東郷地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年9月26日(月) 19:00〜21:00

2 会   場 東郷地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 58名

市側出席者 19名

 竹内市長、石谷副市長、林副市長、中島収入役、中川教育長、山根総務部長、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、大西経済観光部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監、魚崎都市政策課長、寺坂給水課長、坂本生活環境課長

(事務局)藤岡市民参画課長(司会)、安本係長、宮崎主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

 1 県道高路古海線の歩道整備について

(地元意見)

河田商店様から増田様宅までの区間の県道が、歩道整備されていない。整備を要望する。

 

(都市政策課長)

河田商店様から増田様宅までの区間の県道の歩道整備について県に確認したところ、未整備区間を優先的に整備しており、当東郷地区では、現在中村から有富間の歩道整備工事を行っているとのことです。尚、ご要望区間の歩道の整備ついては、地区要望で出ていますので、県に対しても要望を行っています。今後も引き続き要望を行っていきたいと考えています。

 

(地元意見)

県道高路古海線の歩道整備については、私が区長になってから4、5年、本高の要望としてずっと出している。今の説明ではあまりピンとこない。どこがどのように優先順位をつけるのか、いろいろ考え方もあると思うがやはり東郷線の入り口でもあるし、通学路にもなっているので是非とも早急に県と掛け合っていただきたい。

  

(都市政策課長)

県道歩道整備について、図面4、5の青線部分の狭い歩道部分の改良を県に要望していますが、県も少ない予算の中でどこから優先していくかということを考えておられ、やはり歩道のないところを最初にしたいとのことです。しかし、地区からの要望として通学路になっているということもあり、なるべく早い時期に歩道を整備していただきたいと今後も強く要望していきたいと思います。

 

(地元意見)

前市長のとき地区要望で、河田商店から増田邸のところまでを要望していた。歩道が狭いので車がいつ飛び込むか分からない状態だ。その点を強く考慮していただき、早期の実現化をお願いしたい。

 

(市長)

現在、狭いながらにも歩道があるので、歩道のないところから整備しているというのが県の説明だということは、聞いていただいたと思います。この部分を安心できる歩道の幅にして欲しいというご要望があることは十分承知しており、県にも要望しているところです。県もいつも財政事情のことを言っておりますし、優先順位の議論があります。同じ路線で現在歩道整備をしている中村から有富間の工事がいつ終わるのか、私も詳しくは承知していませんが、出来るだけ早くこの改善を県で本格的に検討していただきたいと思っています。今の段階では一応歩道はあるというのが県の姿勢になっていますので、なんとか安全性をもっと高めるということで要望していきたいと思います。例えば拡幅することになると住宅側の土地が必要になると思いますし、宅地側に柵を作るという案もあり得ます。1番危険があるところや事故の経歴があるところについて、歩行者の安全対策として対処していただくことが必要だと思います。市として、十分に県と協議して進めて行くということでご理解をいただきたいと思います。

 

(地元意見)

安全性と交通量を考えてもらいたい理由は、工業団地に来る車が相当あることと、明治や豊実の方からこちらの道路に車が流れていることからである。東郷地区だけの問題ではない。交通量がかなり多いので、その点をもう少し調査していただき速やかな対応をお願いする。

 

 2 神谷清掃工場の早期撤退について

(地元意見)

清掃工場を早期に撤退してほしい。

 

(環境下水道部長)

昨年の6月25日に市長が当地区に出向き、二期30年以上に渡ってお世話になっていることを非常に重く受け止めているということから、次期施設は東郷地区に建設しないということで、鳥取市議会等とも十分協議して行きたいと約束しています。現在この清掃工場に代わる施設として、鳥取県東部広域行政管理組合において新しい施設を作ることを努力しています。新しい施設の完成は平成24年度末の予定ですので、それまでの運営については、改めて皆様のご理解とご協力をお願いします。

 

 3 旧神谷清掃工場跡地等の環境汚染対策について

(地元意見)

環境基準を上回っている、旧神谷清掃工場跡地等の詳細調査及び早期対策を要望する。

 

(環境下水道部長)

