久松地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年8月5日(金) 19:00〜20:40

2 会   場 久松地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 60名

市側出席者 18名

 竹内市長、石谷副市長、林副市長、中島収入役、中川教育長、近藤水道事業管理者、山根総務部長、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、大西経済観光部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監

(事務局)藤岡市民参画課長(司会)、安本広聴係長、宮崎主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

 1 浸水、冠水対策について

(地元意見)

昨年の台風でも中町、上町周辺が冠水被害を受けた。平成15年度の地域づくり懇談会でも冠水対策について工事計画の説明を聞いたが、改めて、工事全体の計画と年次的な計画を聞きたい。

 

(環境下水道部長)

昨年9月29日に台風21号で大変な浸水被害が発生したわけですが、この台風は時間雨量が30mmということで、バケツをひっくり返したような感じの雨が3時間にわたり降り続きました。

この雨で樗谿の水が溢れ返り、上町から中町にかけて浸水し、それから栗谷の水により庖丁人町と県庁前から栗谷にかけて浸水しました。また、肥後谷も水が溢れ、立川町4丁目付近にかなりの被害が出ました。

ここには薬研堀の雨水幹線が走っていますが、能力が少ないということで、寺町や西町四丁目から片原四丁目にかけても浸水するという被害が発生しました。

そこで、当面の対策として、今年の3月に樗谿入り口の沈砂池のスクリーンを1ヶ所増設しました。

今までは、図面でいくと上や右のスクリーンで排水をしていましたが、ご覧になると分かるように勾配が非常に少ないスクリーンであり、詰まるとゴミを取るのに非常に苦労しますし、水圧でなかなか取れないということがありました。そこで、今回増設したスクリーンには傾斜をつけ、詰まりにくく取りやすい形状としています。今後、スクリーンの維持管理の徹底を図っていきたいと考えています。

今後の冠水対策ですが、旧市街地はご承知のように合流式という雨水も家庭から出る汚水も一緒に処理場に送るという方法をとっており、元々浸水には非常に弱いという特徴があります。それを今後10年間かけて改善していくこととしており、詳しくは市報6月1日号で紹介していますが、総事業費が100億円を超えるという大事業です。また、下水管に入らないように直接川に流すということを今までもしていましたが、不十分だった部分がありますので、そういった整備も引き続き実施していくこととしています。図面で説明しますと、まずここの黄色い部分、馬場町の裏の山になりますが、ここの雨水を直接川に流すという整備を行います。それから久松地区とは直接関係ありませんが、肥後谷の谷水を直接天神川に流すという整備も行うこととしています。

特に久松地区に関係のある馬場町の裏山の対策ついて、当初、平成15、16年にかけて実施する予定でした。非常に難工事であり足踏みをしていましたが、担当者に確認したところ、いよいよ今年から工事に入り、現在は舗装を切っているということです。計画では、栗谷から日香寺の前を通り完龍院の前まで雨水専用の側溝を整備します。ここは下水道管が入っており、水道管やガス管も入っています。また、完龍院の前から中町までの地盤が他より低くなっており、低い所から高い所を通って栗谷の方に水を流さなければならないという難工事ですが、2ヶ年かけて実施したいと考えています。整備が完了すると、山の水が側溝を通り栗谷の方に流れていくこととなります。

それから大きな事業になりますが、薬研堀幹線の能力不足の解消ということで、雨が降っても下水管がいっぱいになり、玄好町のポンプ場で袋川に直接排水しても間に合わないという状態を改善するため、玄好町のポンプ場から片原通りを通り、修立地区公民館の前あたりまでの約1.7kmに渡って、地下10mの位置に直径3.5mの貯留管を布設します。そして、玄好町まで行かなくても途中からこの管に次々と溢れた水を落とせるような対策を講じ、計画では時間雨量50mmの雨にも耐えるものとなります。50mmという雨はめったに降りませんが、昭和16年ごろからある気象台の雨量記録を見ると、時間雨量50mm以上の雨が10回降っており、最大は68mmです。それ以上の雨は降っていませんので、50mmがなんとかなれば相当改善できるのではないかと思っています。こういう対策で浸水被害を少なくしていきたいと考えています。

