醇風地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成16年5月27日(木) 18:30〜20:05

2 会   場 醇風地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 35名

市側出席者 1

 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、近藤水道事業管理者、林政策調整監、山根企画調整監、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、綾木都市整備部長、山下商工農林水産部長、森本人権政策監、大坪環境下水道部長、杉本合併協議会事務局次長、山根総務課長、

 

(事務局)藤岡市民参画課長、安本広聴係長、担当(神之田

 

4.市町村合併について

 

 山根企画調整監:資料に基づき説明

 

5.地域の課題についての意見交換

 

(1)地区体育館の整備について

 

(教育長)

現在、地区体育館が無い地区がどれくらいあるかと言いますと、醇風、遷喬、日進、美保、明徳、神戸、明治、中ノ郷、がございます。土地を確保するから造ってほしいと陳情・要望は各地区同じようにございます。しかし現実にはなかなか建てることは難しく、仮に鳥取ガスの跡地を買い上げて建てようとした場合、いったい金額がどれ位かかるかを考えますと、建てることは難しいと思います。私たちが調べたところによりますと路線価が平米あたり約13万6千円、それで土地が5千平米少しあると思いますけど、それを買い上げるということになりますと土地代だけで約6億8千万円の金額がかかります。さらに体育館を建てるとなると2億円はかかります。先だって建設した修立小学校の体育館の建設費が2億5千万円位かかっています。それだけの体育館を建てるのはどうであろうかと思います。現在お願いしていることは、地区体育館のある地区、ない地区を問わず、まず小学校、中学校を有効に利用していただきたいということです。小学校、中学校の体育館の使われ具合を見てみますと、登録したグループがずっと決まっておりまして、新しくバドミントンをしたいと思って利用しようとしても、申し込めないのが現実でございます。いつまでたっても既得権のようなものが生きていまして、新しく利用したい人が入れないのが現実でございます。2週間に1サイクルとか、地区でそのような利用ができるよう話をしていただきたいと思います。市町村が合併したら大きな体育館が鳥取市の体育館としてすべての市民の方が使えますので、この利用も含めこれからは考えていきたいです。このような財政状況でありますのでなかなか建設は難しいと思います。1週間に1回使っているものを2週間に1回使うということになれば倍の人が使えると思っています。

 

(地区会長)

地区体育館が無い地区として遷喬、日進地区が上げられていたが、NTT体育館が現実に日進小学校の授業に使われており、まだ地区体育館として使われていないが、いずれにしても地区体育館という形で活用していくことが十分考えられることと思う。その辺を踏まえながら地区体育館のある地域とない地域の間のバランスを、ただ6億かかるから買えない、これから箱物は作りませんと言うことだけでは、必要としている住民を納得させられるかといえばやはり無理だと思う。作らないなら、こういう利用の仕方をするとか、もっと具体的な地域住民が納得できるあり方も含めながら、必ずしも6千平米買わなくても、半分であれは半分の金額で済む。物は考えようで、すべて買えということは、大変だろうとは思う。買ったものは資産として残る考え方もあり、では安ければ買えるのか、ということも反論としてあるわけで、では安い用地は買えるけど町内では買えないので、という金額だけの話で行政サービスが進められていくのかということになると、またいろんな意見が出てくると思う。しなければしないで地域住民を納得させられる施策はどういうものが考えられるのかを踏まえながら対応していただきたい。

 

(吉田市議)

醇風校区は、市民体育祭では優勝・準優勝いう成績で一生懸命活動している。体育館にしても偏った方だけが使われている状況である。利便性が良いことになれば、全市民が使って良いという事でそういうことも勘案していただきたいと思う。西中・醇風小学校・地区公民館を良くしていただきありがたいが、ただ、醇風地区公民館にエレベーターをぜひ設置してほしいと思う。

 

 

 

(教育長)

土地がいくらだったら設置するのか、ということにもなりますし、ではいつまでも街中には体育館は設置できないのかと、いろいろ難しい話にもなると思います。現在の状況としては、シェアリングといいますか、2週間に1回、あるいは3週間に2回使うとかして、何とか地域住民で利用していただきたいと思っています。NTTの体育館につきましては、日進小学校の体育館が完成後すぐに地区の体育館になるということは未定であります。いろんな施設もございますので全庁的に考えていかなければならないと思っています。それから公民館のエレベーターの設置につきましては、いろいろなところから要望があります。設置するだけでは終わらないのでありまして、メンテナンスが年間100万円かかります。現在公民館が34館ありまして、中には平屋の公民館もありますけれど、これをどんどんやっていこうと思うと大変なことでございます。広い土地のある地区につきましては、これからは平屋で建て替えしていこうと考えています。

