城北地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成18年8月22日(火) 19:00〜20:50

2 会   場 城北地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 45名

        市側出席者 21名

 竹内市長、林副市長、深澤副市長、中島収入役、中川教育長、津村企画推進部長、木下福祉保健部長、大西経済観光部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、松下総務調整監、森本人権政策監、山根防災調整監、中島企画推進部次長、松下健康子育て参事監、井上林務水産課長、小林工務課長

(事務局)田中協働推進課課長補佐(司会)、佐々木市民活動係長、

小森主任、太田垣主事

 

4 第8次総合計画に関しての説明

資料に基づき説明(津村企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)「教育・福祉関連の総合開発特区」について

<地域課題>

城北地区については、福部町等を含めた鳥取市北部の拠点として位置付け、「教育福祉関連センター」として設備と施設を結集して、保育、教育、福祉、健康の実を挙げたいと考えており、既に「教育・福祉関連特区」推進委員会を立ち上げている。

  ついては、地区住民が相互に有機的に活用できるよう、城北小学校周辺にある鳥取警察署の跡地予定地等を借地又は購入(一部費用負担)させていただいて、健康増進センター、障害者リハビリセンター、デイサービス等を一体的に整備した施設の新築、鳥取北総合兼城北地区公民館及び城北保育園の新築移転、多目的グラウンド等の整備などを要望する。

 

<担当部局の所見等>

 城北地区は、中心市街に近く、交通の利便性が高い良好な住宅地域であり、平成7年に中ノ郷地区と分かれてからも、世帯数が増加している地区であります。また、早くから、地区での「しゃんしゃん祭」への参加や充実した生涯学習など地域活動が活発な地域であると認識しています。

また、平成16年12月からは地域通貨「城」の取組みなど新しいコミュニティのあり方・協働のまちづくりへ挑戦されるなど、これからの地域活動の先駆的な役割を担っていただいております。この地区のハード整備としては、城北小学校の建て替えに取り組んでいるところです。

引き続き、各種の地域活動の取り組みを市として強力に支援するソフト事業に努めてまいりたいと考えています。

○障害者リハビリセンターの新築について

障害福祉の拠点として、障害者福祉センター「さわやか会館」を平成13年5月に設置し、運営を開始したところであり、比較的近距離の場所に新たな障害者リハビリセンターを設置することは考えていません。

○デイサービスの新築について

介護保険制度下において、デイサービスセンターの整備は、民間が主体的に行うことが望ましく、本市として取り組む考えはありません。

  ○健康増進センターの建設について

   健康増進を図るということはとても大切なことと考えており、現在市では、各種健診、健康相談、健康教育、食生活改善指導をはじめとした保健サービスの提供と、市民の自主的な活動への支援等を行い、地域住民の健康維持、増進に努めているところです。現在のところ、施設の建設までは考えていません。

○城北保育園の新築移転について

   城北保育園は、昭和48年1月に建設され、その後昭和63年度に大規模改修を行っていますが、築後33年を経過し施設の老朽化が進行していること、また低年齢児の保育室の利便性、安全性の上から改修の必要性を認識しております。

   改築については、隣接する公園も含めた現位置での建替あるいは適地への移転等今後の城北地区の保育需要等を勘案しながら、全体的な保育所整備計画の中で検討して行きたいと考えております。

 ○鳥取北総合兼城北地区公民館の新築移転について

   城北地区公民館は、昭和54年3月に建設し、平成3年と平成10年に増築いたしました。現在の建物延床面積は445平方メートルあり、基準としています地区公民館の延床面積450平方メートルを概ね満たしています。

   今後は、地区公民館に地域の活動拠点として、教育・福祉・健康といった市民サービスの機能をどういった形として持たせていくのか、本年度中に地区公民館のあり方について検討し、来年度中に充実・強化することとしています。

 ○多目的グラウンドの整備について

   体育施設として各地区に多目的グラウンドを設置することは予定しておりませんので、小中学校のグラウンドや重箱緑地、市民スポーツ広場等の施設を利用していただきますようお願いします。

 

(福祉保健部長)

   教育・福祉関連の総合開発特区についてです。皆様のお手元にも、お配りしていると思いますが、城北地区は、中心市街地に近く、交通の利便性が非常に高い良好な住宅地域であり、平成7年度に中ノ郷地区と分かれてからも世帯数が増加している地区であります。また、地区でのしゃんしゃん祭への参加や、充実した生涯学習など、地域活動が早くから大変活発な地域であると認識しています。平成16年12月からは、地域通貨「城」の取り組みなど、新しいコミュニティーのあり方、協働のまちづくりへ挑戦されるなど、鳥取市におけるこれからの地域活動の先駆的な役割を担っていただいています。この地区のハード整備としては、城北小学校の建替えに取り組んでいるところです。引き続き、市として各種の地域活動の取り組みを強力に支援するソフト事業に取り組んでいきたいと考えています。

   そこで、御提案の福祉関係の施設の整備については、障害者のリハビリセンターをということですが、障害者福祉の拠点としては、鳥取市障害者福祉センター「さわやか会館」を平成13年5月に富安に設置して、現在、運営をしているところでありまして、この城北地区は、非常に、距離的に近い場所ということで、現在のところ、障害者リハビリセンターの設置は考えていません。また、県の施設、厚生事業団の管理する施設も障害者のリハビリができますので、そちらも、利用をお願いしたいと思っています。

   次に、デイサービスセンターの新築ということですが、御案内のとおり、介護保険制度のもとでは、デイサービスセンターの整備は、民間の事業者が主体的に取り組んでいただいており、本市としてデイサービスセンターの設置は、現在のところ考えていません。

 

(健康子育て参事監)

   健康増進センターの建設ということです。健康増進を図ることは、大変、大切であります。現在、鳥取市においても、各種健康診断、健康相談、健康教育、食生活改善指導を初めとした保健サービスの提供と、市民の方々の自主的な活動への支援等を行って、地域住民の方々の健康維持、増進に努めてまいっているところですが、現在のところ、施設の建設ということまでは、考えていません。地域の公民館なり、地区体育館、小学校など既存の施設の効果的な利用をお願いできたらと考えています。

   城北保育園の新築移転です。城北保育園につきましては、昭和48年1月に建設されて、その後、昭和63年度に大規模改修を行っています。ただ、築後33年ということで、老朽化もどんどん進行しています。また、乳児等低年齢児、未満児の保育室が2階にありますが、利便性とか安全性の上からも、改修は必要だと認識しています。改築については、隣接する公園等も含めた現位置での建替え、または、他の適地への移転等、今後の城北地区の保育需要などを勘案しながら、市の中の全体的な保育所整備計画の中で検討していきたいと考えています。

   なお、平成17年度には、園児の送迎のための保護者車両の乗り入れを容易にするために、玄関スペース内を拡張いたしました。これによって、乗り入れがかなり楽になったと認識しています。また、子育て相談室とか、一時保育につきましても、この改築にあわせて検討したいと考えているところです。