旧神谷清掃工場跡地等の環境汚染対策として、毎年排ガスと焼却灰について検査しており、常に測定結果は基準を下回っている状況です。現在はグラウンドになっておりますが、旧清掃工場は古いもので問題がある恐れがあるということで、昨年調査しました。そこの調査だけではなく、小学校の敷地であるとか中村の老人憩いの家であるとか範囲を広げて、土壌調査や空気の調査、そして有富川の水質、泥質、そういうものも調査いたしましたが、周辺については異常がありませんでした。

但し、現清掃工場の南側沢水からダイオキシンが環境基準1リットル当たり1pgを0.1pgオーバーした1.1pg検出されました。pg(ピコグラム)というのは、1兆分の1gです。ですから、1兆分の1という非常に小さい単位ではありますが、10兆分の1gオーバーしたという結果でした。これについて測定した日本環境衛生センターの話によると、原因としては非常に渇水期であり濃縮が起きたのではないかということ、そしてもう1つ、実はこの広場に清掃工場の取り替えた部品を一時的に置いていたことがあり、その影響かもしれないという、それくらい敏感な物だということでした。また、このことについては今年、追跡調査としてもう一度測ることにしています。なお、4ヶ所のボーリング調査のうちの1ヶ所、ボーリングNo4は旧清掃工場の中心部分です。ゴミのピットはご存知でしょうか。収集車がゴミを落とす所をピットと言い、大きなコンクリートの槽です。旧清掃工場については解体したコンクリート殻などをそのコンクリート槽に埋めています。ここの水と土から鉛等の重金属が少し検出されています。その他の影響について、調査会社によると、地下水は恐らく谷をつたって集まり、最終的にはNo4からNo1に向かって流れるだろうということですので、谷の下側についても影響がありはしないかということで調査しています。ただ、NO1、2、3については全く問題ありませんでした。NO4だけが少しオーバーしたということで、これについては長期的に調べる必要がありますので、今年も引き続きボーリングの数を増やして調査する予定にしています。

また、健康調査については昨年、希望の方について検査を受けていただき、血液中のダイオキシンについても検査していただきました。ただ、血液のダイオキシンについて基準はなく、日本人の平均値内に入っているので特に異常はないという結果でした。検査を受けられた方には、そのことについて既に説明しています。

これらの一連の調査結果について、なるべく早く皆さんにお知らせするため、9月6日に専門家を交えた報告会を計画していましたが、運悪く台風14号の影響により延期になりました。この報告会については、役員の方と相談させていただき、再度日程を決めて専門家を呼び実施したいと考えています。

 

(地元意見)

旧清掃工場の環境汚染の調査概況等をお話いただいた。そういう調査をやっていただくことはありがたいと思っているが、以前は神谷清掃工場運営協議会というものがあり、毎年2月に会議を開いて、清掃工場に入ってくる生ゴミ等の搬入状況、有害物質等の調査状況など、諸々のこと説明していただくなり、いろいろとお話もさせていただいていた。

今年はどういうわけで運営協議会が開催されなかったのか理由を聞かせてほしい。

 

(環境下水道部長)

毎年年度末に1回、神谷運営協議会として市の担当課も出席し、いろいろとご説明申し上げていたところですが、今年は3月に調査結果が出る予定になっており、それを受けて開催する準備をしていました。しかし、地元や市役所の都合で開催できず、5月にも1度計画しましたがいろんな事情で延期となりました。その後、9月6日にも九州から環境センターの職員が詳しい説明にあがるという計画をしていましたが、台風によって延期となりました。いろいろな事情で延びてしまい申し訳ないと思っています。後日、詳しいご報告をさせていただきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

 

※報告会の開催についての追加説明(環境下水道部)

 10月11日(火)に報告会を開催しました。

 

 4 JA鳥取いなば東郷支店について

(地元意見)

閉鎖された東郷支店の倉庫を地元で有効利用したいので、市として検討をお願いする。

 

(農林水産部長)

閉鎖された東郷支店の倉庫を地元で加工施設として利用したいというお話ですが、この件については、地元とこれまで何回か打ち合わせをしています。去る9月9日に農協の2階で、区長さん、女性委員会グループ5名、そして農協の本所と支所の方2名といろいろ協議しました。現在、鳥取市とJAとで千代川左岸に規模の大きい加工施設を整備することを検討しており、もし大きな施設が必要であれば是非そこを使っていただきたいというお話もしました。また先程、企画推進部長から財政が非常に厳しいという説明をしましたが、そういったことから規模が大きいものであれば取り組むのが難しいという話もさせていただきました。しかし、要望しているのはそんな大きな施設ではないということでありましたので、一安心したところです。

