若葉台地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成15年10月27日(月) 18:30〜20:15

2 会   場 若葉台地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 38名

市側出席者 1

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、中島総務部長、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、小田環境下水道部長、森本人権政策監、中島秘書広報課長、寺坂水道局給水課長(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)道路整備について

 

(都市整備部

まず、旧国道29号線(県道東町若葉台線)のご指摘の区間(トスク津ノ井店〜杉崎)の歩道についてですが、この件について昨年の懇談会でも答えさせていただきました。この区間は両側に1m程の歩道が設置されていますが、交通量も多く、歩行者にとって危険な区間であることは承知しております。現在県道ですので県の管理となっており市としても要望しているところですが、県は、今年度は調査に関する予算化が検討されているようですが、ご存知のとおり多くの人家が連担し、道路に隣接している区間であることから早期の整備は困難であると伺っております。

 

(図面により説明)

 

現在、環境大学の横に自転車と歩行者の専用の「環大通り」が設置されています。また、桂木の区画整理事業により両側に歩道のある道路が設置されています。この区画整理事業は、現在、事務的な手続きを残すのみでほぼ完了しておりますが、その後どうするかということで、この道路を北側の杉崎、桜谷の方向につけようということを来年度の事業化に向けて検討しているところです。このルートにつきましては家が建て込んできている状況がありますので、その部分を避けるように進めて行きたいと考えているところです。この道路がつけば、県道の歩道を通らずに桜ヶ丘中学校への通学等も可能になります。

次に当地区から国府町、郡家町に抜ける道路の新設ということをご要望いただいています。このことは将来的な検討課題であるとは思いますが、山を越えることになるため周辺の緑を壊して道路をつけるのが果たしていいのか、自然環境を残していくべきかという議論もあります。また、道路をつないだ場合、通過交通となり他地区からの車両の増加が生じてきます。空き巣、痴漢が出たといった回覧が回っていたということも聞いていますが、例えば、そういう防犯上の問題ということも考えられます。

このことなどを含めてどういうまちづくりをしていくのかということが大きな検討課題ではないかと考えております。

 

環大通り

また、「環大通り」の車道化につきましても、先程の説明と同様に、車両の通行について賛否両論いろんな考え方があろうかと思いますので、今後の検討課題と考えております。

 

○区画整理のところの道路は私も実際に歩いてみた。桂木から北側に向かって川のところで途切れた格好だが、桜ヶ丘中学校の前の道路へはまっすぐつなげられないように思う。両側からの都市計画がどうしてこんなにちぐはぐなのか、どのようにつないでいくのか不思議に感じた。たくさん家が建っており、早急には難しいように思うのだが。

これはあくまでも私案だが、道が途切れている所から土手を通れば既設の橋もありその先は通行できる道路もあるので、道路整備までの当面の通学路は確保できるのではないかと思う。そのために防犯灯の設置など必要な整備をして、通学路に指定すれば当面の県道を通らない通学ができるだろうと思う。

 また、若葉台小学校から環境大学前の造成地の道路に降りてきて、幹線道路を環大通りに向けて渡る際に横断歩道がない。自転車が自動車をぬって渡っているような状況であるので横断歩道を設置して自動車が止まれるような状態にしていただきたい。

 

(都市整備部長)

まず、都市計画の状況をお話しますと、先程も申し上げましたように、桂木津ノ井区画整理事業はほぼ完了し、今後どうするかということが1つあります。また、来年は環境大学の学生が4学年の人数になることから環境大学前の用地にアパート等が建てられるようにして学生が生活の場として使えるように都市計画変更の手続きを進めています。さらにツーウェイシステムが将来的に1,000人規模の雇用を確保するともあり、若葉台、津ノ井を一帯として計画を立てていきたいという考え方です。

桜谷へ向かう道路は、以前に立てられていた都市計画としては完結しており、全体のルートが直線になっていない状況になっています。現在、津ノ井地区の方にこれからのルートについても若干ですがお話をさせていただいている状況で、すでに家が建っているところは避けなければならないと考えております。

道路ができるまでの当面の措置をということを言われましたが、今は行き止まりの道路整備をまず進めたいという考えでおります。できるところがあれば対応は検討したいと思います。

 

(橋本自治会専務理事)

○当地区への進入路は2箇所しかない。いざというときのためにも出口がほしいという考えを持っている。いろいろな問題があることはわかっているが、渋滞緩和という側面もあるのでご検討いただきたい。

