佐治町 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成17年1月21日(金) 19:00〜20:45

2 会   場 佐治町中央公民館

3 出 席 者 地元出席者 65名

市側出席者 24名

(本庁)

 竹内市長、林副市長、近藤水道事業管理者、中川教育長、谷口総務部長、井上福祉保健部長、大西経済観光部長、山下農林水産部長、綾木都市整備部長、小田環境下水道部長、山根企画調整監、森本人権政策監、津村企画推進部次長、杉本地域調整課長、西川水道局工務課長、

(佐治町総合支所)前田支所長、大竹副支所長、奥田福祉保健課長、

茂上市民生活課長、伊縫産業建設課長、森田教育委員会分室長

 

(事務局)藤岡市民参画課長、安本市民参画課広聴係長、担当(神之田)

 

4.地域の課題についての意見交換

 

(1)一般国道482号の早期整備について

 

(地元意見)

○旧町村のとき佐治村、用瀬町双方が協議しながら、この国道の改良に努めてきたが、残っているのが上紙製材の上手から葛谷に至る間の改良拡幅だ。これは通ってみるとよくわかるが、後から家が新しくつくられ、その部分の道が非常に狭くなって、危険度も非常に高くなった。佐治町としては、国道482号線は通勤、通学あるいは医療面、災害時、何にとってもかかわる基幹道路であり、市に早く改良拡幅工事を行ってもらうことが、佐治町に住む住民の念願だ。

 そういうことで、市長もこの国道を通ってよくわかったのではないかと、今日来た人も感じているだろうと思う。非常に重要な路線なので、よろしくお願いする。

 それから、細尾から上の、加茂からというか、奥の幹線がもう少しでできる。そこの上手の部落だが、昨年は台風の関係で2、3日停電し、孤立状態になった。この路線は以前からずっと改良をしているが、昨年の台風で風倒木等が国道482号線に倒れてはみ出したり、あるいは道路をふさいだことがあった。佐治町は住民の高齢化が非常に進んでおり、合併した市町村の中で一番高いのではないかと思う。医療面や災害時のことを考慮に入れながら、あそこから上の道路の改良を考えてみると、余戸の上からトンネルを掘って、前の営林署の土場の辺に出てくるトンネルを掘削することも考えてほしい。

 

(綾木都市整備部長)

(図にて説明)

国道482号線は、まさに佐治町の幹線道路だと十分認識しています。佐治町の葛谷から用瀬町の別府間の道路の拡幅及び歩道整備につきましては、3けたの国道(○○○号線の○○○が3けたという意味)であり、鳥取県が管理しています。平成10年度から12年度に防災幹線整備事業により用瀬町側の整備が行われております。また、平成13年度から14年度に交通安全自転車歩行者道路整備事業により佐治町側が整備されました。残念ながら用地買収が完了しておらず、約600メートルの未改良区間が残った形で現在に至っています。鳥取市といたしましても、今いろいろお話をお聞きしていますし、以前にもお聞きしていました。一日でも早い事業の再開を目指しまして、事業主体であります鳥取県に対しまして早期の整備を要望するとともに、佐治町総合支所と協力いたしまして用地取得に関する地元調整を行っていきたいと考えています。

 それから、細尾、尾際地内のトンネルの整備を含む改良ができないかということでございます。この区間が1車線で狭く、それから落石のおそれがあるということですが、この総合改良計画の策定につきましては、これは合併以前から要望をしていますが、具体的な計画策定には至っていないという状況です。この尾際地区にとりましても本路線の安全性の確保、冬季の積雪対策というのは、これは生活の基礎条件ですので、今後も鳥取県に対してトンネルを含む整備計画の策定、事業化を要望していきたいと思っております。1月19日、この佐治町地域を含む旧町村地域の重点要望として、県に対し、県政に対する要望書を提出しました。市長が直接地域の懸案事項、実情を県に訴えて、問題の改善を要望したところでございます。

 また、用地問題等がありますので、その状況等も含め、担当課長に八頭地方県土整備局に話しに行ってもらいました。そこでいろいろなことを聞きました。その中でも早く整備していただきたいという要望をしました。

 

(地元意見)

○大体概略はわかっている。どのような見通しかということはまだ見当がつかないとは思うが、早期といっても1年待ったり、あるいは5年になったりする。あそこに新たに建物が建ったことが一番のネックだ。県が代行でやっているのだが、見通しとして、ある程度どのようになるのか。

 

(綾木都市整備部長)

