湖山西地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成18年8月23日(水) 19:00〜20:45

2 会   場 湖山西地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 66名

        市側出席者 19名

 竹内市長、林副市長、深澤副市長、中島収入役、中川教育長、近藤水道事業管理者、津村企画推進部長、木下福祉保健部長、大西経済観光部長、大塚農林水産部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、松下総務調整監、森本人権政策監、山根防災調整監

(事務局)田中協働推進課課長補佐(司会)、佐々木市民活動係長、

小森主任、太田垣主事

 

4 第8次総合計画に関しての説明

資料に基づき説明(津村企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)湖山西地区内のJR山陰線踏み切りの抜本的改修による交通安全の確保について

<地域課題>

主に地区住民や学生が湖山町南5丁目から県道伏野覚寺線に出るために、JR山陰線の踏み切りを車等により横断している。踏み切りを挟んだ渋滞は通常であるが、特に、朝夕のラッシュ時には1分前後で踏み切り待ちの車列ができる等多くの問題点が生じている。ついては、具体的な改善措置として次の3点をお願いしたい。

  【1】踏み切り及び進入道路の大幅な拡幅

【2】踏み切り待ち時間の短縮

【3】長期的には線路の高架化を選択肢とすることに対する検討

 

<担当部局の所見等>

   ご指摘のような踏切の現状・問題点については認識しております。

   ご要望のありました交通安全確保のための対策についてでありますが、当該箇所は交差点から踏切までの距離が短く道路構造令上(最低30m必要)の問題から、踏切や市道の拡幅による車線の追加は困難であり、踏切の前後の市道や県道も含め一体的に整備を行う必要があります。

  今後、JR、県等関係機関と協議・検討したいと考えておりますが、抜本的な対策については、早急な実施は困難です。

 

(都市整備部長)

湖山西地区内のJRの踏み切りとそれに対する交通安全の確保ということのご要望

でございます。ここの写真にも、載せておりますけれども、踏み切りと市道の関係から、非常に、問題点があるということは、認識しているところでございます。

ここの踏み切りの渡るところの距離は、17メーターほどでございますが、道路構造的には、30メーター以上の滞留長が必要です。車が重なってきますと、やはり安全に車が止まれる必要があります。それと、拡幅はどうかということでございますが、JRの踏み切りを拡張する場合には、別の場所の踏み切りを廃止して、拡幅をするというようなことになっております。鳥取市内の、他のところでも、踏み切りの拡幅が、出来ないかということがございましたが、他の踏み切りの廃止と併せて拡幅しなければならないということでごいます。ここの場所は、周辺の市道、あるいは、県道の改良ということがあり、全体の改良も含めなければいけないということもございまして、非常に難しいというふうに思っております。これまでも色々としてきておりますが、JRや県等にも協議をしていかなければなりません。抜本的な対策等については、現段階では、非常に難しいのかなというふうに思っております。

それから、踏み切りの待ち時間が、長いということで、JRの方にも、なんとかならないかと話をさせていただきました。下りの列車が、鳥取大学駅前に停車する時に、遮断機が下りているということでございます。列車が湖山駅を出たところから、警報機が鳴り遮断機が下りるという設定がされているようです。これは、JRの規定上、3分から4分は、下りているというような状況です。この鳥大駅前での利用者は、大体、毎日4400人弱ということでございまして、非常に、利用をされています。これは、鳥取県内においては、第4位の利用者数だと聞いております。そういうような中で、遮断機を早く上げるような設定が出来るかというと、なかなか難しいということでございます。

それと、高架のお話もございました。その高架については、ここの全体のネットワーク等考えて、財政的、効果的な問題、ビーバイシーというのを考えた時には、なかなか難しいのではないかというふうに思っております。例えばですけれども、一方通行とかそういうようなことが出来るなら、今あるもので渋滞対策が出来ないかということも、1つの案ではないかと考えております。ハード的に、すぐにいろいろ改良するというのは、現段階では難しいというふうに考えております。

 

(2)養鶏場からの悪臭防止対策について

<地域課題>

当地区に隣接する地域内に養鶏場が2施設((有)レイクファーム(湖山町南4丁目)、(株)西日本ジェイエイ畜産(賀露町西2丁目))有り、その施設から発生する悪臭が南風・北風にのって居住地域に送られ、快適な生活環境が阻害されることが日常的に発生している。

  この件については、周辺各地区からも改善要望が提出され、行政としても県との連携をもとに諸対策を推進されている模様であるが、現在までの諸対策の実施状況と今後の改善の見通し等について説明願いたい。

 

 <担当部局の所見等>

 [環境下水道部]

養鶏場からの悪臭については、県・市・事業者で組織する臭気対策検討会等で対策を検討するとともに、事業者による脱臭施設の導入、作業内容の見直し等が講じられてきました。

市としては、年3回の測定を夏場(7〜10月)に実施し、17年度の測定結果は基準値以下であったことを地元に報告しております。また、平成17年9月6日には当該事業所周辺を悪臭防止法に基づく規制区域に指定しており、自治会関係者にも立会っていただいての測定を実施したいと考えています。

今後も監視、測定を継続し事業者への必要な指導を行うとともに、その対応状況等について情報提供を行っていきます。

 

 [農林水産部]

今まで行われた対策は、鶏糞への消臭資材の施用、或は飼料への添加、また鶏舎・堆肥舎の改良、脱臭装置の設置など両業者とも効果が期待される各種の技術を導入し取り組まれているところです。鳥取市としても、業者との連絡を密にして、県とも連携して支援策の検討を行っているところです。

現在も、新たな脱臭装置の試験運転が行われており、新消臭資材の効果試験の実施も検討しています。鳥取市も臭気を最小限にとどめるためのこのような業者の取り組みに、国・県への支援要請を含め協力していきたいと考えています。

 

(環境下水道部長)