 

(地元意見)

このたび沈砂池が新しくなったが、以前は急な雨のとき、たくさんのゴミが上から落ちてフィルターを塞ぎ、ゴミが満杯になり水が池を越えて出てしまっていた。それが上町、中町の低い所へ流れていった。さっきの計画でも水はどこか入り口を通ってから、大きな3mの管まで行くわけなのか。

 

(環境下水道部長)

その通りです。そして水は直接旧袋川に行きます。

 

(地元意見)

 その大きな管に入る前にこぼれているのだから、どれだけ大きくしても元が詰まれば浸水する。設備は少しずつ良くなっているが、そういう状態がずっと続いており、管理上の問題、対応の問題がどうなっているのか今日は聞きたかった。400年前の記録も残っており、ある高齢者の方は30年の間に6回も中町に洪水があったと記録している。これからは、栗谷川と樗谿川の間の整備でいくらかよくなると思う。

この前の台風時も市が一度は見に来られたらしいが、溢れる前を見てこれなら大丈夫だと一旦帰られた。そのとき詰まったということで、慌ててまた来られたと聞いている。こういう管理上の問題がある限りは、いつまで経っても、3m以上の管を作っても解決しないと思う。

 

(環境下水道部長)

維持管理上の問題について、先程、徹底を図りたいとお答えした通り、職員を出すようにしています。従って、その後の23号は、雨は少なかったのですが、職員を配置しましたし、台風が来て大雨が予想されるというような時については、一早く対応したいと思っています。言い訳になりますが、この前は千代川も危険水位に達しており、あちらこちらから通報が入って職員が手薄になっていたということがあります。洪水になるのは、大抵1箇所ではなく市内中ということになりますので、市役所も頑張りますが、地域の方につきましても、危ないという時には早めに連絡していただきますようお願いします。

 

(地元意見)

昨年、中町は床上3軒、床下19軒の浸水が起こり、道路も1番深いところで80cmの深さとなった。

2、3件、要望と意見を言わせていただくと、日本海新聞主催で6月28日に県民文化会館で防災減災フォーラム2005鳥取があり、副題として昨年の災害を今後の防災計画に活かすという形で、市長がパネラーになっていたようだが、この会があるというのを知らなかったし、町の人に聞いても、どなたもご存じないというようなことだった。市が主催ではないが、何らかの形で防災意識を高めるという意味で、回覧とかチラシをお願いできたらと思う。

それから、中町に生活して60数年になり、その間に何回となく浸水経験をしている。最近では、幼稚園バスが冠水した道路でエンストし、ゴムボートでエンジンを修理したことが全国版ニュースになった。去年の浸水で、市ではいろんな対策を取っているが解決してない。高齢者の方が多くなり、何とか抜本的な対策をとって欲しいという切実な願いを込めて言われる方も多くある。

例を挙げると、90才になられ歩くのがやっとという方がおられるが、掘り炬燵に足を入れたら何だか冷たく中を見ると水が入っていたということだったそうで、高齢者はいち早く対応が出来ないというような状況がある。もう1件は、寝たきりの86才の奥さんと90才のご主人の2人暮らしの場合で、床上まで浸水したら奥さんを2階に上げる対応をしたいというので、班長さんと何人かで話をしておられたようだが、床下浸水で済み対応まではしなくてよかった。

町内には、このような高齢者の家が何軒もある。浸水避難勧告が、どういう状況の時に出されるのか、避難勧告が出たらもう外に出ない方がいいのではないかとも思ったりする。中町から1番近い避難場所は武道館だが、そういう浸水した状態の中で武道館まで連れて行くのは余計危ない。自助共助という中で早めに近いところに非難する。そういう方策は、市はどうとっているのか。町内でもそれに対して全力で取組みたいと思うが、他の所に避難してもいいものか。

 

※防災に関するフォーラムの周知についての追加説明(防災調整監)

