気高地域 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成19年10月9日(火) 19:00〜20:37

2 会   場 気高町総合支所第2庁舎

3 出 席 者 地元出席者 86名

        市側出席者 24名

        竹内市長、林副市長、深澤副市長、中川教育長、津村総務部長、杉本企画推進部長、木下福祉保健部長、大西経済観光部長、大塚農林水産部長、田中都市整備部長、浜辺環境下水道部長、松下総務調整監、山根防災調整監、前根中央保健センター所長、上山水道局次長、久野人権推進課長、窪田地域振興室長

        <気高町総合支所>

        戸田支所長(司会)、池田副支所長兼地域振興課長、堀尾市民生活課長兼福祉保健課長、小野産業建設課長、村上教育委員会事務局気高町分室長

<事務局>

島谷協働推進課長、太田垣主任

 

4 協働によるまちづくりの取り組みの説明

スクリーンに基づき説明(杉本企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)学校施設の耐震診断結果とその対応策について

 <地域課題>

   先般、昭和56年以前の建物である浜村小学校と気高中学校の耐震診断が実施されましたが、次の2点についてお聞かせください。

1.判定内容など詳しい耐震診断結果を教えてください。

2.耐震診断結果を踏まえての対応策(耐震計画等)がありましたら、具体的に教えてください。

 

 <担当部局の所見等>

 【教育委員会】

  1.耐震計画と併せて、年内には公表する予定としております。

2.上記のとおり、現在耐震計画を検討しているところです。

 

(教育長)

   昭和56年以前の建物については旧耐震の基準でありますで、耐震検査をして、その対策を考えなければいけないということです。鳥取市には対象の小学校、中学校の建物が合計100棟あります。この100棟すべて耐震検査をしまして、今、結果をまとめているところです。これに対して早く結果を教えてください、どうするのですかということが今日の質問です。

   それから、対象になっています浜村小学校と気高中学校はどうなのだろうかという、最も皆さんがご心配なさっている状況ですが、この耐震検査の数字だけを発表しますと非常に不安をあおることになります。私どもとしては、数字とその対策、今後の計画はこのようにしますよということの両方をまとめて発表したいと思っています。今それをまとめている最中で、その対策、今後の計画がほぼできましたので、近々公表できると思っています。きょうも昼から中かかって、そういう話をしていたところですが、やがて皆さんのところにお示しできると思っています。

   なお、当地区の浜村小学校には昭和52年の建物が1棟ありますが、状況は非常によろしいという結果が出ました。気高中学校についても、昭和52年が2棟と、昭和53年は屋外体育館ですが、いずれも状況が非常にいいと、さほど緊急を要しないという範疇に入っています。それについても、今後どうするかということもやがてまとめて発表したいと思っています。

 

(地元意見)

   先ほど学校の耐震の問題についての回答をいただきましたが、ちょっと様子を考えてみますと、浜村小学校は確かに、どちらかというと以前の建物で、年数もたっていますが、気高中学校で特に考えていただきたいことは、塩害があるという点です。私も見せてもらいましたが、体育館の器具庫などの天井あたりから水が落ちてくるということを聞きましたし、特に風雨の強いときには雨が吹き込んでくるということで、子どもたちの生命を守るということと同時に、浜村小学校も気高中学校も住民の避難場所の拠点としてこれから大切にしていかなければいけないところでもありますが、教育長さんがおっしゃいましたように、診断の状況だけがひとり歩きして、どのような対応がなされるかということがいっしょに考えられないままに話が進んでしまうというと大変危険なことでもありますので、どのような、これから改修で済むことなのか、補強工事なのか、改築なのかをしっかりと考えていただいて進めていただきたいなと思っています。

   そう問題とあわせて、10月1日からの防災、地震の緊急地震速報において、鳥取市の対応をどのようにされようとしているのかお聞きしたいと思っていますし、学校はそういうことでよろしくお願いしたいと思います。これからは地震が起こってからのことではなく、起こるまでの問題点も考えていかなければいけないということが強調されますし、日本海は今、大変地震の活動期に入っていることとあわせまして、緊急地震速報を鳥取市はどのように考えていらっしゃるのか、対応されようとしているのかお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(教育長)

   学校の耐震ですが、数字やこれからの改修状況の計画が出ます。皆さんにとって非常に興味があるところですので、全市において同じ物差しで判断しなければいけません。何だ、この数字がいいのに、何でここが先になるのかということのないような、皆さんにご理解いただけるようなことでやっていきたいと思っています。気高の塩害の状況は十分承知しています。

 

 ※気高中学校の耐震補強についての追加説明(教育委員会)

   気高中学校校舎は、昭和42年に旧耐震基準によって建てられたもので、耐震化が必要となっています。

   本市では、耐震補強を基本として(耐震補強では耐震性の向上及び建物の機能の確保が困難な場合は改築も検討)、耐震性の低いものから優先的に実施し、平成28年度までに耐震化をすべて完了する計画です。

   気高中学校は、現在、平成23年度から平成28年度の間に実施する予定としていますが、実施年度、耐震化の方法(耐震補強・改築)等については、今後、耐震化事業の進捗状況、耐震強度及び施設の老朽度等を勘案して検討してまいります。

   なお、耐震補強を行う場合は、塩害等による施設の老朽の状況を調査し、必要に応じて外壁や校舎内の大規模な改修を併せて行うこととしております。

 

(防災調整監)

   緊急地震速報の件ですが、10月1日から気象台が発表するといって、テレビやラジオ等で充分提供されているところですが、本市としましては、昨年度は実施計画を立てまして、平成19年度から平成22年度まで防災行政無線の整備に取りかかっています。現状では、鳥取市から一斉に流すことはできません。鳥取市の本庁舎の方に受信できるよう整備ができてから、気高町の方に配信はできるようになります。現在のところは受信できません。

