国府地域 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成18年10月11日(水) 19:00〜20:40

2 会   場 国府町老人福祉センターあかね荘

3 出 席 者 地元出席者 87名

        市側出席者 23名

 竹内市長、林副市長、深澤副市長、中島収入役、中川教育長、近藤水道事業管理者、津村企画推進部長、木下福祉保健部長、大塚農林水産部長、綾木都市整備部長、浜辺環境下水道部長、松下総務調整監、森本人権政策監、山根防災調整監、浜橋経済観光部次長、松下健康子育て参事監、窪田地域振興室長

(国府町総合支所)

 林支所長(司会)、見生副支所長兼地域振興課長、谷岡市民生活課長兼福祉保健課長、山本産業建設課長、森原教育委員会事務局国府町分室長

(事務局)

杉本企画推進部次長、太田垣主事

 

4 第8次総合計画に関しての説明

資料に基づき説明(津村企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)旧鳥取プレイランド跡地の環境保全について

<地域課題>

旧鳥取プレイランド跡地を買収した業者は、買収地に廃棄物等を搬入している。この業者は、法律等に違反するようなものは、持ち込まないと言っているが、市民としては不安な面がある。市民の不安を払拭できる対策や業者への指導を市と県にお願いしたい。

 

<担当部局の所見等>

[環境下水道部]

市としては、地元からの「プレイランド跡地が、産業廃棄物処分場になるのではないか」との懸念があることは、認識しています。

また、地元から、「現在も開発業者が産業廃棄物等を搬入しているのではないか。」との情報がありましたので、鳥取県東部総合事務所生活環境局(旧鳥取保健所)に、照会したところ、「業者への問い合わせや現地確認の結果、法律等に違反するような物を持ち込んでいる事実は、確認できなかった。」との回答がありました。

   今後も引き続き、鳥取県東部総合事務所生活環境局や地元住民の皆さまとの連携及び情報の共有化を図りながら見守っていきたいと考えています。

 

[国府町総合支所]

   昨年度の国府地域での地域づくり懇談会の回答とも重複しますが、現段階においては、業者への指導監督や常時監視などは困難です。

   市としては、関係機関との連携を図りながら、支所を含む関係部署内の情報交換会などを実施しているところですが、住民の皆様の情報提供もお願いします。地元の対応としては、業者と話し合って協定書を締結することも有効であると考えます。

 

(環境下水道部長)

   旧鳥取プレイランド跡地につきましては、昨年の地域づくり懇談会でも問題になりましたが、昨年から引き続きの事項です。地元で、本当に産業廃棄物の処分場になるのではないかというような御心配をされていることは、我々も十分承知しています。昨年の夏、木材チップと称するものをめぐって保健所とのやりとりがありまして、これはそういったものではないということで撤去させたという事実がありました。その後も、地元の方から、おかしなものが搬入されているのではないかという通報がありまして、保健所、今では東部総合事務所生活環境局という名前に変わっていますが、ここに照会をいたしました。その結果は、そういった産業廃棄物に該当する、法律に違反するようなものは確認されなかったという返事でありました。

   産廃で、廃棄物処理法に違反するような処理をしますと、違反すれば、会社は必ずこれはつぶれます。業者の方も、その辺は十分承知しておられると思っています。今後も引き続き、生活環境局と連携をとりながら対応していきたいと思いますし、おかしいよという情報があれば、また連絡していただければ、それに応じて対応をしたいと思います。

 

(総合支所長)

この件に関しましては、全体的な市の取り組みとしては、環境下水道部長の方から申し上げたとおりですが、支所の方でも、この問題については本庁の方と連携をとりながら対応してまいっているという経過があります。支所の方では、支所の職員が近くを通るときには、それぞれ注意して見るようにはしていますが、いかんせん140ヘクタールという広大な敷地です。中の様子等についてはわからないというのが実態です。そうしたことで、先ほど部長からありましたが、県と連携をとりながら対応しております。

   また、鳥取市として、この総合支所、あるいは本庁の関係部署との意見交換会を支所が主催して、開催しています。この意見交換会のほかに、本庁の中で、跡地開発に伴う想定許認可行為、どうした許認可があるのかという検討をいただいていまして、密接に連携をとっています。こうしたことで、業者にもしも違法行為等があれば、速やかな指導、あるいは法的な措置がとれるようなことは、当然考えていかなければならないと思っているところですが、住民の皆さん方におかれましても、業者との円満な話し合いということも大事ではないかと思っています。跡地の中には、法律的に違反するものは持ち込みませんというような内容で、協定書などを結ぶということも、一つの有効な方法かと思っています。そうした取り組みについても、また、自治会長さん方ともご相談しながら、連携していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(2)集落単位での結核・肺がん検診の継続実施について

<地域課題>

結核・肺がん検診と大腸がん検診は、平成17年度までは、各集落に検診車が出向いて実施されていた。しかし、本年度から地区保健センターなど国府地域の6箇所の施設で実施されている。

今までは検診が受けやすかったのに、この変更によって、高齢者などの検診が少なくなったと聞いている。従来どおり各集落単位で実施して欲しい。

 

<担当部局の所見等>

国府町では、新たに医療機関での個別検診を導入したことによる受診者の変動や雨天などの気候条件に対応できる会場等を考慮し、平成18年度の集団検診を6会場(4日間)に集約いたしました。

   集落単位での集団検診になじんでこられた高齢の方にとっては、会場が遠くなり受診しにくくなったと感じられる面もあると思います。このことに関する意見は、中央保健センターにもよせられており、来年度の検診会場は増やすように考えております。

