湖山地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成15年11月4日(火) 18:30〜20:20

2 会   場 湖山地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 38名

市側出席者 1

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、伊藤政策調整監、中島総務部長、西澤企画推進部長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、小田環境下水部長、森本人権政策監、中島秘書広報課長、森本福祉政策課長、垣田水道局浄水課長(事務局)藤岡市民参画課長、担当(松田

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)湖山池周辺整備について(浄化対策、周辺環境整備、景観保全)

 

(都市整備部長)

平成13年5月に「霞の里構想」を策定しましたが、この図面は、これをもとに平成14年1月に作成した「湖山池周辺地域公園基本計画」のイメージ図です。湖山池周辺をゾーニングしてこれからどのように整備していくのかを示しています。この中で周辺の優れた景勝地を「湖山池八景」と位置付けており、平成16年度より説明板、展望台、ベンチ等を計画的に整備することとしています。平成16年度は、青島及びつづらを城址に説明板を設置したいと考えています。

また、池田家の方より市に桜を寄付したいというお話もあり、ご意向を伺うことが必要ですが、その桜を青島周辺等に計画的に植樹してはどうかと考えています。北岸地域につきましては、NPO法人が整備された芝生広場がオープンしていますし、県・市により艇庫、桟橋、駐車場等の整備を計画しています。

 アンケートの中で周遊道路が必要だという意見が多くいただいていますが、県が三津から海洋センターの所に河川管理用道路として整備するための用地交渉に入っている段階ですが、まだ合意に至っていないと伺っています。事業の進展がなく中断している状況ですが、県にも強力に要請し、地権者の方にも了解が得られるよう努力したいと思います。

 浄化につきましては、平成12年度に3回の公開討論会を通じて汽水湖で再生するということで市民合意を得ています。本年8月30日にも「第3回湖山池水質浄化100人委員会」を開催していますが、農業用水の水源対策として2案、ルート選定や概算事業費等の説明がありました。農業者の立場からすれば水は塩分のないもの、漁業者の立場からすればある程度の塩分濃度があるものがいいということもあるようですので、今後、適正な塩分濃度について検討をしていくと伺っています。

 また、湖山池の浚渫につきましてはヘドロの中に富栄養化の原因になるものが含まれているということもあり、12月上旬に83,000㎥(20cm程度)のヘドロの除去が計画されています。

 湖山川の浚渫もご要望いただいておりますが、本年度にJRから上流側の測量を行い、また、16年度にはJRから下流側の伐開を行ったうえで状況を確認しながら浚渫を検討したいと伺っております。残念ながら古川につきましては、当面予定はないとのことです。

 もう1点、湖山池の景観保全についてですが、美しく優れた景観を保全するため平成12年12月に「鳥取市景観形成条例」を制定しました。この条例の中で重点的に景観形成を図る必要があると認められる河川等の豊かな自然を有する地域を景観形成地域に指定することにしています。住民の皆さんに説明しながら湖山池の周辺を地域指定する作業を進めておりまして、去る11月6日に景観形成審議会の場において湖山池周辺の景観形成地域指定について了解をいただいています。12月上旬から2週間程度の縦覧を行い、皆さんのご意見を伺った後に12月末までを目処に告示を行いたいと考えております。

 

(村上地区会長)

○古川の浚渫は当分手がつかないという説明だが、現地を見ていただくと血管が1本詰まったような状況だということがお分かりになると思う。古川は、川の機能を失っている。これを通さなければ湖山池の浄化はあり得ない。地区民の長年の悲願でもあり県の所管だが市からも協力をお願いしたい。

 

(都市整備部長)

古川の浚渫につきましては、市としましても県に対して要望はしておりますが、県では全域の浚渫、除草等の要望の中で、阻害率が30%以上にならなければ予算がつかないということをおっしゃいます。全河川についてもかなり厳しい予算査定がされています。来年度についても予算要求はしてみたいという意向は伺っていますが、予算がつくかどうかは皆さんとともに働きかけをすることも必要だと思います。

1つ付け加えたいと思いますが、湖山池の水質、生態系などを紹介するものとして、今現在、鳥取大学の霜田教授にご協力いただいて「湖山池研究所」というホームページを作成中です。湖山池の自然、歴史、生態系などのあらゆる情報をここに入れ込んで皆さんに情報提供しながら湖山池について考えていただいたり、浄化に関しての実践をしていただいたりするための一助となればと考えています。今月末には開所したいと思います。

 

○基本計画でゾーン指定されても漠然としていてどこをどうするのか、どういうところで効果があるのかが、よく分からない。もう少し絞り込んで目的が見えるようにしていただかなければ、市としてこうしたいんだというコンセプトが今ひとつ感じられない。我々に出せといわれればそれまでだが・・・