   そこで、皆様の方には、ただ受信できないでは、万一の災害等の対応が遅れますので、地震情報はいろいろなところで配信しています。ラジオ、テレビ、それからまた、携帯等でもできますので、鳥取市の防災行政無線の整備が完了するまで、皆さんも進んで情報をとるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 ※本市の緊急地震速報の対応における現在の取組状況についての追加説明(防災調整監)

   緊急地震速報の対応について、本市における現在の取組状況は次のとおりですが、引き続き避難訓練の実施など必要な支援や対策を講じていく予定にしています。

1.地域住民に対する取組み

 (1) 防災行政無線による地域住民への放送

   本市では、防災行政無線のない鳥取及び国府地域に同報系防災行政無線を平成19年度から4ケ年を目途に年次的に整備しております。

   緊急地震速報については、防災行政無線の主な機能として、J−ALERT(全国瞬時警報システム)を通じて、鳥取及び国府地域の防災行政無線の整備とあわせて、放送できるよう整備することにしております。

 (2) 地域住民への周知及び避難支援の取組み

   速報が出れば、何よりも落ち着いて行動することが求められますが、このため普段から避難訓練しておく必要があります。

   本市では、地域での自主防災訓練等の際に、危機管理課の防災コ−ディネ−タ−の指導や消防団員等の協力により避難訓練を実施していただくなど、注意を呼びかけていくことにしています。

   また、これ以外にも、住民への周知や注意の啓発等のため、公民館を通じて啓発用ポスタ−やチラシの配付、市報への掲載、市役所案内窓口でリ−フレットの配付などに取り組んでおります。

 

2.市有施設内での取組み

   庁舎をはじめ公共施設等において、防災行政無線のJ−ALERT機能を活用した情報発信等の方法も検討しておりますが、放送開始までに十数秒かかると言われており、また、館内放送への切り替え等、設備や技術上の問題もあるため、今後、関係部署が連携し、協議していく必要があると考えています。

   なお、現在、関係部署ごとに、来庁者に対する周知や対応方法等の取組み(マニュアルの整備等)を行うことにしています。

 

(地元意見)

   学校の耐震強度に関係してですが、あるいはご存じかもしれませんが、ちょっと現状をご承知おきいただきたいなと思います。回答は要りません。

   気高中学校は、これは谷合いを埋め立てして建てています。したがって、建物そのものは今の基準点に十分達しているかもしれませんが、大きな地震が来ると、土地そのものに危険が伴うのではないかなという思いがしていますので、そういう状況のところに建てられているということを認識しておいていただけたらと思います。

それから、これには載っていませんが、宝木小学校があります。この宝木小学校の建っている位置は非常に湿地帯です。これは鳥取県の場合は、特に山陰本線から北側はそういう状況のところが多いと聞いていますが、今の宝木小学校の地下30メートルぐらいのところは、昔、海であったということから、貝殻などが出てきます。したがって、大きな地震が来れば飽和状態になるおそれのあるところだと、ただ建物の耐震だけではなくて、そういう地形の状況だということを教育長さんに把握しておいていただけたらと申し添えておきます。

 

(2)特色ある農業の振興策について

 <地域課題>

   有機堆肥の補助額について、合併時の調整により次のとおり変更となっている。

  (変更前)有機堆肥1トンにつき2,500円の補助(該当地域:旧気高町)

               ↓

  (変更後)有機堆肥1トンにつき2,000円を上限として予算の範囲内で補助(該当地域:鳥取市全域)

   気高地域は、旧気高町時代から「有機農業のさと気高」として農業に力を入れて取り組んでいるので、補助額等を鳥取市一律で定めるのではなく、地域の実状に応じて弾力的に施策を講じるとともに、山間地・中山間地の維持活性化のため、市として積極的な振興策に取り組んでいただきたい。

 

 <担当部局の所見等>

 【農林水産部】

   有機堆肥散布への支援制度は、積極的に取り組んでいた合併前の気高地域と鹿野地域で行われていた特色のあるものでした。

有機農業は農薬・化学肥料の使用量を削減し、環境への負荷を低減するとともに、安全・良質な農産物を消費者に供給するという大きな役割を持っています。

   このため、有機農業を進めていくことは大切であると考え、堆肥散布助成事業を全市に拡大して取り組むとともに、農薬・化学肥料を低減して栽培されている特別栽培米に対する助成をしているところです。

   また、本市の農業振興を図るため、各地域で行われていた事業をもとに、新たな事業として「有機農業支援事業」のほか「特別栽培米農産物生産振興事業」「果樹振興対策事業」「大規模農家支援事業」など、全市域を対象とした事業を行っております。

   なお、地域の特色を生かすための事業として、「地域特産品振興対策事業」による振興作物の種子購入助成(H18気高町での支援品目 しょうが、白ねぎ、ブロッコリー等)や、産地づくり交付金の特産物育成支援奨励金(気高町対象作物 浜茶、しょうが)による支援があります。

 

(農林水産部長)

   農業水産部です。有機堆肥散布を例に挙げていただいての地域の特色ある農業の振興というご提案であります。

   最初に、有機堆肥の散布支援について若干ご説明いたしますが、合併前に旧の気高町ないし鹿野町で、山東の堆肥センターの堆肥を散布するときに支援を行っておられた事業であります。合併調整の中で、こういった地域での単独の支援事業は2年間かけて調整するというような調整になっていました。平成17年にいろいろと調整した結果、地域で行われておられたよい事業は、全ての鳥取市の農家に一律に支援すべきだという考え方の中で、全市に拡大したものであります。合併前といいますか、平成17年までは堆肥を1トン散布するについて2,500円の補助ということで行われていた事業でありますが、平成18年からは全市一律ということで、若干単価を下げさせていただいて、2,000円を上限として支援をさせていただいている状況です。