   なお、あすなろ保育園が、平成19年度に、江津の道路沿いに移転新築を考えておられまして、現在90人定員から180人へ増員されるという計画があります。これにより、城北保育園の園児数の動向にも、影響があるのかなと考えますので、それらも勘案して、位置や規模などの検討材料にしたいと考えています。

 

(教育長)

   教育委員会関連が2件あります。まず、鳥取北総合兼城北地区公民館の新築移転の要望です。城北公民館は、54年3月にできた公民館でありまして、以後、平成3年と平成10年に増改築しています。54年3月ということは、鳥取地域の公民館34館のうち、古い方から11番目、それから、全市域の60館の公民館で見ますと16番目でありまして、当地区の公民館より、早く手を入れないといけない公民館が、まだまだあるということを十分御理解いただければと思います。

   それから、地区の公民館活動ということで、コミュニティーの充実ということを、市長が公式の場で何度も発言をしていますが、地区公民館に福祉、あるいは、防災という機能も兼ね備えながら、どのような公民館のあり方がいいのかということは、本年度、来年度をかけて検討して、具体的な方策として示していきたいと思っています。

   それから、2件目の多目的グラウンドの整備については、体育施設として、各地区に多目的グラウンドをつくることは、教育委員会は、今、予定していません。したがいまして、学校のグラウンド、重箱緑地にできる広場、あるいは市民スポーツ広場等を御利用いただければと考えています。

 

(地元意見)

   この教育・福祉の開発特区は、特に、我々が、この推進を立ち上げた理由があります。小学校の隣の鳥取マツダの土地2,500坪を他者に買われてしまったら、これは、どうにもならないなと。小学校と公民館の関係は密接です。小学校の体育館の近くに公民館を持ってきていただきたい。あわせて子育て充実という意味でも、保育園を小学校の近くに持ってきてほしいと。そういう城北の住民の願望から、近くの土地を少なくとも1,000坪でも欲しいということで申し入れて、何回も交渉してまいりました。あわせて今、鳥取警察署が20年3月にはすっかり向こうに移転してしまうと。鳥取県側も他に転用は、考えてはいない、売却するということをはっきり言っておられます。その土地と関連する周辺の警察官舎跡地、それから、県漁連の跡地も場合によっては、売りますという姿勢です。それから、民間の土地も売り物が3つ、4つ出ています。そういったところを、教育や福祉の特別区として、城北の住民のために開発してほしいと、これを要望して立ち上げたものです。城北の地域は、公の施設がほとんどない。土地がない。20町内会ありますが、集会所がわずか6町内しかないと。あとの14町内は、集会所もないから公民館を利用すると。公民館は、広いわけではない。人口6,500人で20町内会がありまして、ほとんどの会合という会合が公民館に集中しています。それで、公民館も、老朽はしてきていますが、大変な利用率です。そういったことと、公民館で催し物を随分やりますが、駐車場は、車が3台しかとまらない三角の土地です。

   そういったところで、いずれ3年から5年後、公民館の建築もお願いしないといけない。それから、差し迫った保育所の建築も、お願いしなければいけないと。そのためには、広いいい土地を、小学校とできるだけ近いところで、二重、三重の施設をしなくても、相互に、有効活用ができる施設をそろえれば、住民のために利用できると。こういう構想のもとに福祉特区の推進委員会を立ち上げているわけです。そして、何回かに分けても推進会議を進めています。チーム編成をして、総合チーム、資金づくりのチーム、総務班もつくっています。それぞれに20人ぐらいの規模の人数で、立ち上げてやっていますが、残念なことに、鳥取マツダの土地を、今月の末で他者に全部買われてしまいました。今のところの情報では宗教団体。小学校の隣に宗教団体と。マンションやいろいろなところは全部反対してきましたので、何とかとめられたのですが、小学校側、あるいは公民館側の隣接の土地を丸々他の宗教団体に買われてしまったと。もう二度と手に入らないということになります。

   そのプランを、ではやむを得ないから2,500坪を外して残るところの警察の2,000坪、あるいはその駐車場、あるいは民間の土地を、2,500坪ぐらいの想定される土地を住民のために使える設備にしてほしいと。

   かなり以前から、陳情書、要望で市長さんにもそれは説明しています。今、現在は、具体的にプランを、青写真をつくり上げるまでには、至っていませんが、全く何もないでは、本日の地域づくりの懇談会の話題にもならないので、たたき台としていろいろな土地、2,500坪の中身について、要望を入れたわけでありますが、まだまだ、検討はこれからです。回答をいただいた、各部、各課長さんのお話はありますが、我々の公共施設がないので、この城北地域が、最も、必要とするのは、何とか北地区もまとめたところの施設整備を3年後、4年後、5年後を考えて、このプランを載せてほしいと。特に、鳥取警察署と警察官舎跡地は鳥取県の所有地です。

   一度、片山知事がここの部屋に来て講演をしてくださいました。その時にも、こういうプランを我々が立ち上げていると、警察跡地を地域のためにお願いしたいと申し上げています。その時の返事は、それは、鳥取市側としっかり打ち合わせして、鳥取市側からちゃんと要望を出してくださいと、今、ストレートに言われても、解決しようがありませんということです。ですから、我々住民の要望は、鳥取市が、この地域を住民のために組んでいただけるかどうかということが、大事なことでありまして、個々の課長さんが、リハビリセンターやデイサービスは、まだ考えていないと言われるのは、末節の方の話でありまして、我々は、この2,500坪について、3年後、5年後に我々の施設として利用させていただけるようなプランを載せてもらいたいから、たたき台をつくっている段階でありまして、回答がちょっと方向違いだったなという感じでいます。

   それで、お手元の内容は、私どもが2枚にわたって要望して説明したものを、わずか10行ほどの要約にされているがために、今日の回答になったと思いますが、我々とは、ちょっと考え方も方向が違うということで、たっぷりと我々の意見を聞いていただきたいということです。

   

(地元意見)

   うまく説明ができるかどうか自信がありませんが、今、市の幹部の皆さんから、お話しいただいた考え方と、我々が、今、本当に、本音として考えていることとはかなり隔たりがあるように思います。その辺をちょっと補足してお話しさせていただければなと思います。

 私は、先ほども、市長さんとの座談会の席でも、申し上げましたが、これからの行政と住民との協働ということを考える場合に、一つのポイントは、やはり65歳から75歳まで、この世代のマンパワーをどう活用するかということが、私は、鳥取市にとって非常に大きなポイントと考えています。これを考えるのが、大事だと思います。私は、今、これから非常に問題になるだろうと思っていますのは、介護保険制度なのです。介護保険は、本当にこのまま突っ走っていいのだろうか。毎年調べてみますと7%ぐらいの運営経費が上がってきています。そうすると、3年ごとの見直しに、20%近くの改定をしなければならない、現状なわけですので、早晩行き詰まる制度になってくると思います。ですから、これにどうメスを入れて改革していくかというのが、これからの行政の課題と思うわけです。