養鶏場からの悪臭の発生の問題でございます。この養鶏場、これが賀露のJA西日本畜産という養鶏場でございますし、鳥大のところの湖山池の突き出た部分の養鶏場が、レイクファームという会社でございます。この養鶏場は2つとも、かなり以前からございました。以前も、苦情はありましたけども、今ほど多くはなかったのではないかと、思っております。なぜ、ここ最近になって出てきたのかと、いうことですが、以前は、農水省の方で業者の過当競争を防ぐというような意味でしょうか、その1業者が飼育出来る鶏の数に、規制をかけていたようです。しかし、最近の規制緩和という流れでしょうか、それを取っ払ったことで、数が増えたということも1つの原因ではないかと思っております。両方の業者とも、かなりの数を増やしているようでございます。

そこで、鳥取市も皆さんのご要望ということで、悪臭の測定をしておりました。ただ、悪臭測定をしても、当時は、規制値はなかったわけでございまして、お願いということでございました。苦情が出ているのでなるべく臭いを押さえてもらえないでしょうかと、お話をさせていただいてきた経過がございます。やはり、それだけではい

けないので、昨年の9月でしたけども、鳥取県の方で、規制区域に入れ込みました。これに入ると、法律で規制され、規制値以上の悪臭を出すと改善勧告が出され、改善命令が出され、それでも、駄目だということになると罰則が適用という規制区域に指定されたわけでございます。それで、赤いところがA区域となっておりますし、青いところがC区域になっています。これは、どういう分けかたかと言いますと、Aというのは、大体、住宅地に網がかけられます。それから、C区域というのは、大体、工場地帯です。工場などがあるところにかけられます。住宅地域の方で規制が厳しいということです。

今までは、お願いということでしたが、昨年の9月からは、いよいよ正式に、強い指導、駄目な場合は、法律に基づいた措置が摘要されることになりました。これまで、その規制区域でなかったのですけれども、基準に当てはめてみても、規制基準以上の値は出ておりませんが、引き続き、夏場を中心に、測定しながら、もしも、超えるというようなことがあれば、強い指導をしていきたいというふうに思っております。それから、これは、私のところは規制をかけるという立場でございますけども、農林水産部長の方が、それを受けて養鶏場側として、どんな対応をとっているかということをご説明させていただきます。

 

(農林水産部長)

悪臭の防止対策、事業所での防止対策等につきましては、現在、農林水産部サイドと業者さん、それから、県の畜産関係の機関も含めていろいろ検討しておるところであります。現在、各業者さんの方では、鶏糞に消臭剤を散布したり、飼料の中に臭いを抑える消臭剤を餌の中に混ぜたり、あるいは一番臭う堆肥舎、こういったものの作業の改善等を行ってきておるところであります。

特にJA畜産さんには、この6月から、新しい脱臭装置というのを堆肥の発酵層の方に敷いて、試験運転をしておるところであります。現在のところかなり臭気が抑えられており、発酵層のところに、新しくもう1箇所付ければかなり抑えられるのではないかと、現在までのデータとして持っておられるようです。

それと、脱臭剤等でありますけれども、今回、新たな脱臭剤の試験をやってみようかということでありまして、これは、レイクファームさんの方に向けて、市の産学官連携事業というものを使って、鳥取大学に委託して、新しい消臭剤の試験を検討しているところであります。こういった新たな消臭剤の使用ということも取り組んでいきたいと思っております。JA畜産さんは、6月に新しい脱臭装置を約1,000万円かけて設置されております。次のもう1箇所のところに設置をすれば、また、1,000万以上の金がかかるというようなこともありまして、やはり、現在、業者さんが自力でやっておられるところでありますけれども、国なり県に、こういったものについても支援策を要請していきたいと思っておるところであります。両方の業者さんとも出来る限りの努力、やれることはやらしていただいて、現在のところで経営をさせていただきたいと、こういうふうなことを申しておりますので、今後とも県・市連携いたしまして業者と一緒になって、こういった臭気対策に取り組んでいきたいと考えておるところでございます。

 

(地元意見)

市としてそれなりに努力されていることについては理解できますが、現に臭いだけでなく、それに伴う頭痛や深呼吸さえもできない、また学校においては窓が開けられないといった状況が続いているわけです。だから、このような状況に対する根本的な解決が図られるべきではないかと思っています。実際に住民が健康被害に近い形で影響を受けている状態をきちっと改善することこそ行政の責務ではないかと思う。

 それと、先ほどの説明の中で二つの養鶏場の場所についての説明がなかったが、どちらの施設も渡り鳥が飛来する可能性があり、鳥インフルエンザに対する危機管理も問われてしかるべきかと思うが、以上2点についてご見解を伺いたい。

 

(市長)

行政的には規制区域をかける。それから、事業者といろいろかけあって地域の声も伝え対策を強化してもらう。これがさっきの説明を一口で話せばそういうことになると思います。より住民の皆さんの声も伝えて、改善を図ってもらっている現状でございます。根本的な解決というお話がありました。確かに容易に根本的な解決が出来るものであれば、それにこしたことはないのですけれども、これはなかなか根本的な解決っていうのは容易ではないというふうに考えております。従いまして、現在の対策を更に継続強化して、特に事業者の方に、より臭気を出さない改善を要請していくというところが現状であります。

臭いがひどいという話はもう充分聞いておりますが、臭いが非常に強くて頭痛が出るとか、あるいは、窓が開けられないとか、深呼吸が出来ないといった健康被害的な実態に関しては、具体の状況把握が私は出来ていないように思います。昨年、賀露の方もそうですし、この湖山の西の養鶏場の周囲も、住宅地で規制されているのと同じ規制区域をかけましたので、この赤い地域ですね。今測定する限りでは、普通住宅地で許されている基準の範囲内に収まっているというのが現状であります。

