福部地域 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成19年11月8日(木) 19:00〜20:27

2 会   場 福部町中央公民館

3 出 席 者 地元出席者 59名

        市側出席者 24名

        竹内市長、林副市長、深澤副市長、津村総務部長、杉本企画推進部長、大塚農林水産部長、田中都市整備部長、浜辺環境下水道部長、田中総務調整監、山根防災調整監、林福祉保健部次長、前根中央保健センター所長、堀田経済観光部次長、武田教育委員会事務局次長、久野人権推進課長、小林水道局工務課長、窪田地域振興室長

        <福部町総合支所>

        北川支所長(司会)、吉田副支所長兼地域振興課長、岸本市民生活課長兼福祉保健課長、清水産業建設課長、山本教育委員会事務局福部町分室長

<事務局>

島谷協働推進課長、太田垣主任

 

4 協働によるまちづくりの取り組みの説明

スクリーンに基づき説明(杉本企画推進部長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)砂丘観光道路の駐車及びキャンプについて

 <地域課題>

   毎年夏場になると、観光道路(県道鳥取砂丘細川線)の両側に車両が駐車し、数多くの人がキャンプをするが、通行の妨げになるし、歩行者が常に道路を横断し大変危険極まりない。また、花火等により毎年のように火災が発生して消防車が出動し大変危険です。キャンプした人が帰った後は、ゴミの山で、毎年ボランティアによる清掃を行っているようだが、これが国立公園内のことである。このようなことが国立公園内であるとは全国の国立公園では聞いたことがない。周辺集落も年に3〜4回は砂丘清掃、地区の一斉清掃を行っているが、一向に改善されない。

 自然環境に恵まれて観光に力を入れている鳥取市としては、どのような対策を考えておられるのか。キャンプ場等のきちんとした施設を作って気持ちよく利用できるように考えてもらいたい。

 

 <担当部局の所見等>

 【経済観光部】

   キャンプ行為が行われている場所は、山陰海岸国立公園の第2種特別区域であるため、この区域内でキャンプ行為を実施することは、自然公園法に抵触し、違法行為となります。

   このような状況の中で、国及び県は、国立公園の優れた景観を保全するため自然公園法に基づきこの区域内でのキャンプ行為禁止の指導を徹底していく方針であり、本市としても協力していきたいと考えています。

   なお、現在検討されている具体的な対応として、1.県による注意喚起看板の設置、2.県・市など関係機関によるシーズン中の巡回パトロール及び広報媒体による周知などを考えています。

 

(経済観光部次長)

砂丘観光道路の駐車及びキャンプについては、そもそもキャンプ行為が行われていている場所が、山陰海岸国立公園の第2種特別地域となっております。この区域内でキャンプ行為を実施することは、本来、自然公園法に抵触して、違法行為というようなことになるわけです。こういった状況の中で、国及び県は国立公園の優れた景観を保全するために、自然公園法に基づいて、この区域内でのキャンプ行為禁止の指導を今後、徹底していくという方針です。

本市としましても、こういった取り組みに協力して行きたいと考えております。なお、現在、具体的に検討されている対応といたしましては、今年度、県による注意喚起の看板の設置でありますとか、県・市など関係者によります、もっともそういうキャンプ等が行われます夏の時期、シーズンを中心に、巡回パトロールの実施。また、こういった公園内でそういった違法行為は止めていただくというような内容の広報媒体によって、周知を図るというような取り組みを考えているところです。

 

(地元意見)

砂丘の関係につきまして、ここにある回答の1番、2番は、既に旧福部町時代にやっていることなのです。しかも、同じように繰り返され、こういうごみの状況が起きているということなのです。したがいまして、旧福部村でも計画を立てたこともあるようですが、何とかキャンプ場でも進出して、それ以外はだめですよと、強烈に取り締まりますよというようなことを、検討する余地はないのでしょうかというのが、まず1つ目です。

 

(経済観光部次長)

まず、キャンプ場の新設などの検討に対する考え方について、現場でキャンプをされている所は、自然公園法の第2種特別地域でもあるのですが、森林法の保安林のほうもかぶっており、現在、松もマツクイムシなどでかなり痛んでおります。3年前の春に、植樹祭ということでマツの苗を植えたというようなことも覚えていますが、保安林として守るべき林ということですので、そのような箇所をキャンプ場にするということも、課題があります。

