美保地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年7月4日(月) 19:00〜21:10

2 会   場 美保地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 45名

市側出席者 18名

 竹内市長、石谷副市長、林副市長、中島収入役、中川教育長、近藤水道事業管理者、山根総務部長、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、大西経済観光部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監

(事務局)藤岡市民参画課長(司会)、安本広聴係長、宮崎主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

 1 美保地区公民館の敷地不足について

(地元意見)

 平成14年度地域づくり懇談会のときにも提起し、その時は広いところが無かったと理解しているとの回答だったが、それは教育委員会の事務局も入れ代わっていてあのような回答しかできなかったものと考える。最初にこちらが用意した土地は広いところであった。前市長は隣の土地(現在住宅が建っている所)を買っても良いとのことであったが、既存の高い土地を買うよりも、安い更地を近くにと先送りした経緯がある。現在の検討状況を伺いたい。

 

(教育長)

 美保公民館の敷地面積は1,262平方メートルです。鳥取市教育委員会の公民館の基本方針として、新築をする際に敷地面積は1,500平方メートル、建物の床面積は450平方メートルを基準としています。土地の形状とか、周りの状況等でこの基準が十分確保できない場合もありますが、大体これを基準にしています。

 当地区公民館は、平成11年度に着工し、平成12年7月に竣工しています。では、この1,262平方メートルが他の公民館と比べてどうかということですが、旧鳥取市の34地区公民館の中では10番目の広さです。ただし、この10番目というのは、地区体育館を併設している地域も含めてですので、地区体育館を除いて公民館だけの敷地面積でいけば7番目の広さとなります。まず、このことを御理解ください。

 1,500平方メートルに満たない現状がある中で、どこを広げるのかということですが、現在でも山白川の側は最大限まで確保しており、川にグレーチングをかけるということも考えましたが、一級河川でそれは認められないということでした。

あとできることとしては、現在の山白川沿いのフェンスをぎりぎり川沿いまで持っていき、土地を広げることが最大限であろうと思っています。そうすると、図面上大体1,330平方メートルくらいに広がる予定です。

 

 2 美保地区公民館の部屋の拡張について

(地元意見)

公民館が手狭のため、1階会議室の南側のベランダ部分を部屋に拡張をしてほしい。この件については、平成15年度地域づくり懇談会終了後に市長を現場に案内して話はしている。

 

(教育長)

前回の地域づくりのときに森西会長に案内していただき、この土地だということと、ここに囲いをすれば一部屋つくれていいということを市長と一緒に確認しています。

 鳥取市では公民館の延べ床面積は450平方メートルを標準としており、当公民館は452平方メートルです。これは合併前の鳥取市34公民館で広い方から9番目です。まず、この状況を御理解いただきたいと思います。地域づくり懇談会では、どの地区からも公民館を広げて欲しいという意見が多く出ますので、鳥取市としても450平方メートルに満たないところについては最大限の努力をしています。しかし、450平方メートルを超える公民館について1つでも広げると、あそこだけどうしてだということになります。確かにこの公民館を見ると、なるほどここに囲いをつければ部屋ができるなということは十分わかっていますが、ここを認めると次から次に際限なく広げなければならない恐れもありますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。

 

(地元意見)

 公民館については、面積の基準自体に無理があるのではないか。

まず、全体的にこれが限度だということで辛抱しろということだが、美保地区は旧鳥取市の約1割の世帯がある。今日も車が満車となっている。面積算定には人口割等の基準を含めてもらわないと、地区によって自治会の数にも違いがあるわけで、おかしいのではないか。

だから、基準の見直しをまずしていただく必要があり、その上で大きくしてもらわなければ困るという声も聞いてもらいたい。

また、駐車場でも土地のあいたところを確保するとか、そういう必要があるのではないか。

 

(教育長)

 ご意見はもっともなことで、人口の多い地域からはいつも出る要望ですが、現在、教育委員会ではそのような対応をとっていません。現実問題として、美保公民館の土地を広げようと思えば、宅地から買っていく必要があります。これは今の財政状況で非常に困難なことだと考えています。駐車場用地を含め、1,500平方メートルに増やすことについては、これからの課題にさせていただきたいと思います。