   国府町の結核・肺がん検診の受診者は、平成16年度1,074人でしたが、17年度は1,407人に増加しております。内訳をみますと、集団検診では受診者の減少がみられましたが、個別検診を多くの方が受診されておりました。

このように、普段かかっている医療機関の主治医と相談しながら、ご自身の都合のよい日に受診できる個別検診も活用していただきますようお勧めいたします。

 

(健康子育て参事監)

   結核・肺がん検診と大腸がん検診の国府地域での実施箇所が、17年度から6カ所になったということです。それで、今までは、各村々で検診をやっていましたのでやりやすかったですが、この変更により高齢者の方々の検診が少なくなったと聞いているというようなことです。

   国府地域におきましては、新たに医療機関での個別検診を導入いたしました。このことによります受診者の変動とか、それから雨のときなどの気候条件に対応できる会場等を考慮しまして、平成18年度の集団検診を6会場、4日間ということで集約したところです。集落単位での集団検診になじんでこられた高齢の方にとりましては、会場が遠くなり受診しにくくなったと感じられる面もあると思います。このことに関する意見は、中央保健センターにも寄せられていまして、来年度の検診会場は増やすように、現在、考えています。

   国府町の受診者数を表で見ていただきますと、肺がん・結核検診につきましては、平成16年度は、全体で1,074人でした。これが平成17年度は1,407人ということです。それから大腸がん検診につきましても、平成16年度999人であったものが17年度には1,150人と、両検診とも増加しています。内訳を見ますと、その両検診とも集団検診が減少しまして、医療機関などでの個別検診が増加しています。このことから個別検診への移行がうかがえるところです。

   結果的には、全体の受診者数も増えていますが、平成17年度から個別検診を導入したことで、検診期間が長く、御自身の都合のよい日に受診できるということや、ふだんからかかっておられる医療機関に相談しながら受診できるということなどで、受診機会が広がったためではないかと考えています。このように、ふだんかかっている医療機関の主治医の先生方とも相談していただきながら、ご自身の都合のよい日に受診できる個別検診も十分活用していただきますようにお勧めしたいと思います。

 

(地元意見)

2番に関連して、人間ドックの数はこれには出ていないのですが、そういったものはわかるでしょうか。今年、会社を定年でやめたもので、それで、全然これまでの状況がわかりませんので、教えてください。

 

(総合支所長)

   人間ドックについては、合併前の国府町時代は1年置きになっていましたが、合併しまして昨年からは、毎年受けられる制度になりましたので、受診人数も年々増えてきています。

 

(健康子育て参事監)

   人間ドックの関係ですが、平成17年度の結果につきましては、お電話番号でもお聞かせ願えれば、また後でご報告させていただきます。それから、手続などは、保健センターの方から連絡させますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 ※人間ドッグの受診者数についての追加説明(健康子育て参事監)

   平成18年10月13日に発言者本人へ直接電話をして、鳥取市の人間ドックの受診状況とドック検診の受診手続きについて、説明を行い、了解をいただきました。

 

(地元意見)

   今の検診のことですが、聞いた話では、過去2年だか3年間に受診がなかった者には、受診券を郵送しないということです。私も、今年は受けようと思って待っていたのですが、それを知らなくて、たまたま広報を見てわかって早速電話して送ってもらったような次第でした。これは、過去受診しているいないにかかわらず、是非、毎年郵送してもらえたらと思うのですが、どうでしょうか。

 

(福祉保健部長)

   鳥取市の場合、3年に1回受診された方に対して送っていますし、それから5歳ごとの節目には、送っているわけですが、案内しても、なかなか受診願えない方が大変多くあります。そういうことで、現在のような格好で案内はさせてもらっています。しかし、市報等で絶えずPR等しているところでありまして、市報等にも目を通していただければ、いつ検診ということはわかるようになっていますし、保健センター等に問い合わせていただければ受診できるようになりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

(地元意見)

   送らないのは、過去3年以内に受診がなかった場合ですか。これを、例えば、昨年受けなかった人とか、もうちょっと期間を短くすることはできないのでしょうか。

 

(福祉保健部長)

   受診できなかった方の、3年のスパンを短くすることについての、お問い合わせですが、例えば40歳、45歳、50歳というように、5歳刻みの節目には皆さんに送っているわけですし、それから、過去3カ年間に1回でも受診された方は、当然案内をすることになっていますので、余り細かくするということは今のところ考えていません。

 

(総合支所長)

先ほどの問題につきましては、社会保険(加入者)との問題もありますので、市民の方に年齢で一律にお送りするということもできませんので、そうした節目、節目の検診時に郵送しているということですので、ご理解をお願いしたいと思います。

 

(3)「因幡の一ノ宮の祭り」を国府地域の活性化について

<地域課題>

国府地域の振興と伝統芸能の継承を目的に、宇倍神社の春祭りを地域の祭りとするよう、地域コミュニティの代表者により平成18年4月「宇倍神社春祭り実行委員会」を組織し、平成19年の祭りから実行できるよう活動・準備を進めている。

祭りのにぎわいを取り戻し、参加する子どもの育成にも役立たせ、地域や近隣の住民みんなが祭りを楽しめるよう、祭りを休日に開催し、因幡第一のお神輿(みこし)も担ごうと準備をしている。

   祭りは、氏子のみという考えは捨て、「因幡の一ノ宮の祭り」として神輿の担ぎ手も広く参加者を募っていく。これらの取り組みは、地域の各コミュニティが協働して、まちづくりを推進するものであり、鳥取市の総合計画とも合致している活動なので、行政の支援を願いたい。