もう1点は、全国的に一時のブームがだんだんと冷めてきて、キャンプ場が経営上難しくて、閉鎖されるというような状況もあり、夏の1ヶ月余りのキャンプ場に投資をしても、こういった市の財政状況の中では、なかなか難しいというような事情もあります。したがって、現在では、すぐキャンプ場を整備して、そこで健全なキャンプ活動をしていただくということは、考えにくいと思っています。しかし、このような状況がずっと続いているということで、実際、注意看板がきちんとあるかと言えば、現在、キャンプが行われる場所には、キャンプ禁止といった看板はありません。また、巡回パトロールということも、従前はあまりできていなかったのかなと思います。

先般、市役所内でも不法投棄対策協議会でも議論したのですが、公開パトロールなどいろいろなパトロール活動も行います。実際、この砂丘でのパトロールは、秋という時期はあまり実効性がないのではないかと思います。来年から、キャンプ、不法投棄ごみが出るような時期に改めてはどうかというような提案もして、見直すようなことも考えております。そういった意味では、10月、NHKの全国放送で砂丘のごみ問題なども放映されて、国民的な関心も高まっていますので、今まで以上に効果のある取り組みをやっていきたいと考えています。

 

(地元意見)

砂丘の関係につきましては、財政等の問題もありますれば、直ぐにということは言いません。

 

 2 平日昼間の消火体制について

 <地域課題>

   消防団員は勤め人が多く、特に平日の昼間は消火活動に出動できる団員が少ないため、旧福部村当時は、火災が発生した場合は、消防車が役場車庫にあるので役場の職員が消火活動に出動していた。役場は町内のほぼ中心にあるため、広域消防より現場に到着するのが早く、初期消火の対応ができていた。

   しかし、合併後は支所の職員は消火活動に出動しなくなった。そのため火災発生のサイレンが鳴っても消防車が出動できないのが現状である。団員でないため出動できないというのが理由のようだが、消防は初期消火が一番大事であり、公務員は市民の生命・財産を守ることも職務ではないかと思う。

   鳥取市は8次総で安心でいきいきとした暮らしづくりを掲げているが、平日昼間の消火体制の充実を図り、以前のような安全・安心して暮らせる環境にしていただきたい。

 

 <担当部局の所見等>

 【防災調整監】

   支所管内で火災等が発生した場合には、ただちに支所職員も火災現場に駆け付け、状況に応じて、消防団に協力し自主防災組織とともに消火栓等による初期消火活動を行うこととしています。

   現在、支所職員に消防団員がいないため、消防ポンプ車を火災現場に出動させるのに支障があるとのご指摘ですが、消防ポンプ車を安全に操作するには特別な訓練が必要でありますので、この点につきましては、福部地区団において検討を行い、次のように対応することとしています。

 1.支所職員の中に、消防団員を養成する。

2.常に消防ポンプ車を出動できるよう福部地区団内の出動体制の見直しを行う。

   この他、本市消防団では、「鳥取市消防団活性化対策検討委員会」を設置し、消防団の組織や運営等に関して検討を行っていますが、消防団員であれば、管轄区域外であっても勤務地消防団の指揮下で災害出動ができるような弾力的運用をすることにしています。

 

(防災調整監)

2点目の平日昼間の消火体制についてですが、総合支所管内で火災等が発生した場合、総合支所の職員も、直ちに火災現場に駆けつけまして、状況に応じましては、消防団、また、自主防災組織に協力し、ともに消火栓などを活用しまして、初期消火活動を行うこととしております。ご指摘の職員の中に消防団員がいないため、消防自動車を火災現場に出動させるのに支障があるとのことですが、消防ポンプ車を安全に操作、運用するには、免許証を持っているかというわけではなしに、やはりある程度の訓練、研修、特別な訓練などが必要ですので、この点につきまして、今、福部地区団において検討を行っていただき、次のような対応をすることとしております。

まず、総合支所の職員の中で消防団員を養成しますということです。2点目に、常に、消防自動車を出動できるように福部地区団内の出動体制の見直しを行います。その他、鳥取市の消防団では、鳥取市消防団活性化対策検討委員会を設置しまして、消防団の組織や運営などに関しまして検討を行っています。消防団員であれば、地元でなく、団員が仕事場、また、勤務しておられるところの消防団の指揮下で出動、活動できるような弾力的な運用をするようにしております。火災が発生した場合、消防車が到着するまでは、やはり町内会、集落などの自主防災組織によります活動、対応が一番有効と考えています。