 なお、公民館の延べ床面積については、450平方メートルが現在の基準ですが、これはようやくここまできたということで御理解いただきたいと思います。当初330平方メートルが基準で、それが400平方メートルとなり、平成9年に450平方メートルにしました。市として全く努力をしていないということではなく、少しずつ時代に合わせて努力しているということを御理解いただきたいと思います。

 

 

(市長)

 合併前の鳥取市では34の公民館があり、逐次古いものから改善していますが、人口が比較的多くても古いもの、狭いもの、木造のもの、老朽化したものなどいろいろ残っています。一通りの整備が済んだ後に、基準を考え直すということは十分あり得ることです。以前、明徳公民館について、応急的に40平方メートル程度ふやした例もあります。

 確かに人口割という考え方は、理屈の上では私も納得しますが、直ちに基準の見直しができるかというと、まだまだ厳しい状況があると感じています。

増築とか敷地を増やすという御要望が強いのはよくわかりますが、古いものや改築が必要なもの、例えば、浜坂地区公民館は人口も増加傾向にあり、河川に近いところなので地盤が不安定で床が傾いています。また、末恒地区公民館も人口が比較的多いところですが、塩害等により非常に老朽化が進み、かつ狭隘であることから改築が必要です。

こういった現実がありますので、フェンスをもう少し水路の方まで広げるということについては考えていきたいと思いますが、美保地区公民館は比較的新しい方なので、直ちに大幅な変更というのは難しいと思っています。

 

 3 地区体育館の建設について

(地元意見)

 現在は美保南のところにある体育館の半分が美保ということになっているが、これは複雑な事情がある。

当時、全国高校総体で市民体育館がバスケットの主会場となり、そのサブ会場としての体育館が必要となった。そこで市は、計画中であった美保南の体育館の建設について、地域との詰めを行なわず、サブ会場として利用するため美保と共有のものとし倍の大きさで建設した。当時の担当者は名称について両地区で公募すると名言したが、実現はされなかった。竣工式にも美保は出ないと断ったが市の顔が立たないのでと泣かれて顔だけ出し、式が済むと帰ったようなことだった。後日、前市長に膝詰めしたところ1番最後に建ててやるとのことだった。

地区内には各種の施設があるが、自由に使えないので困っている。他地区からみれば美保は良いという風に見られているけれど全く不自由である。

 

(教育長)

 これにはいろいろ誤解等があるようで、当時の担当者に確認したところ、初めから美保南体育館で進めており、名前を公募するという話はなかったと言っています。美保南体育館は非常に広い体育館で、普通の地区体育館の約2倍の1,274平方メートルを確保しています。建築時から、美保地区と美保南地区とで共有して利用してくださいとお願いしており、そういう条件で建設したと認識していますので、さらに体育館を建てることは難しいと考えています。

 

 4 美保小学校のグランドについて

(地元意見)

 この件については、過去何回も前教育長時代に要望や陳情を繰り返しおこなってきたが、抜本的な解決を見るに至っていない現状だ。国の学校設置基準の50%にも満たないものを放置しておく事はできないと考える。その根本は、美保公園の設置の時に始まる。かつては、市内一番の広さを誇った校庭であったが、南側は公園内の道路に取られ、残った部分にプールと体育館が作られて狭くなった。その代償として、公園内の多目的広場について、土日以外は学校が最優先に使用できることを約束した。しかし、設置当時は一般の使用も少なく土日も小学校が使えたが、現在は一般に開放ということで状況が変わっている。小学校の各種の部活動が盛んになり、その指導も体制の変化で父兄や教師以外の人があたるようになったことから土日でなければできなくなり、青少年健全育成の面からも非常にマイナスとなっている。当時、市当局が根本的に解決することを避け、その場しのぎのやり方をしたことが招いた結果。先を見通した長い目でものごとを判断してさばくことの大切さを痛感している。この際、根本的なグランド用地を検討することを求める。

 

(教育長)

 野球やサッカーなどのスポーツ少年団、あるいは地域の方々の指導によって子供たちの育成に御助力願っているということは、本当に感謝しています。

 美保小学校のグラウンドが国の基準の50%にも満たないとのご指摘がありましたが、何人以上の学校はこういう方法で基準率を求めなさいという公式があり、それを基に計算すると、現在の生徒数では87.6%になります。おそらく50%という数字は分離前のものと思われます。

 

(地元意見)