主催や共催などで、取り扱う事務が異なるときがありますが、極力お伝えするようにします。

 

(地元意見)

中町の浸水問題について1番最初に発言されたことは、現在の樗谿神社の鳥居の近くに調整池があり、山から下りてきた雨水が枯れ木や枯れ葉を運んで来て、肝心な下へ流れる出口が詰まり、水が溢れて樗谿神社の参道を下り、結局、中町の2区に集中して、昨年の9月29日に浸水、冠水の騒ぎにつながったということだ。現在、施工中の馬場町、江崎、栗谷神社の入り口の方へ向かった改良工事を続けていただければ、背後の山に降った雨水の取り込みには役立つだろうと思う。

中町2区は、上町1区・上町2区・中町1区・御弓町・大榎町・江崎町・馬場町という周囲を取り囲んだ町内と比較すると、土地が1番低いので、周囲の低地に降った雨水が、全部中町2区に集中してきて貯まる。

6年程前に幼稚園バスがエンストを起こして、消防署から救助ボートが出動して、幼稚園児を救出したという騒ぎがあった。その後、鳥取市が中町の道路数箇所を試験掘りし、改良工事が可能かどうか調べたが、ガス管や水道管の関係があり、工事は実施されないまま6年間をうやむやに過ごしてしまった。それで昨年の9月29日の浸水騒ぎにつながった。中町2区は低地であり根本的な改良工事をしない限り、浸水騒ぎは今後も常につきまとっていく問題である。

 

(地元意見)

下水道部と上町2区はスクリーンの清掃契約を実施しており、平素は多少の雨に変わらず定期的にそこに行き、ゴミを上げたりしている。面倒なのはスクリーンがある場所で、(図面で説明)向こう側は神社所有地、手前の山は森林管理所となっている。ここに入ってくる水路は県河川課の管理になっているが、上の御宮池は県砂防課の管理になっている。どこかが詰まっても壊れても行政に対応していただけるものと思うが、水路の石垣が壊れているとお願いすると、「管理が違う」と言われ、倒木を動かしてもらえないかとお願いしても、木を除去するのに2年ぐらいかかった。どこの管理と言う事ではなく、樗谿公園だから環境を整備していただくという考え方にならないのか。

勝手に枝打ちをし、それが水詰まりの原因になったわけで、枝打ちをしたらすぐ撤去しておかないと、また雨が降った時に慌てても間に合わない。市だ、県だではなく樗谿公園であるというふうに考えていただけるとありがたい。

 

(地元意見)

水害のことについて、なぜあそこに水が来るのかということを尋ねたら、薬研堀が中町のほうから来ており、掛出と庖丁人町の間が浸水するという回答だった。長い間住んでいるが、旧国道等はあまり水がつかないのに薬研堀はかなり水がついて家に帰れなかったことがある。庖丁人町、掛出の間の薬研堀まで浸水しないようにしていただきたい。この辺の住民の人は市が考えている対策について聞きたいと思っているので回答いただきたい。

 

(防災調整監)

私も昨年水害があったということで寺町・庖丁人町・中町の道路を見させていただきましたが、宅地が道路よりかなり低い状態です。先程ハード面については、環境下水道部長が説明しましたが、ソフト面で私から説明させていただきます。

環境下水道部と同様に危機管理課も詰まりを除去するよう対応します。近くの東町出張所や吉方出張所も24時間体制ですので、これらと連携しながら、皆さんに情報をいただき定期的に詰まりを除去したいと考えています。

避難場所について、以前、久松小学校・北中・西高・久松地区公民館の4箇所としていましたが、武道館も近くにあるため平成17年7月1日の見直しで追加したところです。また、広く、多くの方々が収容できる、鳥取県民文化会館も加えました。

また、高齢化社会ということですが、以前は高齢者を災害弱者と言っていました。今は災害時要援護者と言われています。これらの支援制度についても自治会長、民生委員、また危機管理課等含め、今月協議したいと考えています。災害時要援護者支援実施要綱等を作成しながら、皆様にご相談し、災害時要援護者の方々への支援を行っていきたいと考えています。