 

(都市整備部長)

先程若干経緯を申し上げましたが、平成4年にできた基本計画を見直すにあたり、市民の皆さんのご意見を聞きながら計画を練り直してきました。アンケートの中で周遊できるようにして自然を残していくべきだという案が多かったような状況です。例えばお花畑ゾーンについても水面が見えるように何もしないで欲しいとかさまざまなご意見をいただいています。

この計画を基にして、これから箱物をつくるのか、あるいは自然を残すことを主眼としてその自然をいかに楽しめるようにしていくのかということ等について具体的に考えていかなければならないと思います。

 

(市長)

今は基本計画の段階ということがあり、確かに漠然としていて、このあたりをこういうゾーンにしたいといった方向付けにとどまっているという印象をもたれることと思います。個々の事業としては、周遊道路、展望台、案内板の設置、水質浄化などの取り組みがありますが、湖山池は広いエリアですので全体を一気に整備することはできません。個別の事業を少しずつやっていくためにこの基本計画を基にして整備計画をつくることが課題となっております。

湖山池を大きな日本庭園の中の池だという発想で考えたらどうかというご意見もありまして、私は納得できる考え方だと思っています。いろんな場所から景色を楽しむとか、水面を利用して遊覧船やボートなどを浮かべるということも可能性はあると思っています。湖山池は水産資源であったり、スポーツの場であったり、多面的な機能を持っておりますので、それぞれが発展するように周辺の公園整備と併せて総合的に考えていかなければならないと思います。かねてから大学、小中学校、環境グループ、NPOなど湖山池に関わりのある方々がそれぞれの研究や活動を発表できる仕組みを提供するために「湖山池研究所」というものをつくりたいと考えています。皆さんもそれぞれの問題意識、関心、興味で湖山池とどう関わっていくのかを考えながら、具体的に行動を起こしていただくよう呼びかけていきたいと思っています。

湖山池の魅力を具体的に拾い出し、それぞれが活かせるようにみんなで取り組んでいきたいと思います。

 

 

(2)湖山池周辺史跡整備について

 

(教育長)

この周辺には国指定の史跡として「布勢古墳」があります。また、県指定の史跡として「天神山城跡」がありますし、市の指定として大学に隣接して古墳が2基あります。また、県の無形文化財として「栖岸寺の双盤念仏」が指定されています。その他にも指定はされていませんが、和泉式部の「胞衣塚」、「産水の井戸」、「尾車文五郎の碑」などがあります。

天神山城跡についてですが、湖山地区からいただいております要望内容は十分県にもお伝えしまして、かなりきれいに整備されました。史跡に登る道も杭を打ってチップが敷きつめられています。上にある井戸も危険がないように柵と網が設けられました。木の伐採も一部行って頂上の東屋からの眺望も確保されています。旧農高のグラウンドを通らずに県道からも上がれるようになっていますし、道沿いに案内板も設置されだんだんと整備されてきたなあと感じているところです。

胞衣塚や産水の井戸につきましては、皆さまの地域を大切にする運動の中で大変きれいになっていると感じています。赤線が復帰して砂利が敷かれるなどして道路から見えるようになっています。尾車文五郎の碑あたりも危険な碑は移していますし、草刈等も施されてきれいにしていただいています。

教育委員会の取り組みとしましては、湖山池を中心とした散策ルートを決めて、パンフレットを作成することを予算要求したい考えをもっています。石がま、つづらを城跡、青島、桂見の丸木舟の出たところなど湖山池周辺を散策できるようにマップのついたパンフレットを是非来年度には実現したいなと考えています。

 

○天神山城跡は整備が進んで喜ばしく思っているが、県道布勢空港線からの出入ができるように是非お願いしたい。

和泉式部の胞衣塚は一部手を入れて整備した。産水の井戸は入口に個人の建物が建っていたものを地元もお願いして取っていただいたものの、通り道は和泉式部にふさわしいものではなく見苦しい面がある。都市計画課にお願いしていたところ「何かいい方法を考えてみようか」ということだった。二本松には尾車文五郎の碑などがあるが簡単な案内板の設置についてご検討いただきたい。

 

(都市整備部長)

和泉式部の産水の井戸の通路整備のお話がありましたが、県・市2分の1補助の事業として補正予算要求を検討しましたが、年度途中ということもあって予算がつきにくい状況もございまして新年度当初に予算要求を検討したいと考えています。

 

(教育長)