 

(地元意見)

消火活動ですが、消防団員を養成しますとなっています。何名養成されるのか、具体的な考え方があるなら、支所の職員の中に何名消防団員をつくるのか、お答えいただくようお願いします。また、出動体制の見直しを行いますとありますが、どういう意味でいつごろまでにやってもらえるのでしょうか。

 

(防災調整監)

消防団については、鳥取市の消防団組織等に関する規則において、消防団に必要な設備・機材は、消防団長が保管しまして点検整備を実施して、常に可動な状態におくということともに、消防団の出動計画を定めることとされています。したがって、消防団の消防ポンプ車の管理、または運用については、消防団において責任を持って対応していただくものと考えているところです。何名養成するかということですが、これは強制ではありませんので、職員の中で希望を取っていただき、了解いただければ、いつでも研修はできる体制はできています。

また、出動体制の見直しについて、福部町の団員の中で、消防車の車庫に近くでなく遠くの方でも、火災になったらポンプの研修を受けた方が駆け付けて、ポンプ車を運用できる体制に見直しするものです。

さらに、いつ頃までにということなのですが、これについては検討を行っています。なお、出動体制については、地区団長の命令ですので、すぐ可能だろうと思っています。何名のというのも、その希望者があり次第となると思います。

 

(地元意見)

生き死に係る消火体制は、希望があれば要請しますという話でした。希望が無かったらできないということですね。それと、出動体制の見直しについては、出られる人があれば、こんな要請はしないです。できないから何とかなりませんかということを、区長会でまとめたのです。全集落がそういう不安を感じて、今まで福部町においては職員が昼間出ていました。そして、消防団員は、皆市内等に勤めているので、帰れる状況ではありません。しかし、役場の車庫にある消防車は、直近でも今年火事がありましたが、私が見ていたかぎりでは、消防車が出るまでサイレンが30分ぐらい鳴っていました。こんな消火体制で、本当に住民の生命、財産を守れるのか、私は公僕とはそういうものではないのだと思っています。今の回答は、何か薄情な、これで福部の住民が納得するのかなと思います。

要は、昼間の体制ができないから何とかお願いしているのです。例えば、福部の支所やJAの職員、事業所をやっておられる方を団員にお願いをし、具体的に団員の確保を図りますということなら分かります。しかし、今の回答では、区長会長という立場からしたら承知できません。厳しいようですが、担当部局の所見という回答、所見をもう1回出していただきたい。今でなくても結構です。できるものはさらさらないと思いますから、今できるような回答はいただきません。

それからもう1つ、消防団員が非常に年を取った状況になっています。そして、本部団員が、この駅前住民の方になります。この団員確保にも繋がる問題があるということも考えていただきたいと思います。

 

(防災調整監)

消防団員は、大体どこの県も鳥取市もそうなのですが、サラリーマン化されています。実際、火災が発生しすぐ対応できるという状態は少ないです。もし、消防団員が本当に有効に、活躍してもらっているのは、大きな災害の時また山火事の時には素早く対応してもらっていますが、鳥取市内のサラリーマン化した消防団員がすぐに災害対応というのは、確かに難しいと思います。したがって、市職員の中で要請しますとしましても強制はできませんので、私はやってもいいですよと言われる方には、すぐにでも消防職員の方にお願いさせていただくということです。

 

(市長)

昼間の火事に対する対応策というのは、いろいろご心配な点が多々あるということを、私も充分承っています。消防団としての活動といいますか、支所の職員も含めて、これをもっと強化していかなければいけないということがあるわけで、これに関して、地元の福部の消防団、総合支所、消防局、近くでは、岩美の消防署がありますし、鳥取の東町にある消防署があります。こうした関連の所との連携というのは非常に重要なので、いっしょになって検討するということをぜひしたいと思っています。当面、消防団の体制づくりというのは大きな課題でして、お配りしている資料の所見というところですが、鳥取市消防団活性化対策検討委員会を既に3回ぐらい開いて、今年度、来年度の消防団の活性化対策を消防団の方が中心となり、鳥取市の危機管理課という、消防団を所管している課が入って、今盛んに議論をしています。