  なお、宇倍神社春祭りを聖神社や権現神社の祭りと関連づけ、「鳥取市の春祭りシリーズ」として位置づけ、幅広く支援、また、広報・PR等も積極的に行いたいと考えている。

 

<担当部局の所見等>

祭りの活性化により、地域の活力を取り戻し、伝統芸能を継承していこうとする「宇倍神社春祭り実行委員会」の取り組みは大変すばらしいものであると思います。

   第8次鳥取市総合計画においても、地域に根付いた祭りや伝統芸能の促進を図るための支援を行うこととしており、祭りを行うための備品の整備等に対し、コミュニティ助成事業等による支援を検討したいと考えていますので、今後、担当部局と協議をお願います。

なお、実現のあかつきには、鳥取市も積極的にPRをしていきたいと考えております。

 

(企画推進部長)

   宇倍神社の春祭りを因幡の一ノ宮の祭りとして、国府地域の活性化を図る取り組みに支援をということです。

   宇倍神社春祭り実行委員会の取り組みにつきましては、大変すばらしいものであると思います。先ほど御説明いたしました、第8次鳥取市総合計画におきましても、まちづくりの基本政策の中の明日を担う人づくり、この一環として地域に根づいた祭りや伝統芸能の促進を図るための支援を行うこととしていまして、祭りを行うための備品の整備等に対し、コミュニティ助成事業等により支援を検討したいと考えています。

   ここには、今後、担当部局と協議をお願いしますと書いてありますが、現在、代表者の方々と協議をさせていただいていますので、今後も引き続き協議をしてまいりたいと思います。なお、実現のあかつきには鳥取市としても積極的にPRをしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

 

(市長)

因幡の一ノ宮の祭りを、国府地域の活性化にというテーマに関して、現実に市の方とも話し合いをしている状況にあるということで、私自身もその取り組みについて非常に関心があるのです。関係の中心の方でもおられたら、紹介も兼ねて少しお話しになられたらどうかと促したい気持ちでいるのですが、どうでしょうか。

 

(地元意見)

地域の皆さんにも、ご理解とご協力をいただきたいということで、先般、各自治会長さんあてに文書を流したところですが、ここに書いてあるとおり、宇倍神社の祭りは、これまで氏子を中心とした祭りでありましたが、氏子中心でなくて、国府地域全体の祭りとして盛り上げていきたい。みこしについても、国府地域あるいは鳥取地域からも多くのみこしの担ぎ手を募集して、みんなの祭りで、みんなが楽しんでいけるような祭りにしたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

6 市政の課題等についての意見交換

(地元意見)

   ふだんから感じておったのだが、現鳥取市の職員は、よく働いている感じの印象を受けます。しかし、今度は悪い方でいうと、給料はどうも減っているようだし、合併して地域は広くなって仕事は増えているようだし、よその方のことはわからないが、国府地域の場合、担当はどこになるかな、特に、国府町総合支所の産業建設課の関係です。この夏の暑いときでも、長靴を履いてかっぱを着て現場に出るとか、なかなかしっかり働いています。それで、これでおまえら人数が足りるのかと言うと、言われたとおり働かないといけないですからと言って、一生懸命やっておられるようですが、見るに見かねるようなところがあるようです。

これは市長ではわからないところも多い、担当の農林水産部長の方が、おまえら、どうだというような話を、聞いたりすれば分かろうかと思いますので、職員の方への配慮がなかったら、あなたが、最初言われた新市まちづくり、市民サービスということには少し遠い感じがするので、財政はつらいだろうが、その辺は、職員の方とよく話をしながら市政をやっていただければと、これは個人的には思っています。

   もう一つは、ここに、鳥取市20万都市の元気の出ることを書いておられますが、市長アワーのときにも中身は話しましたので、きょうは、支所長に、もう時間を制限されるから余りしゃべりませんが、私が思っているのは、以前、市長アワーのときに話した中身をちょっと私なりに分析をすると、地元の人が大体4割5分、県外の人が5割以上、そして来た人の3割強は鳥取市に宿泊しているデータがここにあるのです。これまた担当部局は調べればわかると思いますが、よう調べないのだったら私のこれを差し上げます。詳しく書いてありますから。やはりこういう過去にあった例を見て、基本にしていいところを生かしていかないと、鳥取市の発展は、姫路、鳥取だといったってすぐ米子の方へぷいっと飛んで、市内に入るのはなかなか困難だと思いますが、この本を見ると、私が読んで判断する限りは非常に尊重するところが多いです。

ところが、今、各部長やパンフレットに書いてある話を聞くと、本当にこれで鳥取市の活性化ができるのか。宇倍神社が云々ということは悪い話でないが、もっと広い視野に立って、職員の理解を得ながら、各総合支所は、地元のことは地元がみんなよく知っていると思いますから、その辺を市長、長々と限られた時間を、あなたの気に入らないことばかり言ったかもしれないが、回答は求めるものでありませんので、参考にと思ってしゃべりました。

   それでもう一つ。大分前だったのですが、国府町の庁舎の2階に、教育委員会があったことがあるのです。あのときに、風呂もないのに天井から水滴が落ちてきたのです。よく考えてみると、あれは旧宇倍野村の農協の本所だったのです。いろいろ予算の関係もあるだろうが、国府町のときに建てた建物だけでも空いた部屋がたくさんあるものですから、いっそのこと早くあれはぶっ壊して、有効に使って、もっと見ばえをよくしてもらうことはいかがでしょうか。その辺も国府地域、市民の意見を聞きながら、でも地震で旧宇倍野農協のところがちょっと傾いた、崩れたということになってから手をかけるより、早目に何らかの改修をしてはどうかと思います。別にそれが、良くなろうと良くならまいと私らは別にどうということはないが、やはりそういう意見もあったということで、よろしくお願いします。

