湖山地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年8月19日(金) 19:00〜20:50

2 会   場 湖山地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 32名

市側出席者 18名

 竹内市長、石谷副市長、林副市長、中島収入役、中川教育長、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、大西経済観光部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監、西尾総務部次長、上山水道局次長

(事務局)藤岡市民参画課長(司会)、宮崎主事、田川主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

 1 湖山池の浄化について

(地元意見)

私達の地元の自然財産である湖山池のことについて、地区住民は元より市、或いは県も取り組んで下さっていると思うわけだが、その中でも浄化問題についてお尋ねしたい。

 

(都市整備部長)

湖山池の水質浄化につきましては、県、市において、いろんな面から取り組んでいます。県では水質悪化の要因となっている底泥いわゆるヘドロの浚渫、それから池の中のゴミや青苔等の除去を始めとして、湖山池に流入する汚濁負荷への対策、これは周辺から汚れた物が入ってくるということですが、特に農地からの負荷削減技術導入の取組みをしておられます。また、湖山池の自然浄化機能を高めるということで、生態系に配慮した護岸、大和シジミの繁殖試験等を実施しておられます。

そして、今年の11月から浄化のための最適な塩分濃度を検証するために、塩分の導入実証実験をされると聞いています。本市においても下水道整備の促進、産学官連携の事業として、鳥取大学と協定を結び、湖山池の水質浄化と有効利用策を探るための研究をおこなうと同時に周辺の住民の方々へ台所の濾過袋の斡旋、パンフレットの配布等をおこなっているところです。

更に本市のホームページにある「湖山池研究所」を通じて、湖山池を知っていただくとともに、一人ひとりが水質浄化に関心を持っていただいて、自主的に機能するような環境を作り出すように努めています。

 

(地元意見)

湖山池の問題については、ずっと以前から浄化、浄化と言われてきたが、どの程度改善されたかという話を今日は全く言われてないが。

 

(都市整備部長)

浄化につきまして、説明は毎年、いろんな場面でさせていただいていますが、実はなかなか目に見えた成果が出ていないというのが現状です。

例えば、全リンいわゆる富栄養化の1つの要因と考えられているリンの量を、目標として、0.033mg/リットルぐらいに減らそうとしていますが、平成16年度では0.04を少し上回っており、目に見えた効果は出ていません。

 そのため今年の11月から、富栄養化の要因にはどんなものがあり、どうしたら富栄養化が抑制できるのかということで、塩分をもう少し濃くするということが1つの方法として考えられており、県において、その塩分濃度を濃くする操作を行なうため11月から実験にかかる予定です。この件については県から説明もあることと思います。

 

(地元意見) 

湖山の住民からすれば湖山池を綺麗にしてほしいのは当然だが、具体的に市は湖山池をどのような資源と捉えているのか、最終目的としてこの湖山池をどのようにしたいのかよく分からなかった。さらに言えば、砂丘のような資源として捉えているのか、ただ単に公園として整備したいだけなのか、それとも、自然を凍結してこのままおいておきましょうと言っているのか。

 

(都市整備部長)

湖山池をどうしたいかについてですが、鳥取市としては公園化を目的としています。この基本計画では、湖山池周辺地域づくりビジョンという基本理念を定めており、1つは湖山池の風土を守る、保全ということ。それから、湖山池の風土を作る、回復させようということ。そして、湖山池の風土を使う、活用していこうということ。こういう考え方の元に湖山池の整備を進めているところです。

また、この基本計画を作る時に地域の方からアンケートをとっています。その中で多かったのは、施設等を作るということではなく自然を活かすこと、周辺を散策できるような一周ルートを作ること等が望ましいのではないかという意見であったと記憶しています。

 

(市長)

湖山池の浄化というのは、市だけで取り組んでいることではなく、事業としては河川として考えられており、鳥取県が大きく携わっています。それは別として、市としても非常に重大な関心をもっていますし、例えば公共下水道の整備も浄化を推進することに大きく寄与していると考えています。

