浜坂地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成15年10月29日(水) 18:30〜20:40

2 会   場 浜坂地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 60名

市側出席者 11名

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、谷口商工農林水産部長、綾木都市整備部長、小田環境下水道部長、西村観光コンベンション推進チームリーダー、堀尾水道局浄水場建設課長、小林水道局営業課長(事務局)藤岡市民参画課長、担当(安本)

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)公民館の建替えについて

 

教育長

鳥取市の第7次総合計画は平成17年度までの計画ですが、この中で地区公民館は3館建てるという計画で進めております。3館のうち、既に1館は完成、1館は着手という状況になっています。残りの1館については、当地区の公民館も対象に上がっているということはあります。

ただ、市の方針として決定するまでは正式に発表はいたしません。発表してどんなことが起きるか分かりません。実はこの公民館より古い公民館が5館ございます。最初に市が思っていました計画では当然この公民館は第7次総合計画には入っていなかった訳です。今日発表してしまうことはできないのですが、公民館の入口と奥とでは十数センチの傾きが生じてきたということが急遽おきました。昨年の懇談会でも17年度か18年度にはなんとか考えたいなあと答えさせていただきました。今もその方針であることは変わっていません。

ただ土地の問題で非常に頭が痛かったのですが・・・。昨年の地域づくり懇談会が終わってすぐ後に県の方から「旧の県職員住宅の土地で利用していないものがある」と連絡があり、地区公民館の面積と同じ大きさの土地でございました。ここに決定した訳ではありませんが、県に仮押さえの了解をしていただいています。最終的にはここで地域の皆さんの了解をいただきたいものですし、もちろん議会の承認も得ないといけませんし、手続きで市の開発公社に買っていただいて、それから建設に向かうという考えでいます。今日のところは17年か遅くとも18年になるということだけをお答えさせていただきます。

 

山下地区会長

○公民館の建て替えが17年か遅くても18年という回答で、市長の英断、教育委員会の前向きな姿勢を大変評価する。1日でも早くお願いをする。

 

 

(2)重箱多目的公園の早期完成について

 

(図面で説明)

 

(都市整備部長)

ここはもともと千代川が流れておりまして非常に歴史と自然を残している所です。この整備にあたるための基本計画は市民参画の計画づくりを目指しておりまして、地元代表者、周辺関係者、一般市民との参画を得て平成12年7月より8回にわたるワークショップで案を練り上げました。さらに13年4月に市民政策コメントを実施し、市民から寄せられた意見を反映して14年3月に策定に至っております。

その後、ここはまちの中で自然が残った非常に大切な所で多様な生物の生息する地域だというご意見が寄せられました。これを受けまして平成14年11月にワークショップの経験者及び学識者等で組織した委員会で見直しをやろうということで検討会を開催しているところです。最近では本年10月20日に第5回目の検討会を行って検討を積み重ねてきている状況です。

その中で国土交通省の支援をいただいてもう一度生態の調査をすべきではないかというご意見もいただきました。そういう中で現在環境調査を実施中です。この整備計画の見直しにおきましては、バイパスを境に二つのブロックに区分いたしまして、北側は自然を保護すべき所、南側を公園利用者が多目的に活動し憩える広場にしたいということを検討会で検討をしているところです。今後12月中には市民合意も得まして、来年度測量設計、実施設計を行いたいと考えているところです。

 

○重箱地区に動物公園も一緒に組み入れることは出来ないか。真教寺動物公園は駐車場がないので、移転してこどもの国と関連した場合はより一層子どもが喜ぶのではないか。

 

都市整備部長

1つのご意見としてはお伺いしておきますが、やはり重箱の基本コンセプトは自然を残していくことが1つ有ります。動物公園を造りますと管理の問題がありますのでそのことを検討しないといけないと考えます。

 

山下地区会長

○重箱整備が自然破壊だとは思っていなかった。見通しとしては「16年に測量設計ということになれば、19年には供用開始する」との回答をもらっているがまた1年ぐらいずれるのか。

