大郷地区 地域づくり懇談会

 

 

1 日   時 平成15年10月9日(木) 18:30〜20:20

2 会   場 大郷会館

3 出 席 者 地元出席者 43名

市側出席者 1

 竹内市長、石谷副市長、伊藤政策調整監、中島総務部長、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、森本人権政策監、西尾環境下水道部長、浜辺教育委員会事務局次長、川上水道局次長、垣田浄水課長(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)湖山池景観地域指定について

 

(都市整備部長)

湖山池公園につきましては、既にご承知のとおり平成4年に策定された「湖山池公園基本計画」の見直しを行ったところです。湖山池の風土を活かした、自然環境にやさしい公園として、湖山池一帯が、人々が集い楽しみ交流できる空間となるように、平成13年度に策定した「霞の里構想」のビジョンに基づき、この周辺の整備のあり方を基本計画としてまとめました。昨年ご要望のあった周遊道路及び三津展望台につきましても、基本計画の中では設置が望ましい施設と位置付けております。

「多くの人々に利用していただくためのPRを」との要望もありましたが、今までと同様に「自然池としては日本一の湖山池」という言葉で表現していきたいと思います。琵琶湖八景、近江八景などにちなみ湖山池新八景といったことを制定するなどして、かねてからご提案の「箱庭的景観」を創出できるものと考えております。平成16年度には新八景の1つとして位置付けているつづらを公園に説明板の設置を計画しております。

また、今年度の鳥取市としての取組みとしては、市民の皆さんが湖山池の情報を共有しながら湖山池をどうしていったらいいのかということを考えていただく一助となるよう「湖山池研究所」というホームページを11月末には立ち上げたいと考えております。今現在、鳥取大学と共に準備を進めているところです。

また、周遊道路は市としても必要な道路と考えておりますので、市もいっしょになってやりたいということで県に強く要望しているところです。

 

○つづらを公園は、雑草が生え、展望台は樹木で湖山池の半分しか展望できない。遊歩道は蛇でも出そうな草むらで狭まり、誠にお粗末だ。湖山池の公園を新しくつくってもらうのは結構だが、せっかくつくってもらったものの管理はしっかりとしていただきたい。せめて市民が弁当でも広げて憩える場所にしていただきたいものだ。東郷湖周辺の公園は常に草が刈られ管理が行き届いている。市長に一度見ていただいて実感してもらいたい。

 

(中山会長)

○一昨年の「地区めぐり」で前市長に対し、小学校や保育園が遠足できるような公園にしてほしいと要望した。地元の老人会に草刈を委託されて年4回の草刈をしているが、つづらを公園の弓の練習場あたりは草むらである。グラウンドゴルフ場からつづらをまでの公園を活かした活性化策を講じてもらうよう今年の要望にも出している。

 

(都市整備部長)

維持管理は市だけではなかなかできるものではありません。鳥取市全域の公園についても地元の皆さんの協力を得ながら維持管理しているという状況です。そのことをご理解いただいて、皆さんとも相談しながら管理のあり方について考えたいと思います。

 

(市長)

先程おっしゃった「つづらを公園」のアーチェリー場あたりまでは、私も行ったことがあります。残念ながら展望台や遊歩道までは歩いたことがないので、こういうものがあるという認識しかありません。管理が十分でないというご指摘ですが、例えば市でできるのが年2回ほどの除草と施設の修繕までとして、それ以外の維持管理は皆さんでしていただくといった協定を結ぶなどしてきちんとやるような方法がないのかな、というのが私の認識です。全てを市が業者に発注してやるということでは市の公園整備自体が行き詰まってしまいます。

湖山池北岸では海洋センター近くの県の牧草地を市民団体がきれいな芝の緑地にしたという例もありますが、何とか地域の皆さんと行政が協働・連携をとって管理し、利用促進が図れるような方法をとっていきたいと思っています。その場合には市も一定の負担をして日頃の管理自体は地元の皆さんにお願いするということを基本的な考え方にしなければならないのだろうなという認識です。

