稲葉山地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年9月30日(金) 19:00〜20:55

2 会   場 稲葉山地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 106名

市側出席者  18名

 竹内市長、石谷副市長、林副市長、中島収入役、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、大西経済観光部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監、中島教育委員会事務局次長、西尾総務部次長、西川工務課長

(事務局)藤岡市民参画課長(司会)、安本係長、宮崎主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

 1 市道滝山、卯垣6号線の抜本的安全対策について

(地元意見)

皆さんに2枚綴りの資料を準備してお配りしている滝山6号線の問題に関しては、平成11年9月に開通以来、市にいろいろご相談なり要望をしてきた。まず、資料1を見ていただきたい。右上に5、6、7と番号を書いており、皆さんにお配りしたものは7番までしかないが、9月17日に図面中央付近の戸松さんの家の前で交通事故が発生したのでこれを8番として加えていただきたい。これは東から西に向かって走行中に発生した事故である。続いて4番についてだが、今年1月1日から10日までの間ということで図面に2箇所矢印を引いている。これは平成15年度にガードレールを設置してもらった所であり、ここに車が7回ぐらい衝突したため市に修理をお願いしている。今回の資料では交通事故合計8件ということで整理している。このような状況で6年経過しているが、類似事故が同じような位置で発生している。

平成15年10月28日の説明会で滝山6号線の抜本的改良計画として市から提案があり、平成15年11月に開催された前回の懇談会でも市長にお願いしたところである。要は新滝山町内会のJR高架側の関係する18世帯、それから町内は違うが公民館側、卯垣5丁目1区が3世帯で合計21世帯が移転対象になるんだということを記憶している。あれから2年が経ち、資料1にあるような図面を添付し、こういう所でこういう事故が起こっているということを加え、年度ごとに要望を出している。

平成16年1月26日に鳥取市と一緒に県土整備局に出向き、トンネルの位置変更を要請した。県にも鳥取市にもトンネルの位置変更については検討していただいており、事業主体は県なので市は関係ないが、市としても道路整備を含め1事業として考えていただきたい。トンネル工事だけが先行され、滝山6号線のラインが今まで通りということでは反対だ。1事業として同時完成ということをずっと言ってきているし、トンネルの位置変更を撤回したのはなぜかということを資料2の左下に留意事項として挙げている。市にこの2点を挙げて撤回したが、これは今日おいでの綾木都市整備部長に直接渡したと記憶している。まず1点目として、関係住民の高齢化と今日の社会情勢を考慮して、住民の出血と犠牲を伴わない、通常の補償というのではなく救済事業だという認識で、次世代に引き継げる、間に合わせではなくきちっとした形で引き継げる道路整備をお願いしたいと要請している。それから2点目として滝山6号線のトンネル事業と連携した事業計画、年次計画、位置はどうなるかというようなことを関係住民の理解を得ながら推進してほしいという願いを市に対して要請し、整理された改造案が良いか悪いか、これは町内会として議論の対象にはできないから一任したところである。

人が輝きまちがきらめく快適環境都市鳥取という言葉に誠に感動した。あの当時お願いというか質問したのは、都市計画決定された滝山桜谷線の町内2つにまたがっているトンネルの位置、交差点、今の場所に変更された経過についてである。我々が認識していたのは公民館の西側の岩倉川のあたりを通る予定だったが、いつの間にか変更になったのでその理由についてお尋ねしたが、その時は回答いただけなかった。その後3月に、岩倉地区と稲葉山地区とだいたい半々ぐらいに分かれて説明会が開かれ、担当から具体的な説明を受けた。そこでは分かりましたということになったが、そのことが関係住民に徹底されていない。それからもう1つ、主要地方道鳥取福部線と滝山6号線との問題について、いつの時点で住民に説明し、どういう年次計画で事業を始められるのかということを質問した。しかし、その答えは未だにいただいてない。そのことについては、21日に市議会で中西議員の質問があり、若干触れておられた面もあったが、少なくとも今の滝山6号線に関する事業については当時のことも含めて、これからの具体的な話は綾木部長からも市長からも聞くことができなかった。