 

(都市整備部長)

見直しの関係ですが、来年度実施設計をして工事発注をしたいと思っています。一部地権者のご理解が得ていない所もありますが、かかれる所からかかり、あとは予算の付き方だと考えています。

 

※都市整備部補足

重箱緑地は、整備基本計画(案)がまとまりました。2月1日号「とっとり市報」に掲載し、皆さんの声を計画に活かすため市民政策コメントを実施します。

この意見等と併せて現在国土交通省が調査を実施されている環境調査を踏まえ、事業化に向けての基本計画の策定を行い、16年度は現地測量と実施設計に取り組みたいと考えています。

 

 

(3)地区内の道路整備について

 

(図面で説明)

 

(都市整備部長)

市道浜坂3号線の浜坂小学校入り口先の部分は、縦断勾配がきつく短い距離の間に高低差が非常に大きいということで、新しいルートを検討しているところでございます。道路の新設につきましては、鳥取砂丘・こどもの国方面に通じるということも含めた検討をしていかなければなりませんので、現在着手しています市道江津・浜坂線の進捗等を見ながら検討していきたいと思っています。どちらにしましても事業する場合には地権者との用地買収が必要だということがあります。その場合にはご理解とご協力が前提になります。

県道鳥取砂丘線の歩道の新設についてですが、現在の道路は幅7mということになっていて、そのうち車道部は6m、路肩は両側に50cmという道路構造になっています。その外側に幅が50cm程度の側溝があり、市道の部分は県道部分より広くて直線となって見通しがよくなっていますが、側溝に蓋をかければ、路側部と併せたら1mの幅が確保できます。あるいは車道部分を狭めればもう少し広い1.5m程度が確保できるということになりますが、そういうことも含めて検討をしていきたいと考えています。また、県道につきましては県に強く要望をしているところですし、今後も要望をしていきたいと考えています。

都市計画道路宮ノ下・十六本松線の整備につきましては、平成16年度に調査・実施設計をしまして、事業に着手にあたっては河川管理者の国土交通省と協議を進めているところでございます。今年度から関係地権者と交渉を進めまして、補償契約を随時行ってきている状況です。また、今年度より用地買収が終わった場所で着手できるところから一部盛土工事等を施工したいと考えています。引き続き年次的に改良工事を行いまして、平成18年度ごろに完成したいと考えています。

 

地元意見

○浜坂小学校の前の道からぐるっと上がって、砂丘研究所の前を通って柳茶屋に通じる道があるが、昨年の回答は「道路の区域変更を検討中」で、今の話も「用地買収のことがあるので検討中」では進歩がない。検討中ならば今何回ぐらい用地買収に検討したとか何か具体性がないといけない。

 

都市整備部長

市全体の中で市道江津・浜坂線他の事業等の進捗状況とも関連がございます。全体の中で検討をしていくと予算の問題もあります。非常に高低差がある訳でして、連続的にいきますと8%ぐらいの勾配の道路のルートになるというようなこともあります。そういうことも含めて検討していくということです。

 

(地元意見)

   8%の高低差だったらなんとかなるのではないか。

 

都市整備部長

縦断勾配が8%でこれが連続するということになろうかと思います。これが続くということが果たしていいのかどうかということを検討しなければならないと考えています。また、当然、他の事業の進捗状況と予算の全体の中で検討しなければならないということもあるのです。

 

(市長)

現時点で急なカーブと傾斜をどういうふうな形にしていくのかという問題があります。また、優先順位のことを部長も言っていましたが、砂丘の中を他のルートにする必要性をどこから見出していくのか、条件の悪い道路がたくさんある中でこの道路を改めてルートを変更して造ることが必要なのか、どこから出てくるのかという点を検討しなければなりません。

