青谷地域 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成17年11月10日(木) 19:00〜21:00

2 会   場 青谷町中央公民館

3 出 席 者 地元出席者  96名

市側出席者  25名

 竹内市長、石谷副市長、林副市長、中島収入役、中川教育長、近藤水道事業管理者、山根総務部長、西澤企画推進部長、木下福祉保健部長、山下農林水産部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、中田防災調整監、畑中都市整備部次長、中島教育委員会事務局次長、浜橋経済観光部次長、杉本企画推進部次長

(青谷町総合支所)

 山下支所長(司会)、綾木副支所長、大前市民生活課長、伊藤福祉保健課長、西村産業建設課長、中宇地教育委員会分室長

(事務局)藤岡市民参画課長、安本広聴係長、宮崎主事

 

4 第8次総合計画、行財政改革に関しての説明

資料に基づき説明(西澤企画推進部長)

 

5 地域の課題等についての意見交換

 1 過疎対策について 

(1)定住対策について

(地元意見)

 合併して地域間交流が盛んになる一方で、特に山間地域で人口が減少し、過疎化に拍車がかかっている。特に問題があると思われるのは、結婚をしない若い人が増えていることである。このことが人口減少と少子高齢化の大きな要因を占めていると思われる。どのような対策を考えておられるのかお伺いしたい。

 

(企画推進部長)

 結婚対策ということで言えば、まず若い人たちに定住していただくという対策が重要であろうと考えています。今、若い人たちの中にもいろいろニーズがあり、例えば田舎暮らしのようなものが一つのブームになっている、そのような状況もあります。また、若者だけではなく、これからいわゆる団塊の世代の退職が始まるという中で、Uターン、Iターン、Jターンといったことを希望される方も多くなっていますので、鳥取市として現在準備中の制度としては、Uターン等を希望される方に対して住居情報や生活情報、そしてこういう仕事がありますよという就業情報、こういう情報を総合的に提供できる窓口体制を整備していくことを考えています。もちろん窓口を整えるからにはまず情報をしっかり持っていないといけないわけで、その辺は地域の皆さんにもご協力いただき、情報をしっかりまとめた上で提供していきたいと思います。そういう窓口体制を整えて、例えば東京や大阪という大都市圏に鳥取市の窓口というものをPRしていくことを来年度から実行していきたいと考えています。特に青谷町などの町村部では地域の中の空き家の活用ということも重要になってくると思いますので、所有者の御理解がいただければ賃貸借や売買物件として情報提供を行っていく、あるいは既に分譲を行っている望町団地であるとか、あるいは城山団地やあさひ団地の中にある勤労者住宅の情報の提供も行っていきたいと考えています。

 それから、自治会活動を積極的に行っていただいて地域が魅力あるものになるということも、定住であるとか若者のUターンにとって非常に大事ではないかと考えています。鳥取市では、合併を契機に自治会など地域が主体となった活動に積極的に取り組んでいただくために、自治会活動活性化事業を創設しました。これは2つのメニューがあり、例えば夏祭りとかそういうイベントに対して5万円補助するメニューと、地域を挙げてもっと大きな課題に取り組まれる場合に補助率3分の2で最高200万円補助するメニューがあります。今年度は残念ながら青谷支所区域から200万円のメニューに応募がなかったわけですが、例えば同じ旧気高郡で言うと鹿野町ではグリーンツーリズムによる都市交流事業を提案されましたし、また気高町宝木地区では自衛組織ということで青少年の非行防止などに取り組むということで、この制度を活用されています。こういった制度を利用していただくことで自治会活動、地域活動を活発にしていただき、地域の魅力を高めていただくということも、定住、Uターンに繋がるのではないかと思いますので、こういったことをぜひ地域の皆さんと協力しながら進めていきたいと考えています。

 

(2)中山間広域道路の整備について

(地元意見)

 先回もお伺いしたが、青谷町は日置川と勝部川の流域に部落が点在し、地区が分断されている。特に奥部ではあらゆる面で不便を感じている。気象に影響されないトンネルで抜いた幹線生活道路の建設が望まれる。先回の都市整備部長の回答では、必要性は認めているので関係機関と検討していくとのことだが、その後の進展状況についてお伺いしたい。

 

(都市整備部次長)

 中山間広域道路の整備について、この道路については前回も都市整備部長がお答えしたと思いますが、この地域の山間部の住民の方々が非常に不便を感じておられるということは、私どもは十分認識しているところです。本市としては、現在、第一に一般国道9号線のバイパスとしての機能を持つ山陰道、鳥取−青谷間の早期完成を目指しています。当面の取り組みとしては、画面にも表示していますように既設の主要地方道、一般県道、市道並びに広域農免道等々の有機的な連絡が図れるよう関係機関と調整し、努力していきたいと考えています。

なお、この問題については地域審議会等の意見書に対しても回答をさせていただいていますが、この中山間地広域的道路については将来的な検討課題であると考えています。前回と同じような回答になってはいますが、今後、我々も各機関に働きかけて十分要望を繰り返していきたいと考えています。

 

 2 高齢者対策について 

(1)社会福祉協議会の運営について

(地元意見)

 高齢者対策について、青谷町の高齢化率は17年10月末現在30%を超えており、高齢者対策は誰もが関わってくる重要な問題である。

 先般、市長が高齢者健康づくり大会においでになられた。そこに集まっておられたのはごく一部の人たちであるが、その人の多さに驚かれたことと思う。集落では高齢者世帯や独居老人世帯が多くなり、自治会活動に支障を来すような状況も見受けられる。

 このことに関して社会福祉協議会の果たす役割は大きいと思われるが、合併後、社会福祉協議会も統合して組織が大きくなり、関わる範囲も広くなった。現在、青谷町では各戸の負担金を旧市部の倍額支払い、社協のサービスが低下しないようにしているが、先般の社協会長の説明では団体に対する補助金が3年間に9,750万減額されると聞いた。今後、サービスが低下しないのか危惧している。

