国府地域 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成19年10月19日(金) 19:00〜20:41

2 会   場 国府町老人福祉センター「あかね荘」

3 出 席 者 地元出席者 70名

        市側出席者 25名

        竹内市長、林副市長、深澤副市長、綾木水道事業管理者、津村総務部長、杉本企画推進部長、木下福祉保健部長、大西経済観光部長、大塚農林水産部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、山根防災調整監、松下健康子育て参事監、畑中都市整備部次長、武田教育委員会事務局次長、上山水道局次長、浜野市民税課長、窪田地域振興室長

        <国府町総合支所>

        大磨支所長(司会)、桑原副支所長兼地域振興課長、梶川市民生活課長兼福祉保健課長、山本産業建設課長、森原教育委員会事務局国府町分室長

<事務局>

竹氏協働推進課課長補佐、太田垣主任

 

4 協働によるまちづくりの取り組みの説明

スクリーンに基づき説明(杉本企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)校区再編(宮ノ下小学校と岩倉小学校)について

 <地域課題>

   校区再編については、鳥取市校区再編基本構想に基づき、前期校区再編計画の具体的内容(緊急を要する校区再編個別一覧)の中に、宮ノ下・岩倉小学校区の再編が計画されています。これを基に、校区再編の時期を来年の4月からの実施を目指して、今日までに、校区審議会(4回)、国府地域審議会(2回)、地元説明(1回)などが開催されています。

   しかし、国府地域審議会や地元からの意見としては、十分な意見交換がまだまだ不十分であり時期尚早ではないかという意見が多く出ています。

   そこで、現在までの地元説明などの意見も含めて、どのような状況にあるのか。また、今後のスケジュールと中学校区の再編及び地区公民館活動などについて、どのように考えておられるのかお尋ねします。

 

 <担当部局の所見等>

 【教育委員会】

   通学距離の短縮により、安全な通学の確保を行なうため、宮ノ下小学校と岩倉小学校の校区の見直しについて校区審議会に諮問し、現在地域住民との意見交換会を行なって、地域ニーズの把握に努めております。

   これらのご意見やご要望は校区審議会に提供し、審議された答申を尊重して、実施時期や実施区域など妥当な校区再編の決定をしたいと考えております。

 【企画推進部、教育委員会】

   現在の地区自治会や地区公民館を単位とする地域コミュニティの区域は、地域の長い歴史や環境、地理的条件などから形成されてきたものです。

   小学校の統廃合が行われても、今まで培われた地域コミュニティの実態は変わるものではなく、今後もコミュニティ活動の重要性などから、従前の地区自治会や地区公民館は、そのまま存続するものであると考えていますが、地域活動や公民館活動については地域の皆さんで話し合っていただきたいと考えます。

 

(教育委員会事務局次長)

最初に校区再編、宮ノ下小学校と岩倉小学校の校区再編について説明を申し上げます。この校区再編のことについて、来年の4月を目標として、今まで校区審議会をトータルで4回開催しています。また、国府の地域審議会を2回の開催の中で説明をさせていただきました。また、地元の説明会、これも町内会ごとに行っています。しかしながら、地域審議会、あるいは、地元町内会から出た意見として、まだまだ意見交換が不充分である、時期が早いのではないかといったことがありました。そういったことを踏まえまして、現在までに地元からどういった意見が出ているのか、もう少し具体的な今後のスケジュールはどうなのか、あるいは、中学校区の再編及び地区公民館活動についてどのような考えなのかといったお尋ねがありました。

ご案内のとおり、現在、宮ノ下小学校と岩倉小学校は、合併前は行政区域外でありましたので、通学区域の見直しはできなかったわけでございますが、合併を契機に、より安全な通学を目的にしまして通学区域の見直しを、現在校区審議会に答申しています。対象となります区域、黒い所は国府町新通り、ここに現在15名の児童がいて、宮ノ下小学校に通学しております。赤い所は国府町分上4丁目、ここは1名の児童であります。それから、ブルーの部分が国府町新町、分上1・2・3丁目、奥谷3丁目の一部ということで、59名の児童が宮ノ下小学校に通学しています。それから、ピンクの部分は国府町稲葉丘ということでここが23名、合計98名の児童が宮ノ下小学校に通学をしています。

ここの通学区域を見直すということで、いろいろな案を示しまして、地元の説明会などを行っているところであります。まず、今まで地元の説明の中で出た意見の主なものを、少しご紹介したいと思います。まず、実施時期についての意見です。地元から出た意見でありますが、来年4月、平成20年4月実施というのはちょっと拙速すぎるのではないかという意見もあります。一方で、来年1年生となる親御さんからは早く決めてほしい、早く見直しをしてほしいといった意見も出ています。

また、実施内容についてのご意見であります。激変緩和措置についてです。この該当地域におられる、宮ノ下小学校における現在1年から6年までの在校生は、来年でいきますと2年生以上になるのですが、岩倉小学校に行かなくても、従来どおり宮ノ下小学校でも良いよというような、主にはそういった内容の激変緩和措置を講じるように考えています。その詳しい内容確認の質問、ご意見がありました。例えば、該当区域全部を岩倉小学校、宮ノ下小学校のどちらに行っても良いといった選択性を導入する考えはないのかというご質問もありました。教育委員会としては、そういった選択性は現在のところ考えていません。激変緩和措置は考えますが、何年間か、ずっとどちらに行っても良いよというようなことではないといった考えであります。