今、砂丘の西側は観光地らしい所となっていませんが、これをふつうの意味の観光地にしてしまったらまた面白くない点があります。ちょっと見て「これが砂丘か」と言って帰る人であれば、福部の東側の砂丘でいいと思います。

砂丘の良さをじっくりと味わうような、また滞在型で自然と一体感が持てるようなものにするためには、本当に砂丘の一日の動きとかをじっくりと見ることができたり、砂に埋もれて砂というものはどういうものかということを感じたり、自然に抱かれる砂丘を味わってもらえたりできることが必要であり、そういう意味からもう一度西側の整備がいるのです。

それが出来てきたら、あのカーブは何とかしないといけないなあということに私はなると思います。これから乾燥地研究センターまで人が訪ねてきたり、さらに賀露の方に抜けたいといった需要が出てきたりすると、西側の整備も含めて非常に重要性が高まって絶対にやらないといけないということになると思います。私は、必ずこの時期が来ると思います。

砂丘の西側整備により砂丘と市内を結ぶということが浜坂ルートの必要性になりますし、道路としてもっと安全で快適にするということもありますから、その時点が本格的に事業として推進する時ではないかと思います。砂丘全体を考える中で道路の問題に取り組みたいというのが私の今の認識です。

 

山下地区会長

○バスの運転手さんもこのクランクは大変だと言っている。今の技術で高い方を削り、低い方を上げれば多少勾配は緩むのでその辺を早く考えて欲しい。用地買収は努力する。

 十六本に行く県道鳥取砂丘線は歩道がないので、県にしっかり市から要望をして欲しい。実は今日県と市と関係の町内会長と現地を見ようということになっていたが県の都合で延期となりがっかりしている。

 都市計画道路宮ノ下・十六本松線は、用地買収が進んでいるが1日も早い完成をお願いする。安心のためにもスケジュールを教えて欲しい。

 

都市整備部長

 十六本松線は若干遅れ気味にはなっています。あとは用地買収がスムーズに行けば予算にという動きになります。今の遅れた状況のままになりますと18年度ぐらいになると思っています。

 

 

(4)鳥取砂丘振興発展策について

 

(観光コンベンション推進チームリーダー)

鳥取砂丘の振興発展策について経過と状況について説明をいたします。

平成10年に砂丘博物館の建設という構想がありましたが、平成13年2月に県知事の議会答弁で中止ということが決まりました。市は、平成13年11月に観光資源活用懇談会を立ち上げまして、13年度から14年度にかけて1年半にわたり砂丘西側の整備について構想案をまとめてきました。そのまとめたものを皆さんにお示しして本年8月1日から29日まで市民政策コメントにかけました。ここでいただいたご意見を元に整備構想を考えていくということで9月から新たに西側整備検討会を3回程度開催して現在進めているところです。

整備構想案にしたがって説明をさせていただきますと、市民政策コメントで19件意見をいただきまして概ねよいというご意見でございました。

若干変わったところを申し上げますと、自然体験館につきましては、サイクリングターミナルの前に以前は窪地だったところを埋め立てて平地ができておりますが、ここに自然体験館を建設してオートキャンプ場の受付管理も行いながら子供たちが自然体験できる施設の拠点を造っていきます。サイクリングターミナルにつきましては現状のターミナルを改修しながら通年会館として利用していきます。

オートキャンプ場につきましては、以前に旧柳茶屋がありました。そういったものの復元整備も含めまして検討をして、野営場にプラスしてオートキャンプ場として再整備し、有料で管理していきます。

旧砂丘荘、旧鳥取青年の家は解体撤去して展望広場として検討していこうと考えています。当初原案では、サンドガーデンという案がございましたが、風が吹いたときに飛砂があるではないかということで、この一帯を併せまして展望広場として、日よけ雨宿りのための東屋、ベンチ、駐車場等を設置して砂丘全体をゆっくりと眺める場所として検討をしていきたいと考えています。構想案をお示ししてから3回ほど検討しておりますので構想案に若干手を加えた答申の内容になろうかと思っています。