分離後に多かったときがある。その当時は800人以上いた。それで、教育委員会と話ししたときにそういう数字が出てきた。

 

(教育長)

 わかりました。現在の生徒数は657人、87%であり、それでも十分な広さではないことは認識しています。隣の公園も併せて使っていただいているのが現状であり、公園については一般の方も利用され、とにかく非常に不自由をおかけしていますが、地域の体育会との話し合い等を重ねながら、何曜日はどこが使うなど調整していただければと思います。

 

(地元意見)

公民館、体育館、校庭など要望に至った歴史的な経過をつけていたが、それに対する見解がない。公民館の敷地についても、広い敷地を地主の了解の上に指定していたと思う。その当時、色々あってここが選定されたという経過がある。また、体育館については、公民館長と私の前で当時の担当者が公募しますと公言した。個人名を上げるのは良くないから言わないが、私は当時の市長の前で、おまえうそつきだといって怒鳴った。さらに校庭の問題でも、その当時つぶしたものは、どこかに確保しなければいけないのでは。その事実をほったらかしにして、多目的広場を利用しろと言っている。その当時は広場の利用者が少なかったからよかったものの、徐々に広場の存在が市民の中に広がっていくに従って利用度も高くなり、学校だけが独占することができなくなった。

 そういうことがあるので、これからの行政の基本姿勢として、一時逃れの対応はやめていただきたいということが言いたい。そうしないと、いつまでたってもこういう問題が次から次に起こってくる。一時的にその場を糊塗するというのが、一番悪い姿勢だ。先を見通してきちっとした対応をすべきと考える。

 

 5 河川敷地の環境整備について

(地元意見)

 地区の境界を流れる大路川は、都市河川としてもっと整備することを望む。特に、住宅側の草刈などは、近隣の住民には是非とも行なって欲しいこと。以前にはいなかった蝮が見られるようになり、特に夏から秋にかけては非常に危険な状態である。

 

(都市整備部長)

大路川は鳥取県が管理している河川です。千代川は用瀬のところまで国土交通省、それより上は県、そして普通河川については市というようにそれぞれ管理が分かれています。

 大路川の状況について、鳥取地方県土整備局に確認したところ、大路川下流、西大路橋から千代川についての除草作業は、業者へ発注し作業に入るのが梅雨明け以降とのことでした。

 

(地元意見)

 大路川の改修促進は、たしか昭和62年か3年に、基本的な計画ができている。参議院議員の坂野先生も、当初、これは人災だ、早急に改修をする必要があるということで、基本的な計画はでき、地域住民に説明されている。津ノ井の水源地域にニュータウンを作ったことから、人災だという認識のもとに、当初はかなり予算が重点的に配分してもらえたようである。

それから約20年も経つが、大覚寺地区の整備は進んでいない。ようやく15年に1戸の買収が済み、16年も1戸。関係した住宅地が11戸あるなか、このペースでいくと10年以上かかる。それから工事ということになれば、30年も40年もかかるわけで、早期に改修するという約束はおかしいのではないか。特に大覚寺は非常に低地で、多量の雨が降ると一部道路が浸水するという状況がある。堤防が決壊すれば、美保地区は浸水し、新潟の状況のように大変なことになるのが想像つくので早急な整備をお願いしたい。

 

(都市整備部長)

大路川改修促進については、鳥取市としても県に対し強く要望しているところです。

ただ、残念ながら、国の予算が削減されているという現状があります。大路川改修は県が国の補助事業として進めていますが、現在の予算が平成3年ぐらいと同じくらいまで落ちていると聞いています。経済対策等も含めて色々な補正予算がついていた平成12年ごろと比べると約半分となっています。

特に公共事業費が落ちてきた中で、今私どもとしても国や県に対して事業費の確保をお願いしていますが、三位一体改革の中で全体的に予算規模が少なくなっているという実態があります。しかし、市としても県、国に対しては、事業促進については強く要望しているところであり、引き続き要望をしていきます。

 

(市長)

 宅地開発が進み流域の状況が変わってきたことによる影響は、私も承知しています。ですから、鳥取市も強く要望していますし、毎年私も出向いて要望しています。

鳥取市としても、老朽化した体育館の問題とか、美保公園の部分も含めた大路川沿いの改修が進まない部分について早く実施してほしいと思っています。今回御指摘を受けましたし、また近々県要望をする機会もありますので、しっかり要望してきます。

