明治地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年8月9日(火) 19:00〜20:40

2 会   場 明治地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 58名

市側出席者 18名

 竹内市長、林副市長、中島収入役、中川教育長、近藤水道事業管理者、山根総務部長、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、大西経済観光部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監、畑中都市整備部次長

(事務局)藤岡市民参画課長(司会)、安本広聴係長、宮崎主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

 1 県道河内槇原線の早期開通について

(地元意見)

 厳しい財政状況の中、経済的メリットが無いと言われて整備が進んでいない。合併して鹿野も鳥取市となり、地域が結ばれればさまざまな交流が出来ることや災害が起きた場合の物資の移動にも使えるのではないか。県は道を狭くして事業をすることも考えていると聞いている。地区としては、市と一緒になって県に対し要望をしたいと考えている。

 

(都市整備部次長)

こちらの画面に一般県道河内槇原線を表示しています。この路線については、平成15年度地域づくり懇談会においても状況について説明いたしました。進捗状況については、河内槇原線の未整備区間として延長約3,000mが残っています。この路線については、鳥取市としても、鹿野町と合併して以降、非常に重要な意味を持つ路線だと認識しています。昨日県へ確認したところ、平成10年度から平成18年度の計画で実施をしていたとのことですが、平成16年度から中断しており、未整備区間が残る形となっています。県から地区会長さん等にもお話があったと思いますが、安蔵地区、鹿野町の山林にかけて、日本でも希少種の猛禽類、いわゆる鳥の飛来を確認したとのことで、それを受けて県は平成16年度からその生息の調査を始めています。平成17年度も引き続き調査されるとのことであり、この未整備区間の実施について検討するため、県が9月上旬に専門家を交え、調査検討委員会を加えて立ち上げると聞いています。その検討委員会に基づき整備の方向づけをするとのことですが、実際に整備するのは平成18年度以降になると伺っています。この計画は平成10年から平成18年でという計画でしたが、そういう事態が発生した関係で、平成19年、20年ごろの完成になるとのことです。

 

(市長)

 県道河内槇原線について少しコメントいたします。先ほどの都市整備部次長からの話にもあるように、現在、イヌワシとかクマタカは貴重な鳥と言われていますので、その巣から一定の範囲内は鳥類調査が必要という指摘を受けて、工事が止まっているということです。前回、平成15年10月に地域づくり懇談会をおこなっていますが、その時もこのテーマを議論し、しっかりやってほしいということを私も承っています。何とか進むことを願っていますが、こういう調査にかかると、今の時代、やはり結果がきちんと出ないと工事を再開することができません。私が今日お話ししたかったのは、鹿野町の側でもやはりこの道路の完成を望んでいるということです。鹿野の方々もこの道路の完成のために一緒に県庁に行こうと直接私に話されました。しかし、調査結果が出る前に行っても結果を見てからという答えになりますので、結果が出たら、改めて適当な時期に県に対する要望を鹿野の方と明治の方とが一緒になってするということを考えなければならないと私は今思っています。いろいろな機会に県とは話をすることがあります。また、鳥取市選出の県議会議員の方々と、市政の課題ということで意見交換の場を持たせてもらっていますので、そういうときにも、これからの課題の一つとして上げていきたいと思います。

 この未整備区間が完成すると、明治を通って鹿野の方に自動車で行き来できるということになります。未整備区間は2車線での整備ではなく、建設費を抑えて時々行き違えるような箇所を造るという1.5車線といいますか、ところどころ2車線にするというような整備になりそうですが、山の中の道路なので、それもある程度はやむを得ませんし、繋がることがもっと大事です。鹿野町も現在は鳥取市鹿野町となり、地域間の交流をもっと活発にするための道路ということで合併を契機に強く言っていきます。実際には鹿野の方から通勤などにも使われるようになると思われ、明治地区内の1車線の所が大きな問題になってきます。松上から上原の近い方など、必ずしも両側に家があるところばかりではありませんが、そういうところを2車線に整備していくということが一層緊急の課題になってくるのではないかと考えています。

 

(地元意見)

 県道河内槇原線の完成が平成19年、20年と言われたが、市がそこまではっきり言ってもいいのか。

 

(地元意見)