避難勧告について、先般、国交省と堤防等決壊した場合にどこまで浸水するかという話をしましたが、その対応として勧告の前に避難準備ということも必要とのこと、避難勧告の前に避難準備情報を出すということを考えています。

鳥取も合併して範囲が広くなりました。例えば、福部では洪水時、浸水前に常時自主避難されている状況もあります。今月中に、そういう災害等を含めた洪水浸水地域を表示する防災マップを作りますので、それをお示しながら避難経路などについてお互いに相談し検討していきたいと考えています。

 

※防災マップについての追加説明(防災調整監)

 防災マップを9月に各世帯へ配布しました。

 

(環境下水道部長)

低い所はどうしても水が貯まりやすいということで、(図面で説明)薬研掘の雨水幹線を通り、この玄好町ポンプ場に水が集まってきます。その後、普段は秋里に送っていますが、非常事態には下水も雨水も併せてポンプで旧袋川に排水します。強制的にそういうことをしていますが、雨が降るのは山ばかりではなく全面であり、時間雨量30mm、50mmともなれば、たちまち町中の下水管が詰まるわけです。

いくらポンプ場で汲み上げて旧袋川に排水しても間に合わないということがありますので、片原通りの地下10mの位置に大きなトンネルを掘り、落とし込むようにします。これは全面に降った水を、とにかく直近の排水口から次々と落としていくということで、庖丁人町とか掛出町など低い位置にありますが、溢れたものをすぐ大きな排水管に落とすわけですから、被害はかなり軽減されるのではと思っています。

それからスクリーンについて、いくらいいものを作っても維持管理が重要ではないかとのご指摘がありました。水が溢れないよう維持管理を徹底したいと思っています。

 

(地元意見)

 中町、御弓町も浸水対策が始まっているが、工事説明会には何度か出ており内容は承知している。速やかに工事を施工していただきたい。樗谿公園のみが浸水の元のように思われがちになっているが、昨年の台風21号・23号時の雨水で、特に県庁前、西町界隈の浸水は、栗谷川のオーバーフローによって出た水である。

直接、中町・御弓町の浸水には影響はないと思うが、現在中町、御弓町の浸水対策に伴って、8月から本管工事が現在始まっており、今日も7時まで通行止めになっていた。ここは通学路であり、夏休みに入っているため通ることはやや少ないが、横にある駐車場を子ども達が縫うようにして出入りしている。業者にその都度言うのもいろいろと問題があるので、適正な誘導をするよう市で指導してほしい。

また、上町と同じように、栗谷町も栗谷川のスクリーン清掃契約を結んでいる。ここの排水は、知事公舎に向けてお堀端まで200mぐらいの暗渠になっており、増水時に人が巻き込まれた場合には助けることができない。そういったことから、鉄柵というか2つ目のスクリーンをお願いできないかと要望していたら、今回の浸水対策に併せてなんとかしようと担当者が言っていた。それが実施していただけるのか確認したい。

 

(環境下水道部長) 

通学路の安全確保については、徹底するようにしたいと思います。それからスクリーンの改善については、まだ報告を受けておりませんが、約束をしているということについて再度確認します。

(地元意見)

 工事説明会の時に今のことを言ったら、するようになったとの返事があった。

 

(環境下水道部長)

経過はわかりました。

先ほどの追加説明ですが、市として栗谷を忘れているということはありません。樗谿の方ばかり説明しましたが、栗谷の方もゴミが詰まり、水が溢れ、同じような状況が出ました。こちらについても、早め早めの職員派遣を講じるようにしています。

 

※栗谷地内浸水対策工事についての追加説明(環境下水道部)

交通指導については、施工業者に再度指導を行い徹底させました。また、スクリーン設置については、現在行っている工事と併せて施工するよう考えています。

 

 2 歩道の整備について

(地元意見)

お堀前の歩道や久松小学校校門前の歩道はカラー舗装されているが、お堀の反対側の歩道は県庁から北中まで古いままで整備がされていない。久松公園一体は観光地化されており、全体の調和を考えれば、この部分の整備が必要ではないのか。

