遷喬地区 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成19年8月7日(火) 19:00〜20:44

2 会   場 遷喬地区公民館

3 出 席 者 地元出席者 49名

        市側出席者 19名

        竹内市長、林副市長、深澤副市長、中川教育長、津村総務部長、杉本企画推進部長、木下福祉保健部長、大西経済観光部長、田中都市整備部長、松下総務調整監、森本人権政策監、山根防災調整監、松下健康子育て参事監、福田農業振興課長、坂本環境下水道部次長、花原水道局給水課長

<事務局>島谷協働推進課長(司会)、佐々木市民活動係長、太田垣主任

 

4 協働によるまちづくりの取り組みの説明

スクリーンに基づき説明(杉本企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)中心市街地の将来図について

 <地域課題>

   遷喬地区を含めた中心市街地の将来図について、鳥取市の基本的な考え方をお聞かせください。

 

 <担当部局の所見等>

 【都市整備部】

   中心市街地は、様々な機能が集積するコンパクトタウンの中心核として

○高齢者や交通弱者に優しく、安心・快適・そして便利な環境が整い

○城下町としての歴史を感じることができ

○訪れる人により、商店街が活気にあふれている

○そして、すべての人が、豊かな時間、心地よい空間、暖かい交流を楽しむことが出来る

   そのようなまちをつくって行きたいと考えております。これは、20年先を見据えて平成18年5月に策定した「都市計画マスタープラン」において目指している姿でもあります。

鳥取市では、平成16年3月策定の中心市街地活性化基本計画をベースに、新たな基本計画を策定中です。今回の基本計画の策定は、まちづくりの目標と、成果を計る指標を明確にし、民間の関係者で組織された中心市街地活性化協議会との意見交換や市民からのご意見を頂きながら、進めているところです。「住みたい・行きたい・ふるさと鳥取・因幡の国の都市核」となるように、官民一体となって中心市街地の再生を強力に進めてまいりたいと考えております。

また、遷喬地区では、「遷喬地区まちづくり活性化事業推進協議会」が組織され、地域に密着した活動が活発に展開されております。市としては、みなさんと一緒になって、まちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 

(都市整備部長)

   皆様のお手元に資料が配られているかと思います。

   まず、第1点目の中心市街地の将来図について、基本的な考え方をということです。

   右側に文章を書いてありますが、まず中心市街地自体はさまざまな都市機能が集積しているコンパクトタウンの中心核であるということで、下に4つ丸をつけて書いてありますが、一つは高齢者、交通弱者に優しく安心・快適で便利な環境が整っている。それから、城下町としての歴史を感じることができる。訪れる人が商店街に行って活気にあふれている。それから、すべての人々が豊かな時間や心地よい空間、温かい交流を楽しむことができる。こういったまちをつくっていくということで、中長期的には都市計画マスタープランの中で大まかなイメージが書かれているところです。

   先ほど市長が最初のあいさつの中で触れましたが、現在鳥取市では中心市街地活性化基本計画について見直しをしている最中です。これは、平成15年度に委員会や専門部会をつくりまして、数十回にわたるワークショップ等を経ていろいろな議論をしながらつくった、現行の基本計画をベースにしながら、国でまちづくり三法の改正がありまして、この方針に従いまして、まず1つ目はまちづくりの目標や指標について明らかにするということと、それから計画にのせるものを5年間で実現可能な事業へ絞り込んでいきます。そういった方針で、いわば中長期の計画というよりはこの5年間の実施計画という形で今見直し作業をしている最中です。

   並行して、中長期に中心市街地をどのようにしていくのかということについても議論をしている最中でありまして、市の内部では庁内委員会という委員会をつくって関係部局でいろいろな議論をしていますし、また、民間の組織としては商工会議所を中心にして今年の4月に中心市街地活性化協議会というものをつくりまして、その中で全体の意見交換会、タウンマネジメント会議、まちなかサロンといったものでさまざまな意見交換をしている最中です。

   また、遷喬地区の皆様方には、昨年度から遷喬地区のまちづくり活性化事業推進協議会という形で、まちづくり協議会と言っていますが、6月にも早稲田大学の佐藤研究室と一緒になってワークショップを開催されて、私もちょっと出させていただいたのですが、そういったまちづくりの活発な議論が今行われていると認識しています。

   非常に長くなっていますが、基本計画の見直しの作業について概略を少し説明させていただきたいと思いますので、スクリーンの方をごらんください。

   まず、中心市街地の成り立ちと方向性はさらっと進めたいと思います。私も4月に来たばかりなのですが、まず中心市街地、鳥取市の場合は、久松山を中心にした旧城下町、それから袋川が当時の外堀で、城下町で歴史的なところと、明治41年に当時国鉄は蒸気機関車ですから、郊外部に迷惑施設ということで鉄道の駅ができているわけですが、この近代に形成された駅を中心としたエリアと、こういう2つの顔で構成されているのが鳥取の特徴であると思います。この特徴を生かして、まずは鳥取城址周辺地区の歴史や文化や自然を生かした核をつくっていきます。それから、駅を中心とした地区は、どちらかというと経済活動であるとか高度な都市機能を集積するようなにぎわいと交流の核というイメージでつくっていこうと考えています。こういうところで人の交流が行われる、あるいは郊外部からどんどん人が入ってくるまちを目指していきたいということです。

   この2つの核について、動線として2つの大きな都市の軸があります。一つは若桜街道であり、一つは智頭街道であります。こういう2核2軸というのが大きな鳥取市の都市構造としての特徴であると認識しています。この軸によって2つの核を結んで、大きな都市構造がつくられています。こうした都市軸の沿道や周辺に拠点をつくっていくというのが活性化への道筋だろうと考えています。

   この2つの核とそれから2つの軸がありますが、この間の地域はこの2つの地区にアプローチする非常に重要な地区でありまして、こういうところで住宅あるいは商業といったものを住商混在しながら2つの地域に活力を与えていくというようなことを考えているところです。

   実際にではどういう事業を展開してきて、今後どういう展開をしていくかということを説明いたします。今御説明いたしました、2核2軸が下に出ていますが、現在こちらには県庁、市役所その他行政・文化機能が集積しています。それから、駅の南側には福祉あるいは後で出てきますが、旧ダイエーを生かした行政機能の集積といったものができています。こういったことを踏まえて、平成10年の計画の中ではまず袋川沿いのきなんせ広場を整備し、平成14年から平成15年にかけて太平公園を整備しました。太平公園の整備の祭にはワークショップで地元の方にいろいろな意見をいただきながらやったと聞いています。若桜街道は地中化とアーケードのかけかえといった事業を進めてきたところです。これが平成10年度の計画に基づくものです。