私の所にも何人もの方が、「森の管理が十分でないので、木を切るあるいは木を植えるということをボランティア的にやりたい」と言ってこられたケースありました。そのような声に対して市はこれまで必ずしもうまい対応をしてこなかったのではないかという気がしています。これからはこのようなボランティアの申し出はきちんと受け入れて、地元の皆さんと相談しながらやるということを考えていくべきだと思います。

 

(老人クラブ池沢会長)

○老人クラブでは年2回の草刈と1日おきのトイレ掃除を36名の会員でやっている。できるだけ地元の力でとがんばっているが、夜の間に公園の蓮が何者かに持ち去られるということが頻繁に起きている。空き缶のポイ捨ての問題なども含めて湖山池全体の監視ということも考えていただかなければ手がつかないような状態になっている。

また、景観づくり推進協議会において県の空間事業につづらを取り上げてもらうように要望しており、鳥取城とつづらを城との関係などを記したパネル看板の設置、植物に名札の設置を要望しているので市の力添えをいただきたい。

 

(市長)

老人クラブの皆さんには、この地区の湖山池周辺の清掃をやっていただいて本当にありがとうございます。今のお話を聞いてとっとり市報の表紙に蓮の花を載せて紹介したことが災いしたかなと今ハッと思いました。心無い人が荒らして帰るということに本当にかなわないことです。対策にも限界があって絶対的な防止はできないのですが、看板をつけたり照明を明るくしたりするなど工夫も考えてみたいと思いますし、行き届いた管理がされたところにはそういう行為も抑制が働くものと思いますのでその辺りのことにもう少し力を入れたいと思います。つづらを周辺は、景観も良くこの地域の財産だと思いますので、もう少し重点をおいて皆さんに喜ばれる取組みをしたいと思います。

 

(中山会長)

○監視員については、湖山池100人委員会からこの地区に4名分の監視員の腕章が来ている。それぞれの区長に渡しているので報告しておく。

 

○レーク大樹から船着場まで遊歩道があるが、この道の清掃は地元が年2回やっている。この遊歩道がテニスコートから湖山池側に15mほど沈下しており、波が打つたびに池のごみが上がってきて清掃にも手間を取っている。また、波で遊歩道の下が掘られて空洞になっており危険な状態にある。草刈作業で軽トラックも入れないようになっているので、管轄は分からないが申し上げておきたい。その区間の西側は修繕していただいている。

 

(都市整備部長)

現地を調べさせていただいて管理区分も含めて返答させていただきたいと思います。

 

※都市整備部補足

遊歩道沿いの護岸改修を今年度(L=270m)県の施工で実施いたします。

 

○グラウンドゴルフ場をつくっていただいて土も入りトイレもできた。しかし、草が伸びきっていて大会ができなかった。地元もやらなければならないが、市もある程度は手を入れていただきたい。あまり地元がしゃしゃり出るわけにもいかない。

 

(市長)

公的にはここまでができる範囲だということを示すことも必要だと思いますし、地元の皆さんが問題としているのはこういうことだということが協議できる場が必要だと思います。「管理は誰がどこまで」ということをお互いが話し合うシステムがなければなりません。ある程度はルールもあると思いますが、もう少し明確にしないと地元の皆さんも分からないし、協力しようにもできないということになりはしないでしょうか。都市整備部長、どうですか。

 

(都市整備部長)

行政で100%の管理ということはできない時代です。管理のあり方については、行政と住民との協働ということが今よく言われますが、お互いの役割分担をどのようにしていくべきかを検討させていただきたいと思います。

 

○湖山池にはホテイソウという青いきれいな花を咲かせる水草がある。こういうものも活かしてほしいと思う。

 