 

(都市整備部長)

お堀端周辺の道路改良については、平成3年度から地域づくり推進事業の一環としてブロック舗装、いわゆるインターロッキングという綺麗な舗装にしており、久松小学校の西側、敬愛高校の南側、市道の新蔵通りの歩道なども全体的に綺麗な舗装にしています。

今回、久松小学校西側の歩道を綺麗にしてはどうかというご提案をいただきましたが、こういった歩道整備はそれのみを単独で行うのではなく、今後、この辺りを全体的に整備する必要が出てきたときに併せて検討すべき課題であると考えています。

 

 3 鳥取城の復元について

(地元意見)

史跡、鳥取城跡附太閤ケ平の保存整備基本計画策定委員会での検討内容については、市報などですでに広報をされているが、委員会での検討内容と今後の計画をさらに懇談会の席で地元住民へ周知を図ってほしい。

 

(教育長)

 鳥取城の復元の状況が今どの程度まで進んでいるかということですが、平成16年度末から検討委員会を設置しており、現在まで3回の検討委員会を開いています。委員は10名であり、当地区からも浜田さんと大島さんに入っていただいています。今まで3回の検討段階では、まだ具体的にこんな感じだとお示しできるものはありませんが、今後9月に第4回、11月に第5回を開き、そこである程度絵が描ける状態まで持っていきたいと考えています。第5回検討会が済んだ後に、このような復元計画ですので市民の皆さんどうぞ意見をお寄せくださいということで、パブリックコメントを行いたいと思っています。

特に久松地区におかれては、この復元について強い関心をお持ちの方がおられると思いますので、ご希望がありましたらいつでも現在の検討状況等を出前講座で説明したいと思っています。今までの経過について、議事録等でホームページに公開していますが、まだまだ基本計画の段階で難しい話ばかりであり、もう少し検討が進んでからの方が意見もいただきやすく、関心もお寄せいただけるのかなと思っています。

それから先日、文化庁から本中主任調査官に来ていただいて、お城の石垣の状況等を見ていただき、復元にはどんなことを注意しなければいけないかということを聞きました。西高の問題等も絡んでいますので、そういったことも踏まえて復元計画を進めていきたいと思っています。

 

(地元意見)

久松校区町内会は、春夏と久松公園、お堀周辺の清掃作業を実施している。しかし、石垣に繁茂している草は住民では危険をともなうため除草ができない。市で対応をしてほしい。

 

(都市整備部長)

久松校区町内会の皆様には、除草活動等をしていただいているということであり、本当に感謝しています。その中で特に石垣の部分が非常に危険だというご指摘ですが、この久松公園の二の丸の石垣、並びにお城の石垣、お堀の石垣については、年2回、春・秋に専門業者に委託をし、除草しています。

除草の範囲については、お堀の部分を含め全体的におこなっており、博物館側の石垣については、鳥取県が管理していますので、鳥取県でおこなっているという状況です。

観光スポットであるということを踏まえ、今後も適切な管理に努めていきたいと考えています。

 

※石垣の除草についての追加説明(都市整備部)

石垣の除草は、今後も年間計画に沿って実施します。

 

6 市政の課題についての意見交換

 (地元意見)

昨年末から今年度の合併問題を考える時に、今までよりも自治会に対する助成金などは多くなることはないだろうという予測で、自治会に緊縮財政するべきだという考え方があった。ところが合併協議の中で、最高の条件で合併するというような流れとなり、現実的に各町区に対する助成金などは旧鳥取市の場合の約3倍となっている。

自治会の予算を考えるときに、増えたんだから増やせばいいという考え方と、こんなものが続くわけがないので膨らましてはいけないという考え方の2つが出てきており、今後ますます見直し、見直しということであれば、大体前よりも少なくなるのが当たり前だ。そんなことから、今回の増額が気になっているのだが。

 

(市長)