その中で、例えばここにも書いているのですが、福部の総合支所には福部の消防団員は、今ゼロなのです。しかし、実は他の地区の消防団員が福部の総合支所に居るということがあり、消防団はいるのではないかということになるわけです。その職員である消防団員が、例えば気高なら気高の消防団員であった場合、やはり消防団としての使命感、技術と実地の体験などが行われていますので、福部の消防の分団、福部地区の消防団の指揮下に入って、消防団としての活動をするのだというような仕組みを、今まだ確立してはいませんが、検討しています。そういった勤務地の勤務先のところの消防団の指揮下で、災害出動するというようなことを検討しています。これはすぐにでも、取り扱いが決まればできることだと思っています。現在の福部の消防団の実情が高齢化し、加入団員が新たに得られないという状況も承知いたしましたので、ぜひ改めて支所の職員を含めて、消防団の個々に要請の取り組みをしたいということを考えています。

事柄としてはいくつか書き上げていますが、いつ頃までに、何名など具体的なことがはっきりしてないという点については、しっかり検討し、具体的な形で進めるようにしたいと思います。それから、実際に火災があっても、出てないのではないかということについては、消防団員でなくても、支所の職員が現場に出ていると聞いています。その辺の実情をもう1度確認し、支所職員が火災の起こった時にじっとしていて、初期消火も何もしないというようなことはあってはならないと私は思っていますので、必要な範囲でちゃんと出るということを、はっきりルール化をしたいと感じています。これもきちんと議論して取り組みをして、実施したいと思います。福部村時代の村役場で、どの程度の人が出ていて、有効に消火活動していたのかということとも比較検討し、どの程度が必要であるかというようなことをはっきりさせていきたいと思っています。

いずれにしても、地元の消防団の皆さんと支所、関係の消防局との連携で、この問題を取り組みます。

 

 ※平日昼間の消火体制についての追加説明(防災調整監)

現在、福部地区団においては、3分団、定員50名に対して実員も50名で構成されており、新たな団員の入団となると、分団間での調整が必要となってきますが、地域内での団員の偏在により消防活動に支障を及ぼすことのないよう、支所をはじめ近隣事業所の職員の中からも団員が養成できるよう、地区団とも協力して努めていく予定にしています。

   また、支所内の消防計画に基づく自衛消防隊の活動範囲を見直し、必要に応じて地域の初期消火活動の支援もできるような体制にしたいとも考えています。

   なお、本市消防団においても、「鳥取市消防団活性化対策検討委員会」を設置して、消防団の組織や運営等に関する検討を行っていますが、消防団員であれば、所属する分団の管轄区域外であっても、勤務地の分団の指揮下で出動できるよう、平成19年11月から弾力的な運用を行うこととしたところです。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

砂丘の遊歩道がまったく整備されておられないようですので、多分毎年しなくても、年に一度ぐらい砂の除去、周辺の雑草及び樹木の整備ができたら、誠に良いということだと思います。どこにお願いしていいか分かりませんので、市の方からお願いできたらと思っています。県外の方でも県営駐車場に駐車して、結構歩いておられます。見てみると、2mぐらいの遊歩道が造ってありますが、雑草と砂とで歩けないところもありますので、お願いします。

県営駐車場から岩戸までできていたのですが、新しい道路ができた関係で、岩戸の方側が途中寸断されています。一番ひどいのは、オアシス広場の周辺です。どなたか分からないのですが、県営駐車場からオアシス広場までは、時々草刈がしてあるようです。それから、東側がまったくという状況です。

 

(経済観光部次長)

今話があったのは、想像の区域が若干あると思いますが、砂丘会館の後ろから林の中を通って、オアシス広場の手前辺りで道路の辺りに出るコースがあります。それから、会館の後からちょっと上がって、あるいは、砂丘センターの駐車場のところからずっと行って、東がひとつ山だから、西がふたつ山ですね。ふたつ山、その手前の小さい山を越えていくルートがあって、また途中合流してオアシス広場に行くコースがあります。直接オアシス広場のステージの辺りに下りる道があります。こちらにつきましては、現在もそうだと思うのですが、福部支所の方で、年に1回か2回業者ではなくて、植樹は業者で、草刈などは地元湯山の皆さんにしていただくというようなことでお願いしています。また、岩戸は、おそらく今のふれあいの温泉などがありますところ、今の現在の道路よりもまだ海側のほうにあります。

 

(地元意見)

遊歩道というのは、県営駐車場からしかありませんので、石段のところなどもありますが、測ってみると2mぐらいです。

 

(経済観光部次長)