   それから現行の計画、平成15年度に改訂したものですが、この中では先ほどの都市基盤の整備みたいなことから、さらにその商業の活性化への取り組みを進めていまして、チャレンジショップ1号、2号、3号という形で空き店舗を活用して新規参入の方々に場所を提供しています。実際チャレンジショップを卒業した方は6割以上が新規開店をしていまして、これは全国的にも非常に優秀な成績をとっているようで、国の方々からもすごいと言われています。こういったチャレンジショップの取り組み、それから、皆様御承知のようにパレットとっとりというテナントミックス、この中でスーパーなどのいろいろな商業施設があるとともに、市民の交流ホールもつくって、こういう交流の拠点、商業の拠点をつくっています。それから、先ほど御説明しました旧ダイエービルですが、平成13年にダイエーが閉鎖した後にここに市の窓口機能を持ってきて、さらに図書館を入れて、今は年間40万人ぐらい御利用いただいているようですが、そういった集客といいますか、非常に人の交流が行われる核が南側にもできています。

   また、これは旧池内邸を高砂屋へリフォームし、今は大学生、若い方々とのコラボレーション、共同で管理していただいていて、いろいろなイベントなどに使っていただいています。それから、真教寺公園や弥生公園などの憩いの場についても整備をしてきています。また、これが非常に大きいと思いますが、平成14年からは、公共交通機関の空白地を埋めるとともに、生活に必要な場所あるいは公共施設を100円バス、巡環バスでうまくつないで、これも年間25万人ほど乗っていただいていますが、こういった高齢者、交通弱者にとっても市内移動がしやすいような事業も行ってきているところです。

   こうした経緯も踏まえて、今後どういうことをやっていくかということですが、まず基盤の整備としましては、先ほどちょっと申しおくれましたが、鳥取市自体は昭和18年と昭和27年に大震災、大火を経験して、その後、区画整理をやり、駅も昭和55年に高架事業をやりまして基盤整備自体は大分進んできていますが、それに加えてさらに憩いの場所であり、また交流の場所としてわらべ館の隣であるという優位性を生かして、子供たちがどんどん交流していただくような場所として西町緑地を整備するとか、あるいはここは県道事業で地中化を進めていますが、大工町通りを城下町風情が感じられるようなところにしていきたいとか、あるいは駅前の駐車場ということで、これは純粋に民間の方が駐車場を整備するというようなことも今進んでいるところです。こういった基盤の整備に加えまして、さらに今後は中心市街地を行きたいまちにしていきたいということで、商工会館ですね、産業会館の建てかえ、毎月やっていますいなばのお袋市、民間の事業で鳥取えェもん蔵という地域のいろいろな特産品を集めた店舗ができていまして、非常に頑張っておられます。

   それから、このエリアは行きたいというだけではなくて、この中に住みたいということも目指していこうと考えていまして、一つは生協病院がいろいろな議論があった中で末広通りの方に新築されます。そのかわり現在の生協病院については、用途変換で福祉の機能を持たせた高齢者などに優しい施設をつくっていく。あるいは住宅も低迷用地の活用みたいなことで、これは民間の方が大分進んでいますが、そういった居住にもどんどん目を向けていきたいと考えているところです。

   それから、先ほど御説明したとおりこちらは歴史や文化を生かして交流、居住の核と、それからこちら側の方は経済や交流の核として進めていきます。

   こういう進め方の中で、鳥取としてのやり方として、まず若者、大学生などと協働していきたいです。高砂屋の例、智頭街道の方でやっています因幡の手づくりまつりなどを大学生と共同してやっていきます。それから、しゃんしゃん祭も近づいていますが、地域文化の継承があります。いなばのお袋市や鳥取えェもん蔵は、当然まちは中心市街地だけで成り立つわけではありませんので、周辺の地域との交流、それから景観や環境にも配慮していきます。これは袋川の環境整備も入ると思いますが、こういった特徴を持ちながら整備をしていくわけですが、市としては事業の実施においては意欲のある方に大胆に支援をしていきたいです。それから、地道に改善を積み重ねていくような事業の応援、ソフト事業の充実、拡充あるいは人材の発掘、育成、誘致といったことを考えていきたいと思っています。

   また、中長期的には鳥取城の復元整備、ワークショップに御出席いただいた方はいろいろ御存じだと思いますが、今早稲田大学との協力でいろいろやっていただいていますまちなかの暮らしや小さなにぎわいといった取り組み、駅の近くでは市立病院跡地の利活用みたいな話が出てきています。さらには、現行の計画にものっていますが、交通の問題をより一生懸命考えていきたい。例えば若桜街道では今の計画ではトランジットモールなんていう大それた話も書いてあるわけですが、そういった交通の問題についてもう少しさらに突っ込んだ議論をしていきたい。あるいは緑の基本計画の中で緑と憩いの回遊路といった構想もあります。こういった取り組みは今まさに計画としてまとめようとしていまして、近々市としての素案を公表して、議論のたたき台を皆様の前に提示いたしまして、協議会であるとか、あるいは市民の皆様方へのパブリックコメントということを進めていきたいと考えています。

   先ほど申し上げたように今回の計画は5年間の計画として進めていくわけですが、実際には途中で適時見直しをかけていく。当然民間の事業の動きというのは行政の動きよりも速い場合が多々ありますし、そういったことが適切に中活の基本計画の中にも盛り込めるように、この辺は機動的に柔軟に対応していきたいと考えています。こういった策定と見直しなどを図りながら、5年間で中心市街地活性化の一定の成果を上げて、また中長期の目標に向けて頑張っていきたいと考えているところです。

 

(地元意見)

   今、鳥取市の市街地活性化のベーシックプランを言われたわけですが、基本的な考え方を聞いていまして、今まで30年前の基本的な考え方とそれほど変わっていないと思います。ただ変わっていますのは、最終的な基本計画で地域商業集積法がありまして、その当時に鳥取市が基本的なプランを立てました。その中では、鳥取駅から城址まで、城山までの73haでしたか、これを一つのエリアにしまして基本計画が立ったわけです。そのときは一応ゾーニングもしましたが、ゾーニングの考え方もそんなに変わっていません。それから、アクセスも若桜街道の行政軸と、それから智頭街道の歴史・文化軸、これも変わっていません。

