

 当地区におきましては、湖山池北岸に投棄されていた自転車、毛布などを湖山池の管理者である鳥取県の鳥取地方県土整備局にお願いし、撤去処分をしていただきました。

 

 平成15年度の取組みとしましては、まず、防止対策として昨年と同様の夜間パトロール、不法投棄防止用看板の設置、不法投棄防止チラシの配布による市民へのPR等を考えています。

 また、本年度の新しい取組みとして環境推進員を設置することとしています。この監視員は、循環型社会の構築を目標に、市民と行政が協働して環境意識の高揚を一層推進することを目的に地区および町内会の組織に設置するものです。

 任期は2年としておりまして、本年度は3地区、湖山西、岩倉、美保南地区をモデル地区と指定し、取組みを開始することとしています。年次的に地区を増やし、34地区全てに推進員を配置したいと考えております。

 推進員の主な内容ですが、

 1.構成は、各地区にリーダー、各町内会にサブリーダーを置く。

 2.リーダーの役割は、サブリーダーの統括を行うこととする。

3.サブリーダーの役割は、

(1)町内会における一般廃棄物の減量化・再資源化の普及指導活動を行う

  (ごみの分別徹底、排出日の厳守の指導、資源回収等の活動の助言指導)

  (2)一般廃棄物の収集、処分等に関する意見または助言を市に対して行う

  (3)不法投棄を防止するための市への協力を行う

  (不法投棄の通報、不法投棄に関する情報提供)

     ※直接注意することは危険を伴いますので、車のナンバー等を控えて情報提供していただくような内容にしています

  (4)その他市が依頼する事項に対する協力を行う

こととしています。

 

不法投棄の防止は、行政だけの力でできるものではありません。地元の方々の情報提供等のご協力が不可欠ですので、不審車両や投棄現場を見つけた場合は、警察などへ通報していただくようお願いいたします。

主な連絡先は

  1.警察署 ・・ 110番若しくは 26−7652(不法投棄専用)

  3.鳥取保健所 ・・ 22−5162

3.鳥取市生活環境課 ・・ 20−2380

です。犯人を検挙し、それが報道されることで不法投棄は犯罪であるということが徹底される必要があります。皆さまのご協力をお願いします。

 

 

(市長)

ただいまの不法投棄の話は、市の対策全般の説明でした。特に環境推進員制度は今年度に導入の計画を持っており、湖山西地区は当初からモデル地区として考えておりました。当初から予算がついているものであり、早くやらなければ効果がありませんので早急に実施したいと思います。

学生アパートが多く、ごみの問題が解決されないということは、私も前々から聞いておりますので、環境推進員を中心に一般のごみ分別意識の高揚を図ること、また推進員が腕章でもつけて公的な立場で指導できるような体制をつくりたいと考えております。何でも処分に困ったものを湖山池に投棄するということは、問題ですし、このことは大きなテーマとして強力に推進していきたいと思います。

 

(大久保地区会長)

○環境推進員については、先般、自治連合会の地区会長会で説明を受けている。

これから早急に町内会長にご相談し、地区のリーダーと各町内のサブリーダーを選任しなければならないことになっている。地区として早く具体的な活動に入りたいと思っているので地区の皆さんの協力をお願いしたい。

 この推進員設置にあたっては、各町内で既にさまざまな取組みをやっている方々との調整も必要があるので、実情を良く話し合う必要がある。場合によっては町内ごとに活動が違ってもかまわないと思うので地区としてこのようなことを含めて検討したいと思っている。

 

○当地区は大学生が卒業すると同時に不要になった自転車や単車の捨て場となる。何らかの対策が取れないか。

また、地区内にたくさんのアパートがあるがそのオーナーは地区外の方が多い。不動産業者への指導を徹底してもらいたい。

 

(環境下水道部長)

この問題は、全国各地で起きている問題です。対策としては、不動産業者への指導ということになる訳ですが、チラシをつくるなどして申入れなど検討してみたいと思います。

 

 

(3)その他について

 

(大久保地区会長)

○昨年の懇談会で地区内に設置された有害図書の自販機撤去のお願いをしていたが、販売業者が自主的に撤去された。みなさんに報告しておく。

 

○公共下水道が湖山町西2丁目、3丁目がいつ頃の整備になるのか明確な回答がいただきたい。

 

