城北地区 地域づくり懇談会

 

1 日   時 平成16年8月20日(金) 18:30〜20:13

2 会   場 城北地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 45名

市側出席者 17名

 竹内市長、石谷副市長、中島収入役、近藤水道事業管理者、林政策調整監、西澤企画推進部長、井上福祉保健部長、山下商工農林水産部長、綾木都市整備部長、森本人権政策監、大坪環境下水道部次長、浜辺教育委員会次長、山根総務課長、武田合併協議会事務局課長、小林水道局営業課長

 

(事務局)藤岡市民参画課長、担当(神之田)

 

4.市町村合併について

 

  武田合併協議会事務局課長:資料に基づき説明

 

5.地域の課題についての意見交換

 

(1)城北小学校校舎改築促進について

 

(教育委員会次長)

昨年のこの地域づくり懇談会の後、耐震調査の結果についてここで報告させていただきました。その後、その報告などを基にどうするのか決めます。現在専門家である建築住宅課長等も含め、関係各課で構成する内部の検討委員会を作っており、そこで検討をしています。現場にも出ましてつぶさに調査しています。補強ではなくて、やっぱり建て替えるべきであるというのが多くの委員の意見です。正式な報告書というのはまだ作っていませんが、改築するという方向で検討しています。また結果をご報告いたします。また、公民館の改築の件でございます。確かに城北小学校の敷地は狭く、公民館も併せて建替えすれば今よりも校庭が広くなるというご要望の主旨はよく分かりますが、この公民館は昭和54年に建てられましたが、これよりも古い公民館はたくさんありますので、小学校の改築と併せて公民館の改築をすることにはならないと思っています。校庭を広くするには、校舎の設計とか配置の関係で解決すべきではないかと思っています。

 

(城北小学校PTA会長)

小学校の校舎改築の話で、改築すべきであるという意見が出ているということであり、とてもありがたいことだと思っている。今習熟度別学級とか小人数学級という関係で児童数の割に教室の数が少ない。図工室もなく、多目的ホールにも机をおいているというような状況だ。もちろん校舎が古いということもある。PTAとしても、とにかく1日でも早く校舎を造っていただきたい。

 

(市長)

私の方からも補足します。平成14年、平成15年、平成16年度と、このテーマは城北地区の地域づくり懇談会で常に出ています。14年度の時は耐震性の問題などで不安が非常に大きいというお話しでした。平成15年度の時は耐震調査をするということを決めており、その結果を見ながらまた検討するということを申し上げました。今回、平成16年度は、結果もひと通り出ましたが、最終的には他の小学校のことも含め全体的に考えなければいけません。修立小学校では耐震補強が必要ではないかとか、小学校だけではなく中学校についても考える必要があります。全体像を考えた上の詰めが充分できておりませんが、城北小学校の校舎は耐震補強ではなくて、改築の方向で検討すると教育委員会も回答していました。私もそのつもりでこれから更に最終的な詰めをしていきたいと思っています。今の時点で確定的なことは言えませんが、できるだけ早く、具体的に着手できるように前向きに取り組んでいきたいと考えています。

 

※教育委員会補足

改築に向けて16年度に基本設計、17年度実施設計、1819年度建築工事の計画をしています。

 

(地元意見)

○小学校の校舎の話だが、改築を検討しているということで、まだ決定ではないがこれからよろしくお願いする。まだ先の話だが、校舎を建て替えることになったらまたいろいろ要望とかもあるので、いろいろな意見を取り入れて校舎を建てていただきたい。

 

(教育委員会次長)

以前から建築する段階で地域、PTA、小学校の意見をお聞きしています。小学校、親御さん、地域、それから教育委員会を含めた建築の委員会を作り、詳細を打ち合わせしながら取りかかっていきたいと思っています。

 

※教育委員会補足

16年度の基本設計にあたっては、専門家や地域の皆さんの意見を取り入れ、より良い施設をつくるため、学校や地域の方々から構成する検討委員会を立ち上げ、プロポーザル方式による第1回審査委員会を11月11日に開催しています。

 

 

 

 

(2)重箱多目的公園設置促進について

 

(都市整備部長)