   その中で、70何haかの一括的なゾーニングがこのたびはスリーゾーンに分割されたという点が違うと思います。そのスリーゾーンに分割された大きな理由を一つ聞きたいのと、それから基本的に両計画でもちょっと落とし穴があるのは、トラフィックアクセス、交通アクセスの機能が十二分に発揮されるようなプランニングがないために、結局日本全国どこもがそうで、金太郎あめになってしまったのです。これは経済構造の変化ということでも大きくかかわりますが、鳥取も御多分に漏れず大きな商店が郊外に出てしまって、3,000台ぐらいの自動車の駐車場機能を持っています。中心市街地はそこまでは必要ないだろうと思いますが、ある程度の交通アクセスのゾーニングがなされないと、日本全国からいろいろな流動人口、流入人口を滞留化させることは無理だと思うのです。同じ二の轍を踏むような気がします。

   そこで、中心市街地に何カ所か駐車スペースを基本的に行政の方で手当てしないと、民間では無理ですよ。民間で何千台も、何千台でなくても四、五百台でもいいのですが、そういうものを拠点化して、それを結んでいくということがない限り、市街化にはなかなか無理と思います。といいますのは、これからは都市間競争ですから、どの都市に行こうかなと思って全国の国民がねらっていますので、そのまちを見るということもありますが、それだけの相当魅力がないとまちの中へ入りません。むしろ大きな鳥取砂丘、三朝温泉といった鳥取県の名勝に行くための通過拠点になってしまって、中に入るようなすべが非常に難しいので、イージーでなければその次に行ってしまいます。ですから同じような通過拠点になりますので、そこのところがどうも欠けているように思います。

   ほかにもたくさんポイントとしてのプランニングについて、昔もありましたし今でもあるのですが、それはおきまして大きくはその2点があろうと思いますので、ちょっと考え方が聞きたいなと思います。

 

(都市整備部長)

   大きく分けて2つ聞かれたと思うのですが、まずゾーンの考え方です。2つの核を結ぶ中間の場所が、活力を与える地域であると位置づけをした理由を聞きたいというのが第1点目だったと思います。

   このエリアは、このエリアというか鳥取市街全体的に多分言えることだと思いますが、昭和27年の大火以降、防火建築物などを沿道に整備していまして、建築物があまり更新されていないことが非常に大きな特徴だと思います。昭和27年から更新されていないわけですからもう50年以上経っているわけでして、そういった中で恐らくこれを改築なのか建てかえなのか、修繕してさらに長く使うのかいろいろなパターンがあると思いますが、そういったことを考えなくてはいけない時期に来ています。

   ただ、以前の華々しい都市整備のように区画整理あるいは再開発をぼんとやるという時代でもなくなってきましたし、また住民の方々の合意を得るのも非常に難しいという中で、現状のまち割りを維持しながら緩やかな更新を図っていくということが重要なのではないかと思っています。そういった中で現状を追認しながら、都市としての大きな核は城下あるいは駅周辺です。そうはいっても中心市街地として非常にポテンシャルの高いところですので、そういったところは居住の機能、小さなにぎわい、要するに近隣商店のようなイメージで、考え方としてそういった方向が適切ではないかということで、先ほどのようなプランニング、ゾーニングを示しているところです。

   2点目についてですが、交通アクセスの問題です。

   これは先ほども少しお話ししましたが、実は、行政の支援は全くなしで民間独自で立体駐車場を整備するという動きが出てきています。これは今工事をしているかと思いますが、従前、駅前市場のあったところに200台以上の時間貸し駐車場ができます。したがって、民間の事業者も一定のまとまった場所があってポテンシャルがあれば、入ってきて事業をやろうという方々はいらっしゃると思います。ほかにも駐車場について幾つか話を聞いていますし、そういったことで行政が前面に立ってやらなければいけないかと言われると、そこは場合によりけりではないかと考えています。

   また、これは多少個人的な意見が混じるのですが、実際に中心市街地で今だと160haぐらいあるわけですが、その中で道路がどれぐらいあるのかというと、一般的なまちの構造は30%ぐらいが道路になっています。さらに、特に県庁、市役所周辺はどういう状況になっているかといいますと、皆さんも十分御承知のとおり、家がなくなるとそこは月決めの駐車場になります。こういった月決めの駐車場が非常に多くありまして、これはちゃんと調べていませんが、恐らく土地利用の3割ぐらいは月決めの駐車場なのではないかと直観的に思っています。つまり、中心市街地の6割ぐらいは車のスペースとして使われているというのが実態だと思います。

   では、その月決めを時間貸しにできるかどうか、あるいは違う用途に変えられるかどうか、実は駐車場の問題はそういうところが鍵になるのではないかと思います。それが一つありますし、もう一つは、先ほどくる梨の話をさせていただきましたが、今後、交通弱者、車に乗れない方々がおそらくものすごく増えてくると思います。これは日本社会全体が高齢化に向かっていますので、もう自分は運転できないという方も当然増えるでしょうし、運転したいという気持ちがあっても実際にできないという方も増えてこられると思います。そういうことを考えると、やはり公共交通機関を充実させていくというのも一つの方向ではないかと思います。おっしゃるように、地域間競争の中で交通アクセスの問題は非常に大きな問題ですので、そういった外から来る方々の駐車場というのはきちんと確保する必要があると思いますが、生活にとって必要な交通をまた別に考えていく必要もあると思います。

   また、最近の例で言うと、例えば皆様御承知だと思いますが、フランスのパリで自転車を積極的に使おうという動きが始まっています。これはたしかベリブという名前だったと思いますが、正確な数字は忘れましたが、1万台ぐらいの自転車を供給しているのではないかと思います。30分の定額制で基本的に乗り捨て自由で、300mおきにサイクルステーションみたいなものが整備されているという状況になっています。パリのような大都市でも車に頼らない交通というのを本気で考え始めていると、世界的な都市の中でもそういう動きがあるということをちょっと御紹介しておきたいと思います。

 

(地元意見)