 

※大路川の草刈についての追加説明(都市整備部)

 該当区間の草刈については完了しました。

 

 6 市民体育館前バス停の上屋の設置について

(地元意見)

 市民体育館は、各種大会が多く催されるところである。大会参加者が天候の悪い日にバス停で待っている姿を見ると気の毒になる。市として上屋を設置することを検討されてはどうか。

 

(都市整備部長)

 バス停の上屋については、道路の管理をしているところ、例えば国道であれば国土交通省、県道であれば県が設置しており、これまで市では基本的にバス停上屋は設置していませんでした。一昨年前、県でロードステーション事業という設置事業がありましたが、それは廃止されており、それぞれの地域から出ていた、ある意味約束された要望もできなくなったということがありました。

これまで鳥取市では上屋は設置しないという方針でしたが、昨年から、新しく県が住民参画型バス停上屋設置事業を立ち上げており、それに鳥取市も参加しています。これは上限150万円で、県3分の1、市3分の1、地元3分の1と、それぞれが50万円を限度として負担し設置するというものです。昨年、鳥取市でも何箇所か実施しましたが、今年度も2箇所要望が出ています。バス停については、この補助事業をぜひとも利用していただきたいと思います。

なお、道路管理者である国に設置について問い合わせたところ、例えば道路拡幅などで土地を広げた場合には設置することもあるとのことでした。従いまして、国に対しては引き続きバス停上屋について要望を行っていきたいと考えています。

 

(地元意見)

 市内の方のバス停は屋根がついているが、大覚寺や吉成の方は屋根がない。障害者が車いすなどで通るときには必ず雨がかかる。家内が車イスで、私も目が悪く、一緒に買い物に出るとき雨が振ると必ずタクシーに乗る。屋根があったらバスに乗れるが、今のままだと、家から出るときに、かっぱをかぶって出ることになる。バス停に屋根を設置して欲しい。また、できればバス停の中にいすを置いてほしい。

 

(市長)

 御要望の主旨は、私もよくわかります。まず、バス停というのは、すべてに屋根がついているということではなく、色々な箇所で色々な理由により、道路管理者がつけたものだと思われます。市街地のバス停には全部屋根ができているが、ここができてないという状況ではありません。ある方が特別な例であり、それなりに理由があってつけられているものです。

 今現在、つける方法としては、1つは国に要望することで、これは道路管理者である国土交通省に要望します。それからもう一つは、地元が3分の1の費用を負担して、県と市が残りの3分の2のそれぞれ半分ずつ、3分の1ずつ負担してつくる方法があります。

これは16年度に開始して今年で2年目ですが、県からの提案により市もその制度に乗って実施しています。今年、鳥取市内で2箇所、この補助制度でバス停に屋根をつくることを検討しています。美保地区でも、住民の皆さんの協力でできないかということを検討してきたいと考えておりますが、地元負担が伴います。

 

(地元意見)

 制度は知っている。市民体育館は市の公共施設で、特に大会などがあったとき、南に向かう方は体育館の屋根の下に居ればよいが、駅方面については隠れる場所がない。皆さんが非常に困っているようであり、これは単に町内や地区だけの問題ではない。地域がするということでなく、市としても少しは考えてほしい。

 

(市長)

 ご意見と接点があるかと思いますが、日常的には地域の方が多く使われる中、大会などでは市民体育館利用者が多数利用されるということで、例えば通常より大きなものをつくる部分を市が負担し、通常の補助制度範囲内の部分を、地元の協力も得ながら県、市の補助率3分の2ですることができないかということも考えられます。

 地元の御協力が全くゼロということはできませんので、市がこれまでの制度よりも上乗せができるかどうかということも含めて、実務的な検討と地元の御意向についてもう少し話し合いをして、前向きに考えさせていただきたいと思います。

 

(地元意見)

 今後の検討課題として地元でもよく相談し、市と協議しながら納得のいくような方向で解決できればと考えている。

 

※市民体育館バス停上屋についての追加説明(都市整備部)

国土交通省等へ国道拡幅時期等、また国・県などの他の補助メニュー等について問い合わせをしています。確認後、地元と協議させていただきます。

 

 7 国道29号線と53号線の交差点の立体化の早期実現について

(地元意見)