重箱多目的公園の整備についてですが、今日はかなり狐川の水位が高いようですが、排水処理のための遊水池になっています。この周辺の排水については、ポンプで排水するか、あるいはサイホンと言って、ある程度川の水位が上がるとその水をこの広場の中に流し込む装置を設置するなど、このようにこの周辺の浸水対策を計画しています。従いまして洪水等があった場合、当然広場が水に浸かる前提でこの計画がなされています。いつも水に浸かっているわけではありませんので、その間は公園として利用していただくことになります。こういう2つの機能を持った公園を整備する計画でございます。この地区につきましては、昨年から見直し検討会等を開いています。現在は多目的広場、子供が遊んだり、高齢者の方がゲートボールをしたり、いろいろな目的に使えるような広場を最優先に整備したいと考えています。平成19年の春を目途に整備を進めたいと考えています。今年度は具体的な公園整備を行なうための現地の測量、工事の実施設計に取り組みまして、平成17年度から広場を一部工事着手したいと考えています。予算の問題や自然景観のこともあり、一時に改変するのは難しいですので、少しずつ整備をしていくのが一番いいやり方だと考えています。

 

※都市整備部補足

16年度は、10月に整備基本計画の見直しが完了したため、測量・実施設計を行い17年度から多目的広場の整備に着手し、一部19年春の完成を目途に取組み中です。

 

(地元意見)

○総合的学習として学校と協力していろいろな環境問題について積極的に取り組みたいと思っている。この公園で学習をしたいということを学校の先生方ともいろいろ話しています。できれば整備の段階からなるべくいろいろ地域の方、特に子供達も関われるような活動をどんどん積極的に取り入れてほしい。

 

(都市整備部長)

現在実際にこれから工事をしますが、昨年も国土交通省が環境調査をしています。どういう形で子供たちが関われるかということですが、市の担当に言っていただき、できるものがあればいろいろ対応させていただきたいと思っています。

 

※都市整備部補足

重箱緑地整備の公園実施設計を進める中で、関係者の意見等を聞きながら地域活動に役立てて頂ける計画を進めたいと考えています。

 

 

(地元意見)

○平成19年度にはこの公園が完成するというお話があった。これは平成元年から始まった問題で、非常に時間がかかって今日まできている。それで、第5次・第6次・第7次総の中にもそれぞれ方針が出ていながら今日まで実現していない。これは是非、実現していただくようにお願いする。

 

(3)鳥取警察署と県魚連の移転後、地域住民のため活用する案の検討について

 

(福祉保健部長)

鳥取警察署の移転後の跡地に保育所を建てたらどうかという提案でありました。城北保育所は昭和48年1月に竣工して、すでに30年以上経過しています。老朽化もかなり進んでおり改築の必要性は感じております。この鳥取警察署の用地は約6,500平方メートルあります。また、鳥取警察署が平成18年から平成19年にかけて千代水の方に移転することを聞きています。いずれにしろ県の用地であり、県の意向等も確認しながら充分検討したいと感じています。

 

(政策調整監)

県漁連の移転後、その跡地を地域住民のため、例えば集会所等の用地とすることを検討できないかということですが、結論からいいますと非常に難しいということでございます。県漁連に聞いたところ、土地を売却する意思は持っておられるようですが、金額的には数億円ということでした。市内全部の町内会が集会所を建てているというわけではありません。町内会は市内に500個所以上ありますので、集会所は市が建てるのではなく、地元で土地を確保していただき、建設をしていただくということを基本的な考え方としております。以前から集会所建設費に対する補助制度を設けておりますが、合併を期にこの補助制度をより充実させることにしています。今までは補助率は4分の1でしたが、合併後は3分の1とし、補助率を高めています。それから補助金の限度額も今まで6百万円でしたが、合併後は1千万円まで増やします。それから自己負担部分が出てきます。その土地取得費も含めた集会所建設の融資制度があります。これは各市町村がお金を出し合って設立した鳥取県市町村振興協会という団体から非常に低利で長期間に亘って貸し出す融資制度です。これらの制度を上手に利用され、それぞれの地域で集会所を建設していただいておりますので、検討していただきたいと思います。そのあたりは窓口の市民参画課に相談いただきましたら、一緒になって検討させていただきたいと思います。それから集会所を建てることは非常に難しいこともありますので、例えば部屋を借りることを考えた場合、町内会と市の窓口が一緒になって貸して下さる所にお願いに行くことも考えられるのではないかと思いますので、この県漁連の建物も含め、もし必要であればご相談いただきまして、一緒にお願いに行きたいと思っていますので、そのあたりも含めて地元の方でご検討をいただきたいと思います。

 