 

(2)袋川右岸の整備及び川底の浚渫について

 

(都市整備部長)

(図にて説明)

地元の町内会から市民の憩いの場所として強い要望がありまして、われわれも予算要求を重ねており、15年度から着工したところです。工事用の車両でほこり、騒音等がありますけれどご理解していただきたいと思います。現在、鹿野橋から有門橋の区間の約530メートルを15年度から17年度までの3ヵ年で整備しようと考えています。15年度につきましては全体区間の測量設計、鹿野橋から御船橋間の185メートルの街路工事、土手面の石積み、L型側溝を現在工事しているところです。順次進めている遊歩道が2メートル程度です。右岸の堤防の下の方の歩道は、御船橋までのところは道路が狭いので作れませんが、それから下流のところまでは2.5メートル程度の歩道を順次進めております。現在工事中で、工事の断面的なものを見ていただきますと、桜の木が植えられておりますが、根の関係があり、いろいろ歩きにくいところがありました。地元の皆さんから法面の除草が難しいという話がありました。たとえばすべてコンクリートのブロックにしていいものか、逆に後の維持管理が大変だから草の生えないほうがいいのではないか、といろんな意見がありまして、協議した結果、ブロックを張っています。川側の80センチほどに平場を作りまして、芝桜等で緑地を作ることにしています。そして堤防には勾配がありますので、上のほうに行くと狭くなっています。ある程度のところから擁壁を作って立ち上げまして、幅員を取ります。桜との関係がありますので幅の取り方が難しいところがありますが、ここに擁壁を設置し、2メートルほどの歩道をつけています。出来ますと歩きやすくなるので十分活用していただきたいと思います。今後、予算を認めてもらっているのは15年度から17年度の3ヵ年です。それから下流側の整備に関する予算については引き続き要望していきたいと思っています。

もう1つ川底の浚渫ということでございますけど、川は鳥取県が管理しています。治水上の問題については鳥取県が管理しています。川底の浚渫については、この5月に鳥取地方県土整備局維持管理課にこのご要望の趣旨を踏まえて要望いたしましたが、浚渫の予定はない、との回答でした。鳥取市としては地区要望に基づき毎年3月と9月には文書により要望していきたいと思います。特に、鳥取県としては、すべての河川の維持管理、いわゆる堆積で急に水があふれるという所にのみに予算を付けていますので、厳しい状況です。ご要望の趣旨に則って要望していきたいと思っています。維持管理、いわゆる環境問題ということでございますけど、除草の件につきましても鳥取県ではほとんど予算が付いておりません。こういうところが危ないというところについては認めていただいているところもあります。そのあたりも整理しながら要望していきます。15年11月1日にライオンズクラブの方が、みんなで袋川をきれいにしていったらどうかということで、鳥取市としても職員が54名ほど、全体で150名ほど除草に出たわけですが、袋川の智頭橋から上流のところを、除草については今年もやったらどうかという話がありまして、現在ライオンズクラブがいろんな団体に声をかけまして、地域は地域できれいにしようという動きをしています。鳥取市としましても参加できるものは参加して、環境への対応をしていきたいと思っています。

 

(地区会長)

浚渫については、川底に溜まった泥をすべてさらうのは不可能だとわかっている。環境対策的な形の浚渫と受け止めていただければよい。それがライオンズクラブの方が作業をされるといった場合に、智頭橋から若桜橋まで作業されたから、来年もやろうか、というと多分なさらないと思います。その次に若桜橋から上流をなさるという形で地域を広げながら活動をなさるかといったら、そういったことはないわけで、やはりボランティア団体だからといっても、自分たちの活動が多くの市民の目に触れる所、いわゆるデモンストレーションとして効果がある場所として限定されてくるところで、それについて地域のことは地域でといいながら、一つの格差が出てくる可能性がある。地道な美化活動に地域住民が取り組んでいることにもっと目を向けていただきたいと思う。地区の課題というものは、町内会長会を通して出されたものである。

 

 

(地元意見)