 

(福祉保健部長)

 社会福祉協議会の負担金について、旧市部より高い負担金を払っておられるという部分については、それぞれの地区社会協議会で活用していただいていると聞いています。ご意見のありました鳥取市社会福祉協議会が実施している地域福祉事業に対する補助金については、財政状況が非常に厳しい中、これまでどおりの支援を続けていくことは難しい状況にあると考えています。

 今後は、やはり自助、共助、公助の理念のもとに、市の社会福祉協議会、それから地区の社会福祉協議会の皆さんと十分協議をしながら、例えば同じような事業内容であれば一つに統一して事業を実施するとか、事業の実施方法にいろいろな工夫ができないかとか、それから基本的なサービスについては全市で統一していくとか、いろいろな知恵を出し合いながら行政としてできるだけの支援をしていきたいと考えています。

 

(2)公用マイクロバス、社協バスの貸し出しについて

(地元意見)

 老人クラブを初め各種団体の集まりにおいてバスの使用についての意見が出ているが、支所が休日となる日曜、祝祭日の公用マイクロバスの団体への貸し出しについて便宜を図ることができないのか。もちろん運転手、ガソリン代は団体で責任を持つことになる。また、青谷町に社協バスの配置はないが、このバスの貸し出しについても併せてお願いしたい。

 

(総務部長)

 公用マイクロバスの利用については、この地域づくり懇談会でも様々なところで色々なご意見をいただいています。先般、そういったご意見を受け、公用マイクロバスの利用について、かなり弾力的な運用ができるよう改正を行ったところです。ご意見は、そういう公用マイクロバスを利用するにあたり役所の運転手をと言うことではなく、ガソリンと運転手は団体で責任を持つから貸してもらえないかということです。結論的に申し上げますと、これは少し難しいと思っています。

 1つには、道路運送法によって有償で貸し出すことが禁止されているということがあります。運転手、それからガソリン代について、団体で責任を持ってもらうということは、この規定に抵触する恐れがあるということです。また、この公用マイクロバスは市有物件であり、事故があった場合の保険については地方公共団体として加入しています。これは民間の保険とは異なり、全国の地方公共団体がそういう損害保険に入っています。事故があった場合にはこの保険により賠償してもらえますが、この保険で補償されるのはあくまで公用でマイクロバスを運行した場合に限定されています。ですから、団体の方に貸し出しをして運行される場合に、もし何か事故があった場合は無保険車になってしまう事態が生じ、様々な問題が出てきます。そういった理由から公用マイクロバスの貸し出しは困難であると思っています。

もちろん休日、祝祭日においても総合支所のマイクロバスの運行は行っています。使用していただけるのは、市が主催し、あるいは共催し、あるいは後援するような事業に参加する場合、または研修を行われる場合、視察を行われる場合といった目的に限られてはいますが、日曜、祝日においても運行していますので、支所の窓口に相談していただきますようお願いします。

 

(福祉保健部長)

 社協のバスの貸し出しについても公用マイクロバスと同様に困難ですが、現在、鳥取市では高齢者の生きがいづくりを目的とした高齢者福祉バスとボランティア団体等の活動を支援するためのボランティアバスの2つの制度を作っており、その業務について市社会福祉協議会に委託や補助という形でお願いしています。

ボランティアバスについては本年10月から、河原、用瀬、佐治のブロック、気高、鹿野、青谷のブロック、それから合併前の鳥取市、国府、福部のブロックと計3つのブロックに分け、ブロック単位での運行をおこなっているところです。なお、高齢者福祉バスについても、来年4月までには3ブロックに分けた運行ができるよう準備を進めており、現在はバス運営要綱や申込方法などについて詰めているところです。これら社協バスの使用については、青谷町総合福祉センターにご相談いただきたいと思います。

 また、それ以外にも高齢者の団体等が日帰りの研修等で公共交通機関を利用された場合には、基本運賃について10万円を限度として3分の2を助成する制度もありますので、ご利用いただきたいと思います。

 

(3)公共交通対策について

(地元意見)

 高齢化社会に対応した公共交通対策については先回もお伺いしたが、過疎バス対策として路線バスを初めとする旧気高郡ブロックの生活交通確保維持の方策について、その後どのように検討されたのか。

参考までに、今月の4日、このことについて青谷地区公民館で南部町に視察に行ったが、南部町では宝くじ協会の全額助成で小型バスを3台買い、午前7時の始発から夕方6時まで、計14便を運行している。各便の利用実績は、通学の子どもを含め平均6人ということであるが、運行経費の半額を合併支援交付金で措置しているため、南部町の実質負担額は177万円とのことである。

 

(都市整備部次長)

 高齢化社会に対応した公共交通対策についてということですが、バス路線は住民が安定した生活を送る上で非常に重要なものだということは認識しているところであり、現在運行しているバス路線の公共交通は確保、維持していく予定です。

バス路線の維持について、年間1億4千万円を超える予算を計上しています。これは鳥取市が日ノ丸バスであるとか日本交通などに対して補助している額であり、平成17年度は燃料代の高騰により、日ノ丸自動車株式会社の運行路線のみで約2千万円程度の補助金増額が予想されています。冒頭に企画推進部長から財政状況の説明がありました。今後は、画面に示しているような効率的な運行や地域の事情に合った交通手段を検討していく必要があると考えており、効率的・実情に合った交通サービスの例として4点掲げています。

まず1点目はデマンド方式のバス運行です。デマンド方式とは必要に応じて運行するという運行方法であり、利用者の少ないバス運行区間においては、利用者が電話予約した場合にのみ運行することで、不必要な経費を省き、運行経費を削減しつつ、住民の生活交通を確保するということです。

2点目は乗合タクシーの運行で、バス運行の代わりに事前電話予約による乗合ジャンボタクシーを運行するということす。タクシーは利用者の各戸まで迎えに行くことで、きめ細やかな交通サービスの提供が可能となります。利用者負担は、1回につき一定の金額を支払う方法や利用会員登録制として会費を支払う方法等があります。