※企画推進部補足

鳥取県漁連会館では、3事業所が業務を行っており、当面は売却される予定はないと伺っており、当施設跡地の利活用の検討はできません。

 

(若林地区会長)

○今のところ城北地区の問題は、学校の問題とか、多目的公園の問題とか、保育所の問題とか、いろいろある。小学校の運動場が狭いとかいろいろある。城北地区には広い用地、土地がない。それで、どうしても土地が確保できないからこういう要望をしている。そういう中で鳥取警察署辺りにかなり広い用地がある。まず、城北保育所では1歳2歳の子どもは2階に収容しており、建物自体も今や狭隘になっている。また、いざというときには連れ出す人もおらず、人手が足りないという状況だ。それから地域外から25〜26人の子どもが通っており、親が車で朝晩の送迎をしている。ただ、車が保育園の入口で渋滞をしており、朝の出勤時間に遅れるという人が随分いる。そういうわけで地域の住民の要望であると同時に25〜26人の地域外の方の要望でもある。広い保育所をいい場所に、という希望はあると思う。そういうことも含めて鳥取警察署の土地が空くのであれば、出生率が今は随分下がっておりますが、そういった子育てを支援する施設を鳥取市として確保すると方向で頑張っていただきたい。それから県漁連の件だが、地元では確保できないという問題があるので、何としても市のご支援をお願いする。青葉町1丁目から3丁目までの4町内会は10人入れる集会所が全くない。田園町3丁目、田園町4丁目東、ここにも集会所がない。それで会議を開くときにはこの城北公民館へ会議室の使用申し込みをするわけだが、そのときには予約で埋め尽くされており、必要なときに必要な会議ができないという現状だ。何とかその地域の住民が望む10人から20人までぐらいの人が集まれる集会所を造りたい。県漁連にこだわらないが、とにかく収容する建物がないというこの地域の事情を理解し、何とか集会所として活用できるよう要望したい。

 

(福祉保健部長)

先ほども申し上げましたように県の用地でもありますし、県の意向を踏まえて十分これから検討したいと思っております。県の管財課に問い合わせをしたところ、鳥取警察署が平成18〜19年度ぐらいに移転改築をするということです。約6千5百平方メートル、約2千坪ある所です。跡地の具体的な活用方法はまだ決まっていないとのことです。県の方針としては、県有地を手放すときは、市が使うということでしたら、優先的に便宜を図るということを言っています。ただ、県がこの跡地をこれからどのように活用されるかということがあります。我々も鳥取警察署の移転のことも含めて保育所の跡地をどうするか、建替えをどうするかということは、十分に検討させていただきたいと思っています。

 

(政策調整監)

集会所がないということですが、先ほどお話しましたとおり、他とのバランスもあり、市が集会所を建てるということは難しいですが、補助制度や融資制度がありますので、そういう制度も上手に利用していただいて建てていくことを市も一緒になって検討させていただいたいと思います。もし借りられるようないい建物がありましたら、無料とか、低額ででも借りることを交渉することも必要だと思います。その辺りも地元と市とで一緒になってお願いをするのはどうかと思います。いろんな方策を検討していただきたいと思いますので、またご相談をお願いしたいと思います。

 

※企画推進部補足

地元の方で適当な施設があれば、市の出来る範囲でご相談に応じます。

 

(4)県道覚寺伏野線のうち、丸山交差点〜サントピア覚寺店の歩道拡幅について

 

(都市整備部長)

(以下、図にて説明)

この路線は県道であり、県が管理しています。現在鳥取県におかれましては、少し南西側ですが、同じ路線の松並町〜丸山交差点の区間について、平成18年度までに歩道拡幅する計画で工事を行なっています。また、西の方になりますが、平成17年度から平成22年度にかけて湖山川〜鳥取大学の区間の拡幅整備を予定していると聞いており、当面は今ご要望の区間の早期整備は困難だと伺っています。しかし鳥取市としましても現在の歩道の状況を踏まえ、今後も当区間の拡幅整備について県に要望していきたいと考えています。

 

(地元意見)