あれから2年経過し、今日どういう答えがここであるのか分からないが、やると回答しながら2年経ってもまだ何も出ていないという経過を皆さんに承知していただく意味からも説明させていただいた。しっかりとした答弁をお願いしたい。これが我々新滝山町内会の関係した沿線40数世帯の皆さんの思いであると思う。結局、作られた交通災害だと理解している。どういう姿勢で、どういう考えでこれから事業を早急に取り組まれるのか具体的にお願いしたい。今日は答えが出ないところもあるかもしれないが、今の時点での話を伺いたい。

 

(都市整備部長)

先ほど西澤企画推進部長から、今非常に厳しい財政事情の中で8次総を策定するにあたり、全体の事業効果を高めるためにその精査を進めているという説明がありました。そういう中で、私ども都市整備部として、どのように対応してきたかという経過などについて説明させていただきたいと思います。

先ほど、かなり詳しい経緯の説明がありました。画面に表示しているのは、昨年度鳥取県が都市計画区域のマスタープランとしてパブリックコメントを実施し、皆さんに意見をお聞きして策定した図面です。今の道路が変わったという部分について、全体のネットワークの中では、現在はあくまでも県道が主となっている状況です。それが実際は滝山6号線に車が流れてきており、交通事故が非常に増えているというご説明がありました。

この滝山桜谷線について、以前は新滝山橋方向に車が流れていたものが、滝山6号線側に移り、現状では基本的な県道のネットワークとは異なり滝山6号線に車が流れているという状況です。そこで、いわゆる線形改良として、事故の多かった線形を鳥取市の市道として対応すべきではないかということで、いろんな検討をしてきました。交通が既に滝山6号線へ流れているので、将来を見越して県道並の道路線形にすべきではないかという考えから抜本的改良を検討しているところです。なるべく家屋が掛からないようになど、線形の全体的な計画見直しはコスト削減も考えながら進めています。そして、滝山桜谷線について県の事業と市の事業をどのように調整していくかということを現在検討しています。

平成15年に説明があった後どうなったかということについてですが、今年度調査費を予算化しています。県と事業について詳細に詰め、現地の測量等を行いたいと考えていますので、その節は周辺の地権者の方々のご協力をお願いします。やはり道路を作る場合には、総論賛成各論反対ということが多々あります。したがって、地域の皆様のご協力は不可欠です。将来的には皆さんで建設委員会などを設立してまとまっていただき、いろいろ詰めていく中での最終的なルートについてご同意をいただきたいと思います。或いは町内会長さんで、その同意をまとめていただきたいと思います。このことについては、県といろいろ最終的な調整をしながら地元の皆さんに説明させていただきたいと考えています。

 

(地元意見)

先ほど滝山6号線についての測量調査を平成17年度に実施するという説明があった。県が担当する桜谷滝山線、縦のラインについては一応今の段階では平成21年度には完成する予定のようである。財政状況等もあるので若干伸びるかも知れないが、そういうふうに聞いている。

道作りには段階があると思う。調査測量、このラインで良いと言うのであれば、それが第1段階である。しかし、完成までには7段も8段も段階があるはずだ。中段では良くても、最終的には関係の方々の用地買収が出てくる。それから最後の8段目ぐらいで完成と。その完成についてはいつを目標にしているのか。説明を聞くと会長云々で何とかまとめよという話があったが、まずどういう年次計画かを聞きたいと言っているのにその答えがない。元々スタートがいけなかったのは、住民との話し合いが全然できてないこと。トンネルの問題について8月25日に岩倉地区で話があり答えられたようだが、そういう場を持たないので、非常に残念ながら何か一方的に考え方が硬直化していると思う。

これぐらいの目安で事業の計画を考えているとか、お願いしているようにトンネルとほぼ同時にできるような考えであるのかどうか、こういう具体的な回答が1つも無い中で、会長云々と言われても困る。その部分について補足していただきたい。

 

(都市整備部長)

先程も説明しましたように、何も相談しないで進めるということはありません。滝山6号線についてはもう少し色々な線形を考えながら、どれが一番道路計画として妥当な線になるのかということを検討しているところです。そして案が決定すれば当然地元の方にお示しし、説明させていただきます。