 県道河内槇原線については、15年間県や市に陳情している。鳥類が飛来してきて、今見合わせているということを聞いた。しかし、19年、20年の完成は、安蔵から河原のスーパー林道の話ではないのか。この河内槇原線は、まだ調査中だからいつ工事が始まるかわからないということを聞いている。我々も合併になった暁には鹿野、河原の隣接の地区と交流できることを嬉しく思っているので、この山間地と市街地にひずみのない公平な行政をお願いしたい。県に聞くと、市の負担も20%要るとのこと。市は財政が厳しいようだが、県に余裕があっても市に財源が無かったらできないので、市と県との話し合いをきちんとしてもらいたい。

 

(都市整備部次長)

 昨日県に確認し、そのように報告してもよいとの了解を得てお伝えしています。県は、平成19年から20年という言葉を使いましたが、何があるかわかりませんので、20年以降になる可能性もあります。その点は御理解いただきたいと思います。

 

 2 明治地区全般の農業用水取り入れ口の整備について

(地元意見)

 安蔵〜上段までの野坂川からの水の取り入れ口の整備は順次行なわれているが、今年は梅雨前に好天が続いた上に堰が古くなっているため漏水もしており、水の取り入れに困った。農業従事者の農業離れを防ぐためにも環境整備を進めて欲しい。

 

(農林水産部長)

田んぼの水の取水には、山からの取水、ため池からの取水、あるいは水量の多い川からの取水ということが主ですが、その方法にはいろいろあります。画面に出していますように、堤外水路といって川の中に水路をつくり、上流から水を導いてくるタイプ、次に頭首工といいまして、水を堰とめて向こう側の樋門から水を取り入れるタイプ、受益面積が広い場合にはこの方法で取水しています。こういった取水施設を河川に造る場合、河川管理者から施工についての条件がでるなどして費用が高くなるのが常であり、特に土地改良施設というものは地元負担がつきものですから、実際問題として、直したいがなかなか手が出ないということが悩みとなっています。

市としても、相談があればなるべく安い工事費で、知恵を出しながらこれまでやってきました。昨年の台風では、河内の前後から安蔵に至る間、画面に示しているような構造のものについて、5カ所を災害復旧工事で修復しています。今年は好天が続いたため、水の取り入れに困ったというお話がありました。今後、取水に困るという相談がありましたら何とか安い工法を考えたいと思いますし、地元負担を軽減することを目的として、効率のいい災害復旧工事で修復できればと思います。もしそういった箇所がありましたら、ぜひとも相談に来ていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

(地元意見)

上原の用水は、報徳と金原のちょうど中間点より金原寄りにある頭首工から取水し、そこからずっと上原、上段、尾崎まで流れている。延長約2キロあるが、昨年21号、23号の台風で取り口から全然水が入らなくなった。相談先は市ではないと思い、県土整備部河川課に出たら、自分らの用水の関係は自分らの部落で処理しなさいということだった。それで、部落総出で3日間ぐらいに分けて、スコップで何mも掘ったということがあった。河川が県だから県だと思っていたが、私も勉強させていただいた。そういう水害は無い方がいいが、上原も2カ所用水を持っているので、今後ともよろしくお願いしたい。

 

(農林水産部長)

 頭首工は、勾配が急な場合、河床が流れないように河川管理者が設置するものや、このように農業用施設として堰止めし取水するものもあり、全部が農業施設というわけでもありません。どれが誰の管理かということは、河川管理者も承知しています。また、農業施設であれば、設置の際に地元負担があったと思いますので御存じのはずです。一部分直せばいいのか、全面的に直さなければいけないのか、どの程度漏水があるのか、立ち会っていろいろ検討をしていきたいと思います。先ほども言いましたように、頭首工というのはかなりの金額が掛かりますので、何とか災害復旧でおこなえたらと思います。

 

(地元意見)

私の言ったのは堰堤の話で、その取り口が大きな水害のために何十メートルも埋まってしまい、持っている土地の割合で地元負担もして、県の補助金で何億円かの事業として改修をした。堰堤は直して新しいものにしてもらったが、取り入れ口について30、40mの長さ、1m20cm位の高さが全部砂で埋まってしまい、水が入らない状態になった。自分たちの部落で処理しなさいということだったが、部長は市で直すこともできるといわれた。これは部落の者に悪いことをしたなと思っている。