ただ、国の定めている臭気の基準が高すぎるのではないかと、要するに許容のレベルが高いという意見は別途あろうと思いますし、現実に被害が起きているということが具体的に明らかになれば、これをまた、因果関係の問題とかいろいろ出てきますけれども、更にもう1段何か具体的な対処が必要だというご意見は、こうした事実関係を把握した上での、次の段階の議論ではないかと思っております。多くの方から、賀露にしてもこの湖山西にしても、臭気の問題を聞いておりまして、引き続き充分注意しながら状況把握をし、対策について強く働きかけていきたいと考えております。

鳥インフルエンザ対策、渡り鳥っていうのはどこにでもほとんど出てきます。湖もありますし、この地域も無縁とはもちろん言えません。今、鳥取県及び鳥取市でこの対策について要綱などを定めておりまして、これ農林水産部が中心となってやっておりますので、部長からその状況について説明をさせていただきたいと思います。

 

(農林水産部長)

鳥インフルエンザ対策についてご説明いたします。鳥インフルエンザ等発生した場合、県の方がこれはマニュアルを設けておりまして、県の方が対策本部を設置します。市の方は、鳥取市内で発生した時に、その対策本部に人員を派遣して住民の方への情報の提供なり、それから、実際の発生した場合には、全ての鳥は殺処分します。屠殺して基本的には焼却するという形でありますので、そういった焼却の作業に出向くということになってまいります。大体、大量の鶏が死んだような場合には、養鶏場の方から家畜保健衛生所というところに連絡が入りまして、そういったところから24時間ぐらいで、鳥のインフルエンザかどうかっていうのを一時判定が出てまいります。一時判定で陽性となった場合に県の方が対策本部を設置するということになっておりまして、そこでの鳥の移動制限、あるいは、入ってくる車両の消毒、そういった体制をとってくるわけであります。

現在、県のマニュアルに基づいて市のマニュアルも粗方出来たところでありまして、住民の方々への広報などを、市が行っていくということになってまいります。成案になりました段階で、市のホームページに、県のマニュアルに対応した市のマニュアルを搭載する予定であります。

 

(地元意見)

   本日ご出席の幹部の皆さんのうち、実際に臭いをかがれた方は挙手してみていただけませんか。挙手は3名のようです。この問題はかなり前から発生しており、地域住民はいろいろな意見提起をしてきていますが、実際に現地に来て、臭いの程度を確認するなど実態把握に努め対策を考えていただきたいと思う。

   臭気の測定値がどうこうよりも、現地の住民がどれほど困っているかということを把握することからはじめて欲しいと思う。

   それと、今、良いパンフレットをもらいましたが、この中に環境都市という宣言がされています。鳥取県を象徴する鳥で、住民が困っているというのはどうかと思う。また、他県から鳥取空港に降り立つ人から「この臭いは何だろうか?」という声を耳にするが、鳥取県の空の玄関である空港周辺でこのような問題をかかえていることは恥ではないのか。

   幹部の皆さん、ぜひ現地に来て本当にどんな臭いがしているのか確認してみてください。また、実際に臭いをかいだ人から実態を聞いてみてください。

   湖山西地区は二つの養鶏場の間に立地しており、北東の風が吹けば北側の窓を閉め、南風が吹けば南側の窓を閉めてしのいでいるのです。少しは分かっていただきたい。

 

(環境下水道部長)

アンモニアですとか、メチルメルカブタンだとか、国の規制基準で、遵守することに定められておりますが、特に、鳥系の場合は、養鶏場の糞から発生するアンモニアの濃いのをかぎますと目から涙が出たりします。根本的な解決ということになれば、現実それが可能かということになりますが、全面移転があります。それから、鶏舎を全部覆って、ドームみたいな中に囲んで空気を一切出さないというような、根本的な解決策はそういうことしかないと思っております。

養鶏場ですから経済性を考え、全面移転ということになると多額な費用を、誰が補償するのかっていうことになってきましょうし、それから、臭いを一切出さないというような装置を、果してああいう養鶏場というような産業が、負担に絶え得るのかということになります。例えば、行政がやるような施設でしたら経済行為でございませんから、いくらかけても臭いを出さんというようなことが出来ます。

今、鳥取市がもっている清掃工場なんか、皆さんが一週間に2回生ゴミを出されますけども、生ゴミは本当に3日、4日置いたら大変な臭いがします。清掃工場に持って行きますが、中は非常に強い臭いがします。ゴミを投げ込むピットなんかはとても、大変な臭いがします。ところが工場の外は一切臭いがしません。これは、風圧で、空気を外に出さないように内側から吸うわけです、そういう装置をつけております。そして、その空気は清掃工場ですから物を燃やしますので、その燃やす空気に混ぜて、一緒に燃やしてしまいます。それで、臭いは一切出さないというようなことになっております。やはりああいう装置につきましては多額の経費をかけております。ただ、これは、これをやって損だとか、採算がとれんというようなことではございません。費用は税金で負担しますということですから出来ますけども、経済行為としてやっている養鶏場に、どこまで負担をかけるか。やはり、法律で認められている規制基準を基に、業者指導をしていくことになります。お答えにならないかも知れませんが、そういうことで努力しております。

 

(地元意見)

本当にご苦労様です。今、お話を聞いて、住民の方はこういう実態だと訴え、行政の立場からは法令等に基づき精一杯やっているという説明がされていますが、チョット気にかかる点があるので説明して欲しい。

   測定結果が基準値以下という説明があったが、この基準値がどの程度の実態を示す数値なのか実感が涌かない。地元では生活するうえで耐えられないという実感を持っているが、単に基準値以下というだけでは理解に苦しむ。分かりやすく説明できないか。

 

(環境下水道部長)

先程も申し上げました。代表的なこういう動物の糞とかから発生するのは、アンモニアが典型的なものでございます。このし尿の腐ったような臭いが代表的なものでございます。これを1ppm以下にしなさいというのが、いわゆる住宅地の基準です。図面ではA区域になります。