○我々が要望した意図といいますのは、今高齢者の方が困っておられるのは買い物のことだ。買い物に行くためタクシーに乗っていかれる方が多い。週に1〜2回、タクシーに乗って買い物に行かなくてはならないと状況だ。これから、高齢化社会が始まって、そうした人たちがたくさん増えてくるという事態になったときに、高齢者の方たちがその地域にとどまり自立で生活していけるという状況を作っていかなくてはならない。そういう、インフラ整備が地域にとって非常に重要になってくると思う。そのようにしないと、介護保険だっていくらあっても足りないということになってしまう。自立して、自宅で過ごしていける高齢者を増やしていかないといけないので、そのためのインフラ整備が必要だ。この城北地区には、商店とか、スーパーが全くないので、サントピア北園店、あるいは薬師町にあるマルイ、トスクの千代水店、そういうところに行かなくてはならない。若い人たちは車に乗って行くからいいが、車に乗れない人たちは乳母車を押してサントピアまで行っている。ところがこういう状況だから、行くのに危険を感じておられる。整備してもらわないと将来的に非常に困った問題が出てくる地域だ。また、ここは城北小学校の子どもたちが通っている通学路でもあるので、鳥取県の管理であろうと国の管理であろうとここは鳥取市であるから、鳥取市の住民のために今何が必要かということを鳥取市としてはしっかり受け止め、それを実現していくように働きかける、これが重要なことだと思う。今ここの近くの県道の片原通りから丸山の三叉路までの拡幅工事をしているが、竹内市長ではないが、以前から市長との懇談会や地区要望で拡幅を要望してきた。ところが、まったく進まなかった。それで、これはいけないと思い、確か平成10年だったと思うが、県の土木事務所に1人で行き所長と話した。所長自身も何でここは拡幅できないかと不思議に思っていた。そこで早速取り上げていただいて実現した。ところが、鳥取市から要望が出ていないという話になり、それで、福祉協議会の会長名、PTAの会長名、4者の連名で要望して実現した経過がある。ですから、重要性をもっと認識し、県の所管であろうと、国の所管であろうと、鳥取市としてはこうしてほしいんだというビジョンを持ってほしい。是非、これは市長の力添えをいただき実現するようお願いしたい。

 

 

(市長)

両側の歩道の様子も含めて知っていますが、住宅があり、歩道の幅員が確保できず、狭くなっている所がいくつかある状況です。全体として、歩道が十分に整備できているとはいえないわけで、この道路はまだまだ改善の必要があります。部長が話したとおり、鳥取市としては強く要望していきます。道路にはそれぞれ管理者がいます。市民であると同時に県民だということで、県に対しても直接要望を出されるということは有効だと感じています。市としては、地域の要望は必ず県に伝え実現に向けて働きかけをいたします。併せて地域住民の方の声も、管理者が県である場合には県に、国である場合には国に、直接お伝えしていただくことをお願いしたいと思います。

 

(都市整備部長)

我々としても絶えず要望しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。県の対応もかなり変わってきました。これまではある程度土木部に割り振られた予算の中で査定をしてきた部分がありました。ただ片山知事が就任してからは、一件査定といいますが、それぞれ箇所別に予算を要求し、財政部局と対応をしている状況と聞いております。必要性があるものについては、先ほど言いましたように住民、市の両方で要望等をしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

 

6.市政の課題について

 

(地元意見)

○水害が最近発生した。この地域は国土交通省の河川の氾濫マップによると、ほとんどが2〜5メートルの浸水地域だ。水害が起きた場合、多分ここの公民館や小学校が避難場所としては使えないと思うが、市が避難勧告をし、どこにどのように誘導するのか、分かっていたら教えてほしい。

 

(総務課長)

 避難場所の関係でございます。今日詳しい資料が手元にありませんので、避難場所がこの地区に何個所あるか正確に把握しておりません。ただ、基本的にこの地内の公園、あるいは多目的広場については、皆一時避難場所として指定しています。考え方としましては、まず近くの広場、一時避難場所に避難をしていただき、状況を見ながら安全を確認して、浸水時の避難所として学校関係や保育園関係の施設を指定しておりますので避難していただきたいと思います。ただその避難所が安全かどうかはその時の水害の状況を見ながらの判断になると思います。その場合、一般的な避難所として学校等に避難していただくようにしておりますが、誰がいつどういう形で指示をするかということについて、その都度行政が現場に出て、即指示ができるかどうかはわかりません。ですから、日頃から町内会単位で自主防災組織を組んで避難誘導の訓練等をしていただいていますので、町内会単位で隣近所の状況を見ながら避難をしていただくということになろうかと思います。また、避難できる場所が地区の中にたくさんあるわけではございません。学校等の場所に限定されます。ですから、そこが安全かどうかは、その時の状況の判断になると思います。特に水害に関して近年この辺りで大きな災害はないと思いますし、どういう大きな災害が出るかはわかりません。毎年防災訓練も行っていますし、また、防災会単位で連携をとるための連合体も作っております。もちろん水害時には、若干の時間の経過があるかもしれませんが、行政側から指示をしていくという考えでいます。