 先ほどもちょっと申し上げましたが、先日も市長、農林水産部長等と一緒にいろいろと要望をしました。具体的にいつ整備するということについて、県もはっきりしたことはまだわからないということでした。それについて一生懸命努力すると聞いております。

 

(地元意見)

○国道482号線の別府地内の区間は旧佐治村の玄関口であり、以前から住民も県へ要望をしており、今まで続いている。別府地内は旧用瀬町であり、旧佐治村ではない。以前のことだが、我々旧佐治村民は、旧用瀬町を通して県へお願いしてきた。この度合併し、鳥取市になったので問題はないが、そういうことで、別府の部落内から上紙製材所のあたりまでできている。

 スムーズにやってきて、あそこで少し中座したということであるが、その後綾木部長から話があったように、いろいろ頑張っていると思う。感謝をしている。旧佐治村と旧用瀬町は一緒になって県に対して要望してきた。それはこれまでの経過だが、この度鳥取市になったから、これは一緒にやっていかなければいけないと思う。県政に要望する会が26日にある。私は、自民党の方をしているので、幹事長と一緒に出る。そういった対応ですが、佐治町の玄関口ということで一番重要視している。非常に交通量も激しく、死亡事故には至っていないものの何度も事故が起きている。失礼な言い方だが、事故が起きないと直さないという経過がこれまでにあるので、それでは佐治町住民としては鳥取市に合併したかいがないという懸念をしている。合併後、一番先にあそこを拡幅して、スムーズに旧鳥取市方面へ出られるようお願いする。

 

(竹内市長)

 現地の状況も知っておりますし、また、あらかじめ担当部長と写真で改めて見ると、ガードレールで少し道が狭くなっており、そこに家が建っていて、両側から道路が挟まれているような状態であるのはよく承知しています。それが佐治町に入る少し手前の場所、ちょうど用瀬町との境界線に近いところであるということもわかっています。部長からの説明がありましたように、先日、この地域の課題として県の県土整備部長、それから担当課長さんのところに話に行ってきたところであります。県の方も十分認識しています。あそこは県が管理している国道でありまして、これまでの経過、どのように道路の計画を立て、権利者の方とどのような話をしてきたか、その隣接地の方との人間関係であるとか、私よりも十分知っています。そういう話がいろいろあって非常に複雑です。この点については鳥取市の担当部長も十分承知し、また担当課長の段階でも八頭の県土整備局にも行って話も聞いてきているという状態です。非常に前向きに取り組んでいるということを申し上げます。

 県の道路整備の中でも、大きな課題として取り上げられていますので、これから主としては県に対して話をして、行政側もしっかりこの事業を推進していきたいと思います。これは確定的に言える状況ではありませんが、県は平成17年度に直ちに工事に着手できるということではないように感じました。しかし、17年度にいろいろな意味で手をかけながら、平成18年度に着手したいという気持ちはあるように感じました。今後、行政の中では事務的な詰めがいろいろ必要ですので、やっていきます。

 それと同時に、やはり地元の方のいろいろな気持ちや声が後押しになりますので、用瀬町側もそうでしょうし、何といってもここを一番大事に思っているのは佐治町の地域の皆さんです。佐治町の皆さんが、やはりここは何とかならないといけないという声を上げ、世の中の声として大きくこだまするように伝えていくことができるかということを総合支所の方と相談したり、用瀬町と佐治町の関係ですから、何かと隣同士でおつき合い等があれば、人脈や知り合いもありますので、いろいろな形で思いを伝えていくということを少しお願いできたらとも思っています。もちろん関係者全員がこの問題点は知っていますが、住んでいる人や道路を利用している方の何とか早く整備したいという声が大きくなってくることが、行政がいろいろなことを進める上で大事な条件になると思っています。

 

(地元意見)

○合併したが、やはり財政は厳しいと谷口市議からも聞いている。財政が厳しいから、引け目になるというのではなくて、必要不可欠なものは取り組んでいただきたい。今日市長はこちらを見て、実際に奥の方まで足を踏み入れて、確かに雪が深いと思った。この細尾、尾際間のトンネルの案件だが、石破国会議員と話をしたことがある。石破国会議員はこちらに来る時はいつも車だからわからない。我々が石破国会議員に写真を見せると、以前トンネルの要望があったが、確かに写真で見る限りは、本当に大変なところだと気付いた。