その後の進め方として先走った言い方をしましたが、最初にも言いましたように他の場所でも総論賛成各論反対ということがたくさん出てきています。予算をつけて事業をする以上は、やはり効果的に事業を進める必要があり、これは先程企画推進部長が説明したように、非常に厳しい予算の中でどうすれば1番いいのかということを考える必要があるかからです。他の場所についても最初に地元で建設委員会をまとめていただき、早く進めようという話を地元からもされ、我々もそれに合わせて進めていくようにしています。

予算については8次総合計画の全体像が見えてこないと確答できませんが、今年度は測量調査費をつけていただきました。引き続き工事費をという形でいけるかどうかは別にして、県が平成21年度を予定していると言われていますので、それに合わせた計画を作っていきたいと考えています。なお、一番大きな用地の問題がありますので、その部分については後日改めて機会を設け、説明させていただきたいと思います。

 

(市長)

この市道滝山6号線の問題については、私も前回そして前々回と大変事故が多いことをお聞きし、現地も以前から確認していますし、その後の報告も受けています。今日も地元で作成された立派な資料をいただきました。ここに記載されている事故の件数や内容は私も承知しています。市議会でも、とにかくこれはお金がかかる事業になるけれど、再度線形を改善し整備すると答弁しています。特に縦の県道整備が完了すれば交通量が更に増す可能性があります。そういうことから事業の必要性、事業実施のための予算について、今年度もはっきり方向を出しています。

ご質問のポイントとしては、この先の見通し、そして話し合いの場ということが中心でした。この事業は、交通事故防止として住民の皆さんの安全のためにもやらなくてはいけないわけで、県の事業が入ってくることにより大きく影響する部分も見込んで取り組みを予定しています。県の事業の時期と合わせて進めていきたいところですが、今後の進み具合がなかなか予測しにくいことから、部長もはっきりとは言いにくい部分があったかと思います。しかし、基本的には県の事業と合わせて完成しなければいけないという考え方です。話し合いの場として建設委員会などを作ってほしいと申し上げているのは、そういう場所を作り、一緒に話し合いを持とうという基本的な考え方によるものであり、今後もそういう場所を具体的にどういう形で作るかということをいろいろ相談しながら進めたいと考えています。これは地域の方の意向、特に区長さんの意向と担当課での話し合いが必要ですので、どういう形で進めていくか、そういった場を作るということの方向付けをこの場でさせていただけたらと思います。

 

(地元意見)

以前は鳥取市役所の入り口に提案ボックスがあった。今は、封書による市長さん宛の手紙になっている。先月だったと思うが、手紙を出して10日経った。と言うのも、この道は大変交通量が多くて騒音振動が激しい。騒音は交通量が多いため止むを得ないとしても、振動は道路の亀裂、段差などによるもの。これがかなり厳しい。市の方も半日でも私の家に来たらよく分かると思うが、友人などが家に来た時はドンドーンと言って震度1や2ぐらいですごかった。10トンや11トンの車が通るとき積荷の悪い車に当たったら、ドンドーンとかコンコーンとなるくらいに大変である。

だから滝山6号線を新しくすることも良いかもしれないが、それ以前に振動などを何とか改善していただくよう市長宛に手紙を出したところである。まだ返事はいただいていない。それと先ほど私の町内会長が質問したことについて、私としてははっきりしない回答だったと思う。平成17年度より測量に入って青写真を作り、沿線住民の方と話し合いをしたいということだったが、ある人が市役所に行き、えらく測量も何も無いですねと言ったところ、17年度は来年3月31日までですからと言われたと聞いている。確かにそうかも知れないが、我々沿線住民としては、もう既に17年度に入っているので測量がそろそろありはしないかと、首を長くして待っているところである。

先ほど部長が話されたように今年度から測量に入るのか。当初計画では平成21年度までに30億円を掛けて完成に向かうという話しだったと思う。その点を再度伺いたい。

 

(都市整備部長)

時期的なものは恐らく県道滝山桜谷線のことを言われているのかなと思いますが、先ほど説明しましたように、県道と県道交差点部分、そして滝山6号線を改修するということです。県道滝山桜谷線の話がなければ、滝山6号線について全体的に見たとき、ここの線形が非常に悪いのでその部分だけ改善すれば良いということでした。しかし、県道の整備がおこなわれ交通量の増加が見込まれるので、県道並みの線形にしようということです。逆に言えば滝山6号線がメインになるということであり、これが基本的な考え方になるということはご理解をいただきたいと説明したところです。最初に県の都市計画マスタープランを説明しましたが、県がネットワークとして元々考えられていたものを現状に合わせて、今後は滝山6号線がネットワークとなり、車が通るのもこちらのほうがメインになります。今でも多く通っていますが、さらにそういう状況になるということです。