 また、当地区の北側の外周道路に相当な葛がはびこっている。市からは「植栽なども検討しているが予算的に難しい」という回答があったが、我々も全て行政にお願いということは考えていない。地区でも「おやじの会」やシルバー人材センターの会員の方を中心に整備したり、自治会も各町内会に声をかけて草刈等をしたりしている。

我々としてはこのような作業に対する機械の補助等を考えていただきたい。また、法面が崩れる危険な所があって作業が出来ないような箇所については、市で対応いただきたいと思う。

 

(市

 地域の中の作業については、地域の活動として取り組む場合にできるだけ援助したいという考えをもっています。現在、本格的な支援の制度はまだないものと思いますが、市民と行政が協働してまちづくりを進めることを私は基本方針としていますので、地域の方のグループでの活動に対する援助の仕組みを考えていきたいと思います。具体的に個別の内容からでもできることから新年度の取組みの中に入れられるように考えたいと思います。

若葉台は、地域全体が個々の皆さんの努力によって立派なまちになっています。環境を大切にし、まちをきれいにするとか周辺の森を活かすとかといったことに対して、皆さんの取組みを是非盛んにしていただきたいと思いますし、市として援助できる方法を検討したいと思います。これからは地域活動、公民活動の充実ということについて知恵を出し、できるだけ援助したいと思いますし、皆さんが主体的に考えていただくような取組みを根付かせたいと思っています。

先程説明がありました桂木の区画整理のところから中学校へ通じる道のことですが、当面考えられる期間は5年程度になるでしょうか。できるだけ早くしたいと思っていますし、来年度予算編成の議論の中でもう少し詰めてある程度期間的な目処なども明示していきたいと思います。

 

 

(2)中学校の新設及び若葉台小学校の増築について

 

(教育

中学校の新設は、つのいニュータウンの土地利用計画に位置づけられており、この地域の多くの方々がこの建設に期待しておられることは承知しています。中学校用地として鳥取市土地開発公社が先行取得しており、24,867平方メートルを確保しています。

ところが、ご承知のようにニュータウン計画が2,365戸から1,370戸に大幅に縮小され、平成19年度の中学校開校を目途としていたものが、開発が進まなくなっている状況です。計画縮小に伴い、平成10年4月頃の新聞各紙では、大きな活字だけ読み上げますと「つのいニュータウン2期工事中止に戸惑い」「学校建設に暗い影、独立校桜ヶ丘中学校分割案も難しく」「鳥取市の20万都市構想消滅」といったことが報道されました。

 中学校建設用地

私共のもっている最新データでは、この地区の生徒数は平成24年にピークを迎え270名となります。これは、1学年につき3学級で合計9学級の規模になります。これ以後毎年1学級ずつ減少し、平成27年には6学級になると見込んでいます。

一方、母体校である桜ヶ丘中学校は、同じく平成24年にピークとなり、772名で21クラスになります。これをピークに毎年1クラスずつ学級数が減少するという推計となっています。

中学校新設の基準は12学級以上、分離の基準は24学級以上とされておりますので、このような状況で学校建設に向かうということは大変苦しいものがあります。

いずれにしましても、このような中途半端な状況をいつまでも続けていく訳にはまいりません。中学校が新設できないのならば、できないなりに桜ヶ丘中学校を充実させなければなりません。ご存知のように桜ヶ丘中学校は、非常に手狭になり、教育活動にいろいろな面で支障をきたしている状況になっています。どちらになっても早期に結論を出さなければならない時期にきておりますので、このことにつきましては、市の方針を決定次第に住民の皆さんとの懇談会を設けるなどしたうえで、市議会に謀るといった手続きを踏んでいきたいと思っています。

次に若葉台小学校の問題につきましては、昨年度のこの会でも「プレハブ教室で非常に暑い」などといった不便があるというご意見をいただき、クーラーを設置するなどの処置を取らせていただきました。現在増築工事をしておりますが、本年度末までに1,566平方メートルの増築部分を完成させる予定にしており、来年4月からは新しい教室に入れるように予定しています。

 

(南3丁目吉次会長)

○中学校の建設が生徒数の不足という現状から困難だという説明はわかるのだが、難しいという説明だけでなく、今後どのようなまちづくりを目指していくのかという観点でお尋ねしたい。