3点目は旅客・貨物複合輸送サービス等についてです。人と物を運ぶ事前予約制の乗合タクシーを運行し、バス路線のない集落と商店街、病院を結びます。利用者は移動することも可能であり、商店から商品を購入することも可能となります。また、各戸から物を運ぶ貨物的な働きも担うことができます。

 その他としてNPO等ですが、地域住民による福祉輸送サービスや、路線バスと接続する地域住民が運行する乗り合い車両への補助制度について、交通サービスの例として今後検討していきたいと思っています。

 なお、旧気高郡ブロックの生活交通については、鳥取市生活交通検討協議会鳥取西ブロック会議で検討しています。先の9月6日に第1回目の会議を開催し、バス代替タクシー等の説明や現在の課題等について話し合ったところです。また、昨日9日に第2回ブロック会を開催して、主に気高町福祉バスの運行について協議しています。

 いずれにしても、行政としては限られた予算の中で、最も住民のニーズにあった交通サービスを考えていきたいので、みなさまにもバスに乗ることでバスを維持するという気持ちで公共交通の積極的な利用をお願いしたいと思います。

 

 3 少子化対策について 

(1)保育園の入園について

(地元意見)

 次世代の社会を担う子ども達を健やかに育み、育てる社会環境を整備することは、地域づくりの大きな柱である。核家族化や少子化の進行、女性の社会進出など、子育ては困難な状況にあるが、部落ごとの座談会の折にも、合併後、保育園に入園を希望しても、就労していない、祖母がいるなどの理由で入園が認められない、退園を強要されたなどの事例や意見があり、隣の湯梨浜町に預けようかなどの事例も聞いている。

国の基準に合わないとの理由でそうなっていると聞くが、青谷町には他の町村や鳥取市とは違って幼稚園がない。保育所に入所を拒否されると手だてがない。規則一辺倒ではなく、地域の状態を勘案して措置することこそ生きた政治と思うがどのようにお考えか。

 

(福祉保健部長)

 保育所の基本的な考え方としては、保護者や同居の親族が仕事、出産、疾病等により、家庭において十分保育ができない児童、いわゆる保育に欠ける児童について、家庭に代わって保育するということを目的としています。保育所は児童福祉施設ですから、保護者が例えば専業主婦の方で、家におられて保育ができる場合には入所できません。しかし、保育に欠ける児童が入所した後に定員に余裕がある場合には、例えば保育に欠けない児童でも自由契約児として入所を認めても差し支えないと定められていますので、通常の入所要件に該当しない方はこの制度を利用していただければと考えています。

しかし、この制度を利用された場合は保育料が最高限度額になりますので、若干使いにくい面もあろうかと思っています。そこで、国がそういう状態を無くそうということで、総合施設という新しい形態を現在考えておられます。総合施設というのは、親の就労の有無であるとか形態等で区別することなく、就学前の子どもに適切な幼児教育、保育の機会を提供し、その時期にふさわしい成長を促す機能を備えることを基本とするというような施設です。基本的な方向性は見えていますが、まだ試行段階です。こういう総合施設が設置できれば、保育に欠けない幼児の教育ということについて、非常に有効ではないかと考えています。

 

(地元意見)

 保育園の入園申し込みのしおりというものがある。今の話では、入れない者は最高限度額にはなるが自由契約できるという話であった。保育園の入園申し込みのしおりは、合併前の鳥取市だけに適用されているような感じがしてならない。西の端の青谷町に住んでいる者としては、到底納得ができない。青谷町には保育園しかなく、幼稚園がない。該当しない者は合併前の鳥取市の幼稚園に行かざるを得ないが、その場合に一番近い幼稚園は美萩野にある第5幼稚園で、そこに行くにも送り迎えに非常に時間がかかる。青谷町区域だけの話ではないが、幼稚園と保育園の両方ある旧鳥取市の条件をそのまま適用するのはおかしい。保育園しかない旧町村は、希望者に対して無条件で3年間の保育ができる特例にしていただきたい。

 合併前には三千数百の項目についてすり合わせをしていると安心していたが、困る人が次々に出てくるのではないかと思うので、特例をつくっていただきたい。調査なりなんなりしていただきたい。

 

(福祉保健部長)

 保育園の入園に対して特例措置を作ってほしいということですが、市立保育園は児童福祉施設ですから、保育に欠ける児童について家庭に代わって保育するのが基本であり、特例措置というものはありません。やはり国の基準をもとに運営するものですから、特例措置は現段階では考えられないのではないかと思っています。

 なお、先ほど第5幼稚園まで行かないといけないと言っておられましたが、鹿野町に今年の春、こじか幼稚園ができましたのでご紹介します。

 

(地元意見)

 では、子どもはどうなってもいいのか。親の生活はどうなってもいいのか。そこのところを考えてほしい。

 

(福祉保健部長)

 先ほど説明しましたように、まず、保育に欠ける児童に入園していただき、それでも定員に余裕がある場合には自由契約として入園できます。そういった制度を活用していただければと思います。

 

(2)統合小学校問題について

(地元意見)

 青谷町では、少子高齢化による生徒数の激減、校舎の老朽化に対処するため、安全で安心な教育環境の実現を図るための統合小学校建設について模索してきた。これまで地域審議会、統合小学校検討委員会などで協議が重ねられてきたと思うが、町民を始め保護者も大変心配している。鳥取市及び鳥取市教育委員会の今後の方針について、はっきりと伺いたい。

 

(教育長)

 青谷町統合小学校の件について、教育委員会の現在の基本的な考え方、現在の進捗状況等をなるべく具体的に説明したいと思います。

 まず、基本的には旧青谷町でいろいろ論議をされ、結論を得るのに約10年かかったと聞いていますが、10年かかり出された統合という結論は尊重したい、統合という方向で進めたいと考えています。それから教育条件が非常に悪いところ、具体的に言うと中郷小学校の校舎が非常に老朽化しており、特にトイレ等に手を入れなければいけない状況、そして人数が少なくなって教育条件が悪くなっている日置小学校、勝部小学校、これらの問題も一刻も早く解決したいという思いで進めています。