ご指摘のありました騒音関係、一部舗装が壊れているということに対しては、以前に要望を出していただいたときに現地を確認し、対応等もさせていただいています。それから道路に軽く段差をつけて、少しスピードを緩めるような対策をしてはどうかという話もありました。しかし、振動の問題があるから止めてほしいなどの意見があり、現在は速度の啓発看板やカーブ標識、路面表示などの対応をとっていますが抜本的な対策にはなっていません。なお、少し生垣を切らせていただいて見通しを良くするなどの当面できることについては対応させていただいていますし、今後もそういう対応はさせていただきたいと思います。

 

(地元意見)

先ほどから皆さんが市や県に対し、してくれとおっしゃっているが、私も県道筋に住んでおり、地震のように家が揺れていて測ったところ震度2だった。平成13年度から要望しており予算の関係上そのままになっていたことが、100人委員会の関係で市長に対して率直な意見を述べ、今年の6月にきちんとしていただいた。本当に朗報です。皆さんがああしてくれ、こうしてくれって先ほどから言っておられる。私の地域は本当に何処に予算があったか知らないが、県と市で合わせてしていただいた。ですから私も3年間待ちましたので、皆さんもきっと話を詰めていっていたら、そのうちに県と市の協力がいただけると思う。

 

 2 上野山大沢池周辺の遊歩道、休憩所等の整備について

(地元意見)

稲葉山は校区の皆さんの大切なシンボルの山であり、万葉の時代から因幡の国の山という、たいへん歴史のある景勝の地である。稲葉山校区それから市民の皆さんの奥座敷として、ハイキングや健康ウォーキング、各学校の遠足や地域学習のコースともなっており、特に村の中央にある大沢池には、広大な自然を求めて皆さんが多数来られる。今年の夏には将来の見通しも考えていただき、大沢池周辺市道300mの改良工事も完了し立派な道路となった。ただ、来られる方が口をそろえておっしゃるのは、池の周囲に遊歩道がないため散策や野鳥の観察ができない、子ども会や市民の皆さんの休憩小屋がぜひとも必要ということである。昨年は里山を守り育てる運動をされている柳生博さんが稲葉山を視察され、木をみて森を見るというか、やはり里山は人間によってきちんと手入れして、多くの市民に来ていただくことが森を育てるコツであると言われた。遊歩道と休憩小屋の設置は、地元稲葉山自治会は元より多くの市民の皆さんの十数年来の要望でもある。今年の秋には完成した市道沿いに、鳥取県から村づくりということで100万円助成していただき、地元上野地区も清水の舞台から飛び降りた気持ちで150万円を負担して、250万円の予算でしだれ桜や山つつじ等の花木を植え付けた。地元稲葉山校区は元より多くの市民の皆さんの憩いの場所となるよう、大沢池憩いの場整備の最後の総仕上げについて竹内市長に心よりお願いする。

 

(都市整備部長)

先程の開拓1号線の整備については、地元の皆様にも色々とご協力いただき、非常にいい道路を作ることができました。ある会合で自然野鳥の会の方とお会いし話をしたとき、大沢池に来る鳥に影響が及ぶということで、周辺の工事については色々工夫してほしいという話がありました。そこで、すぐに担当者を行かせて工事の進め方、重機をいつ頃から動かしていいのかなどをお聞きしたところ、ここは飛んできた鳥が西の方に向けて行くちょうど中継点になる非常に貴重なところなので慎重に対応してほしいということでした。そういうことも含めて、いろいろ調整しながら考慮させていただき今回完成したところです。関係者の皆様には心から御礼を申し上げたいと思います。