きちんとした史跡であれば教育委員会としても前面に出ますが、本件については都市整備部ともどのような援助ができるか相談しながら可能なことは検討したいと思います。

二本松は一部に私有地や墓地があったりして、手が出せない面もありますが、教育委員会で説明板はつけています。このような協力であれば検討はできるものと思います。

 

 

(3)ごみ分別の徹底について

 

(環境下水道部長)

昨年の懇談会でも当地区は学生アパートが多く分別がなかなか徹底されないとのご意見をいただいております。

 14年度にも実施しましたが、本年度も鳥取大学農学部において約100人の学生さんに分別についての説明会を行いました。さらに外国人留学生を対象に4月と10月の2回、空港内の国際線ロビーにおいて説明会を行っています。ハングル、中国語、英語の3種類のパンフレットで通訳を交えて行いました。さらに市報でも分別の徹底を広報して呼びかけています。

 本年度の新しい取り組みとして、環境推進員制度の導入を考えており、3地区をモデル地区として実施いたします。この推進員は、循環型社会の構築を目標に、市民と行政が協働して環境意識の高揚を一層推進することを目的に地区および町内会の組織に設置するものです。

 任期は2年としておりまして、構成は、各地区にリーダー、各町内会にサブリーダーを置くこととしております。

 リーダーは、地区の取りまとめということを主に行っていただきますが、サブリーダーの役割は、

(1)町内会における一般廃棄物の減量化・再資源化の普及指導活動を行う

(2)一般廃棄物の収集、処分等に関する意見または助言を市に対して行う

(3)不法投棄を防止するための市への協力を行う

(4)一般廃棄物の減量化及び再資源化の推進について市が依頼する事項に対する協力を行う

ということとしています。

 来年度には当地区にも推進員を設けて活動していただくようにお願いしたいと考えています。 さらに今年度の引越しシーズンに向けて、大学や不動産業者を通じてチラシを配布したいと考えており、引越しにおけるごみの適切な処理について呼びかけることとしています。

いずれにしましても、ごみの問題は行政だけで解決できるものではなく、皆さんのご協力なしではできないものですので皆さんと共にいろいろと知恵を絞って取り組みたいと思います。

 

 

(4)鳥取農高跡地の利用について

 

(教育長)

農高跡地につきましては、定時制、通信制の一貫校として緑風高校を県教委から説明がなされていると思いますがいかがですか。

農地を市民農園として開放したいという申し出もありましたが、条件がよくなかったためお断りしていますし、要望があれば説明に出向きたいという意向を確認していますので、県教委に申し入れされればと思います。

 

(村上地区会長)

○緑風高校は、旧農高の全部の敷地を使用しないように聞いている。湖山池の史跡探索ルートをつくるのに湖山池にふさわしい何らかのものが整備できないかと考えており、改めてご相談申し上げたいと思っている。

 

(教育長)

農高跡地は相当数の建物がありますので個々にあたってみる必要があると思います。具体的にご相談くださいますよう願います。

 

 

(5)その他について

 

○美術館建設が中止となったが、20年来湖山地区はお花畑ゾーンの所に美術館を作ってはどうかと言ってきた。10月に知事が天神山に視察に来られた際にも、駐車場のない県立博物館のようなものでなく農高跡地の広大な敷地に建てるべきだと直接言った。市はどの程度口出しできるものか。

 

(市長)

美術館につきましては、実現に向けて毎年県に対する要望の中に入れています。県は具体的な立地の検討はやっていないように思います。今は県立博物館が美術館も兼ねているという認識で、作品の収集などの内容の充実に力を入れているということを言われますので、美術館は検討中であるということが県の言い方になっています。

逆に市でしてはどうかということを言われたりしますが、県自体も必要性は認識しておられるものと思っていますので、是非、県立で適地に立地して欲しいということを要望していきたいと思っています。

皆さんの声の中には、美術館は市街地がいいというご意見と、自然環境のいい所がいいという両方のご意見がそれぞれあるように思います。元々原案では、湖山池が一望できて自然環境のいい旧少年自然の家の所でしたが、中止となった今、立地についてどのように考えて行かれるかということは見通しがつきにくいものです。市として口が出せないのかということですが、市内につくっていただきたいということは毎年の要望でも、いろいろな機会でも言っています。「どこにつくるか」という段階にもなっていませんので、地域の皆さんがこういう要望があるということを県に伝えていただくことも大事だと思います。県はあまり急いでつくるという姿勢ではないことは確かですし、必要だということもなかなか言えない状況のように思います。

 今、市街地にも小さな画廊があったり、例えば今チャーチル展が仁風閣で行われたりしていますが、いろんな場所で美術の展示をすることはいいことだと思います。今後も作品の展示がいろんな所で行えるような条件づくりをしていきたいと思います。