 それから、新聞で取り上げられたが、豊岡の災害について、川の上流部の森林に放置されていた大量の伐採木材が流されて川をせき止め、水が溢れて下流で洪水の被害を拡大させた。私が思うには、行政には確かに交付税が交付される。行政は優先順位をつけ、そのお金を必要不可欠なところからしなければいけない。今、佐治町の皆さんの中に声を上げていない方もいる。しかし、我々にとっては、大局的に考えると他の旧8市町村の地域もあり、皆が必要なことを訴える。市長がトップとして、例えばトンネル化のことにしても、それから森林の風倒木のことにしても、これは必ずやっていかなければいけないという優先順位をつけ、執行部の方々も佐治町のみならず、ほかの旧町村の地域のこともしっかり考えなければいけないという気持ちで取り組んでいただきたい。

 

(竹内市長)

先ほど自民党の方の要望というお話がありました。市としても出ていってお話をしたいと思っています。先ほど県の当局に行ったという話がありました。もう一つ、昨日、鳥取市に関係する県議会議員との懇談会を開きました。こちらの地域に関係の深い方としては山口県議会議員さんも出ておられました、そのときにも道路の事業では高速道路の整備の推進ということも言っていましたが、この用瀬町から佐治町に入る道路の整備のことも出ていまして、これは県が直接の事業者ですから、これを是非(整備してほしい)という話をしました。いろんな場面で話をしており、この県議会議員との意見交換、要望の機会でもこの事業の話をしております。

 佐治町の国道482号線の道路の中でその次に見えている道路は整備が大分進みました。これは、あと橋をかければ大体開通できます。先ほど言われたトンネルを整備する事業ですが、実施するに当たって計画を立てたり、そういう前段の準備が要るのですが、県は実施時期等について、まだはっきりした認識ができている段階ではないということで、もう少し先になります。優先順位をつけてほしいというお話がありましたが、一番は、先ほどから議論している用瀬町から佐治町に入るところの道路の拡幅という認識です。現在工事中の分は、17年度で完成させていただきたい。これは可能だと思います。さらに今のトンネルの件は順位的に見ると、それらの方が優先して先にされるべきだろうというような考え方で今おります。

 今日ここに来る前に辰巳峠まで上がってきましたが、片側通行になり、まだ災害復旧できていないところもあります。道路の問題では現実に御不便をおかけしている状況でありますが、県も災害復旧をしっかりやろうと考えて準備を進めていることは見受けられます。もうしばらくこの辺の道路整備について計画的に進めるよう、県とも話をつけていきたいと思っています。

 

(2)災害復旧について

 

(地元意見)

○昨年は台風16号、21号、23号と台風が相次ぎ、九州から北海道まで大きな台風による災害があり、佐治町の地域も同じように災害があった。きょうの新聞にも載っているが、皆さん御存じのように、鳥取県の西部の日南町の方でも激甚災害指定を受けたところもある。佐治町の地域においては、道路の土砂崩れ、水路の崩壊があり、風倒木が至るところに散乱している。日南町の被害は広域的だが、佐治町の被害は狭い範囲に集中しているのではないかと思う。

 佐治町の災害では、その林地の所有者の方にとっては大きな負担になっている。激甚災害に指定されないところもある。今日の新聞で取り上げているが、森林の適切な管理などの環境保全対策が行われてなかったため、豊岡で災害が起きてしまったのではないかという結論が出ている。奥部には風倒木があって土砂崩れと合わさって、それが一部ダムになっているところもあるという状態だ。特に個人所有の樹木をどうするのかというとき、費用もままならない状況であり、行政からの支援がないとやっていけないのではないかと思う。何とかよい手段、方法を模索していただきたい。

 

(綾木都市整備部長)

 災害復旧につきましては、国、県等の災害の査定を受けてから、順次着手していくことにしています。査定はほぼ終わっています。査定が終わり次第、今年度内に全箇所の工事の発注を行なおうと、現在、鋭意進めているところです。

 

※都市整備部補足

災害復旧につきましては、早期に完成するよう努力しておりますが、積雪等により施工できない個所がある為、16年度事業を繰越し引き続き工事を実施いたします。

 

(山下農林水産部長)

農林関係の災害につきましては、新市で林道が49カ所、それから耕地関係が288カ所で合計337カ所の災害がありました。佐治町総合支所管内では林道1カ所、作業道1カ所、耕地関係では小災害含めて20カ所といった災害が起きています。そういった関係で国の査定も1月7日にようやく終わったところです。今、工事の発注に向けて準備をしており、順次進めていきたいと思っていますが、耕地関係につきましては田植えに間に合うように発注するように準備をしています。また、林道の1カ所については、工事の発注額が1千万円クラスのかなり大きな災害が発生していますが、この工事については雪の関係もありますので、雪解け後の5月ごろの発注にしたいと考えています。