(環境下水道部長)

現在、認可を取っていませんので工事ができない区域です。認可区域の工事が終わってからということになりますので、平成20年から25年ということになります。気の長い話で誠に申し訳ありませんが、安長や布勢など未整備の区域がかなり残っていますので順次下流からやっていくということです。

整備までに長くかかる地区については合併浄化槽の補助がありますので申請いただきたいと思います。

 

○毎年答弁されるたびに年度がずれているような気がする。合併浄化槽もあと何年で下水ができるかによって設置するかどうか考えも変わってくる。いつまでには整備ということをある程度方向性を出されたらそのとおりに徹底していただきたい。

 

(環境下水道部長)

お気持ちは大変よく分かりますが、厳しい財政事情の中、公共事業がかなり圧縮されている状況です。少し長くかかりますが、年次的に着実にやっていきますのでご了承ください。

 

(あけぼの町内会)

○尾崎病院のところの植木屋さんの横の側溝が、雨が降ると詰まり溢れる。何度か要望しているが、県と市の両方の排水が絡んでおりどちらがやるという結論に至っていない。どちらがやるにしても詰まらないように改善していただきたい。

 

(都市整備部長)

お話を聞く限り、市道、県道の双方の水がぶつかる部分と推察されますので、現地を確認して相談したいと思います。

 

※都市整備部補足

県土整備局維持管理課と現地立会調整した結果、年内に排水管の掃除をしてみて排水が悪ければ国交省に申し出るとのことです。

 

(あけぼの町内会)

○区画整理事業で側溝の整備がされたが、側溝の流れが悪くなっている箇所がたくさん出てきている。側溝の臭み、詰まりに対し、泥あげをするにもコンクリート蓋のため持ち上げられないと住民の方から相談があった。できるだけ地元でやらなければならないものと思うと皆さんには言っているが、市で清掃していただければありがたい。

 

(環境下水道部長)

蓋上げ器具がありますので、道路管理課にご相談いただきたいと思います。恐らくコンクリートの蓋でも合うものがあると思います。基本的に町内で実施していただきたいと思います。

 

○集めた汚泥はどのように始末すればよいのか。地元でやるのか市で運んでもらえるのかはっきりしていただきたい。

 

(大久保地区会長)

○地区要望の提出時期ですのでこのことも要望事項に加えればいいと思う。基本的に、汚泥は、春の全市一斉清掃の際に市で集めてもらえるので、地区としてもその際に側溝清掃をやっている。おそらく市もその時期にやって欲しいという考えだと思う。

 

※都市整備部補足

市道の側溝については、市民の皆様に協力を得て清掃を行っていただいていてありがとうございます。側溝の汚泥は土嚢袋に入れ連絡いただければ市の方で処理させていただきます。(道路管理課)

 

 

(飛行場町内会)

○地区要望の提出にあたって「一度市からそれなりの回答があったものについては要望しないでください」という指示があった。要望に対して回答になっていないような内容のものでも、聞き入れてもらえないのか。側溝の問題だが、地元では対応できないものに対して市で実施してもらえないということは解決できないまま永久に放置されるということか。

 回答の内容も単に「できない」ということだけでなく「このような方法もあるよ」という手がかりになるような回答にして欲しい。

 また、一度要望を出したものが、担当者が変わり、話が振り出しに戻ってしまうということを今年経験した。十分引き継いでいただくようにお願いしたい。

 

(市長)

法律を変えないといけないとか、客観的に見て実施しようがないようなものは別として、側溝の問題などは、絶対にできないということはないと思います。

回答が不十分なものは改めて要望していただければ結構ですし、できるだけ前向きな回答をするように努力したいと思います。

「できないという回答だけでなくこのような道もあるというアドバイスを」ということですが、かえって中途半端で的確性を欠く回答になってしまう恐れもあります。やはり、市の責任ある回答としてはできないことはできないと回答することが正しいのだと思いますので、できる範囲を増やす努力をしていくという姿勢の方が必要だと思います。

これまで1つひとつの問題を丁寧に回答していなかったという点はあると思います。几帳面に回答している部もあれば、大ざっぱに答えている部もあります。本来、きちんと答えなければいけないのです。私もしっかり指導していきたいと思います。

 