   ただいま回答がありましたが、私が最初に言った意味がちょっとわかっていないようでして、今までの計画は一つのゾーニングだったのを2つに分けられた。これはなぜですかと言ったのです。

   それを私なりに解釈するのは、袋川から城址までの間は今まで商業ゾーンの中に入っていたのですが、このたびなくなってしまったのですね。それはそれで考え方として私もトレンドとしてはそうかなという気もしますので、それはいいのですが、その中で商業ゾーニングというのが非常に面積的に狭くなってきましたので、それは商業としての発展性といいますか、需要と供給の関係で減らされて分けられたのかなと理解はしているのですが、その辺を聞きたかったのです。

   それから、いろいろなコース体系は考えなければいけません。それは当たり前のことですが、今度2つに分けられた中の城下町交流ゾーンの方で例えば城山、今、現状でも城山を中心として文化ゾーンになっているのです。ところが、そこへ行くアクセスがものすごく混雑して、現実に止めるところがないのです。お堀端にみんな駐車していますが、日展とかいろいろなものが来た場合に歩けませんよね。そういうことを考えると、やはりその辺の配慮はしなければいけません。民間民間とおっしゃるが、残念ながら、現実に鳥取の人はただでないと入れないですよ。そういうことも考えたら、やはりパブリックの無料駐車場を考えるべきだと思います。

   言い出したら長くなりますので、以上でやめます。

 

(市長)

   一言補足なのですが、お堀端に100円バス、青バスを行かせるようにルート変更して、智頭街道を通ってわらべ館前、裁判所前とありますが、それから裁判所のところで左折して鹿野街道のところからお堀端に向けて入ります。それで今度、仁風閣・博物館前というバス停をつくります。それからお堀端を走って武道館前というところをつくって、それから県庁の方に出すというルート変更を現在手続中で、10月1日から実施の予定です。恐らくこれはこれまでのお堀端の駐車問題の一つの答えになるし、それから商工会館も建てかわると現在の場所が駐車場になるということで承知をしていますので、智頭街道沿いの今の商工会館の跡地も駐車場、それから片原駐車場もいずれの時期かにはもっと高度利用して、駐車量を増やすことができるだろうということを念頭に置いています。それからわらべ館、福祉文化会館も駐車スペースができます。それらを100円バスが通るときには、パーク・アンド・ライドということで100円バスに乗って行ってももらえるという選択肢もあるのではないかと思います。今アクセスの問題がいろいろ出ていました。もっと大きな意味では、鳥取駅周辺の北口の整備で鉄道、バスに対する交通の便の向上も中心市街地では重要な要素だと思いますが、いろいろ交通関係もこれは大事な要素で考えていきたい。駐車場についても、増加する流れの中にあるというように理解をしています。

   ただ、住宅地だったものが転換して平面の駐車場に、当面月決め駐車場として利用しようという部分は、私はやはりまちのためには住宅地に変えていけるような取り組みが必要であると思います。例えば多少の集合住宅、高層というものではなくて、比較的低層の2階建て、3階建てまでぐらいの範囲の住宅地に変えれば、かなりの人口が中心市街地のこの遷喬地区なら遷喬地区に呼び戻せるのではないかというようなことも考えていることをつけ加えさせていただきたいと思います。

 

 ※市街地活性化のベーシックプランについての追加説明(都市整備部)

1 鳥取市では、平成15年度に策定した中心市街地活性化基本計画を見直し、市民をはじめ、関係者のみなさまと様々な協議、意見交換等を重ね、新たな基本計画を策定し、平成19年10月26日国へ認定申請を行い、平成19年11月30日に国の認定を受けました。

   今回の基本計画は鳥取市中心市街地の成り立ちや歴史を踏まえ、城を中心に城下町として形成された鳥取城跡周辺地区、駅を中心に近代に形成された鳥取駅周辺地区の2つのエリアを核とし、この2つの核をつなぐ若桜街道、智頭街道を2つの軸として(二核二軸構造)、中心市街地の再生を図ることを基本的な考え方としております。今後、この二核二軸構造を念頭に置いたまちづくりの考え方等について、地元意見交換(説明)会を実施することとしております。

2 中心市街地を訪れた人が買い物や散策するための駐車場確保は必要であると認識しております。平成20年2月には、駅前(旧駅前市場跡)に民間による立体駐車場(210台収容)がオープンの予定です。また、平成19年10月から100円バス「くる梨」のルートを一部変更し、お堀端を周回することにより観光客等の利便性を向上させております。さらに、鳥取駅北口広場の利便性向上等について、県・市・鉄道事業者・バス事業者等により検討を開始しているところです。

 

(地元意見)

   今、住宅のことが出ましたが、実は早稲田の佐藤研の報告並びにワークショップにも出ましたが、先ほど市の計画も中長期ということになっていますが、今それと同時に8次総の方でUJIターンということで県外におられる方々をとにかくもっと鳥取市に帰っていただきたいなということが書かれています。そのための住宅の情報等を教えていただきたいなということもされていますが、中長期でこの佐藤研の計画といいますか、今、市長さんのお話もそのことだと思いますが、ただ、中長期というのはこれ4、5年ぐらいどうもかかりそうですよということです。今までの流れから見ますと、共同住宅や中層住宅にしてもとにかく4、5年どころか本当に7、8年ぐらい平気でかかりますので、それでいわゆる短期的なというような意味でも、今、遷喬地区では、空き店舗と空き住宅が増えていまして、その情報を整理していただいて、それも含めて県外のUJIターン希望者等に流していくということをされたらいかがかなと思います。

   といいますのが、京都の町家の調査や金沢の住居の調査にも行ったのですが、例えば京都の場合は町家ネットワークがありまして、民間がかなり主導でしているのですが、どうもそこの立ち上げが民間の側では鳥取市は弱いのではないかと思いますので、この中長期の間に挟み込む施策として空き店舗、空き住居の情報整理と、それとそれをU・I・Jターン希望者等へ流していくという施策はいかがかと思いますが。

 

(企画推進部長)

   企画推進部です。人口増加とか定住対策を担当しています。

   ただいま御意見をいただきましたUJIの取り組みは、市も一生懸命やっていますが、もっと中心市街地の住宅あるいは空き店舗の情報を整理して、もっと情報提供したらどうかといった御意見ですが、まことにそのとおりでありまして、実は市の方で人口増加の取り組みはさまざまな子育て支援やUターンの窓口等をつくってやってきています。