いずれにしても、まだどういったものがいいのか決まっていないということでしたので、どのような機械を使い、何を作りたいのかということを、9月末までに是非とも決めてくださいというお話をさせていただきました。置いておれば使うからということで多くの機械を設備しても、実際には使ってないところもございますので、本当に使うものだけにしてくださいというお願いもしたところです。東郷支店を使うのか、倉庫を使うのかについては、細かい計画ができてから検討したいと思いますので、なるべく早く事業計画を出していただきたいと思います。

 

 5 地域活性化について

(地元意見)

地域の活性化として、東郷小学校前の有富川右岸堤防の改修に向けて、県は予算化を検討されている。小学校周辺を活性化するため市としての具体的な策をお聞きしたい。

 

(企画推進部長)

小学校周辺の活性化について、県では東郷小学校前の有富川右岸の堤防改修を平成18年度予算化に向け、現在担当課で検討されていると伺っています。こういったことに併せて、鳥取市としての活性化策については、学校の近くの市道通学路、この区間の擁壁工事を実施することとしており、10月に発注を予定しています。その他、地域の活性化に向けた取り組みについては、地域の住民の皆さんと行政との協働ということで、いろんなことを考えていきたいと思っています。

今年度から、自治会活動を積極的にしていただこうという目的で、自治会活動活性化支援事業を創設しました。これは補助率2分の1、補助金の上限が5万円という制度で、多くの自治会、町内会に活用していただいています。具体的にこの東郷地区でも先程の有富川右岸に桜の木を植えようということで、桜の苗木の購入代金について申請していただいており、既に採択して交付決定しています。申請いただいたのは上限5万円という比較的小さな規模の事業ですが、この自治会活動活性化支援事業にはもう1つ、補助率が3分の2、上限が200万円というメニューもあります。こちらについて200万円の補助を得ようとすれば3分の1の自己負担として100万円を地域で捻出していただく必要はありますが、例えば、子ども達の登下校時の安全確保のための事業を地域として取り組もうとか、地域でいろんな工夫を凝らした提案をいただいています。地域の活性化に役立てていただくという目的でこういった補助制度を創っていますので、まず制度のご活用を地区の皆さんで話し合っていただき、この制度を活用することで地域の活性化を図っていただきたいと思っています。また、先ほど通学路の整備について説明しましたが、その他のことについても地区要望という形で色々いただいています。このことについては、財政状況であるとか、市全体を見た優先順位というのもありますが、実施できるものから実施していきたいと考えていますので、地域の皆さんと行政とで話し合いをしながら、地域の活性化を図っていくことを進めていきたいと考えています。

 

6 市政の課題についての意見交換

(地元意見)

私は毎朝学校が始まる時間帯に学校の子どもの交通誘導に努めている。西今在家のバス停から学校に入るまでの有富川堤防に上がるところに石段があるが、幅が狭く冬は子どもにとって危ない。朝早く出て雪かきして子どもが通りやすいようにしているが、幅が狭くて滑る可能性がある。石段の幅は広くならないだろうか。それから、その石段の両サイドに淵がとってあるが、子どもなのでその淵に乗ろうとして危ない。事故があってからでは遅いと思うので、ガードレールのような子どもが上がらないような構造にしてもらえたらと思う。

 

(企画推進部長)

担当課と一緒に現場を確認させていただいた上でご相談したいと思います。

 

※西今在家橋付近の石段の安全対策についての追加説明(都市整備部)

 石段に手すり兼用となる防護柵を設置しました。

 

(東郷小学校長)

昨年、連合音楽会に出演するため大型バスを利用した。今在家橋は通れないので、篠坂橋を通って学校には到着できたが、児童を乗せて来た道を戻る時に橋のところで倉庫などがあって、何回ハンドルを切ってもなかなか通ることができなかった。乗っている子どもはすごく怖がり、小さな子どもは泣き出したりした。その時は東郷小学校の出演時間が迫っていたので、連絡をとり順番を変えてもらうことで子どもを安心させたということがあった。全校生徒がバスで移動することはあまりないが、橋の幅を広げていただければバスが通りやすいのにと思っている。

 