 

(農林水産部長)

 水路の維持管理の問題ですが、水路に泥が溜まるということはよくあり、泥が溜まらないよう常日頃管理していただきたいものと思っておりますが、人の手に負えないようなことになったものについては、2割の地元負担をいただき対応しています。

 

 3 明治地区内に環境推進員の設置について

(地元意見)

平成15年度地域づくり懇談会で、明治地区の環境推進員の設置は、少し待って欲しいと言われたが、林道以外に休耕田に不法投棄がされやすく、これによって地域農業の荒廃に繋がる心配がある。設置をお願いしたい。

 

(環境下水道部長)

 不法投棄が多いということで環境推進員の設置をお願いしたいということですが、御要望に沿って設置したいと思います。環境推進員というのは、不法投棄のパトロールや通報ということだけではなく、普段のごみの減量や分別などについても、地域のリーダーになっていただきたいという趣旨で設置するものです。設置については、地区会長さんと相談させていただき、推薦していただければ手続きを行ないたいと思います。

また、鳥取市では昨年、清掃事業所を廃止した関係で、その要員を不法投棄のパトロール、後始末、収集などの業務に当たらせています。合併した河原町や気高町の不法投棄対策にも当たっています。もしそういう場所がありましたら、生活環境課にぜひとも御連絡をいただきたいと思います。それらについては、土地の管理者等と相談しながら処分等をおこないたいと考えています。

 

(地元意見)

地球規模の環境問題の深刻化で、鳥取市では何もかも燃やすなということになっているにもかかわらず、産業廃棄物を燃やすなど色々なことが問題になっている。具体的にどのように考えているのか。

 

(環境下水道部長)

産業廃棄物については、一切焼却はできないことになっています。それから家庭ごみについてもなるべく焼いてはいけないということで、例えば林業、農業に伴って出てくるごみ等はやむを得ませんが、他のごみは禁止されています。

言われているのは具体的にどういう案件でしょうか。そういう事例がありましたら、その都度、連絡をいただければ産廃関係を所管している鳥取県保健所と一緒になって、業者指導などの対応をするようにしています。

 

(地元意見)

 気高とか鹿野は、とにかく焼かないらしいが、鳥取市の場合はあちらこちらで黒い煙が出ているので、どうも気になる。また、気高の方では警察官が行くらしい。

 

(環境下水道部長)

 野焼きの関係だと思いますが、警察が出ることは一番効き目があると思います。私も気高に住んでいますが、警察が出るというのは初めて聞きました。鳥取署でもそういう対応していただければありがたいのですが、警察の対応も十分ではないかもしれません。

例えば不法投棄もかなり高額な罰金がかかるようになっており、特に産廃の不法投棄になると1億円の罰金や懲役何年などの刑罰も科せられることになっていますので、そういうことも踏まえながら、県と一緒になり対応していきたいと思います。

なお、新市全域で野焼きは禁止されていますので、そういう事例がありましたら連絡いただきたいと思います。

 

(市長)

 鳥取市としても不法投棄のパトロールをしていますし、不法投棄として捨てられたものをある程度除去するような事業も始めています。この問題は防ぐことが第一なので、鳥取警察署署長に対し、不法投棄の取締りを強化してほしいとお願いもしましたが、不法投棄の担当である鳥取警察署生活安全課では人員が不足しており、なかなか手が回らないとのことでした。具体的に指摘していただき、ごみの中を調べ誰が捨てたのか分かれば取り締まるということを言っておられましたので、これからは警察との連携も深めていきたいと思います。その前提として、最近頻繁にこの辺りに不法投棄が行われているなどの情報提供を、市役所なり警察署なりにしてもらうことが大事だと思います。時間が経過すると上手くいかないことも多いと思いますので、早目に生活環境課に御一報をいただくようお願いします。

鳥取がきれいなまちになるために、不法投棄を断固無くしたいと思っており、総合的に対策を進めたいと思います。今年から鳥取市として環境推進員の指定もさせていただき、活動できるようにするとお答えしたところですので、環境推進員になっていただくなどして、積極的に取り組んでいただきたいと思います。