 

(市長)

   3点のお話がありました。最初の点は、市の職員はよく働いていると。市長はどうも現場の職員の苦労を十分認識していないのではないかという、ご注意をいただいたわけですが、と同時に職員を褒めていただいて、本当にうれしいなと思ってお聞きしました。今、鳥取市の職員は病院、水道などを含めると大体約2,000人の職員がいまして、合併して、大変な大世帯になっているわけです。この2,000人というのは、やはり、20万都市の職員数としては多いわけです。病院、水道を除いても1,500人います。ですから、20万都市の、合理的な職員数になるところまでは、だんだん減らしていくことが必要となっています。

   そういう中で、実は、きょうの地域づくり懇談会にも、国府町地内にお住まいの市の職員がたくさん来ています。地域のことにも目を向けながら、鳥取市全体の行政にしっかり取り組んでいただくように、私もいつも呼びかけたりしています。この間、私が市長からの手紙のような形で市長メッセージを出しましたら、「創造的な仕事などをすることは自分たちも望むところです。しかし、最近の風潮で、やれ不祥事だ、やれ飲酒運転はだめだ、とかいうような話が多くて、職員一人一人が気持ちの上でどうしても縮こまってしまうようなことがあります。是非、市長さん、責任はおれが持つから、失敗を恐れずに挑戦しろとはっきり言ってほしい。」といった内容のメールが、職員から私に来たのです。私は本当にそのとおりだなと思います。ミスや不祥事というのは、これからも各職員の努力が必要ですが、新しい創造的なことにチャレンジするときに、1つ2つのやり損ないというか失敗があっても、それをとがめ立てしたのではやる気も出てこないということで、責任は私が持つから皆さんはしっかりチャレンジしてほしいと、その失敗は、私が市の代表者として、市民に対してあるいは組織の中でも、しっかり責任を持つからというようなことを、今、言っています。職員の気持ちと一緒になって、受けとめながら仕事をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

   それからもう一つ、前々市長さん時代の取り組みとしてお話のあったのは、世界おもちゃ博覧会のことだと思って聞いていました。

   鳥取市制100周年ということで取り組んだものでありまして、これは1989年に行いましたが、市の職員挙げ、それから地域の方々も大いに協力いただいて、大変成功をおさめたイベントでありました。その精神は今も引き継いでやっていきたいということで、新たに因幡の祭典という取り組みを始めていますが、おもちゃ博覧会のときの報告書などもしっかりと研究して事業を進めています。因幡の祭典というような名前で2009年、平成21年に催しを行いますので、皆様にもこれからもぜひご支援をいただきたいと思います。

   3点目の庁舎の問題ですが、合併しまして、合併前の8つの町村、それから鳥取市の庁舎と9つの役場の庁舎を比べてみる中でも、最も古いのが国府町の庁舎であります。何年に建てたのかちょっと記憶していないのですが…。昭和38年ですか、その次に古いのが鳥取市役所の本庁舎の昭和39年でしょうか。

御指摘のように、一番古くて耐震性などでも心配がある庁舎になっていますので、今後この取り扱いについても、いろいろ研究をしていきたいと思います。現在の庁舎をどのように使っていくのか、こういったことも課題でありますし、いろいろな施設が方々にありますので、現在のところは、国府町総合支所の庁舎として使っていくわけですが、さらに地域からの御意見、あるいは行政の方であそこのところをもっと使った方が皆さんにも便利だし、喜ばれるのではないかと、建物としても使い勝手がよいというところがあれば、別の場所を総合支所として活用するようにするなど、何年先になるかは別にしまして、今後いろいろな工夫をしてみたいと思います。これからの研究課題だと思いますので、そういうことで御理解をいただけたらと思います。

 

(地元意見)

市長にお聞きしたいのですが、まちづくりの5つの原則があります。4番目の自己決定による「自立」したまちづくりについてお尋ねします。今、国の方から県、県から市町村の方にこの自立、自立という言葉が毎日のように流れていますが、きょうたくさんの自治会長さんもおられますが、どういう集落なりまちを希望しておられるのか。要するに今、補助金がなしとか、いろいろ経費的に厳しい状況という部分もありますが、その自己決定とか、そんなことまでありますが、我々は集落の方で来ていますので、自立というのはどういう集落、どういうまち、村を理想といいますか、希望しておられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

 

(市長)

自立ということをめぐってのお尋ねだったと思います。確かに、自立というような言葉がよく使われ、これからもこれは大事な考え方だと思います。どのようなまちづくり、村づくりを考えているのか、集落としてどう考えていったらいいか、ということですが、まず1つは、どういうまちづくり、村づくりをするかということは、やはりまず、その集落においていろいろ考えてもらいたいと思うのです。これは第1点、大事な点だと思います。自分たちの地域の現在及び将来は、過去はもう既に固まってきた事実ですから、現在から将来にかけてどういうふうにしたいかというのは、まず自分たちの集落の中で考えていただくべき事柄だと思います。

   そういう言い方をしても、ちょっとわかりにくいかと思うのですが、結局、今、我々が抱えていること、国府町の集落はどんな問題を抱えているだろうかということです。それは、ほかの集落と共通の問題で、人口が減少するとか、高齢化が進むとか、学校、病院、総合支所から遠くて交通の便が大変だとか、いろいろな課題があると思います。私は十分よく分かっていませんが、集落の中での共通の課題もあると思います。