(地元意見)

この問題については校長先生といろいろ相談してきている。この今在家橋は伊勢湾台風の災害によって流出するなどの被害もあり、農業の近代化ということで農業用の橋として整備されたので幅が狭い。現在もそれを利用しているということで、鳥取県等にもいろいろ問題を言っているが、鳥取県も前向きではないので市から言っていただかないといけないと思っている。また、橋の取り付け口右岸側のカーブにアールをつけたらスムーズに入れる状態になると思うので併せてお願いしたい。

袋川の土手のような桜並木にして夜景を楽しむようにぼんぼりをつけたり、ヒマワリの花を土手に植えたり木で作ったイスを作るなどすれば、あの辺が本当に活性化されてくると思う。鳥取県は前向きな体制をとっている。しかし、川に子どもが入って遊ぶということにはクリアしないといけない問題があり、現状は川で遊べるという状態ではない。というのも公害的な要素やいろいろなものが東郷地域の山間の中に埋没しているからである。行政にも責任があるわけで、東郷地域の活性化のためには言うべきことは言い、正しいやり方で対応していかなければならない。農業用水がこのような状態の中で稲作をやっていても、いつかは必ず泣きを見る時が来るのではないかという不安を持っている。

 

(都市政策課長)

東郷小学校の児童を乗せたバスが出入りできないというご意見ですが、橋の手前が少しクランクになっていることから通れないのではないかと推測されます。ご指摘のとおり、アールをつけるなどの手法も考えられますが、その場所が堤防上であり下には水路があります。河川管理者及び水路の管理者、そして周辺の土地にも影響が出ると思いますので土地所有者の方などとの協議が必要と思われます。現地を調査して構造等も確認した上で総合的に検討させていただきたいと思います。

 

※西今在家橋の拡幅についての追加説明(都市整備部)

 大型バスが進入できるようにするためには、橋の取り付け部に隅切りを設置する必要があります。現在のコンクリート橋梁の改修が技術的に可能かどうかも含めて、隅切りの設置工法等を検討していきたいと考えています。

 

(地元意見)

鳥取県だけが高速道路がないわけで、高速道路ができることは産業経済、文化観光など鳥取県のいろいろな面で、山陽あるいは関西方面等からお客が来ることで全てがよくなりいいことだと地元としても思っていた。ところがふたを開けると本高に最終インターができるということで、山林や農地から用地を確保することが必要となり、3月末までに買収するという段階になっている。また、このたび山陰道のコースの発表があり姫鳥線に繋ぐということになった。豊実の嶋に出るコースだと、斜めに横切るので三角の田んぼが道路の両側にできてしまう。

また、以前から要望してきているが道路を高架にしていただきたい。盛土について、当初計画では13mから18mと聞いており、18mの盛土で作られると東郷谷の入り口が封鎖されたような格好になる。本高は東郷の入り口なので景観の問題があるし、バイパスまで出ると千代川まで出なくても花火が十分見えていたのが見えなくなる。それから風水害の問題もある。それは大丈夫だということでシミュレーションの結果をいただいているが、有富川が決壊すると本高が水浸しになるということも十分考えられる。このことについて、7月25日に市と県、国交省と要望書を提出した。国交省と県からは回答していただいたが市からはまだいただいてない。高速道路ができることによって、山陰鳥取は離れ小島だと言われているような土地柄から全てが良くなるということでもあり、それらの考え方について回答書をいただきたい。

 

(都市政策課長)

要望はいただいています。この要望の内容には鳥取市独自でご回答をすることができない部分があり、国・県と協議させていただいているところです。国・県につきましては、ご要望の回答をされたとお伺いしました。通常の場合は、市として国・県の回答を受けてそのままお返しするということになるかと思いますが、果たしてそれでいいのかということもあり、今後どのようにして地区の皆様の要望を汲んでいけばよいのかということで、現在検討しているところです。

現在、どのような構造にするかについて調査をしている段階であり、平面測量、縦横断、それから地質測量をおこない、その結果に基づいて高架にするか盛土にするかということをご協議させていただきたいと思っています。確かに区長さんの言われた通り、18mの盛土にすると景観も変わってくると思いますが、前段でもお話しました通り、国は三位一体改革により補助金予算を削ろうというのが基本であり、国としても健全財政に立て直すという思いがありますので、簡単に高架ということにはならない状況です。しかし、皆さんのご意見を十分承りましたので、今後ともこのご意見を国・県に伝えて要望していきたいと考えています。