1ppmというのは、実際にはかなり臭います。これが本当にその基準としていいのかどうなのかというのは、いろんな論議があろうかと思いますけれども、何の臭いか分かる臭いなのです。強さが、鶏糞のにおい、アンモニアのこういった系統のにおいだと分かる程度です。確かに国の基準が、甘いのではないかと思いますが、現実問題として、この基準が、あてはめられていくというのが実態でございます。これは、鳥取だけではなくて、全国でそういう値が、適応されているような状況でございます。

臭いというのが、非常に掴みどころがないものですから、賀露の場合は、日にちとか、場所、風向など、当日の状況を見ながら、地元の自治会の方と一緒に、出かけて行って、協議しながら測定しています。ですから、臭いがない日を選んで測るというようなことではなくて、今日はありそうだなというような時に地元と協議しながら実施しています。

今年は、器械の測定だけではなくて、資格を持った専門家が嗅いで、人間の鼻で強いとか弱いとかそういうのを判定するという方法もございますので、試験的に、県の保健事業団の方と協議しながら、今年はそういう方法もやってみたいというふうに思っております。

 

※悪臭の基準に関する追加説明(環境下水道部)

養鶏場の悪臭規制は、アンモニア、硫化水素などの特定悪臭物質の事業場敷地境界線での大気中の濃度を基準に実施しており、当該養鶏場を含む区域ではアンモニア基準が1ppm以下となっています。アンモニア1ppmとは、悪臭防止法で採用されている6段階臭気強度(0〜5段階)の2.5の段階に位置し、ほぼらくに感知できるにおいの程度とされています。アンモニアはし尿のようなにおいであり、このにおいがらくに感知できる程度ということになります。

 

(農林水産部長)

この前の測った、結果が出ていると思いますけれども、基準値をオーバーしたっていうようなことは聞いておりません。

 

(市長)

皆さんのお気持ちっていうのは、充分伝わってきておりまして、要するに、深刻だぞと、もっと真剣にとにかく努力をするようにということであると思いますし、そういった事を実行して行こうと思っております。ただ、法規制っていうのは、市民の健康安全、環境を守るための基準があって、それに従って、制限をしていくということですので、この辺の兼ね合いが、問題になると思います。私も、いずれの養鶏場の近くも、通ることがありますし、現実にその側まで行って、どんな強さかなあと思って行ったことありますが、なぜかその時あまり感じられないのです。湖岸の道路とか、国体道路から空港に抜けていく道路、学校の近くも通りますし、あるいは、賀露の方で、千代水の方から賀露の方、西山の方にももちろん行きます。いろんな私の生活行動の中で、この辺りはもう頻繁に行っております。とても範囲が広くて、これは住んでおられる方とやっぱり、日頃、頻繁には通っても、そんなに感ずる機会のないものとの差、あるいは近くまで行っても感じられない時もあるといった、こう難しさっていうのを今改めて感じております。具体的に先程表現されたような、健康被害に近いようなものがあれば、市なり保健所なり、いつでも申し出ていただいて、そういう実態もこれから充分把握していきたいと思います。

この臭気問題の難しさ、それも感じながら、事業者には、出来る限りの改善努力ということを、頻繁に言っております。それから、賀露の方の養鶏場のケースでは、地域の方もそういう対策の検討会に加わっていただき、議論をしていただいたり、測定結果を直接お伝えしていくというようなことも、取り組みの強化ということで、行っております。本当に深刻な問題として、今取り組みを強化しつつあるという状況でございます。少しでも改善出来るように取り組みを続けたいと思っております。

 

(地元意見)

こういう周辺住民の生活に迷惑を与えている施設は、鳥取市内にどのようなものがあるのか聞きたい。

   過去、田園町にあった養豚場が、市民の住宅建設に追われて美萩野に移らざるを得なかったし、更に美萩野の住宅団地化によりそこから退去せざるを得なかったと聞いている。

   最近では、中電の変電所の問題もあり、鳥取市が現在かかえる環境問題にかかる課題について、主なものを紹介していただければと思う。

 

(環境下水道部長)

おっしゃっておられるのは、公共施設でしょうか。我々は、公共施設は迷惑施設ではないと思っております。いろいろ住民の方に苦情を言われるものについては、煙を出したり、それから、今の臭いでもございますけれども、騒音を出したり、一般的な工場事業所につきましては、事業活動に伴って、煙、臭い、震動そういうものを発生させる施設というのは多くございます。

養豚場ですとか、養鶏場の話ですね。養鶏場も規模が小さいものが、他にもありますが、鳥取市内では、案外そういうのは少ないです。それから、養豚場はあまり聞いたことはありませんし、牛の飼育をしているところはありますけれども、住宅地の近くでないからでしょうか、問題になっていることは、聞いておりません。

 

(農林水産部長)

畜産関係の部分であります。鶏の場合、ここの湖山の部分と賀露の部分、大規模であります。後は、だいたい多くて2万羽、あるいは、1,000羽とか2,000羽ということでありますし、農村地域でやっておられて周辺に民家が少ないということもあります。それから、牛の場合、酪農にしても肥育にしても、せいぜい多くて100頭程度でありますから、これもやはり農村地域での飼っておられるということがありまして、住民の方から苦情が挙がってきているという、他の施設の例というのは、私のところでは把握はいたしておりません。

 

(地元意見)

この悪臭問題について、当地区は5年前に提起し、鳥取市、業者を含めて意見交換し改善を要望したところですが、その後現在まで行政からのなんらの情報提供もなされていない。行政の怠慢といわれても仕方がないではないか。

 

(市長)

先程から説明しているように、規制区域をかけたり、測定を続けてそれを発表したり、それから、対策を立てるための協議の場を設けて事業者と話し合いをして、いろんな対策を実験して事業者がやっている。そういう事実を説明してきたつもりなのですけれどね。ですから、何もやってないなんてことではありません。

