富桑地区 地域づくり懇談会

 

1.日   時  平成15年8月1日(金) 18:00〜20:45

2.会   場  富桑地区公民館

3.出 席 者  地元出席者  80名

        市側出席者  13名

竹内市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、伊藤政策調整監、中島総務部長、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、森本人権政策監、大坪環境下水道部次長(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田)

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1) 旧狐川道路(市道西品治40号線)の側溝整備

 

(都市整備部長)

要望箇所の道路は、旧狐川の廃川敷きを平成元年に下水道雨水管の布設を行い、道路として整備し平成7年4月に市道西品治40号線として市道認定した道路です。

この道路の側溝の整備については、いよいよ今年度から一部区間の工事に着手し、年次的に整備する予定です。

現在簡単なU字構が整備してありますが、グレーチングをかけた自由勾配の側溝に整備する予定で既に発注しており、お盆明けから工事に着手する予定にしております。今年度は片側120mが施工区間になっておりますので、工事についてご協力をお願いします。

 

(平成町町内会長)

○側溝整備は4年間要望してきたが、ようやく実現の運びとなりありがたく思う。施工にあたっては、1番よく車が落ちる箇所からやっていただきたい。

 

(都市整備部長)

狐川側から整備していく予定にしておりますが...

 

○できれば反対側からやっていただきたい。堀内診療所あたりで車がよく落ちる。

 

(都市整備部長)

既に発注している段階ですので調整が必要です。変更が可能かどうか検討してみたいと思います。

 

※都市整備部

該当路線については、平成15年度より年次的に実施しています。要望箇所については変更処理で実施します。

 

○この道路に車が1台放置されており、道路幅が狭まっている。2年前から要望しており、善処するという色よい返事だったが、一向に対処されない。警察に調べてもらっているが、市に対処してもらうようにとのことだった。

 

(都市整備部長)

持ち帰りまして状況を確認し、対応を検討します。

 

※都市整備部補足

本人不明のため、処分について家族と調整しています。

 

 

(2) 行徳の都市計画の考え方について

 

(都市整備部長)

この地区につきましては特に道幅が狭く、緊急車両の通行に支障をきたしている状況は承知しております。鳥取市では第7次鳥取市総合計画において「災害に強いまちづくり」を実現するため主要道路等の交通機能の強化、安全な住宅市街地の形成、公園等安全性の高い避難場所の整備のため、住宅密集地における道路計画の策定などを進めることとしております。

行徳地区については、従来から地元自治会役員で組織されている「まちづくり推進委員会」とも協議を進めており、昨年7月26日、本年2月13日に話し合いをいたしました。今後もこの会を通じて、人にやさしい道路、この地区のまちづくりについて引き続き協議していきたいと思っております。

この委員会において、以前に1つの案としてお示ししたことのある13mの道路整備がふさわしいかどうかなど地元の方々で具体的に議論・調整して案を出していただきたいとお話しております。

特に住宅が密集した地域で道路を拡幅する場合、土地の提供等の問題、家屋の移転の問題が生じますので、地元の方々でそのあたりの問題を議論していただき拡幅に対する熟度を上げていただきたいと思います。

(図面で例示)

これはあくまでも現道を拡幅する場合の例示としてお聞きいただきたいのですが、行徳緑地の所の道路は幅員3.5mの道路です。これを6.5mに拡幅しようとすれば(このように)相当数の家屋、土地がかかることになります。歩道を設けて8.5mに拡幅しようとすればさらにかかってくる土地家屋が増えることになりますので、地権者を始め住民のみなさんの合意が必要になります。合意がなければ事業を進めることはできませんので、議論を深め、熟度を上げていただく必要があると考えます。

 

(行徳2区町内会長)

○この案(行徳緑地の通りの拡幅)は、私は初めて聞いた。以前に行徳2区を中心とした道路整備案について聞いたように思うが、この案の位置づけはどうなっているのか。

 

(都市整備部長)

南町富桑線、宮ノ下十六本松線と周りの道路が整備されていますが、その後に住宅地をどう整備するのかということから、以前はかなり思い切った案を示したことがあります。案として十字に13m幅の道を通すというものがありましたが、影響が大きく、通過車両が増えるような整備はいかがなものかという意見もいただいております。これは、全く新しい道路を整備するという案ですし、これも素案の素案です。