○湖山池について前向きな回答もいくつかいただいた。地元も協力体制も考えなければならないなと思いながら聞いていた。協議会のようなものをつくって市とも話し合いながら管理していく必要があると感じた。また、基本計画は地元も皆が把握しているとは思えないので、説明会を開催していただくと理解が深まると思う。今後の基本計画の具体化に向けての実施計画へ進む動きがあるのかどうか伺いたい。

 

(都市整備部長)

一度は地元説明会をしていると思いますし、広報でも各家庭にお知らせしているところです。これから整備計画をつくっていくことになりますが、今、それぞれの実施機関で底泥浚渫や草刈など個別に事業を実施しており、これらを含めて総合的に進めていかなければならないと思っています。

湖山池自体を子どもからお年寄りまで市民の皆さんに認識していただくために、湖山池とはこういうものだということが示せるよう「湖山池研究所」というホームページをつくることにしています。こうしたことで市民の目を湖山池に向けながら1つの方向性を出していきたいと思っています。個々の事業としては石がま修繕事業などをやっていますが、こうしたことも含めて整備計画をつくっていきたいと思います。

 

○ここの隣の金沢の空き地は、以前は韓国庭園のようなものの整備の考えもあったようだが、今グラウンドゴルフに活用している。いつまでもこのまま放っておくべきではないと思うので早急に活用策を具体化させて欲しい。

 

 

(2)イノシシ対策について

 

(商工農林水産部長)

昨年の懇談会において皆さまからたくさんのご意見をいただきました。

最初にイノシシ被害の現状からご説明し、今後の対策についてお話したいと思います。

まず、被害額についてですが、県の集計によりますと平成14年度は、    約1400万円で13年度(約900万円)のおよそ1.5倍の被害となっております。これに対し、ご案内のように防除面での対策ということでは、トタン、金網、電気柵等の設置があります。電気柵が最も有効と言われている訳ですが、これらの設置に対し、県において補助制度を設けられ、皆さんに設置いただいているところです。柵の設置は14年度に25kmを設置いただいており、過去5年間でも平均して25km程度の設置をいただいています。

次にイノシシの個体数を減らすための駆除の面から言いますと、皆さまからのご要望に基づき平成8年度より市で捕獲檻を設置しておりますが、今年の9月時点で合計91基が設置され、当大郷地区でも現在10基が設置されています。このように年々増やしておりますので捕獲頭数も増えており、14年度に175頭が捕獲され、今年度も9月末で既に同数の175頭を捕獲しています。ちなみに近年の捕獲数を申し上げますと11年度に76頭、12年度に121頭、13年度が118頭となっています。14年度あたりから捕獲数もかなり増えていますが、捕獲しても頭数がなかなか減らないという実態もあります。さらに、今年の冷夏の影響で山に餌がなく、人里に下りてくる頭数が増えるだろうという記事も散見され、全国的に苦慮しているようです。

昨年の懇談会で「抜本的な対策を」というご要望をいただき、関係者を集めて前向きな検討を行いたいと申し上げました。これを受けて本年7月1日の鳥取地区鳥獣被害対策協議会の場におきまして被害状況を確認し、どのような被害対策を行えばよいか、有効な手立てがないかといった協議をいたしました。この会は、イノシシ対策の専門として鳥取県、鳥取市、岩美郡、気高郡の各町村、農協、森林組合、農業共済、猟友会、林業試験場というメンバーで行っていますが、現実として残念ながらなかなか有効な手立てがないというのが結果でございます。

昨年の3月に鳥取県がイノシシ生息状況等報告書をまとめられており、その中で防除ということに触れていますが、これもやはり決め手となるような目新しい防除方法はないということで、これまで有効とされているトタン、電気柵等の物理的な対策を柱とし、駆除を補助的な役割に位置付けて対策を行うべきではないかという方針をまとめています。

今以上の効果的な方策について協議会の中で知恵を出し合って被害を最小限にとどめる努力をしてまいりたいと考えております。

 