 

※悪臭問題についての追加説明(環境下水道部)

 悪臭問題への対応として、平成16年度から臭気の強くなる夏場(7〜9月)の年3回の測定や、県・市・事業者による臭気対策検討会(平成17年8月〜)の開催などにより対策を検討し、平成17年9月6日には養鶏場を含む地域を悪臭防止法に基づく規制区域に指定するに至っております。

   悪臭問題の放置ということはなく、法による規制と事業者への改善指導等に継続して取り組んでおり、今後の対応状況についても地元への情報提供を行います。

 

(地元意見)

今日の説明で、行政も業者を含めていろいろな側面から検討されてきていることは分かったが、このようないろいろなアクションが固まった段階で、関係住民に適切にフィードバックすることが大切と思うので今後の課題として配慮願いたい。

 

(市長)

そういう話し合いの積み重ねの中で、取り組みがずっと進んできているというふうに、私は理解しています。この悪臭問題、何回も出ていますよ。5年間の間、何も取り上げられていないのでなく。2年前の地域づくり懇談会とか、その前は毎年、やっていましたから。これまで話題になるたびに、市の現状の取り組みはお答えしてきているはずです。

 

(3)地域コミュニティーの中核拠点となる地区公民館の諸機能充実について

<地域課題>

鳥取放送大学及び視聴覚ライブラリーの移転後の「学習交流センターとっとり」の利活用計画を明らかにされたい。また、移転後のスペース利用に当たって、当該公民館の専用スペースは料理講習室を除き、全て和室であるが、利用者の高齢化等により洋室を利用したいという要望が強くなってきているため、その点を考慮し、円滑な有効活用ができるよう配意願いたい。

  以前から公民館事業予算は零細であるにも関わらず、毎年一律に減額されているのが現状である。よって、市長が掲げるマニフェストの一つである「地域コミュニティーの充実と強化」との整合性について伺いたい。

  また、各公民館の事業予算は基本的に均等配分されているが、提供するサービスの公平性確保の面からも人口比による配算を基本とするよう改善願いたい。

 

<担当部局の所見等>

 [企画推進部]

「学習・交流センターとっとり」の2階の今後の活用については、本市の国際交流の拠点である「国際交流プラザ」の充実を図るために活用することとしており、国際交流団体の活動や在住外国人の支援、また市民の国際理解・外国語習得の支援など鳥取大学等とも連携し、一層20万都市にふさわしい国際交流を進めていきたいと考えています。

 

 [教育委員会]

   移転後のスペース利用については、国際交流プラザと調整し、公民館事業にも有効活用ができるよう配慮していきたいと考えております。

   「地域コミュニティーの充実と強化」とは、公民館独自の事業を推進するだけでなく、地域住民自らが行う防災・福祉・文化・スポーツ活動を支援しようとするものです。本年度中に、地域活動の拠点としての公民館のあり方について検討し、来年度中に充実・強化することとしています。

また、公民館事業予算については、同様の要望が公民館連合会の専門委員会で検討されており、その協議の結果を踏まえ、事業推進に支障がないよう検討します。

 

(企画推進部長)

地域コミュ二ティーの拠点となる、地区公民館の諸機能充実についてということで、鳥取放送大学及び視聴覚ライブラリーの移転後の、学習交流センター鳥取の利活用計画を明らかにされたいということにつきまして、企画推進部の方でお答えします。

この放送大学鳥取学習センターは、本年3月末で市役所の駅南庁舎の方へ移転いたしましたし、視聴覚ライブラリーにつきましても今月末で文化センターの方に移転することにしております。

学習交流センター鳥取の今後の活用についてですが、これは、本市の国際交流の拠点でございます国際交流プラザの充実を図る為に、活用することとしておりまして、国際交流団体の活動や在住外国人の支援、また、市民の国際理解、外国語習得の支援など鳥取大学等とも連携いたしまして20万都市に相応しい国際交流を進めていきたいと考えております。

 

(教育長)

公民館としての機能の充実ということでございます。質問は、2年前のこの会にも出ておりましたけども、椅子の部屋を充実してくれいというようなご要望でございます。お年寄りが参加するのに、どうも畳の部屋ばっかりでは腰が痛くて、椅子の部屋が是非ほしいということでございます。今、企画推進部長が申しました、この国際交流プラザを、調整を図りながら利用していただければと思っております。

それから、次に予算のことが出ております。この予算のことにつきましては、同様の要望が公民館連合会の専門委員会の方から出ておりまして、そこからの要望を踏まえて検討を加えていきたいと思います。市長が地域コミュニティーの充実をして、公民館のあり方を考えるというふうに言っているが、そのこととの関連はどうかという質問でございますけども。市長は、はっきりと公式の場でも公民館のあり方ということを、これから検討していきますっていうふうに答えております。

18年度、19年度2年がかりで、大体のあり方を見直していこうというふうなことでございますが、現在、公民館に防災の拠点としての機能を持たせようとか、あるいは、福祉の拠点としての機能を持たせようとか、もちろん従来から持っている生涯学習の拠点としての公民館のあり方という、これらのあり方、どういうふうなあり方がいいのか。予算それから、人の面も含めて、今、調整を図っておるところでございます。早ければ19年度の初頭から、遅くとも19年度中かって結論を出したいというふうなこと考えておりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

【1】地元提起のJR踏み切り以外のもう一つの踏み切りの現状と問題点について提起しご見解をお聞きしたい。

   その踏み切りは、大寺屋地内にあり南5丁目から湖山西小学校に通う児童の通学路となっています。そのため地元の関係者で事故のないよう毎日誘導されています。お蔭様で、湖山西小学校ができてから今日までこの踏切での事故は発生しておりません。