 

(市長)

今の浸水時の避難のことですが、避難場所等は小学校や公民館など大体どの地区でも指定されておりますし、必要に応じて判断し行動しなければならないということになります。大きな浸水になればおそらく災害対策本部もできます。避難誘導についてもなんらかの広報手段、例えば消防局の広報車で回るとか、3メートルとなると船を使わないといけないかもしれません。全市的に浸水するような場合はラジオ放送等を使いお知らせするなどして避難していただくことを考えなければならないと思います。この夏に新潟県や福井県等で浸水被害が起こっており、我々も危機感を持っております。城北地区には消防団はありませんが、他の地区には消防団がある所もあります。鳥取市には21分団ありますが、自主防災組織を作り地域の中の防災体制を固めて行かないといけないと思います。今後地域の自治会とも相談したりしながら、皆さんと一緒になって考えていきたいと思います。

 

※総務部補足

国土交通省の千代川浸水想定区域図によると、城北小学校や地区公民館は2.0mから5.0m未満の区域になっています。従って、中ノ郷中学校又は旧袋川以東の避難所へ市職員、消防局、消防団の誘導で避難することになります。

 

(地元意見)

○ここが2メートルから5メートルの浸水地域ですので、例えば小学校なり公民館に避難してでも、水位が上がれば結局はどこかにまた避難しないといけない。そうするとここの地域の住民の方かなりおられますので、船で避難するまでの間、学校の屋上に皆が避難するのかどうか、切羽詰まってから対策本部を立てて、対策しますといっても実際対策できる行動というのは知れていると思う。この地域はもしもの時の被害の規模が大きい。極端な話、浸水して危なくなったら誘導先として他の公民館を確保していると言われていたら、最初から外の地域の人と連携をとり、こちらの住民も早めに判断してそちらに誘導できる。今の状態だととにかく近場の学校に逃げなければならない。それから大水で逃げられなくなってから助けてくださいというのではとても大変なことになると思う。ラジオ等の放送でも安否が確認できないことが多いので、浸水したら例えば中ノ郷の公民館などに前もって誘導できるように避難場所を決めておいてもらった方が地域の人としても動きやすいのではないか。

 

(市長)

今の話は相当高い浸水になった場合の対応ということだと思います。その場合、今の城北小学校でも2メートルから5メートルでも浸水した場合、何とか校舎の中でも安全に過ごせる場所もあるかと思いますが、そうなればだいたい2階建の住宅の1階の天井か2階の床ぐらいまで来ると思います。2メートルを超えると大変危険な状態です。河川が改修されてきましたので、以前ほどではないとも思いますが、万一そういった事態が起こったときの対応については、検討の結果をお知らせするということにしたいと思います。

 

(地元意見)

○千代川の土手が決壊したらどうなるか。確か浜辺次長さんが担当していた頃のことだが、ハザードマップを見ると、城北地区の避難所は城北高校だ。城北小学校も公民館もいけない。城北高校に行く人はとても多い。そこに収容できるだけの容積があるのか、そういう問題もある。それから、土手が決壊するという事態になったらこれは鳥取市にとっても大ダメージだと思う。だから、土手が決壊しないためにはどうしたらいいのかという問題が先決だと思う。千代川の計画堤防高が昭和59年に見直しされた。そのときの行徳の基準点での計画堤防高での流水量というのが5,500トンだ。2日間の総雨量が325ミリ。昭和59年に見直しが行われて、100年に1回という大洪水が起きた場合でも対応できるということになっているが、堤防高自体は嵩上げを全くされていない。その後、八千代橋も架け替え工事をした。八千代橋の架け替えのときには、当時の約1メートル高いところに橋を造った。最近架け替えた千代橋は約1メートル50センチ上げていると思う。橋だけは上がって、堤防だけは昔のままですから、それで100年に1回の洪水に対応できると見直ししたのか、そのことに合点がいかない。それから、新潟、福井、高知、愛媛どこでも本当にすごい雨が降っている。愛媛県で降った雨は15時間で533ミリ降っている。予想をはるかに上回るよう集中豪雨が降っているのが最近の状況だと思う。我々が見て危ないなと思えるのは、新袋川から八千代橋、この間が非常に危ないところだと思う。この間で川が大きく左に旋回しており、当然水圧は右岸側にかかってくる。ですから、その箇所の堤防高を嵩上げしないと非常に危険度が高いと思う。したがって、国土交通省の協力をいただいて堤防を嵩上げするという対策が必要ではないかと感じている。幸いにして環状道路ができると管理道路として残るだけで土手の交通はなくなり、工事も比較的しやすいと思う。本当に万一決壊したら大変なことになるので決壊しない強い河川を造ることを課題にして取り組んでいただきたい。