次に、湖山池を鳥取市民がどう考えているのかということですが、やはり湖山池沿岸の各地域、湖山地区ばかりではなく、湖山西地区、湖南地区、これら周囲の地域にとって、自然、歴史、或いは、憩いの場として大切に考えられています。40年ほど前までは、泳ぐこともでき、水産資源なども今とは違って格段に多かったということで、我々の生活にも非常に密接に関わる生活の場であり、美しい景色を楽しみながら親しく感じられる場であったと理解しています。

それが汚れてくるなど、非常に利用しにくい状態になっていますが、現代の我々の生活にとって必要な公園、レクリエーション的な場であり、或いはボートなどのスポーツなどの場です。それから、中海や宍道湖のように汽水湖にして、たくさんの魚、しじみ等が生息するようなところに出来ないかというような実験がされていますが、どこまで出来るかはまだ断定できていません。もっと水質がよくなるとともに、水生生物が豊富なところにしたいという思いをもっているわけであり、そうすることで再び我々の生活に湖山池が蘇ってくると思っています。

 

(地元意見) 

湖山池浄化100人委員の1人である。昔の湖山池をご存知の方は恐らく少ないだろうと思う。ヒツジグサという草が船も通れないほど湖山池いっぱいに生えており、堀越や大寺屋の人が、このヒツジグサを飼っている牛の飼料にしていた。それぐらい水草が生えていたのである。ヨシやガマはこのヒツジグサでもそうだが、1平方メートル面積で1.5トンの水を浄化する。

ところが、県が今やっているのは、ミズスマシということで、三千万円も四千万円もする船を作って、ヒシを刈っているということ。

それともう1つ。今、高度化成化肥料が非常に多く使われており、昔のような下肥ではない。その余った窒素リン酸カリが全部池に流れてくるわけだ。百姓、農家に話も連携もしないで、県も富栄養化がどうのと言っている。そこに疑問を持っている。

外部との連絡もしないで、無駄なことがいろいろと多い。周囲の下水も早急にしてもらわないといけないが、生活排水、それから農業の肥料問題、こういうことにもっと綿密に取り組んでもらって進めてもらったほうが、浄化は早いのではないかと思う。

 

(環境下水道部長)

下水を整備しても水が浄化されないということが、全国的に多く言われています。

窒素リン酸カリの話がありましたが、大量の肥料が田んぼや畑にまかれ、これが川を伝って池に入ってくるということで、富栄養化に繋がっています。かつては肥料も下肥とか、近辺にあるものを使っていました。

ところが今は肥料も原料などが海外から入ってきます。元々日本にない以上の量の窒素リン酸カリが、田んぼや畑に大量にまかれるということで、必然的に富栄養化が進んでしまう状況になっています。県は次の浄化計画で、田んぼの肥料をどうしていくのかということも考えておられるようです。

それから、水草が水を浄化するということは確かにそうだと思います。ところが、これを放っておくと腐り、池に広がってしまいます。有効なのはたくさん増えたヨシを刈って池の外に持って出ることですが、これを全部持って出るということはできません。今後、水草の効用ということも含め、努力はしていかなければならないと思っています。

 

(地元意見) 

今、浄化槽を作っておられるが、薬を使っておられると思う。その水や薬が影響し、浅い方に行っても魚が1匹も採れない状態になってきた。それは要するに水質が悪化しているという状態ではないのか。終末処理の関係はどのようにしているのか。

 

(環境下水道部長) 

下水処理場、集落排水処理場は、水を綺麗にして流す施設であり、決して悪い水を流しているのではありません。どういう薬品を使っているのかと言われましたが、おそらく塩素滅菌のことだと思います。下水処理場では細菌を殺すために、塩素滅菌をしていますが、その濃度が池や川、生物に影響を及ぼすようなことは決してありません。

例えば、秋里の処理場がありますが、これは旧袋川に1日何万トンもの水を流しています。旧袋川の水は濁っていますが、下水処理場の放流口の水は綺麗であり、透き通って見えます。放流口には藻がたくさん生えていますが、これは珪藻の1種であり、これを食べるため、たくさんのボラ等が群がってきます。下水処理場は、水を綺麗にするためにあるものであり、これが放流先に悪影響を及ぼしているというようなことはありませんので念のため申し上げます。