   この踏み切りについては、過去の大事故の教訓から自動車の通行ができないよう措置されていますが、オートバイ(自動二輪車)は通行可能な状態になっており、特に大学生のオートバイによる通行が多く、危険度が増しています。この点についての対策はないものか見解をお聞きしたい。

【2】更に、南5丁目地内は鳥取大学が立地する隣接の住宅地区ですが、その割りに地内の市道の整備が遅れていて、日常生活上、交通安全確保上大きな課題をかかえています。

   大学があることの大きなメリットがある反面デメリットもあります。最近の学生さんはほとんどかマイカー持ちでマンション生活をしており、地内の狭い道路をぶんぶん走り、交通安全について、日常的に危機感を持って生活しています。

 これまでも地元要望として、狭い道路の拡幅策として側溝を埋めて暗渠化するよう要望されていると思うが、この点についての検討状況をお尋ねしたい。

 

(都市整備部長)

先程も今のご要望のとこの踏み切りの対応について、説明をさせていただいたのですけれども、踏み切りをどうするかといった時に、JRさんの方は、踏み切りを閉めようと言えば恐らくすぐ閉めていただけます。JRさんは閉める方が、安全であると思っておられますし、踏み切りを拡幅する場合には、他の踏み切りを閉めないと、拡幅はオーケーになりません。この近くでは、ちょうど国立病院のあたりですか、踏み切りの拡幅等したところですけれども、それも他の場所を閉めてやるということでございます。

今の交通ルールの問題につきましては、これはやはり、交通ルールを守っていただかないといけないということであります。やはり車を運転する場合のルール、これはしっかり守っていただかないといけませんし、学校なんかにも、学生の交通ルールの問題の話をさせていただきたいと思います。

側溝等につきましては、地区要望に出していただいていると思います。地区要望は、毎年、区長さんを通じていただいているわけですが、全体で1,000件程ございます。そのうちの6割5分〜7割は都市整備部の要望です。側溝とか川の護岸を直してくれというようなことがございまして、年度的に予算の話もございますので、順次、対応させていただいいているところでございます。急ぐところから、順次、対応をさせていただいておりますので、ご理解をいいただきたい。

先程、踏み切りを、本当に通らないようにするために止めるということで、地域の方がご了解いただければ、おそらくJRはすぐ止めると思います。そのあたりも含めて、例えば、その単車が危ないから、単車を通るなというようなことで、JRの方が看板つけてくれるかどうか、ちょっとその辺は、話をして見なければなりませんけれども、これはあくまでも、本当に交通ルールの基本的なところでございますので、やはりルールを守ることの方が、私は大切じゃないかと考えております。

 

(地元意見)

   先ほど提起しました大寺屋踏み切り付近の湖岸道路で事故が発生していますが、その発生原因の一つに、踏み切りの西側に竹が密生しており、西側から来る列車や車両に対する踏み切り通行者の見通しが阻害されていることが主要な要因と感じています。

   どうかこの現場の実態をよく見ていただき、関係機関と調整して見通しの改善方早急に措置していただくようお願いします。

 

(都市整備部長)

おっしゃられたその竹薮等の現状については、確認させていただきます。

 

  ※大寺屋踏み切りについての追加説明(都市整備部)

   現地確認の結果、平成18年10月10日該当踏切の西側で支障のありました、草及び竹の伐採をJR立会いの上で実施しました

 

(地元意見)

   自主防災会の関係で要望したい。各自主防災会で防災訓練を実施していますが、放水訓練に使用したホースの干し場所に困っています。各自主防災会で工夫して対応されているようですが、経費的な面から困っているところもあるようです。

   そこで提案ですが、地区公民館にホースが干せれる設備を今後設置することと、既設の公民館にも予算がつけば設置することを検討願いたい。

 

(防災調整監)

自主防災活動大変ご苦労様です。訓練等いろいろありがとうございます。消防ホースのことですが、確かに、ホースを干すとなれば20メーターありますので、最低10メーターという高さの干し場が要ります。その場合においては、やはり公民館等に干されるのが一番いいと思います。施設の整備については、助成といいますか、これは審査にかけてみないといけませんけれども、コミュニティーの助成の制度があるようです。自主防災の機具等の関係の助成制度があります。

詳細については、危機管理課の方でご説明させていただきますので、相談に来ていただければと思います。

 

(地元意見)

   それも一つの方法とは思いますが、提案したように、公民館の壁面などを活用して簡単に干すことができれば、安全性も確保されて大変便利になると考えます。

 

(防災調整監)

今のところ消防署も活用していただくところもありますし、ただ、消防団の車庫等も、利用できると思います。

 

(地元意見)

消防署や消防団に借りるということではなく、せっかく公民館という良い施設があるのだからそれを活用するのがベターだと思う。今すぐできなければ今後の方向として逐次整備していくようお願いしたい。

 

(防災調整監)

今度、検討ということでお願いしたいと思います。

 

(地元意見)

   鳥取市には日本一と名の付くものが二つあります。その一つは、鳥取大砂丘。もう一つは湖山池です。この湖山池のことについてのお願いです。

   観光面・環境面から考えても、湖山池の現状は良いとはいえないと思います。

   例えば、鳥取砂丘の環境保全については、大規模に除草ボランティアなどを募集して年に何回か取り組まれ、また美化活動についても2〜3千人規模の一斉清掃が実施されています。これに比べて、湖山池の場合は周辺住民や、100人委員会が細々と関わる程度で、周囲16kmの湖山池周辺の美化は大変な労力を伴うと思っています。

   そこでお願いしたいのは、鳥取市から広く呼びかけていただき多くのボランティアを募り一斉清掃を年何回か実施願えないかということです。

   このような活動が定着すれば、観光の面にも好影響を与えるのではと考えます。

   それからもう一点、昨年の9月市議会かと思いますが、当地の市議会議員から「湖山池でのヘラブナ釣り大会」の開催について提案され、市長も回答されたと記憶していますが、そういうイベントを行うためにも湖山池の環境整備は急務であると考えます。