先程、説明申し上げたのは(行徳緑地の通りの拡幅例)、現道を拡幅するとした場合はこのような影響がありますよという例示であります。この案で行きたいということではありません。

地元でご議論を深めていただき、皆さんで合意を図っていただくうえでのあくまでも参考の例示です。

 

(行徳2区町内会長)

○案の案であっても少なくとも町内会長には知らせていただきたい。

 

(都市整備部長)

繰り返しますがあくまで例示ですので、こういう考えもありますよということであれば参考としてお示しはできます。

 

(行徳2区町内会長)

○一般論として新しい道をつけるなどの場合に基本的に神社、仏閣は通さないという考えを聞いているが、その考えは変わっていないか。

 

(都市整備部長)

地元の方がご議論されてそこは通さないという一致した考え方があれば、当然尊重させていただきます。逆に言えば、そういう議論を深めていただき、一致した考えでこんなまちづくりをしたいということを提案いただきたいということです。

 

(行徳2区町内会長)

○過去の説明は、神社、仏閣は原則として通さないという行政の考えだったから聞いているのだ。地元の議論など関係ない。神社なども通してもいいということなら話は別だ。

 

(都市整備部長)

基本的に墓地や神社、仏閣などにはかからないようにという考え方は変わってはおりません。

 

(行徳1区町内会長)

○先程例示された道路のところは行徳1区になる。ここは、400mにわたって3.5m幅の道路が続く。中間に行徳緑地があり、以前に駐車場部分を公園側に移動して道を広げてもらうよう要望したが、公園は国の土地であるからダメだと却下された。ところが、昨年、竹内市長になってから市議会議員を中心に署名運動をして要望したところすんなりと拡幅していただき、すれ違いがスムーズにできるようになった。大変ありがたいと思っている。このように皆が賛同して要望すれば、拡幅がかなうものと考えてよいか。

財政事情が乏しいことは理解するが、90戸がかかる大事業になっても合意さえあれば実現できるものか伺いたい。

 

(都市整備部長)

予算の制約はございますので、あくまでも予算の範囲ということが前提になります。その中でまちづくりの考え方として地域がまとまって、移転などの問題も理解され、一致した考えで要望いただければ、事業化ということも検討していかなければならないと考えております。

 

(市長)

 この地域が、道路が狭く、家屋が密集し、災害等の危険があるということは、私自身も実際に歩いてよく承知しております。

 聞きますと過去には周辺の道路に大きな道路を十文字に通す案もあったようですが、ある意味で図面上だけで線が引けるものであります。

 今回この懇談会にあたって、この道が(行徳緑地を通る道)一本広くなれば、ある程度、緊急車両の対応ができるのではないかということから例示としてお示ししたものです。火災の際には消火栓から120m範囲は、消防車のホースの届く範囲になります。このような考え方が1つのポイントになるのではないかと思います。もちろん計画を練ったものではありませんので、全体でなくても地域の中で「ここまでの部分を広げましょう」ということがまとまれば考えましょうという気持ちで一例として説明しました。

全線を一気にということは無理でも、現実的なことを考えていかなければなりません。空き地のようなところに移転するなどといったことも考えながら、地域の皆さんが共通認識を持っていただければ実現は可能かと思いますし、そういったことをお伝えしたかったのです。地域と行政とが具体的な話し合いを持ちながら進めたいといった考え方をお示しした図面で汲み取っていただければと思います。

 

(山田県議)

○行徳地区のまちづくりについては、前任の部長を始め市と何度も協議をしてきた。過去には13mの道路をという話もあったが、行徳地区は車が60km/hのスピードで通過するような道路ではなく、現道を活かし、部分的に膨らませるなどといった工夫をしながら歴史や文化、生活に密着した「車中心でない人中心のまちづくり」を進めることが将来あるべき姿かなという考えをもっている。

 住民と行政とが一体となって鳥取市のモデルともなるようなまちづくりを進めていただきたいと願っている。

 

(行徳1区住民)

○県議のおっしゃったように行徳苑の通りは長通り、茶屋通りと呼ばれ、行徳の中でも1番古く歴史のある由緒ある通りだ。この道はなるべく活かしていただきたい。地震や大火などの時には、まず第1に整備していただく通りだと認識してもらっておけばいい。