   また、本年の5月に、実は市役所だけでなくて、例えば宅建業協会、自治会の皆さん、商工会議所、大学の関係者、金融機関の方といったさまざまな情報を持っていらっしゃる方にお集まりいただいています。その中で、やはり賃貸の住宅等も言ってみればだぶついてきていますので、もっと有効活用すべきではないかといった点もありまして、ただいま宅建協会等では東部地域の情報を整理して、例えばUJIで定住したいといった方が市のホームページにアクセスできるといったことも工夫をし始めているところです。今いただきました空き店舗等についても、またこの連絡会の場でさらに検討を進めて、より有効活用できるような、まちに活気が取り戻せるような取り組みにつなげていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 ※空き店舗、空き住宅の情報提供についての追加説明(企画推進部)

   空き家等の情報については、持ち主の了解が得られ情報の提供が可能なものについては登録をお願いしたいと思いますので、賃貸等が可能と思われる空家の情報の提供をお願いします。

   また、平成20年2月頃には、民間の空き家情報を誰でも閲覧できるよう、県東部宅建協会のホームページをリニューアルしていただき、市のホームページとリンクさせるように準備を進めています。

 

(2)中心市街地の小学校の将来像について

 <地域課題>

   遷喬地区及び中心市街地の他の地区(久松、醇風、明徳、日進)の小学校の児童数の推移をお聞かせください。

   また、全体的に中心市街地の児童数が減少傾向にあると思われますが、このことについて市として現在考えておられることをお聞かせください。

 

 <担当部局の所見等>

 【教育委員会】

   中心市街地及びその周辺の児童数については、社会の少子化と人口の流出によって近年までは減少傾向にありましたが、最近の市街地におけるマンション建設の増加とともに、現在では減少に歯止めがかかっております。

   今後、平成25年度までの学校別児童数の見込みですが、日進・明徳小学校は増加し、醇風・久松・遷喬は減少が見込まれます。

   本市では、通学の安全の保障や適正規模による学校教育の保障などを図るため、校区審議会で校区のあり方について検討を行っております。

   校区再編は平成18年度から平成20年度までの3年間を前期として、緊急を要する箇所の校区再編を行い、平成21年度から25年度までの5年間を後期として広域的な検討をおこないます。

   中心市街地及びその周辺の小学校につきましては、児童数の推移を見守りながら後期の5年間で一体的に校区再編を検討してまいります。

 

(教育長)

   この遷喬を含めまして中心市街地の小学校、具体的なお尋ねは、久松、醇風、明徳、日進の動向はどうかという、これが該当の校区を示しています。遷喬が一番この中心であるということです。

   これが児童数の推移です。具体的には、久松、醇風、遷喬は減少しています。明徳、日進についてはこれから増加傾向です。これは御存じのようにマンションの建築と大きく関係してきていますので、このマンションにお住まいの方が将来どこかに宅地を求めて出られるというようなことがあればまた別ですが、現在の持っている数字はこのような数字です。特に遷喬を1とすると、久松、醇風の人数は減っていますが、久松は大体遷喬の2倍、醇風は大体遷喬の3倍という児童数です。今、我々が持っている手元の数字で、遷喬小学校は平成25年には、今生まれたばかりの赤ちゃんの数から推定して114名までおりてくるということです。

 それでこの中心市街地の学校も含めて、今後鳥取市の教育委員会は学校のあり方をどう考えるかということですが、実は平成18年に校区審議会を立ち上げています。この校区審議会では、短期で解決すべき事項と、それから長期で解決すべき事項に分かれていまして、短期で解決する事項については平成20年までには結論を出そうということで、今、具体的に取り組んでいます。わかりやすく言いますと、宮ノ下小学校と岩倉小学校の境界をどうするか、明徳小学校と美保小学校の境界をどうするか、それから、城北小学校区の問題ですが、城北小学校は千代川をまたいで校区が広がっている点をどうするかという、この3点を今短期の課題で検討しようかと考えています。

   それから、長期の課題として平成21年から25年までの5年間で、一応全市の見直しをしていこうと考えています。その中で、当然この遷喬のあり方をどうするのかという話題も出てくるかとは思いますが、今、中心市街地の活性化ということも話題に出たように、住みよいまちづくりや中心市街地の活性化については学校の存在ということは不可欠ですので、軽々に廃校というような議論にはならないかとは思いますが、いずれにしましてもこれは大きな問題ですので、住民の皆様の大方の合意を得て進めるということを教育委員会の原則としています。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

   地域コミュニティーの活性化とか重視とか住民が主体的に地域づくりにかかわるとか、そういうことが言われているわけですが、町内会長をやっていまして、遷喬地区は26町内ありますが、集会所を持っているところはたしか4カ所ぐらいではないでしょうか。私は二階町3丁目で、確かに世帯数が少ないのですが、集まろうかなと思って自分の家を開放すればいいのですが、やはり地域の核として気楽に集えるところが非常に欲しいのです。特に最近、空き家も増えていますので、そういう面で、火事が起こったらどうなる、電気、水道はどうなる、管理はどうなるなど、いろいろな問題があると思うのですが、ああいう空き家の持ち主の了解があれば町内でそういうものを集会所みたいなものに有効利用できるような方策というものがあり得ないのかと思います。やはり高齢者がかなり増えているわけですし、やはり公民館があるといったって例えば元町の方からここまで来るのは結構遠いですし、ちょっとみんな集まりましょうよといっても簡単には集まれませんし、やはりできるだけ身近なところに地域の者が集まれる場所があることが最善ではないかと思いまして、空き家の問題点はいろいろとあると思うのですが、そういうものを効率的に使う方策がないのか、きょうは別に御返事は結構ですので、今後検討していただければと思います。

   それともう1点、ちょっと週末がしゃんしゃん祭なのですが、先ほどから若桜街道と智頭街道が鳥取市の2つの動線であるというような言葉も幾つか聞いているのですが、今回のしゃんしゃん祭は智頭街道を通ってくれないので非常に寂しいなということを思っています。先ほど市長さんの方から、踊る側にも急がされたり休んだり、1周回れない、見る側にも暗いところがあったり、見物人が少ないところがあったりと言いますが、今年は若桜街道、市役所から1時間半踊られたらもうそれで、はい、おしまいよということです。まちの中を見て帰られるのか、すぐ家に帰られるのかわかりませんが、ことしの結果をしっかりと把握していただいて、やはり僕は将来的には智頭街道の方もぜひ復活してほしい。暗ければ暗いで一日のことですからもっと明るく電気をつけるといったことはできるのではないかと思いますし、今年の結果をよくよく見ていただいて、ぜひ智頭街道の方にもまたなるように努力をしてもらいたいと思います。