 

6 市政の課題についての意見交換

(地元意見)

 明治地区は少子高齢化が著しく、地区民、保護者、PTAは不安に感じている。今年は、小規模校転入制度を設置していただき、明治小学校に2名の児童が転入してこられた。この父兄、保護者は本当に良い方であり、子どもさんもおとなしく、いいお子さんである。明治は自然環境に恵まれたいい地域なので、青少年育成に力を入れていただいたら、非行のない、いい社会人に成長するのではないかと思う。今後ともこの明治小学校の転入制度に力を入れていただき、不安のない地域、学校にしていただきたい。

 

(教育長)

 小規模特別転入制度は、市の教育委員会が明治、東郷と神戸の3校に限って、これら学校で我が子を勉強させたい者は特別に転入を認めるという制度です。この3校とも子どもたちの数が少なくなっている中、地域の人たちが根強く学校存続を願っておられるという実態がありました。このままほっておいたら衰微していく一方なので、この明治地域から灯が一つ消えてしまうということをなんとか避けたい、やはり学校があっての地域、地域があっての学校ということでこの制度を設けました。

昨年が初年度でしたが、2家族4名の方が非常に興味を示され、3校ともそれぞれ見学に行かれました。そして、1家族の方は明治小学校、もう1家族の方は東郷小学校を選ばれて、4名とも地域に非常に溶け込み、元気よく活動しておられます。そして、本人、それから親御さん、それからもう一つありがたいことに地域の皆さんから喜ばれています。明治に来られた方は、PTAの役員をされており、それから東郷の方もPTA活動には欠かさず参加されているということで、よかったなあと思っています。

ぴょんぴょんネットに特集として、非常に良い番組を作っていただきました。番組を見られたら、絶対子どもを行かせたいなと思うような内容です。この制度は今後とも続けていきたいと思っています。

 

(地元意見)

 小原集落は、河内集落の集落排水事業に伴い現在の水道取水施設を移転要望し、河内集落との合併施設として提案を受けている。その時に工事の概要、鉛の問題、負担率、金額の提示はあったが、小原集落はひとり暮らしの老人がたくさんいるので、減額をしていただくように要望し、検討していただいているという現状は把握している。鉛対策工事についても、合併施設工事と同時期に行えば値段が安くなるという提案をいただき、現在に至っているという状況だ。ところが7月、突然に鉛の数値が基準より高い、飲むなという指導があった。鉛の問題は平成15年4月から基準値が0.05mgから0.01mgに変更になっているはずだが、この間、小原集落に何の報告もされてないのはなぜか。

合併施設の説明会のときに大腸菌の話もあったが、この時も1年前に大腸菌が出ていたという説明で、それまで一切報告がなかった。市としてはそういう施設を強制的につくらせたい、自分たちの意思で事業を進めたいというのが見え見えのような気がしてどうしても納得がいかない。今後、鳥取市が出される報告書は、こちらとしてすべて信用ができない状況にある。鉛対策についても水道施設についても検討し、明確な回答を提示していただきたい。

 中山間地整備事業が平成15年度で終了した。ここに当時の最初に発表された絵を持ってきている。この絵が元で小原部落は中山間地整備事業の圃場整備に参加をさせていただいた。いろいろおいしい夢があったが、国の減額によってどんどん削除されてきた。この小原には、圃場整備をする上では大きな部分と飛び地が3カ所ある。その3カ所をしていただくことを最低条件にして圃場整備事業に乗った。ところが担当者が転任するたびに、夢はどんどん小さくなり、最後には未整備で1カ所残ってしまった。この間、説明があったようだが、整備について法外な値段を言われ、何か納得いかない状況になっている。これだけ裏切られると、市から事業の提案をいただいても本当に大丈夫かと不満感が残っている。どういう形でこれを処理していただけるのか、報告をお願いしたい。

 

(市長)

 鉛に関する具体的な数値の話は私も初めて聞いた部分もありますが、簡易水道の事業については、河内集落の集落排水が一つの起因となり統合関係の議論が出てきて、現在、実施に向けて色々検討しているという中でのお話であったと思います。

もう一つの圃場整備の関係は、当初の絵と現在までの事業の実施状況ということですが、もう事業としては終了したことになっているのですか。

 

