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長通寺

長通寺長通寺と聞けば、襖絵のある寺として広く知られています。すばらしい絵の数々が寺いっぱいにあり、何回みても飽きることがありません。

これを描いた八百谷冷泉は、明治20年鳥取市職人町に生まれました。幼い頃から絵を好み、同町内で画塾を開いていた中住道雲の手ほどきを受けたが、長じて京都に出て丸山春挙に師事しながら丸山応挙の写生風に近代画風を取り入れた独特の画風を生み出しました。そうして多くの作品を世に出し中央画壇で活躍をしていました。

昭和19年戦時疎開により郷土に帰り、当寺にお世話になり住すること10ヶ年。その間町内の山野を歩き写生するなど絵筆を休めることがありませんでした。なかでも日本海の大波涛を始めとした襖絵の数々は素晴らしく訪れる人を楽しませ感嘆させています。冷泉は物資困窮の折であるのに、住職をはじめ檀家の方々の温かい思いやりを受けました。これに深く心をうたれ、絵筆を通して感謝の気持を残しました。それがこの襖絵になったといいます。



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