 

(地元意見)

○砂丘の整備は、重箱と結ぶ計画でないと観光地として意味がない。

 

 

(5)その他について

 

(地元意見)

○砂丘トンネルに向かうところの信号機の設置を検討してもらうようになっているが返事がない。重箱が完成したら余計にこの辺が危ない。観光シーズンには降りてきた車がどうしたらいいのかうろうろしている。また、北園からは出られない状態だ。事故が起きないとやってくれないのかと思う。

 

市民参画課長

信号機につきましては管轄が鳥取市でなく警察署になります。このことは鳥取警察署に要望をしているところですが、信号機や交通標識につきましては予算の中で優先順位をつけながらやっていただいているところです。県警の方針でやれるかどうかが決まりますので、引き続き強く要請をしていきたいと思います。

 

(浜坂2丁目谷口会長)

○地域の活動拠点の公民館に職員を1人増員して土日を含めて利用が出来るようならばいいことだと思うが、本当に増員をして良くなっているのか聞きたい。

 

教育長

 竹内市長の方針として地域を大切にしていくことは市民に常々言っています。地域コミュニティの充実は市の重要な施策として考えています。これは言葉だけでなく実際にこのような形で予算が伴ってくるということです。市の人員が削減される中で鳥取市の34名が増員になるということは他のことと比べれば異例なことです。それぐらい地域コミュニティを大切にしていることです。土日を休館にしているところは止めていただいて、常に土日は公民館が開いている状態にしてくださいとお願いしています。このことによっていろいろな方面から感謝の声を聞いています。やって良かったと思っています。こういう方針は合併後の新市においても引継いでやっていこうと思っています。

 

(浜坂2丁目谷口会長)

○ごみの問題について言いたいが、本当にごみの集積場はこれでいいのかどうか、ごみの集積場所にしても近くの人は困っているのであって、そうでない人は無関心だ。他の先進市町村を見てどういう形でしたらいいのか真剣に考えて欲しい。

倉吉の合併など、ある程度合併協議会で進めていながら別れていることがある。鳥取市はスムーズな発足が出来るように舵取りをして欲しい。

 

(市長)

ごみの問題ですが、月曜日から土曜日まで休日にも収集していくことは懸案事項だったと思うのです。担当の部長も努力しまして、実際に委託している公社や直接市の職員も収集事業をやっていますが、いろいろ協議もして収集するようになりました。このことは皆さんに喜んでいただいていると思っています。

その中で分別が十分でなかったり、不法投棄があったりするということは大変に大きな問題です。最近でも浜坂地区の方からお話は聞いています。ごみステーションに監視カメラを付けなければという声まであるようです。具体的に地域の中で看板を立てられているようですが、我々も皆さんのご苦労に理解を深めながら一緒になって対策をやらなければなりません。地域の皆さんと行政とがうまくかみ合って対応しないといけない問題の典型だと思います。今、鳥取市が考えていることは環境推進員を各町内会単位で置くようにしたらどうだろうかと、またそれをモデル地区でやっていこうとしています。多少の手当が出せないものかとか、あるいは環境推進員さんの活動に少し予算を使えるように用意できないかと考えています。各町内会に1人、各地区にそれの取りまとめ役を置いてはどうだろうかということで今年度から一部試行して、来年度から本格的にやっていきたいと思います。町内会の当番だけで責任を負うのは大変だと思います。いずれにしても当番は残ると思いますが、やはり責任を持って腕章でも付けて、処理が出来るような人がいるということをひとつ考えたいと思います。他にいい方法があったら教えていただきたいと思います。