あと、今市営の駐車場になったのですが、駐車場から降りて、道路を渡って、県道に平行してオアシス広場が終わった辺りで、ここに侵食岩といいますか、岩山が侵食されて穴ぼこができているところの辺りまであるこの遊歩道は、県道の歩道ということで、県の管理区域ということになっています。これにつきましては、イベントをする時に、参加者の方が歩かれるのに、ニセアカシアのトゲトゲが出ていたりするので、県の東部総合事務所にも、もっと綺麗に草刈などするようお願いしています。先般、砂丘ウォークというイベントがあった時も、地元の湯山の皆さんが草刈機などを持って、ある程度の区域を掃除などされていました。そういった対応で足りないところは、県の道路管理者にも、もうちょっと充実した管理をしていただくように申し入れなどもしていきたいと思います。

 

 ※砂丘の遊歩道管理についての追加説明(経済観光部)

県道路管理課には、12月17日に県道の充実した管理をしていただくようお願いをしました。

   また、平成20年1月に鳥取砂丘室を設置しましたので、今後は関係機関と連携した管理体制を強化していきます。

 

(地元意見)

市長もご存知だと思いますが、梨の病気の中で赤星病という病気がありまして、この病気は、ビャクシン類から胞子が出て梨に出る病気です。現在、その赤星病は農薬によって防除していますが、これが他県の梨産地では、市で赤星病の防止条例を設けており、ビャクシン類の植え付けの規制が行われています。条例を設けていただいている地域では、農薬散布も少なくすんでいます。鳥取市も梨栽培地域だけでも、この赤星病の防除、防止条例を設けていただけたらなと思います。

 

(農林水産部長)

確かに昨年、赤星病が大発生したということで、支所のほうに聞きますと、ビャクシン類が新しい住宅地、ホテル街に植えてあるということです。それで、他の梨の産地の地域でも若干の赤星病が出ているようですが、通常の防除暦でやっていただければ適正に防除できるということでもあります。確かに、関東付近の市町村で赤星病の防除対策のときに、植えてあるものまで強制的に撤去するというような条例が設置してあるのは勉強させていただきました。今、垣根あたりに使われて多くなっているという状況でして、条例を作りこれを強制的に撤去までするというのは、なかなか難しいのではないかと思います。県としても、条例の設置までは考えていないということでもありますし、これはやはり適正な防除暦に基づいた防除をしていただくということを、農家の皆さんにお願いしたいと思います。

ただ、市としましても、新しいところや、梨の産地ではありますから、一般の市民の方はそういった庭木が病気の、いわゆる中間宿主になるということはあまり知っておられない話ですので、こういったことも市報やケーブルテレビで周知いたしまして、鳥取市にとって重要な産物である梨に対して、こういったものはなるべく植えていただかないようなPRをさせていただきたいと思っています。

 

 ※梨の赤星病の防除についての追加説明

 (農林水産部)

   平成19年12月1日からぴょんぴょんネットにより呼びかけを実施しています。

   市報平成20年1月号及び福部総合支所だより1月号による市民への呼びかけを行いました。

   平成20年2月から市ホームページに掲載する予定です。

   JA鳥取いなばの広報誌3月号に生産農家への防除徹底を依頼する予定です。

   関係機関に呼びかけるチラシを平成20年に作成し平成20年2月初旬に配布予定です。

 

(地元意見)

どうしても知らない間に植えてあり、果樹園の横に民家がきまして、植木として植えられるということもよくあります。その時に、植えたものを補償しないといけない場合があり、それを果実組合、梨組合が補償して撤去していただくというような前例もあります。今後、梨の栽培地域の近くに植えていただかないような条例を設けていただくと非常に助かります。現在植えてある分は結構離れていますので、撤去する予算がないようであれば、仕方ないかとは思います。

 

(農林水産部長)

菌ですからかなり飛ぶのです。支所が作成した梨のマッピングの図面からいきますと、大体どこの果樹園も1.5キロぐらいのエリアに入り、これを全部防除するのはなかなか難しいだろうと思います。今1つ考えていますのが、新しく建てられる場合、建築確認申請等の建築の届けが出てくる時に、こういったものは梨園の傍には植えていただかないよう農林水産部局からお願いをし、そういったチラシを配るような検討をしたいと思っているところです。

 

(地元意見)