昨年の議事録を見ると市長は「このまちはすばらしいまちで人口増が望めるまちである」と言っている。人口1万人構想は、計画が縮小されてきているが、現状維持ということで終わらせてしまうお考えなのか。

 また、県営・市営住宅予定地、中学校予定地、さらに業務予定地と遊休地がたくさんある訳だが、今後、これらをいつどのようにするのか。広域合併が進めば当地区は鳥取市の端という位置づけではなくなる。発想の転換で文化施設や市の分庁舎などを建てるといった希望のもてる話しをしていただきたい。

 

(市

 中学校の建設はこの地区の大きな課題であると認識しています。私が就任した後もいろいろな角度から検討を続けておりますが、現状の認識は教育長が説明しましたような状況であります。桜ヶ丘中学校の増築の判断をするタイムリミットが迫っている段階であり、年度内には最終的な判断をしなければならないと考えているところです。

また、通学距離が相当あり、必ずしも安全な通学路が確保できていないことから通学時の交通事故等の問題ということもあります。この問題について早急な取組みが必要であると考えており、先程都市整備部長が説明しましたように桂木の区画整理の道路を桜ヶ丘中学校までつなげるといったことで通学の条件を改善することが急務であると思っています。

 全体としての当地区の将来像に関しましては、公営住宅の建設ということももう1つの大きな課題であります。公営住宅の新設については、庁内で住宅政策のプロジェクトチームを設けて検討を始めておりますが、従来型の公営団地を新たに造るということは国の補助金の問題等もありなかなか難しい状況になっています。民活型で何かできないかということも考えておりますが、全体の政策としての結論はまだ出ていないという状況です。

 当地区の人口規模は、現在約4,600人ということですが、定住人口そのものが大幅に増えていくことは考えにくいことだろうと思っています。人口増についての鍵は、公営住宅の計画もあった訳ですから、これからどんな形で手が打てるのかということにもかかってきますが、業務用地の活用などをしたとしても多少の人口増にはつながっても中学校建設の判断を左右する程の中学生の増加にもなりそうもなく、全体の人口規模としてはそう大きな増加は考えにくいと思います。

 業務用地はコールセンターの立地ということもあるように、一部企業の立地が考えられますし、福祉施設などの設置ということも考えられます。定住人口は増えなくても逆に働く場はこの地区に増えていくものと思いますし、増やしていきたいと考えています。

 若葉台は全国に誇れるいい住宅地になっておりますので、今後、まちの中のいろいろな施設の充実をさせていきたいと考えております。先程のお話で市役所の分庁舎をといったこともありましたが、これがそれほど魅力のあるものかどうかはわかりませんが、皆さんの中でもこの地区にふさわしい施設をご提案いただきたいと思います。

環境大学もあり、「環境」がこの地区のカラーにもなり得るものと思いますので、環境への取組みに関わる活動に必要なもの、他の地域からも注目されるようなものなどを、地域の皆さんが活動をされるという前提での条件整備として提案していただければ歓迎したいと思います。「環境大学があるまち」として何か地域にふさわしいものが出てくるのではないかというのが私の発想です。

 

○人家から離れた通学路ということで、現実にうちの子も部活が終わって夜道を自転車で帰る際に無灯火の自転車に衝突して田んぼに落ちたことがあった。また、日中に不審な男に押し倒された生徒もあったと聞いている。この地区に住んでいるものしかわからない実情もあり、もっと住民の気持ちに踏み込んだ検討をしていただきたい。

 

(銀杏県議)

○桜ヶ丘中学校のPTA会長の立場でお話したいと思うが、中学校建設については、「若葉台小学校の6年生の同じメンバーで中学校3年間を過ごすのには反対だ。」という保護者もあれば「絶対に中学校が必要だ」という方もある。今年度中に決断しなければならない時期にきているという説明があったが、合併、企業誘致、都市計画の見直しなどいろいろな面を総合的に勘案して、地域の皆さんが十分納得できる形で進めていただきたい。今日の懇談会で強い要望がなかったとしてもそれだけで判断しないようにお願いしたい。

 

 

(3)CATVの利点を活かした災害等非常時の通報施設整備について

 

(総務部

この件について昨年の懇談会でもお答えいたしました。有線テレビにつきましては、NCNと鳥取テレトピアの2社の通信事業者がある訳ですが、NCNについては、例えば音声告知端末を設けて災害時に情報提供ができる仕組みが技術的には可能だろうということですし、また、鳥取テレトピアは基本的に双方向型の端末を採用しているということがあり理論的には可能だということではあるのですが、事業費の面で相当の経費がかかるという問題がございます。有線の有効活用という方向性は将来的な検討課題ではあると思いますが、いずれにしても全市的な問題として捉えていくべきものと思いますので、当地区だけの送信施設の設置ということは現状では困難であると思っております。