 53号線の混雑は、朝夕だけではなく日中もひどい渋滞である。この解消策として国や市に対し、以前都市計画決定されていたものに基づき4車線化の実現を幾度も要望をしてきた。早急な拡幅が無理ならば、せめて交差点の立体化を進めるように国に働きかけをして欲しい。

 

(都市整備部長)

 図面で説明すると、29号線と53号線の、ちょうど赤丸の交差点です。現在、因幡大橋の上流側にコンクリートで橋の上にけたを置く下部工事が行なわれており、立体交差化に向けて、今年度末には一部工事が発注されると聞いています。工事に伴い、このあたりの交通の切り替え等がありますので、皆様方には色々な面で御迷惑をおかけするかもしれませんが、ご協力をお願いします。

 なお、デオデオ付近から南側の一部については、公安委員会とのいろいろな調整がありましたが、町内会の方にも御協力をいただき4車線化ができました。

 

 8 時代に即応した防災マップについて

(地元意見)

昨年は自然災害が多発し、住民は戸惑いを覚えた。水害や津波などそれぞれの災害に即応した防災マップを作成し、災害に対して住民の平素の心構えとするためにも配布して欲しい。

 

(防災調整監)

 昨年、新潟、福井、あるいは豊岡と水害が発生いたしました。当市においても、それらの現状を踏まえ、国土交通省、鳥取河川道路工事事務所の浸水想定地域図を基にして防災マップを作成することにしています。

千代川流域の右岸側、合併前の鳥取市と国府町、それから福部町を含めたもので1枚。それから、千代川左岸側について1枚、そして旧気高郡、気高、鹿野、青谷3町で1枚、旧八頭郡地域、河原、用瀬、佐治で1枚。これら4地区に分け、避難場所と土砂災害の危険区域などを盛り込んでA1サイズ、ちょうどA3を4枚重ねた大きさで作成します。また、裏面については風水害や地震など、各種災害の特徴、対応方法など平素からの備えとして必要なものを掲載することとしています。

 例えば、自宅の近くに土砂災害、浸水被害の危険があるかどうか、最寄りの避難場所を確認しているかどうか、また、災害時の緊急連絡先として消防署119番、警察110番などを盛り込んだものをつくり、8月中に皆様に配布したいと考えています。

 

(地元意見)

 去年の台風で、大路川、千代川は危険水域すれすれの状態だった。どうなることかと心配したが、水害だけではなく大火災や大地震が起きたときに一体どこに避難すればよいのか。近所に大きなビルがあるが、避難箇所としての契約が結んであるのか。また、緊急時には携帯電話が繋がらなくなる。命にかかわることなので、大災害に対する対策がどのようになされているのか詳しく聞きたい。

 

(市長)

 鳥取市では、地域防災計画を策定し取り組みを行なってきており、具体的にお話があった避難所については、今年の6月に見直しを行ないました。この地域についても、公民館や美保小学校などを避難所として設け、対応ができるようにしています。

 近所にある大きな建物への避難についてですが、地域の皆さんの御意向も含めて、公的なところで賄えないような想定であれば、必要に応じ民間施設に一時的な避難の協力を求めることも検討していきたいと思います。

 避難所へ食糧とか毛布とかを配給するなど、地震にしても水害にしても、地域防災計画に従った対応ができるように、災害対策体制について万全を期すよう準備をしています。

 

(地元意見)

まだ満足しない点もある。今、公民館や美保小学校と言ったが、そこにこの地区の方全員が入りきるのか疑問である。まさかと思われた福岡でも大変な地震が起きている。それが鳥取市で起きた場合にはどうするのかということを絶えず考えておかなければならない。今の避難所に、人が殺到して対応できるのか、また食糧、通信網の問題など、いろんなことを想定して、絶えず危機感を持つべきでは。

 

(市長)

全地域が平地で1m以上浸水するところであれば、全員の避難をどこかに考えなければならないかもしれませんが、実際は高いところ低いところがあります。確かに、全員が一斉に今指定している避難箇所に集まるということは無理がありますが、神戸の地震も見てきましたけれど、地震が起きた直後、全家屋が全部住めなくなる状態になることはありません。