   これから考えたいのは、これまで、特に、終戦直後ぐらいまでは、老人の面倒を見るのは、みんな家族がやったわけです。家族がみんなえらい目をして介護をして、みとっていたのを、今は、みんなそれを手放してしまって、国が見るべきだというわけで、国がみんな面倒を見ましょうという感じで背負ってきた。ところが、行財政が行き詰まってくると、段々それは難しいというわけで、国は、県に話し、県は、市に話しというわけで、末端の市町村がみんなおんぶしていかなければいけないような福祉になってきています。

   そこをどうするかと考える場合に、デイサービスのようなものは、地域がもうちょっと手元に引き寄せて、地域住民も、その中に参画して、そして、汗を出しながら、運営に協力していくという体制を築いていかなければいけないという発想なのです。今、中学校単位にデイサービスセンターが設けられていますが、コミュニティーとしては、非常に弱いのです。何にも接点がない。ですから、中学校単位につくられたデイサービスセンターというのは、我々にとってみれば、よその施設に行ってお世話になるという感じで、本当に自分たちのものとして、認識ができないと。だから、小学校単位で、小規模で、もっと手近なところにあって、日ごろから出入りしてなじんだ施設に入所していく。そこに、地元のみんなが集まって、色々なサービスをしてあげる。食事や掃き掃除のようなことを、住民が手分けしてすればいいと思うのです。そうすることによって、デイサービスの運営経費は、もう安くしていくことができるのではないか。

   今、我々は、地域通貨ということに取り組んでいますが、これは、お金でないお金を使って、マンパワーを引き出していこうという一つの手段なのですが、デイサービスに食事をつくるボランティアに出たと。例えば、その賃金は、地域通貨で払ってもらえばいいと思うのです。そうすれば、実際には金を使わなくてもいいのです。約束手形を出すようなものです。そして、もらった人は、それを預託しておいて、10年後、20年後、自分たちがもう足腰が立たなくなってお世話になる時に、その地域通貨で、払っていくということにすればいいのです。それを受け取ったデイサービスセンターは、次のボランティアに来た人たちに受け取った地域通貨で、払えばいいのです。そうすれば、一銭も金を使わなくても、約束手形だけをぐるぐる回していけば、マンパワーは、動いていくという仕組みができるのです。

   ですから、そんな感じのものをイメージしながら、地区の住民みんなが面倒を見てあげましょうと、お互いさまだということで、助け合い、生かし合いをしていくような、福祉のまちづくりを進めていこうと。これは、住民だけではいけませんから、それは、行政にもお世話にならなければいけません。だから、行政の持つ役割、そして、住民が果たす役割、そういうものをきちんと話し合いをして、うまく組み合わせていきながら、もっと安くてやっていける福祉のまちづくりを考えてみたいなと。

   今、城北では、県の福祉協議会の指定を受けまして、2つのプロジェクトを立ち上げているわけです。1つは、20年後のまちづくり構想を、今の団塊の世代の皆さんに考えてもらおうということで、プロジェクトを立ち上げていますし、もう一つは、城北の福祉活動をどのように展開していくか、向こう10カ年計画ぐらいで、戦略的に考えていこうというわけで、地域福祉推進戦略会議をつくろうとしています。ここで、10年間ぐらいのいろいろな問題について、ではこういうふうに取り組んでいこうということを、構想していくような活動をするわけですが、その活動のステージとしては、もうこの公民館では、どうにもならないのです。もっと我々が、活動できる広いステージが必要なのです。だから、そのステージをつくってください。活動は、我々がやりますよと。だから、何にもかにも、お願いしようというわけではなくて、本当に、住民活動ができる、そういうステージは、準備してくださいというのが私たちの希望なのです。

   ですから、先ほど会長も言いましたが、やろうといった時に、土地がなくては、どうにもならない。今だったら、手に入るわけですから、せめて、土地だけでも押さえてもらいたい。そうすれば、我々がやろうと立ち上げた時には、市の方も、協力していただける。では、建物をつくってやろうというようなことになるのではないかと思うのです。

 非常に長くなりましたが、もう一つ、言わせていただきますと、今、地域通貨をやっていての問題点は、地域通貨で一番よく使われるのは、病院に通院する介助なのです。自家用車で送り迎えしてあげるというサービスが、一番多いのです。もう一つは、例えば、老人クラブに出かけるのに、雨でちょっと出にくいので送迎してくださいというわけで、送り迎えしてあげるとかです。それから、例えば、お年寄りの方が、ちょっとお客さんがあって障子を張りかえたいので地域通貨でお願いしますと。何枚ぐらいあるのですかと言ったら、15枚ぐらいあると言われて、それは、ちょっとと言って思案したことがあるのですが、そういう部分です。そういう部分は、地域通貨では、消化仕切れないのです。それは、やはりもうちょっと違った分野で、例えば、コミュニティービジネスのようなものを立ち上げることによって、市価ではできない半額ぐらいな、安い価格であれば、お年寄りが、楽にお願いできるというようなビジネスだって立ち上げることができると思います。そういうビジネス活動をする事務所スペースとか、あるいは作業スペースのようなものは、必要になってくるのです。

   長く言えば幾らでもありますが、そういうことで、今、我々が、考えているような社会と少し違った地域社会をつくっていけたらと思っていますので、基本的には、そのように考えています。これをとんでもない夢だと思われるのかどうかは、わかりませんが、やはり、これからは何かそういう動きを出していかないと、鳥取市は、変わってこないのではないかと思います。我々のこの夢に乗っていただいて、よし、ではやってみなさいと、是非言っていただきたいと思いますので、市長さんの御英断をお願いいたします。

 

(市長)

   個々の施設の話を超えての全体構想の問題だということは、私の最初のあいさつの中でもちょっと触れていたと思います。これは、特区という名前で呼ばれていますが、城北の地域の中で、研究されていることは、城北地区だけに限らず、その周辺も含めての福祉の拠点を整備していく。その中身は、先を考えて、デイサービスなどの取り組みなどを自分たちも参加しながら地元でやっていくということで、立地条件の問題もありますが、公民館という器が小さ過ぎるのではないかという指摘をされたと思います。

   私は、構想として、十分な全体像がまとまっているとは、まだちょっと言いにくいかなとは思うのですが、地域の中で自らの地域福祉をどう推進していくかという点では、大変、当を得ている内容があると思います。さっきの65から75ということについては、高齢者、生産年齢人口が大体65ぐらいで、高齢者というのは65から上の方々と言われていますが、その最初の10年間ぐらいは年金時代にも入りますが、まだ、体は、相当健康な方が多いし、社会への貢献とか、地域での活躍なども含めて、自由に活動できる時期であります。特に、ベビーブーム世代の方がちょうどこの年齢に差しかかる、すぐそこと言ってもいいのですが、そういった方々が、積極的な担い手となって地域の福祉を推進するというのは、これから七、八年後の姿としては、大事な考え方だと思います。

   さて、そのための土地が必要ではないか、スペースが必要ではないかということでありますが、具体の構想がまとまってくれば、おのずと、どの程度の面積のどういった施設が必要なのか出てくると思います。私としては、これからも、皆さんの議論を十分お伺いしながら、むしろこういった構想を先進的に出されていますので、市の担当者も、一緒になって考え方の取りまとめを進めて、市として、具体化に向けた現実的な対応可能な内容を詰めていきたいと思います。