有線ということですので、大災害時には逆に不通になるということも予想されることから、一昨年に当地区では地区公民館と防災連絡協議会長宅にMCM無線機を2台設置しております。いざというときは無線交信で対応していただきたいという考えをもっております。

今後将来的には他の方法も考えて行く必要もあろうと考えていますが、現時点では対応は難しいと考えております。

 

(平木防災会長)

○若葉台地区の建設計画では、この付近に地域の情報発信基地を設け、地下ケーブルを使った地域でのコミュニティの場、地域での情報発信ができる場とするといった青写真があったと認識している。いつのまにかその計画もなくなっている。

昨年のこの懇談会でこれまでCATVの大きな事故はないということを言われたが、災害に対しては最悪の事態を想定して日頃から準備をしておくことが必要な訳で、もしも断線したとすればこの地区は他の地区とは違い、全家庭が一切テレビの情報が得られないということになる。

災害時にCATVを活用した施設ができないということであれば、逆に公民館付近にアンテナを設け、さらにテレビ受像機、発電機を設置して公民館が情報を得られる場となれるような検討はしていただけないかと考えている。

市長はミニFM局といったことを昨年言われたが、阪神淡路大震災の時にFM局が大きな役割を果したことを聞いている。環境大学が避難場所になることを想定すれば、ここに災害時に学生が主体となってFM放送を立ち上げられるような施設があることは1つの情報発信手段になり得るだろうと思う。

 

(総務部

基本的にはこのようなアンテナや発電機などの施設は地元対応で設置していただきたいという考えはありますが、当地区は100%の家庭が有線だということが特別な事情にあたるとするならば、その点も含めて可能かどうか検討する必要があると思います。また、テレビアンテナの設置ということは、皆さんの合意ということがあれば別かと思いますが、アンテナを設けないという地区計画上の問題も1つあると思います。

また、FM局につきましても民間の動き等もありますので、そういったものを活用しながら災害時の情報手段として将来的には考えていったらどうかとも思いますが、市が取り組む以上は1地域だけのものでなく、全市的に対応を考えなければなりませんし、民間との協調ということも踏まえて考えていかななければならないものと思います。

 

(市

CATVから入ってくる情報がすべて寸断されるという事態はあまり考えにくいと思いますが、そういう場合の対応は、発信基地を置くということがどこまで有効に活用できるかという問題があります。もっと原始的な、例えばサイレンや放送施設を設置している地域がありますし、ラジオの災害情報はNHKが責任を持って伝えてくれます。その他、携帯電話でのインターネット情報という手段もあります。それらでかなりの情報は取れますので、この地区だけのCATV局を設けることは、あまり現実的で効果的な手段とは言えないように思います。何年に一度かのことにすぐに動かせるかどうかかえって不安になるような施設は果たしてどうかとも思います。

いずれにしても合併に伴って防災体制の強化ということを考えていますので、現時点より1段階グレードを上げるような体制づくりをしていきたいと思います。

 

○防災についてこの地域に欠けているのは地域コミュニティの手段である。今、合併を議論している町村の中では、鳥取市と国府町を除いて防災無線が整備されている。 防災無線は非常時の情報伝達が主であるが、通常は地域コミュニティの手段として利用されている。例えば、班ごとの連絡事項や防犯上の緊急連絡などにも有効に活用している。

いくら地域があれもこれもと要望していろんな設備を設けたとしても地域コミュニティ自体がしっかりしていないと有効に作用しない。何十年に一度のことかもしれないことに対しての備えももちろん重要だが、もっと地域コミュニティを盛んにする手段として地域がいろんな面で取り組めるものを考えていただきたい。

 

 

(4)信号機の設置について

 

(企画推進部

具体的には鳥取県畜産農協前交差点と中央公園前交差点ということで以前からご要望をいただいております。このうち畜産農協前交差点は、皆さまご存知のとおり昨年度末に定周期式信号機が設置され供用開始されているところです。