 

(都市整備部長)

先ほどお話がありましたように、100年に1回の洪水に対して対応ができる堤防やダムを整備し、千代川流域で一体的に治水対策を行っています。現在千代川を見ますと、河口の付替えが下流の方から順次上流に向かって進められています。それで、千代川で改修が進められていないのは用瀬です。平成10年に台風10号が来たときには、国道53号線が浸水し、この地区もかなり浸水したと記憶しております。そのとき、こちらの行徳地点でもかなり浸水しており、危険水位まであと約60センチのところまで浸水しました。ただ、治水対策はダムや堤防の高さを考慮して順次行っています。今資料は持っていませんので確認はしていませんが、高さとしては現在の高さで完成になっていると思います。上流のダムで流水を抑え、流水量を5,500トンにするため、殿ダムの工事が今行われています。それから、八千代橋と千代橋は架け替えられましたが、その桁下の高さは、今の堤防の高さや水位の余裕高を考慮して決まっています。細かい数字は分かりませんが、1メートルあるいは1.5メートルと計画されています。逆に言えば、川が増水したときを考慮した上で、橋が高くなっているということを皆さんに理解していただきたいと思います。一方、橋が高くなって渡りにくくなったのではないかという意見もあります。さっきおっしゃられたように、安全に水を流すためには橋もそれなりの高さが必要だということをご理解いただきたいと思います。ハザードマップというお話がありました。いくらでも金があれば、壊れない物を造るのが一番です。しかし、費用を考慮して計画が立てられています。どれだけ投資し、どこまで安全性を高めるかということです。2メートルとか5メートル浸水する、危険な場合もあり得るということを頭に入れて、安全な建物、避難場所等を検討すべきだということですが、ある程度は検討されていると思います。また、最近の雨の状況を見ながら、整備していくことになるだろうと考えております。

 

(地元意見)

○当時の堤防高と、今の5,500トンに変えたときの堤防高は変わっていない。嵩上げされていない。なぜ、すごい量になったのに、堤防の嵩上げはしなくてもそういうことになるのか、ただ、単なる計算上のことなのか、その辺が理解できない。

 

(都市整備部長)

細かい資料がありませんので、正確かどうかは分かりませんが、殿ダムが造られて、洪水をカットする計画でやっているのではないかと思います。

 

(地元意見)

○1人住まいの高齢者の方からこういう声があった。私達は足腰が痛む人が多いので、車で買い物に出かける。ところが車の運転が出来ない人も多い。手足が痛ければ免許を持っていても運転はできない。そこでタクシー会社に電話して、品物を買ってきてもらい届けてもらう。しかし、人にお願いして買ってもらっても自分の好みのものが買えない。人に任せれば選択できない。それで、市がそういう困った人たちの調査をして、お肉の日だとか、魚の日だとか、野菜の日だとか、日によっていろいろな品物を運ぶ車がやってきてその自動車の店で買える。こういうことをしてほしいという声が返ってくる。私の町だけやっても意味がないわけで、広く調査をしてそういう要望に応えられるような準備をしていただければありがたいと思う。

 

 

(市長)