 

○古川と新川の合流する所に民間業者がマンション建設を計画している。今工事が中断している。市が施主から買い上げて活用していただくということができないか。

 

(村上地区会長)

○今お話があったのは合流地点の中洲に5階建てのマンションを建てるということで整地をしています。地元の方々及び自治会も汚染の問題等のことで何度か話し合いをしてきている。工事を再開するということで業者と都市計画課の職員に来ていただいて話をしている。業者で中洲に橋を架けて出入するという構想だとのことである。

 

(都市整備部長)

私自身が詳細を把握していないため背景がわかりませんので事実関係を確認したいと思います。

 

○既に橋げたができているが、鉄道があるために、工事に待ったがかかっているようだ。市が買い取って公園などに利用していただけないものか。

 

(市長)

住宅地図で今確認しましたら造成中となっていますね。ここを公共のために使うとなれば何の目的に使うかということになります。今、公園でもとおっしゃいましたが、一般的に公園整備は、宅地開発行為に伴って公園用地を確保し、市に帰属されたものを整備するというのが基本的な考え方です。公園は既に全体の配置というものがありますので、全体を見て検討しなければなりません。整備するということになるには周辺の状況でどうしても公園が必要だという状況がなければならないと思います。

仮にマンションができた場合の具体的な地域への影響が今ひとつはっきりしないのですが、何か支障があるのでしょうか。

 

○一般向けのものにするとか、高齢者向けのものにするとか、施主の話がころころ変っているということがある。また、高層の建物により日照権の問題が出てくるのではないかと思うし、夜間の照明で周辺がまぶしいということが出てくると思う。

 

(市長)

問題提起として受け止めておきたいと思います。

 

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)近藤水道事業管理者:資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

○かつては急速ろ過で決定していたのは紛れもない事実だ。水道局が行った説明会後のアンケートでは圧倒的に膜ろ過がいいという結果を示されているが、当時急速ろ過がいいとしていた行政の立場でこのことについてどう受け止めているか。

 

(水道事業管理者)

浄水場問題が盛んだった頃の平成12年の市報に「鳥取市の浄水施設について」という水道局の広報を折り込んで皆さんにお配りしています。この中で北海道大学の眞柄先生とのインタビュー形式で水道問題についてかなり詳しく掲載しています。眞柄先生の言葉をそのまま読みますと「費用面を考えると急速ろ過が一番妥当だと思います。私が3〜5年後に水道局長だったら膜ろ過を選ぶでしょうね。」と言っておられます。当時から機能としては膜ろ過が一番高いということは、専門家の間でも言われていました。ただコストが高すぎるということがあり、当時の比較では急速ろ過と緩速ろ過の比較でコストが低いことから、急速ろ過が選ばれたものです。今、見直してみますと当時からコストが半分に激減しております。先日からろ過実験のためのプレゼンテーションを何社かを集めて行いましたが、さらにコストが下がることがわかっています。このようにコストが劇的に下がっているということは紛れもない事実です。

 大都市は水が汚れているということから急速ろ過が歴史的に発達したということがありますが、当時、急速ろ過は緩速ろ過より若干安く、全国の水道水の  75%で飲まれており、コストの安さと安心感から当時としては最善の方法を選んだということは私自身も当然だっただろうと理解します。

 

○今まで見直しの議論を積み重ねて、またさらに実験ということはまだ不安があるのか。

 

 

(水道事業管理者)

水道事業審議会の答申において実験をして確かめるようにとの付帯意見をいただいています。

アメリカやヨーロッパでは10万t以上の規模の膜ろ過施設が普及しています。日本国内は大きい規模のものでは昨年から栃木県の今市市が1日1万tの処理をされています。これが最大です。東京都の羽村市で3万t規模のものが建設中ですし、福井市で5万tのものを近々着工されるとのことです。10万tのものは九州地方で計画中ですし、横浜市では20万t規模のものを検討されています。鳥取市が行おうとしている8万tというのは大きな規模であり、専門家の間では1万tでも10万tでも技術的には大丈夫だと言われておりますが、千代川の水できちんと機能するかどうか確かめるということも大事だと思います。慎重に実験して最終的な決断をしたいと考えております。

 

○現実に危険のある水を飲んでいる訳で、1日も早く問題のない水にして欲しいと思う。一番いいと信じていたのがそうじゃなかった、また実験したら別の方がよかったということではどんどん長引いてしまう。毅然とした決断をしていただきたい。私にとっての専門家は、学者ではなく水源地で何十年も水を守ってきた水道局の職員だ。職員の意見を信じたい。