合併につきましては、いろいろご心配をいただいている訳ですが、今の9市町村で一体感、連帯感がだんだんと生まれておりまして、夢のある20万都市づくりをやろうではないかと、その中で明るい展望を持ちたいという気持ちもあります。ただ、議会の方の声の中に、現在のサービスを維持したいこともありますし、いろいろな立場もあるようです。きちんと誠心誠意話し合いをしている状況ですので、合併協議会だよりなどよくご覧いただきまして、いい合併が出来るようにご理解とご支援をいただきたいと思います。ご批判というよりは叱咤激励と受け取らせていただきました。しっかり頑張りたいと思います。

 

○市からの補助金で学童保育を運営しているが、現在、浜坂小学校の空き校舎を利用している。1年生から3年生までを受けているが、40人学級の教室が1つしか使えないので、人数が増えたときは3年生が出ないといけない状態になるのではないかと言われている。

今年は36人で、もし来年の1年生がたくさん入ってきたら今度3年生になる子どもが学童保育を受けられない状況になるかもしれないと言われている。場所によっては専用の施設があって結構人数が受けられるようになっている。このような建物はどういうふうに建てているのか。やはり要望の強いところからしているのか。

 

教育長

学童保育につきましては、本年度から教育委員会の所轄事項になりまして、努力をしています。学校に空き教室があるところについては、優先的にそこを利用していただいています。ないところにつきましては、専用の施設を公民館の横や学校の横などに建てて運営をしています。来年のことはどうとは言えませんが、十分に相談に応じますので、学校教育課までおいで下さい。

 

(山下地区会長)

○今日は60名の方に来ていただいた。だんだんと市長へは皆さんの心が伝わったのではないか思う。今日は私たちに夢を与えてくれた。安心して眠れるのではないかと思っている。市町村合併、水道問題といろいろあるが、鳥取竹内丸が市民の声援の元に立派に航海をして行くことを祈念する。

 

 

 

5.浄水場建設について

 

(1)堀尾水道局浄水場建設課長:資料に基づき説明

 

(2)意見交換

 

(地元意見)

   膜ろ過の膜は消耗品で何年おきに交換をするのか。

 

浄水場建設課長

メーカーで違いますが5年とか8年とか15年とかいろいろあります。

 

(地元意見)

   いろいろとはどの程度が交換の時期か。

 

浄水場建設課長

現在、実験についてのプロポーザルをやっていまして、10月25日に審査会を行いました。今の段階では7グループの申し込みがあったうちの3グループを選んだところでございます。この中で膜ろ過につきましては、メーカーの違いによりまして、先ほど申し上げたような年数の違いがあります。しかし、年数だけでなく全般の費用等を総合的に考えていきます。

 

(地元意見)

○クリプトが体内に入ったら病気になるということか。全国平均で水道水をそのまま飲んでいる人は86%ぐらいだ。14%は飲んでいない。私の家は沸かして飲むので水道水をそのまま飲まない。鳥取平均はどうなのか。

 

浄水場建設課長

1ヶ月平均で20㎥の使用量がありますが、そのうちいくらが飲み水かということについては、はっきりと答えられるデータを持っていません。

 

(地元意見)

○畑の水やりに使う水など口の中に入れない水もあるのに200億円もかけるのは計画自体が間違っている。

 

浄水場建設課長

飲む水も何%かあります。鳥取市も全国の平均に近いものがあると思います。実際に飲む場合以外でも風呂に入ったり、顔を洗ったり、喉を潤したり、うがいをしたり歯磨きをしたりする時は必ず口に入ります。そういう時に飲んでしまうということもあります。併せて口の中に残れば唾液と一緒に胃の中に落ちるということもあります。飲み水だけに絞って対応すれば200億円も使わなくて済むのではないかという意見だったと思います。

このことにつきましても見直し検討委員会でいろいろ検討をしています。最終的には飲む水と雑排水として使う水と二本立ての水道にするとかの意見もあると思うのですが、かえって建設費が高いということもあります。今の水でクリプト対策をしっかりすることによって全体の水を安心して利用することができるという判断もありまして、委員会の議論の中ではやはり浄水施設は必要だという結論が出たものです。