 林地災害につきましては、治山事業でない限り地元負担を伴いますが、現在、県では通常の災害にどれだけ県負担を上乗せするかということを検討しています。今日県から資料をもらいましたが、現在、県は予算査定をしていまして、今月24日には正式に発表できるとのことです。まだ正式決定ではありませんが、この方針で進めるという前提で資料をもらっています。その内容を説明しますと、先ほど言われましたように激甚災害は日南町だけということです。激甚災害では約1割の地元負担になりますが、それ以外の市町村では、計算式がありまして、通常の災害でありますと、国、県で合わせて約48%の補助があり、残りが地元負担ということになります。今回はそれに対して県、市合わせて24%を上乗せし、国、県、市合わせて72%の補助になります。従って、地元負担は28%になるわけです。さらに、災害後広葉樹を植えた場合にはさらに12%の補助の加算がありまして、そうした場合には所有者としては16%の負担ということになります。

 それから、国の補助の要件はいろいろありますが、補助対象外になるものに対して、その受け皿として単県事業があります。県が3分の1、市が3分の1をそれぞれ負担し、残り3分の1が地元負担ということになりますが、豊岡の例のように、二次災害を防ぐという目的で、この単県事業も今月24日には決まるということです。この制度は平成16年、17年、18年の3カ年で実施するものです。県に確認したところ、これからでも受け付けするということです。

 

(地元意見)

○その林道は私の地元にあり、しかも私が農林部局を担当していたときに計画したような気がしている。たまたまその災害に遭っている土地も私の土地で、災害が起こるべくして起こった道路だと思う。もともと非常に線形が悪く、水の始末が悪い。用瀬町に通じる大規模林道、これは森林開発公団が設計をした林道だが、尾根を越して谷に水が流れる。ふだんなら水が平に流れるのがその谷であるのに、尾根を越して先の谷にまで水を流す計画があった。それで、今災害が発生している林道は、本来ならその谷は小学校の上に出る水の頭になる。林道を造った工事の設計では、下の方の谷に水が流れる仕組みになっている。災害復旧ということになれば原形復旧が基本であるが、できるなら横断溝でもつけるとか、あるいは線形を少し変えるとか、土地のことについては十分話をしたいと思う。私のところは結構だし、隣との話はできるのでお願いしたい。また、合併協議会のときに話があったが、林道災害の負担金は、従来、合併以前なら受益者負担が相当必要だったと思う。ところが、合併後の林道災害の受益者負担は必要ないという話を聞いているが、その点について、用地のこと、工事や設計の受益者負担等について教えていただきたい。

 

(山下農林水産部長)

林道1カ所というのは、カタノツヤ線という林道です。財源内訳として地元負担はありません。国庫補助が65%ありますので、残り(35%)のうち、その80パーセントが起債になります。さらにその残りについては単独で見る(市の財源でまかなう)ようにしています。ただ、今のお話とは別に、作業道の場合は、受益者が3分の1を負担することになります。

 

(3)佐治町国民健康保険診療所の充実について

 

(地元意見)

○私たちは皆健康で安心して暮らせるまちを望んでいる。どこでも問題はあると思うが、今、少子高齢化が問題になっている。鳥取市では佐治町の高齢化率は一番高いのではないかと思う。診察、診療しようと思っても交通の困難なところがたくさんあり、大変なことが現実にある。やはりこの地域において診療所というのは我々住民にとってとても重要な医療機関だ。今後も我々が安心して診療、診察を受けるため、是非診療所の存続をお願いする。

 

(井上福祉保健部長)

 健康で安全なまち、これはみんなの願いです。合併協議の中でも大きな課題でした。協議書の中でも、この佐治町国民健康保険診療所はそのまま存続するという方針になっています。当然この方針に変更はございません。引き続き自治医科大学の卒業の医師の派遣を受けることが必要でありまして、現在、県に医師の派遣継続について強く要望をしています。

 

※福祉保健部補足

 17年度については、県から引き続き、医師派遣をしていただけることとなっておりますが、18年度以降も派遣していただくよう、重点項目として要望しております。また、18年度に診療所の改修を予定しており、待合室の拡張につきましても検討したいと考えております。

 

(地元意見)