   そういった課題について、それをどうしていくかということが、まず、直面するテーマだと思いますので、今、集落の中で問題になっていることについて、どうしたらその問題が解決できるか、どういう方向で解決するのかということを考える中で、村の将来像というのは出てくると思います。それを解決するためには、どうしたらいいかといろいろ考えていく中で、これは行政にお願いしなければいけないことだな、これは自分たちで力を合わせればできることだなと、あるいは、これは自分たちと行政が一緒になれば解決できることだなというように問題を分類しまして、自分たちでできることは、自分たちでやるということでないといけないと思います。物事は全体として、地域としても、鳥取市としてもと言ってもいいですし、国府地域としても、自分たちでやれることまで行政にやってくれというようなことでは、なかなか話が通らないと思います。

そういったところは、自分たちでやっていただく。直接行政がやっていく。例えば幹線道路の除雪というのは、行政が責任を持ってやりますと言っていることですし、これが十分にできていないということであれば、それは、行政にきっちりやれともっと言っていただくことになろうと思いますが、地域の、いろいろな行事をやる上で、行政の補助とか、行政からのさまざまな支援を受けながら、自分たちでやろうというようなことがあれば、それは一緒になってやるような事柄だと思います。

防犯とか防災とかいうのも、地域の力と行政の力とが一緒になってやる取り組みだと思います。現在の問題を考える中で、自分たちの村の将来像を考え、その解決方策を考えていく、そして行政ともうまく連携をとりながら地域をよくしていく、こうした姿が基本的には自立した村だと、自立した集落ということになるのではないかと思っています。

   一緒に、この市の中で仕事をしている、きょうも出席している中で、収入役さんは地域の実情にもさらに詳しいので、もうちょっと違った説明ができればしてほしいのですが、どうですか。国府地域の御出身なので、ちょっと水を向けてみましたが、私の説明でいいようです。

自立というのはそんな難しいことではなくて、自分たちでできることは自分たちでやろうということと、その中でお互いが助け合ってやれば、やれることをまたやっていく、そんな姿だと私は思っています。なぜそれがいいかというと、自分たちにとって一番望ましい地域の姿がそういうやり方で実現できるからであって、行政からの押しつけとか、お仕着せとか、そういったものではない自分たちが望む地域の姿を、自分たちで実現していくために努力できるということは、すばらしいことだと思うのです。

   集落によっては、人口も少なくなって、世帯数も以前は30あったのが、今では

20、そして、もうこの先だんだん減っていく、大変だということもあると思うのですが、そうした中で、さらに、一つ一つの集落だけではなくて、近隣の集落との関係とか、あるいは、この地区全体としてみんなが協力し合う。例えば、ここの公民館は、大変活発な活動をされているわけですので、合同の取り組みに切りかえて、みんなでやろうとか、何かそういう少し一歩進んだ判断や行動も出てくると思います。

   自立というのは、一人一人が、自分たち、あるいは自分たちの地域を大切にするということにもつながってくると思います。以前の町の行政と少し違ってきた印象もお持ちかもしれませんが、これは全国的に地方分権の流れの中で、自己判断、自己決定に基づく地域づくり、すなわち自立というようなことが叫ばれています。行政は決して遠くにいるのではなくて、集落の皆さんのすぐ隣にいてというか、よきパートナーとして一緒にやろうということですので、そういった関係で進めていくことを私は願っています。ちょっとだらだらとした説明だったかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。

 

(総合支所長)

   きょうの資料に実はピンク色のチラシが入っております。「みんなで考えよう。協働のまちづくり」、この資料、今度、この国府町の中央公民館で講演会があります。11月12日、日曜日です。皆さん方にたくさんおいでいただければと思います。特にこれは全市的なフォーラムですが、国府町の中央公民館というのは、ちょうど鳥取市の中心部にあるということで、交通アクセスのよい国府が会場になっていますので、皆さん方奮ってご参加いただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

(地元意見)

   今、地区の学校と、それから地域との関係が、非常におかしくなっているのではないかと危惧しています。といいますのは、今、学校の建物の周囲にフェンスをめぐらして門もゲートをして、地区の人が自由に出入りできなくなっています。10年前には、少子化ということも加味されて、地域の人との交流の場も持たせたような学校づくりということで、立派な学校を建てていました。それが近年は、児童が殺傷されたり、いろいろなこともあり、どこの学校も、鳥大の附属小・中学校に至っては有刺鉄線まではわせたようなフェンスで周囲を囲って、住民が自由に出入りできなくなっています。その反面、登下校時には地区の皆さん、ぜひ、ボランティアで、自警団を組織して、学童の安全を見守っていただきたいという要望もいただいています。

   地域と学校との間に交流はない状態ができていて、その反面、学校側の要望で資源回収のときの協力をお願いしますと、もちろん協力はしています。ただ、悲しいことに今地域と学校がフェンスやゲートで遮られた環境になっています。こんな状態がこれから先、5年も、10年も、20年も今の姿のままでいいのでしょうか。地域と学校がもっと交流を深めて、交流の場となるような、そういう施策というものを取り組んでいただきたいと近年ずっと感じていまして、意見を申し上げさせていただきました。

 

(教育長)