 そして、我々は具体的に地域の意見を聞きたいということで、検討委員会を設置しています。ただし、この検討委員会は結論を出すための機関ではなく、教育委員会が意見を参考にするという機関です。そして、その検討委員会で出た意見、あるいは地域審議会で出た意見、これらを参考にして教育委員会が原案を作り、それを市議会に提案して市議会の議論を経て決定するというのが決定方法です。この検討委員会等にそういう重大な責任を負わせているということではなく、あくまでも意見を聞くということです。

 現在まで3回、検討委員会を開きましたが、この検討委員会では大体こんな方向が出ています。旧青谷町で決定されていた下善田地区、ここは校舎建築には不向きであるということ。ではどこがいいかということで具体的な選定作業にかからなくてはいけませんが、出た意見としては現青谷小学校の校地、それから現中郷小学校の校地、それから現日置谷小学校の校地、それから青谷中学校の校地でした。これらの中で検討してほしい、一番条件のいいところを検討してほしい、一年でも早く、一刻でも早く結論を出してほしい、統合してここにつくるぞという結論を出して欲しいという話が出ていました。我々はこれらの意見を参考にして、土地の条件、あるいは土地を余分に買わなければならないかなど、いろいろな条件を考えながら検討していきたいと思っています。今、青谷中学校と言いましたが、そこのグラウンドを掘ったら畦畔が出たという報告がありましたので、掘っていたらまた遺跡が出るのではないかと少し心配しているところです。

 もう一つは、この悪い教育環境を一刻も早く解消するということで、教育委員会としては名目統合したいということを検討委員会にも提案しています。

 名目統合というのは、具体的には勝部と中郷を青谷小学校に持ってきて、そして日置を日置谷に持ってくることで校舎を2カ所にし、青谷小学校として一つの学校とすることです。青谷小学校の北校舎とするのか南校舎とするのか、あるいは東か西か、良いネーミングをすればいいですが、あくまでも統合の青谷小学校でということです。そして、その時期は18年4月、来年の4月を目標にしています。よほどのことがなければ18年4月を目標にして名目統合したい、そして学校行事などはできる限り一緒にしたい、例えば入学式は一緒にする、それから運動会は一緒にする、卒業式も一緒にする、修学旅行も遠足もということで名目統合としての実を上げていきたいと考えています。その間に新しい青谷小学校の校歌をつくったり、校章をつくったりという作業をしたい、そして、これと並行して新しい小学校をどこに建設するかということを考えたい、そういうことを先回の検討委員会にも提案しているところです。

 先に延ばせば延ばすほど、いろいろなことに余分なお金がかかる、使わなくてもいいお金がかかってきます。例えば先ほど言いましたが、中郷のトイレ改修を見積もったところ1,500万円かかるということでしたので、改修して1年、2年しか使わないということにお金をかけるのかということがあります。あるいは複式解消をするために市独自で教員を雇っていますが、現在の試算では3人必要ですので、1年間1,200万円必要となります。こういったことで、本来であれば他の教育条件に回せるお金がいろいろなことにかかってしまうことはなるべく避けたいと考えています。

 それから、検討委員会でも出ていた名目統合したときの子どもたちの通学についてです。これは旧青谷町の遠距離通学の規定で全面的にカバーしていきたいと思いますので、子どもたちには通学の不便等はかけないようにしたいと思っています。

 

(地元意見)

 時間も限られているため、統合小学校問題について3点に絞って申し入れと質問をする。

 まず、第1点に関して、18年度部分統合をしたいと今お聞きした。今の時期になって18年度統合、実質4カ月ほどしかない。学校の行事、PTAの行事、それからPTAの組織体制を変えなければいけないし、それに伴い公民館の行事もすべて見直しやすり合わせをおこなっていかなければならない。この4カ月の間で本当にきっちりとしたものができるのか、まず無理であろう。各団体それぞれ別々の方々がやっていればまだ可能性はあると思うが、これは全部、我々がかかわっている状況である。公民館もPTAにもかかわり、学校にもかかわり、同じ状況だと思う。それを一斉に同時進行的に体制を整えろと言われても無理だと思う。

 何よりも子どもたちに、いきなり、来年からあなたの小学校はなくなりますと私は言えない。130年余り続いたこの伝統ある学校がいきなり消えてしまう。部分的統合に関しては否定しない。やはり1年間の各事業を通して、子どもたちにこれが最後の行事、授業だということを教えながら、自覚を持たせ、達成感を持たせ、そういう中で思い出もつくっていくのが子どもたちに対する大切な教育だと私は思う。したがって、私はやはり19年度の部分統合をお願いしたいと思う。130年の歴史がどたばたに巻き込まれて紙くずにされごみ箱に捨てられたような、何かそういう気持ちを持っている。

 続いて、新統合小学校の問題である。我々も10年来かかわって、新しい小学校を建てるのだという思いでずっとやってきた。あえなく今の時期になっている。第2回の検討委員会の中で、とにかく新しい小学校を建設するのだという意思統一を我々はしたと思う。しかし、第3回目の検討委員会で何かその辺の中身がぼやかされてしまい、危機感を持って、昨日、小学校の会長、役員等集まり意思統一を行った。とにかく平成19年度の部分統合、それと全く新しい小学校の建設は譲れない最低条件だということでまとまった。