(地元意見)

 中山間地整備事業は15年度で終了したが、それ以降何度もお願いはしている。

  

(市長)

 そうですか。その辺りの事情の変化とか変更、市の側にもあり得えますが、地元の側ではどうだったのか、その事実関係を私は十分把握していませんので、担当部長から事実関係を踏まえて御質問のお答えをしたいと思います。

いずれにしても説明責任という問題がここでは指摘されているのだと思います。住民の皆さんによくわかるように事実関係なり、何か変わったら変わったときの理由なり、そうしたことをはっきり説明するということは行政として非常に重要なことで、特に今求められていることだと思います。今の時代、そういう責任を果たしてこそ地域住民の皆さんと行政が信頼関係を築くことができ、一緒になって地域づくりができるのだと思います。行政の立場から住民の皆さんに対しても、自分たちでできることは自分たちでしていただきたいなどと言っていますが、その反対に、行政の側には行政として責任をしっかり果たさなければいけないという大変重要な課題があります。そういう意味で、大変重要な御指摘だと思いますし、今日、十分にお答えできなかった部分があれば、集落に行って説明会を開き、多くの方に集まっていただいて御理解いただけるだけの説明を十分にしなければならないと感じました。

 

(農林水産部長)

 鉛管の件ですが、平成15年度から基準値が0.05mgから0.01mgに厳しくなりました。鳥取市の簡易水道の中では、大塚、小原、河内の3地区が鉛管を使っておられます。昨年か一昨年に、保健所から数値がオーバーしているということで、その対応を示しなさいという指導があり、地元の方には水は5分間出した後、基準値を満足するのでそのあとで使ってくださいと説明しています。その様な状況の中で、昨年大塚では地元でさっそく鉛管の改修工事をされました。

 

(地元意見)

水質検査していないのなら話は別だが、水質検査しているなら当然平成15年12月までに報告があるべきでは。この間出された数値からいくと、平成15年までには基準値はオーバーしているはずだ。そんな1年や2年でそんな急激に上がるわけはない。

 地元に来た検査結果にはそういう記述がなかったはずで、あれば当然、部落の水道担当の者が説明してくれる。要は説明されていないということで、突然に降って沸いたように言われても何をどうしたらいいのかわからない。その都度報告されていれば、こちらもここまで言わない。対策が示されていないのに、対策をしろというのはおかしい。

 

(農林水産部長)

その都度調査したものについて保健所に報告しています。基準値の中に入っていれば地元にはこれまで報告していません。保健所から指導があるのは、やはり基準値を超えた時です。対策については、鉛管を使って基準値をオーバーしているわけですから、抜本的には鉛管を交換するしかありません。

なお、以前の検査結果については確認して後日報告します。

 

(地元意見)

 工事が安いから交換は同時期にしましょうと言っておきながら、工事が高くなる今やれというのはどういうことか。高い時期にやりなさいというのが鳥取市の指導か。いかに安くして住民負担を下げるかというのが住民サービスの一つではないのか。

 

(農林水産部長)

 基準値をオーバーするといっても、大幅に超過している場合と僅かの場合とがあり、例えば水道水を1分間出せば基準値内に入るものとか、5分も10分も出したままにしてからではないと基準値を満足しない場合もあり、様々です。

 今回の場合、後者であり、健康のことを考えると工事の時まで待たないで早急に交換する必要があるということを言っています。

 

(地元意見)

 時間が長ければ長いほど値が高くなるとも聞いているが。

 

(農林水産部長)

 確認し、後日お話しに伺いたいと思います。

 

(地元意見)

 水道の鉛の件では昨日も朝、農村整備課の簡易水道係に出てお願いしたが、先週の金曜日に全集落31戸の水質検査をおこなっていただいた。そのうちの3分の2は鉛の数値が高く、飲み水には適さないので飲まれない方がいいとのことだった。最初は2戸だけ定期的に水質検査をしてもらっていたが、その2戸について基準を超過したとのことで、夜8時半ごろ、保健所の指導により、飲み水には適さないので飲まないようにしてくださいと市が説明に上がってこられた。2軒だけでは問題にならないので、全部してもらえないかということで、大急ぎでしていただき、先週の金曜日に1戸を残して全ての結果が出た。高い数値の出た3分の2の世帯には、日曜日に私と水道係の2人で、飲料水には使わないようにしてください、消火栓から水を出してもらい、それを飲料水に使用してくださいと説明して回った。そして、月曜日にそのデータを保健所に出して、その見解を市が持ち帰り、今後の対策と併せて説明して欲しいとお願いしていたが、まだ何の連絡もない。できるだけ早く対策を講じていただき、安心して水が飲めるようにしてほしい。