ご要望の回答につきまして、今まで遅れたことをお詫び申し上げます。早急に回答をお返ししたいと思います。

 

(地元意見)

第1回の説明会があった時に、高架でなかったら大反対だと言って、私一人が大きな声で意見を申し上げた。そのことを市長に相談されたと思うが、何年経ってもその後市長からの回答はない。市長は国の機関におられた方なので、道路については十二分にご承知であるから、文句言ったってどうしようもない、国の流れに乗らないといけないというような考えではないのか。今年の何月だったか、公聴会が白兎荘であり、その時もこの計画は決定だということで発表された。その後、新聞にも出て、もう決定だということが発表された。どこまでが本当のものか疑問に思っている。

閉塞的な本高地域にそのようなものができてしまうと、東郷地区はイノシシ谷になってしまう。山間地域である東郷地区そして本高が活性化するような考え方も持っていただきたい。まず第1に東郷地区公民館も古くなっている、また年を取ったら老後施設も東郷地区に欲しい。それらのことが、条件闘争にもなるかもしれない。本高区長の言うことも、よくご理解していただき検討していただきたい。

 

(都市政策課長)

今後、国交省において、調査結果を基に実施設計を作る前の段階で地元の皆様と協議をされるものと思いますし、鳥取市・県も参加する予定です。本日ご指摘のあった件については、その場で皆さんと協議していきたいと思います。

 

(市長)

7月25日に要望書をいただいているということについて、とにかく至急回答させていただきたいと思います。このことについては実際の対応の方が大事だと思いますが、この道路は国が整備している道路であり、当然、市は県とも一緒になりながらできるだけ地元の皆さんにとって喜ばれるような内容にして欲しいということで、これまでも国に対していろんな働きかけをしてきています。先程、具体的に課長から説明しましたように、これから実施設計というものがあり、その内容について説明する予定になっているということですから、その段階でどういう内容か説明し、地域の方からどんな意見か出てくるか踏まえて、これまでもしてきていますが市として言うべきことは当然言っていきたいと思います。

なお、盛土の件が1番大きな心配事であり問題だというふうに認識しましたが、盛土を作るに当たって、例えば、先ほど心配だと言われた洪水の件については、計算をしてそういうことが起こらないようにするのが当然です。その際に、このように対応しているから大丈夫だということをきちんと説明することは当然必要だと思います。このことについては国交省に対して、そういったことを含めた説明会としていただくよう、今から注文して行きたいと思います。

こういう高速道路の計画に関しては、先程総論的に高速道路の持つ意義についてお話をいただきましたが、やはり何回かお話にあったように、鳥取県東部にはまだ高速道路がありません。それによりどんなことが起こっているかというと、例えば観光客でいえば、西部は米子道があり中国縦貫から高速道路で来られますし、さらに先にある松江等と比べてみても鳥取は随分少ないということで観光産業にとって大きなマイナスになっています。また企業等を訪問した際など、工場の立地について、工場から製品等を出荷する時に高速道路がないためにいろんな苦労をしておられるということをよく耳にしています。その他にも、鳥取といえばラッキョウや梨などいろんな農産物、それから水産物のカニ、イカ、カレイなどがありますが、こういったものの出荷についても高速道路があればもっと短時間で運送でき、例えばその日に獲れたものを市場に出せれば高い値段で売れるといった面もあると思いますが、そういうことがまだ実現できていません。高速道路は経済の面で、地域の活性化のためにいろんな効果があります。またこれを生かすも殺すも、我々自身の努力にかかっています。道路ができさえすれば全てがバラ色だなんてことを私は思っていませんし、皆さんに申し上げるつもりもありませんが、この道路を生かして魅力ある地域を創り、魅力ある産物を作って、大いに地域の活性化につなげようではないかと思っています。