○猟友会は、それぞれ自費で鉄砲や罠を購入して捕獲しており、市や県の補助で設置したような檻は、猟期になれば閉めてもらわないと困ると言われる。我々は駆除を求めている。狩猟期間内も檻を開けてもいいようにしていただきたい。

 

(商工農林水産部長)

イノシシの捕獲は、狩猟期間以外は許可制ということですが、自由に取れる猟期の延長をという要望に基づいて平成13年の10月に1ヶ月延長されました。この効果については県で検証されているところです。檻の設置期間のお話は、この場で即答できませんので県にも確認し、相談してみたいと思います。

 

○福井では、去年まで被害のなかった所も被害が出ている。来年になると「ごめんなんせえ」と言って玄関を開けて入ってくるのではないかと思うくらいだ。それだけ頭数が増えている。

 

(商工農林水産部長)

先ほども申し上げましたが、頭数が増えているのも事実ですし、特に冷夏・長雨の影響で人里に下りてくる頭数が増えることも懸念しています。残念ながら決め手となるような抜本的な対策が現時点でない訳ですが、檻などで個体数を減らす地道な努力を続けていくということが、現下の対応であると考えております。

 

 

(3)山陰自動車道について

 

○山陰自動車道は、今の計画ではこの大郷地区を横断する計画になっている。住民説明会があり、公聴会がありこれから都市計画決定までに市町村長の意見を聞くという機会があると思う。地元では、湖山川の関連で地域が浸かるということを非常に心配しており、高架にして欲しいという強い要望がある。地域としても意見を十分汲み取って意見具申をしていただくようにお願いしたい。

 

(中山会長)

○大郷地区区町会でも市に対し、地区要望として過去に金沢地区が浸水した時の写真をつけて要望書を出している。今の計画では盛土となっているが、大雨で地域が浸水することを懸念している。高架にしていただくよう強く要望する。

 

○子どもの頃からこの大郷地区の水害を見てきている。前市長にもこの写真を見てもらい「これは大変だ」ということで県にも要望され、宇田川の改修に踏み切っていただいた。我々の要望に対し、県も湖山川の浚渫などしっかりしていただいている。やはり、市長の声は県にも届く。この地区は何回も水害にあっており、盛土では大変なことになると分かっている。後世に憂いを残さぬように高架構造に変更していただくようお願いする。

 

(市長)

山陰自動車道が大郷地区を横断するということで、今都市計画決定をするという段階です。市町村長の意見を聞くということはこれからの手続きの中に入ってきます。都市計画案の説明があった際にもご意見がありましたが、いくつかの地域で盛土構造では不都合だということがポイントとしてあったと思います。そのことも含めて皆様のご意見を把握して納得いただけるような計画となるような努力をしていきたいと思っております。高架構造にすると一般的にはコスト高になると言われますので、事業主体としては「事業の進捗にも影響が出てくる」と言う訳です。確かに高速道路も経費節減の時代であり、公団の有料道路でさえそのようなことが言われますから無料の直轄道路でつくることになればなおさらよりそういう要請が強くなります。しっかりと地元の声も伝えながら接点を見出す努力をしたいと思います。

 

(都市整備部長)

洪水の写真を見せていただきましたが、これから県において都市計画決定が行われている段階です。私からもご意見をお伝えしますが、洪水の状況について実際に起きた時の写真や資料を示して県に直接要望されていますか。

 

(中山会長)

○県には湖山川の改修に関してこの写真を出しているが、道路については出していない。市から要望していただきたいと思い今年の地区要望として市に提出している。

 

(都市整備部長)

都市計画決定手続きの手順としては説明会、公聴会を通じて素案が原案となり市に来るということになります。手続き的には地元の意見を聞いた後に市の意見を求められるということですので、当然市からも意見はお伝えしますが、直接県に訴えられた方が説得力はあると思います。

 

(中山会長)

○説明会の際にも洪水の問題は力一杯要望している。市からもバックアップしていただきたい。

 