それから、校区と自治会との関係についてのご意見もありました。1校区1公民館が望ましいというご意見もありました。一方で、この小学校区の再編、公民館活動、あるいは、自治会活動は、やはり切り離して考えるべきではないかといった意見もありました。

住民への周知と住民の意向把握について、該当地域を対象としたアンケートを実施すべきであるという意見がありました。これは、該当地域を対象に、今月、10月28日を締め切りといたしまして、現在アンケートを配布させていただきまして実施をしているところであります。それから、通学の安全ということですが、距離が近いから安全と一概には言えないのではないかという意見がありました。通学路の安全施設の点検、整備を行う必要があるといったご意見もいただいています。

今後のスケジュールであります。少し具体的に申し上げますと、今月中、10月中に宮ノ下小学校のPTAを対象とした説明会、また、みやこ保育園の保護者を対象とした意見交換会を予定しています。また、先程少し触れましたアンケートの集計をやりまして、11月中にはその集計結果をもとに第2回の地元意見交換会、該当地区の町内会の意見交換会を開催する予定としています。それらで出ました意見をまとめて、校区審議会に資料提供、情報提供をいたしまして、12月中、年内に校区審議会の答申をもらいます。その答申を受けまして、教育委員会としてこの校区を決定してまいりたいと思います。ただ、これは年内に決定ということでありますが、その実施時期が、現在のところ平成20年4月ということを目標としていますが、場合によっては、これが一部延びるという可能性も充分あります。この辺も含めて、年内には決定していきたいという考えであります。平成20年1月には就学通知を出さなければいけませんので、その必要もあって年内にという考えであります。予定どおり、来年4月に改正ができる、変更ができるということであれば、3月には規則改正、4月に実施といったスケジュールになる予定であります。

それから、中学校の校区再編でありますが、今回のこの小学校の校区の見直しで、本来岩倉小学校に行く子どもが激変緩和措置で宮ノ下小学校に仮に行ったとします。そういった激変緩和措置も考えていますが、そういったお子さんは国府中学校にそのまま通学することも出来るということであります。基本的に宮ノ下小学校に通っておられたお子さんは、国府中学校に進学できると、岩倉小学校は東中学校に行っていただくということです。

 

(企画推進部長)

地域コミュニティの関係についてですが、小学校の区域、地域のコミュニティの区域、公民館の区域が不一致になるようなことがあるのではないかといったご指摘があります。現在の地区の自治会、あるいは、地区公民館を単位といたします地域のコミュニティがあります。これは、地縁的に非常につながりの強い区域でありますが、実は長い歴史、環境、地理的条件といったもので形成されてきたものであります。そこで、例えば、小学校の統廃合が行われたといたしましても、今まで長い歴史の間に培われてきた、こういったコミュニティの実態はすぐさま変わるものではないと考えています。特に、地縁的なつながりの強いコミュニティ活動は、今後も非常に重要です。これまでも地区自治会、地区公民館がそのまま存続していくことが通常のパターンと言いますか、旧鳥取市にもこういった不一致の区域があります。コミュニティの中に、以前は小学校がありましたが、統廃合をする、あるいは、複数の小学校の区域になっていくといった地区もあります。いずれにいたしましても、この区域につきましては行政がこうしなさい、ああしなさいといった性格のものではないと考えています。特に地域活動、公民館の活動、コミュニティ活動については、やはり地域の皆さんでよく話し合って、小学校の単位でいっしょにやろうといった活動もあれば、これまでどおり、この地域の祭りを地区の中でやってみようといったこともあると思います。よく話し合っていただいて、また、鳥取市にも相談していただくなど、この区域のあり方について時間をかけて取り組みを進めたいと考えています。

 

(地元意見)

先程、いろんな意見が出された中に、1つ強力な意見があったのですが、それを外されています。それは、私も一生懸命言いましたが、私達の地域は私達で考えて、私達で行っていきたいということです。そのことを泣かんばかりに言いましたが、その意見が入っておりません。早くしてくれというのは、確かに新通りのほうにあります。それは何故かといいますと、お上の言うことに逆らっても、どうせだめだろうということです。だったら、早く決めてくれ、そうしないと、生活設計が立たないのでといった思いで早くしてくれという意見が出ています。

今、行政も、住民もいっしょになって、自分達のまちは自分達で作る、住民自治のまちづくりで一生懸命立ち上がっています。そういう中で、教育委員会の方は、うちに来られると、あなた方一人一人の意見を聞いて帰って、誠心誠意、審議会に反映させて決めるから、あなた方は従いなさいといった姿勢であり、これはないのではないかと思います。今、私達は協働のまちづくりで一生懸命考えています。私も公民館の関係をやっていますが、公民館の中でも大混乱です。納涼祭や運動会、いろいろな行事をしても一部の子供が他の学校に行っています。それがちゃんと帰ってきていい具合にできるのでしょうか。そのことの悩みをお父さん、お母さん、役員の方皆で話し合って、これが賛成とか反対といったことではないのです。地域の者がしっかり話し合って、腹詰めして、よしそれではこれで行こうといったことになるまでお待ちできないでしょうかということなのです。そのことが、住民の自主自立を育てる一つのテーマにもなると思います。ぜひとも、その辺はよろしくお願いしたいと思います。