 

(市長)

 今のお話は、明日対策を考えて直接連絡を取ります。それと、消火栓から水を取るのもなかなか大変ではないかと思います。水道局に可搬型の膜ろ過設備があり、場合によっては水を積んで配るような形の応急措置も可能です。

鉛管というのは、やわらかい鉛の性質を使って、宅内のメーターに入るところまでの間に使われていることが多いと聞いています。簡易水道として全部地元管理というなかで、やはり全て取り替えるのが根本的な解決であることは誰だって分かりますが、それまでの間をどうするかとか、簡易水道の統合工事とどのように調整して取り組むかが課題だと思います。飲めない水道は困りますので、それまでの対応を検討する必要があります。

 

(地元意見)

 だから、何で今になってそういう問題を噴き上げさせるのか、今まででもわかっていたはずなのに、それならもっと前に言うべきであるし、統合事業と同時期に行うということならば、それなりの方向性を話し合いながら進めていけばいいだけの話だ。

 

(市長)

 お話はよくわかりましたので、対応策を至急検討して説明します。当面の対応策も含めて一緒に考えて、方向性を打ち出したいと思いますので、よろしくお願いします。

 

※水道の鉛問題についての追加説明(農林水産部)

 水道の水質基準は、平成15年4月から変更になりましたが、給水管からの鉛の溶出の値が基準値以内であったため、地元へは連絡していませんでした。平成16年8月6日に河内・小原地区水道整備説明会で、浄水施設整備、配水池の整備、鉛の水質基準の変更、鉛の水質結果報告について説明し、また、平成16年10月16日の説明会でも鉛の水質結果の報告と合わせて説明したところです。

 平成17年7月20日に定期的に実施している採水の水質検査結果で、鉛の濃度が基準値を超えたため保健所へ報告し、保健所の指示(鉛の濃度が基準値を超えているため、採水した家の水道水に対し飲用を停止すること、水質検査を広範囲に実施すること。)を区長と採水した家へ説明するとともに、次のとおり対策を行ないました。

 7月21日〜8月3日

全戸対象に水質検査を実施し、8月5日に区長に全戸の水質検査の結果を説明。 

 8月6日、7日

 区長、地元水道部長が地元へ水質検査結果を説明。

 8月8日

  保健所に小原地区全戸の水質検査結果を報告。

 8月9日

  保健所の指示(鉛の濃度が基準値を超えた家に対して、鳥取市が飲用停止の指導をすること。)を受けて8月12日に保健所の指示と今後の対策について地元説明会を開催。

※なお、8月12日の説明内容は以下の通りです。

・全戸への水質検査結果の報告と鉛給水管の取替え、及び応急対策と恒久対策について。

・撤去工事の負担金額がわからないため、地元が業者を選定の上、見積もりを依頼する。

・見積もりについて、地元だけでは不安があるとのことで、市も立ち会い作業を進める。

・地元管理施設のため、鉛給水管の取替えに対する補助はできない。

 

(農林水産部長)

 圃場整備についてですが、下流側の整備をするときに上流側も一緒にしませんかと言う話をしていましたが、同意がとれなかったと聞いています。

 

(地元意見)

 小原部落については、1番最初に同意はとれている。同じような面積の2箇所ができていて、残り1箇所ができないというのはおかしい。できた2箇所のうち1カ所は川を挟んで何百メーターも離れており、何故近くができないのかという問題もある。

だから、単純に他の部落がするとかしないとかという問題ではなく最初の条件なのだから、小原としてはとにかく3カ所実施していただきたいし、それが市の責任ではないか。

 

(農林水産部長)