ここが姫鳥線のいわば終線になるわけで、山陰自動車道と結ぶ結び目になりますので、特に本高地域の皆さんには、環境が変わり、生活の面でいろんな変化が出るなど、大変ご迷惑をおかけすることとなりますが、適切な内容の工事がなされること、そして適切な保障がなされること、そういったことを条件にしながら、高速道路が鳥取の地域にも整備していただけるように、これからも是非ともご理解いただきたいと思っています。基本的にはご理解いただいて進めさせていただいていると思いますが、問題点についてはこれからもしっかり詰めて、不安や疑問が残らないようにしていくということが大事だと思いますので、住民の皆さんの立場に立って言うべきことは言うという姿勢で進めていきたいと思っています。

なお本高地区にある鳥取インターの敷地について、料金所を造らなくてもよくなったので、多くの土地を必要としなくなりました。有料道路でなくなったために鳥取インターの土地が小さくなり、以前買うと言っていた所が買わなくなったということができるだけ少なくなるような工夫を県・市でいろいろ検討しているところです。予定されている買収区域をできるだけ活用するように、高速道路の警察の機動隊の基地とかバスターミナル、またはトラックのターミナルなどを設けてはということで、土地利用も図りながら活用されるように計画を詰めています。こうした説明もまた皆さんにしなくてはいけないことだと思っていますので、できるだけ早い時期にご説明したいと思います。また逆に説明がないとき、文章のやり取りだけでは結局それで済んだということにならないと思います。本質的な部分については、声を掛けていただいて説明の機会を作らせていただくことが必要だと私も感じましたので、これらの調整について地元の区長さん始め関係者のみなさまと相談させていただきたいと思います。そうした機会については、我々のほうでも必要な準備をさせていただきますので、こういった時期がいいなどのご希望をお伝えいただき、進めさせていただきたいと思います。

 

(地元意見)

ぜひとも東郷地区に老人憩いの家を作ってほしい。もちろん市、県、国とも社会保障制度によって財政が圧迫されているのは分かっている。介護保険も来月から3割程度上がるとすれば今の6万が約9万か10万になる。そうすれば国民年金生活者は大変だ。去年、私たち民生委員が65歳以上の男女全員に対してアンケートをとった。その結果、夫婦だけの2人世帯がものすごく多い。また将来に対する不安が多く、さらに友達がいない。それから近所付き合いもなく、酒を飲むことが趣味だとか、全く趣味のない人もいるという結果であった。そういう条件の東郷地区にコミュニケーションの場を作ってほしい。この地区にはダイオキシンの問題があるということを皆さんが払拭できないのも事実。先ほど話があったように東郷公民館も改築の時期が来ているということを聞いている。そうなればその施設を併合したものでも私は結構じゃないかと思う。このダイオキシンの中に建てていただくのはどうかと思うので、東郷地区のその他の場所にぜひとも併合施設を建設してほしい。

 

(福祉保健部長)

老人憩いの家ということでご提案がありましたが、これは同和対策事業で設置したものであり現在そういう補助制度はありません。

 

※老人憩いの家についての追加説明(福祉保健部)

 皆様のコミュニケーションの場としては、既存の公民館や集会所をご利用ください。

 

(地元意見)

東郷・神戸児童館2園が指定管理者制度になるということで、その制度はどういうものなのか詳しく聞きたい。またなぜ東郷神戸が指定管理者制度になったかということも聞きたい。今は園長先生、保育士さん2名の合計3名で運営されているが、管理者制度のメリット、デメリット、保育のレベルが変わるのか変わらないのか、質が落ちる、落ちないなど、そういったところを簡潔に教えていただければと思う。

 

(福祉保健部長)

東郷児童館と神戸児童館については指定管理者制度でということで現在進めており、市議会にも提案させていただいているところです。これは、いままでの管理委託をおこなうことができなくなったため指定管理者に管理運営を委託することとしたものです。現在、神戸と東郷の児童館は公募型の指定をめざしており、2つ合わせて管理していただくことを条件に公募の受付を進めているところです。当然、基本的には現在のサービス水準を維持していただくという条件で進めていますので、サービスが低下するというようなことはないと思っています。

 

(地元意見)

実は私も今日の夕方おばあさんから、こんな話があったというようなことを聞いた。やはり地元といろいろ将来のことを含めながら話すべきである。15、16人なら運営も大変だろうということもそのおばあさんとも話し合ったが、今日この会議で恐らく保護者からも出てくるだろうと思い、私も自分の思いを述べさせてもらおうと思って来た。