 いろいろありますが、別に返事は要りませんのでよろしくお願いします。

 

(市長)

   今、2つのお話がありまして、特に前半の方は中心市街地に関連が深い、後半も深いと言うべきでしょうか。

   まず集会所ですが、私も、今各町内会で集会所があるところは基本的には土地を確保してその上に建てなさいと言っています。最大限土地の取得費もよかったのかな、それはないのですね。建物について3分の1補助、上限1,000万円ということで、通常の各町内会単位での集会所としてみればそれぐらいの補助で建つであろうと思います。

   ただ、一番のネックはやはり土地が確保できるかということであります。第1段階として、大きな、面的に開発したところには公共空地のようなところもあるので、そういうのも使ってもいいよと市の方から提供するようなことも一歩可能性を高めるために取り組んでみまして、実現した例は1件でしたかありましたが、これもなかなか実現がうまくいかないという点はあります。

   それで、今度は賃貸タイプでも例えば1軒の空き家を借りて月額15万円かかるとします。15万円がいい例かどうかわかりません。10万円でも6万円でもいいのですが、家賃の3分の1ぐらいは補助してもいいだろうかというようなことも今議論の中に取り入れつつあります。ただ、総額1,000万円という上限があって、では永久的にということは困るのではないかという議論もありますので、地域の中でいろいろ話し合って、当面は借りて最終的には譲ってもらうというような約束のもとで集会所に当たるようなものを確保できないか。あるいはちょっとの狭い場所でもいいから、安くずっと借りられるような仕組みで、負担にならないような格好で使わせてもらえるような例はないかと考えます。

   この遷喬地区ではないのですが、例えば、二階町3丁目、茶町には小さい集会所がありますね。私も時々呼ばれて話をする機会がこれまであったので、利用者の一人になったりする機会もあったのですが、あれはお社の境内の一角を活用しているような感じでしたが、いずれにしても小さなものであってもあると本当にいいわけです。

   遷喬地区の中では4カ所あると思いますが、いろいろ工夫しながら、これまで地域の中でつくってこられたものだと思います。2つの町内会で1つつくるといった例が鳥取市内でもありますので、何か協力して土地を確保して新築される、あるいは、古い空き家でも何らかの形で活用できるような仕組みを考えていただいて、仮に借家方式でいっても家賃に対する補助ができるようにしてはどうかというようなことが現在まないたにはのっています。

   それから、しゃんしゃん祭の方は初めて市役所から駅までの一方通行で、確かに私も智頭街道に対する影響はどうかといった点は念頭にあります。これまで智頭街道の商店街の皆さんは若桜街道についてもいろいろな形で御協力をいただいていますし、関心も深いと思います。ただ、ぐるっと回ると踊り手の問題もさることながら交通規制もこのぐるっと囲まれた範囲、その中には遷喬地区が多く含まれますが、交通の出入りが非常に不自由になりますね。そういった点も一本の道であれば可能であるというようなことも言われています。U字型みたいな形もいいのではないかと思います。学校の400mトラックみたいな格好でなくても、U字型とかこれからいろいろ検討する余地は出てくると思います。お祭りとして踊る人にも見る人にも地域にも一番支障が少なくていい形はどういう形であろうか。これからこの祭りの規模が大きくなるようにしたいと思っていますので、この一方通行だけでは6時間かけても9時間かけても踊り手が踊り切らないというようなことになれば、市役所から駅だけでは足らないという議論になると思いますね。

   これからも発展させていく中で、いろいろな可能性を考えていきたいと思います。地域の方に御不自由をかける、ここから出させてくれとかいう人が必ずあるのですよ、その集会の中で。くるっと回るコースの内側の人が外側に、外側の人が内側に入らせてくれと。かといって踊りの最中に突っ切れませんのでトラブルになったケースはかなりありますが、市としては、いろいろなことを考えながら検討を続けていきたいと思います。当面今回しっかりやって、その中での反省会でまたいろいろな議論ができるものと思いますので、御理解いただきたいと思います。

 

(地元意見)

   中川教育長にちょっと質問なのですが、私の後ろには130人の子供がいると思ってください。もう耳にたこができるほどで嫌な顔をされるかもしれませんが、変電所が今でき始めています。それについて、何か教育行政のトップとしての教育長という立場からどう思われるかをお願いします。

 

(教育長)

   総括的な発言で、どの切り口からお話ししようかなと今思っているわけですが、教育委員会がこの問題が起きてから一番取り組んだことは、とにかく子供たちを含めて住民の不安がとれるような方策をとってくださいというようなことは文書でも中電側に申し入れをしているところです。我々としては、最低子供たちをこのようなことに巻き込むことのないような解決法ができなかったのかなということを一番心が痛むところです。

   電磁界の是非についてはいろいろ賛否議論のあるところですので、それについての言及は避けたいと思いますが、間違いなしに子供たちを含めた保護者に対してこういう不安を与えている。これについては、解除するような努力をしてくださいということはずっと言い続けているところです。

 

(地元意見)

   同じ変電所のことですが、市長さんは安全安心なまちづくりということで皆の意見を聞いてくださっていると思います。今、遷喬小学校は裁判にしてでも反対している状態です。そして今、中国の子供たちがパソコンやゲームをすごくやっていて、すごく何か暴力的になったみたいなので、そういうことからしないように、別の場所に施設をわざわざつくったようなことをテレビで報道していたのです。やはり私たちも子供というか、庶民の命が大事ということで、電磁波が心配ということで反対していたのです。