○年々高齢化率は上がっていく一方だと思う。私も内科の診療所にお世話になっているが、診療所に行くと、高齢者は非常に多い。診療所の待合室が少し狭いと感じる。この点も考慮に入れてほしい。いい先生が診療所に来ており、非常に丁寧に診察をしてくれる。また、よく研修もしている。先の話にも出ていたが、医者の確保がこれからの問題だと思う。その点は努力して、佐治の診療所を本当に住民から愛されるいい診療所にしていきたいと思う。また、我々も自立していかなければならない。行政に依存するばかりでなく、できることは住民が協力し合っていくことも大事だろうと思う。

 これから地域審議会でもそういう話が出てくると思うが、住民自身も助け合っていくことも大事だと思っている。私は老人クラブにも入っているが、皆に一日一日を大事にして元気で暮らさなければいけない、体調を崩したら健診を受けなければならないということだけは言っている。早期発見をして大きな病気にならないようにし、冬に元気にラージボールをする人もいる。この度、来月の8日に市立病院の整形外科の先生に佐治町で講演をしてもらうことにしており、大勢の方に来てもらい、そうしたことをPRしていきたいという気持ちだ。ひとつ診療所の方もよろしくお願いする。

 

(地元意見)

○今、高齢化率のことばかり話していたが、夜間に医者がいないということは、子育ての上で非常に不安だ。若い方、佐治町出身で鳥取に住んでいる人に、そんなに通勤に時間がかからないようになったから佐治町に帰って来ないか、という話をしても、夜間に医者がいないということは子を持つ親も不安、周りも不安だと言う。私たちが子育てしているときには医者がいなかったので、明日の朝まで待つことがあった。今は夜間も医者がいるが、これは高齢化と併せて子育ての上でも非常に大切なことなので、医者の確保は非常に大変だろうが、夜間、医者がいつも常駐するよう、母親の立場としてお願いする。

 

5.市政の課題についての市長等との意見交換

 

(地元意見)

○除雪のことだが、さじ21に委託し、7時ごろから除雪をしてもらっている。津無に住んでいる小学生は朝7時10分頃に家を出ているが、除雪をしてもらっているおかげでいい具合にバスに乗っている。以前は職員が役場に行き、それから除雪をするという状況であったが、合併してから皆が大変喜んでいる。

 その除雪のことだが、私の住む集落内に前の建設課長に村道に編入してもらった路線があり、県道230号、小河内加茂線の上津無集落から少し下った辺りから、150メートルほど下りた辺りまでを除雪区間に入れる確約をとっていた。しかし、課長が代わり、事務の引き継ぎができていないため、除雪をしてもらっていないのが現状だ。そこには80歳の老夫婦が2組住んでおり、また小学生、中学生、高校生も通学しているので、さじ21と委託契約を結んでいるようだが、これから先、どのくらい降るかわからないので、是非除雪の区域に加えていただきたい。

 

(竹内市長)

 総合支所の方で答えていただけますか。

 

(伊縫産業建設課長)

 平成15年度までは職員が除雪に出ていまして、通常7時30分に除雪を始めていました。鳥取市と合併し職員の数も少なくなり、平成16年度からはさじ21という株式会社に委託して除雪することにしました。これまで通常7時30分に除雪を始めていましたが、さじ21に委託してからは朝5時に除雪を始めています。最初に市道の北岸線を7時までに除雪し、通勤時間までには2車線確保するようにしています。それから集落内に入っていきますが、なるべく朝の早い時間に集落の方も除雪するという方針で取り組んでいます。

 津無地区についてもそのように取り組んでいます。市において除雪路線を検討しますが、この度除雪路線を認定するにあたり、集落の方からいろいろな要望が出ています。しかし前建設課長と私の課長の就任の間に時間の開きがありますので直接引き継ぎがなされていません。というのが、昨年9月30日をもって前建設課長が退職しまして、私の就任が11月1日でしたから、直接のやりとりがありませんでした。そういった中で除雪路線を決めるにあたりまして、地区要望、旧佐治村の場合は区長要望と言っていましたが、昨年の8月に地区要望を取りまとめました。しかし、その中に要望がありませんでした。それで今回16年度に新規に除雪路線に加えたのが大水地区から出ていました路線であり、現地を検討した上で除雪路線に加えています。

 そういうことで、全体の除雪路線の区間を認定しまして、それから昨年の12月10日に区長会を実施しました。そこで16年度の除雪路線を示しまして、除雪の時間、除雪体制に関する情報を提供しました。また、今回認定している除雪路線以外に要望等がありましたら早急に聞かせてくださいとお願いをしましたが、大水地区以外からは要望がありませんでしたので、現行路線に大水地区を加えた新規路線で除雪路線を認定したという状況です。