 一部を広くしてもらって車の行き違いは何とかできるようになったが、行徳1区の出入り口が、電柱があって入りにくく難点になっている。電柱さえ地中に埋めてもらえば緊急車両も十分通れるし、行徳苑から行徳2区に抜ける道がまっすぐ通れば行徳全体の身動きがとりやすくなると思う。市の厳しい財政事情の中、全部を整備していただかなくても工夫すれば十分対応できると思う。

 

 (都市整備部長)

最後におっしゃっていただいたように、厳しい財政事情の中、市の予算の制約がありますし、いろいろな地域から多数要望が出ていますので、いくつかいただいた点も含めて、全体的な検討をしていきたいと思います。

 

(行徳3丁目住民)

○私たちの住居地域は道が狭く、車が通れば歩行者はどこかに待たなければならない。先程、例で示されたように外周道路に通じる道だけが拡幅の対象となるのか。救急車はもちろん消防車もタクシーすらも入れないような狭い道沿いに20軒の家が建っている。

大きな道だけを対象としないでこういった生活道路も広げていただき、タクシーで通院ができるようにしてほしいという切実な願いをお聞き届けいただきたい。

 

(市長)

 20軒程が狭い道に並んでいるということですが、その道を広げようとすると両側の家が下がれるかどうかという問題が出てきます。そうなった時には、建替えなども生じますし、非常に難しいということはお分かりになると思います。

例えば地域の一角に集合住宅を建てて入居いただいて道を広げるなどということも方法としてありますが、そういうことも含めて合意が得られるかということもあります。まちづくりをする中でそのようなことを地域でまとめていただくということが必要になってきます。

先程おっしゃったような20m程入るような行き止まりの道をつくるということは、なかなか説明ができないものであります。部長が例で示したような大きな道路を結ぶような道を1つ広げれば、少し枝別れしたような細い路地でも緊急車両がホースを伸ばしたりあるいは担架で家まで行ったりというようにカバーできるようになります。

タクシーが入れないというところはたくさんあるのは承知していますが、そういったところについてはもっと面的に考えなければなりませんし、権利調整を図る必要もありますので、もう一段難しい問題だと思います。

先程来の説明は、道を所々に通したり、現道でも公園の部分を少し削って膨らませたりということを地元の皆さんの了解を得ながらできるところからやっていこうという姿勢を示したかったということを汲み取っていただきたいと思います。

 

(行徳3丁目住民)

○それぞれの家は、家が道路ぎりぎりに面していない。余裕を持って建っているので拡幅ができるのではないか。

 

(山田自治会長)

○これらの件は自治会として地元の皆さんと協議して取りまとめたうえで、市に要望したいと思うのでご理解いただきたい。

 

 

(3) 南町富桑線−南城北団地までの千代川への架橋について

 

(都市整備部長)

千代川に架かる橋は、河口から円通寺の間に8橋あります。その中でこのたび千代橋の架け替えが完了したことはご承知のとおりです。

本件は以前から伺っている事項であり、鳥取県にも要望しているところですが、既存の橋が老朽化しており、特に、源太橋、円通寺橋の工事が急がれる状況です。

現在、県においては源太橋の老朽化の調査を行うと聞いており、要望されている新しい橋梁工事については、計画はなく厳しい状況であると言わざるを得ません。

 

(山田県議)

○この問題について経緯を含めて市長並びに地域の皆さんにご理解いただきたいと思う。富桑地区周辺は、南町富桑線、西品治田園線が完成し、宮ノ下十六本松線も90%余の用地買収が進み、厳しい財政状況にもかかわらず、予算が確保され前向きに整備が進められている。

 橋梁整備については6年程前に、「近い将来に架橋いただきたい」と県議会に請願したものである。その時の常任委員会においては、「市道から市道へ橋をつけるのは困難だ。」という議論があり「道路完成時に県道に格上げしてその時点で協議検討しましょう。」ということになっていると聞いている。したがって、宮ノ下十六本松線の早期完成が重要である。また、部長の説明にあったように千代川の老朽化した橋、特に源太橋は狭隘で、通行するたびに大きく揺れる非常に危険な橋だ。この優先順位は揺るぎないものと我々は理解しながら、この橋の架け替えを早期に実施いただき、その間にもできることから着々と準備をすすめていただきたいと思う。