今日ここでポンッと出されても地元としては不安になる。保育園であれ学校であれ、これらは地元の文化の拠点であり、活性化ということがいろいろ言われているが、やはりこういう施設が地域の活性化の源だと思う。来月の4日に、保育園の周囲を各地区の老人が出て清掃しようということを計画している。それから年に何回か、子どもと一緒のふれあい行事も持っている。そういう計画を地元はもっているので、やはり地元と十分協議をしていただきたい。こういうメリットがあり、こういうデメリットがあるがどうだろうかということをなぜ事前に出していただけなかったのか。

 

(福祉保健部長)

現在、東郷と神戸の児童館は保育型の児童館として、福祉会に管理運営を委託しています。指定管理者制度を導入することとした経過として、公の施設について直営もしくは指定管理者による運営を選択するという中で、現在も福祉会に委託して運営していますので指定管理者制度を導入することとしたものです。例えば、松保保育園の管理運営は福祉会がおこなっていますが、これも市が作った施設であり、福祉会に指定管理者として園の運営をお願いしています。基本的には東郷と神戸の保育園は2つを合わせて管理していただくということで指定管理者の公募をおこなう予定です。当然、指定管理者となった場合でも現在おられる職員の数が確保できるような経費の計上をおこなっていますので、基本的に保育園が提供するサービスが指定管理者になったから悪くなるということはありません。むしろ、サービスは向上され、しかも若干経費が安くなるというメリットがあると考えています。

 

(市長)

指定管理者制度はたいへん皆さんに突然の話で、また不安もあろうかと思います。先ほどから福祉保健部長がご説明しておりますように、サービス水準は落とさないということが大前提です。これまでのように委託という方式ではなく、その運営に当たる者が責任をもち一定の条件を市が付したうえで、児童館として保育の場として適切な運営をしていただきます。ですから、むしろサービスの向上と、従来の委託方式で実施する場合から少し経費の考え方を変えることで、かかる経費の節減も図ることができます。この両方の条件を満たすように運営しようと考えています。

公募ということでの不安もおありだと思います。この2つの施設を同時に公募して、応募されるところがどういうところかということもありますが、これまで運営していたところにも応募していただけるでしょうし、そういう中で一番良いものを選ぶことでサービス水準などが変わらないようにしたいと思います。ですから、考えようによっては現在以下にはならないばかりか、現在以上になる可能性があると考えています。

なお、このことに関して先ほど例が出ておりましたように、地元や児童館、特に保護者の方、子どもさんのご家族の方などに、もっと説明すべきだというご意見をいただきました。本日のように限られた時間の中で、こういう点はどうだ、ああいう点はどうだという細かいやり取りはなかなか難しいと思います。改めて皆さんのご都合の良い時間をお伺いし、児童館と福祉保健部の担当課との間で調整させていただき、早速、説明会を開催したいと思います。今日何人かその関係でもお見えのようですが、思いはしっかり受け止めさせていただきましたので、緊急に説明の機会を開き、いろんなご疑問やご意見をお受けしたうえで回答させていただきます。

 

※東郷児童館の指定管理者地元説明会についての追加説明(福祉保健部)

 10月14日(金)午後7時から東郷公民館において地元説明会を開催し、東郷児童館を利用している児童の保護者の方や地元の皆さんの出席を得て(約25名)、指定管理者制度についての説明や意見交換を行いました。

 

(地元意見)

部落の広域農道のゴミ拾いを部落で年2回やっている。その広域農道の横枕の隧道から上原付近までの空き缶を回収して一定の場所に集め、集めた缶を回収してもらっている。昭和53年だったか、広域農道として整備していただいたのに台無しである。周辺住民は困っているので何とか捨てるということをやめさせることができないか。

 

(環境下水道部長)

正直なところ空き缶ポイ捨て対策としての有効な手段はありません。市報9月15日号をご覧になったでしょうか、不法投棄は犯罪であるということを広報しました。実際に、ゴミ袋が何個も不法投棄してある場合などは、市としても調査に出て手掛かりを調べ、警察に連絡して摘発しています。ゴミ袋5つ6つでも検挙されると30万円くらいの罰金を取られるようであり、そういう取り締まりについての努力は続けています。

しかし、空き缶のポイ捨てについては手掛かりもなく、なかなか良い対策もありません。ボランティアで集めていただければ回収はおこないますが、今のところポイ捨てはマナーに頼るしか方法がないというのが現状です。