それから、今、森林のことが出ました。扇ノ山のブナ林は白神山系に次いで日本で2番目に大きかったのです。一番大きいのは白神山系、これは世界遺産になりました。それに匹敵するとも劣らないほどのブナ林でした。そういうブナ林から出る水は、雨滝の水は全く濁らない、枯れることがない、そういう水だったわけです。そういうような水を復活していきたいなとものすごく思っていますが、無理なのでしょうかね。それから、川を綺麗にすることは、商工会の若い人達が中心になってマス釣り大会といったイベントに引っ付けて、川の整備、草取り、ゴミ拾いをやっています。ただ単に、ゴミを拾っているのではなく、川の活用、川に親しむといったことを広げていけば、川は自ずと綺麗になってくると思います。川に関心が向けば、ゴミを棄てる者もいなくなります。これも正に協働のまちづくりです。

教育委員会さん、そこら辺を良く考えて、今協働のまちづくりを進めているのです。来年の10月になったら、こういうような発想は一切できないわけです。皆さんの意見を聞いて、私達が考えて決めたから、あなた方は従いなさいといった発想はありません。それで、4パターンを出されましたが、パターンというものも、私達地域の者が決めます。地域のことを全く知らない人達がマイクロバスに乗って、グルッと一周してみて、ああこの4パターンです。これはないのではありませんか。パターンの中には、法律違反でなかったら自由選択性も当然あります。私達、自由選択性を希望したならば、あなた方も一生懸命それに努力してください。これが協働のまちづくりです。

 

(教育委員会事務局次長)

先程、地元の意見の中で、校区の再編は自分達で決めたいという意見も言ったはずだということもおっしゃいました。確かにそういった意見も伺っています。先程、全部の意見は紹介しなかったこともありまして、それは紹介しませんでしたが、そういった意見も確かにいただいています。ただいまいただきました意見は持ち帰りまして、校区審議会にこういった意見があるのですよということで、我々としてもきちんとお伝えして、その審議会の内容によく反映していただけるようなことにしたいと思います。

 

(市長)

今日の全体的なテーマで、協働によるまちづくりということがあります。住民の皆さんのご意見が非常に大事であり、それを踏まえた行政と住民の皆さんの、いわばタイアップでいろいろなまちづくりをやっていくということであります。また、住民自治ということも勿論あります。これも、いろいろ企画推進部長から説明していましたが、今、条例を作ってそうしたことをどんどん進めて行きたいと考えています。住民自治の中で、やはり最終的に、行政、議会がそれぞれの立場でこの地域全体の意志を決めていくということになるわけでして、今の問題は、皆さんの具体的、積極的な意見を我々のほうでも充分集約していき、皆さんの意向といっても様々な意向があるわけですので、方向性をその中で見出していく作業をやらせていただいているわけですので、それを無視することを元々考えているわけではないということは、ご理解いただいていると思います。

そうした中で、学校の校区の問題は、年度が1つの区切りになることは、誰しも常識的に考えていることなので、来年の春という1つの大事なポイントがあります。それが難しければ、次の年の春というポイントがあると思います。校区再編が、予め誰もが全く必要ないと言っているのであれば別ですが、やはりそういった再編があってほしいなと、あるいは、それが合理的だなと、教育的な判断としてもそういったことが必要ではないかといった状況があるわけです。これを議論として、議論というか、それをテーマとして、多くの方の意見も集約し、校区審議会という立場からの意見も集約して、それを基に最終的に市として決めていかなければいけないと思っています。まず、多くの皆さんのご意見を適切に正確に集約させていただきたいと思います。主に皆さんの意見を最終的な方向付けをしたいと思っていますが、例えば、年度がまず1つの区切りになることも当然ですし、議会の議決といったいろいろな行政的な手続きも必ずそれに伴ってまいりますから、そういうことを我々も考えながら方向付けをしていきたいと思っています。今の時点で、必ず、来年の4月でなければならないと言っているのではなくて、目標として掲げながら、議論を進めていって、年内を目標に議論の集約をきちんとやりたいということのポイントを、ご理解をいただきたいと思います。

 

 ※宮ノ下小学校と岩倉小学校の校区の見直しについての追加説明(教育委員会)

   宮ノ下小学校と岩倉小学校の校区の見直しにつきましては、早期に見直しの要望もありましたので、緊急を要する箇所として取り組んで参りました。

   地域との話し合いについては、宮ノ下小学校・国府中学校のPTAやみやこ保育園の保護者はもとより、地域住民と意見交換会を開催させて頂き、貴重なご意見やご要望を頂きました。

   また、あおば地区の住民を対象にアンケートを実施し、78.8%の回答を得て、地域住民の意向の把握に努め、これらについては、校区審議会に情報提供しました。校区審議会はこれまで6回の審議を重ね、12月27日に答申を出しました。

   教育委員会はこの答申の内容を慎重審議し、国府町新通り、国府町分上、国府町奥谷3丁目の一部を平成21年4月1日からこれまでの宮ノ下小学校区から岩倉小学校区に変更することを決定し、改正規則を平成20年1月10日に公布しました。