 いずれの場合も、消防局などとも協力し、情報伝達や避難について十分な対応をとりたいと考えており、各御家庭での防災の準備とか、早目の避難とか、また浸水が予測できた場合は動けなくなる前に避難していただくなど、普段からの構えについても、今後十分PRしていきたいと思います。

 

6 市政の課題についての意見交換

(地元意見)

 昨年、学校の照明施設を多目的グラウンドへ新設、もしくは移転をしてほしいという要望をしている。小学校のグラウンドが広かったら問題ないのだが、広くはない。広場への新設でもよいので回答して欲しい。

 

(都市整備部長)

 各地で照明の設置要望があるなか、周辺住民との問題、電気代の受益者負担の問題があるため、夜間利用できるように整備することは全体的には考えていません。

 

(教育長)

 小学校のグラウンドの照明は、小学校での利用があるため設置したものですから、今現在、広場への移転については考えていません。現状で利用いただけたらと思います。

 

(地元意見)

 現在、美保地区では積極的に体育会の活動を行なっている。活動が昼も夜もという時代になっており、多目的広場に照明がつけば、もっと活動が展開できるという面がある。

小学校のグラウンドではどうかということだが、先ほどからの話の通り狭く、どんなスポーツでもできるというわけではない。民家が隣接しており、照明の真下にも数世帯住んでおられる。1軒1軒聞いて歩いたところ、夜中にグラウンド向きとは言え照明がついていること、利用時は騒がしいしということがあり3軒ほど困っておられるので、いっそのこと照明を多目的広場に移転をさせるのも一つの方法だなと思った。

教育長と、公園担当の綾木部長の両者に聞いてもらい、もう数年がかりの課題でもあるので、調整をとっていただき、例えば多目的広場を小学校の所管にするとか、土日は小学校から借りて使うとか、今までの学校開放の考え方でとか、何とか解決してほしい。

 電気代の件は、美保球場をナイターで利用する場合の照明代は有料なのだから、多目的広場を使ってナイターでスポーツをする場合も、有料でおこなえばいいのでは。

 学校隣の民家の件は、今年中に解決したと思っており、はっきり言って、あの狭い校庭で照明はあまり効果を上げていない。どの小学校にもつけているからつけなければならないではない。あそこを使うぐらいなら、移動し、多目的広場から有料としたうえ利用したほうが、より効果的に使える。いまのままだと、今日参加している人は満足度ゼロ。何も前進がない。

 

(市長)

 以前にもこの問題は議論になり、私もその当時、多目的広場が夜間も使えるようになれば利用の可能性が広がるということを答えています。また、その合理性を認識しています。

 それで、小学校のグラウンドでどうしても照明が必要だということであれば、加えて広場につける必要があるかもしれませんし、逆に小学校のグラウンドについて、地元や小学校が照明は不要であるといわれれば、移転という案も現実的なことかもしれません。

 平成14、15年度と出ている要望ですし、恐らくグラウンドの利用もだんだん増えてきているからこういう話が出ているのだと思います。

どちらの案も多少費用がかかりますが、何にもしないことには問題が解決しませんので検討する必要があると思います。

 

(教育長)

 照明は地域の要望でつくったもので、地域が要らないということであれば、検討のうえ撤去することも可能かと思います。ですが、実際は利用しておられるのでは。

 

(地元意見)

 納涼祭を小学校からするので、必ず照明を使う。取ると困るという意見もあると思う。

 

(市長)

 やはり、あれもこれもといったらなかなかまとまらないので、一歩引いて、あちらのものをこちらに持っていき、よりよい利用ができないかという御意見だと思います。教育長も、どうしても小学校には要るということでもないとのことですし、都市公園の中には照明がないというのも、もちろんそういう事実はないわけで、美保球場の照明もあったり、サッカー場の照明もあったりしています。

 特別な場所であり、経過もあることですが、地元がまとまらないとうまくいかない話です。少し考えてみても、広場に移設した場合、小学校が照明使って利用するときに本当に有料としてよいのかなど、いろいろ議論は出てくると思います。

今年度中の解決をというご意見もありましたので、少し時間をいただき、具体的に検討するということでよろしいでしょうか。関連して、今、ぜひ言いたいという御意見がありますか。

 

(地元意見)

 先ほど小学校のグラウンドをどのぐらい使っているかと言われたが、今現在は3団体が使用しており、すべてサッカー。サッカー団体の方が広さ的にはこのぐらいでもいいと言っておられるのは正直なところ。確かに維持管理がしやすい。ここでは野球はしないし、多少荒れていても子供たちも使わないからという気持ちも多分含まれていると思う。