   その場合に、やはり、地域との協働ということで、ハードが先行する、例えば、今、例にあるようなマツダの2,500坪の土地、むしろ、これからは、警察署の敷地あたりが焦点になってくるというお考えのようにお聞きしましたが、これでも1,960坪という2,000坪ぐらいの土地を想定しておられます。それは、全体が必要なのか、どの程度なのか、全体として、この城北地区の公共用地も当たってみて、詰めていくということも、当然の検討事項になりましょう。ですから、面積なり場所なり、集会所が少ないというお話がありましたが、集会所というのは、市は補助金を出していて、合併後、補助金は、割合を3分の1、金額は上限1,000万に増やしていますが、考え方は、主体としては、地域の方が、自主的に取り組むという性格の施設であります。それから、地域でデイサービスなどをされる場合も、例えば、NPOを立ち上げてとか、色々な考え方があるだろうと思います。こういった施設の性格、内容もよく分析もしまして、地域の力と市の力で、合同というか力を合わせて、こうしたことを実現していくことになります。したがいまして、必要な施設はどんなものになるのか考えていくことも、必要です。今の施設は、先として、当面用地だけという議論でありますが、現実的には、用地だけ先行することは、これは幸い県有地でありますから、県との間でいろいろな話は、十分やっていくべきでありますが、では、市の方で即買って確保してくれと言われると、まず、市が、あるいは、開発公社を含めて、取得するには、財源的な手当が必要であり、それにも増して、何のためにどれだけ必要かという議論にすぐ直面するわけです。その辺を含めて、こうした構想に対して、さらに、積極的な検討を進めていくというのが、鳥取市として、今とるべき対応であると思っています。

   先ほどお聞きしたのでは、城北地区の64名の皆さんが、特区の委員として、検討をしておられる、あるいは、力の結集を図っておられるということでありますので、どういう機能を持った、どういう施設をつくるかということになれば、おのずと、市の担当者なども、検討に加わって、さらに、具体化のための道筋も見えてきます。では、地域の方は、この部分を担当していただけますね、費用は、この部分は、負担していただけますねと議論も、恐らく、具体化の過程では、必要になってくると思いますので、そうしたことも含めて、構想の具体化に向けた検討を進めさせていただきたいなと思います。その場合に、地域で議論をされている委員の代表の方と、市の関係部局の職員との協働の協議の場が必要です。地元でやった方がいいということになれば、もちろん、職員が出向いてこちらでさせていただきますし、また、そうした議論を多くの方が、聞きに来られるようなことも、したいと思っていますが、特区という名前をつけておられる具体的な構想が、もう少し、現実化に向けて詰めの議論が、必要ではないか、そのために、市としても、職員も参加するなど、やっていければどうかと、ひとまず、お答えをさせていただきたいと思います。

 

(地元意見)

   私は、公民館の職員です。市の嘱託職員ですから、皆様にこんなことを言うのはおかしい面もあるなと思いながら、一言だけ申し上げます。

   今、住民の皆さんが、このような構想を立てられたのは、今を逃したら、ここに上げている土地がもう永久に、みんなのための公の土地として使えないと。いずれ、保育所や公民館を建替える時期が来た時に、あの時、あの土地をこうしておいていただけたら、ここに、それこそ10年先、20年先を読み取った、新しい考え方の住民パワーの拠点ができていたのにということにならないように、今を逃したらだめだからということで、言っているわけです。私は、そう受けとめています。そこのところを、御理解いただけたらと思います。

   教育長さんを始め、市の幹部の皆さんも、そんなことを言っても、今この時期にそんなに金があるはずないと、おっしゃるのはわかるし、私も、市にちょっとおらせてもらったことがありますから、先ほどの御答弁のように、書くと思います。皆さんの先輩は、このように書いたと思います。わかります。わかっておられる人は、他にもいっぱいおられます。ただ、先を読んだ新しい時代に対応した考え方で、自助努力を我らもやりますと、しかし、今を逃したらそういうやり方が、できないようになるから、今を頼みますということなのです。さっき、言われたとおり、今すぐ建ててくださいではないのです。このように、動いている今の時期にこそ、頼みますということだけを申し上げたいと思います。

 

(市長)

   その点も、十分、私も認識しています。伝わってきているところであります。

   ここの資料によれば、幾つかの施設の候補地に当たるものは、みんな県有地など公有地がほとんどだと思いますが、マツダさんの民間の所有地は、今のお話ですと、もう買い手が購入されたということでしたので、公的な土地であります。あわせて、鳥取市として、持っている土地なども含めて、いろいろ検討していく必要もあろうかと思いますが、公民館も、保育園も建替え時期が、来ることは確かなことだと思います。その時に、どのような規模の施設をどこに建てるかという議論になろうかとは思いますが、公民館、保育園は、今施設があって、その更新ということでありますが、ただ、今の話は、5年、10年先の福祉を考えた時に、それ以外にも、必要な色々なものがあるということで、もちろん、私も、十分意味はわかっていますので、そういった発想を含めて、考えていかなければいけません。

   ただ何分にも、もう少し、内容も詰めながら、具体的な候補地として、例えば、2,000坪、そして、あれだけかなり建物が立て込んでいる場所が一番なのか、もっと、ほかの可能性もあるのか、規模、内容などもの詰めをしないと、具体化には、今、一歩足らないのではないかと思うのです。そういう意味で、検討は、皆さんが、本当に力を入れてやろうとしておられるこの時期を逃してはいけないと思いますが、用地はどこを、どの程度取得するのかという議論は、もう少し、検討した上で、具体的な動きにしなければならないと思います。

   もう一つは、やはり今、第8次5カ年計画の説明もさせていただきましたが、今、初年度が始まったところであります。こういうところでの位置づけをどのように考えていくのか、計画ですので、それも実施計画レベルで、毎年の見直しということは、言っていますが、どう8次総を読んで、それを具体化するかというのも、一つの検討項目だと思います。特に、市の立場からすれば、市議会にも、大体5年間の課題は、こういうことで、5年間の事業は、こういうことだと十分説明して議決もいただいていますので、そういったことも、我々として、検討の中でどう取り扱うのかという論点にはなろうと思います。

   私は、現時点で財政的な見通しが、かなり厳しいから、検討しないということは、我々のサイドの怠慢だと思います。皆さんの提起されている課題について、一緒に考え、検討していくことをしながら、どのような形でそれが実現可能なのか、その可能性も見出していきたいと考えています。

 

(2)県道伏野覚寺線の歩道拡張等整備促進について

<地域課題>

  城北地区の高齢者の多くは、徒歩により行くことができる日常生活必需品マーケットが近隣からなくなったため、2km離れたサンマートまで老人車を押しながら歩いているのが実情である。

  県道伏野覚寺線の丸山交差点〜サンマート北園店において、丸山橋の拡幅、歩道拡幅及び歩道のアップダウンの解消をお願いしたい。

 

<担当部局の所見等>

   県道伏野覚寺線を管理する鳥取県からは、本路線については、現在、松並町、湖山町の両地内で道路拡幅工事(歩道整備)を行っており,御要望の丸山交差点〜覚寺方面への道路整備の早期着手は財政上困難であると伺っています。