(市長)

わかりました。

 

 

(4)その他について

 

 

(松原団地区長)

○今年6月に深夜にマンホールから汚水が逆流し溢れたことがあった。家庭の汚水枡からも汚水が溢れたことがある。掃除には来ていただいたが、その後の説明がないので原因についてお尋ねしたい。

 

(環境下水道部次長)

直接の担当者がいませんので即答できません。改めて説明したいと思います。

 

(市長)

大雨でも降りましたか。

 

(松原団地区長)

○雷が鳴って大雨が降っていた。

 

(教育委員会事務局次長)

雷で停電しポンプが停止したのではないでしょうか。

 

(環境下水道部次長)

いずれにしても持ち帰って報告したいと思います。

 

※環境下水道部補足

10月16日松原団地の松本区長に電話にて原因について説明をしました。水位計の故障でポンプが起動せずに水位が上昇し宅内の汚水升が溢れたためと説明をし、水位計をフロートから投込み式に変更し信頼性の高い方式としたことで、今後トラブルの無いよう処置した旨ご理解いただいています。

 

(中山地区会長)

○市議会の中継を見ていたら合併後10年間は鳥取市の1人あたりの公共事業費が8万円で維持できると市長が答弁していた。人件費の削減や合理化だけで 10年過ぎた後の財政が維持できるのか。市長はこの10年間に合理化以外に何か特別なことを考えているのか。

 

 

(市長)

合併しないでいくと平成20年代の前半には基金が底をつき、社会資本整備の水準が2分の1から3分の1程度の水準に落ちてくる試算をしています。現在、1人当たり8万円程度の投資を行っていますが、それが維持できなくなります。

大きく言って合併して何が1番良くなるかと言えば、交付税の特例措置や合併特例債などの財政的な国の優遇措置があるということです。一方で合併するとこれまで各市町村に配置している職員数が2割弱削減できることになり、また、物件費などの重複した固定経費が削減できます。そういったことを前提に将来に渡って一定の水準の社会資本整備の投資が維持できる試算をしています。投資以外の住民サービスの水準も維持できるものと思っています。

ただ、経費節減をしても気を緩めるとすぐに財政も厳しくなります。「合併しない町村は厳しくやっているが合併した所は努力が足りない」と言われないように常に厳しく気を引き締めてやっていきたいと思っています。

 

(中山会長)

○この10年間で観光に力いっぱい取り組むとか、企業を誘致して基盤をつくるとか、そういう考えかどうか伺いたい。

 

(市長)

合併効果の推計とは別に、観光客の倍増、滞在型の観光地への転換も努力したいと思いますし、企業誘致も今の鳥取市だけではなかなか進みませんので、合併する中で河原町の工業団地などの新しい可能性を100%活用したいなと思っています。さらに農業についても合併により県下一の農業生産地になると思います。米も梨も足し合わせれば非常に大きな産地となり鳥取市が誇れるものの1つになると思いますし、大きな力になると思っております。

 

○合併後も竹内市長が市長をつとめられるのか。 

 

(市長)

平成14年4月に選挙で選ばれまして、4年間の任期があります。特段のことがなければ16年の10月に合併が整った後約1年半は市長をつとめるということになります。任期後は選挙ということになります。

 

 

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)垣田水道局浄水課長 資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

(中山地区会長)

○浄水場は市議会でも力いっぱい議論され急速ろ過方式で進められていたものが、市長は選挙では緩速ろ過の方が望ましいと言われ、今は膜ろ過へということで二転三転している。本当に大丈夫かと非常に不安に感じている。

 また、急速ろ過の時は処理能力が12万tということだったが今の方針は8万tということで本当にそれで大丈夫なのか。

 

(市長)