   ちなみに、これは、平成18年の全市の実績であります。有機農業支援事業ということで、気高地域では、農家で99人の方が約700トンの堆肥を散布されます。全市では1,573トンの堆肥を散布して、特に、有機農業に取り組まれる農家の方、土づくりに取り組む農家の方の支援を行っているところであります。

   ご存じのとおり、環境問題、農産物への安全・安心の問題についての関心が、今は大変高いわけでありまして、本市としましても、堆肥を利用した有機農業の取り組みに力を入れて進めていきたいと考えています。これは堆肥の散布状況、次が山東の堆肥センターから購入された堆肥に対して支援しているということで、現在、旧鳥取市の方にまで堆肥を持ってきていただいているということもあるようです。

   また、地域の特色ある農業に対しての支援ということでありますが、地域で取り組まれている特産品の育成もありますし、従来地域だけで取り組まれていた制度を全市に広げたという制度があります。今回、平成18年からいわゆる特別栽培米の支援、出荷助成、気高エリアは少ないのですが、新たに果樹を植えた場合の支援、大規模農家の方が転作する場合への支援を全市に広げたわけです。あわせて、ここには書いてありませんが、気高エリアでも水稲のヘリ防除に取り組んでおられました。国府でもありました、こういった制度については、全市に広げて行っていますし、シイタケに対しての支援が佐治や青谷で行っておられた分、シイタケ生産農家がシイタケ栽培をするのに種菌を購入されますが、こういったものも全市に広げて振興を図っているところです。

   また、地域でこれまで育成されてきた特産品の支援ということですが、新たな制度としまして地域特産品振興対策事業があります。地域で選定されました作物に対しての支援、気高エリアでありますと、ショウガ、白ネギ、ブロッコリーに対しての出荷奨励も行っています。農家の方はご存じだと思いますが、産地づくり交付金、いわゆる昔の転作奨励金を対象に、地域で選定していただいた作物、例えば気高でありますと、ショウガや浜茶といった作物については、産地づくり交付金で支援して、従来、育成してこられました特産品の生産振興を引き続き図ってまいりたいと考えています。

   また、新たな特産品に取り組まれるといった場合についても、村づくりの活性化特別対策事業といった制度もありますので、今後ともJAと一体となって地域農業の振興に努めてまいりたいと考えています

 

(地元意見)

   先ほど農林水産部長さんの方からいろいろと説明をいただきました。これで概略の状況はわかりました。ありがとうございました。また、日ごろは農林水産部長には、農協を通じまして、いろいろな場面で大変お世話になっています。この場を借りまして、厚くお礼を申し上げます。そこで、私は気高町の農業の実態を少し報告させていただきまして、今後、市として、農業政策を積極的に推進していただきたいと思って発言をするわけです。

   私個人は、気高町の基幹産業は農業であると位置づけていまして、農業の発展がなければ、町内の商業である、観光である、また、水産も2港ありますが、水産等もなかなか発展しないと確信しているところです。さて、米の生産調整の資料によりますと、平成19年度の気高町の農家戸数はおおよそですが、約1,000戸です。これは、他の町村に比べれば非常に多い方ではないかと思っていますし、また、認定農業者の数は、合併前までは20人ということでありましたが、現在は25名ということで、だんだんと増えてきていまして、他の町に比べれば、まだまだこれは多い方ではないかと思っています。

   このような認定農業者の方々が中心になって、町内の農業を維持発展しておられるわけですが、これはどの市町村もですが、山間部といわず全体で、農業従事者が年々と高齢化をしていまして、遊休農地も現在、非常に多くなっているという状況です。平成18年度に農業委員会が現地調査の確認をされていますが、この資料を私が見せていただきますと、気高町の遊休農地は60.4ヘクタールと聞いています。3年ほど前は農業委員をしていたわけですが、それで調べたときには40町歩前後でありました。しかしながら、その3年か4年ぐらいのうちに20町歩ぐらい増えたということでありまして、これも遊休農地であるということは、年々耕作放棄地が増大していくという状況です。

   こういう現状の中で、先ほど農林水産部長の方からありましたが、消費者は今、何を求めているかといいますと、安全・安心、こういう農産物を求めているわけでありまして、気高町では、農業の安定を図るためにいろいろな取り組みを気高町時代はしていました。先ほどありましたように、有機農業のさと気高町ということで、農協とタイアップしまして、堆肥の飼料を推進していました。学校給食や農産物の地産地消に努めてまいりまして、各地で看板を上げたりして住民にPRし、さらに百円市やその他のスーパーなどで推進をしてきたところです。

   しかし、この制度も合併後には、先ほどありましたように補助率がだんだんと抑えられまして、せっかくの取り組みが、高い堆肥を使うよりは、安い化学肥料を使った方がいいのではないかということで、事業が中途半端になりはしないかと心配しています。堆肥の状況は先ほどこの画面にありましたが、私の資料とちょっと違いますが、16年度には1,100トンほどありました。現在は790トンということで、使用量が約70%、そして使う量も80%まで落ち込んでいるという状況です。

   こういう状況ですが、やはり今、鳥取市になりまして広いわけでありまして、佐治、用瀬、青谷、気高ということで、農業の実態も規模も全く違うわけですので、私がお願いしたいのは、全市に補助金をばらまくということではなく、農業の実態に即した事業をしていただきたいということです。その地域が持っている特徴が、農業がその特徴によって崩れはしないかと心配しています。今後、特に中山間地の過疎化がどんどんと進んでくるのではないかという危機感を持っているわけですので、認定農業者等を中心に、兼業農業も進んで農業をしておられる方が多いわけですから、ひとつ実のある農業政策を積極的に進めていただきますように要望をしまして、私の意見を終わらせていただきます。市長さん、よろしくお願いいたします。