   また、平成20年4月1日から該当地域の希望する小学生は岩倉小学校を、希望する中学校一年生は東中への就学を認める移行措置も決定しました。

 

(地元意見)

この校区再編について、PTAに対してまだ説明会も意見交換会もない段階ですので、PTAの会員の方々がどのような意見を持っておられるのかは、まだ把握していない段階です。しかしながら、こういう段階で、校区再編がどんどん進んでいるというのが現状です。実際、子供を持つ保護者の中には、そういった意見の直接な聞き取りや意見交換もないまま進んでいるといった意見もあります。これは如何なものかなと思います。それから、アンケートを取られた、実施中と聞きましたが、多分それは今回の校区再編のまな板の上に乗っているあおば地区に対してだと思います。そうではなくて、もう宮ノ下小学校区、いわゆる宮下地区もございます。ですから、宮下地区としてはあおば地区など、どこかが抜かれていった場合に、小学校の規模がどの程度になるのだろうか、あそこを抜かれたら小学校として成り立っていくのだろうかというような不安も、現実問題としてあるわけです。ですから、地域の説明も対象となるあおば地域だけでは不充分なのではないかと思います。残される側の宮下地区についても説明していただいて、宮下地区も納得をしたいなと考えております。

それから、決めて実施までの期間を、今年中に決めて4月に実施目標だと言われますが、実際、子どもに1月ぐらいになって岩倉になるのだよと言って、4月から岩倉小学校に通うことになります。その選択はできるでしょうが、そういった場合、友達との関係についても、わずか3ヵ月や2ヵ月の間に、今まで友達だったものが、何か学校が違ってしまうと、そうでなくなるというようなこともあると思います。ですから、決めるのは決められても、実際の実施までに時間をいただきたい、そういった準備時間がほしいと思います。それから、地区、地域についても、今までの運動会のあり方を考えるためにも、決めても実施のための期間は充分必要だと思いますので、決めた後の実施までの期間を充分取っていただきたいと思います。

 

教育委員会事務局次長)

まず、宮ノ下小学校のPTAを対象とした説明会は、冒頭の説明で申し上げましたように、今のところ、今月の29日辺りを予定しているところです。また、みやこ保育園の保護者を対象とした意見交換会も予定しています。それから、確かに、あおば地区の所帯のみを対象としたアンケートということで、現在行っているところであります。他の地区も対象とすべきというご意見でありましたが、現在と同じアンケートでいいのかどうなのかといったことも含めて、今のところお答えできることではないのかなと思います。それから、準備期間がほしいというのは、平成20年4月は目標でありまして、それが場合によっては、地元から、そういった1年延ばしてほしいという意見が非常に強ければ、当然それは校区審議会にそういった意見も伝えます。

したがって、校区審議会から、実施時期については平成20年4月ではなく、平成21年4月のほうがいいのではないかというような答申が出れば、教育委員会としても、充分答申を尊重して、最終的に決定していくことを考えていますので、ご理解ください。

 

(2)殿ダム上流域における健全な森林づくりと美しい河川づくりについて

 <地域課題>

 1.森林は、水源涵養、大気浄化、山腹崩落防止、保健休養など多面的機能を有しているものの、森林の健全性が保たれなければこれらの機能も期待できません。逆に、山腹崩落の危険度は増していきます。さらに、森林を取り巻く現状は、材価の低迷、管理費の高騰、所有者の高齢化などにより、年々維持管理が非常に困難となり、放置されるものが多くなっています。

   また、数年後には、多目的な殿ダムが完成しますが、このような状況を踏まえて、市長の公共財としての森林に対する思いと施策としての取り組み方針、具体策などがあればお聞かせをお願いします。

2.水は水量ばかりでなく、水質が重要な要素となります。そのためには、河川の整備も必要で、特にゴミのない美しい川にしたいものであります。ゴミの問題は、市民意識にかかわる面も大でありますが、行政(河川管理者も含む。)と住民組織が一体となって環境整備に取り組む必要があります。

   現在、国府地域では、袋川中流域で一斉清掃も行われていますが、今後ダム上流域でも取り組む考えはないかお尋ねします。

 

 <担当部局の所見等>

 【農林水産部】

   鳥取市の林野面積は、54,700ha(林野率:71.5%)を占め、このうち人工林が約22,200ha(民有林の46%)あります。国府地域の状況は、林野面積 7,364ha、林野率:78.8%と全市域の割合より若干高く、人工林は2,521haで民有林に占める割合では、37.1%と低い割合となっており、天然林が多く残っている状況です。また、殿ダム上流の大茅地区などの状況は、民有林約4,300ha、うち広葉樹2,590ha(民有林の59.6%)、針葉樹1,623ha(同37.3%)で広葉樹林が多く残っている状況です。

   ご指摘のとおり森林には、大気の浄化、水源かん養、土砂崩壊防備などの多面的機能を備えており、この機能を発揮させるために森林整備は重要な課題であると認識しております。スギ、ヒノキの人工林は、除伐、間伐、枝打ちなどの保育を行なわなければ、山腹崩壊などの山地災害を引き起こしやすくなります。