※企画推進部補足

今年度より鳥取市に対する地区要望の事務処理について見直しを図りました。このことについては、8月7日に開催された鳥取市自治連合会地区会長会においてお知らせしており、この中で、ご指摘のあった回答のあり方についても改善を図ることとしています。できるだけ具体的に経過をお伝えするとともに要望内容の十分な引継ぎに努めたいと思います。

 

(飛行場町内会)

○側溝の問題は、管理の責任が市なのか土地改良区なのか、我々から見ると責任のなすり合いをしているようにしか見えない。こう着状態のままで何ら進展もない。責任の所在とともに住民はどちらであっても改善されればいいのだ。

 

(大久保地区会長)

○湖東大浜の土地改良区の所有・管理の道路・側溝であることもあり、市の回答が住民に分かりにくい回答となっている。改めて要望事項として提出するので責任ある回答をいただきたい。

 

○現在小学生が県道の狭い歩道を通学しており、2年程前に拡幅すると言って測量に来た。昨年、地元も協力しようということで地権者の了解も取ったがその後何の連絡もない。関係者から尋ねられても答えようがない。

 

○湖山西小学校の児童の半数近くが約20分間に約1mの狭い歩道を一斉に通る。湖山街道は交通量も多くダンプも通る。事故の危険性が非常に高い。9号線バイパスの方が歩道も広く、むしろ安全だと思うので通学路の変更ということも検討してほしい。

 

(教育長)

通学路の件は学校ともよく話し合いまして、地域の実情にあった通学路のなるようにしたいと思います。

 

※都市整備部補足

県道伏野覚寺線の改良計画については、現在湖山橋〜鳥取大学入り口までが計画されています。この区間は道路沿いには家屋が密集しており、事業費も多大となるため、完成までにかなりの年月が必要とされます。従って当該地区の早期施工は困難であると伺っています。

 

※教育委員会補足

学校に確認したところ、現在保護者から通学路変更の相談はないとのことです。いずれにしても学校と保護者並びに地域が協議いただいて、地域の実情にあった事故や事件に対し安全性の高い通学路になるようにしたいと考えています。

 

(市長)

中川教育長は、湖東中学校の校長でもありましたので、この地区の教育の問題について一言お願いできますか。

 

(教育長)

せっかく貴重なお時間をいただきましたので湖東グリーンゾーンの活動についてお願いしたいと思います。

湖東中学校はグリーンゾーンの活動により大きな成果があり、地域全体が落ち着いてきたと思っています。この4月から桜ヶ丘中学校にグリーンゾーンを移しましたが、グリーンゾーンが移った途端に前の学校が悪くなることがあります。湖東中の前は南中でしたが、南中はもうよくなったということでグリーンゾーンを湖東に移した直後に南中が崩れたという経験があります。

警察からの強い要請もあり、市で予算を組んで湖東でもこれまでと同じような活動ができる体制をとっています。こうして見渡しますと、一緒に夜間パトロールをしたり、たすきをかけてあいさつ運動をしたりした方々のお顔が見えますが、こうした地味な活動が地域をつくり子どもを支える活動ですので、どうぞ皆様にもご理解いただきご協力いただきたいと思います。

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

(地元意見)

○2年程前に信州大学の中本教授が来鳥され、「千代川の水はきれいでクリプトは出ない。安心して飲める。」と明言されたが、この考えを否定するだけの根拠があるのか。

 千代川の上流に環境ホルモンの「ビスフェノールA」というものが検出されたと聞くが、これに対する対策はどうか。膜ろ過で対応できるのか。

 

 

(水道事業管理者)

信州大学の中本教授は緩速ろ過の権威ですが、それぞれのろ過方法の研究者等と中央でも議論をしておられます。中本教授には、平成11年の第1回のシンポジウムにおこしいただいています。このシンポジウムにおける結論としては、どのろ過方法であっても人間がきちんと管理すればそれぞれ効果があるということでありましたし、膜ろ過は(当時)コストが非常に高く比較の対象にならないということでした。

中本教授が、「千代川ではクリプトは出ない」とおっしゃったかどうかは承知していませんが、クリプトはこれまで表流水(集水間を通る前の水)で一度検出されています。また、三山口の簡易水道の飲み水からも出ましたが、今は、上水道に切り替えて対応しています。また、クリプトの発生の目安となる指標菌(大腸菌など)の検査を厚生労働省の指導に従って行っていますが、この中で大腸菌が2回検出され、その他の菌も出ています。