 

 2 湖山池周辺の環境について(景観について)

(地元意見)

湖山池周辺の環境整備についてだが、池の周りを見ていただくと大変綺麗な部分と、そうではない部分がある、このことについて回答いただきたい。

 

(都市整備部長)

湖山池の公園、お花畑ゾーンにおいては、地元の方に一生懸命活動をしていただいています。ビオトープ、水辺の生物が生息しやすい空間を作るということについて、市民の皆さんの活動を県、市で支援をさせていただき、湖山池の水質浄化に対する市民の皆さんの意識向上を図っているところです。

実際に作業をされた方が、周辺から流れてくるゴミの量、割合として農業資材などが80%くらいで、ゴミ袋が20%くらいということですが、それに非常におどろいたということをお聞きしました。その時、浄化に関しては、やはり周辺から流れて来るものの影響が非常にあるということを改めて認識したところです。

それから、周辺環境については、西側の石がまや南西の蓮など、独特な景観があります。湖山池公園として、周辺を都市公園に指定しており、市民の憩いや休養の場、自然学習やイベント開催の場として広く親しんでいただいています。

しかし、水質浄化の問題、宅地化の進行で、景観との調和が非常に難しくなってきていること、それから公園区域内の維持管理、天神山城跡の森、石膏、布勢古墳等史跡の保全等の課題があります。鳥取市としては、平成7年度に公園基本計画を策定し、それぞれ特徴を持たせたゾーンを定めて整備を進めていくこととしています。平成15年には三津地内の石がまの修繕、16年度には先程お話がありました泉式部の産水井戸の周辺整備をおこない、湖山池八景の案内板の設置等をおこないました。

それから平成16年3月に、景観形成条例に基づく湖山池景観保全地域を指定し、一定規模以上の建築行為の際には景観への配慮を求める指導を行っているところですが、やはり、地域の方や土地を持っておられて実際に建物を作られる方々がどう考えて地域を守っていくのかということが大切であり、行政が規制をするまでには至っていません。あくまでも地域と一緒に考えて指導を行なっているところであり、このことはご理解をお願いしたいと思っています。

それから市民活動として、北岸の県有牧草地では、NPO団体が緑地の整備を行なっておられます。このことは、市民の手による景観形成と管理、活用の1つの良い例ではないかと思っており、今後全市に広がっていけばと期待をしているところです。なお、北岸について、鳥取市としては地元自治会から要望を受け、今年度中にトイレを設置することを現在検討しています。併せて、地域や市民による活動の支援ということで、地域の住民主体のまちづくり、地域づくりについての支援制度の充実を図っているところであり、今年度は、地域が主体となって遊歩道や山の上を整備されることについて助成を予定しています。そういうことで、地域の方々の主体的な取組みに市として出来ることを支援しながら一緒になって考えていきたいと思っています。

 

(地元意見)

要するに、湖山池周辺の整備に関しては地域住民、とりわけ新しく家を建てられる方々に、いろいろとご協力を願いたいという話か。協力を願いたいというのは分かるが、例えばモデル的なものを提示してもらわないと、作ってしまってからやっぱりあれではまずかったと言われても仕方がない事だと思う。その辺りの問題を市と県が相談の上、検討していただきたい。

 

(都市整備部長)

モデル的なものをということについて、これは非常に難しい面もありますが、例えば地域の方々と、この辺の建物等はこういう形にしようではないかと議論をして、お互いの理解が得られれば可能であると思います。

例えば、鹿野町で実施しているのは、それぞれの町内会でまちなみ協定を結び、建替えや改築する時には共通の認識でおこなうというものです。しかし、それにはやはり土地を持っておられる方、家を建てられる方々の理解がないと難しいと思いますので、その辺も含め、一緒に検討していきたいと思います。