   しかし、鳥取市としては、狭小な歩道の危険性を考慮し、同路線の歩道の危険箇所の改良、高低差の解消、交差点の改良等を本年8月末に実施する単県事業要望、平成19年度の地区要望を通して鳥取県に強く要請します。

  また、松並〜丸山間の工事に目処が立ったことから、本年度、市道山の手線との交差点改良の調査に着手しており、来年度の事業化を目指していると伺っています。

 

(都市整備部長)

   県道伏野覚寺線の交差点改良等道路整備についての御要望です。この県道につきましては、松並町や湖山町の方で、今、道路拡幅工事がされている状況です。その中で、御要望の丸山交差点から覚寺方面への道路整備の早期着手については、これまでも、県に要望してきているところですが、財政上、非常に難しいと伺っているところです。しかしながら、狭いところなどの部分について、早急にしてほしいという要望をしていまして、図面の黄色いところですが、ちょうど食い違い交差点になっていまして、車での事故、あるいは、左折のところでは、横断歩行者が見にくいというようなこともありまして、今、県の方では、調査をしておられます。これにつきましても、県に対しての要望を行っているところです。この交差点改良については、来年度、事業化をする方向で予算要求はしたいと言っていますので、引き続き要望をしていきたいと考えています。

 

(3)重箱地区多目的公園の早期整備促進について

<地域課題>

  城北小学校の改築期間に入り、子供たちの遊び場、スポーツ広場及び大人のグランドゴルフ場として使用できなくなる。

  ついては、重箱地区多目的公園の早期整備、できれば、平成18年後半から使用できるよう強く要望する。

 

<担当部局の所見等>

国交省が施工する部分の袋川・旧丸山川の堰堤(えんてい)築造工事が平成17年度で終わり、鳥取市も平行して重箱地区多目的公園の広場となる部分の整備築造工事を施工しております。

平成18年度も引き続き、重箱地区多目的公園の広場及び駐車場となる部分の整備築造工事を施工して、平成19年度の5月頃までには広場が使用出来るようにしたいと考えております。

なお、改築工事期間中の城北小学校校地については、現駐車スペースの一部を簡易的に整備し、子どもの運動広場とするよう予定しています。

地区住民については、城北小学校の改築期間中は、市民スポーツ広場などの既存施設を利用していただきますようお願いします。

また、必要があれば、近隣の中学校、高校などのグラウンドの活用などについても地域の皆さんとも協議しながら検討していきたいと考えています。

 

(都市整備部長)

重箱地区の多目的公園の整備についてです。ちょうど左側の方が北、浜坂の方になりまして、右側の方が南で、真ん中よりちょっと南の方になりますが、国道9号のバイパス、秋里橋が走っているところ、この赤いところ、ちょうど右のところを、現在、公園整備の基礎工事、土を動かす工事をやっている状況です。もともと、この重箱の計画は、この周辺に堤防をつくって、洪水時には狐川からポンプ場のサイホンで水をここにためる計画になっています。洪水時はそういう遊水地になるわけですが、通常は公園として使おうということで、鳥取市がこの公園の整備をやっている。その周辺の工事については、国土交通省がやられていまして、概ね平成17年度で、周辺の堤防は終わったという状況です。基礎的な工事はしているのですが、今年度は、引き続いて、工事をして、19年度には、供用を開始したいと考え

ています。5月ごろまでに、できればと思っていますが、今年、非常に雪が降りましたが、何分にも、土仕事は、雪が降ったりすると土はどろどろになりますので、工事ができません。そういうことで、工程的には、はっきりしたことは申し上げられませんが、5月を目標に工事を進めていきたいと思っています。そして、これもまだ、予算的なものもありますから、はっきりは申し上げられませんが、19年度は浜坂側をかかりたいと考えています。

今、20年度、21年度、22年度ということで予定していますが、ただ、ここに貴重な動植物等もあり、自然をつつく時には、本当は、ゆっくりやるのが一番だと言われていますが、これも、予算的な補助事業を入れ込んでいますので、そういうのも含めて、工程をつくっている状況で、現在、23年供用開始ということで、順次、事業を進めているという状況です。多目的公園の整備を早くということですので、赤いところは、19年5月を目標にしているというようなことです。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

   実は重箱の問題ですが、今、重箱を整備していただいているのですが、ちょうどそこに、中ノ郷の水道のポンプ場跡があるのです。それを取っ払っておられまして、それでみんな行って唖然としてしまったわけです。たしか、14年に、地元関係町内会から45名ほどメンバーが出まして、ワークショップを立ち上げました。1年半、8回にわたってワークショップをやったのです。その中で、今ある施設の中で、何を残したいのか、あるいは樹木の中で何を残すかというような調査をしたりして、一つの構想をつくり出した、経過があるのです。その中で、今、話題にしています中ノ郷の上水道のポンプ場のところに、小屋は、もう見すぼらしいものになっていましたが、入り口にコンクリートのポンプ場と書いた看板が立っていました。これは、是非、残そうと。かつて、ここに中ノ郷の水源地のポンプ場があったのだということを残すために、遺構としてどこかに移そうと、これが合意だったのですよ。ところが、この間行ってみたら、もう、跡形もなくなっているのです。桜の木も残そうと言っていたのにもうありません。この間、あそこに近いところの人に言われて行ってみたら、なるほどないわけです。

   それで、もうなくなったものを、死んだ子の数を幾ら数えても仕方がありませんから、言うつもりはありませんが、そういうふうに長い時間をかけて、住民もワークショップをして、ない知恵を絞ってつくり上げたプランですので、やはり、取り上げるものは、きちんと取り上げてやってもらわないと、あのワークショップは何だったのだろうということになってしまうわけです。

   残すのにそんなに金がかかるようなものでもありませんでしたので、あれは、横に置いておいて、完成した後にどこか適当なところに建てていただいて、それでこういうものがあったのだという印を残してほしかったと、これが、我々地元の強い要望だったのです。それがもう跡形もなく産業廃棄物になって捨てられているわけです。だから、担当者の方には、この間、申し上げておきましたが、ワークショップなんかで積み上げた記録があるはずですから、そういうものをしっかり踏まえて、何を残すべきなのか、何を廃棄すべきなのかということは、これからは、もうちょっと慎重に考えていただきたいとお願います。

 

(都市整備部長)

  その点について、私は、まだ報告を受けていませんが、おっしゃるように、いろいろな経過があります。この重箱の整備についても、当初はかなりの整備をしよう、ある程度思い切った人工的なものをしようというような中で、始まったところもありました。その中で、市民の方から、いかに、自然を残すかということで、かなり声が上がりまして、見直した経緯もあります。

   先ほどおっしゃった、残すべきではないかというものは、やはり、大事にしないといけないと思いますので、その経過も含めて、ちょっと帰りましてから、確認をさせていただきたいと思います。

 

  ※ワークショップで出た意見の処理についての追加説明(都市整備部)