   確かに皆さん、市会議員さんもそうでしたが、市長さんもそうしておっしゃいましたが、中電の説明を聞いて、私たちでも商売人が自分のところの品物が悪いですと言って売る人はないと思います。でも、中電がそう言ったから大丈夫だよという議員さんの回答が返ってきたということに対しても、本当に庶民のことを心配してくださっているのか。私たちは余り学力はありませんが、みんな本当に勉強をしてくださっているのか。世界じゅうが学校の横にはやめた方がいいという規則まである国が多い中、日本はやはり企業大事という形で、何十年か後にダイオキシンにしてもアスベストにしても補償問題とか起きている状態ですが、今は発展というのではなくて、今は地球に優しい世界になろうという世の中である中で、このように学校の横に置かれます。確かに中電は自分の土地だからとおっしゃることに対しても、やはり市長さんにしてもあなたたちがいい解決法を見つけて持ってきてくださいとおっしゃいましたが、やはり庶民は市長さんを頼っているのです。

   以前に西尾邑次知事のときに、やはりウラン残土のときにみんな村の人は相手をしていただけなかったのですが、片山知事さんがああしてかばってくださったから、結局県会議員さんも反対の方向に行ってくださいました。やはり私たちは市長さんを一番頼りにしているし、学校の横という非常識なことを何とか解決法はないものなのでしょうか。

 

(市長)

   変電所の問題が地域の中で非常に大きな問題で、大変多くの方が心配をし、御苦労も多いということを私自身は身をもって感じているところです。私自身もこの問題の解決のためにいろいろな取り組みをしてきたことは御存じのとおりで、就任以来満5年少しを経ていますが、この問題を忘れたことはもとより一日もないというのが現実であります。

   代替地を提案して、候補地の検討会に環境大学の副学長さんをされておられた野田先生に入ってもらったり、それから多くの町内会の方に入ってもらったり、自治連の会長さんに入ってもらったり、いろいろな形でこの問題の解決に議会も含めて市もかかわってきたわけです。鳥取市は副市長がその委員会の委員として入っていましたが、それから議会は所管の議会の委員長も入っていました。みんなで別の候補地について可能性はないかという議論をし、最後は私の決断で4者に絞られて、その中で市役所の駐車場にやろうということも提案をした時期ももちろんあったわけですが、これもいろいろな経過で、皆さんもその内容は御存じでしょうが、実らなかったという中で、電気の供給そのものは大変市民生活に重要なことで、電気は皆さん使っておられるわけです。今ここも電気がなかったらこの夜の会議はできないわけだし、電気の供給を確実に行う方法として変電所の増設が要る、中心市街地に必要であるということの中でこの議論が起こってきていますので、中国電力の選択としてそういう状況の中でこの計画地につくりたい、つくらせてくれということで事業が行われているところです。

   私は、安全安心は非常に大事だと思っています。これはだれにも大事だし、電力の供給ということももちろんある意味では安全安心につながる大事なことだと思います。この遷喬地区は中心市街地のまさにど真ん中ですが、長時間の停電や電力供給に問題が起これば全市に影響を与えかねないことになるわけですし、いろいろ大きな影響があって、全市的な意味合い、危機管理的な意味合いもあるということも一方にはあります。

   そして、安全安心のためには、私は具体的には地元の関係者とそれからこの施設を立地させようとしている中国電力との間で安全安心のための協定、例えば電磁界ということが不安だということがありますので、毎月あるいは常時測定してその数値を表示せよといったような、例えばそういうことだって言ったらいいと思うのですね。

   それから、もし何らかの影響及び具体的なおそれがあれば、検討委員会をつくって直ちに検討に入ります。もちろん被害があれば完全な補償をするようにというようなことで、安全や安心に関して具体的な取り組みをすることは可能だと思うのです。いかなる施設であっても100%安全ということはないわけです。具体的な例を出すのは適当かどうかわかりませんが、例えば高層ビル一つ建ってもそれによる影響がある、あるいはどんな工場でも進出するときには安全の協定や周辺の環境に影響しないようにというような協定を結んで建っているわけです。地震が起これば建物が倒れるかもしれない、工場が火災を起こして延焼するかもしれない、いろいろな危険というものは世の中にはつきものです。自動車が走っているだけでも、それがいつ歩道に乗り上げて人をけがさせるかもしれない。しかし、社会の中では、いろいろなものに一定の危険はありますが、ルールを定めたり、例えば、自賠責保険、任意保険といった保険という制度を掛けて被害に対する補てんをするような仕組みをつくったり、いろいろなことでその危険をできるだけ安全安心という立場からきちんと問題を片づけながら世の中で人々は生活しているし、まちも成り立っているわけなので、この問題の安全安心のために我々は何をするのが一番いいか、何ができるかということを具体的に私はもう考えていく時期になっていると思っています。

   代替地というようなことについても既に検討済みの段階だと私は思っていますし、ですから違法性という問題があれば私は堂々とその問題を指摘して、市民のために闘っていくことは十分あり得ることですが、今の日本の社会の法律や基準に照らして合法的なもの、他の地域にも同じようなものがつくられているものをつくろうとするときに、それをだめだだめだと言うばかりでは市民の社会全体としての安全安心も守れなくなるということを考えています。

   安全安心のために何をすべきなのか、健康についての安全安心のために具体的に何ができるのか。それはそんなにだれが考えたらわかってだれが考えたらわからないというようなことではなくて、それぞれ一人一人の市民が常識を持って判断して対策を立てて、それで折り合いをつけていくべき問題だと私は思います。

   そういうことでありますので、安全安心のために、私は議会でもそういうことを言っているのですが、例えば住民の皆さんが事業者と協定を結ぶというようなことになれば、最大限考えられる安全安心のために必要な条項を市の方も考えて、そして相手に理解を求めて、しっかりとそういう協定ができるようなことを考えたいと、考えたいというか、皆さんと一緒になってまとめていきたいと思っています。安全安心ということの重要性は十分私も理解しています。そのために何ができるかを具体的に現実的に考えていくべき段階にあると思っていますが、皆さんそれぞれにまた考えてみていただきたいと思います。私はいつでもこの問題に対して市長として、あるいは市の行政として無関心でいたことはありませんし、問題の早期解決を願っているということの立場から、住民の皆さんの立場に立って解決が図られることについては十分力を出していきたいと思います。

 

(地元意見)

