鹿野往来
シカノオウライ
鹿野往来(まちなみの建物)
写真説明:
鹿野往来で見かけるこれらの古い建物は基本は商家造りとなっていて、通りに面して土間、店の間、奥の間がある。また、土間から店の間にかけて張りを見上げると「横角」と「縦角」が十文字に組んであり、「横角」に2階の柱をのせている。柱の結合は、釘を使わない「木組み」で建てられており、地震や積雪などの災害に強い建物である。この技術は京都の宮大工から伝わったといわれ県東部には類をみない鹿野らしい造りとなっている。
撮影年月:
2005年3月
カテゴリ:
まちなみ
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鹿野往来は、鳥取から吉岡・末用を経て鹿野に入り、青谷までの伯耆街道をつなぐルートとなっていた。因幡の国と伯耆の国を結ぶこの地方の大動脈であり、この道を中心としてたくさんの道が鹿野から四方八方に伸びていた。また、この付近は「勝見口」・「河内口」と言われ、海の幸や山の幸が頻繁に行き交うとともに、多くの旅人たちが鹿野を振り返る場所であったようである。