これは生活用品の確保の話だと思います。例えば日光ストアーが閉鎖をすることになったとき、市に対して、日用品の買い物に困るようになるから店が開くようにしてもらえないかという要望がありました。当時商工担当がいろいろ働きかけたり、JAに頼んでみたり、生鮮食料などの移動販売をしている方に声をかけたりしてみました。しかし、中心市街地ではそういう方法での解決はそのときの経験でも難しかったと記憶しております。こういう日常生活に関わるような買い物について、生協の販売があると思いますが、何人かのグループで購入するような形で来てもらったりしているようです。こういう形態を想定しておられるのであれば、地域でこういう要望が強いから何とか対応をしてもらえませんか、ということをまず先発して事業をやっておられる方に話をしてみるのが1つの手かと思います。市が直営でやることはまず考えられないことだと思います。地域の中でいろんな話し合いを持っていただいて、何人か中心となる人が声をかけながらアンケートをとったりする中で地域の中で話がまとまってくれば、生協のようなシステムが十分にいかないまでも、そういうことを業としている人、例えば魚屋さんなどですが、小さい車で回っておられる方もおられますので、そういった方にご協力を願ってこちらのほうにも来てもらえるかどうか打診するなど、地域活動の中で何か見い出していけないかと思います。鳥取市としては一つの店が閉まったときに何とか手がないかと商工振興課が中心になって動いておりました。こちらのほうでもいろいろな相談に乗ったり、働きかけの手伝いさせていただけると思います。これは地域と行政が一緒になりながら考えを深めて行って、実現していく課題だと思います。バスの便が悪くなったりして、買い物に出にくいというところもあります。年をとって行動が大変だということですが、これから高齢化を迎える中での鳥取市の課題として考えていきたいと思いますので、地元でも相談していただきたいと思います。これは大事なことだと思っています。

 

※経済観光部補足

地元からの具体的な要望を踏まえたうえで、検討します。

 

(地元意見)

○例えば城北という単位でしたら、小さいので業者も嫌がるだろうと思う。ですからもう少し広い地域で調査してどんなものを誰が要望しているのかという数量を元に業者にそういうものを提示すればやりやすいのではないかと思ってお願いしている。

 

(市長)

具体の調査という話ですが、まず市民の皆さんも入った委員会などを作り、業者の人も入って検討する場を作るのが良いかと思います。その中でアンケートし、一つの地区を調査すると他の地区でもある程度類推できますから、そうしたことも含めた調査、結果を分析するというようなことを考えてみたいと思います。また、内部でも検討したいと思いますので、いろいろご意見がありましたら出していただきたいと思います。

 

 

※経済観光部補足

地元からの具体的な要望を踏まえたうえで、検討します。

 

(地元意見)

○平成17年度は中学校の教科書の採択年度で、教育委員会が教科書の採択権者で教育委員会がこれを決めるという法律になっている。それで、実際に今使われている教科書、これが子供達に適正な教科書なのか、手にとって見てほしい。特に国家の根幹にかかわる社会の歴史や公民、あるいは国語など、日本の将来を担う子供達が使う教科書が、子供達に地域社会、国家、また国際関係についての理解を深め、自尊心を育てる教科書なのかどうなのか、現実に手にとって見ていただきたい。というのが、私が4年前に15市町村の教育長に会った時に、中には教育長自身が教科書を見ておらず、事務方に全部任せきりだというようなことを聞いた。特に教育委員の方々はほとんどその教科書を見ていない。これでは採択権者であるとはいえない。こういう状況が鳥取市、あるいは15市町村の中にも感じたので、来年の採択にあたっては教育長に実際に教科書を手に取ってみて、ご自身の見識を持って妥当なものを選んでほしい。

 

(教育委員会次長)

教科書を採択する教育長なり教育委員が実際に教科書を見ていないのではないかというお話がございました。何処の町村の教育委員会かは知りませんけれども、鳥取市に限ってそういうことは一切ございません。どの教科書がいいのか、教育長、教育委員が実際に長時間かけて検討して決定しております。

 

(地元意見)

○それを聞いて安心した。その方針でよろしくお願いする。

 

(地元意見)

○この長い夏休みに子供達はどうしているかということが少し心配になった。塾にもいけない、そして両親も働いているので家には誰もいない。子供はどこへ行ったらいいだろうかと、そういう子供達が私の家の前でも走り回っている。おばちゃんと呼びながら走ってきてセミをとらせてくれとか、一緒になってセミを捕ってやったりいろいろしているが、働いている両親はどう思っていらっしゃるのかと思う。子供オンブズマンという組織が鳥取市で作られているかどうかお聞きしたい。子供達は困っていることを誰に話したらいいか。親にも言えない、先生にも言えない、そして大人にも言えない、そういう子供達がきっといると思う。ではどうしたらいいかというときに子供オンブズマンという組織があればそこへ飛んでいく。そこで守られていくということが考えられると思う。

 

(教育委員会次長)