 集落単位ということではなく、田んぼ自体が隣接していないと採択にならないということがあり、国が言うには、離れているので採択基準を満たさないとのことでした。これは、中山間地域圃場整備事業として、下流側の工事と一緒にはできないという意味です。

 私の記憶では、当時、途中までしか圃場整備の区域に入っていなかったので奥の方も区域に入って一緒にしませんかという問いかけはしてきたと思っていますが、確か同意が取れなかったと記憶しています。実施する区域が虫食い状態では、効果という点で採択が困難なのです。

 

(地元意見)

 それは市の担当者の方がだめだと言ったからではないのか。2カ所できていて、1カ所ができないというのが不思議だ。ちゃんとした説明がない。そうやって国が言うからと逃げるのか。それなら、その2カ所も国から指導があるはずだ。つじつまが合ってない。

 

(農林水産部長)

 話が見えていない面がありますので、もう一度改めて図面を見ながらお話しさせていただきたいと思います。

 

(地元意見)

当然、負担金額を軽減していただいた上で、実施していただくよう検討願いたい。

 

※圃場整備についての追加説明(農林水産部)

 小原で3箇所要望があったうち1箇所が飛地になっており、その周辺が圃場整備をしないとのことで、事業効果が見込めないことから国庫補助事業(中山間地域総合整備事業)が不採択となり、取り組みができなかったものです。

 その後、再度地元から要望があり、単県農業農村整備事業へ要望し、採択の見込みはありますが、受益者との間で事業負担額と工法について調整が図れていない状況です。

 

(地元意見)

 明治小学校の体育館の電球が切れており、校長先生にお願いしたら、教育委員会の方針では、一つの体育館で電球が3つ切れないと替えないとのことだった。明治地区には地区体育館というものがなく、小学校の体育館を開放していただいて、夜間でも、地区の同好会や子どもたちが利用している。小さい体育館で1つでも2つでも切れると非常に暗さを感じる。本当に3つ切れなければ替えないという基準があるのか。

 

(教育長)

 このことは、市長への手紙でお聞きしていましたが、我々の説明が十分ではなかったようです。水銀灯1つを替える費用は1万円ですが、替える足場を組むのに4万円必要ですので、原則、体育館の水銀灯は3個切れないと替えないこととしています。明治小学校についてはリフティングで電球が降りてきますので、替えようと思えばできますが、他の学校には待てと言っておいて明治はすぐ替えるのかということになり、整合性が取れなくなります。大変不信感を持たれたかも知れませんが、実情はそうです。切れた1個を降ろし端の方と替えられるなどして、何とかしのいでいただけたらと思います。

 

(地元意見)

 その後あと2個点滅しているので消えた状態で証拠写真を撮ったらいいのかと校長先生と話しをしている。立場上、教育委員会には強く言えないから、私から言っておく。

 

(教育長)

 合計3個になっているようですので取り替えたいと思います。しかし、基本的には1個ずつという対応はしていませんので、このことは御理解いただきたいと思います。

 

(地元意見)

 足場を4万円で組もうと思うのが間違いであり、リフティングの器具に変えればいい。

 

(教育長)

 それはどんどん変えており、新しくできる体育館はリフティングにしています。

 

※体育館水銀灯についての追加説明(教育委員会)

 ご意見のとおり、灯数の多い所と少ない所の明るさの程度は差がありますので、取扱いについて考えていきたいと思います。

なお、明治小学校体育館の照明灯の状況について、調査したところ、点灯、消灯を繰り返している照明灯が3灯ありますので、このような水銀灯はすでに能力を失っていると判断し取り替えいたします。

 

(地元意見)

 上原集落内の1車線道路をバスや大きなダンプが何百回も通るという問題があったが、県土整備局等に来ていただき、鴻ノ巣団地の東側から鳥取方面に向かい100mほど出て、尾崎入り口の下、上段の上に出る約1.8kmのバイパスの法線を決めさせていただいた。補助事業になるかどうかわからないが、平成18年度に単年度事業で実施させていただくということで、県土整備局以下、県会議員の皆様、公民館長、地区の区長会長さん等含め御尽力いただいた。私どもも頑張っていきたいと思うので、市長を初め担当部長等も県にお願いして欲しい。