   今の方は、多分、国府東小学校の校区の方だと思いますが、我々は、鳥取市、あるいは鳥取県、あるいは日本に誇る、立派な学校ができたなと思っています。環境も非常にすばらしい学校です。ただ、今おっしゃいましたように、地域の教育環境も随分変わっています。今おっしゃったのは、フェンスがあるから、門があるから、地域と遮断されたというご意見だったと思いますが、決してそんなものではないと思っています。例えば、国府東小学校、賊が乗り込もうと思えばどこからでも入れますし、あのフェンスが、地域の人と学校を遮断するフェンスでも全くありませんし、もしも、今おっしゃったようなことがあるのだったら、他の要素があるのかなと思っています。地域住民の方と学校との他の要素があるのかなというような、私はむしろそちらの方を心配しています。

   それから、今、学校というのは地域の協力がないとやっていけません。地域や保護者の協力がないと、学校は子供たちの教育はやっていけません。そういう意味で教育委員会は、地域の皆さんの力、それから保護者の皆さんの力を大変大切に思っています。今おっしゃったように、全市の小学校で、登下校時のボランティアというのはカバーされていまして、今、鳥取市教育委員会が取り組んでいますのは、さらにそれを一歩進めて、子供たちが学校にいる間も見守ってくださいということで、スクールガードボランティアという制度を立ち上げました。現在のところ、20校近くができています。

子供たちが学校にいる間、地域の人たちに学校の中に入っていただいて、あいた部屋でお茶でも飲んでいただくというようなことであり、これも予算化しました。ただ、暴漢が入ってきたときに戦ってくださいという意味ではありません。この学校は、いつでも地域の人がいるなあということが、地域の子供たちを守るということで、今その制度をやっています。今、資料を持っていませんので、国府東にできたかどうかようお答えしませんが、数としては48校区で、20校区ぐらいができたという報告を受けています。ぜひそういう取り組みにご協力願えたらと思っています。決して地域が学校から目を離されないように、ぜひ心を寄せて子供たちの教育にご助力願えたらと思っています。よろしくお願いします。

 

(地元意見)

   教育長に、先ほどの答弁で伺ったのですが、フェンスを張って、学校に入りにくいような感じを述べられたと思いますが、まさにそのとおりです。私もそれには別に異論はないと思います。教育長の答弁の中でちょっと理解しがたいところがあるのは、自分の経験を言いますと、ここ三、四年前までは、教室からトマトの水耕栽培を、学校の生徒と一緒にやったりして、学校のPRにもなるということで、テレビのニュースや新聞にも出た経過があります。先ほど、教育長が答弁されたわけですが、私から見ると、教育長の答弁だけでは理解しがたいです。なぜかというと、伸び伸びと、勉強したり、運動したりする生徒がフェンスの中に閉じ込められていることを目の当たりに見て、それで実はこうこうでこうだと校長から大体のことは聞いて、担任の先生からも要望がありましたが、私も変なことに巻き込まれたら悪いから、もうお断りしますよと言って学校には出入りしていないです。だから、鳥取市の他の地区の学校がこうだからといって、東小学校もそうだとは限らないとは思います。あの伸び伸びとした子が、フェンスの中で、勉強ができると思いません。我々、地区の人間が頼まれて出入りしても、出入りができないということが第一に考えられますので、その辺をもう一度教育長が考え直して色よい返事がいただければと思います。

 

(教育長)

   今のようなご意見は、むしろ珍しく私は聞いていました。多くの地域では、もっとフェンスを頑丈にして、ガードをきっちりしろというような意見が多く出ます。ただ、先ほどもお答えしたように、あのフェンスが、学校と住民を隔てているということは、フェンスがあるというそのことではなくて、もっとほかの要素があるのかなということを私は感じます。むしろそうだったとしたら、これは大変なことだな、学校の努力が足りないなと思っていますので、多分、恐らく何か具体的な、事実をもっておっしゃっていると思いますので、またお聞かせください。よろしくお願いします。

 

(地元意見)

   私は、雨滝生まれで、鳥取の分上に住んでいますが、ちょいちょい雨滝に魚釣りに行きますと、観光バスがこの近年多いようでして、大事なことは、駐車場を早く完備しないといけないではないかといつも思っているわけです。鳥取市が栄えるには、やはり、市外の人がどんどん鳥取市に来てもらって、ああいう、過疎地がにぎやかになるというようなことが大事なことではないかと思いまして、駐車場をとにかく完備してもらいたいと思います。この間、筥滝(はこだき)の方の遊歩道の階段も塗装を塗ったり、あずまやの基礎を直したりしておられたから、まんざら市長さんも忘れてはいないなと思って見ましたが、そのことについてはどうですか。

 

(総合支所長)

   その駐車場の件につきましては、以前、ほかの方からもご意見をちょうだいしたことがあります。そうしたことで、当時の副市長も、雪が解けた直後に現地の方を上がってみています。そのときに、傷んでいた柵などの修復を指示されて、すぐ実施したということもありますが、駐車場については、3月、4月の上旬ごろでしたか、今後さらに検討していくということでお話をした経過がありますので、今後また関係部の方と協議をしてまいりたいと思います。

 

(市長)

   雨滝は、日本の滝百選にも選ばれているということで、私も、時々、人を誘って出かけたりしています。食事ができる場所もあるというようなことで、本当に滝開きのときなどは傘踊りをするとか、国府町にとってはなくてはならない場所の一つだと思います。これからも、観光的な魅力という面ではPRをして、多くの方に来てもらうのに十分に値する内容ですので、駐車場という問題もご指摘のように必要性も高いものと思います。これから、高速道路ができて、人も車もたくさんやってくるということが考えられるわけですし、研究をしてみますので、また地域の皆さんとも、総合支所の方とも相談をして考えてみたいと思います。すぐにできるかどうか、あるいは必要性がどの程度緊急性があるか、その辺実態調査もして考えていきたいと思います。