   地域づくり懇談会後、発言者と発言内容について聞き取り及び協議を行い、ワークショップで話し合われたこと等の処理について説明し、意見が全て反映されるわけではありませんが、今後事業を進めていくにあたり、出来ることについては十分配慮していくことで、了解していただきました。

 

(地元意見)

   今まで話が、大きかったのですが、細かい話をちょっとしたいと思います。

   一つは、防災上の視点からお願いしたいと思うのですが、災害時の避難先について、お話しします。昨今、地球の温暖化によりまして、災害の数が非常に増えています。今年始めに豊岡の災害地を見ましたが、あそこも予期せぬ10メートル何十センチという大水が入ってきて、町がどっぷりつかったということでした。台風の通り方によっては、千代川でも10メートルの大水が流れてくると思います。千代川は、6メートルも、水が上がったら橋を越してしまいますから、大変な大水だったと思います。

   そこで、災害が発生したら、まずは、避難と思っています。ところが、その避難先ですが、一般的な災害では、小学校、それから、水害時は、最初は城北高等学校ということになっていましたが、昨今、変わりまして、水害時は、丸山にあります城北体育館、あるいは中ノ郷公民館、小学校、あの辺ということに変わっています。ところが、これは、距離的に非常に離れていまして、この間、測ってみましたら、この公民館から中ノ郷の公民館までが、ざっと2キロです。そして、丸山の城北体育館が1キロです。いずれも、袋川を渡っていかなくてはなりません。土手でも切れれば、水はあっという間に来ますが、土手が切れない状態でも、土手すれすれ、あるいは土手を越えるという程度の水でしたら、ここはもう、一番の川下でありますので、千代川の水も、袋川の水も、みんなこの低い我々の町にやってきます。しかも、川の堤防は、逆に、今度はそれらの水を吐き出すことはしませんので、どっぷりと二、三メートルの水につかるという予測を国交省の災害マップに出しています。

   そういうような水が出ますと、こちらから向こうに行くのも、時間的には水がない時でも、2キロもありましたら、健常者は25分かかります。まして、水がひざまでついてから、避難命令が出たとすれば、その速度は倍以上かかります。子供や年寄りは、よう渡っていきません。結局、置き去りにされるという事態になります。

   そこで、避難場所について提言いたしたいのですが、考えてほしいのは、一般災害、地震とか、火災の時には、小学校にも避難できるのですが、水害時は、それがないのです。二、三メートルならば小学校の2階以上に避難できるではないか。あるいは、公民館も無論同じことなのです。

   それから、さらに、この地区には、城北下水道処理場といいますか、正式名はわからないのですが、あそこに避難できるのではないかと。特に、この地区でしたら、松並地区とか、秋里、東秋里等の広い住民があそこに行けるではないかと思うのです。距離的にいいますと、例えば青葉町1丁目からこの公民館に来るのに1.1キロぐらいです。道から奥の家でいうと、二、三百メートルまだ奥になりますから、公民館に来るのに1.5キロ近くなります。それから、さらに中ノ郷まで2キロといいますと3キロぐらいになるわけですね。ですから、水がふえ出した、さあ避難だと言ったって、もう、そのころは、胸ぐらいに水が来ているかもしれませんし、自動車で早く逃げればいいと言っても、渋滞で自動車も、一緒に流されてしまうのではないかと思うのです。したがって、避難場所を、もう一遍検討して、近くにいいものがあるとすれば、それを使えばいい。

   それから、第3番目としては、民間の施設も、それぞれの町内が交渉したりして借りているわけですが、必ずしも、うんと言うわけではありません。市の方も応援していただいて、民間に大きなビルがあったら、そこに一時的に避難すると。豊岡の場合を聞きましても、24時間後には水が引いているのです。ですが、その出水の最盛期には一晩じゅう、夜みんなが震えておったそうです。そういうことをお願いしたいと思います。

   それから、もう一つ、防災機器などを始めとして、町内にはいろいろな資材があります。これを何とか格納する場所が欲しいと。御存じのように、ここは昭和40年ごろ開けた城北団地という町であります。前は、一面田島の田んぼで、何万坪あるか知りませんが、青々とした田んぼでした。それが、昭和40年ごろ、急速に人家で埋まって、町になってしまいました。そのころの住宅金融公庫の家の面積は35坪でしたから、敷地も40坪前後の家ですので、余裕はない。道路も2間、3.6メートルという生活道路です。したがって、公有地も何もありませんので、今、町内の役員が分散して道具を保管しています。格納する場所がありません。いざという時に、分散していたら、間に合いません。そういう場所の確保として、買ってもらうということは、できませんが、公園などの一部、1坪とか2坪、3坪ぐらいあればいいですので、格納場所を許していただきたいということを提言いたします。

 

(防災調整監)

   まず始めに、避難所の件ですが、災害が発生してからすぐ避難してくださいというのはありません。早目な避難をすすめます、災害が発生する前に、避難を勧めさせていただきます。先般の7月においても、早目に避難所を開設したような状態で、実際に避難された方は、一人もありませんでしたが、とにかく早目な対応、それから早い避難所の開設をしています。

   それと、先ほど何メーターもつかると言われたのは、たしか、国土交通省さんがシミュレーションして、100年に1回程度起こる大雨が降ったことにより、千代川が氾濫した場合に浸水されると予想される区域のことだろうと思います。確かに、城北小学校、保育園、それから、また、高等学校等については、2メーターから5メーターの浸水が予想されています。この様な水害時の避難場所につきましては、田島・西品治につきましては、市民会館等を指定させていただいております。また、城北体育館には丸山町、それから秋里、松並、田園町地域については、中ノ郷小学校、また青葉町地域においては中ノ郷地区公民館、それから江津の方は浜坂小学校というように分散して、とにかくなるべく近いところに避難をしていただくよう指定をさせていただいています。それと、体の不自由な方、それからお年寄り、子供さん等についても、やはり、早い時期から避難を勧めさせていただくというのが、今の考えであります。

   それから、近くにある2階、3階の建物等に避難場所として使えばいいではないかということでありましたが、万が一、その100年に1回の浸水があった場合、食料また飲料水等を避難者に提供しなければなりません。その様な時に手段がありませんので、浸水しないところを指定しています。

   それから、近くの高層マンション等についてでありますが、これは他の地域でもありましたけれど、やはりこれは各町内会さんと、民間の高層マンション方とお話をされるのはよろしいですが、やはり、民間でありますので、市の方から直接勧めることはしていませんが、町内会と民間の方が話をされて、避難させて頂く契約・提携をされた場合には、危機管理課の方にも、知らせていただきたいと思います。

   それから、格納庫の件ですが、自主防の格納庫につきましては、コミュニティー助成事業があります。これは、自主防災の組織についての助成制度ではありますので、詳細については、危機管理課に来てもらえばよろしいと思います。

   城北の環境下水道部庁舎につきましては、指定していなくても本当に危ないということになりましたら、場所は空いていますので、当然、避難していただくことは構わないと思います。ただ、学校とかそういうものではありませんので、施設そのものがそういう構造になっていませんので、なかなか長期間というわけにはなりませんが、緊急的避難場所として使用していただければと思います。

 

(地元意見)