 例えば多目的広場に照明が移動すれば、維持管理の面でサッカー団体は使いづらいと思うかもしれない。その辺はお互いの調整が必要だと思う。

 それと、私が一昨年、多少の負担をしてもと言ったのは、現在、無料で使っている電気代をある程度負担する、大きい照明施設になればその補てん分は仕方がないという意見である。

 

(地元意見)

 都市計画道路、雲山吉成線、今どんどん進めていただいている。吉成も、それぞれ移転をされる方は大体済んだ。それで、地元から大体いつごろ完成になるだろうということをよく尋ねられる。19年のいつごろとか、財政難なので20年だとかいう話があるが、完成する時期がわかっていたら教えて欲しい。

 

(都市整備部長)

これまでは平成18年度完成ということで鋭意進めてきたところですが、現在の状況を見ていただくとおり困難です。財政状況もありますので、具体的にどのくらいだというのは、はっきり言えないところがありますが、恐らく平成20年ぐらいまではかかるであろうと思っています。ただ、今年も一部工事等は発注する予定にしていますので、周辺地域の方については、御協力をお願いします。

 

(地元意見)

 20年ということを聞いたのは今日が初めてだが、いつからそういう計画になったのか。

 私の町内会でも18年度中には何とかしなければいけないということで動いているが、今この場でそう言われても何か合点がいかない。加えて、あれだけ重要な道路について、課長の顔も見えないし、ましてや部長の顔を見たのも今日が初めてだ。用地交渉にして当事者の家を1軒1軒つぶしていくということで、周りとの連携が感じられない。

 この間も道路関係の話があったが、実際には1軒、2軒の当事者だけしか集まっておらず、吉成の区長も知らない。関連の人を一遍に集めて話しするということが全然なく、私はそれが一番頭にきている。

 市会議員もこれだけ重要な道路なのに、どういう問題点があるのか、どういう要望があるのかというようなことを一遍も言われたことがない。当事者の問題をみんなの前で言いにくいのはわかるが、みんな黙っているので了解されたと進んできたのが現実だ。

 実際には大きな道路がつくわけで、うちの周りでも、現在から60cmぐらい道が上がる。ということは隣の方もその次は上がるわけだから、そういう地域の話について総合的に考えて話をしていただきたい。

 

(市長)

 この事業は都市計画事業として実施しています。ですから、都市計画の決定をする段階で、この路線について地区や町内会から出ていただき、広範囲の方を対象に説明会をさせていただいたと思います。

事業にかかってからは一挙にできないので、毎年毎年少しずつ土地開発公社による用地取得とか、あるいは直接買収とか、いろんな形で事業を進めてきていると思います。単年度で見れば何軒かの方の土地を買うという場合もありますので、広範囲に声をかけることはせず、限られた家に話をして、今年度はこちらの土地を買収されていただきますなどお話しさせていただいたのではないかと、事業計画を見ながら想像しているところです。権利者の方にとって、公共事業に協力しているのに自分や限られた範囲の人だけにいろんな負担が来ている、みんなのために必要だと言われてやっているけれども、どこかおかしいなあと思われる点が出てきている、それが今の段階ではないかと思いました。

この道路については、国道29号と53号の立体交差ができると、道路ネットワーク上での重要性も相当高まると思います。当初、開通を18年と言ってきたのが財政事情もあり予定が20年と少しスローダウンしていますので、地区単位で一度将来のことも含め聞きたいという御要望があれば、担当者を派遣し、全体的な見通しとか、進捗状況はどうか、その他、地区外でも関連する部分も御説明したいと思います。

 

(地元意見)

 20年ということで理解してよいか。

 

(都市整備部長)

 現段階での予算を含めた進捗状況からすると、20年くらいになるという見込みです。今後の状況もあり、はっきり20年とは申し上げられませんので、ご理解をお願いします。

 工事全体のことや進捗状況等については説明会等の必要があれば行ないますが、用地交渉については、どうしても個別の話になりますのでご理解をしていただきますようお願いします。

 

(地元意見)