 

(地元意見)

市長さんの、冒頭のごあいさつにあった、営農実践スクール計画、20万都市構想の1つの礎というような位置づけもあるようでして、それが、しかも、国府町の農業公社を基盤として、テストケース的にやろうというような構想と承っているものですから、大きく期待しています。できましたら、その辺の、夢を、我々に与えていただくようにいい話を聞かせていただきたいと思います。

   それから、もう一つ、項目は1つですよ。笑わないようにしてください。項目は同じ項目なのですが、来年度から集落営農タイプ、しかも、且つまた担い手タイプということで、本当に農業のスタイルが大きく先導されて変わろうとしています。そういう時期にこういう計画を、しかも再来年でしたかね、来年でしたか、スタートを目指してということのように聞いていますので、ぜひ構想の中身を聞かせていただければなと思います。よろしくお願いします。

 

(市長)

   農林水産部長が直接担当して進めていますので、最新の情報を部長からお答えします。

 

(農林水産部長)

   市長があいさつの中で申しました、農業ビジネススクールの取り組みでありますが、これは、鳥取において新規に農業を開始して、鳥取にそのまま定住したいという、新規就農希望者を受け入れて、そこで、今の計画では2年間、栽培技術でありますとか、あるいは経営管理等を、そのスクールで学んで地域で就農する、就農定住の取り組みを現在進めているところであります。

平成17年度に、鳥取大学、鳥取環境大学の先生、あるいは学生さん、JAの関係者、県の関係者、試験場、そういった関係者の方々で、昨年度に基本構想を策定したところであります。現在、基本計画、実施計画を策定しているところでありまして、具体的な施設の整備でありますとか、研修項目、あるいはどこの農地で、スクールの運営をやっていくのかというところを詰めているところであります。平成19年4月からスタートをしていきたいと考えているところでありまして、年間3人程度の希望者を受け入れて、そこで2年間勉強して、地域に農業で定住するという取り組みであります。

   実は、この会場にもそのスクールの入校希望者が来ています。紹介します。ちょっと立ってください。ことしの3月に、鳥取環境大学を卒業いたしまして、現在、国府の農業生産法人で実践の勉強をしている生徒であります。そういった、実践もやっていますし、既に、国府の青年団にも入りまして、地域での実践活動も実施している、期待をしている青年であります。こういった、鳥取大学とか鳥取環境大学の生徒の中には、4年間鳥取で暮らして、鳥取のよさをわかって、また農業にも興味を持って、鳥取で農業をしたいという生徒もたくさんいますし、あるいは、都会の方で全く農業に関係ない若い人、これから農業をやってみたいという若い方がたくさんいるわけです。そういった若い人あるいはIターンでもJターンでもいいのですが、そういった、鳥取で農業をしたいという若い人を受け入れて、地域に定住させるという取り組みであります。

   受け皿といたしましては、国府の農業公社さんを現在考えているところです。将来は、全市にわたって、事業を展開していきたいと思っているところです。国府の方の、担い手の協議会なり、役員さんには、若干取り組みの経過というのをお話しした経過がありますが、これから、詳細な実施計画ができた段階で、地域の皆さんの御協力をいただく必要がありますので、また計画等は御説明させていただきたいと考えています。さらに、彼のほかに、環境大学を今年卒業して、福井の方に研修に行っている女性が1人、男性が1人います。こういった生徒も、来年の4月からは、新しいこのビジネススクール、今、仮称で農業ビジネススクールと言っていますが、先週の金曜日に委員会を開きまして、全国から公募した名称、たしか50何件、愛称といいますか、名称が提案されまして、「とっとりふるさと就農舎」という名称に委員会で決定したところです。市長の方には、きょうメールを送ったばかりですので、市長はまだごぞんじないかもわかりませんが、そういった名称で4月にはスタートをしたいと思っていますので、ご協力のほどをよろしくお願いしたいと思います。

   研修生さん、ちょっと一言しゃべっていただけますか。

 

(研修生)

   急でちょっとびっくりしていますが、4年間、環境大学に通って地域にすごくお世話になりました。せっかくなので、鳥取に残って鳥取で農業をして、鳥取の農業や鳥取という地域を盛り上げていけたらなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

(地元意見)

   山をめぐる問題についてです。国府町内にどれぐらいの林業従事者の方がいらっしゃるのかははっきりわからないのですが、去年の間伐等、山の手入れへの補助金がたしか60万円だったと思います。たったそれだけだったので、非常に驚いたのですが、今、地球温暖化等の影響で、雨の降り方が大分変わってきています。ここ、何年かこの山陰地方は梅雨に雨が降らなくて、ちょっと心配したこともあるのですが、干ばつが続いたり、そうかと思うと、集中豪雨になって、土砂災害が発生したりということがどんどん起きてきています。去年でしたか、河合谷高原の土砂が崩落して、袋川が大変濁って河川環境が悪化してきています。

   それで、今言いましたように、たった60万円というような予算しかついていないというのが非常に問題ではないかなと思います。山の手入れというのをきちんとしていただきたいなと思っています。多分、間伐がうまくいっていなくて、山の保水力がかなり落ちてきているのだろうと思いますので、間伐をしっかりやることと、それから広葉樹等に植えかえるということを進めていただけたらと思います。そういうことから、防災面を強化していただきたいと思うのと、それから野生生物で、クマがよく出没したりしていたのですが、広葉樹等をふやすことによって、野生生物の生息地域も確保してやりたいと思いますし、それから殿ダムができるのですが、土砂の流出がどんどんあるようでしたら、そのダムがあっという間に埋まってしまうことにもなりかねませんので、その土砂の流出を防ぐためにも、山の手入れを十分していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