 それから、鳥取市に万葉資料館や用瀬の流しびなの館、バードスタジアム等々の施設があるが、ああいう箱物は大体とんとんでいっているのか。

 佐治のアストロパークも全部含め、いろいろとあるなと思い、そのことを勉強しておかなければいけないと思っている。

 

(教育長)

 とんとんという表現をどの程度で判断するかもありますが、市から多額の助成が出ていることは間違いなく事実です。

 ちなみに、アストロパークには年間7,000万ぐらい出ています。

 

(地元意見)

 週刊誌「ダイヤモンド」の今週号で、全国718市区町村の行政改革度、進捗率が出ていた。鳥取市は残念ながら620位であり、項目としては4項目で、固定費関係、人件費を含めた一人頭の借入金、そしてラスパイレスだった。今日聞いた行財政改革の中で、確かに目標値でこう書いてあるが、20万都市になった以上、もう少し目標値を増やして、固定費部分は少し削り、住民サービス部分に増やす努力をしていただきたい。

 

7 市長あいさつ

 今日は具体的な3点の課題及び、それ以外でも先ほどお話のありました小原の直面している緊急の課題を含めていろいろなお話をいただきました。上原のバイパスについて、途中で未改良の区間があったわけですが、その部分の1.8kmの計画が固まって来年度事業着手が見込まれるということをお聞きし、市もずっと県に対しては要望を続けておりました重要事業ですので、私も見通しが出てきたことを大変うれしく思っています。これからも地域の皆さんとともに、この促進を要望していきたいと思っています。

また、行財政改革について、この明治地区も昭和28年の合併を経験しているわけですが、合併とともに新しいまちづくりがスタートするわけで、その中では、今お話のありました固定的な経費をできるだけ小さくするということは大きな課題になると思います。特に、すぐに合併して減ったものの一つは人件費で、9人いた市町村長は1人になり、それから教育長も9人だったのが1人になったということで、その分の人件費はもう要らなくなっているわけです。そのほか、三役も減りましたし、市議会議員は44名ですが、この次の選挙で38名になります。もともと鳥取市は、市議会議員が定数32名で15万鳥取市だったのですが、20万鳥取市として定数38名が予定されています。9市町村全部合わせると140名以上いた市町村議会議員が3分の1以下になっているわけであり、そういう意味からも人件費という一番大きな固定経費が合併によって減っています。直接の人件費だけで年間大体5億3千万ぐらい減っています。そのほか、これから鳥取市の行政を効果的、効率的にやっていくために物件費とか人件費などの固定経費はできるだけ小さくしたいと思います。それを住民サービスに振り向けていきたいと考えています。

 大きな合併であればあるほど行財政改革ができる程度というのも大きくなる。これを合併のスケールメリットというような言い方をしています。例えば一つの家族が10人とします。その3世代がそれぞれ別々に3つの家に分かれて住むとしますと、その経費はかなり膨大なものとなりますが、一つの家にまとまって住めば経費が節約できます。市町村合併でも同じことが言え、別々に9つの市町村を構えるとそれぞれに議会があり、いろいろな経費がかかるわけですが、それを一本化することで経費の節減になることから、3世代の家族が一つの家に住むケースと似ています。一つの家族でも単身赴任をしたり、子どもが大学に行って別のところで生活したりするだけで3つになります。私自身も経験がありますが、そうなると非常に費用が掛かります。一つにまとまって住めば、電話も一本で済むというような、いろいろな意味で経費の節減があるわけです。

長くなりましたが、この合併を機会に、いろいろな意味での固定経費の節減を図りたいと思います。そして、その目的はやはり住民サービスを向上させること、それから今後の鳥取市を発展させること、活力のある鳥取市にしていくことですので、これからもそれぞれの地域にそれぞれの特色ある暮らしや文化があるような合併後の鳥取市をつくっていきたいと思っています。今日は農産物のブルーベリーをいただきました。この明治地区も地域の農業を大切に守りながら、安蔵公園などを活用し多くの方に来ていただくことができる特色のある発展をし、若い人も引き続いて住んでいけるような明治地域にしていきたいと思っています。

こういう思いを最後に述べさせていただきまして、今日の地域づくり懇談会を終わらせていただきたいと思います。これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。