 富桑地区だけの問題でなく、この橋が通れば東西の交流に大きな役割を持つ橋になると確信している。

 

 

(4) 住居表示について

 

(総務部長)

富桑校区におかれましては、以前から住居表示検討委員会を設置され取り組んでいただいているところであり、昨年の懇談会でも提案いただきました。

住居表示の変更については住民の皆さんのご理解が不可欠であります。住居表示の趣旨について住民の皆さんに理解を深めていただきながら進めていきたいという考えから、市としても説明会に出向いて説明をさせていただいているところです。

昨年の懇談会以降、10月に住居表示検討委員会を開催していただき、その場に市からも職員が出席し、住居表示の考え方等について説明・協議させていただきました。その中で、個々の町内会の説明会もご希望に合わせてさせていただくようお伝えしておりましたが、先月17日には行徳3区町内会において説明させていただいたところです。このように現在は、住民の皆さんのご理解、合意形成に向けての取組みを進めている状況です。

この度、検討委員会においてたたき台となる案をおつくりになったと伺っております。本市は、「住居表示に関する法律」に基づき条例を設けており、街区方式による住居表示を行っているところですので、この条例に沿ってできるだけわかり易い住居表示にしていくため、この案をたたき台にすり合わせをしながら検討委員会を窓口として進めていきたいと思います。

富桑校区は他の校区に隣接している区域が相当に入り組んでおりますので、その辺りの調整をどのようにしていくのかなど難しい面もありますが、今後とも地域の皆さんと共に取り組んでいきたいと思います。

 

(寿団地町内会長)

○この問題は地域で議論を始めて10年以上経っている。途中、南町富桑線等の整備があり、一時棚上げしていた。道路もできたということもあり新しいまちづくりを進める意味から、昨年から検討委員会が立ち上げられた。

しかし、1年経てば町内会長も替わり、各町内の意見がなかなか集約できないという地域の内輪の事情もある。会長が替わればまた最初からということで議論がなかなか進まない。詳細がよくわからないという町内会もあり、説明が必要な地区がかなりあるようなので市からも是非説明に出かけていただくようお願いしたい。

 

(総務部長)

昨年から本格的な動きをされてきた訳ですが、住居表示は進め方が重要であります。富桑地区全体ということになりますと非常に広いエリアになりますし、各町内会おいても温度差があります。

段階的にやっていくということも1つの進め方ですし、どういう手法でやっていくかということのある程度の方向性を検討委員会と鳥取市とが一緒になって協議していただきたいと思います。

各町内会についても鳥取市からも積極的に説明に出かけ、理解を深めていただけるように努めたいと思います。

 

(行徳3区住民)

○行徳1丁目、2丁目の一部は明徳地区になるが、全て今回の住居表示の対象となるのか伺いたい。

これからやろうとする住居表示は本当の意味での住居表示になると思うが、過去あれだけの大騒動の末、行徳1丁目から3丁目までができ、その時点でほとんどの住民は住居表示は終わったと認識している中での取組みになる。

 富桑保育所の看板は現在でも「い」「ろ」「は」のままであり、前回の住居表示はそれくらい最近のできごとだ。

 

(総務部長)

現在は、行徳2丁目が分断される形で富桑地区の区域になっており、今のところ誰でもわかる道路や鉄道などで区切られた状況ではありません。先程説明したように街区方式を原則としておりますので、相当の協議が必要であると考えております。

富桑校区だけを考えますと行徳1丁目は対象外ということになります。富桑地区は、明徳、醇風、城北のいずれの境とも非常に入り組んでおりますのでそれぞれの地区との調整も必要に思いますし、これからその辺りの話し合いもしていきたいと思います。

 

 

(5)その他の事項について

 

(寿団地町内会長)

○昨年の市に対する要望事項として、地区内の各公共施設を示す道標を整備していただきたいと要望した。南町富桑線の事業として寿団地入り口の標示はしていただいたが、小学校、公民館、保育所など公共施設の標識に関する要望の回答は「実施事業がない」というものだった。必要かどうかの問題であり、事業は検討してつくるものではないのか。改めて要望したい。

 

(都市整備部長)