また、中央公園前交差点は、昨年度、鳥取警察署から県警本部に上申はされております。残念ながら昨年度は県全体の整備の中には盛り込まれませんでした。今年度も市から要望いたしておりますが、優先度の検討は行われているものの今年度の全県下での信号機新設箇所が11箇所程度ということから設置は難しい状況になっています。

信号機の設置につきましてはそれぞれ所管の警察署で現地調査を行い、

1.設置の必要なし

2.状況を見て検討

3.必要と認め県警本部へ上申

と3段階のランク分けがされます。当該箇所については、鳥取警察署が必要性を認めて県警本部へ上申されています。県警本部では予算の削減ということもあり、また、予算の大半は既設の老朽化した信号機等の修繕にも回さざるを得ないということもありますので、ここ最近は県下での新設が10箇所程度に留まるという現状の中で優先順位の検討が行われるという状況になっております。

この優先順位の検討は、その年毎に県警本部に上申されているものの中から優先順位の高いものを選ぶということになりますので、以前から出ている要望だから優先度が高くなるということではありません。以前の要望も含めて緊急度の判断を行うと伺っております。したがいまして「今年度の設置は難しいから来年に」ということは現時点では言えないという状況であります。

現地を見ますと歩行者からの見通しが悪く、また、車がスピードを出すという状況も見受けられました。夏休みのラジオ体操などの横断が危険だという声もあるように伺っていますので、市としては引き続き地域の皆さんと連携・協力して強力に要望していきたいと考えます。

 

○この件は、県警本部に上申されているということで安心はしているが、地域として警察への働きかけをするべきなのかどうか。それとも市にお任せしたほうがいいのか。

 

(企画推進部

地域で別途、要望書を提出いただくということは地元の熱意や必要性を訴える上でも効果的だと考えますので、そういったことも相談させていただきながら市と地域とが連携して要望していきたいと思います。

 

(銀杏県議)

○県への要望は私も協力したいと思う。

 

(田村市議)

○最近は交通事故も多く、ツーウェイシステムができると夜間の交通も増え危険が増し、信号機の設置は切実な問題である。児童・生徒が横断歩道を渡るのにブレーキをかけた車が交差点の真ん中に止まっている状況を良く見かける。いつ事故が起きてもおかしくない状況であり、事故が起きなければ信号機はつかないのかという思いがしている。

また、北2丁目から北4丁目まで住宅も埋まってきたが、特にこの辺りは、幹線に通じる道に道路標識が全くなく優先道路もわからない状況である。数箇所ということでなく全体的に全く標識がない。一度調査していただいてどこに標識がいるのか点検していただきたい。

 

(市長)

 田村議員が標識が少ないということを言われましたが、どういうものが必要なのかまずは議員さんもいっしょになって地域の方で実地検証して案の1つでも作っていただいたらどうかなと思います。そのうえで皆さんと鳥取警察署の方と市の担当とが一緒になって意見交換したらどうでしょうか。そういう案があれば私から直接でも署長に持ちかけてみたいと思いますので、田村議員さんを中心に具体的な案を作ってみていただきたいと思います。信号機はかなりお金がかかりますが、一時停止の線であればそれほど経費はかかりません。しかし、我々が勝手に線を引く訳には行きませんので、計画を示していただく必要があります。案があれば市も後押しできますので、地域と警察署が身近になるように話し合いの場など持ち掛けてみたいと思います。

 

 

(5)その他について

 

○私は景観づくり推進員をしており、環境への取組みとしてお聞きいただきたい。この夏に県から景観づくり推進員の所属する団体の活動に対し、16年度に景観づくり活動の奨励金を支援する旨の連絡があった。

若葉台には残念ながら川がなく水辺に親しむ機会がないことから生活に潤いがないということにつながってくるのではないかと思っている。唯一、調整池である大池があることからここに親水空間をつくって子どもからお年寄りまで、自然に親しむ学習の場で安らぎを提供する場として整備したいということで2年程前から環境大学のプロジェクト研究をしている学生とワークショップを開いて研究しており、12月には基本設計ができる段階になっている。16年度に実施したい強い要望を持っている。

具体的には、三角公園にできたドームのようなものを設け、新エネルギー型の循環装置をつけ市民花壇を造る。その間にビオトープの空間をつくってくつろぎの場とし、また野鳥の観測などの学習の場とするといったものである。16年度に向けて提案したいと思うのでご支援いただくようにお願いしたい。

 