5ミクロン前後の粒子は、集水管を通る際にほとんど取り除かれるのですが、どうしても小さい粒が原水に出るということが数年の監視の結果分かっています。

クリプトそのものが水道水に出たことはありませんが、出たら大変なことになります。水道法にしたがって給水停止にしなければなりません。安全宣言するまでにいくら急いでも3週間はかかります。飲み水は、給水車を走らせたり、ペットボトルを購入したりできますが、トイレの水は使えません。他の市町村の例でもこのことが一番難儀であるということです。お風呂にも入れませんし、商売にも飲食店の営業、ホテルなどさまざまな面で影響が出ます。

クリプトが表流水に出ている事実、指標菌が検出されている事実からも対策はとらなければなりません。ほとんど大丈夫であるという考えの方があるようですが、料金をいただいて赤ちゃんからお年寄りまでいつどこで飲んでも安心して飲める水を供給しなければならない責任のある立場としてそのような考え方でいく訳にはいきません。いくら大部分の粒子を除いてくれる集水管があっても、心配がある以上は、最終的に完全に除去するのが我々の責任であります。

 

(浄水課長)

国土交通省が平成10年から3ヵ年にわたり、全国的に環境ホルモンの調査を行っています。鳥取県では千代川、天神川、日野川で調査が行われており、千代川は、行徳地点で調査されました。

環境ホルモンは、化学物質で作用するとされ、人間の生体に多大な影響を及ぼすということですが、まだ不明な部分が多い物質であります。

検査の結果、ビスフェノールAが検出されています。平成10年の上期、下期、平成11年の上期に検出されましたが、11年の下期、12年は検出されていません。

この調査では、他都市と比較すれば良好な環境であるという結果が出ています。

 

※「ビスフェノールA」・・生物の体内で性ホルモンに似た働きをする「環境ホルモン(内分泌かく乱物質)」として挙げられている化学物質の一つ。乳幼児用食器などに利用されているポリカーボネート樹脂や、飲料缶の内面塗料から溶け出す疑いが持たれている。

 

(地元意見)

○あまりにも市民合意の形成に神経質になりすぎて、遅々として進まない方をむしろ危惧している。ろ過方法についていつまでも市民の意見を聞くというのはどうかと思う。100%の合意はあり得ないのだから、どの時点で市民合意を得たと判断するのかが重要である。「膜ろ過が最適である」という行政の結論を、より大胆に市民に訴え納得させればよいのではないか。

審議会の答申を得、議会の議決を得るという一定の手続きに従って決定されたのだからその結論が合意形成と捉えるべきだ。その決定に対して最小限の予算で最高の効率を上げるということが行政の努めである。「これから実験して...」などという出戻りの議論は、全く税金の無駄遣いである。工事の中止により毎日税金が無駄になっている。民主政治のルールによって早期に進めるほうが余程効率的な行政といえるのではないか。

 

6.市長あいさつ

 

(市長)

本日は大変多くのご意見・ご要望を伺いました。この場で明確な回答ができなかったものが多かったように思いますので、それぞれ記録して整理したうえでお答えしたいと思います。

湖山池周辺は鳥取市にとって重要なエリアでありますし、いろいろな活用が考えられます。最近でも湖山池で花火が上げられないかという提案がありましたし、市民の関心も高く、環境もどんどんよくなりつつあり、また子どもたちもいろんな学習活動をするなどしています。

全体的に湖山池を考えていくための取組みの1つとして「湖山池研究所」を立ち上げたいと思いますし、これにより常に市民の間で意見が飛び交うような場を設けていきたいと思います。農業、漁業、歴史、景色、環境などいろいろな側面で湖山池をよくするために総合的に考えていきたいと思います。

また、湖山池の浄化と関連付けながら下水道の整備を行っておりますが、西地区はまだまだ先になるという説明がありました。できるだけ事業の進捗を図りたいと思います。

私としてはもっと皆さんの意見をお聞きしたいとは思いますが、これが限りではありませんので今後とも市長への手紙などでご意見をいただきたいと思います。本日はありがとうございました。

 

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。