寿団地入り口の標示につきましては、本年設置いたしました。各施設の道標を都市整備部の事業として設置するような事業がないということでして、それぞれの施設ごとに事業化して設置するなど整備の方法はさまざまだと思いますので再度、持ち帰って確認したいと思います。

 

(市長)

それぞれどこにどんなものが必要かということを具体的に要望いただく必要があると思います。それぞれの施設管理の事業でやるということもあるでしょうし、道路も市道であったり県道であったり道路の関連事業で一律にすることも難しいだろうと思います。

道路に大きく標示するようなものは多額になりますし、手法はともかく具体的な場所やどんなものがよいかなども地区で協議されたうえで改めてご要望いただき、個別に検討したいと思います。

 

(行徳3区町内会長)

○昨年、町内の浸水対策について要望した。具体的には、聖神社の裏から保育所、公民館の裏あたりの道路であるが、市からは15年度早々に実施するということで伺っている。しかし、何の動きもなくどのようになっているのか伺いたい。

 

(都市整備部長)

聖神社から国土交通省あたりにかけて一部について実施するよう進めているところでございまして、あくまでも予算の制約がありますので年次的に行わなければならないということがあります。具体的には再確認してお伝えしたいと思います。

 

※都市整備部補足

聖神社から坂口様宅の間は平成15年度に側溝改良を実施します。残りの部分については平成16年度に実施する予定です。

 

(千代町3区住民)

○高規格道路が住宅の裏に建設中だが、工事に伴って相当な振動が生じている。地盤調査の結果、相当地盤が軟弱でありやむを得ないということで辛抱している。

今後、道路が完成し、車が増えた場合に我々住民に及ぼす影響を懸念している。将来のことを考えてできるだけの対処、防護策を検討していただきたい。また、このような問題が生じた場合の相談窓口を明確にしていただきたい。

環状線があってそれを承知で住宅が建ったのなら分かるが、家屋を移転させてまで環状線を整備するということであれば相応の対策があって然るべきだ。もっと住民の生活を重要視してほしかったと思う。

 

(都市整備部長)

当該道路については、所管は鳥取県になります。お話の内容は市としても県に話をしたいと思います。

 

(千代町3区住民)

○この道路の計画の際にこの地域の区画整理を申しいれたが予算がないということで断られた。結果として補償家屋だけが移転してあとの住民は辛抱するということになった。我々だけがそのような公害を被るのは納得できない。

 

(都市整備部長)

道路が通ることによる影響については、しっかりと県にお話をさせていただきますのでご了承ください。

 

※都市整備部補足

現状を確認し、県に対し地元意見の申し入れを行いました。

 

○先般、長崎で中学生による事件が発生した。あってはならないことだが、毎年少年の凶悪犯罪が起き、犯罪の低年齢化が社会問題になっている。鳥取においても軽犯罪が起きているが、教育委員会としてこのことをどう考えているか聞いてみたい。

 

 

(教育長)

長崎の事件、神戸の事件など子どもに関わる事件に心を痛めています。

先頃、鳥取警察署で出された犯罪白書において、青少年の犯罪、補導等の特徴がいくつか見られます。

私が最初に目を引いたのは家出の問題です。届出が58件、保護が60件という結果が出ていますが、2件はどうしたのかと言えば、子どもがどうしているのかも親が関心がなく届出がされていないということです。また、家出の中で圧倒的に女子が多いということも気になります。高校生においては14名中全てが女子となっています。

もう1つ特徴的なことは、初発型犯罪が多いということです。初発的な犯罪とは、犯罪の入り口の犯罪ということで、具体的には窃盗、自転車・オートバイ盗などです。鳥取警察署としてもこれを見逃すと次の犯罪につながっていきかねないという恐れがあることから特に厳しくあたっている状況だということです。

鳥取市で凶悪な犯罪が起きないかと言えば、全くないとは断言できません。今、私たちが皆さんにお願いしているのは「子どもは地域全体で育てていただきたい」ということです。今ほどそのことが問われている時期はありません。

誰にも言えずに子育てで悩んでいる親があるかも知れません。それを地域で、また、学校で支えていかなければなりません。どうか、地域全体で育てるということにご協力いただきたいと思います。

 

○福祉施策として敬老会の対象が、今年から75歳とされる。75歳の対象者は元気だがそれ以上の年の人は集まることは困難で寂しい会になりかねない。今までのように70歳を対象に地区でやりたいといった場合に補助金を出すとかということはできないか。