   時間が過ぎていますが、市長さん、皆さんきょうおられますので、まちをきれいにするということは大事なことでしょう。中心市街地の活性化で、実はいつも公園愛護協会、袋川推進協議で話は出しているのですが、袋川ののり面を掃除しろ掃除しろと言われるが危険度が高いので、すぐにはできないというような格好になっています。それですぐにしゃんしゃん祭が近づいて県外の人がたくさん来られるのに、ずっと川を見たときにまことに汚いのです。我々も一斉清掃のときにきれいにしようとしまして、歩くところだけはきれいにしていますが、こののり面だけはどうにもこうにも入れないようになりましてね、とうとう竹が生え出します。元町はやぶだらけになるのです。あれを何とか本当にやっていただきたいなと思っていつもそれを提案するのですが、結論は銭がないということでして、袋川の桜だけはよく咲くのですが、また見られて歩かれたことがあると思いますが、あんまりよくありません。だからひとつ何とか助成金でもして人夫でも入れてもらえればありがたいなと思います。

 

(市長)

   袋川の川の水のある方ののり面がとても汚い。前回もたしかツツジを何とかしてくれというお話を聞いていますし、確かに鳥取市は袋川の土手をかなり遊歩道的な整備をして、この遷喬地区側の方を特に力を入れて計画的に取り組んで、最終的には湯所橋まで整備をしようとしています。ちょっと鹿野橋を越えて出会橋だったかな、出会橋の少し手前までのところまでいっているわけですが、先までやろうとしています。川の内部の方もこれは県にもお話をして、県の方も問題があればやらないといけないという認識のようですが、確かにできていないということであります。もう少し具体的に詰めまして、やはりこの問題は県だ市だと言っていてもいけませんので、その川の中に入っての除草などもボランティアでもやっていますね、袋川を愛する会やライオンズの方とか市の職員も出てやっています。どういう形でやったら一番いいのか。ツツジもたしか青年会議所だったかどこだったかが植えられたという経過もあるのでその辺の調整も要るのだと思いますが、一番は河川管理者である県との調整を図った上で、これは必ず話し合いができますので、いつどういう形でできるか、今からしゃんしゃん祭までにと言われるとちょっとこれは困るのですが、これはしっかり取り組んでいきたいと思います。

 

(地元意見)

   役員ではありませんが、お祭り、しゃんしゃん踊りのことについて一つお尋ねしたいと思います。踊りの日程を見ますと、ことしは金土に踊っています。ということは、ひょっとしたら踊る人たちのために金土に踊って日曜日を休みにするという日程で組んでおられるのではないかと思うのですが、実行委員会で決められたことですからどういう意味合いでそういう日にちになったのか。今後、来年、再来年もこのような組み立てにされるのか、そこらのところをちょっと聞かせてください。

   なぜかといいますと、盆の商品を扱う小さな商売人はしゃんしゃん祭があるかないか、しゃんしゃん祭は盆の何日にあるか、先にあるか、そういうことによって商品の売れ行きが変わってくるということですね。だからそういうことをちょっとお聞かせ願いたいということです。

 

 (市長)

   しゃんしゃん祭ですが、8月の第2土日に祭りをしようということで、今回は土日が11日、12日なわけです。土日で日曜日はあけてあると、これは花火大会を日曜日にやろうということでありまして、この方針は前回、平成18年の夏もそのようにさせていただきました。今年もそうですし、平成21年までは8月の第2土曜日にしゃんしゃんの一斉傘踊りをするということで一応方針として打ち出しています。どうも周知の方が十分でなかった点があろうかと思いますが、それで一応関係の方面と、例えば仏教会の皆さんとの分、花屋さんとの調整などいろいろなことを大分進めてきた経過があります。

   なぜ8月の第2土日かというと、他のお祭りとあんまり重ならないと同時に、それからもともと8月15日の花火、16日のしゃんしゃん祭でしたので、一番近い土日になると考えて、8月の第2土曜日、日曜日としています。

   それで、実はしゃんしゃん傘踊りにすずっこ踊りというのを取り入れたので、これを前夜祭的に金曜日の夜にやろうということで、今回は金曜日の夜にすずっこ踊りを入れ、土曜日の3時ぐらいから9時ぐらいまでの間若桜街道で、最初はパレードがありますが、それから後、しゃんしゃん傘踊りの一斉踊りをやっていくことになります。長時間にわたって若桜街道でしゃんしゃん踊りが見られるようになります。そのような形で祭りを行うようにしています。

   なぜ土日かということについては、踊る方が土曜日に踊って日曜日が休みなのがいいということです。16日となると平日になることも大いにあるわけで、なかなか仕事との関係も、休みになるということもありますが、すぐ翌日は仕事に出ないといけないというようなことも多いようで、踊る方にも好評だと聞いています。

   それから、見る人にとっても土曜に出て見るというのは見やすいということで、また15日、16日よりは土日の方がお盆に近い、お盆の前の土日の方が好都合だというような意見もあって土曜、日曜の開催ということで、いわばしゃんしゃん祭の改革ということで今しています。平成21年まではこれから8月の第2土曜日が踊りで日曜日が花火ということでの方針で、しゃんしゃん祭振興会の方では予定を組んで進めています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

7 市長あいさつ

   きょうの地域づくり懇談会、遷喬地区におきます中心市街地ということ、それから小学校のこれからという大きな2つのテーマを中心にお話し合いをさせていただくことができました。皆様には、この平日の夜の貴重な時間をこの会に御参加をいただきまして、本当にありがとうございます。

   これからもしっかり地域の皆さんといろいろな話し合いを重ねながら、このまちがさらににぎわいが出るように、あるいは多くの方に住んでいただけるまちに、鳥取市の行政の中でもそういった方向性を位置づけて取り組んでいきたいと思います。

   商店街に関係の皆さんも多いと思いますが、空き店舗の問題はやはり商店主の皆さんが御尽力いただく面も大いに我々は期待をしたいと思うわけです。シャッターをおろしたまま、あるいは閉めたままのお店というのはやはり全体のまちのにぎわいに、あるいはまちの魅力にはちょっとマイナスの要素があります。御無理を言うことはなかなか難しいのですが、まちの中を整備したりにぎわいをつくったりしようという努力を市としても行いますので、皆さんの方も一緒になってやっていこうと。協働の精神で市民と行政の協働、両方が手をつないでやっていこうということで、いろいろなアイデアを出していただいたら我々の方もタイアップして力を出せる面も大いにあろうと思いますので、前向きにそういった点も進めていただけたらと思います。

   これからも歴史も伝統もあり、なお市のど真ん中にありますこの遷喬地区の発展のためにお互いに努力をしていくということで、締めくくらせていただきたいと思います。きょうは本当にありがとうございました。