 

○私の家は水道水では絶対にうがいをしない。すべてお茶だ。川の水は森林がきちんと整備されて田畑を工夫すれば、自然ろ過が出来る。200億円はもったいない。

 

浄水場建設課長

今おっしゃった方法によって水を浄化することも大切なことだと思います。水道局で現在「水道水源保全条例」を検討しており、その中でも千代川流域における水源を保全することも盛り込むような計画としています。しかし、それだけでは、水道原水に入ってくるクリプトの危険性をゼロにすることはできないと考えています。

 

○先程の方の意見はあまりにも勝手だ。市の応援をするわけではないが水は安全でなければならない。安全な水を供給してもらうことが一番大事なことだ。自分の家で飲み水を使わないからと言う意見は駄目だと思う。極端な意見は止めて欲しい。

 12月に膜ろ過の試験があるそうだが、是非一般の人も見えるようにして欲しい。

 

浄水場建設課長

 市民の方に毎日いつでも見ていただくことはできませんが、皆さんに見ていただける日を事前にご案内したいと思いますので実際に来て見てください。

 

(地元意見)

○今日の資料に上流域の下水処理場のことが出ているが、当初から浄水場が要ることになった発端は、将来に渡ってアンモニア性窒素濃度が高くなることからだった。しかし、膜ろ過ということであればアンモニアは通過してしまうので、活性炭やオゾン処理がいると思う。このことは予算の中に盛り込んでいないがどうするつもりか。

市長はすべて公開でやると言ったが25日の検討委員会は非公開だった。企業保護より住民の知る権利を優先して欲しい。全てを知った上でないと住民合意がなされない。

 

浄水場建設課長

 アンモニアが水に溶けているものでしたら、膜ろ過でも取れないと思います。これはアンモニアに限ったことではなく、他の溶解性物質もそうだと思います。しかし、溶解性物質が今後どれだけ心配な状況になって行くのかを見極めてからそれらの処理を採用するかどうか判断することが現実的だと思います。膜ろ過をすることの第一の目的はクリプト対策ですが、それと併せて溶解性物質も取れるような装置を設置するスペースを今考えているところです。それがプロポーザルの中で盛り込まれていますのでそれも含めて膜ろ過で審査した訳です。主に活性炭を使った吸着によってきれいになります。活性炭のために墨が残りますからそれは膜ろ過によってしっかり除去して、結局きれいな水だけが残るという仕組みを考えています。

 

○アンモニアは緩速ろ過だと概ね分解できると思う。いろんな方法があり、実験もこれから始める中で、難点のある膜にするということはおかしい。言うことは一貫して欲しい。除去しないのなら膜にする意味がない。付帯的に高くなるもの、絶対要るのに最初から予算に盛り込まれないのはおかしい。「アンモニアというものは大きな問題なので浄水施設が要る」ということが言われたのに、平成12年頃に言ったことが変わり、取れなくても膜ろ過ということはおかしい。市民に納得のいく選択方法というものを考えていただきたい。

 

浄水場建設課長

 現実的な問題に現実的に対応していくということを目指したいと思います。それが費用を最小限に使って必用十分な施設を造るということに通じると思います。アンモニアにつきましも先ほど申し上げました方法を考えておりますし、考えていますのはアンモニアだけではなく、農薬とか完全に溶け込んでいるようなものをいかに取るかと想定しないといけません。このことは長い議論の中で問題点として把握してきておりますし、これらに対応できるような施設となるように検討していきたいと思っています。

 

(市長)