 

(地元意見)

大人も考えているが、教育の問題でもあるのだろうか。

 

(環境下水道部長)

大人が悪いのは子どものときの教育が悪いからと言いますが、そういう大人にまた子どもが育てられておりますので、なかなか面倒なことと思います。

 

(地元意見)

納税組合は存続されるのか、もしくは廃止されるのか。税金は個人が払っていっているが組合は依然として残るのか。今後どうされるのか聞かせてほしい。

 

7 市長あいさつ

地域の課題として5点ありました。それ以外にも高速道路の話、児童館の話、それから小学校に行くときの橋の話に石段の話、いろんな地域の課題をこの機会にご意見をいただきました。そして、最後に納税貯蓄組合のお話がありました。今は納税協力団体という名前です。これについては歴史的にいろんな大きな役割を果たしてきたと認識しています。地域の皆さんの取り組みとして納税意識を高めていただいていることは、これからも非常に大きな意味があるとは思いますが、積極的に補助金とか報奨金などをたくさん出して納税貯蓄組合の活動を経済的な面でバックアップしていこうというような段階は終わったと思っています。ですから、例えば納税した金額に応じて何%ぐらい報奨金が返るというような、以前の仕組みは切り替えてきています。このことについては、市が止めるか続けていくのかということを決定するのではなく、やはり地元の団体自身のご判断で決定していただきたいと我々は基本的に思っています。それぞれの納税協力団体に対する金額は少ないですが、これからも支援制度は残していこうと考えています。ただ、それではあまり存続する意味がないとか、あるいはそういう条件では難しいということで、だんだん数が少なくなっていっているのが現実です。こうした制度には意義があると考えていますが、支援の方法が変わってきていますので、そういう状況を踏まえて地域や団体でご判断いただいているということでお答えにさせていただきたいと思います。

時代とともに変わってきている面があるということを我々も認識して対応しており、これからは鳥取市として口座振替を積極的に推進したいと考えています。地域においてそれぞれが口座振替でという選択もあるでしょうし、皆さんご自身でご相談いただいて決めていただけたらと思っています。いずれにしても今、税金というのは大きな問題になっています。鳥取市としても納税のご協力については本当によろしくお願いをしたいということで、お願いして歩いていますし、滞納に対する対応をしっかりするということで体制を整えています。やはり税金は不公平なことが一番いけませんので、不公平にならないようにしていく努力をしています。ご協力のほどよろしくお願いします。

この東郷地区の皆さんにはいろんな課題がある中、地域の中でいろんな努力をされていると思います。これからの地域を良くしていく力は、やはり地元の皆さんが原動力となりながら市が支援するとか、市と一緒になって取り組んでいくという、いわゆる協働という形だと思っています。ぜひともお互いが良きパートナーとなるような関係、地元の皆さんそれから行政である市役所、これが離れていく存在ではなく、お互いが近づきあって、そして手を携えて前に進むということで進めていきたいと思っています。ですから遠慮なくいろんなご意見やご注文をお願いしたいと思います。

私が市長になってから市長への手紙や市長アワーなどを実施していますし、また合併後2年に1回のペースになっていますが平成15年に続いて今年東郷地区での地域づくり懇談会を開催させていただきました。みなさんと話をするのは2年に1回ということではなく、区長さん方にご挨拶をさせていただいたりする機会としてお越しいただいたこともありますし、その他いろんな課題について担当課に話していただいていることと思います。そうした中で地域がいろんな意味で良くなっていくように、我々としても力を発揮したいと考えていますが、我々の頭だけで考えていても本当に地域の皆さんが納得いただける良いものはなかなか出てこないこともあります。我々行政側も汗をかきますので、是非とも皆さんのお知恵やお力もお借りして、一緒になってやるという関係をこれから築いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

最後に神谷清掃工場の話になりますが、ゴミの問題は非常に大切な問題であり、このことで地元の皆さんにご心配やご苦労をお掛けしていますので、行政の立場から地域のための取り組みを積極的にやっていきたいと考えています。今回いくつかの課題をいただきましたが、財政的に厳しい中であってもしっかり取り組んで、本当に良い東郷地区になるように力を使わせていただきたいと思います。今日は長時間にわたり地域づくり懇談会にご参加をいただきましてありがとうございました。