そして、これらイベントを実施して、県内外からお客様に気持ちよく来ていただき、宣伝していただくことにより、鳥取砂丘に負けない湖山池の認知度を向上させなければと考えますが、ご見解をお聞きしたい。

 

(都市整備部長)

湖山池については、100人委員会等でもお話しがありましたけども、まず、水もきれいにしなくてはいけないと。それぞれの施策、底泥の浚渫とか、いろんな対応をしてきているということでございます。それから、湖山池の清掃については、青島一斉清掃というようなことでも対応をさせていただいているところでございます。また、お花畑ゾーンにおいては、ちょうど緩傾斜護岸ということで、いま3割勾配位で、ちょうど、親水的にいいように、県の方で整備していただいています。いろいろお話しを聞くと、もう少し緩やかにすべきじゃないかというようなご意見もいただいて、その辺も含めて検討をされるというふうに聞いております。

お花畑ゾーンなんかについては、芝の除草といいますか、芝の管理とか、それから清掃も含めて、いま指定管理者制度ということで、対応もさせていただいているところでございます。

これは他の例でございますけれども、袋川というのが市内に流れております。これまで旧袋川という名前だったものを、いろいろ地域の方々が、元の袋川という名前にしようという運動を起こされまして、議会とかの了解もいただきながら、旧袋川を、袋川という名称に変えました。その以前に何をしたかというと、地元の方が中心になって清掃活動を始めておられます。それに基づいて、行政のほうにも出てきてくれないかというような声を掛けられて、一つの清掃活動を順次進めて、きれいなまちをつくっていこうじゃないかというようなことも行われている状況もございます。最初に企画推進部長のほうから説明がありましたけれども、いわゆる協働、地域の住民の皆さんとの協働というようなことのひとつの観点、視点から、いろんなかたちがあるのかなというふうに考えております。

 

※一斉清掃についての追加説明(企画推進部)

   湖山池周辺の一斉清掃については、協働推進課が事務局を持つ「湖山池を守る会」で、春と秋の全市一斉清掃(鳥取市市民運動推進協議会主催)と、会独自で取り組む夏の青島一斉清掃に合わせて、年3回、一斉清掃を実施しています。

   その際には、湖山池周辺地区町内会にも協力依頼しておりますので、ぜひ多くの方々に参加していただきたいと思います。

 

(地元意見)

今の説明については、私なりに承知しておりますが、私のお願いの趣旨は、鳥取砂丘については確か鳥取市報とか県政だよりでボランティアを募集されていると思っていますが、湖山池についてもそのように行政が確りかかわってやっていただきたいというのが私のお願いです。

   先ほどの説明で、袋川の取り組みについてお話されましたが、私も承知しております。

   以前、鳥取大学で市長さんの講演を聞きました。そのとき市長は湖山池の思い出を話されたと記憶しています。湖山池がいかに美しいかということを中心としたお話であったと思います。

   やはり昔のような、湖山池を取り戻すためには、水質の改善と平行して周辺環境の整備や美化が欠かせないと考えます。どうか湖山池を一周してみてください、どれだけ目を覆いたくなるような実態にあるかを肌で感じて欲しいと思います。

   このような実態を改善するためには多くの労力を集中しなければ実現できないと考えます。したがって行政のお力を借りて、広くボランティアを募集し一斉に実施することが肝要かと思っています。このような取り組みにより、環境美化に対する市民の意識も変わってくるのではないかと思います。

 最後にもう一つお尋ねしておきたい。湖山池はどこが管理するのか、県ですか、市ですか。湖山池と続く湖山川の管理はどうですか。おそらくいずれも管理権は県に帰属していると思います。この点を踏まえて、先ほどからお願いしている事項についてきちっとお話いただかないと一般の方は分かりづらいと思います。

 

(地元意見)

   今日は、地元から提起しました3点を中心に、住民の方々からの意見を含めて意見交換しました。内容としては、非常に切実な問題として提起されたと思っております。これに対して、行政のほうからのご説明もいただきました。総体的には即実施という内容とはなっていませんが、例えば踏み切りの問題は、南5丁目に住んでいる方々にとっては切実な問題であるわけです。地形的に袋小路のような環境。大学という大きな施設がその中にあって、ハード・ソフト両面から住民の生活に大きな影響を与えております。このような背景の中での踏み切り問題であります。今後ともこの問題は地域の大きな課題として取り組まなければならないと考えています。

   なお、説明の中でお話いただいた一方通行の措置については、一つの検討材料かと思いますが、地元の意向を十分踏まえないと簡単に取り組むことは難しいと感じています。

   次に、大寺屋踏切の問題については、4輪車両は通行できないがバイクなど大学生の単車が通行して危ないという実態、その上線路の両脇に竹が生えていて見通しが悪いという状況がありました。この点については、交通安全対策として過去地区要望で提出したことがありますが、その際は竹の整理は地元で対応するよう要請され、地元の町内会にお願いした経緯があります。問題のスペースはJRだけでなく、地元の方の所有地もあって地主の方の協力により以前よりは見通しが改善されています。

   しかし、放置しておくと竹はすぐに再生しますので継続的な管理が必要と考えています。

   行政のほうで何かご支援いただければありがたいと思います。

   次に、養鶏場からの臭気の問題ですが、大変切実な意見が提起されました。二つの養鶏場が湖山西地区に立地していないという実態、大学が移転してきた際の養鶏場の立ち退きの経緯等から、当地としてはこれまで強い主張は意識的に避けてきたのは事実です。