大沢池周辺の整備についてはいろんな方々の意見があり、逆にあまりつつかない方が良いという意見もあります。これまで田舎の風景を醸し出していったのは手入れをしながら自然を守ってきたからであり、最近は手入れをしない山も増えています。手入れをしないのが自然か、手入れをするのが自然かという色々な議論があることも聞いています。この場所をどのようにしていけばよいのか、これにはやはりいろんな議論をしていただきたいと思っています。それと同時に、それぞれの地域にはその風景を守っている団体がたくさんあり、市内では湖山池周辺や若葉台地区などです。市としてもそういった団体が実施する事業を支援する目的で補助制度を設けて公募しています。そういう制度を活用していただいて、大沢池をどのようにしていけばよいのかということを地域で検討していただきたいと思います。

 

(市長)

上野山の大沢池の関係で大変いい資料を先ほども見せていただきましたし、私の手元にもたくさんの写真を付けた資料をいただいています。大沢池には大変きれいな風景というか雰囲気があります。大沢池の近くまで周回道路をつけるのは大変便利なようでもあり、良いことのように思いますが、やはり道路を整備すると池周辺の色々な環境に影響を与えたり、人が通ればそこに住んでいるオシドリなどの鳥とかを驚かし、いろいろ影響が出たりする可能性があるということもあります。

現在、地域でミニ広場を整備したり、しだれ桜を植えたりというようなご計画をお持ちですので、それらを実施され、更に東屋などの休憩施設等について必要だということになれば、地元の方と行政の協働事業として、僅かな金額になるかも知れませんが市から補助金を出して実行することも考えられます。例えば湖山池の畔のある公園でも、市から50万円くらいの補助金を出して地元の人で東屋を造ったというケースがあります。自然や環境に影響を与えないもので必要となるかよくご検討していただいて、地域の取り組みとしてご提案いただければ、市としても地域の住民の皆さんとの協働ということをよく言っていますので、そういう形で推進できれば良いのではないかと思います。貴重な場所でもありますので、大規模な開発をしようとはお互い考えていないと思います。できるだけ自然を守りながら、周回道路といったものよりは、むしろミニ広場に憩いの小屋を造るというようなことが非常に良いのではというのが私の今の想いです。随分熱心な取り組みをこの資料からも伺うことができるので嬉しく思います。

あまり関係ないかも知れませんが、湖山池北側の芝生を整備している地域の人たちがいて、どうしてもトイレが欲しいということで鳥取市が費用を出して環境型トイレを造ることにしました。これには630万円というかなり経費を要することになりましたが、管理運営はやはり地域住民の方に全面的にお願いすることにしています。トイレの管理というのはなかなか大変ですが、十分協議のうえ地域にお願いするということで進んでいます。地域の住民の皆さんの取り組み等について、うまく効果が上がるように、色々な新しいものを加えていくという試みを実践していただきたいと思います。

 

 3 市道立川13号線の拡幅整備について

(地元意見)

吉村徳兵衛商店から稲荷神社に抜ける古い通りがあるが、これは私たちが修立小学校に通っているころから同じ幅員のままの道路である。避難道路としては狭く、救急車、消防自動車が全く入れない状態である。徳兵衛商店のご当主の吉村さんは現在東京の目黒に住んでおられるが、今年の春こちらに帰ってこられた時に前松田町内会長、元市長の南条さんと吉村家で話し合いをした。その細い道路の突き当りまでの家宅はほとんど吉村さんの持っているものであり、吉村さんは私の目の黒いうちに提供するからと、良い話に進めてくれというようなことをお聞きした。今狭い所で2m、若干広い所で3mぐらいしかないので、あと2mか3m広げていただければ十分車が通れるようになる。

それから中間点から稲荷神社に抜ける通りは現在駐車場になっている。大阪の方がこの駐車場をお持ちになっておられるが、この部分は幅員が1m半ぐらいしかない。4mぐらいにしていただければ十分通れる。昨年、初めて松田会長から提案させていただき、今年の春に改めて陳情して、3月8日付で回答をいただいている。道路の拡幅工事については予算も伴うことでもあるので、市の予算状況を見ながら、やっていただけるよう私は希望を持っている。

 

(都市整備部長)

立川13号線については、いろいろと現地の方でも説明させていただいているところですが、1番大きなこととして立川の町並みがあります。ここは県民の町並み百選に指定されており、文化財としてだけではなく、この町並み自体を保護していくべきではないかという1つの考えがあるように県から聞いています。その辺りもいろいろと議論していただいて、どうすれば良いのか検討していく必要があります。例えば、今後改築される場合は町並みをどのように保存していくか考えていく必要があると思いますし、道路を広げるということにも市民全体の理解等が必要になってくるのではないかと思っています。