   そのため、特に間伐作業の実施や森林作業に必要な作業道整備が重要であり、これを促進するために市独自の嵩上げ措置(10%〜30%)を行い、森林所有者の負担軽減を図るとともに、森林環境保全税を活用した間伐事業(全額県費負担)の実施ついて、森林組合などと連携して取り組んでおります。

   また、クヌギ、コナラ、ケヤキ、シバグリなどの広葉樹の植林に対する補助制度もありますので、具体的な要望を伺って対応したいと考えております。

 【都市整備部】

   美しい川をつくり、守っていくためには、まず第一に沿川住民をはじめ川を利用する人々が川を愛する心を持つことが大切です。

   また、河川環境を取巻く状況は地域によって違いがあり、地域の状況に対応した取り組みが必要です。その取り組みを継続したものにするためには、地域主導による地域の活動の中で仕組みがつくられることが望ましいと考えています。

   殿ダム上流域は県の管理する河川であり、除草については県に対し要望していきたいと考えていますが、県では河川清掃や除草など地域のボランティア活動への支援制度等がありますし、また、国府地域においても「鳥取市国府町協働のまちづくり推進計画」を策定し、地域との協働によるまちづくりを進めていますので、まずは、こうした制度を活用しながら、「協働のまちづくり」という中で、地域として川をどうしていきたいかを考えていただきたいと思います。

   鳥取市としても地域と一緒になって県の支援制度が受けられるような体制づくりについて支援していきたいと考えていますし、袋川をはぐくむ会との連携などによる幅広い取り組みを呼びかけるなど、河川管理者、自治体、地域住民の協働による、より良い方策を探っていきたいと考えています。

 

(農林水産部長)

殿ダム上流域における健全な森林づくりというご提案をいただいています。まず、鳥取市の森林の状況を若干説明させていただきますが、鳥取市全体の森林面積というのは54,700haあります。全市の面積の71.5%、大きな面積を占めています。この内、植林されました人工林が約22,200haで民有林の約46%を占めています。国府地域の実態について表にしておりますが、林野面積が7,364ha、林野率にいたしますと78.8%でありますので全域の割合よりも若干高い、山林が多くなっているということであります。その内、人工林が2,521haでありまして、民有林に占める割合が37.1%ということで、若干低い割合になっております。自然豊かな天然林が多く残っているといった状況であります。

また、この殿ダム上流域の大茅地区等の状況でありますが、民有林が約4,300haの内、天然林、広葉樹林が2,590haです。民有林の約6割近い自然豊かな天然林、広葉樹林が多く残っている状況であります。

ご提案のとおり、森林は、大気の浄化、水源の涵養、土砂の崩壊防止といったたいへん多くの多面的機能を持っていまして、こういった機能を充分発揮させるために、森林整備は大変重要な課題であると考えています。特に、杉や檜の人工林は、間伐や枝打ちといったような手入れをいたしませんと山腹は崩壊するといった状況が多くなるわけであります。

市といたしましては、特に、造林事業、松くい虫の被害木の跡地の造林、森林整備に必要な作業道の整備支援、高齢者の方々が小規模の面積でやられる森林施業、県が実施しております、実施しておりますというか、税を賦課しています森林環境保全税を活用いたしました間伐事業、地域の皆さんが協働で地域の森林を守っていくための森林地域整備活動支援交付金、これは森林への直接支払いと言っていますが、こういった様々な整備事業でもって森林の整備を支援させていただいているところであります。

ちなみに、こういった事業を実施しても、どの程度の面積が行われているかというデータがありますが、まだまだここに出していますとおり、国府地域での間伐の面積、環境の森については、まだまだやはり面積的には少ないなという感じもいたしているところであります。特に、国府地域におきましては、自然豊かな広葉樹林が多く残っていて、椎茸の原木などに活用されている状況もあるわけであります。農林水産大臣賞をもらわれた椎茸の優秀な農家もおられるわけです。また、広葉樹林のクヌギといった広葉樹林の植林に対する支援も設けています。具体的な要望をお伺いいたしまして、様々な制度を使って、地域の豊かな森林を守っていくことは、今後とも、市としても取り組んでいく必要があると考えています。

また、最近、竹林が大変大きな面積でもって拡大して、植林地まで入り込んでくるといった状況が各地域で見られるようになってまいりました。実は、明日土曜日でありますが、鳥取環境大学で午後1時半から県と共催いたしまして竹林フォーラムを開催いたします。ご興味がある方はぜひ来ていただいて、竹林に対する対策の研修などをしていただけたらと思っております。

 

(都市整備部次長)

殿ダム上流域における美しい河川づくりというテーマであります。国府地域では、現在の総合支所のあたりを一斉清掃など、いろいろ清掃活動を行っておられまして、私自身も数回拝見したことがあります。今後、殿ダム上流域についても、こういった取り組みをぜひしたらどうかというような提案であります。これにつきましては、私どもも正にその通りだと考えています。美しい川をつくり、守っていくためには、まず川沿いの住民の方を初め、その川を利用する人々が、川を愛する気持ちを持っていただくというのが第1前提だろうと思っています。河川環境もその地区によって非常に様々な問題点があります。地域の状況に応じて様々な取組みが必要になってくると考えています。その取り組みを継続的に実施するためには、地域主導による地域の活動の中で、まず仕組みが作られることが一番大事だろうと考えています。殿ダム上流域は県の河川管理区分になっています。除草につきましては、県に対しても要望していきますが、今までずっと国府町から、県の上流域の河川の状況をこうだからこういうようにといった提案が、今までなされていなかったと伺っています。