また、介護の問題について箱物建設は縮小し、できるだけ在宅介護で、家族で看ていただきたいという考え方は理解するが、鳥取市のように共働き率が高くまともに親を見ることができないという実態がある。人にやさしい福祉を進められる市長として期待しているのでそこのあたりの考えをお尋ねしたい。

 

(市長)

「敬老会はどうあるべきか」ということについてですが、これまで議論を重ねてきた中で、年々、段階的に対象年齢を上げて、実施してきております。

敬老会のあり方は経費の問題も含めていろいろご意見を伺っておりまして、これまで伺ったご意見の中には、「一生に一度、成人式のように公的に行えば、後は地域での寄り合いとしてやればいい」といったものもありました。

今回、75歳を対象として、これまでの議論は一区切りしましたので、今後のあり方について毎年やるのがいいのか、年齢を区切ってやるのがいいのかなど福祉保健部において検討するようにいたします。

もう1点、介護についてですが、在宅介護にウエイトをかけていくということは介護保険における一つの方針として持っております。これまで、施設の整備を進めてきて、特養施設、老健施設、ケアハウス、グループホーム等多くできてきました。これからも必要に応じて少しずつはつくっていく考えですが、介護が必要な方の数が圧倒的に増えてきている現状がありますので、施設型ばかりでなくウエイトを在宅型に移して行くことが必要だと思っています。施設型を絶対つくらないということではなく、今後5年間でも特養ホームを80床増やすということも具体的に検討している1つです。

在宅の場合、共働きではなかなか難しいということも実態としてあるというご意見でした。在宅介護は、ホームヘルパーを中心に訪問介護ということですが、これは、家の方がいなくても実施できる状態となっていると思いますので介護程度の比較的軽度な方は、このようなサービスを利用していただきたいと思います。重度になれば施設ということも現実的には考える必要もあるとは思いますが、できるだけ「在宅で」という可能性を高めていきたいというのが今の方針であります。

福祉の問題は大きな課題ですのでいろいろな方法でご本人ができるだけ望まれるような形での対策ができるように皆さんのご意見も聞きながら検討してまいります。

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

(西品治住民)

○米子市の場合、1億3千万円をかけて80mの深さをボーリングし、地下水を探り当て、それだけの費用で半永久的に水が飲める。200億という莫大な費用をかけるよりも何故ボーリング調査をしないのか。過去に調査したことがあるのか。何十mも地下にたまった地下水は非常にきれいだ。200億の浄水場を作れば極端に言えば狐川や袋川の水でも飲めるだろう。

 

(水道事業管理者)

米子市の恵まれている点は、地下水が豊富だということです。今、十数か所の井戸から地下水をくみ上げています。したがって、万が一1箇所でもクリプトなどの問題が出たとしても他の井戸で賄うことが可能であり、危険分散がされています。

千代川でもボーリング調査をすればいいではないかということですが、このことは、見直し検討委員会でも議論がありました。しかし、残念ながら8万トンの水を賄うほどの埋蔵量がないこと、また地下水も鉄、マンガン等の含有物がありきれいで豊富で安定した地下水を探り当てることは困難です。したがって現在のところ8万トンの水を地下水だけに頼るという状態ではありません。

そうは申しましても浄水場と併せて地下水がないかという調査も並行してしなければならないということは十分に認識しております。

 

(寿団地町内会長)

○市民合意の形成に苦労しているということだが、それはあたりまえのことだ。

以前は、急速ろ過と言いながら今は膜ろ過と言い、考え方が変わるようでは市民合意も難しいのは当然である。

しかも、先日、鳥取市自治連合会長と水道局長の連名で説明会をされるという文書が町内会長あてに送付されたが、急遽中止となった。この理由を聞きたい。

また、平成22年までの対策として上流の水源の水質保全の取組みの説明があったが、上流の水がきれいにさえなれば浄水場など不要である。佐治川には家畜はほとんどいない。全域で家畜自体も減っている。

 

(水道事業管理者)