 多くの皆さんはご存知ないかも知れませんが、膜ろ過実験について一定の条件を示して応募企業を募り、最終的に7社の応募がありました。先程非公開と言われた審査会は、その中から実際に実験に参加する企業を選ぶという専門的な判断をする会でした。事前に審査した上でそれぞれ各社から具体的に話を聞いて「どこにしてもらうのか、実験するにあたって適切であるか」の絞込みの作業でありました。審査をする委員長のほか、学者の先生方が「こういった審査については各企業に聞かなければいけない。また、企業は企業秘密を含めて話さなければいけない。そして、そのやり取りは非公開でしてほしい」ということがありまして、公開できる範囲を検討した結果、審査をする委員会の日時を予め公開することとし、終わった後の審査結果については新聞記者の方の質問等があればお答えするということで行ったものです。最終的に市として判断をいたしまして実験に参加する3社を選びました。考え方としては、一番コストが安いことと、技術的に優秀だということで3社を選んだということで承知をしています。審査の過程の部分をオープンにしていませんが、その結果、選定した3社がどこであるか、またどういう実験をするのかということについては公開をしています。今後の実験についてはできる限り現地を含めて見ていただきたいと思います。結果ももちろん公表したいと考えています。

 

(地元意見)

○水質保全の対策が資料に載っているが、千代川の水量が少なくなっているということは、水質が悪化するということなのか。具体的にどう考えているのか。

 施設ができるのは平成22年ということだか、環境の変化は日々にある。もっと大きく水というものをどう考えているのか。

 

浄水場建設課長

 千代川の水量は確かに気温の変化で徐々に減っているようです。夏場は特に大井手川とか大口堰等で取られます。その取られた途中の水が叶にくる訳ですが、まず本流が減っているということがあります。

さらに夏場は水道の使用量が非常に多く、さらに上流域の下水処理排水等は恒常的に量が出るとその濃度がしっかりと出るということです。おっしゃっているように水量の減る夏場に特に水質が悪くなるだろうと想定していますし、使用量が多くなるのでかなり厳しいということもあります。

このことについて水量をいかに守るかということから水道水源保全条例を検討しており、植林とかそれらに準じた行動で河川の流域を保全するということも盛り込んでいきたいと思います。

水量を増やすという対策は取りにくいことですので、それよりも実際にできるのは、不法投棄をしないとか、不法な汚水を流さないとかかなりきめ細かく条例等に盛り込んでしっかりと対策を取ることだと思います。今後市町村合併で仮に智頭町と合併することになれば、千代川の上流域から河口までが鳥取市になりますのでそれらが条例に適応されきれいな水が守れると考えています。

 

○下水を完備するということは飲める水を終末処理に使うということか。将来的に飲める水はそういうところに使うのではなく、雨水の利用とか大きな面でのシステムを考えて欲しい。

 

浄水場建設課長

 皆さんの立場から申しますと雨水とかを利用していただくのはその家庭にとっては経済的で水の有効利用ということになると思います。水道局の立場から言えば、水道の使用が減るということは売上が減るということで困った面もあります。おっしゃるようなことは鳥取市全体として考えて総合的な政策として打ち出していけたらと思います。

 

(市長)

 水道局が答えるとそういうニュアンスの答え方となりますが、鳥取市役所では、貴重な飲み水はトイレを流す水には使いません。大きな事業所などでは、水道以外の水を使うということは、いい考えだと思います。

いずれにしても水道水はやはり安全が第一番です。今は幸いにアンモニア等を含めて一定の水準にあるわけですが、クリプト対策や今後の水質汚濁に対してのいろんな手は打っておく必要があります。急に悪くなってもすぐに浄水施設は造れません。水道に依存しているいろんな機能がありますから、今から計画的に「水道は心配ないとはっきり言える状態にしておくことが鳥取市に課せられた責務だと考えています。それを安いコストで、かつ合理的な方法でやっていこうというところが現在の考え方です。水道法によれば鳥取市の今の水源の状況からすれば、ろ過施設は法律的に必要だということで対策をしているので、やってもやらなくてもいいことをやろうかやるまいかと判断をしているのではないことを申し上げます。