こういうことは、県の管理者においても、地域に置かれている状況を県にも要望していかないといけないということで、今後私どもは、こういった地元からの地域の提案を、県にどんどん持ち上げてお願いしていきたいと考えています。また、県では、いろいろな地域のボランティアに関して助成制度があります。愛護ボランティア活動団体への募集を、毎年しています。これは、河川に限らず道路もいっしょなのですが、非常に数が多いようでして、現在300団体くらいは県に申請しているということを伺っています。そういった支援制度がありますし、また国府地域においても、鳥取市、国府町協働のまちづくり推進計画を作成し、地域との協働によるまちづくりを進めていただいています。そういうまちづくりの計画の中で、地域として川をどうしていきたいのかを、まず考えていただきたいと思っています。

鳥取市といたしましても、地域と一緒になって県の支援制度を受けられるような体制作りを支援していきたいと考えておりますし、皆さんご存知だと思いますが、旧鳥取市に袋川を育む会というような組織もございまして、毎年今の地域の課題にあるような、河川内の清掃、除草などの活動を行っています。今後皆さんの期待に答えられるように、総合支所を通じて、河川管理者、自治体、地域住民の協働により、どういう方法がいいのか、よりよい方策を探っていきたいと思っています。

 

(地元住民)

今回は、健全な森林づくりと美しい川づくりというテーマを取り上げてくださって、本当にありがとうございます。残念ながら、今の袋川は、非常に不健康な状態だと思います。水量は大変減っておりますし、それからゴミがとても多いです。今はちょっと良くなりましたが、やはりゴミは多いです。それと水質ですね、2年前に、河合谷高原で土砂の崩落がありましたが、あの時は、川が大変濁って、もうどうしたことだろうと非常に心配をしました。水道まで危ないのではないかという状況になりました。それで、水位の件ですが、国土交通省のデータを見ますと、年々減ってきています。これは千代川でも年々減っているのですが、袋川は顕著な状況だと思います。それで、平成3年にガタンと水量が落ちています。この原因は、袋川の上流にはそんなに人工林が多いわけでもないし、もしかしたら、河合谷高原を開発されたのが、たしか昭和55年ぐらいからだったと思います。その時に、そこにあったブナ林を伐採したことによって、10年か15年かそのくらいの期間を置いて、伏流水が減り、枯れてしまって、水位がガタンと落ちたのではないかと、私は考えています。

それで、大根畑、これはもう地力が完全に落ちてしまって、もう作付けが殆どできないような状況になっていると思います。それから、牧場のほうも何か無理な開発が、造成化されてしまったのか知らないですが、あのような土砂の崩落が起きています。やはり健全な川を、清流を取り戻すためには、この河合谷高原を何とか元のブナ林に戻すことが必要なのではないかと、私は考えています。牧場のほうは県営ですので、県にお願いしないといけないと思いますが、何とか大根畑を元のブナ林、森林に戻していっていただけないかと思います。そして、美しい清流が流れるような袋川を取り戻していただきたいと思います。

 

(農林水産部長)

河合谷の農地開発によって、袋川の水質は悪化したのではないかということであります。たしか河合谷は農地開発ということで、数字がはっきりいたしませんが農地面積で30ha余りの開発がされて、当時そこで新しい農業をやる、入植者の方を募るなど、農業振興のためにやられた事業だろうと思っています。雨滝の村が所有されています。大根のほうも、そういった入植者の方が何名かおられたようですが、採算が合わないということで、平成6年ごろに撤退されたわけです。これは、国の事業も入っていて、補助金の返還の問題がありますので、すぐすぐ放置するわけにはいきません。そこで、旧国府町で国府町農業公社が作られて、そこの農地管理をずっとやって、一部は、6ha余りでありますが、大根を栽培して、あとの農地は雑草や木が生えないように管理されていたという状況であります。なかなか大根栽培を公社はやっていましたが、いい時もありますが、大部分が赤字だということで、毎年町や、合併してからは市が赤字補填していたという状況でありました。

現在は、公社もそういう状況ではありませんので、一昨年でありますか、大根栽培を止めて、今は2、3軒の農家の方がそこで野菜を栽培しておられるという状況であります。そこを元のブナ林に返してはどうかということでありますが、これは地権者であります雨滝部落の意向もある話であります。ただ、ちょっとやぶさかではないのですが、撤退する時は元に返してくれという条件が付いていたのではないかと思っています。今、ここの農地をどうするかをJAと話しているところであります。ただ、全く荒らしておくわけにはいかないので、農地の状態にできるようなことはやっていますが、どうしても新たな入植者がないという場合には、ご提案のような広葉樹を植林するというのも1案だろうと思いますので、これは、今後の検討の課題とさせていただきたいと思います。

 

 ※現在未利用の農地についての追加説明(農林水産部)

   平成19年度は使用可能面積20haの内、約13.5ha使用されています。現在未利用の農地については国府町農業公社が保全管理を行い、利用可能な状態を保っており、今後も地権者である雨滝集落と協議の上で保全を継続しながら利用希望者を探していきます。活用方法については、県、JA等と協力し、周辺地域にない冷涼な気候条件を活かせる作物の検討をしています。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