 

(市長)

   農業は本当にこれからも重要な基幹産業であると考えていますが、直面している担い手の問題、耕作放棄地、減反農地の有効利用などいろいろな課題がたくさんあります。マクロに考えると、今の我々の食糧自給率が非常に低いという状況が今後とも続くようだと、日本の社会自身の存亡にもかかわってくるのではないかと、以前のように必ずしも、円が強くてどんどん外国から買っていけるという状況でもないわけですので、今も原油などが値上がりして、本当に農業のみならず、我々の生活にいろいろな影を落としてきていることなどをいろいろ考えてみても、これから世界の人口がどんどん増えてくる中で、食糧問題は大きいです。少なくとも、鳥取あるいは鳥取県の農業が鳥取の人口を支えられるようにすることは非常に重要だと私は思っています。そういったことからも、着実に生産性の高い農業、今の認定農業者の皆さんの農業も非常に大事ですし、集落営農、法人化といった流れも、小さい一つ一つの農家を束ねていく生産体制をつくるという意味でも重要だと思います。

   もう一つは、やはり特色ある産物をつくっていくということだと思います。水田ばかりではなくて、畑作の中などで、こちらでいえばショウガの生産、あるいはジャガイモなどもあると思いますが、それらをきちんと高品質のものをつくって付加価値を高めていく取り組みが大事であると思います。そういったことを考えてみると、その土地その土地に適した農業の振興が重要になってまいりますので、例の有機農業の件については、トン当たり2,500円を2,000円にということで全市に、全市と言っても先ほど表に出ていましたが、ほとんどの地域にこの取り組みを広げていくということで、実際にこの数字は他のところでつくられた有機の堆肥も含めて、鳥取市全体の活用状況を見ているものでありますが、こうしたことで、全体として有機農業を振興していこうとしていることをご理解いただきたいと思います。

   そのほか、特産品づくりなどについては、地域の特性に応じて、やる気のある農業者の皆さんを支援する仕組みと考えています。これからも、今お話にありましたような、高齢化が進む、一たん耕作放棄地になったものを戻すときにどうしたらいいか、いろいろな困難な状況があると思いますが、農家の皆さん、市の行政、農協の皆さんが横の連携をとりながら進めていきたいと思います。

   ちなみに、今、和牛共進会が始まるということで、いろいろなニュースになっていますが、私は、河原地域で牛を飼っておられて、肉牛の出品をされる方でありますが、その方の出発式に今日、激励に行ってきましたが、380頭の牛を育てておられる畜産農家であります。以前は因伯牛といいますか、鳥取の牛というのは大変高品質で、気高号が最初の和牛共進会での最高の1等の牛だったということで、種牛としてだと思いますが、高く評価された事実があります。我々もこうした歴史や伝統を持っているわけで、しっかりと因幡牛を育てていけないかなと改めて思いました。また、牛の飼料のわらはほとんど中国から輸入しているそうでありまして、こうしたこともできるだけ安全な地元のわらが使えたら本当はいいのにと思いますが、飼料が高くなっているという話もあります。トウモロコシなどを食べているのですが、そういった飼料用の米というものの生産が今、市内で何十トンかあるそうですが、鳥取市の9つの地域にそれぞれに特色もありますので、いろいろなことを全体として考えて、うまく物事が回るように行政の側からしっかりと進めたいと思います。

   私からの説明となりましたが、以上、回答とさせていただきたいと思います。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

   もし災害が起きた場合、ここにおられる方々全員が、こういう役所といったところが全部やってくれるのではないかという考えでいて、実質的に起きた場合、鳥取市の場合も地震の経験がありますが、この気高地区、鹿野地区において、少し似たようなものですが、実際に市民同士の助け合いと、今現在、地域によって避難場所、避難経路のきちんとしたような、こういうところもしてほしいとかという希望を出した場合、すぐに回答はもらえるのか、それとか、鳥取市総合で災害が起きたらという、訓練をやってほしいというのはありますが、鳥取市の方は千代川の方でやられていますが、こちらの方では一向にやっていないので、そういうことをちょっとお聞きしたいのですが。

 

(市長)

   災害のときにどのようにやっていこうとしているかということでありますが、市の行政の中で、防災というのは大変大きな課題、テーマだと思います。それで、今、我々が経験していることは、中越沖地震、その前の能登半島地震、それから、その前にまた中越地震、3年ぐらいになりますかね、もう立て続けで同じような地域で何回でも起こるというぐらいのひどさ、怖さがあるといった状況であります。太平洋、東海沖、東南海地震が危険だと言われて大分警戒もどうも高いのですが、日本海側もかなり気をつけなければいけないといけません。一番大きい地震の一つは、12年経ちますかね、西日本で一番大きかったのは阪神・淡路の大地震ですが、それ以外でも、西日本の呉で起こった地震、日本じゅうどこでも、地震に安全なところはないと考えなければいけないのが現状だということを改めて、私自身も認識しているところですし、皆さんにも申し上げたいと思います。

   そこで、地震が起こったときにどのようにするのかということですが、地域の中でできるだけ助け合いも進めながら、安全な避難場所に避難するということになります。安全な避難場所がどこかということは、予め避難場所として指定した場所を念頭に、これは大体、小学校、地区公民館といったところを鳥取市では念頭に置いていますが、最近では一時的な避難場所として例えばジャスコなどのショッピングセンター、福祉施設なども一時的な避難場所にする必要があるという認識も持っていまして、そういったところと災害の協定を結んでいます。