先程、心の時代と言うお話しがありました。それは物質的に心を満たすというだけではなく、精神的なものも含めた考え方だという説明がありました。今いろんな意見があります。そういうことを踏まえた対応をしなければと考えていますので、この整備にはもう少し検討が必要ではないかと思っています。

 

(地元意見)

立川13号線について、最近神社のところの石垣が少し崩れかけ、腹を出している状態を見ると、今後豪雨が来れば必ず土石流が落ちてくるだろうと心配している。このことについて市へ陳情したが、神社と言えども民地だということで相手にしてくれなかった。ここの道路は、山の手から滝山、卯垣まで続く住民の避難道路の1つである。国の登録文化財である吉村家については事情が分かったので、私共の方側を5mでも出す。それからどういう考えからか、完成した暁には道路が駐車場になるではないかということが回答文章に書いてあった。そういうことは絶対に無い道路なので拡幅をお願いしたい。

 

(都市整備部長)

先ほど神社の石垣のお話しがありましたが、残念ながら民地まで全て対応することはできません。これは事業の問題として、そういう事業手法が今のところ無いということもあります。したがって、やはり民地部分については地元で対応していただくということが基本的な考え方です。ここだけではなく他の場所においても、同様の説明をさせていただいておりますのでご理解いただきたいと思います。

 

(市長)

この立川13号線のお話は吉村さんからも聞いています。自分の屋敷の逆側であれば用地が提供できるので、奥までしてもらえないかといったお話しだったと記憶しており、積極的に検討してほしいということでした。今、担当の都市整備部で検討していますが、ここでお聞きしたお話は、とにかくこの狭いままでは生活に不自由だ、或いは安全の面からも問題があるということであり、この点は私も十分理解しています。1つの観点として歴史的な風景、町並みと言っているわけですが、そのことについていろんな人のいろんな意見があるということをもう一方で考えなくてはいけないと思っています。この大きさをどのようにして比べるかということについては色々な議論があると思いますが、できるだけ現在の雰囲気を保存したいという意見があるということだけは、まず頭に入れていただきたいと思います。標識を見ておられるのでご存知だと思いますが、この立川の町並みは鳥取県の百選に選ばれています。

それと今のお話の用地について、1箇所でも反対の方があったりするとそこで行き止まってしまいます。ですから全員の方の同意が本当に得られるものなのかという見込みなど、本当に詰めていかなければならない部分がたくさんあると思います。また、道路整備については4mまでを無償提供していただくということを原則にしていますので、そういったことについてもお話をしなくてはいけないと思います。これは関係の権利者は恐らく限られておりますので、権利者の方々との調整ということが1つあります。

町並みとかそういった問題に対して感心のある人達がどういうふうに理解して評価するのか。市が動くときにはその地域の方の声が一番大切だとは思いますが、全体として景観とか町並みについては、最近とても大切に考えるようになってきていますので、そのことの調整をどういう仕組でやっていくのかということも1つ残されています。市議会でもいろんな議論になる可能性があると思います。引続き関係の方と協議をしながら検討を続けさせていただきたいと思います。

それから災害等危険がある場合、神社にしても道にしても、いろいろ地元でも相談されると思いますし、神社の氏子さんの中で相談されるということも当然あると思います。そういった中で市に相談いただくのは構いませんが、直接公費を投入することはなかなか出来ない部分があると言うのは、部長が今説明した通りです。そういったことも含めて関係者のご検討をお願いしたいと思います。道路の件、私もよく承知していますので、その点を特に申し上げて、これからいろんな観点からの検討が必要だという状況を申し上げて、今日のこの場での回答にさせていただきたいと思います。

 

6 市政の課題等についての意見交換

(地元意見)

大沢池の周辺一帯は昔の池田藩から受けて、今は滝山とか百谷とか、18部落18町内の共有地になっている。市が受け継がれたこの稲葉山の入会原野の権利というのは、市として国からもらっておられるのか。滝山、岩倉などの18部落18町内の人数、個人名義を全部集めて税金を納めていると思うが、どちらのほうが所有権を持って市が受け継がれたか伺いたい。