 

(竹内市長)

 その話は、何とかできそうですか。

 

(伊縫産業建設課長)

 はい。それで、委託契約の変更契約の締結をしないとできませんので、支所長と相談しまして、何とか変更契約をして新たに加えようかという話をしています。従って、来週早々にでも変更契約をして除雪路線に加えていきたいと思います。

 

(地元意見)

○ありがとうございました。

 

(前田支所長)

伊縫課長が言いましたが、津無の集落では、新しい区長さんが要望書を提出されました。この件につきましては、先ほど課長が言ったように、今後その路線について市の本庁(道路管理課)と協議して変更契約を締結した後に除雪を始めようという取り組みをしています。

それから、古市につきましては、地区の要望として要望書を出していただき、今後対応していかないといけないということで、伊縫課長と相談しています。

 

※都市整備部補足

除雪路線決定通知を、平成1721日付けで関係区長に送付し、現在除雪を実施しております。

 

(地元意見)

○昨年、村道編入の見直しが行われた。新しく市になったら市道になるわけだが、その当時、合併する前のことだが、その折に村道になった道路の除雪の問題が出ておると思います。今の話はその除雪についてのことだ。

 区長に要望書を出してもらう、言っているが、農道とか歩道とかそういう道ではなく、市道になるとたくさん住民が通り、要望があるから除雪する、要望がないから除雪しないということは、鳥取市としては対応が足りないのではないか。従って、佐治町においては除雪は重要なことなので、要望のあるなしでなく、その前に除雪計画の見直しをし、村道へ編入しているが、この冬の除雪はどうだろうかという検討をするべきだ。既に除雪の関係のことは産業建設課で見直しをしていると思っていたし、部落から要望がないと除雪しないということについて、逆に、要望しないのにどうして除雪をするのかということがあるのかもしれないが、やはり市道であればどの人も通るのだから、即見直しをし、除雪をしていただきたい。

 

(綾木都市整備部長)

いろいろ要望をお聞きいたしました。ただ、誤解のないようにお願いしたいのは、市道だからすべて除雪をしているということではございません。除雪が必要な箇所をどのように計画して除雪するか、これを鳥取市全体で考えて行っています。自分の家の近くに市道が通っており、そこをすべて除雪してほしいという気持ちは非常によく分かりますし、そうなれば一番いいということはよく分かります。しかし、全体の予算の中でどういうやり方をすればいいのかということがあります。例えば旧鳥取市内でも幹線的な道路しか除雪していません。そのあたりはご理解していただきたいと思います。

 個別の問題につきましては、総合支所といろいろと相談させていただきながら、先ほどのいろんなお話の中でもありましたが、順位をつけながら何をどうするのか、もうあれもする、これもする、ということではない時代が来ています。その中で必要なことをするという形は当然のことでございます。いろいろな調整はさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

(地元意見)

○毎日さじアストロパークの前を行き来しているので、あそこの道路のことも気になるが、さじアストロパークは佐治の象徴であるし、悩みでもある。職員の人もいろいろとイベントを企画して頑張っているが、利益の上がるような状況ではないので、これからさじアストロパークを生まれ変わらせてほしい。

 

(中川教育長)

 合併前後から数度にわたり、さじアストロパークの職員の方から実情とか現状とかはしっかり聞いております。(旧佐治村では)大体年間7,500万円ぐらいの財政支出があると聞いてびっくりしました。それでこれをどうするのかと思いました。しかしさじアストロパークを閉鎖すれば7,500万円の財政支出はなくなりますが、そんな簡単なことでないと思います。これを有効に生かしながらやっていきたいと思います。

 それから、こういう公共施設に関しては、当然収支が黒字になればいいわけですが、税金を使って市民に還元することが当然な施設だということを基本的な考え方としています。それから、さじアストロパークの職員の方も、例えば、近隣のプラネタリウムを持っておられる館長さん方と共同開発してプラネタリウムのプログラムを安く開発しておられます。そうはいっても、年間7,500万円ものお金がどんどん出ていくことについては何らかの対策を打たなければなりません。これだけ市域が広がりましたので、小・中学生に積極的に佐治町に来てもらうようにし、来てもらえば、子供たちが家に帰ってお父さんお母さんに、今日はこんなところに行ったよ、あそこには泊まれるところがあるから今度の夏休みに行こう、と誘ったりしてお客を増やしていくのはどうかと考えております。これだけの立派な施設ですから、有効活用したいと常々考えています。

 

(地元意見)

○ありがとうございました。

 