また、鳥取市は周辺の公園整備に特に力を入れてきていますが、そのことを水面の利用や水の浄化と合わせることによって、全体として庭園のような地域が形成できるのではないか、環境や景観にも配慮したような湖山池になるのではないかと思っています。浄化はその一環としてなくてはならないものであると思っており、今は、ゴミが投げ捨てられたり、葦がたくさん生えたままになったり、ゴミが浮かんだり、アオコが出たり、大変な湖山池ですが、県も市も、時間は掛かるが変えていこうという意志を共通認識として持っています。こういった方向性であるということをご理解いただけたらと思います。

 

 3 湖山池周辺の環境について(不法投棄への対応について)

(地元意見)

湖山池だけではなく、山や池の周辺には大変不法投棄が多い。特に湖山地区自治会が担当する、附属小学校、中学校の校庭の前の付近であるが、あまり人通りが無い所であり、今年の清掃でも大型ゴミがたくさん投棄してあった。湖山池を守る会の行事の中で、清掃活動等はやるが、年に1回やそこらではどうにもならない。

このような不法投棄について、もう少しいい手立てが無いものかと考えているところである。これについてのご意見又はご指導をいただきたい。

 

(環境下水道部長) 

不法投棄というのは由々しき問題であり、捨てる人も良い事だと思って捨てているわけではありません。夜こっそりと捨てたり、隠れて捨てたりしているわけです。不法投棄は犯罪であるという認識が薄いのではと思っていますので、これから市報等で強くPRしていきたいと思っています。現実問題として、家庭のゴミ袋を5つも6つも捨てているという事例もありますし、警察と一緒になり、ゴミを全部調べて誰が捨てたのか追求し、摘発したケースもあります。また、実際に検察庁に書類送検されて罰金30万円というケースもあり、一旦摘発されると後で大変反省されていますので、そういったことがあるということも強くPRしていきたいと思っています。

現在、自治連合会から不法投棄の監視制度を市でやってはどうかという要請をいただいており、実施する方向で考えているところです。監視員を地区で推薦していただければ、任命して腕章、名札等を配ります。そして、不法投棄があれば、即生活環境課に連絡していただくことで、対応していきたいと思っています。

実は昨年から清掃事業所を廃止しました。その要員を生活環境課に配置しており、毎日のように不法投棄の現場に出て対応しています。土地の管理者と相談しながら、その後始末について、管理者で行うのか、できなければ市で対応するとか、そういった対応ができる体制を執っていますので、不法投棄があれば通報していただきたいと思います。

 

(地元意見)

不法投棄に関して自己対策をいろいろとやられているということだが、事前対策ということが見えない。私が考えている事前対策は、パトロールして防ぐことではなく、ゴミは基本的に捨ててはいけないという教育であると思う。聞いていると根本的な対策が見えなかったので、その辺について何かお考えがあれば聞かせていただきたい。

 

(市長)

不法投棄の問題ですが、これは環境問題の1つでもあり、ゴミの減量化、ゴミを出さないということについて、もっと市民が共通認識しなければならないと思います。その基礎的なものとして、「リファーレンいなば」では、リサイクル等の様々な問題が語られていますし、環境教育もおこなわれています。

しかし、犯罪行為が世の中から無くならないのと同じように、不法投棄をする者は無くならないので、取り締まることも必要だと考えていますし、これまで甘すぎたというのが社会共通認識になりつつあると思います。鳥取市では、不法投棄のパトロールをするとともに、通報をいただきたいということを呼び掛けており、警察との連携もとるようにしています。また地域に対し、環境推進員をお願いしており、ゴミの分別、ゴミ出しの指導をしていただくとか、また大学においては学生の皆さんが下宿やアパートを借りておられるので、家主さんたちを通じて日頃のゴミの扱いを教育することもしています。

21世紀は環境の世紀だと私もよく言っており、環境という大きなテーマの中からゴミの問題をしっかり語れる鳥取市なり、市民になっていきたいという思いで取り組んでいます。

 

 4 史跡、文化財の問題について

(地元意見)

 天神山の城跡は市や県により整備されてきた。昨年、泉式部の産湯の井戸の所を綺麗にしていただいて、たいへん感謝しているところである。今年は尾車文五郎、上山吉治、豊島豊七、それから加藤留十郎といった方の墓や顕彰碑がある。