急速ろ過から急に膜ろ過に転換したというご指摘ですが、4〜5年前までは膜ろ過方式がずば抜けて建設費が高かったということから、膜ろ過、急速ろ過、緩速ろ過の比較の議論がなされ急速ろ過が最も経済的だということがあり、加えて全国的に75%が急速ろ過を選択していたという安心感もあり、急速ろ過を選択する結論に至ったものです。私は、当時の状況からは、この選択は、当然だったろうと理解しております。

しかし、市民の皆さんから凝集剤にアルミが入っていることからアルツハイマーなどの影響がありはしないかなどの心配の声もあり、昨年8月から見直しを行ってきました。見直しの中で膜ろ過がふさわしいと判断される1番大きな理由としては、膜ろ過方式の普及率がこの4〜5年の間に急激に上がり、経費が安くなったということがあります。また当時から機能は膜ろ過が最も優れていると言われていましたので、コストが1番安く、管理も単純でクリプトの除去率も最も高いということですので、並べて素直に比較検討した結果として専門家あるいは審議会において膜ろ過を選択するのが最もよいという結論に至ったものです。4〜5年でこんなに状況が変わるのかとお疑いの方もありましょうが、これは、私でさえ驚くほど現実はこうなっております。

説明会の中止の件ですが、自治連合会に対して水道局から自由な勉強会をしたいと申し入れしたところ会長にも承諾いただき開催の案内を出させていただきました。しかし、連合会の意思決定の手順を踏まずに甘えた格好で開催を通知してしまったことが、役員の方から軽率だというご批判があり、市町村合併など自治連合会の皆さまに多大なご協力を得なければならない大切な時期でもあり、批判がある中で無理なことは一旦やめて、仕切りなおしをしようということから中止させていただきました。今後、皆さんの中で勉強会をしようじゃないかということになれば、いつでも馳せ参じる気持ちでおりますので、その際はお世話になりたいと思います。

もう一点上流対策についてですが、下流と上流の対策は、よく車の両輪に例えて言いますが、両方がそれぞれ努力しなければ片方だけで全て解決するということにはなりません。全国的にクリプトだけでなくいろいろな有害物質が出てきつつあります。当然、これ以上汚さないようにする努力は必要ですし、また、もっときれいにするために森をつくったり、できるだけ汚いものを流さないようにしたりということは重要なことであります。

佐治川のことを言われましたが、牧畜はないかも知れません。佐治村は、村長の英断により農業集落排水が八頭郡で1番早く整備されており、川は全般的にきれいになりました。しかし、高度処理がされていません。クリプト対策は高度処理が必要です。八頭郡の下水処理場の全てを高度処理できるように整備するには多額の経費を要することから、残念ながら下流で処理をしなければならないということです。

よく天神川を引き合いに出される方がおられます。天神川は各町村で処理水を流さず、まとめて下流の羽合町に放流するようにしているためこういった問題は出ません。米子市は先程の説明のように危険分散がされています。残念ながら千代川は、下流での対策も必要な状況であるということです。

 

(千代町住民)

○今日の説明は、浄水施設があれば今後何年汚れても大丈夫だと言っているように聞こえる。そうではなく、ようやく八頭郡の検査をされたということをお聞きしたが、上流域の森林を大切にして、千代川の水がろ過施設なしでも飲めるようにすることが、私の願いだ。昔の千代川はきれいだった。今、水道局の職員は何をしているかと聞けば山に行っていますと答えるくらいに上流を大切にしてほしい。

 

(水道事業管理者)

上流の森を守るということも条例に規定したいと思っています。市長も森に木を植えるというイベントなどもしたいと言っています。水道局もそのような汗を流したいと思っています。

ただ、ご存知のように千代川は昔のようにきれいではありません。瞬間的に昔に戻すのは不可能です。努力はしながらも今の対策は必要だということはご理解いただきたいと思います。

 

6.市長あいさつ

今日は、たくさんの方におこしいただき、熱心にご議論いただきました。本年度最高の人数ではないでしょうか。発言できなかった方もおありでしょうが、地域で要望を取りまとめる時期になっておりますので、書面でも出していただきたいと思います。

富桑地区の課題は数々あると思いますが、多くの方が暮らしている歴史のある地区でございますので、皆さんが住みよいところだと言える地域、そして子どもたちが元気に育ついい地域にしていくということをお互いの共通認識としながらまちづくりを進めてまいりたいと思います。

本日はありがとうございました。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。