 もう1点、第3回目の検討委員会の中で私はすごく不信を覚えたが、校長会に意見を問うた場面があった。部分統合した学校を何校にするか、2校あるいは3校。校長会としては3校案だったと思う、これは間違いない。タイミングよく校長方は出張で、なぜか代理で教頭先生が来られ、申し送りを受けて校長会としては3校と言ったところ、教育委員会の幹部が、校長会は2校でいくという連絡が入ったとはっきり言われた。単純に考えてもすごくおかしい話だ。代理を立てているのに、方針が変わったからといって市教委にポンとそれだけが行ってしまう、そんな校長方はまずいないと思う。私もたいして調べたわけではないが、ある程度聞いた中では校長会としてそういう動きはない。どうして意見が食い違っているのか。だれかが事実をねじ曲げて市教委に伝えたか、あるいはどなたかが嘘をついているか。これは重大問題だと私は認識している。教育行政の中で、そういうねじ曲げたことが起こっている、嘘をつくということはあってはならないことだと思う。まして校長方がそういうことをやるとは思っていない。その辺の事実関係をはっきりしていただきたい。

 

(教育長)

 まず、18年4月の統合を目指すということは、第3回目の委員会でも言いましたが、町民の「早くしてほしい、早くしてほしい」という声があってするということです。

 何年も続いた伝統を反故にするということではなく、今言われたように皆さんの大半の意見が1年待たないといけないということであれば、特段の事情がない限りということの特段の事情になると思います。ですから、大半の人が反対している状況では、そんな無理をする気持ちは毛頭ありません。悪い教育条件を何とか早く解消してほしい、それから早く統合を目指してほしいということであれば、一刻も早く統合した方が新しい校舎が建てられる、そういう事情で我々は何とか早くしようと思っており、皆さんの反対を押し切って早くするというような気は毛頭ありません。

 それから2番目の、校舎建築で話がすり替わったというようなことは全くありません。我々はいろいろなケースを示しているわけです。我々が示したケースとして、例えば現青谷小学校を増改築するのが一番早く、短時間にできるわけです。これは一番早くできるのはこういう方法ですよと示したわけであり、これをするとは一言も言っていません。例えば中郷小学校につくれば、これくらいの期間でできますとも示したはずです。不信感を抱かれるというようなことは非常に心外だと思っています。

 

(教育委員会事務局次長)

 確かに校長会では3校案ということで私のところに持ってこられました。それで私が校長先生と話をする中で、いろいろな学校の校舎の状況とか学校の置かれている状況、そういうことを説明させていただきました。そうすると、校長先生の方で3校案にはもうこだわりません、検討委員会が2校でいくと言うのであれば2校案で進めると言われたので、そのように返答しました。

 

(地元意見)

 私が聞いた中では、校長会の中では3校でのメリット、デメリット、2校でのデメリットを知らせてくれと、それだけしか言ってはいないと伺っている。

 先ほど教育長が言われたとおり、我々の本当の気持ちは早く新しい統合小学校を建てていただきたいというのが本心である。だが、その大前提として新しい小学校をいかに早く建てていただくか、その時期が延びるのであれば部分的統合もやむなしと。部分的統合をするのであれば、少々延びてもきちんとした新しい小学校を建てていただきたい、そのために一時でも早くと言っているだけであり、18年度開校に関連して中郷小学校のトイレの改修に1,500万円かかる云々が言われている。要望を出してほしいと言われたときに、確かに中郷小学校のトイレは汚いとか不都合も多々あると答えたが、今すぐ使用に耐えないという状況ではない。それを18年度、部分統合をしなければ1,500万円が無駄になってしまうというような言い方をされて本当に心外に思っている。

 青谷の会長会や役員の中で意思統一したのは、とにかく最低でも19年度の部分統合をしていただきたいということ。校舎に関しては全く新しい学校を、用地に関してはもうこだわりはない。引っ張り合いもあきらめているので、教育委員会の方でここが一番適切だろう、建設に当たっては十分耐え得る土地だろうということであれば、我々はこだわらない。とにかく新しい学校を建てていただきたい。

 

(教育長)

 何か教育委員会が意図的にねじ曲げているというような印象を持たれてはいないかなと思うわけですが、原案を提示しない限り、何ら事は進みません。これはどうですかと原案を提示して、それで特段のことがない限りこれで進みますよということです。皆さんがむしろ旗が揚がるような状況で教育委員会は絶対に進みません。そのために皆さんの意見を聞いているのですから、どんどん聞かせてください。そして、これなら1年延ばさなければいけないという判断をすれば1年延ばしますし、中郷の小学校のトイレについても直さなくてもいいということであれば直しません。そのための話し合いです。それには具体案がないと話が進みませんので、意図的に具体案を出して審議の材料にしているわけです。

 

(地元意見)

 その具体案というのが、何か妙な感じに受け取られる。我々が思うに、地域住民の感情は無視され、子どもたちの教育的配慮は全く考えていない。ただ、何を求めているかというと、予算をいかに削っていこうか、それしか考えていないのではないかと、大変不信感を持っている。

 

(地元意見)

 私は3人の子どもを1学年300人ほどの学校で育ててきた。それで、日置小学校の子どもさん3人を先生が見ておられる実情を見て、果たして子どもの幸せはどちらかなという疑問を持った。これからの国際化に向かっての子どもが育つかどうかという疑問を持っている。150年、200年の歴史があるかもわからない。ただ、今の子ども、来年の子どもの将来をそういう地域エゴで摘むのはいかがなものかと思う。早く統合された方が子どものためではないだろうか。

 

(教育長)

 恐らく今日は、統合小学校の問題一本で終わるだろうと思っていましたが、この場では他の議題もありますし、今回に限らずいつでも機会はありますので、また意見を聞かせていただきたいと思います。皆さんの意見を無視して突っ走るということは決してしませんし、大半の方が賛成する意見で進みます。そのために皆さんの意見を聞いていますので、どうぞよろしくお願いします。

 

(地元意見)

 我々も決して地域エゴとかそういうもので動いているわけではない。我々は今の現場でPTA活動をしながら、本当に親として自分たちの子ども、青谷町の子どもを見ている。頑張らないと危機感にさらされているような状況で、最良策はということで本当に今の子どもたちのことを考えて言っているだけである。

 

(地元意見)