 

(総務部次長)

土地の所有権ということと、土地の管理ということが重なっているのかなというようにお伺いしております。詳細につきましては、この会の後に場所等も含めまして教えていただけたらと思いますのでよろしくお願いします。

 

※稲葉山の土地についての追加説明(総務部)

平成17年10月28日(金)にお話を伺いしました。大沢池周辺の土地について鳥取市は引き継いでおらず、また、入会権等についても鳥取市に記録はありません。大沢池周辺については昔から入会権等があるということですので、周辺の開発整備を行う際には地元と充分協議させて頂きたいと思います。

 

(地元意見)

稲葉小学校の校庭の排水が悪く、他の小学校は夜に雨が降っても翌日は運動会ができるが、稲葉山小学校はできない。問題を検討していただきたい。

 

(教育委員会事務局次長)

ご存知のように稲葉山小学校の校庭はかなり低い所にあります。排水は排水桝を通り天神川に流れていますが、周辺の雨水も流れてくるため、天神川がいっぱいになると逆流して戻っていくというような状況ですので、いわゆる遊水池的な役割をしています。

50、60cm校庭を嵩上げすることはできますが、周辺の浸水対策などいろんなことを加味してしなくてはいけませんので、いろいろ調査したいと思います。

 

7 市長あいさつ

今日は稲葉山地区の沢山の皆さんにご出席をいただき、最初から熱気が溢れていると思っていましたが、実際にご説明やご意見をお聞きする中、本当に真剣にご議論いただき、また、いろいろ資料なども準備されて熱意ある懇談会となりました。そういう意味では他の地域にない、この稲葉山地域の皆さんのこの熱意が伝わる会となりました。先ほど我々もいろんな意味で、地域の皆さんがいろんな取り組みをされていることを十分理解して、その上で市民と行政との協働で物事を取り組んでいくことができる、ほんとに優れた地域であることを深く認識したところです。

現実にはいろんな課題があるわけで、最初に出ていた問題として道路ができたことを多くの方が喜ばれたわけですが、その結果、交通量がだんだん増えて、その影響が大きな問題となり、道路の形を変えなければならない状況となりました。これも地域の皆さんのご協力なくしてはできません。先程、部長も説明しましたように、ある一定の財政資金を投入しても一部の反対があることによって新しい路線が開通できないということになると、投入した費用の効果が出てこないという問題が起きます。財政が厳しい中では、その他の地域の方から問題視されることもありますし、我々としても効果が上がらないお金の使い方では実施を悩むことになります。地域の皆さんのご協力なくしてはできない事業としては、立川13号線もそうです。そういう意味からも、今後、公共事業に取り組む場合は、先程ご意見も出ていましたように、事前に調整を図った上で進めていく形を我々も努力していきたいと思います。

こうした課題について正面からお互いが受け止めながら、協議を重ねて前に進むことができるということが、正に地域の住民の皆さんが主役となったまちづくりということでもあると思います。我々も合併していろんな助け合いをしながら、地域もお互い助け合いをしながら発展しようというのが、この21世紀の20万都市になった鳥取市です。これからも、今日の話し合いで出た皆さんのいろんな思いを事業実現の為の横のネットワーク、地域のまとまりとして、実際にいろんな形で言っていただく中で、市としても円滑に迅速に仕事を進めさせていただけたらと願う次第です。福部村も今では鳥取市福部町ということで、この稲葉山地域に隣接する地域として同じ鳥取市の仲間になっており、この新滝山の問題も一緒になって正面から取り組んで解決を図らなければならない課題だと思っています。

今日は、部長など市の幹部も一緒になって皆さんのお話を聞き、これからの取り組みに活かさせていただこうという地域づくり懇談会でした。ここで結論が出ていない問題も我々としてしっかり受け止めさせていただき、次のステップの段階で一歩でも半歩でも前に進ませていただきたいと思っています。そうした願いをお互いが共有しつつ、今日のこの地域づくり懇談会を終わらせていただきたいと思います。岡崎会長さんはじめ、この会の進行や準備にお世話になった皆さんにお礼を申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。どうも皆さん有難うございました。