市長が就任されたときに、袋川に遊覧船を流したいと言われたが、川は県の仕事だ、土手の草刈はボランティアの仕事だ、斜め上の方の所は町内の仕事だ、川底は県がするんだと言っていた。何の為に市長が若桜橋から江津まで船を走られたのか、そういうところに矛盾を感じる。

 

(市長)

屋形船が樗谿公園の一角の梅鯉庵にありますが、以前は屋根の低い船が行き来していたと歴史上の袋川についての事実としてあります。松江のお堀の遊覧船が大変繁盛しているところですが、果たしてこれが鳥取の目玉となるのか、観光コンベンション協会の協力を得て、ためしに実体験したのが平成14年度です。袋川は、両側の土手が高くて水面が低く、視界が両側に開けなく、また水深が浅いとか、両側の景色が必ずしも美的でないとか下水処理場があり環境が良くないとか、すぐには観光の目玉にならないのではないかいうことでした。改善が必要だなと思いました。そのとき一緒に川下りをしてそう思いました。というわけでこのアイデアは一頓挫しています。しかし、袋川右岸の若桜橋〜智頭橋〜湯所橋の一連の整備を推進したいと思っています。ここを緑と水の憩いの空間にして、歩いたり、ベンチに座ったりできるようにし、花見に使ったりできるように整備しています。所管の問題もあり、川底の浚渫は県の仕事となっていますが、何とか別の方法でできないか考えています。行政と市民のお互いが協力して、一緒に考えて何とかやっていける道を見つけていきたいと思っています。ライオンズクラブにも作業に市から50人がボランティアとして草刈をしました。川が浅いから多少泥をさらうこともできますし、県の許可を得ていろいろな可能性を見つけていけたらと思っています。

 

(地区会長)

市長の提案を否定する立場にはないが、地区活動をする場合に目立つところで目立つ仕事をするということになりますと参加者は多くなるが、地区内でする場合にどれだけの人に協力していただけるのか、どこの場所で行う場合でも県や市の方に協力してもらえるのか、実際には不可能なことだと思っている。目立つところで目立つ団体がボランティアをされる、せめて有志だけでもと言う形で県や市の方が協力するというぐらいだ。醇風校区だけの袋川を特に川底をさらえることができるのかというと難しい。堤防の一斉清掃ですら年に3回の草刈に参加される方は高齢の方に偏っており、草刈もきつくなってきたという声を聞く中で、地域だけのボランティアのグループを作っていけるのだろうか。まだまだ地域でこういったグループができるのであればありがたいのではあるが。

(地元意見)

16年度に鋳物師橋〜有門橋間を整備すると聞いたが、その下流の方はどうなるのかと思ったが、安心した。

 

※都市整備部補足

旧袋川右岸の整備は、15年度鹿野橋から御舟橋間を暫定完成しており、16年度には鹿野橋から鋳物師橋間を整備完成することとしています。17年度は、有門橋まで整備完成させる予定であります。有門橋〜湯所橋間については、18年度以降の整備を考えています。

 

6.市政の課題に対する意見交換

 

(田園町一丁目町内会長)

市町村合併の説明会が市民会館であったが、郡部の方々が大変心配されている。われわれの立場からすると、行政の効率化のために進められているものと思う。鹿野町に行くと、マンジュシャゲが季節になると圧巻である。そばの栽培をしており、川のせせらぎは大変きれいである。

ところが、見に行こうとも私たちは足がない。高齢の方が自動車を運転すると危ない。町内の行事としてどこかに行楽に行きたいと思ってもバスが使えない。住民と住民の交流を促進するようなバスを運行してほしい。そして指定する日に各地区が利用できるようにしてほしい。もちろん若干の費用負担はするが、助成金を出してほしい。

これをしてもらえれば周辺の町村との交流につながると思う。

もう1つは100円バス。車を運転しない人にとっては便利で、行政が突っ込んだサービスをしているものだと考える。

もう1つはループ麒麟獅子バス。周辺部の名所を循環するようなループバスを季節的にでも運行できるよう考えていただけたら、周辺の町村にもメリットはあると思うし、われわれも生活が楽しめるのではないか。

 

(市長)

合併ですけれど、単に行政の効率化だけではなく固定経費の軽減につながるもので、確かに簡素効率化の面もありますが、それを通じて厳しい財政事情の中で住民サービスを充実させていく面があるわけで、サービス向上のことが狙いですし、また、観光地と観光地を結びつけ、まとめて一つのルートを作って宣伝したりであるとか、その地域の活性化につながることをやっていきたいと思っています。個別の市町村ではできないことを、まとめて1つの土俵の中でよい地域ができるように、みなさんの持っているものを寄せ合って発展を図りたいと思います。