それぞれ簡単に説明すると、文五郎については、現在大関の琴風、これがちょうど8代目の尾車である。この初代の相撲取りが湖山の出身だが、16歳で東京に出て親方に成ってから、名力士を育てたということで、あそこに墓がある。系列は尾車部屋なので現在の琴桜の佐渡ヶ嶽だが、あの部屋に関わりがあるところで、確か琴桜も現役時代に、ここに一回おいでになったことがあると聞いている。それから上山吉治というのは、この湖山砂丘を開拓された方である。つまり湖山にはそういう畑のようなものが非常に少なかったが、この砂地が何とかならないかということで後半生、財産を投げ砂丘開発に取組まれ、桑を植えられて、その間に畑作をされるという新しい試みをなされた方である。それから豊島は、尾車を東京に連れて出たという因幡相撲の横綱、相撲取りであり、加藤留十郎は武術の達人ということで、体術、柔術の達人である。

これらを整備し、案内板を是非建てたいと思い、去年からお願いしている。予算の関係も有るとは思うがよろしくお願いしたい。

 

(都市整備部長)

まず、二本松について、地域において管理をしていただいていることを非常に感謝しています。湖山池周辺には天神山の城址や布勢古墳、防巳尾城蹟等の史跡も多く、湖山池の自然環境と一体のものとして保全活用していかなければならないと考えていますが、この尾車文五郎の墓等について、当面文化財指定等は考えていないと聞いています。

しかし、その業績を後世に引継いで行くということ、これについては有意義なことだと思っています。案内板設置の手法については、地域が主体になってできる手法にどのようなものがあるのか、例えば景観形成モデル事業等を活用するということも一つの手法だと考えていますので、再度協議していただければと思っています。

 

 5 水の浄化に関連しての下水道整備問題について

(地元意見)

湖山池から流出する河川として、古川という昔からの川と、もう1つ新川という川と2つある。湖山池を綺麗にするためには、やはり汚れた水が出て来ないということが絶対条件なので、是非この川や、湖を綺麗にするために、生活にも関わる下水道整備をよろしくお願いしたい。

 

(環境下水道部長)

湖山地区については、千代水クリーンセンターで処理をしています。ご承知のように、下水処理は下流の側から進めており、国道9号バイパスに幹線を通し、そこに入れています。今、湖山中心部は供用開始をしていますので、これから順次南側、西側に共用開始区域を広げていく計画で進めています。

今、東1丁目、南1丁目、2丁目、3丁目、5丁目が工事中であり、図の紫の部分、茶色の部分については少し時間が掛かりますが、なるべく急いで実施していくように計画をしているところですのでご理解をお願いします。

せっかくの機会ですから申し上げますが、供用開始の際はなるべく早く接続していただきたいと思います。管が整備されても、なかなか繋いでいただけないというお宅もあるようですので、併せてお願いします。

 

(地元意見)

 駅前3区町内会、東1丁目130番地付近について、ここは昨年5月から工事に入っているが、延べ100mも行かない内に湧水量が多いということで、縦溝を掘ったまま工事を中断している。大型車が通ると揺れ、町内から苦情が出ている。一旦進めると言っておきながら、途中で水が出たから止めるということについて、町民に対して説明がない。

アスファルトは、すでにカッターで切っており、跡をコ―ルタールで埋めているが、上水道はもうすでに側溝に移設してある。各民家につないでいる給水管も露出しており、この夏は温い湯が出てくる。

もう9月になるが、どうなっているのか説明をお願いしたい。

 

(環境下水道部長)

工事の途中で予定外のことが発生すると、いわゆる工法変更などが必要となり、工期を延長しなければならないことがあります。

非常にご迷惑をおかけしていると思いますので、今日のお話を持ち帰り、現場担当者と協議して、詳しい経過や今後の予定について報告したいと思います。

 

(地元意見)

工期を延長されるのは仕方がないと思うが、説明をされなければ住民は納得しない。その事の方が大事ではないか。

 

(環境下水道部長)