子供達が直接親にも先生にも近所のおじさんやおばさんにも言えないということや、オンブズマンがどういう組織なのかもよく分かりません。授業が終わった後、家に帰っても親が不在なので子どもの面倒を見てほしいということがあり、放課後児童クラブを作っています。最近そういうお話が、非常に多くなりました。教育懇話会があり、各中学校に出かけPTAの役員さんといろいろお話ししますが、確かに今の世の中、極端なことを言えば、私生む人、僕作る人、育てるのはどっかよその組織だという雰囲気が本当に濃くなりました。50年も前の話をしてどうにもならないのかなと思いながらも話をしました。中身はこういうことでございます。私には6つ年下の妹がいます。学校から家に帰ると生まれて数ヶ月の妹が座敷に1人で寝かされてオッパイをほしがって泣いているわけです。私は小学校の1年坊主でしたけども、今日親はどこの畑に行っているかは分かります。抱っこして畑まで連れて行って、「母ちゃん泣いているが」と言って渡して、お袋は「すまなんだな、もう帰らないといけんと思ったけど忙しいもんで悪かったな」と言ってオッパイやりながら、しばらく一緒にいて、帰ろうかと言って一緒に帰ってきました。子供を育てることは昔からしんどいことで、楽しみもありますがやはり辛いものです。それを考えると行政が何処までするのか、という思いがします。こういう時代ですので、そういう要請に対してもできることは応えないといけませんが、やはり基本的には家族だと思います。次に親戚があり、地域があるということで、もう1度原点に帰って見るべきではないかといつも思っています。教育懇話会に去年から出させていただきましてこのように考えています。

 

(地元意見)

○実は10年くらい前、子供オンブズマン大会というのが東京であり、参加したが、この時にはもう外国では子供オンブズマンが誕生していた。そして子供達が困っているときにはあの人のところへいけばいいんだということが親にも子供にも徹底している。それを知っているから小学校へ入学しても安心して学校へ通える。しかし日本にはそれがなかった。そこで日本にも子供オンブズマンの話を進めるようにしようということで、全国的にそういう話も出ていた。鳥取にはいつになってもそのオンブズマンのオの字も入ってこないし、どうしたのかと私は思っている。

 

7.市長あいさつ

 

長時間にわたっていろいろな地域の課題のお話をしていただきありがとうございました。長年の懸案でありました城北小学校の耐震調査も終えて改築の方向で進もうという大体の方向性が打ち出せるところまで来ましたし、その他の地域のいろいろな課題、最後のお話も大変示唆に富むといいますか、まず子供達の世話をちょっと気にかけて地域で親がいない間、地域で遊んでいる子供に温かい目を持っていただいておられるのを大変何かありがたく嬉しく感じました。オンブズマンという制度をこの世の中にどう位置づけていったらいいのか、そこに行くまでにこれまでの地域の中で、困っていそうな子供、あるいは語りかけてくる子供に思いをいたす地域の親が増えることがまず大事なのではないかと思っています。やはり教育委員会の浜辺次長も話しておりましたように、子供に一番近いところにいるのは家族です。やはり第一次的には家族が子供のことを考えたり面倒を見る、責任感を持った行動をとらないといけないわけです。その次に学校が近くにあると思います。小学生以上であれば学校、それから地域と、この家庭学校地域、この順番が大事だと思います。子育ての1つの役割をそれぞれ担っていかなければならないということを共通認識としているところでございます。ハードの学校整備だけで子供達が本当に心身共に健やかに育つというものでないと思います。外からいろいろな悪い影響を及ぼすこともあるわけで、やはり家庭、学校、地域でそれぞれ守って育てていかなければならないと思います。防災の話、それから買い物の話もありましたが、地域での結びつきを深めて公民館も十分に利用していただき、地域での結びつきの中で生活がしやすくなるよう新しい考え方や行動をみんなで取っていけるようにしていただきたいと思います。行政は皆さんとご相談しながら何らかの形で支援をしていきたいと思います。これがこれからの地域のあり方であり、住民の皆さんと行政との関係であると思っています。今日は限られた方のご意見しかお聞きできませんでしたので、まだまだお話ししたい方もおられたと思います。公民館に市長への手紙という用紙もありますし、提案箱もありますので出していただきたいと思います。これは年間約500件来ています。これは私も見ておりまして、市役所の各担当課も熱心に回答を書いて行政の中に生かしておりますので、今日お話があったような事柄もあるいはお話しができなかったいろいろなご意見も是非出していただきたいと思います。今日は長時間にわたりましてこの地域づくり懇談会に多くの方がご参加をいただきましたことにお礼を申し上げて終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

※ 議事録の項目整理のため、発言順は変更して編集しています。