(市

大池の活用に関心があるということは伺っておりまして、この池が農業用水の溜池の機能を持っていることからそういう面での調整も必要のようですが、ご提案の件は、この地区にふさわしい良いご提案だと思います。農業の関係者の方の意向などの調整もありますし、市も関わって応援したいと思っていますのでできるだけ早い時期に相談していただきたいと思います。

 

○津ノ井地区の自治会長から了承する旨のお話をいただいている。

 

(市

そうですか。具体的に進めるにあたってはいろいろな情報も逐次入れていただいて、どういう部分でどの範囲まで応援ができるのかということも検討したいと思います。三角公園は、都市公園の再整備ということだった訳ですが、このご提案は、自然ということがテーマになろうと思います。具体的に計画をつくっていただいてできるだけそれに沿った形で、県・市で応援できれば1番いいことだと思います。

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換  

 

(地元意見)

○千代川の表流水には良くないものも含まれているということは新聞にも書かれているが、伏流水についてどうなのかという疑問がある。恐れがあるということだけでなく客観的なデータで示していただかなければ判断できないと思う。

 

水道事業管理者

今日、公民館に詳しい資料を置いていますので後で見ていただきたいと思いますが、まず、表流水では一度、源太橋付近でクリプトが検出されています。また、三山口では飲み水から検出されまして今は、簡易水道を上水道に切り替えています。クリプトが混入しそうだという事実がまず1点あります。

また、クリプトと同じ5ミクロンの懸濁物質は集水管の埋まっている砂れき層をすり抜けて通過するということは、平成9年から14年度までのデータでも明らかであります。伏流水に紛れ込む危険の事実は数値で得ております。

 

○クリプトは簡潔に言ってどういう病原菌なのか。

 

水道事業管理者

 お配りした資料に感染経路というものを載せていますが、元々、コレラやチフスが流行ったように外国からやってきたものであるということです。海外渡航者の体内に宿って糞便として出るとか、家畜や場合によっては野生動物からも出ると言われています。

 そういうものが水道水に紛れ込んで人間の体内に入りますと腸内で何万にも増繁殖して下痢や腹痛を起こすことになります。滅多に死者が出るということはないようですが、海外では免疫不全の患者さんが相当な数で亡くなられているという事実があります。

 また、腹痛だけでは済まない訳で、クリプトが検出されますと給水停止になります。安全宣言を出すまでに少なくとも3週間はかかりますが、その間、水洗トイレも洗濯機も使えません。ホテルや飲食店、工場などあらゆるものがストップし、大変な打撃になります。そういうことも非常に恐れており、クリプト発生の確率は低くても鳥取市は安全な水だという宣言をはっきり出したいというのが我々の念願であります。

 

○私はコストのことが一番心配なのだが。

 

(水道事業管理者)

 水道事業審議会の答申書の資料にもありますが、日本国内の膜ろ過の普及がここ4〜5年で急激に伸びてきました。こうした普及によりようやく価格が下がってきました。4年前に鳥取市が急速ろ過に決定した際のコストから半分以下になっています。ということでこの度の見直し検討委員会及び審議会でコスト比較したところコストが下がっていることがわかったということです。

 先般、実験をしていただく会社の報告書を見ましたところさらに価格が下がる余地があることが明らかになっております。こういうことがここ数年で急激に起きたということが大きな転換であります。

 

6.市長あいさつ

 今日は皆さんと地域の課題を一緒に考えて参りましたが、大きな問題として中学校の問題をしっかり検討して納得のいくような説明をしてほしいということがありました。このことは大変重要な問題であると再認識しています。ニュータウンの当初では、計画は中学校の建設を明らかにして整備が進められてきた中で、現時点での状況にどう対応していくのかが課題でありまして、教育長とともにしっかり考えていきたいと思います。

 また、交通問題ももう1つ大きな課題と感じました。私も時々若葉台に来ることがありますが、広い道路幅員や歩道が確保され、幹線道路の車のスピードが非常に速いと感じています。もう少し速度を落とすことが第一であると思います。信号機のことがありましたが、信号機を方々に増やすよりは制限速度を下げてスピードを落とすということが1つの方法のようにも思います。皆さんも生活するうえで少なくとも団地の中でスピードダウンをすることが大事なテーマではないかと思います。

 若葉台地区は、ニュータウンであればこその大きな課題があると思いました。この地域が引き続き発展していける夢のある地域となるようにしていきたいと思いますので、皆さんとも力を合わせながらこのまちをつくっていきたいと思います。

本日は長時間に渡りありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。