申し訳ございません。説明が無いということですので、早速帰りましたら厳しく指導します。

 

※湖山町東1丁目付近の下水道工事についての追加説明(環境下水道部)

昨年度、現場条件が悪く工法を変更し、工事を縮小した後で、昨年度の町内会長さんへ説明しました。今年度残りの区間を8月上旬に発注し、工事説明会を開催して状況を説明する予定でしたが、説明会開催の予定が9月中旬になり大変遅くなりました。なお、蓋の騒音については対応しました。

 

 6 公民館の建設について

(地元意見)

 この公民館西側の道路から向う側は湖山西地区になる。従って湖山全体からいうと一番端に位置している。今日でも、南の方から来られる方は一番端に来るという状況であり、公民館の位置に問題がある。それから大変老朽化してきており、相当年数も経つので湖山地区の公民館を是非とも建設の順番に組み入れてほしい。

 

(教育長)

湖山地区公民館の建築ですが、この公民館は昭和50年に建築されており、古い順番から言うと7番目になります。ちなみに、一番古い公民館が昭和37年の建築です。

我々としては、来年度から始まる第8次総合計画の中に何とか組み込みたいという気持ちを持っていますので、その折には皆さんに相談をさせていただきたいと思います。

なお、公民館の位置が地区の一番西の端だということも十分承知していますので、場所等についても相談したいと思っています。

 

(地元意見)

湖山町は、南側がかなり膨れてきており、人口が増えている。したがって、南側に公民館をおいてもらった方が、何かと公民館としての機能を果たせると思う。

特に新しい人たちというのは人間関係が希薄なので、公民館を起点にしたコミュニケーションを図りたいと思う。先ほど7番目だと言われたが、湖山地区の特徴を考慮していただき、なるべく早い公民館の新設をお願いしたい。

 

6 市政の課題についての意見交換

(地元意見)

古川右岸の堤防の所は車が通行できるのか。恐らく道ではなく、緊急時に消防車等が入るべき所だと思うが、違法駐車が多い。緊急時に何も通れないと思われる。この問題についてお考えをお聞きしたい。

 

(都市整備部長)

管理者、現地等を確認したうえ、後日報告します。

 

※旧湖山川右岸の違法駐車についての追加説明

 旧湖山川右岸の道路については、県が管理している河川管理用道路であり、通行止めにはしておらず、堤防に損傷を及ぼすような車両の通行、長期にわたる駐車については指導を行っているとのことです。

 なお、都市建設課で現地を確認したところ、近接工事現場の車両が停車してありましたが、通行に支障があればすぐに移動できる体制をとっているとのことであり、その他の車両は確認できませんでした。

 

(地元意見)

夢があり、誇りが持てる20万都市づくりビジョンということで、最初の1〜10の項目で挙げられているが、これを全てやろうとすると、結構大変な話ではないか。この中で優先順位というのはあるのか。

 

(企画推進部長)

まちづくりの基本政策という4つの柱には、様々な施策がぶらさがります。ご意見のとおり、お金がない中で、いろんな施策を進めるには優先順位をつけながら取り組んでいく必要があります。しかし、ここに書いている10のビジョンは、いろんな施策の中でも、これから鳥取市が発展していくためには、欠くことのできない中心的な事業施策であると位置付けていますので、これらについて特にこの中で優先順位ということではなく、どれにも力を入れて行きたいと思っています。

 

(地元意見)

鳥取市の財政状況」の予算案のところだが、42億円がどうと言われていたが、どういう見通しで借金を少なくしていくのか。合併後の見通しというか、その辺が頭の中で私自身が整理出来てないが。

 

(市長)

資料2について、平成17年度歳出予算が842億円に対して、歳入予算が800億円ということで42億円足りませんでしたが、最終的には歳出の削減と財源の確保により補填をすることができました。また人件費の削減として、職員の給与を約4.2%カットするということで対応したところです。平成18年度について、こういった歳入不足が起こらないように、さらに歳出の見直しと、歳入増に努めたいと考えています。