バスの件ですが、これは担当部長が説明します。

 ループ麒麟獅子の件ですが、市がバスを買って観光コンベンション協会に委託し、運行しています。今でも国府町の因幡万葉歴史館など市外にも出てますが、もう少し運行経路の見直しをしようと思っています。100円バスもご利用ありがとうございます。西中から中電のところまで回るようになりましたし、利用者数も増えています。ホタルを見ることができる樗谿へ行くバスは、5月28日から6月13日までの期間、7時から10時までバスを運行いたします。

 

(都市整備部長)

 樗谿公園へは、14年度は約25,000人の人出だったのが平成15年度は約35,000人になりました。6時から7時はまだ明るいため、乗られる方が少ないので運行を見送り、7時から10時までの運行としています。

 

(市長)

 蛍を見に行っていただきたいし、またこの間街に出ていただきたいと思います。この際にバスの運行ルートを確認され、バスをご利用いただきたいと考えています。

 

(福祉保健部長)

 高齢者の方が近隣の町村の方々と交流されるために老人福祉バスを運行しています。具体的には、平日は無料となっていますので、このバスを利用していただきたいと思います。社会福祉協議会に申し込んでいただきたいと思います。

 

(田園町一丁目区長)

町内会で子供から高齢者まで出かけていくために、地区同士のコミュニティのために使うのが、周辺の町村の方々もうれしいのではないだろうかと思う。

 

(福祉保健部長)

16年度から、高齢者の方に土日でも使えるように、民間のバスを利用していただき、その経費に対して10万円を限度として助成することとしています。これも社会福祉協議会に申し込んでいただくこととしています。これは高齢者の方々を対象としています。

 

(市長)

高齢者の利用範囲が広がったということです。町内会単位で子供たちを含めた交流、これも大事だと思います。町内会の活動経費に対する助成を、合併を機に増やしていくこととしています。

こうした中で活動の幅を広げていくことが大切だと思っています。

 

(地元意見)

5月26日昼前、駅裏のローソンのところで、高齢者の方が転倒した。先日、市の方が身体障害者の方と一緒に路面の点検をしていたが、本通りばかり点検しているのだろうと思っていた。やはり人が多く歩かれるところは気をつけていただきたいと思う。

 

(都市整備部長)

 バリアフリー化については、すべての方にとって障害のない街づくりということで進めています。先ほどおっしゃった場所を確認してみたいと思っています。段差は2センチ程度が1つの基準ですが、それより高いところについては直せるものは直していかなければならないと思っています。先ほどのところについては確認させていただきたい。

 

(地元意見)

 現在相生町4区では、下水管か何かの工事が中断されており、鉄板が敷いてあるが、いつまでたっても工事に着手しない。子供が足を引っ掛けているみたいで、どうなっているのだろう。

 

(環境下水道部次長)

現地を調査してさっそく対応します。

水道については工事を発注してから2週間以上かかります。

詳細は後日お話します。

 

※環境下水道部補足

懇談会の翌日に、町内会長さんと副会長さんに説明させていただいたとおり、当該箇所は、水道管及びガス管の移設が必要だったので、移設協議及び設計をしていたもので、その後、6月中旬に工事着手し、10月下旬に工事完了しました。

 

(地元意見)

 このたびは遊覧船の件は有言不実行ではないかと感じた。

 

 

7.市長あいさつ

 

 締めくくりとしてご挨拶とお礼を申し上げます。遊覧船の件は、その後市議会で質問が出たり、観光の取り組みの中で完全にだめになったというわけではなく、引き続き検討するということになっています。多くの市民の方にどうなっているのかということをお伝えできなかったことは申し訳なかったと思います。皆様の声をこれからの行政に生かしていきたいと思っています。

 今日は2つの大きな議題を上げていただきました。これからの袋川の整備のあり方、地区体育館の建設、いずれも大きな課題だと思っています。これで終わりではなく計画的に進めるものは進めていきたいと思っています。市長への手紙を公民館においていますので、思いを書いていただければ個別に回答したいと思います。醇風地区が住みよく、活動の活発な地域になることを願っております。今日はありがとうございました。

 

※議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。