国勢調査の調査員を私の町内で4名出すようになっており、いろいろと当たって何とか確保したところ、さらに総務課から電話があり指導員も推薦してくれという話があった。調査員に付き添って色々アドバイスをする人がいるそうだが、それも出してくれはとんでもないこと。指導員は何人かに一人でも、市で、しっかり勉強された方を当てて欲しい。

 

(総務部長)

 国勢調査につきましては5年に1回、町内の方には大変御無理をお願いしています。調査員の推薦等については、難しい中を御協力いただき感謝いたします。

 指導調査員の件については、検討のうえ後日回答させていただきます。

 

※追加説明(総務部)

指導員の推薦依頼を断られた時点で、この件は終了したものと考えていたので、その後のことを報告していませんでした。依頼した調査区域の指導員は、市で依頼済みであることを7月7日に町内会長に電話で連絡しました。

 

(地元意見)

 富安2丁目の一部の方のテレビの共同アンテナが駅南庁舎に立ててある。最近、映像が悪くなり映らなくなったことが2、3回あったようだ。前管理者に尋ねたところ、本社の方にかけ合ってという回答があったということで、アンテナの検査したところ、たまたま接点が抜けていて悪かったということがあった。

 アンテナもかなり腐食が激しいようであり、利用者からも相談に乗ってほしいという話があるので、市として何かいい解決方法を見出していただけたらありがたいのだが。

 

(市長)

共同アンテナが駅南庁舎のどこかについているわけですね。そのことは今日初めてお聞きしました。庁舎管理担当の財産管理課に確認をさせ、その設備がどういう状態なのか確認したいと思います。取替えが必要ということになれば、組合で検討していただくことも必要になると思われます。できたときの経緯についても調べた上で、ご相談させていただきたいと思います。

 

※共同アンテナについての追加説明(総務部)

専門業者が現地調査(構成機器、同軸ケーブル等)を終え、調査結果を8月31日に受領しました。その結果では早急に修理が必要となる箇所はありませんでした。

なお、この共同受信施設も平成元年に設置後17年を経過し、加入世帯も当時の47世帯から17世帯と減少しており、共同受信施設の運用、障害時の対応等につき、受益者の方と相談したいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。

 

(地元意見)

 ここは市民体育館や野球場、多目的広場といろいろ施設があり、何かあるときは多くの方が集まる。来られる時は何時から始まるということで随時お越しになり、駐車場も完備しているため問題はないが、終わってからが問題。東側は3時から5時まで一方通行なので出れないため、自然と53号の出口に集まり混雑する。青になっても数台の車しか出れない。

だから、大会を主催した時は警備員をつける、53号の青時間を少し短くするなど信号の動作時間を変える、あるいは一方通行をその日に限って解除するなど、対応していただきたいと思う。スーパーでも、大売り出しした時には、終わりまで警備員がつき誘導している。

 

※追加説明(教育委員会)

信号機や交通規制を変更することは難しいと思われます。混雑を軽減する方法として、現在出入りを止めている裏側(大路川土手)の出入り口を大きなイベント時、左折退出車に限って通行させ、混雑を軽減することを検討したいと思います。

 

7 市長あいさつ

 まだまだ御意見を述べられたい方も多いと思いますが、地域づくり懇談会としては終わらせていただき、いくつか持ち帰って検討しお答えすると申し上げたことについては、できるだけ早い時期に答えを出していきたいと思います。

 それから、個別でいろいろお気づきの点、今のように大会のときの最後まで交通整理なんかができる状態にならないかというような、これについても大会の規模によっては必要だろうとも思いましたし、そういったさまざまな御意見について、公民館にも備えつけています市長への手紙で提言いただき、お答えさせていただきたいと思います。

地域づくり懇談会、そして地区要望など、こうしたことを繰り返すことで地域の課題についての認識も深まり、先ほどの照明のお話など、何年かに渡りながらもお互いが問題点について議論することで、解決に一歩踏み出せる部分というのもありますので、すぐに取り組みができないこともありますが、お互いに理解を深めながら課題を一つずつでも解決し、一歩ずつでも進めていきたいと考えています。

 合併後の鳥取市につきましても多くの課題がありますが、皆さんもいろいろお気づきの点もあると思います。私も全地域を回りながら、鳥取市が新しい枠組みの中で発展するように、今後とも力いっぱい頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今日は最後まで、そして遅くまでありがとうございました。