(地元意見)

○合併以前から旧佐治村の地域は「五しの里」として、内外にPRを兼ねて佐治のいい面、特徴を発信してきている。1つ目は、さっき話に出たさじアストロパークの星降るまちの星(ほ)。次は、佐治川石、天然資源の水石になっている石(い)。それから佐治町の名産、梨(な)。それから伝統工芸の和紙(わ)、それから、以前から旧佐治村地域に伝っている佐治谷ばなしという、そういう話(はな)。佐治で自慢できるものとして、この5つの「し」を取り上げて十数年前から五しのふるさととして内外にPRをしてきている。

 そういったことについて我々も自負心を持っていたし、自慢できる事柄が集約されている。河原町はアユの町であり、用瀬町には流しびなの里がある。町ごとに特徴を表す言葉があるが、佐治町では今まで五しの里を取り上げてきたので、今度は鳥取市の中で佐治町の地域を五しのふるさととして何かの機会でPRをしていただければありがたい。

 

(谷口議員)

○合併して2カ月半ほど経った。週に一、二度、総合支所の方に顔を出しているが、以前より閑散としており、活気がないと思う。事務系の職員が残る者と市の総合支所に勤める者がいるが、職員は非常に少なくなった。それで、市長がワンフロア行政ということを触れていたが、佐治町でも保健センターにいた職員や保健師も総合支所で机を並べて仕事をしている。ワンフロア行政というのは、それなりにメリットもあるかと思うが、一方、保健センターが少し閑散としている。

 また、基幹公民館としてこの公民館があるが、以前は旧佐治村の教育長が公民館長を兼ねていたが、合併と同時に退職をして、今は教育委員会分室長が公民館長を兼ねている。そのため公民館職員がいないのが現実だ。大きな合併になると、公民館活動がある程度主になってこないと地域も寂れるのではないかと思うので、これから職員の異動の時期になるが、総合支所の適正な職員配置並びに基幹公民館の館長並びに職員の配置等を十分考慮していただきたい。

 

※総務部補足

総合支所の職員体制については、市役所全体の職員数の推移及び本庁と支所との業務のバランスを勘案しながら配置していくとともに、支所各課についても、支所によって業務量と職員数にアンバランスが生じないよう均衡を図っていきたいと考えています。

 

※教育委員会補足

基幹公民館の職員配置等については、地域性の実情等を考慮しつつ、公平性にも配慮しながら検討していきます。

 

6.市長あいさつ

 

それでは、今まで、特に最後の方に出ておりましたような小提言なりご意見を頭に置きながら少しお話をさせていただいて、まとめにさせていただこうと思います。

 岡村さんの「五しの里」ですが、3つぐらいは言えても、5つ言える人は少なく、私も方々で少し得意な気持ちになって、皆に、星、石、梨、和紙、佐治谷ばなしの五しを知っているか質問しています。の五しについて私もよく話しております。それで、これからは佐治町あるいは佐治町の地域という言い方が普通になろうかと思いますが、この佐治町あるいは佐治町の地域を表現する言い方として、いろいろなところで、総合支所でも、また鳥取市の全体の印刷物などでも使っていきたいと思います。

 それから、総合支所に活気がないというお話がございましたが、活気あふれるよう気を持っていただきたいと思います。仕事の量に対応して職員全体の配置を考えていますが、佐治町の地域の中にいろいろな施設がありまして、それぞれに分散して人を配置して、かえって全部に活気がなくなっても業務上困ります。どういう配置がいいか、昨年11月1日の合併の時点というのは、やはり全部行き届いた配慮まではできないわけです。合併後の姿がどうなるか変化をとらえて、これからさらに適正な人の配置のあり方を考えたいと思います。しかし、ワンフロアに関係課の職員がまとまっている形の方が住民の方が来られたとき、職員相互の連絡、助け合いができて便利だと思います。総合支所は4課1室ということになっていますが、職員が総合支所として取り組むべきことがあった場合は、支所長の指揮監督のもとで課の分け隔てなく、できるだけ一緒になってその仕事に当たれるようにというねらいがあってのことです。保健センターや公民館にどのように配置するのが一番いいか、いずれにしても人数は限られておりますので、ボランティアの方にたくさん参加していただくことも含めて地域の中でも考えていただきたいと思います。また教育長も言っていましたが、施設管理の立場からもさらなる工夫をしていきたいと思います。