 合併の推進をしてきましたが、調整方法は場合によっていろいろ違います。例えば、消防団員に対する報酬というものがあり、非常勤の公務員ということでそれぞれ報酬額が決まっていましたが、団長や消防団分団長など役職によって報酬が異なりますので、9市町村の合計を出し一律に支給するということではなく、1度総額を計算して再度算出しました。報酬が大変高かった町の消防団員については下がり、低かったところは上がるなど、ある意味では平均的なところになったと思います。

また、特に福祉関係が多いですが負担を下げたものもあります。例えば、障害者に対する医療費補助制度は、障害者手帳を持っておられる方などが医療に掛かったとき、医療費が軽減されるという制度ですが、これは全9市町村の中で一番いい条件のところを採用し最善の制度にしました。保育料について、鳥取市の場合は、国の基準に対する8割の額で設定をしていましたが、全体を見渡して7割ぐらいの水準にもっていき、それよりも高いところは7割に下げました。しかし、それより低い町村がありましたので、経過措置として3年間は据え置き、7割の水準に合わせるよう段階的に上げていくという複雑な調整もしています。しかし、いいところだけに合わせるということだけでは財政的に破綻しますのでケースに応じ、内容に応じ、様々に変えています。

町内会の助成金については、いろいろな角度から説明が必要かと思いますが、合併に伴い自治会活動を盛んにするという方針を私自身もっていましたし、各町村もそれはいいということでした。鳥取市の自治会に対する補助金は低く、例えば青谷町などはもっと高い水準でしたが、それらの大体真ん中ということで決め、それより低いところはそこまで上げるようにしました。保育料を例に挙げましたが、高かったところは2年間据え置いてだんだん下げるということで、全体の調整を図っています。

そういった自治会に対する補助金ばかりではなく、例えば自治会の特色ある活動を助成しましょうとか、1つ1つの町内会ではなく、地区単位ぐらいで特色ある新たな活性化の取り組みをしましょうということで3年間に渡り総額200万円の補助をする事業も新たに起こしました。この事業の例として、日進地区で防犯活動を地区ぐるみで取り組むという申請があり、交付を決定しました。久松地区でも城下町の歴史や文化伝統をそれぞれ高める為に、こういう取り組みをするとか、シンポジウムをするとか、いろんなことが有り得ると思います。また、各町内会の活動に5万円を上限として助成するという制度も新規に作りました。

確かに、長い目で見ればこういう補助金は続かないという意見もあるかと思います。補助金の目的などが達成され、地域の活動も盛んになり、あまり積極的に奨励しなくても大丈夫ということになれば、補助金をある程度下げていくことも考えられます。しかし、納税組合に対する補助金など、制度の見直しでどうしても下げなければならないものもありますので、地域の活動に対し資金面での支援をしていくということについては、各市町村長で話し合って行政的に計画したとおり、バランスを考えて進めていきたいと思います。

合併に伴う様々な調整について説明しつくすことは難しい面がありますが、いずれにしても、コミュニュティ活動の助成に力を入れたいという方針があったということが増額した1つの理由です。その他各行政分野、福祉、その他消防団での防災などについては、その分野の重要性や緊急性を考えながら調整をしています。9つの制度を1つの制度になるようまとめていますので、多くは中間的なところをとっていますが、様々な調整をして、ある程度合意が得られるようにしたところです。それには大変な事務的努力もあり、職員も大変苦労したと思っていますが、合併にこぎつけた裏面にはそういった9つの制度を調整する取り組みがありました。今の説明で現状を理解していただけたらと思います。

今後について、補助金の見直しも行財政改革のテーマに挙げていますので、また皆様と議論しながら、必要なものは残す、必要ではないと思われるものは削って他のことに充てていく、こういうことをしていかなければならないと思います。また、いろいろご意見をいただき、議論させていただいて、いい方向づけをしていきたいと思います。

 

(地元意見)