鳥取市が急速ろ過で進めていたことは明白な事実です。私が就任した後に速やかに工事を中止し、見直し検討委員会及び水道事業審議会でろ過方式の効果及び事業費での比較などを幅広く検討していただきました。事業費は膜ろ過施設の普及率及び技術の向上により膜ろ過が維持管理費も含めてだんだん安くなっているという事実もあり、そういうことから膜ろ過が最適であるといわれる中で、最終的には千代川の水を使った実験で効果を確かめ、どの膜がベストかということ、併せて緩速ろ過の実験もしてみてその結果をもとに事業化に向けた的確な判断をしようとしています。二転三転と言われましたが、急速ろ過から見直しの段階を経てこれから最終的な事業化への判断をしようとしている訳で、検討の最終段階に入ってきているということをご理解ください。

また処理能力については、急速ろ過の時は10万4千tということが当面の施設規模とされていたことは承知しています。8万tというのは過去5年間の1日最大給水規模をもとに出されている数字です。最近は節水という考え方も徹底していますので、実績からも必要最低限の給水能力として8万tという数字が示されています。急速ろ過の施設として既に整備された管やポンプなどの一部は当時の計画での大きな規模での整備がされていることから、万が一増設等の必要が出てきたときの対応は可能だろうと思いますので、これからの設計の具体的な段階で工夫すべきものと思っています。季節によっても給水量は違いますがピーク時でも十分賄え、給水区域のある程度の拡大にも対応できる水準として出された数字です。いずれにしても浄水施設があまり大きな事業費になってはいけませんし、過大な将来予測で大きすぎる施設をつくることは戒めるべきことと思いますので、必要最低限の規模として検討委員会及び審議会でも検討された結果、認知された数字ということです。  

 

○竹内市長は浄水施設の見直しということで選挙に出られた。我々は経過や技術的なことはわからないので「安全で安い水」という観点でしっかりとしたものにしていただきたい。

 

(市長)

その点は私も水道局も同じ考えでやっております。

 

○今現在、鳥取市でも簡易水道の区域がある。合併後の他の町村エリアの水道はどうなっていくのだろうか。

 

(副市長)

今、合併の事務事業調整を行っているところですが、現在、上水道を有するエリアは鳥取市、国府町、青谷町で、河原町は17年4月から上水道が供用開始の予定になっています。将来を見越してもしばらくは今申し上げたエリアが上水道の区域、その他は簡易水道ということになろうと思います。

上水道の料金もばらばらの状況ですが、時間をかけて一本化していかなければならないと考えています。簡易水道は上水道以上にばらばらの料金体系でして、これについても一本化の方向にもっていかなければならないということで議論しています。概ね10年以上はかかるものと思っています。

 

 

6.市長あいさつ

 

(市長)

本日は、大変多くの課題についてご意見・ご要望を伺いました。合併ということが1つの大きな課題になっていますが、9市町村で予定していたものが、先日の智頭町での住民投票の結果により智頭町も合併協議会の仲間に加わることになります。このことにより千代川の源流部から海岸部まで一貫した地域づくりができるのではないかと思いをめぐらせています。智頭町を含めると人口約21万人の都市ということになりますが、数だけではなく要は中身ですので合併を通じて地域が良くなり、行政サービスが向上していくように目指したいと思っています。

地域の課題については湖山池に関するご意見がたくさんありました。湖山池はまだまだ本格的な整備に着手していませんが、合併を通じても新市のシンボル的な事業として整備できないかと改めて感じました。地域の皆さんと手を携えて推進していきたいと思います。最近でも「湖山池で花火が上げられないか」という提案がありましたし、そういうことも含めて、湖山池のあらゆる場所から色々な風情が楽しめるような夢のある将来をつくっていきたいと思っています。

山陰自動車道のICが吉岡あたりにできる計画ですが、ここから山陰自動車道、鳥取自動車道を通じて関西などの他の地域へ、また、これから合併する市町村へのアクセスも非常によくなります。合併を通じてこれからの明るい未来を皆さんと共に展望し、力強く進んでいきたいと思います。本日は長時間に渡りありがとうございました。

 

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。