 青谷町時代から目標は18年4月1日に新校舎を建てて統合するのだということで、4、5年前から既に計画を立てて向かっている。だから別に慌てて今駆け込みでやるという状況ではなく、本来、青谷町が続いていれば18年4月、あるいは18年の夏休み以後ぐらいには新校舎ができて児童が入っていたのではないか。今でもそんな夢を思っている。各会長さんが理解しておられないというのはおかしいと思う。既に18年4月1日、新青谷小学校はできているという夢は多分会長さんも持っておられたと思う。

 現在、日置小学校は子どもが44名で、来年は13名卒業して3名しか入ってこない。10名減り全校児童34人の学校になる。しかも、先ほどお聞きしたところでは6年後か7年後ではないと新校舎ができないとの話のようで、今の1年生は6年間1人クラスで過ごし卒業していかなければいけないという本当に不幸な環境で勉強を強いることとなる。今度入ってくる3人も、6年間3人のクラスで勉強していかないといけない。それが本当に最良の教育環境であるかといったら私は決して良くないと思う。部分統合だろうと、段階統合だろうと、できるだけ早く新しい学校を建てていただきたい。

 

(地元意見)

 この統合小学校に関して、市長への手紙で私は1回提案させていただいた。とにかく中郷小学校の状況を考えると、防災の観点から一刻も早く統合なりなんなりした方が絶対にいいと私は考えている。現在、部分統合という形にしろ、来年の4月からという方針を教育委員会が立てられたのであれば、それに従った方がいいのではないか。

 

(市長)

 学校の問題は大変重要な大きな問題だと私も当然認識をしています。中郷小学校について短い時間ではありましたが、私も施設の様子などを見てきました。歴史も展示されていましたので、体育館で長い歴史についても見ましたし、あの校舎を見てももちろん感じることができました。

 今まだ議論を重ねている段階だということで、先ほどもありましたが地域審議会との調整も図り、是非とも方針を早く立てたいと私も思っており、教育長にもそういう努力を重ねてもらっています。

 まず、今、議論がまとまることでそれを結論とすることになりますが、考え方として今の状況から見れば、教育長は名目統合と言いましたが、部分統合とも言い、要するに1校2校舎体制にまず持ってきて、それから1校1校舎という体制に持っていくということ、もちろん関係者の理解や協力を得ながらこれから的確に進めていくという考えでいます。

 現在、当初予定された場所などについて色々な問題が生じていますので、そうした問題を解消し、適切な候補地が出てきた段階で1校1校舎を実現していくということで、この問題を進めたいと考えています。

 新しい学校を建てるという夢も、もちろん私も十分理解できますし、それをどこにどういう内容のもので建てていくか、これが固まってきたら建てるということで考えていきたいと思っています。

 18年4月も前々からの目標の年だった、あるいは19年4月がいいのではないか、いろいろ意見があります。この辺はやはりじっくり、といってもあまり時間かけるのが能ではありませんが、現にいろいろな意見がありますので議論の調整を図っていきたいと思います。決して長い歴史を無にすることが目的ではなく、教育環境の整備として考えている問題ですから、そういう趣旨に沿って関係者の意見集約を図り進めたいと私は思っています。

この問題は限られた時間の中ではまだまだ議論が尽きない点があると思いますので、検討会あるいは地域審議会でもご説明、お諮りして方向性を出し、最終的には鳥取市議会、あるいは鳥取市教育委員会の中で成案を得てまとめていきたいと思っています。

 本当にいろいろな意見があると思います。この必要性については私も十分理解していますので、合併協議の過程でも十分議論がありました。ただ、本当にみんなが納得できるいいところにきちんとしたものを整備していかなければいけない、こういう認識をしっかり持っているということを申し上げて、私からの答えにさせていただきたいと思います。

 

 4 防災対策について 

(1)土砂災害警戒区域について

(地元意見)

 災害から地域住民の命を守るため、防災について、住民同士で、また行政を含めて日ごろから考えておくことは大変重要である。

 近年、山全体の保水力の低下が見られるため、造林事業など森林資源の保全、整備を図ることは大事なことである。鳥取県は土砂災害警戒区域の指定を地元及び支所も同席し、行ったが、住民の方より、危険区域に避難場所がある、また避難場所で水害に非常に弱い箇所があるなどの意見があった。今後、防災マップの見直しにより、危険箇所、避難場所をこの際考えるべきだと思う。また、避難場所の整備、例えば避難所になっているのに電話やテレビがないところがあるので、これらについて、治山工事などの防災対策が急務だと思う。

 

(防災調整監)

 避難場所は、基本的に小・中学校、公民館等の公立の施設を指定しており、災害の内容や規模等を考慮しながら、その災害に適応する避難場所、あるいは一時避難場所、広域避難場所等の避難場所をお伝えするよう計画しています。お尋ねの避難場所には、土砂災害や水害による影響が考えられる施設もありますが、新たな施設の設置や鳥取県の土砂災害危険区域の整備など、ハード事業は早期着工が実施困難であることから、平成9年に策定された旧青谷町地域防災計画を規範として、地域の実情等を総合支所と協議しながら、水害時の避難場所の見直しによる避難体制など、ソフト面の強化、確立を図っているところです。

 また、防災マップについては、水防法、土砂災害法等の改正等を踏まえながら、順次見直しを図っていきたいと考えています。

 

(2)冠水対策について

(地元意見)

 先回質問した、日置川の増水による下善田地区の冠水対策に関しては、17年、18年度で県道のかさ上げをするということであったがどうなっているか。また、それに伴う市道の整備、駅前地区の冠水対策の現況及び今後の状況を伺う。

 

(都市整備部次長)

 冠水対策については前回にもご質問がありました。17年度は日置川の青谷羽合道路との交差部から上流約300mについて、右岸は盛土、左岸は土のうにより嵩上げを行っていますが、これは暫定的なものです。県からは、本格的な工事については左岸が18年度以降、右岸は19年度以降に整備を行う計画であると伺っています。