去年の夏休みに、私の孫が夏休みの宿題で分からないことを聞いてきた。数学の問題で非常に変な問題が出ていた。何回読んでも何を聞こうとしているのか分かりにくく、児童を混乱させるようなものだった。国語では、1字の漢字を文章の中で覚えさせようとする問題があったが、その文章自体が普段全く使わないような日本語が書いてあった。なぜそういう訳が分からない問題が出ているのか。担任に言おうか、校長に言おうか誰に言おうか迷った。5日制、2学期制という前に、きちんといい問題を出してほしい。

 

(教育長)

 私はその例を見ていないので具体的にどういうことかわかりませんが、疑問を持たれた段階で学校の担任の先生や校長先生に、これはどういう意図ですかと聞かれることが1番早い解決方法だと思います。

 

7 市長あいさつ

締めくくりにひと言お話をしたいと思います。防災の問題が大変多く出ていました。私も大変重大な問題だと考えています。9月29日の台風の翌朝、私も現場を確認に行きました。先程出ていたスクリーンの改修を実際行ったのは今年3月だと聞いています。

これまでと構造的に違って、縦型のスクリーン、少し斜めの傾斜をつけていますが、そういうものを増設しました。私も現実に沈砂池がいっぱいになり、溢れている姿を見ていましたので、ゴミなどをかき揚げるのに便利なように斜めの傾斜のついた吸いこみ口を増設したということは、ハード面で担当部の1つの工夫だったと思います。それに加えて、溢れないように土のうを置くとか、見張りをするとか、事前にゴミを取っておくとかの対策を10月の台風23号の時にはしていましたので、溢れずに済んだと思っています。これを今年にもまた活かさなければいけないということで、ハードとソフトの両面で、ご指摘のようにしっかり対策したいと思います。

もう1つ災害対策ですが、避難に関してのお話がありました。昨年の経験で災害対策本部を立てましたが、住民の方が心配になって、夜中にもっと酷くなったら大変だから早めに自主避難したいという問い合わせが入ってきました。そういう時に私はできるだけ安全なうちに避難してくださいということを伝えています。特に高齢者の方は水が自分の膝以上にきたら歩けませんし危険でもあります。防災マップを8月には配布しますので、水がくるぶしぐらいで安全に歩けるうちに、例えば公民館や学校などへ早めに避難をしていただきたいと思います。避難をしたいとの連絡を民生委員さんから受けたケースもありましたし、公民館に連絡が入って、公民館から市の対策本部に連絡がきたケースもあります。どのような方法でも結構ですが、そういう連絡があればこちらから職員をその場所に派遣するなりして、お世話をさせていただくことを考えています。各町内会の役員の方もたくさんおられると思いますが、浸かってからでは避難も出来なくなりますので、避難をするのに時間がかかられる方などは近所の方と一緒に避難するなど、早めの避難に心がけていただきたいと思います。そういう災害が起こらないことを願っていますが、そういうことを言っていてもいけませんので、早めの避難をお願いします。

中田防災調整監からお話がありましたように、避難勧告の前に避難準備ということの必要があると認めた場合には連絡をさせていただくようにします。合併前の鳥取市内には各戸に通知する手段がありませんので、消防局の車とか、市役所の広報車とかで回わるつもりです。また、町内会長さんに連絡をとることなども行ないますので、隣近所声を掛け合っていただき、避難準備という連絡が来たよというのを伝えていただけるような体制作りを是非お願いしたいと思っています。そういうことで、防災マップの裏に心得とか、防災の準備といった色々なことを書くことにしていますので、それを見て町内会でも議論をされ、市に対するご意見等がありましたら出していただきたいと思っています。その他、お城の話を含めてあまりご質問いただきませんでしたが、鳥取城の復元に向けては、これまでになく力を入れて、出来るところから進めるということでやってきていますので、近々いろんな形で伝えさせていただきたいと思います。

今日は久松地区の皆さんの関心事、重大な関心があるこの防災の問題について、認識を新たにし取り組む決意をさせていただいたところです。防災というのは行政の力だけでは完全には出来ませんので、地域の力と行政の力とが上手く噛み合って展開できるように是非ともご協力お願いします。今日の地域づくり懇談会、本当にありがとうございました。