新宮下町内会には、殿ダムの工事事務所といって、すごく大きな施設が入っていますが、この殿ダムもいよいよ最終段階に入っていて、聞くところによりますと、平成22年度ぐらいにはもうできあがるということです。もう撤去の体制に入っているという声すら聞こえているわけです。先程、国立病院跡の利用についてお伺いしたのですが、市としては、すぐすぐの決め手は今のところはないということでした。この件については、そうは言っておられないのではないかと思います。しかし、本館、倉庫を含めて数戸ございますが、これが全部本当に更地の状態で撤去されることはどうだろうかと思います。何か市として戻ってきた段階で、市としてどういう活用方法を考えておられるのだろうかということです。なぜかといいますと、宮下地区とあおば地区の町内会で、集会所を持たないのが、2つか3つあるように聞いています。その内の1つが私の町内会です。出来上がって、今日で7年が過ぎようとしている、まだ若い町内会です。知恵はたくさんあるのですが、これはいくらいい知恵を出しても立ち上がりません。地所がないし、資金繰りもなかなか難しい面がありますし、さりとて公民館、町内会の自治活動をどんどん進めていくためにも、そういった町内の者、地域の者がとにかく寄り合いをする所、集まる所がないのでは元気が出てこないと私は思っています。

ここにも、歴代の町内会長が何人か来ていますが、同じ悩みを抱えながら、毎年運営しています。どうぞ、何かいい方策が、この殿ダム事務所の撤去と同時に、何らかの形で、私の町内にデンと構えております1棟が、あるいは本棟の1部屋を借用、ないしは利用できる施設で分け与えていただけるものならと考えているところです。公式な面で、こういう発言をするのは初めてです。これは何も今日が初めてのことではありません。前町長の時代から、歴代の会長がこういう話は具体的に小出ししながら、話をしてきているのですが、何分にもこうして大合併いたしました。もう自分の手に及ばないと、これは新体制の中でのことだからということで、満意を振って今のような発言をさせてもらっています。どうぞ、趣旨を組んでいただき、何らかの形で、私どもの参入する余地があれば、聞いていただくようテーブルにつかせていただくよう、お願いしたいという要望です。

 

(市長)

殿ダム工事事務所ですが、平成8年にできていて、敷地面積が3,479平方メートルですから1,000坪ぐらいの敷地があって、延床面積は1,339平方メートルの鉄筋2階建ての庁舎がメインにあるということです。殿ダムの完成は、平成23年度ということになっていまして、今は平成19年度ですから平成23年度も指で数えられるぐらいの時になっています。今年度を合わせても5年間ということになると思います。もうそろそろ考えておかなければいけないなというご指摘は最もだと思いますし、以前、国府町時代からですが、あそこを国府町の役場にしたらどうだろうかと考えているという話は聞いています。ダムが完成したら、ダムの管理所を造りますが、これはダムの操作、ゲートの管理、敷地の管理、ダム本体に関わるいろいろな管理をする場所です。水が溜められている施設ですから、できるだけその本体の近い所に、詰所を設けて管理することが通常であります。

そういうことで、人が常駐する施設としてダム管理所ができます。工事事務所は、工事をするための事務所ですから、工事が終われば必要ないということになります。国有財産ですが、考えてみれば鳥取市も、あるいは、鳥取県も殿ダムに関してはいろいろ負担もして造っているわけです。是非、有効利用をしたいという気持ちがあります。今の時点で打診したことも具体的にはないようですし、その後の利用を何か考えますかというような提示を受けたという話もありません。聞いていませんし、ないと思います。もう少し見極めて適切な時期に、まずは、殿ダム工事事務所について国土交通省と相談して、国の意向はどうなのだ、地元、市としてはどう考えるかといった話を始めたいものだなとは思っています。現況をご説明して、答えにさせていただきたいと思います。

公民館について、例えば合併直前でしたが、新通りと東扇町の公民館集会所を造りました。2つの町内会で1つの集会所を建て替えて造りたいということに対して、当時の鳥取市と国府町が両方で補助金を出して、大きくて、良い集会所ができたなと思って喜んだことがあります。今、また新宮下の皆さんも、或いはその周辺の他の地域の皆さんも、集会所がほしいなということがおありだということも分かりましたし、そういったものとして活用出来ないかというご意見でした。そのお話を頭に入れた上で、今後、いろいろ検討していきたいということにさせていただきたいと思います。

 

(地元意見)

中河原のいずみ保育園の問題をお聞きしたいわけですが、今日は校区問題も出ました。成器の小学校が統合、廃校になるという時に、何年かかかってこの論議をいたしました。その時にも谷に出るよりも、やはり国府中学の近くに新しい小学校を1つ建てるほうが良いということを、大分強く言ったわけです。谷小学校も140人の計画でしたが、やがては恐らく100人になるだろうと思います。それから、宮ノ下小学校も下に出る方が100人ぐらいあると思います。そうすれば大体300人検討で1つの小学校ができるのではないかといった論争を、大分教育長ともいたしました。それで、今は一貫校といって、吉岡の辺りにも発足していて、そういう流れもあるわけですが、どうせそういうことになるだろうといった流れが、やはりここになったと思うわけです。