 また、鳥取市においても今年度、9月補正予算でポンプ1基の追加を承認していただいています。これは県の河川樋門改修に伴って設置するというもので、現在2基あるものを1基増設ということですから、できる限りのことは鳥取市も手がけているということを理解していただきたいと思います。

 今後この浸水対策については、総合支所とタイアップして色々な検討を加え、県などに強く要望していきたいと考えています。

 

(3)公民館の雨水対策について

(地元意見)

 現在、中央公民館前の日置川右岸のかさ上げが行われているが、ご存知のように、ここの公民館広場は地盤沈下しており、施設の出入りに階段を何段も上がらなければならないなど、弱者には大変不便をかけている。広場を右岸のかさ上げ部分に合わせ盛土整備していただけないか。

 

(教育委員会事務局次長)

 駐車場に溜まる雨水については、県が河川工事にあわせて駐車場から日置川にかけて管を設置し、日置川に流れるように措置するとのことです。

 地盤沈下については、今年度調査をする予定としています。

 

(4)防災行政無線について

(地元意見)

 集落座談会で防災無線について質問が出ていたが、旧市内には防災無線や部落放送もないと聞いている。旧町村部もなくなってしまうのではという声を聞いている。老朽化による戸別受信機の更新など、今後の防災無線の扱いについて伺いたい。

 

(防災調整監)

 本市では、本年8月1日、市町村合併により広域化した鳥取市区域で、旧町村の既設の防災行政無線を統合し、本庁から各支所の無線設備を介しながら端末の戸別受信機まで一斉に防災情報を送信する防災行政無線統合システムの整備を図ったところです。

 現在、防災行政無線が未整備の地域の旧鳥取市、国府町、既設の旧青谷町ほか6地区の防災行政無線設備の老朽化に伴う更新等を踏まえながら、災害情報の伝達について、災害時等緊急情報の住民伝達方策検討委員会において、防災行政無線を初めとして、より効果的な方策について検討しており、年内にその整備指針を定めることとしています。

 

(地元意見)

 防災の問題で、避難場所の電話、テレビ等ということもあるが、電話は別として、ケーブルテレビをせっかく整備されるのだから、このたび避難場所に指定された地区公民館や集落の公民館には引き込みを行っていただきたい。

 

(市長)

 各集落で公民館として使われている施設のケーブルテレビの整備については、契約をいただければ喜んでということになります。施設の設置主体が地域ということになりますので、やはりそういう考え方が基本になると思います。要望としては承って、きちんと検討してみたいと思います。

 

※避難所へのケーブルテレビの設置についての追加説明(企画推進部)

避難所に指定されている公共施設については、ケーブルテレビを視聴できる設備の設置について取り組むよう管理者と協議します。町内会の集会所については、やはり地元で契約していただきたいと考えます。

 

 5 支所の権限の問題について 

(地元意見)

町民の方からよく聞くことであるが、支所に相談に行っても即答が返ってこない、本課に相談して、意向を聞いた上でという返事が多いとの愚痴をたくさん聞く。支所にある程度の権限を持たせるとか、職員の勉強会などで職員の標準化を図り、どこでも平等のサービスが図れるよう努力していただきたいと思うが、このことについて合併後どのような取り組みをしてこられたのかお伺いしたい。

 

(総務部長)

 支所の権限ということになると、合併協議によって支所長には本庁の部長相当の権限が付与してあるわけですが、ご意見のようなケース、本課で聞いた後に伝えるというような答弁はよくあることではないかと思います。合併後まだ1年であり、本庁と支所との関係がまだ完全にうまくいっているとは考えていません。今後とも地域の実情を熟知している支所の方に権限を持たせるという方向で検討はしていきたいと思います。

 職員の標準化についても、鳥取市としては積極的に取り組んでいます。ISO9001というような、少し難しい話ですが、市民への対応については丁寧で迅速な対応を心がけているところです。

 ちなみに、職員全員が付けているこの名札の裏に、私たち鳥取市職員の7カ条という信条を掲げています。この中にも、市民サービスの項目として、市民に信頼される職員になります、市民に誠意を持って応対しますという条文を上げていますが、うまく機能していないという感じもしています。

 支所長も来ていますし、支所の職員もいます。こういったご意見があるということを十分お聞きしましたので、職員の対応について十分改善を図っていきたいと思います。

 

6 市政の課題等についての意見交換

(地元意見)

 平成6年、前中原町長が収入役当時に、青谷町の鳴り砂のことを相談したら、これは明らかに人災だと言われた。それから10年経つが、いろいろな方々にお願いし、ようやく3年計画で丸山防波堤を42m整備するということになった。今年で契約して3年目になる。それも現在はほったらかしであるために、雨が降ってもいないのに北風が押した波の水がはけない。10月23日からの2日間、海が大荒れとなり青谷の鉄道に沿って赤尾谷の道路が20cm浸水した。今年はもう2ヶ月もないが、この問題は合併してどうなっているのか。

 

(青谷町総合支所産業建設課長)

 河口閉塞も含めて、県と協議、検討させていただきたいと思います。

 

(地元意見)

 併せて、この丸山の方向に波頭をつけたら、長和瀬のように浜ができてしまうので、潮の流れを最大で10m置いてほしい。現在は20mくらいあいている。そのために西風が入り、10月23日には赤尾谷の道で20cm水が吐けないという状況となっている。机の上の計算ではなく、現地の状況に合わせて計算を立てていただきたい。

 

※丸山の防波堤についての追加説明(都市整備部)

県土整備局から提案者へ下記のとおり説明していただき本人も納得されました。

<県土整備局の説明内容>

 当初設計ではブロック2段積であったが、基礎となる捨石が崩れていたため安定を図るため、捨石の追加施工及びその保護にブロックを施工する計画に変更して工事を行った。

 この計画変更により施工延長が42mから35mへ、ブロック2段積みから1段積みとなった。ブロックが1段になったことについては、基礎部分の安定を優先したもので、波の影響は多少あるが、砂の移動を抑える目的なので、水面ぎりぎりの施工でも効果はあると考えている。