   さっきのお話ですが、なぜ小学校をお借りするわけにはいかないのですか。避難命令が早く出るのですから、水が二、三メートルもついてからでなくて、その前に動くのです。

 

(防災調整監)

   万が一浸水した場合、結局、避難された方に、後から飲料水、また食糧等の支援物資を持っていく場合、浸水状態になった時は、もっていく手段がありません。市には、船等がありません。

 

※避難場所についての追加説明(防災調整監)

 現在、避難所として指定している施設の中には、千代川の浸水想定区域内にあり、洪水等の発生後、浸水場所によっては物資供給や人員搬送などの面で対応が困難となる施設も含まれています。

 このため、地震や水害など災害の種別や規模等に応じて、避難所を選んでいただく必要がありますが、本市としても被害の発生が予想される場合は、市広報車、消防団及び警察等の巡回広報により、多少距離があっても早期により安全な避難所へ避難していただくようお願いしております。

 本市では、昨年、浸水想定区域をはじめ地震や風水害等に備えるための対応などを明示した防災マップを市内全戸に配付いたしましたが、地域においても日ごろの自主防災活動の一つとして、この防災マップ等を活用した避難所等の確認に取り組んでいただきますようお願いします。

 なお、自治会・町内会の総意等により公園の一角を利用して格納庫等を設けられる場合は、都市計画課が当該事務を担当しておりますが、事前に危機管理課へもご相談ください。

 

(地元意見)

   これは、市長さんにお願いしたいと思います。以前から、年寄りの身分証明書を発給してくれということをお願いしていましたし、それから、老人福祉の方からも、お願いしています。身分証明書を出すぐらいのことは簡単なことです。知事がオーケー、すぐに出せと言われれば、すぐにできるのです。これをひとつよろしくお願いします。

 

(地元意見)

   私も会長をやったのが、この今年からで、下の子なので1年なのですが、前会長から聞いていますのが、前年度に園舎の老朽化とか、建物の収容能力等について、後援会長と自治会長、福祉協議会長、民生児童協議会長連名で、市長さんあてに陳情書を提出されています。問題点については、承知しておられて、改築の必要性も認識しているということで、第8次総合計画の中で、老朽化保育園の改築について、取り組みたいという17年9月28日付の回答をいただいています。その後に、あすなろ保育園が、新たに設置されるということで、そちらの方に園児も分散されるであろうということで、前回、回答はあったのですが、城北保育園の移転とか、改築については、盛り込まれなかったと聞いています。その後、そういう経過も踏まえて、地元の方が、この特区の話で保育園の移転について、盛り込んでいただけたということは、地域が一緒になって保育園の将来について、考えていただいているということで大変ありがたいと思っています。地域の方もおっしゃるとおり、現在とは、別の土地に移転して整備することは、今、いろいろ発生しています諸問題を解決する一番の方法だとは、思うのですが、8次総合計画に整備が盛り込まれていない以上は、今、お願いしている特区が認められるかどうかもわかりませんし、先ほど、全体的な整備計画の中で検討をしていただくとは言っていただいていますが、今、保育を受けている園児は、それを待っていることは、できません。現在の問題を一つずつでも払拭していくことが、重要であると考えて、後援会として意見をまとめさせてもらいましたので、ここでちょっと発表させていただきます。

   まず、後援会として保育園の移転、または、移転までの間の改築を要望する理由としましては、前からも言われていますが、まず園舎が狭小であるということです。現在、児童約160人に対して、保育室は7部屋で、4歳児は41名、5歳児38名が1部屋で保育されています。それで、一応、遊戯室までを含めれば国の基準は満たしているということですが、かなり狭い状況で保育されていることは、否めないと思います。それと、先ほども出ていますが、3歳児未満を2階で保育しなければならないというのは、災害時の危機管理上にかなり問題があるのではないかと思います。実際、保育園職員の中で、そういう災害避難の人員の割り当てはされていますが、避難訓練等でも、かなり時間を要していると聞いていますので、実際に、災害が起こった時の危機管理については、逆に、園の職員だけの責任というわけにはいかないと思います。それと、国の基準をぎりぎり満たしている遊戯室も、現在すごく狭い状況で、親子そろっての催しができません。そういうことで、8次総合計画にあすなろ保育園の設置が理由で盛り込まれなかったということであれば、まず、来年度から定員を減らす等の措置を講じていただけたらと思います。要は、余裕のある保育をお願いしたいと思います。

   それと、次に、園舎設備の老朽化ということで、建築は、昭和48年で33年経過しています。近年、クーラーを整備したり、駐車場を拡大していただいたり、屋根の防水等の修理はしていただいています。それと、今年度も、ボイラー室のアスベスト除去工事を予定されていまして、その説明も聞いていますが、飛散しない工法は、とられると聞いてはいますが、親としては、不安がないわけではありません。それと、遊具も老朽化していますが、修繕しながら、使用していると聞いていますので、安心して使用できるのか心配な面があります。

   それと、駐車場について、今年、広げていただいて配置を変えた効果は、かなりありました。ですが、送迎時の交通渋滞は、まだ多少続いていまして、雨の時なんかは、職員が県道まで迎えに行く等の措置を行っています。それと、進入路で入り口の見通しが悪いので接触事故が起こりかねない状況ですし、出入りの車両がぎりぎりすれ違っている横を園児や自転車で送り迎えされる方が登園して、かなり窮屈な状況です。

   それと、危機管理の問題になりますが、園の敷地の中が住民の生活道路になっています。通られるのが、住民の方だけならいいのですが、不審者が侵入することも想定されますので、その辺の危機管理に現状では、問題があるのではないかと思います。

   まとめとしまして、園舎の老朽化や狭小に伴う施設の不都合はもちろんあるのですが、園の危機管理上の問題点を解消することが、急がれるのではないかと考えます。今の時代、どういう事件が、いつ発生するかわかりませんので、定員を削減して済む問題と、それだけでは済まない問題も、たくさんあります。予算の制約があることは、承知していますが、近年中に移転することによって、一気にそういう問題が解消できないということであれば、今、申し上げた想定される問題点について、早急に解消していただくように、お願いしたいと思います。以上です。

 

(市長)

   2点お話がありまして、具体論はかなり個別的にお答えしなければいけないような件でありますが、実は身分証明書の件は、先ほどちょっと話がありました老人クラブ、老人クラブで発行する証明書、これは生年月日と顔写真と名前があって鳥取市の老人クラブ連合会ということですか、連絡協議会ですか、そこの判を押して発行されるものを今検討いただいています。その裏には、いろいろな施設で割引の適用がありますといったことも記入をされるということで、市の方も、そういう要望を受けましたので、どういう解決方法があるのかなと。一つの方法は、住基カードといいますか、ああいうこともあるのかなと思いましたが、やはり、写真がついている身分証明書ということになるとちょっと難しくなってくるので、老人クラブの方、メンバー要件は60歳以上ですが、必要な方は、老人クラブの身分証明書を活用していただくのがいいのではないかと。市の方も、いろいろな年齢の適用は、これを示していただければオーケーと、その身分証明書で確認するという仕組みで、今、実行しようといたしています。それが一つの大きな解決になるのではないだろうかと思っています。