   いずれにしましても、通常は小学校、中学校といった学校、地区公民館ということが基本となっています。そうしたところへの避難について、日ごろから地域の防災の取り組みの中で避難訓練などをぜひ実施していただきたいと思いますし、こういうところを避難場所に指定したいというようなお話があれば、これも申し出ていただいて、我々も適当なところであると認定できれば、そういうところを避難場所にすることもできます。いずれにしても、避難場所はいずれそこで一時的に生活ができるような環境でないといけませんし、我々行政が出向いて、そこに毛布、食糧、水、風呂、トイレといったものを設置していく事態になりますので、行政とも相談していただきながら、地域の中でいろいろな声を受けて決めていきたいと思います。ご存じのように、防災マップをつくって、そこに避難場所も指定していますので、そうしたところをまず避難場所などとお考えいただきたいと思います。

   それから、避難訓練については、鳥取市の地震の避難訓練は、鳥取の大地震の日が9月10日ですので、これまではその前後、9月9日によくやってきたのですが、今年は9月10日に行っています。これはやはり全域でやるべきだと考えていまして、合併後一時期は、総合支所を中心とした訓練ができていませんでしたが、今回はブロックで持ち回りをやってみようという考え方で、鹿野地域の鹿野小学校を会場にして、3町合同の防災訓練に、いろいろな団体が参加されて行いました。これからできるだけ幅広く、防災訓練を広めていきたいと思いますが、市が大々的に防災訓練として行うのは、当面は持ち回りでやっていこうかなと思っています。防災訓練についてはそのような考え方をしていまして、なお、消防団もありますが、防災組織をつくっていく、あるいは、避難するときに援助の必要な方の登録制度を行うことがこれからの大きな課題と考えています。それから、各地区公民館単位に、地域で防災マップをつくっていただくことを実施していきたいと考えています。こうしたことにこれから力を入れていこうとしていますので、その節は、きょうお集まりの皆さんを初め、地域の方にご協力をお願いしたいと考えています。

 

(地元意見)

   もう少し聞きたいのは、実際に災害が起きたときに、行政がどのぐらいでああいう物資などを持ってきてくれるのか、それと、トイレとごみの処置をするのはどういう体制が組んであるのかをちょっとお聞きしたいのですが。

 

(防災調整監)

   今、避難場所、防災訓練、防災マップなどについて、市長からお答えさせていただきましたが、災害が起こってしまったら、とにかく第一に自分の身は自分が守ってもらうこと、次は周りの方、近所の方、それから地区の方などで助け合って、それから最後は行政(救助隊等)の方の力です。

   また、救援物資などについては、本市も簡易トイレは準備しています。それから、食糧についてもあります。乾パン、水などについても備蓄しています。支所などに備蓄しています、避難場所に持っていく計画はできています。災害の規模によって、時間が30分後、1時間後など何時間という確約はできませんが、災害の規模・発生時間帯によって異なりますが、搬送体制はできています。指定された避難所に持っていくようにしています。

 

(地元意見)

   この間ちょっと体験したことの中からお話しさせていただきますと、実はごみの問題です。10月1日からごみ代が有料化になりまして、その前に各地域の皆さん方はご存じだと思いますが、不燃物置場などについては大変大きなごみが出ていまして、2週間ぐらい、ごみの収集ができなかったこともあったのではないかと思います。

   うちの集落についても、そういうところで分別して、10月1日から家庭ごみを何とか取ってもらわないといけないということで、仕分けをしました。ところが、プラスチックごみの袋なのですが、非常に弱いですね。プラスチックごみは、重たいプラスチックもあれば先のとがったものもあります。やわらかいごみばかりではないのです。いろいろなものが含まれています。ちょっと当たったら破れてしまいますよね。それで、硬いプラスチックを袋に入れないともたないというような状況が起きました。ただ、帰って、ごみの収集の本を見ましたが、二重袋はだめだと書いてあります。きょうも持ってきていますので、ごらんいただいてもいいのですが、この話をしておきます。ですから、また報道をされて、こんな袋でいいかと言われてから腰を挙げられるよりも、もう少し強いごみ袋をつくっていただけたら非常にいいのではないかなと思っています。現物をちょっと持ってきていますが、ちょっと弱いなと感じているところです。

   それから、ごみの問題で、以前、燃えないごみは結局いろいろなところに捨てられるということで、10何年前ですか、分別収集が始まって、大型ごみもごみステーションの方に持っていくことになったわけですが、今回はまた有料化ということになりますと、それがまた不法投棄というような問題も出てくるのではないかという心配も若干したわけです。それらの問題について、今後どのように取り組んでいかれ、また監視されていかれるのかなという疑問がありましたので、ちょっとお聞きしたいなと思います。

 

(環境下水道部長)

   いわゆる大型ごみは、このたび合併調整方針に基づきまして、有料化になりました。10月から有料化ということで、大量に、特にこの気高地域が多かったようでありまして、業者の方も計画的に収集しているものですから間に合わなかったということで、大変ご迷惑をかけています。今聞きましたら、2、3日で片づくのではないかと言っていますので、ご迷惑をかけましたが、よろしくお願いしたいと思います。

   それから、プラスチックの袋が弱いのではないかということです。確かにプラスチックは硬いものもありますし、先がとがって破れやすいというご意見も聞いていますので、内部でも、次期の発注には、製品の性能をもうちょっと硬いものにしたらという話をしていますので、そういう部分に対応したいと思っています。

   それから、二重袋はいけないということを書いてありますか。

 

 ※プラスチックのごみ袋についての追加説明(環境下水道部)