我々も、この奥の方はやむを得ないということもありますが、大成地区は、悪い言い方かもしれませんが、このダムにより、鳥取市の水瓶を作るために犠牲になった地域だということが、私が30年間反対し続けてきた論旨です。そういう中で、小学校もなくなり、いずみ保育園の存続もどうも危ぶまれているということですが、やはりなくなることは大変なことだと思います。市の事情もあると思いますし、それから、この矢先が伝わっていくか分かりませんが、自治会長会会長ももう少しアドバイスしてあげていただきたいと思います。

もう1つ付け加えて、姫鳥線の完成に併せて殿ダムが完成するということですが、ただ、時間が短縮されたというようなことだけで、おそらく智頭線の汽車の乗客も少なくなるでしょうし、長距離バスのお客も少なくなるということです。大きなイベントとしてこれを捉えていただきたいと思います。

 

(地元意見)

今、自治会長会会長からでもアドバイスした方がいいという意見をいただきました。しかし、この保育園の問題について審議会からは聞きましたが、地元からどうだろうかという話も正式に聞いていませんし、そういう具体的なことは外部で聞く程度です。何も聞かされないのに、どのようなアドバイスをすればいいだろうかと思っています。私は、地元がどのような協議をされて、どのようになっているということを全く聞いていません。だから、入っていくべきかどうかも分かりませんし、さりとて、何時どういう会議が持たれて、どうだということも分かっていません。それで、アドバイスをしなさいというのは、どの点を市に向かってしろということかも分かりませんし、何処に行ってアドバイスをしろということなど理解ができないわけです。どのようなアドバイスを求めておられるだろうかと思います。

 

(地元意見)

市長は、戦前の鳥取の40連隊にできあがった歴史を勉強してもらって、とにかく国が強制的に取り上げた土地を地元に返せという場所が、現在あるのはご存じだと思います。強制的に取った土地だから、とにかく地元に返してくれということを強く言ってほしいと思います。校区再編もいいですが、市役所職員の立場から考えてみても、一般の人から考えてみても、市役所に出入りするのに車の置場に一番苦労するのです。そういうことも含めて、陸軍病院の跡地は強制的に得たものですから、40連隊ができあがった時をもっと勉強してもらって、返してもらって、あそこに鳥取で一番大きな建物を建って、市役所を持ってくれば、校区問題は一気に解決がつくと思います。

 

(市長)

最後にいただいた40連隊ですが、日露戦争でも活躍したり、姫路に師団があったりして、鳥取に連隊を誘致するといった取り組みもあったと聞いています。昭和18年に鳥取に大地震がありましたが、その時に真っ先にかけつけて助けて、救援活動を始めたのは40連隊の兵隊の皆さんだったという事実もあります。40連隊はまことに貴重なものであったと思います。土地のことまで、私はよく知りませんでしたが、私も勉強していきたいと思います。

 

7 市長あいさつ

現在の鳥取の国立病院の跡地は、塀に囲われてほとんど更地になっていると理解しています。そこの利用について、多くの方に関心があることは、私もよく分かっています。鳥取市の中にあれだけまとまった土地があるのですから、市としても有効利用を考えていかなくてはならないということはありますが、具体的にこういう公共施設を建てるというお話は、先程例に挙げられたものも含めて、今無いわけであります。有効利用ということは当然ですし、周辺の皆さんにも喜んでもらえるような利用の仕方を考えていかなくてはいけないと思っています。今の段階では、話はそこまでで止まっていまして、これからも、土地の動き、本当にあの地域に何を造ったら1番いいのか、国府地域のためにも鳥取市全体のためにも何がいいのか、検討は進めていきたいと思っていますので、状況をよく見ながら判断をしていきたいと思います。

地域の中の課題というのは、本当にたくさんあるので、1つ1つを片付けていく必要があります。簡単に片付かないものも多いのですが、行政と地域の皆さんがいろいろ知恵を出し合って、協力しながら一定の方向性を出していかなくてはいけません。それによって、次のステップに進んでいくということだと思います。殿ダムによるいろいろな影響、かなりの家屋が移転になったということも事実ですし、過疎化の進行もあります。ただ、殿ダムだけが悪い影響を与えているということばかりでもありません。中山間地域の高齢化、人口減少、過疎化はいろいろな地域に見られることであります。殿ダムによって新たにできた付け替え道路をどう活かすかも課題だと、私は思います。むしろ、活かさない手はないという意味で、我々がいろいろな人を呼んでくる、地域の中の活動に引き込むといったことが考えられます。若い人、あるいは、Uターンの人の定住を図ることなどが考えられるわけです。今の状態を前提にしながら、これから先の1歩をどう踏み出していくかが、我々行政にとっても力量が問われますし、地域の皆さんの力量も問われていると考えているわけです。是非、歴史と伝統と誇りのある、この国府地域が、これからも発展していきますように、知恵を出し、いっしょに汗をかこうということであります。市役所もそういう気持ちでいるわけでして、総合支所も含めていっしょになってやろうという考え方のもとに、いろいろな意見を自由に言っていただいて、まとまったら前に進もうよということで、ぜひお願いしたいと思います。