 

(地元意見)

   その老人福祉協議会が、発行する身分証明書が公のものであるかどうか、それを裏づける市長印というか、公的なものであるかどうかということです。

   どこか行く時に、身分証明書を出してくれということがよくあるのです。例えば、金融機関だとか病院だとか、そういう時に、公でないようなところが発行した身分証明書でも、通用するかどうか。できれば、市の、市長の判がすわった証明書がいただければと考えていますが、どうでしょうか。

 

(市長)

   目的が何かということによるのだと思います。今の金融機関のお話がありました。もう一つは、病院ですね。病院で身分証明書を求められるのは、保険証があれば大体通用するのではないでしょうか。金融機関もそうですね。さっき申し上げました市として発行しやすい一番基本的なものは、住民登録、住民票を入れておられるのですから、住基カードではないかと、私は思いますが。それは、希望されれば写真付きのものもできるということであります。ただ、これはみんなが容易に入手して活用できると感じていただけるかどうか、ちょっと、よくわかりませんが、一般的に公共団体として市民に身分証明書を発行することは余り例がありません。例えば、市の施設を利用する時に、普通65歳以上でしたか、例えば、65歳以上、70歳でしたかね。

   色々な施設で、何歳以上だと無料というのがありますね。その場合、老人クラブで発行されれば市の施設については、十分適用しますよと、そういう合意をしているところです。さっきサンプルを見せてもらいましたが、中々よくできているものでありますし、そういう目的には、もう十分足りるものだと思っています。それ以外にどんなものが、どんな場合に必要なのかなのですが、市として発行するとすれば、やはり住基カードというのが一番、姓名と、さっきも言いましたように顔写真も可能ですし、なおかつ、生年月日ですね、そういったもの。外部に表示できているかな、あれ。市として市民に発行するものとしては、住民登録をされている方に対して発行できるカードが、一番目的に合っていると思います。

   まだ、非常に普及が進んでいませんので、現物を見た人も、少ないような状況だと思いますが、一度、市民課で具体的な姿を見せていますので、御確認いただけませんか。駅南庁舎の1階に行っていただくと一番わかりやすいのですが。これで足りるなと思ったら、それを使っていただいたら、ほんのわずかな発行手数料でやっています。

   次のお話ですが、城北保育園の件は、我々も、随分聞いていますし、今日も、子育ての参事監も来ていますので、今日、お話のあった内容は、それぞれ検討して、また、お話ししていけることと思いますし、既に、お答えしてきたことも、数多くあると思いますね。何か文書にまとまっているのであれば、最新のものとして、また、出していただくことも結構だと思います。

   ただ、一つお答えしておきたいのは、今、待機児童ゼロということを大変大事にしています。というのは、やはり、保育園に預けたいが預けられないという、働いている家庭の保護者の方があるわけで、そういった状況にあって、狭いからといって、断れるのかという議論もあります。一定の基準を超えて過密にするということは、できませんが、ぎりぎりまでは、受け入れるように、努力するというのが市の姿勢です。さっき、例のありました、あすなろ保育園が、ゼロ歳児から就学前の子供を対象に定員180名で開設されるということになりましたので、大体、同じ地域にありますし、これによって来春からは、少し緩和もきいてくるのではないかと期待をしているところです。

   いろいろな課題もありますし、最終的に建替えるような段階になれば、本当に、あの場所がいいのかという議論は必ずあるということは、私も、十分承知していますので、先ほどの教育・福祉の特区の議論も、今、出ていますし、どういう形にしていったらいいのか、引き続き、検討をさせていただきたいなと思っています。今年の過密状態は、来年以降は、周辺の状況が変われば、少し緩和できるのではないかとも思っていますが、何せ人気があるものですから、地域の方もよく支えていただいていますし、この城北保育園が、ちょうど通勤の経路にも近いということで、多く利用されていますので、本当に希望が少なくなるかというと、ちょっと、まだ、私も断言できません。

   職員の配置については、この春から、できるだけ、配置できるような、体制をとっていますので、後は、物理的な部屋の数だとかそういったことが、問題になることは、十分承知をしています。駐車場の問題なども、みんなで気をつけながらやっていくということは、第一で、今、改善されたところでもありまして、大分よくなったなと感じていますので、これから、鳥取市が施行しようとしています時差出勤などが、どこまでどう影響するかは別にして、もう少し軌道に乗れば、少し緩和できるのかなと思ったりします。色々な意味で、保育園の駐車場の混雑ぶりなどは、私も大変心配はしています。

 

※身分証明書についての追加説明(福祉保健部)

   ご要望の趣旨は、高齢者の方が体育施設や文化施設などの市の施設を利用された場合に無料としていますが、その際の窓口における年齢を確認する書類の想定だと思います。年齢の確認については、原則、運転免許証や健康保険証等の公的機関が発行したものを提示していただくこととしていますが、他の年齢記載のある書類でも可能としているなど柔軟に対応しているところです。

   従いまして、本市として、例えば70歳以上であることの証明証といったものの発行は考えていません。なお、このたび、老人クラブ連合会が生年月日はもとより顔写真も貼り付けることができる会員証を更新作成されました。もちろん、この会員証でも結構でございますので、どうぞ活用くださるようお願いします。

 

7 市長あいさつ

   それでは、締めくくりをさせていただきたいと思います。

   今日は、この城北地区の将来像に関して、大きな構想をお聞きしたところであります。以前からも、提案をいただいています。なかなか、すぐに手を着けてこういうふうにするのだというところが出しにくい状況もありますが、こういう将来像というものを持って、地域の中で色々な検討がされ、また、実現に向けた努力がされることは、大変、私は重要なことだと思います。そうしたことに、鳥取市として、どこまで一緒になって考えて、行動できるかというのは、問われていると思っています。

   今の時点で、かなり先進的な取り組み、地域通貨の話もそうですし、この地域に福祉のコーディネーターを配置しているということもありますし、数多くの取り組みが、この城北の地域の中で行われていますので、将来に対しても、皆さんの取り組みがだんだん結晶化していくということを、私は、期待を持って位置づけていきたいと思っていますので、是非、これからの地域での福祉のあり方、モデルの地域になるような本当に例だと思っていますので、一緒になって考えさせていただいて、その中で、できるものからといいますか、具体的に実現可能性のある、ある程度固まったものからの対応をさせていただきたいと考えています。

   そういう意味では、何か協議の場をつくることが、大事なことだと思いますので、これにつきましては、代表して自治会の方からか、その検討の委員会からかでも、結構ですが、また協働推進課を窓口にして何か話し合いの場を設定するということにさせていただきたいと思います。その、防災の問題も含めていろいろな議論をいただきました。今日の議論の結果は、また、議事録の形でまとめて、御報告をさせていただきますし、御意見を言い足りなかった方は、市長への手紙などに出していただいて、また、回答を出させていただきたいと思います。

   城北地区の皆さん、今日は、遅くまで、予定を超えてこうして、御議論いただきまして本当にありがとうございました。これからも、一緒になって地域づくりをよろしくお願いいたします。