   しかし、近年周辺地区から強い要望が出されていることを考慮しつつ、当地でもなかなか解消されない悪臭について、住民の関心の高まりを感じています。

   本日は、皆さんから生の声をお聞きいただきましたので、実態把握に努めていただき適切に対応していただきたいと思います。

   今日説明いただいたように、規制区域に指定されたということは、一歩前進であり、これからの対策に遺漏なきようお願いします。

   それから公民館の問題でございますが、当地区の公民館スペースは総て和式であり、洋式のスペースはございません。このことは、この建物が複合施設であるとの位置づけから、設計する段階から「供用」ないし「効率的利用」を前提として設計されたからであります。

   現実問題として、設計思想どおりの運用が必ずしも実現できない現状があり課題をかかえております。ご覧のようにここの畳は大分傷んでおりますが、この畳の部屋でデイサービスを実施するため、畳の上にござを敷いてテーブルと椅子を並べて利用しています。

   公民館教室の運営についても同様な問題をかかえており、洋式スペースの利用ができるような、総合的・弾力的な対応の実施を強く要望したいと思っています。このような考えもあって、今春、生涯学習課からたたみの表替えの打診がありましたが、洋式スペースの利用について見透しができるまで保留しているところです。見透しがない場合は、この部屋を和洋兼用に改修してもらいたいと考えているところです。

   ぜひとも、洋式スペースが公民館を含む地域の活動に柔軟に活用できるよう何分のご配意をお願いしておきます。

   ご出席の地域の皆様にはまだまた言いたいことはあるかと思いますが、所定の時間が過ぎました。

   竹内鳥取市長をはじめとする市の幹部の皆様には、直接住民の声をお聞きいただきましたが、率直なこれらの意見を確りと受け止めていただき、今後の施策につなげていただきたいと思います。

   以上お願いを含めて私の締めといたしたいと思います。ありがとうございました。

 

7 市長あいさつ

今日、ほんとにたくさんのご意見をいただきました。まだまだ、十分話し尽くせないものが、皆さんのお気持ちのなかにあるように感じております。また、提起された問題に、必ずしも十分、的確にお応えしてない部分もあるように思うので、地域づくり懇談会の議事録をつくっておりますが、そのときに改めて、補足的な回答も含めてさせていただきたいなあと思います。いろんな、自主防災会の活動のホースの干す場所、必要だよというようなご指摘もいただきました。ご提案として、なんとか生かせないかなと。ここに直接できるか、ほかに、こういう場所でこういう使い方があるがどうだろうか、というような案もお示しできたらいいと思いますし。それから、一番大きな問題は悪臭問題、臭気の問題でしたが。これは、だんだんこの声も、強く大きくなっている現状を、私も感じておりますので、対策の強化とともに、また皆さんのお声も十分、あるいは実態も、把握が、落ち度がないようにしていきたいと思っております。

湖山池の問題、一斉清掃は青島などについてやっていますし、鳥取砂丘は春・秋の2回ですね、市民一斉清掃をやっています。それプラス、私も参加しておりますけど、要するに砂丘植物でない植物が生えているのを、朝早くから引き抜きに行っておりまして、やっぱりこういうのは、呼びかけをしっかりするなかで実現して、というのは確かです、行政が関与して。湖山池の清掃、陸地の部分と水の部分があると思いますが、水の部分の清掃というのはなかなか、難しい面もあります。網とかで取れる範囲であれば比較的可能性も高いのですが、舟からでないと取れないようなゴミとか、なかには、自転車が投げ込まれているようなのもありますので、ああいうものをどうやって引き上げるのかというようなことも非常に、確かに大きな悩みであります。

鳥取市も不法投棄対策というのを強化しておりまして、野山に捨てられているのを、最終的には警察にも通報して調べていただき、あるいは自力で回収しています。あまりおおっぴらに言うと、また捨てる人が出てくるのではないかと恐れながらではありますが、やはりそのまま放置できないゴミについては、実際に、税金から経費を出して片付けしております。

湖山池、まずはゴミを捨てていただきたくないし、誰もがそう願うのですけど、実際はいろんなゴミが入り込んできていますので、一斉清掃、確かに重要だと思います。地元の方も、沿岸の集落の方がよくやっておられるのも聞いております。ちょっと検討して、どういうかたちで、どういう内容の一斉清掃するのか、安全に、且つ、みんなが参加できるかたちで。これをやっぱり、今日は検討しなければ、皆さんの問題提起にお応えしたことにならないと思います。地元で、例えば、袋川を愛する会とか、美しくする会とかがあるように、湖山池にも、そういう団体もあります。ビオトープのことを研究してやっておられる方もいらっしゃいます。水質をきれいにしようとして、いろいろな実験的なことも取り組まれていますので、もう少し、力の結集がほしいというのが本音の一つだと思います。行政も、今の取り組みのままでは十分ではないので、市民の皆さんにも呼びかけて取り組みを高めていきたい、そう思っております。多くの地域で、共鳴していただける方があるものと思いますので、そのようなことを考えて、具体化の検討をさせていただきたいと思います。

まだまだいろいろございましたが、市長への手紙という制度も、特に、公民館には用紙なども設けておりますので、気軽にご意見をお寄せいただきたいと思いますし、湖山西地区の皆さんが力を合わせれば、かなりのことは出来るのだと思います。会長さんとお話ししていて、湖山池北岸の、芝生など、関係者が地元の方とも力を合わせて整備されたことを受けて、トイレが絶対必要だというなかで、市民協働型トイレという名前まで付けて、新しい制度をつくって、建設費を市が負担して、維持管理は地元の関係者でということで、今成り立っております。新しい取り組みの、先導的な取り組みをしていただいている湖山西地区でございます。これからも環境問題など中心に、いろんな取り組みを展開していただきますように、一方ではお願いしながら、我々も上手く連携を図らせていただきたいと思います。何れにしても、今日、十分にお応えできなかったことも含めて、全部記録にとっておりますので、録音もしてありますので、そうしたことを仔細に検討して、また最終的な報告書の取りまとめをさせていただきたいと思います。今日は長い時間、ほんとにありがとうございました。