   当初は、プラスチックごみは可燃ごみと比べて重量が軽いということで、指定袋の厚さを薄く設定しておりましたが、「袋が破れやすい」、「袋が薄い」とのご意見があり、追加の製造分(10/25)からは、大・中サイズの袋の厚さを0.025mmから0.03mmに変更し、強度を改善いたしました。

   今後、ごみ袋のサイズ・規格の変更等の必要が生じた場合は、広く市民の皆さんからご意見を頂戴しながら検討していきたいと考えています。

 

(地元意見)

   これの中にね。

 

(環境下水道部長)

   レジ袋もプラスチックですので、これはちょっと。

 

(地元意見)

   二重で入れたらいけませんよと書いてあります。

 

(環境下水道部長)

   レジ袋もプラスチックですので、これは破れるかもしれないなというときにはそれで包んでもらって、それをプラスチックの袋に入れてもらっても結構ですので、それは対応したいと思っています。

   それから、不法投棄ですが、いろいろと有料化でそういうご心配もお聞きしています。ただ、例えば、気高地域は以前から可燃ごみを有料化していまして、特段に、よそ、旧市と比べて気高が、不法投棄が多かったということを聞いていませんし。モラルの問題もありますが、不法投棄の監視員も気高地域でも推薦していただいていますので、監視なども強めながら、そういうことのないように努力してまいりたいと思っています。

 

(地元意見)

   防災のことですが、勝見にも急傾斜地崩壊危険区域が何カ所かありますが、学校だけではなく、今度は住民にとって、もし崩れた場合には大きなことになりますので、その対応策、見直しを含めて、現在のところをお聞かせいただけたらと思います。

 

(都市整備部長)

   土砂災害の危険箇所については、鳥取市の中に1,600カ所以上あります。それらのうち、対策済みは約2割ぐらいでありまして、全国的にもそのぐらいの数字になっています。全国平均でいうと18%ほどしか対策は進んでいません。実際に対策を公共事業でやろうと思いますと相当お金がかかりますので、なかなか進まないのが現状です。対策工事は市ではなくて県の事業でやっていますが、我々としても、特に優先度の高いところ、地元からの要望の強いところを強く要望しているところです。しかしながら、先ほど申し上げたような事情がありまして、なかなか進みません。

   したがいまして、鳥取市の防災マップなどに書いていますが、やはり何か異常が出たときに素早く避難することです。自分の命をきちんと守っていただかないといけません。一方で、実際の事業については、県の方に今後もきちんと要望していきたいと思っているところです。

 

(市長)

   急傾斜地もある意味で、危険度は刻々と変わる部分もあろうかと思います。本当にこれは見ていて危険だと、ちょっとした雨でもこういう状態だというところがあれば、まず総合支所に行っていただいて、現場を確認してほしいという話を出してもらうのが大事だと思います。それを通じて、今度は、ここは今大変危険な状況になっていて、大きな雨でも来たら心配だということを県に言っていくことが大事でして、おそらく近くに住んでおられる方が一番よくおわかりになると思います。県や市にしても、おそらく行政ではとても目で見て回れない可能性が高いので、先ほど大雨のときは早目に避難という話がありましたが、ちょっと危険な感じがする、前とちょっと違ってきている、水の出方がこんなだがというのは、差し当たりは総合支所に現場を確認してもらうことが大事だと思いますし、そのようにさせていただきたいと思いますので、ご通報いただきますようにお願いしたいと思います。

 

 ※急傾斜地崩壊防止対策についての追加説明(都市整備部)

   急傾斜地崩壊防止対策の事業主体である鳥取県に対しては、毎年6月頃に行う「国・県要望」、9月の「単県事業要望」、また3月の「地区要望」など、機会を捉えて要望を行っております。

   本年6月に実施した「国・県要望」においても、勝見地区における急傾斜地対策事業の採択を鳥取県に対して要望し、県からは必要性の検討をする旨の回答を受けております。

   緊急対応が必要な危険箇所については、発見され次第報告をいただきますようお願いします。

 

(地元意見)

   先ほどからいろいろと防災関係のことがお話に出ています。ことしは町内区長もしていますが、私は一個人としてと言いますか、貝がら節実行委員会の一員でもあります。まず初めに、市長さんにお礼かたがた、今年はどうもお越しいただきまして、ありがとうございました。昨年は副市長さんの方にもおいでいただきまして、ありがとうございました。実は私も実行委員会の一員をしていまして、昨年は副市長さんの方においでいただきましたが、ぜひ今年は市長さんの方にお願いできませんでしょうかとご無理をお願いいたしましたところ、何か難しいのではないかな、お忙しい方ですからとかいろいろ聞いていましたが、おいでいただきましたそうでして、大変ありがたく思っています。ありがとうございました。

   先ほどの市長さんからのお話もありましたように、気高町の大イベントです。ずっと私は子どもの時代から、昔は七夕祭りという名前から貝がら節に変わっていますが、年々不景気ということもありまして、なかなか、企業も不景気になっていますし、寄附を集めるのに大変であります。市長さんもいろいろと話が出ていますが、しゃんしゃん祭りまで、たびたび私もケーブルテレビで拝見させていただいていますし、こういうイベントが大変お好きな方ではないかなと思っていますので、ぜひ、貝がら節も毎年第1金曜と第2金、土ですか、開催されています。今年は2日目の一斉踊りの方にお越しいただきましたが、気高の浜村の花火といいましたら、すばらしいものです。ごらんになっていただきたいところですが、ぜひ花火の方のときもお越しいただき、貝がら節の実態を市長さんの目で見ていただき、これは何とかしてあげないといけないな、ここはああそうだな、市長さんのご意見を取り入れながらと言いますか、実行委員会も立ち上げて毎年やっていますので、今後ともぜひよろしくお願いしたいと思います。