もしも不十分な対策の状態でクリプトとか有害な物質が水道から供給される事態が起きたら給水停止をしなくてはならなくなります。給水停止をしたとたんに、消火用水が出なくなりますし、観光、食品産業、病院などいろんな所で使っている水が止まる訳です。このことが、病院、福祉施設、学校などいろんな所に影響を与える訳です。駅の水洗トイレが流れないような所に観光客も来ませんし、給水停止を起こすようなことがないようにすることが大事なことです。飲み水の危険だけを言っている訳ではなくて、社会生活全体に影響を与えると考えて対応をしようとしています。

最終的に技術的な問題は実験によって確認するというところまでしっかりやっていきます。そのうえで事業化の判断をしようとしていますので、決して不必要なことをやろうとしていることでないこと、実際に事業をするにあたっては段階を追って多くの専門家や多くの人の意見を聞きながらやってきていて最後に実験したうえで一般的に慎重なやり方をしているのだということを申し添えます。

 

(尾崎県会議員)

○いろんな情報を市民の方に行き渡るようにと、市長にはずっとお願いをしてきた。膜ろ過、緩速ろ過、何も要らないなどいろんな意見がある。以前は急速ろ過が良いという時代があり、やっぱり良くないので、膜ろ過が良いとか、いろいろ変わる状況がここ2、3年多かった。そして今回の膜ろ過の情報を得るとなるほどと思う。

しかし、緩速ろ過が良いというグループの話を聞くと山の上ではなく下に造ればもっと安いという情報も聞く。膜ろ過を使っている用瀬では2年か3年持つという膜が1ヶ月しか持たなかったという情報も得た。膜ろ過が4〜5種類実験されるが、緩速ろ過については1つだけコンサルにお願いするということだ。建設費にしても管理費にしても不安がある。いろんな意見をしっかりと市民が得られるようにして欲しい。

 膜ろ過の説明をして最後にアンケートを取るようになっているが、それは膜ろ過がいいであろうということになる。これを資料に出して膜ろ過が最適だと、情報の出し方としては不具合だ。どれがいいとは言わない。情報が確実に市民の皆様に平等に渡るように、そして平等な判断を市民が下せるようにお願いする。


 

6.市長あいさつ

 

(市長)

 浜坂地区の地域づくり懇談会に本当に多くの方にご参加いただきました。時間が少し限られていて、後ろの方ももっと発言をされたい方がおありだったのではないかと心配をいたします。公民館問題はかなり明るい展望を持っていただいていい状況があると思います。場所の話も教育長がしていましたが、場所について、時期について優先して考えていきたいと申し上げられる状況に至っていますので、いろんな手続きを経まして計画を明確にしてまいります。

議会との関係もございますが、山下地区会長もおられますのでご相談しながら調整を図っていきたいと思っています。

その他の地域の問題の中で、バス路線が少なくて不便だということとか、買物のお店がなくなって不自由だということとかをいろんな方々から聞いています。今日は出なかったものでもきっとお困りの点やご不自由な点があると理解をしています。

また、公民館ができた場合に、この施設をどう有効に使うのかという話もあると思います。浜坂地区は世帯数も人口もかなり多い訳ですから、いろんな形で有効利用を考えていただいて、一人一人がこの地域のためにいろんな仲間と一緒に活動するというようなことを盛んにやっていくモデル地域のようになっていただきたいと思っているところです。今日はいろんなご意見が出ましたが、これだけに尽きない訳で、市長への手紙とかそういったことも含めまして、市の方にもいろいろなご提案などいただいてそれをしっかりと取り組んでいきたいと思っております。特に市町村合併ですが、砂丘の問題で福部村と一緒になる中で改めて一体的な魅力アップの取り組みが可能となりますし、福部の方々もそれを望んでおられます。それも含めてしっかりと改めて鳥取砂丘を抱えた浜坂地域でもございますので、福部地域との連携とも深めながら合併をしていくことを一緒に考えていきたいと思っています。これからもこの地域がしっかり発展をしていくために一緒になって汗をかいていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。