 

(水道事業管理者)

千代川の伏流水を取水している水道水は非常においしくきれいだということは間違いありません。しかし、クリプト問題が起き、そういったものが紛れ込む危険があるということを否定できないことからクリプト対策をしなければならないことになっています。「万に一度のことだから大丈夫」と言っては済まされない問題であります。

機能としては膜ろ過が優れているということは間違いありませんし、なおかつ値段が安いということであれば、膜ろ過がふさわしいと思っています。先程申し上げたように日本国内の普及状況から実験をして確かめた方がいいだろうということなんです。そのうえで最終的な判断をしたいと考えています。

 

○今日の夕食時に回覧が回ってきて今日のこの会を知った。このような重要な説明会を前もって知らせしていたのか。説明会になると出席者が非常に少ない。もっと広報の仕方を考えて欲しい。

膜ろ過は最新の技術だということだが、原理は単純に言って私が台所の排水口にネットをつけて水を切っているようなものだろうと思う。膜が詰まるということもあり、洗浄も必要だと思うが、洗浄に関しての電力も水も必要だし汚水も出る。どのように処理するのかお尋ねしたい。

 

(市民参画課長)

案内につきましては、開始当初に市報でお知らせしていますし、鳥取市のホームページには開催日と既に行われた地区の結果も出しています。さらにCATVでお知らせし、各町内会の班ごとにチラシを回覧していただいています。

 

(水道事業管理者)

環境に負荷を与えない施設にということで、横浜でモデルをつくって実験をやっています。私も実際に見に行きました。今回鳥取市で行う実験でもその点は十分確かめることにしています。

基本的には水はリサイクルによって何度も使い、無駄な水は出さずに最終的に出るのは汚泥だけというシステムを考えています。電力も極力使わない省エネルギーのシステムをなるべく採用したいと思います。

 膜は毎日洗浄を繰り返し、何ヶ月に一度かは工場に持ち帰って、我々が使っている塩素滅菌に使う塩素や苛性ソーダといった薬品で洗浄することになっています。

 

○膜の寿命はどの程度か。

 

(水道事業管理者)

膜の寿命は各グループによって5年とか15年とかいろいろありますが、寿命に従ったコストをそれぞれ提案してもらっています。単に寿命が長ければいいというものでなく、コストが将来的に保証されるという点に注意を払いたいと考えています。

 

6.市長あいさつ

長時間にわたりまして地域の課題をたくさん議論していただきました。最後の水道の問題につきましてもきちんとした結論が出るように私としても慎重に検討をしているところです。今の時点で一番いいやり方はどういうことかということで、見直しの過程の中で膜ろ過がコストの面もかなり少なくて済むことが明らかになっております。水道というものは我々の生活の源ですので、安全で安心な水にすることが重要であります。大した危険性がないので大丈夫だという訳には行かないのです。そういったことで「早くすべきだ」というご意見もいただきましたが、そこは慎重に検討し、皆さんのご理解を得ながら進めたいということでありまして、国からの変更認可などの手続き的なものもありある程度の時間はかかるものと思っています。その間に水質の監視や植林などによる水源涵養、いざという時の緊急対策の強化などをやっているところですし、これからも充実させたいと思っています。総合的な対策で万全を期してまいります。

さて、今、市町村合併の協議も進んできて「夢のある20万人都市に」ということが、各町村の間の共通認識となっています。その中で交通網を整備していくということも重要になっております。東京便が4便になりましたし、私は昨日岡山に行ってきましたが、JR高速化により「スーパーいなば」で岡山〜鳥取間が1時間40分を切るまでになり便利になりました。そこで高速道路がないのが大きな悩みでありますが、交通条件がだんだん改善されてきた中でその最後に高速道路が開通することにより、産業面、文化面、観光の振興、農林水産業の振興などさまざまな面で地域の活性化を図ることができる段階を迎えられると思っています。

不況で大変苦しい生活を皆さんがされている状況には胸を痛めていますが、合併をして市民サービスを維持向上できる基盤をつくり、外に打って出ることができるような新しい地域づくりを展開して大いにアピールしていきたいと思います。今地域間競争の時代と言われますが、21世紀に新たな展開をして20万都市が名実ともに内容のあるものとして地域間の競争にも打ち勝っていけるような状況をつくっていき、そのことで子供たちにも夢を持ってもらえるような鳥取市にしていきたいと思います。

この湖山地区は鳥取市にとっても重要な地区でありますので、これからも湖山地区がさらに発展していくために一緒になって行動していきたいと思います。

本日は長時間に渡りありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。