 

(地元意見)

   最近思いますが、下水処理場です。こういう下水処理場を集落排水でしていると思いますが、一応、下水処理場の周りの管理は地域でやりなさいということです。毎年、草刈りをやっていますが、これは市内全体がそのようにやっておられるのですか、それとも合併したところや集落排水のところはみんなそのようにすることになっていますか。また、下水道料金は多分秋里のあたりはどうなっていますか。そういうことで、同じ下水道料金を払っているのに、何で私たちは私たちで管理して、よそはしなくてもいいのだろうかというような声がありますので、それをちょっとお聞きしたいのです。よろしくお願いします。

 

(環境下水道部長)

   集落排水処理場の敷地の管理や草刈りをお願いしたりする分ですね。これは全地域で、集落排水の整備の手法の中で、やはり地域の方にお世話になるのだというような考え方でつくった経過がありまして、集落排水については、全地域でそういうお願いをしていました。

   ところが、料金の統一や、今ごろ、地域によっては高齢化により草刈りができなくなったなどいろいろなお話がありまして、今内部で、来年度からはそのようなやり方の変更を検討せねばならないという調整をしていますので、余り地元にご負担になるような、それから御迷惑になるようなやり方はちょっと改めないといけないなということを考えています。例えば敷地内、裸地で草が生えやすいところはバラスを厚く敷いて草を生えなくするといったいろいろな対応を考えています。ご迷惑にならないように対応したいと考えています。

 

※汚水排水処理施設の除草等作業についての追加説明(環境下水道部)

   汚水排水処理施設の除草等作業については、各施設や地域毎に対応が様々であることから、今後の維持管理のあり方・体制づくりとして今年度、全施設について作業内容等の実態調査を実施しております。

   この実態を踏まえ、これまで地元関係者にご協力を戴いてきた経緯を大切に又、市民協働の推進等を勘案しつつ維持管理の軽減や体制づくりを年次的に図っていくため、平成20年度予算編成には全施設について除草費用を盛込むよう要求をしております。

   なお、現在の管理状況については、市全体77施設(農集施設72施設、漁集3施設、林集1施設、コミプラ1施設)のうち47施設は地元排水組合や地元関係者で清掃・除草等の作業に対し、無償ボランティアもしくはお茶代程度の経費をお支払しております。その他の施設は、市職員が除草を行っております。

 

(市長)

   実際に夜暗くなって、私もいっしょになれなかったので自信はなかったのですが、いっしょに踊っていまして、子供たちの6年生の連、浜六と言っていますか、浜小6年組でしたか、市役所連、金融連などいろいろな連があって、その中に少しずつまじってやっていました。年期を感ずる、本当にいいお祭りだったと思いました。来るまで来る途中、天候も初めは雨降りで大丈夫かなと心配していましたが、こちらに着いたらだんだんと雨も上がってきて、そんな貝がら節祭りの踊りを経験してみました。花火の方も、昨年ではなくて一昨年、あるいはその前だったか、船磯の海岸で花火が上がった様子も見ていましたので、今の話もよくわかります。

   このような地域のお祭りは、地域のエネルギーの結集になるので大変大事だと思いますね。もう一つ考えていったのがいいのは、こうしたお祭りと地域の経済の活性化をうまく結びつけられないのか、観光客も来て何か買ってもらえないかなど、鳥取市の中で他の地域に声をかけて、少しでも来ていただく方を増やせないかといった段階的にいろいろな工夫はまだまだできるのではないかなと思います。

   合併前の気高町の中での祭りとして、ずっと地域の大事な祭りとして育ててこられました。今、鳥取市の気高地域として、その地の利なども生かして、もう少し呼びかけを広げていきます。こういう例としては、例えば、用瀬の流しびなの行事がありますが、随分広い範囲から来ていただくような形になっています。しゃんしゃん祭なども、祭りの連として合併した新しい鳥取市の地域内からの参加が増えているという地域もあります。それぞれの地域の行事を全市の行事としてみんなが参加していく、あるいは、事前にPRをどんどんやって、広く全市の祭り、この地域における鳥取市の祭りとしての内容を整えていくようなことが新しい課題だと思いますし、そうすることによって、祭りがよりにぎやかになったり、経済効果を生んだりということが考えられると思います。特産品を販売することなど、いろいろと工夫もできるのではないかと思いますので、そのようなことを期待しています。合併してから役場の職員が余り出ないのではないかということを各地域のいろいろなイベントについて言われています。やはりこれもお互いが呼びかけをしたりということが、役場の総合支所にも言って、いろいろな形で参加してもらうことを働きかけたり、多少これまでと違った条件になっているわけですので、声をかけて出てもらうということを改めてお願いしておきたいなと私は思います。私の方からは、地域のイベントには、職員は積極的に参加してほしいということは中でよく話しています。そういったことをあわせてお伝えしておきたいと思います。

 

(地元意見)

   この春に商工会も気高旧3町が合併しまして、鳥取市西商工会となりましたが、そこで気高地域活性化委員会がありまして、砂丘公園の整備構想の絵を描いています。先ほど市長さんの方に、要望書、我々の思いを渡させていただきました。あそこの旧貝がら荘をそのまま補強して生かすようにお考えだと聞いているのですが、ぜひともあそこは取り壊していただいて、我々の先ほどの要望書に目を通していただきまして、ぜひ再考をしていただきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

(都市整備部長)

旧貝がら荘については、まだどうするかというのはまだ検討の段階で、補強して使うかどうかは決まっているわけではありません。

   どういった内容のものを今日市長の方に出されたのか、私も目を通していないのでそのものについては何ともコメントできないのですが、建物を一たん壊してしまうと、もう絶対に利用できないことであります。いずれにしましても建物をどう使いたいか、使えるのかということをやはり一度考えて、それからどのようにするのか検討すべきだと思っています。