 それから、診療所がここにあってこういう施設だということは以前から聞いて知っており、また、見ていました。診療所の歯科と内科の先生方にごあいさつをして、少し話をしてきました。私も診療所の重要性は十分認識しており、合併にあたってもしっかり話し合ってきた事柄でありますので、存続を図っていきたいと思います。いろいろな意味で鳥取市全体の医療機関との連携を図りながらやっていくことなどについても、先生方と少しお話をしました。そういうことで、私自身承知しております。

 それから、市長アワーのことですが、総合支所に来られた方は3組計5人来られまして、その中で梨シャーベットをもっと全国的に売りたいというお話がありました。新しい鳥取市という舞台の中で、もっと身近でできることがないだろうかと思いました。そのときには話さなかったのですが、福部町の地域でらっきょうをつくっています。1品目の農産物で生産額が年間10億円というのは大変な額でありますが、機械化やいろいろなことをし、計画的につくって10億円も売れているのです。

福部のらっきょうは、砂丘らっきょうと言っていますが、この砂丘らっきょうをどのように宣伝しているかという話を、今少し思い出したので御紹介します。

中学校の生徒が修学旅行に行ったとき、「自分たちは福部中学校の生徒で、今修学旅行をしていますが、地元で砂丘らっきょうをつくっているから食べてみてください」と市販されているものより大分小さい、小袋のらっきょうを1人が5袋ほど持って駅で配るということをしています。地域をあげてらっきょうの販売にも取り組んでいます。ですから梨シャーベットも修学旅行先で紹介する、夏の時期ならそういうのもいいかなと思います。農業を盛んにするためブランドとして確立して売っていくことは重要ですが、らっきょうの成功の裏には、そのような努力があります。梨シャーベットもこれからはまず地元の人が力を入れて売っていく努力も一つにはあるのではないでしょうか。

 それから、はっきりした数字がわかったのですが、カウンターを設置して砂丘に出入りする人を数えてみたところ、鳥取砂丘には1年間で130万人の人が行かれました。ちょっと上向いてきています。こういう人たちにどのように売り込んでいくか、これも大きな課題だな思いました。そういうことで、我々は一生懸命やって豊かになる、それから地域の特産を認識してもらう、こういうことが今課題になっておりますが、一回り大きくなったこの鳥取市のいろいろ施設やいろいろなものを利用すること、例えば観光地などを活用する、こういうことが重要ではないかと思いました。

 それから、2月1日の市報がまもなくできますが、皆さん、ぜひ鳥取市報を読んでいただきたいと思います。昨年11月1日頃から新しい市報が皆さんの御家庭に届いていると思います。2月1日号には佐治谷ばなしを聞きにいった私の体験談も最初のところに載っております。いろり端で佐治谷ばなしを聞かせてもらいました。その五しの一つを市報の最初の方に載せておりまして、見ていただきたいと思います。そういうことで私もPRに努めているということを少し御紹介します。また、大変楽しい機会でありました。鳥取市民が20万人いますので、これからそういうことを通じていろいろな人が来てくれるのではないか思います。時には皆さんも、旧佐治村が大きくなって人口20万人の鳥取市になったという見方をされ、大いに鳥取市を活用していただきたいと思います。

 どこも財政は厳しいのです。除雪の話がありましたが、課長の話を聞けば、私は課長は手順を踏んできちんとやっていたと思います。皆さんもそう思われたと思います。いろいろな地域の方の声を受け止め、それを検討して返していく。昔は必ずしも公でお金を出して除雪をしないで、子供が通学するときも親が先に歩き、踏みしめた雪の上を子供が歩いて通ったということを聞いています。そういう時代で我々は育ってきたわけですし、今もそのとおりしてくださいとは言いませんが、厳しい時代にはみんなで助け合ってやっていこうということが大事なのではないでしょうか。そういうことが私たちの、あるいは子供たちの心を温めて、またたくましい精神をつくっていくのではないかと思います。できるだけ除雪するのがいいに決まっていますが、やはりおのずと皆で考えて、一番いい方法で除雪していきたいと思っています。

 これからは皆さんも私も同じ鳥取市民でありますから、一緒になってこの鳥取市をよくするように、そして佐治町の地域がよりよくなるように知恵を出し、また力を出していい地域にしていきたいと思います。合併して本当によかったと言うためには、まさに皆さん方の努力、そしで行政側の適切な取り組み、その両方があってこそと思っています。私も一生懸命頑張りますので、どうぞ皆さんお一人お一人も、これからの明るい将来に向けて御活躍いただきますようよろしくお願い申し上げます。ちょっと長くなりましたが、どうも本当に今日は最後までありがとうございました。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。