 県としては、防波堤は現在のかたちで完成型であると考えており、今後、経過を観察しながら対応していきたい。また、波浪等で防波堤が破損した場合は、修繕を行う。

※なお、青谷支所から提案者へ再確認したところ提案(質問)内容は次の2点でした。

(1)当初の計画と違うのではないか。

(2)水面からブロックが出ていないが効果はあるのか。

 

(地元意見)

 商売の関係で方々歩いている中で、鳥取には脳みそが出ていると宣伝している。そうすると一度鳥取に行きましょうという話になるので、鳥取はこれですよと言って、魚とか脳みそを覚えてくれることが商売につながっている。この青谷地区の発展にも、何とか脳みそを生かすことを検討していただけたらありがたい。

 

(地元意見)

 少子化、高齢化問題についてお聞きしたい。少子化については、まず結婚しない女性が多いからであり、これはなぜかということを考えると、いわゆる財政上の問題が非常に多いと思う。子どもの教育費に金がかかる。例えば今、合併で学校の先生は余る。塾や家庭教師で勉強させるとさらにお金がかかる。合併によって溢れたと言ったらおかしいが、そういう先生を家庭教師なり塾なりに活用すれば、サービスにならないだろうか。そういったことは大きな問題かも知れないが。

 もう一つ、地域の魅力づくりということで、公共サービス、交通とかそういう問題についてである。いわゆる青谷町だけではなく、気高、鹿野、青谷、これらを3つの面として考え、その地域の特徴、あるいはすばらしいところを掘り出して面として繋いでいき、民間あるいは民間のアドバイザーをつける。そういう形で、例えば気高、勝部の方は福祉バスにするとか、あるいは鹿野の方は観光バスにするとか、特産物などの名店めぐりを併せてするとか、全体をそういう面として考えて地域全体を盛り上げていくような形に持っていくべきである。単独でやっても余分な費用がかかるし、せっかくの効率的な魅力づくりということに無駄銭がかかるのではないかと思う。

 

7 市長あいさつ

 まだまだお話ししたい方もおありだったかと思いますが、全体としては時間のこともありますので、今日のところは以上ということで締めくくらせていただけたらと思います。

 全国各地に行って、鳥取砂丘、それから脳みそが話題となるし、海産物というか、魚とか色々なものを持って行くといいということは、私もいろいろなところで経験しており、やはり具体的な話とか具体的な物が人の気持ちも引きつけるわけです。合併した鳥取市はそういった特色ある良いもの、魅力あるものが非常にたくさんありますので、これをどう生かすかということは本当に大きな課題であり、とても大きな可能性があると考えています。

 青谷のことで一番私がうれしかったことの一つとして、元唄貝殻節、合併して青谷に伝わる貝殻節をもう一回よみがえらせようということで、この間の鯛漁まつりでも披露されました。これもやはり、合併したら青谷の持っている少し埋もれていた元唄貝殻節を精出して売り込もうではないかという方々の動きでできたと思いますが、このようなことはある意味で、思わぬと言っては失礼かもしれませんが、合併による活性化の効果だったと思っています。

 脳みそを生かしてというお話は、自分の頭を使えという意味にもかけて言っておられるのかなと思って聞いていました。我々もそういう努力をしたいと思っています。

 鳴り砂の浜を大切に思われる気持ちや、浸水が起こるような状態を改善しなければいけないということ。皆さんもご存知かもしれませんが、地球温暖化ということで海面の上昇ということが今言われており、100年後は80cmくらい水面が上がるのではないかという話を聞いたことがあります。一番大きな推計ではないかと思っていますが、そういう恐れもあるわけです。やはり海岸部の浸水対策、これも地球温暖化の影響なども考えてやらなくてはいけませんし、浸水するようなところの整備について、宅地化ばかり考えていても、そういう思わぬ部分の影響なども考えられると思わず考えたことがありました。防波堤のことは県の事業ですから、ぜひ県と連携し、地域の防災にしっかり取り組みたいと思っています。

 それから、勝部の地域、少子化対策はいろいろ工夫も必要だと思います。子どもを産まない理由の中には、やはり経済的な面があると思いますが、結婚しない理由にも経済的な面として大きなものがあるのかどうか、そこまでは余り思い至ったことがありませんでした。やはり地域が活性化して、勝部なら勝部地域の中でという必要は必ずしもありませんが、この20万鳥取市として地域を活性化させ、若い人が定住できるようにすれば結婚される可能性も高まると思いますので、とにかく20万都市鳥取という中で、働く場の確保とか、それから子育てしやすい環境の整備とか、そういったことに力を入れていきたいと思っています。

 お話の中でありました、この青谷の地域を考えた場合に気高町地域、鹿野町地域との連携を図るということは大変重要な着眼点だと思っています。合併して鳥取市となりましたので、すべての地域が連携しやすくなりました。まず、そうしたまとまりの中で観光ルートをつくり、青谷の魅力、気高の魅力、鹿野の魅力をうまくまとめて売り出していくということは、これからも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

 時間も9時になりました。今日は熱心なご議論を大変ありがとうございました。学校問題を中心に、地域の大きな課題についてお互いの理解が深まったことと思います。そういった意味では、これをまた一つのスタートにして、これから年度末に向けての8次総合計画の取りまとめがあります。来年度予算の編成もあります。そうした中で、行財政改革も進めながら、青谷の地域がますます良くなっていくように知恵を出し、力を合わせ、また合併した地域でお互いに助け合う、支え合うという中で、青谷の地域が西の玄関口として鳥取市にとって大きな役割を果たしていただけるような、いろいろな形も考えながら発展していく地域としていきたいと思います。

 まだまだご意見もあると思います。市長への手紙もありますし、市長アワーでは私がこちらの地域にも来ています。いろいろな必要があるとき、イベント等でも来させていただいていますので、また声かけてお話しいただけたらと思っているところです。

 今日は長時間になりましたが、最後まで本当にありがとうございました。