   やはり、解体撤去するだけでも相当のお金がかかりますし、あれだけの建物をもう一回つくるとなると、そのように考えると、相当大きな資産でもあるわけです。私も中に入らせていただきましたが、何かに使おうと思えば、改修すれば使えないことはないと思います。地元の総合支所の中でもいろいろとご検討いただいているところだと思いますが、そうしたところを調整しながら、どのようにしていくのが一番いいのか考えていきたいと思っています。

 

 ※旧貝がら荘の活用方法についての追加説明(都市整備部)

   旧貝がら荘の活用方法について、地域や市議会議員の意見を聴き検討しましたが良い案もなく、また、再利用をするにしても改修工事に多額の費用を要することとなるため、取り壊す方向で国の補助事業となるように再度要望をしたところ、撤去費用を補助採択する方向で進めるという返事をいただきました。

   従って、鳥取市としては、地域も期待されていることなどから、当初計画通りに「旧貝がら荘」を取り壊し撤去して、公園整備を進めていくように平成20年度の要望として国へ申請をします。

 

(総合支所産業建設課長)

   先ほど部長さんの方が言われたとおりでして、12月をめどに貝がら荘をどうするかという検討委員会を立ち上げる予定でいますし、実際、金額的なことが結構先走っている面もあるようですので、実際にどのぐらいのものかという検討も必要だと思います。必ずしも補強して使うという方向ではありませんので、その辺のことはご理解をいただきたいと思います。

 

7 市長あいさつ

   たくさんの方がご出席いただいていますのに、時間の制約もあって、どうも話がしにくいなということもあったのではないかと感じています。もっともっとご発言をいただくことができたらと、ちょっと心残りな気持ちがしています。

   しかしながら、地域づくり懇談会だけがすべてではなく、市長への手紙というような形での提案箱もありますし、総合支所の方で支所長の相談会も開いていますので、そちらでもいろいろな提案をしていただきたいと思います。また、先ほどいろいろなご提言をいただきましたが、皆さんのグループでどんなことを考えておられるのか、その全体像のようなものを、今日1枚の紙としていただきましたが、そういったことを、トーク・トークという形でもお話を聞くことができるように思います。いろいろなチャンネル、いろいろな機会で、この気高地域の皆さんと意見交換をしながら、気高町がこれからよくなっていくにはどういうことが今一番必要なのか考えていきたいと思います。

   我々は、必ずしも今すぐできることばかりを考えているわけではなくて、将来にわたってどんな地域になっていくのか、夢を描いて、元気を出していくことが実態だと思います。山陰自動車道も通るようになれば東西の交通も盛んになりますので、いろいろな、鳥取自動車道で鳥取インターまで来て、それから西の方に来て、この瑞穂のインターなど気高地域に2つぐらいインターができるということですので、ぜひこういった新しい展開と自分たちの将来をどう結びつけていくのか。まずは鳥取・因幡の祭典がありますので、その場合にこの気高地域で何を売っていこうと考えるのか。私は貝がら節祭り以外に、ごく最近、ついこの間ですが、気多の市を初めて経験させていただきました。これは地域のイベントとして県の地域の中で行われているものでありますが、若い方のいろいろなエネルギーを感じましたし、今日お話を伺った中では、貝がら節をテーマにいろいろな展開を考えてみようという新しいご提案もあることに気がつきました。

   今も貝がら荘の話が出ていましたが、我々は一遍つくったものを壊して、その次に何をするのだという提案が必ずあると思います。試行錯誤が常に伴うわけですが、やはり一つの方向性、5年、10年先を見て、今から何をするのかということをしっかりと、余りぐらぐらしないで、一本筋を通してやっていくことが求められているような気がしてなりません。鳥取の地域は日本全体から見れば、やはり自然を大切にしながら、先ほどの話ではありませんが、有機農業などで他の地域にない、農産物などをつくって安全・安心に暮らせると思います。余り急がされないで、ゆっくりゆったりといった精神も大切にしながら、短縮できるときは時間を短縮すればいい、新幹線に乗らなければいけないときはもちろん乗ればいいのですが、高速道路ができたら高速道路は手段として使えばいいのです。そういう急ぐ部分と、もっとゆったりできる部分をつくれば、とても都会にはない豊かさが得られると思います。時間のゆとりと空間のゆとりは我々のものですから、そうしたものを生かしたライフスタイルというのですか、今はスローライフという言葉がありますが、そういうライフスタイルが確立できれば、所得の数字ではあらわせない豊かさを享受できるのではないか私は思っています。

   ちなみに、高速道路ができたところで、使う人だけに有利になるのではなくて、一般道を走る交通量が減りますので、渋滞が減ることにより、通勤にかかる時間が減ったり、交通事故が少なくなったりといったことにつながると思います。いろいろこの先のことも考えながら、今、私たちは明るい展望を持ちにくい時代を生きていますが、これまでに、環境の厳しい中で力を合わせて、以前はあって今失われていた隣近所や集落でのまとまりや助け合いといったこともこれから復活し、みんなで力を合わせてよい地域をつくっていくという流れを、鳥取市の新しい方向性としてぜひつくっていきたいと思います。

   公民館のあり方の見直しなども今進めていますので、そうしたものがまとまってくる平成20年度がまた新しいスタートではないかと思います。合併にしても、3年を経て4年目になる来年度以降、こうしたものを新しいスタートではないかと考えて努力をしたいと思います。皆さんと一緒にいろいろなコミュニケーションを図りながら、地域をよくしていくためにまた汗をかいていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。今日はこれで終わらせていただきます。本当にご参加ありがとうございました。