合併に関係したお話がありました。市町村合併をした9つの市町村で新しい鳥取市が出来ています。当然、借金も引き継いでおり、借金の絶対額が大きくなっていますが、これから行財政改革として、企業会計を除く1,550人ぐらいの9市町村の職員を、10年間かけて200〜250人ぐらい削減する計画を現在持っており、この取組みによって人件費を減らしていきたいと考えています。その他、議会も9つあったものが1つになり議員数も減っていますし、人件費以外でも物件費等の削減を見込んでいます。こうした考えで支出の構造改革をすることにより、財政を賄っていこうとしています。

そのほか、これまで各市町村が所有していた観光施設等の赤字も非常に大きいので、指定管理者制度の導入に伴い、これを活用することで、例えば各施設で毎年5,000万円の赤字が出ていたものを2,000万円ぐらいに抑えることなどにより、支出をもう少し圧縮していこうと考えています。

合併後、このような取組みを新鳥取市として全市に渡って推進することで、健全財政の確保ができると考えています。

 

(地元意見) 

我々高齢者がどんどん増えていくことに対する影響があるのかないのか。例えば、75歳以上の人たちの健康保険料が、各市町村単位で決定できるという状況になっていくだろうと思っている。そうした場合に、鳥取市はどうされるのか。これは市議会等でおそらく議論になると思うが、少しその辺のことを聞きたい。

 

(市長)

高齢化が進む中で、例えば、健康保険とか介護保健等に市として負担しなければならないお金が増えてくるのではということですが、私もその通りだと思います。しかし、これは市と個人がそれぞれ一定割合を負担することになっており、一方的に市の判断で減らすということはできません。

今、国は個人の負担を少し増やし、それで医療費等を少し圧縮できるような仕組をとっていますが、これからは国民健康保険、健康保険、それから共済等の一元化を図り、より効率的な健康保険制度等をおこなっていこうとしています。

鳥取市と合併した他の町村では、例えば国民健康保険料等でも差がありました。鳥取市は、だいたい中間程度だったと記憶していますが、鳥取市より高い負担率の町村もいくつかありました。これについては、合併後、皆が平均的なところに納まるように調整をおこないました。

高齢化が進む中で、健康保険以外のその他の経費も増えていくと思います。そうした取組みに対して、これから多少とも自己負担を増やしていただく部分が出てくるかと思いますが、市民全体で賄っていくようにするということで乗り切りたいと考えています。そうした時、少子化ということが問題になります。高齢化が一方的にどんどん進み、少子化も進んでいくということがないように、子育て支援に関するいろんな取組みも充実をさせていきたいと考えています。高齢化に伴う財政負担の問題は、頭の痛い問題です。これからは、国がおこなう医療保険等の個人負担分が増えるということ以外でも、いろんな面で多少自己負担を増やす必要があると思いますので、これまで、高齢者が負担を軽減されてきた部分を少しずつ、見直しさせていただくことが出てくるのではと考えています。現状としてこのようにご認識いただけたらと思います。

 

7 市長あいさつ

今日は湖山池の問題について、我々も知らなかった実態等も含めて、やはりもう少し根本的な、総合的な対策を立てなくてはならないということを感じました。

その他、下水道の問題や公民館の建て替え問題。いずれもこうした建物は、出来るだけ大切に長く使っていただきたいとは思いますが、改築すべき時には改築しなくてはいけません。いろいろご相談をしながら地域の要望をしっかり受け止めて、歳出との相談もしながら、進めていきたいと考えています。

湖山は学生さんも多く、教育の中心地域でもあり、これからも鳥取市の活力源といいますか、活力ある地域として発展していただかなくてはならないと思っています。今日は、若い方はあまり多くご出席いただいていませんが、地域の中の様々な活動が盛んになるように、お集まりの皆様にも、ご尽力を引き続きお願いしたいと考えています。

湖山の地域が、これからもいろんな意味で課題を克服しながら、発展することを鳥取市として行政の面でも支援していきたいと考えていますので、引き続き問題点については、どしどしお話いただくと共に、一緒になって汗をかいてやろうという気持で進めたいと思います。今日は、本当に最後までありがとうございました。