(農林水産部長)

   間伐の予算が少ないというお話でありまして、個々の地域ごとに、どの程度補助金が出ているかということは、今、手元にはありませんが、確かに、間伐や下刈り、造林関係の保育事業というのは重要な話であります。平成18年度の予算では、こういった造林事業の補助金として、全市で600万円余りの予算を組んでいます。また、高齢者の方が生きがいでやられるような林業に対しての予算、あるいは森林での直接支払い交付金、いわゆる森林整備地域活動支援推進事業というようなことで適正な施業計画を立てるためにヘクタール当たり1万円、こういった交付金に対して約5,000万円余りの予算も組んでいるところです。現在、一番手入れがおくれているのは、おっしゃるように、間伐が進んでいないというようなこともあります。今、すべての間伐の要望に対しての予算を上乗せでつけていますので、全部行き届くというわけにはまいりませんが、計画的に、間伐なり森林施業をやっていただきたいと考えています。間伐をするにしても、作業道の整備が必要でありまして、作業道の整備につきましても、全市で11路線余りの計画をいたしているところです。間伐等につきましては、受益者の方も負担が大変少ない事業でありますので、具体的なところは、また、本庁でも支所にでも御要望を寄せていただければと思います。

   それと、野生鳥獣の関係がありました。イノシシやクマの関係であります。クマにつきましては、ことしの8月でありましたか、上地の方でイノシシのわなにひっかかったクマがいました。クマにつきましては、絶滅危惧種ということで、捕獲しても山奥の方に放獣するということをやっているところです。イノシシにつきましては、有害鳥獣等による駆除が、平成17年44頭、平成18年は9月末現在で、29頭余り捕獲をされているようです。現在、地域に協議会をつくっていただいて、地域ぐるみで守っていただく場合に狩猟免許の助成をしていまして、国府町地域におきましては、11集落で17人の方が免許を取得されています。まだ、捕獲頭数は少ないですが、猟友会等の御指導も受けながら、捕獲の技術の向上を図っていただいて、特に、イノシシの被害防止等には当たっていただきたいと考えています。

 

(地元意見)

  このパンフレットに書いてありますが、人が輝くとはどんなことだろう、具体的に私たちに何ができるだろうか、ということを自分でいつも問いながら暮らしています。一つここで、市長さんのきょうの言葉じりをとるわけではありませんが、地域のことを自らが考えるというか、職員が地域のことを自ら考えるということもおっしゃいましたが、この間、部落で小地域学習会がありました。年々参加者も少なくなっています。私はここで考えたいのは、市の職員の方も率先して参加して、地域の課題を見つけてほしいと願っています。ですから、私がお願いしたいのは、地域で行う行事には、積極的に市の職員も参加していただきまして、どのようなことが課題にあるかということを私たちと一緒に見つけてほしいと願っています。これは私の意見、お願いです。

 

7 市長あいさつ

   長時間にわたって熱心なご議論をいただきまして、ありがとうございました。

   先ほどから自立のお話もあり、人が輝くといったお話もありました。職員も含めてですが、一人一人が今の地域の置かれている状況、鳥取市全体の置かれている状況といいますか、例えば財政状況も一つでありますが、この機会に鳥取市の活性化、そうしたことに力を入れていくべき時期をちょうど迎えていると思います。今、大事な時期だと思います。高速道路ができるとか、また人口がちょうどピークを迎えて減少に入っているという中で、鳥取市として合併後、この11月で満2年、3年目を迎えるということですから、新しい鳥取市のスタートがこの18年度で、これからどういう輝く、きらめく地域をつくっていけるのか、大いに一人一人が考え、行動すべき時期にあると思います。

   国府地域につきましても、先ほどからいろいろなお話が出ていました。教育の問題の御指摘もありました。やはり地域と教育の拠点である学校がしっかりと結びついてこそいい教育もできるのですし、これまでそういうことが行われてきたはずなのです。ですから、改めていろいろな現時点での安全確保とか、そういった課題を乗り越えつつ、地域と学校あるいはその集落の中でのコミュニティの結びつきを強化していって、我々が安全で安心して暮らせる、そして将来に向けて夢が持てる明るい展望のある地域づくりを、ぜひしていきたいと思います。職員一人一人が、地域に参加するということも常に呼びかけています。小集落座談会にも、もちろんその地域での開催に当たって参加してほしいなと思っているところです。しかし、それも地域の中での、いろいろな結びつきや呼びかけがしっかり功を奏するような、日ごろの関係の形成も要るわけでして、そういったことも含めて、我々は地域のコミュニティを大切にし、公民館などを拠点としてもっともっとお互いが助け合いながら自立をして、活動できる、誇れるふるさとをつくっていきたいと思うところです。

   きょうは本当にお忙しい中、多くの方にこうしてご参加をいただきました。きょうの議論をまた出発点にして、お互いにいろいろな意見交換もし、問題があれば緊急に話し合うといった信頼関係を築いていきたいと思います。総合支所の支所長も、あるいはきょうは支所の皆さんもたくさん出て見えていますが、しっかりと地域と密着して、地域から信頼され、愛される総合支所に一層なっていただきたいと思いますし、それを通じて鳥取市の行政が皆さんにとって身近なものになりますように、我々も努力してまいりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。たくさんのテーマがありまして、取りまとめがなかなかできませんが、私の気持ちをお伝えして締めくくりにさせていただきました。本当にありがとうございました。