上水道は直に困ることですからすぐに設備をされますが、下水道については、設置する時にお願いしますということでやりまして、その時に利用しなければ何もならないので、必ず利用するということで、完成後3年以内に全ての人が利用しましょうということでやりました。今何パーセントできているか分かりませんが、他の所でも随時設備をしています。そうしますと、福部に限らず鳥取市全体として見た時に、利用する人が多くなればそれだけ費用も少なくて済むと思います。設備の金は一緒ですが、利用率によって値段が変わってくると思います。この時節柄、上がることばかりですので、どうしたら利用率を増やして値段を下げて負担を少なくするかということを考えてもらいたいと思います。

現在どの程度工事が進んで、どの程度利用されているかということをお聞きしたいと思います。

 

(環境下水道部長)

左近については集落排水だと思いますが、公共下水道と集落排水とは違っていまして、集落排水は加入される方を募集して、取りかかるわけです。やはり条件がありまして、集落の何割以上でないとその事業にかかれないというような、農林水産省の決まりがあります。したがって、集落排水の場合はもう入っていただきますということで、負担金もいただいて工事にかかるわけです。ただ、実際に、始めてみますと、最初は入る予定でしたが、年寄り1人暮らしになり、もうこれ以上、お金が使えないというようなことで、接続されない方もあります。お願いはするのですが、そういう事情だということで強制はできません。

また、公共下水道は趣旨が違いまして、強制的にこの区域は公共下水道にしますということにしますと、加入希望はありません。下水道の区域になりますと、3年以内に継続してくださいということです。これも先ほどのようなお話があり、接続されない方も出てきますが、これは法律で決まったことですので、市としてはお願いするということで進めています。接続率は市全体で、公共下水道で90%近かったと思います。集落排水も、地区によってばらつきがあり、古くから集落排水を整備された所は、ほとんど100%に近い所もありますが、最近したという所は、60、70%というような区域もあります。

福部は、公共下水道は取りかかりが遅かったものですから、他の区域に比べると、接続率はちょっと低かったのではないかなと思っています。先ほどおっしゃったように、せっかくお金をかけて造った設備が使われないということになりますと、本当に無駄です。公共下水道も集落排水も特別会計ということで、接続率を上げて、料金はきちんといただいて、それで運営していくというのが原則になっていますので、市を挙げて接続率の向上には努めていきたいと思っています。

 

 ※福部地区の集落排水施設及び未接続家屋への取り組みについての追加説明(環境下水道部)

福部地区の集落排水施設は、平成15年11月で予定地域は全て整備済みとなっており、接続率は77パーセントとなっています。本年度は、未接続の家屋を調査して、文書で接続のお願いを実施したところであります。今後も継続して接続の促進を図って参ります。

 

7 市長あいさつ

先ほどのこのビャクシン類についても、今日の議論で終わったということじゃなくて、いろいろ地域の状況など説明を受けたり、みんなで案を練ったりするようなことをさせていただけると思います。鳥取市として条例を作るとなれば、福部の地域だけということにはなりませんので、鳥取市全体として、他の地域での議論はどうか、状況はどうか、いろいろ生産者側の立場からのご意見があれば出していただけたらいいと思います。

   もう1つ、この福部の地域に馳山バイパスと言いますか、路線で大きく捉えれば豊岡の方に行く高規格道路になるのですが、鳥取、豊岡、宮津の地域高規格と言っていますが、そうした事業が進んでいます。最近、地域の方のご理解ご協力もいろいろな意味で得られつつあると思います。ただ、課題も残っているということですので、鳥取の地域は、但馬の地域との関係というのは非常に重要ですし、そこまで行かなくても岩美町に行く、あるいは岩美町から福部との行き来にももちろん有効な道路として、できてまいりますトンネルの事業などを含めて、冬場でも安全な通行を確保できます。そういう意味からも、是非地元のご協力をお願いしたいと、私はかねてからお話をしています。

こうしたことについて、国の事業として行われていますが、市としても国と住民の皆さんの間に立ちまして、問題解決に努めたいと考えています。そうしたことを含めて、地域の中で明るい要素と言いますか、明るいものをこれからもぜひ作っていきたいと思います。その1番大きなものが、これまで説明してまいりました因幡の祭典だと思いますので、いろいろな方がいろいろな形で参加していただきたいと思います。福部の地域は、市会議員がいないのですが、地域の皆さんの声を直接市政に生かすということがありますし、市会議員の方も、福部の地域に関心を持っておられる方も当然あるわけですので、いろんなチャンネルで、この市政への参画を図っていただき、より良い福部の地域が実現していくように力を合わせたいと思います。

合併してからいろいろな取り組みをしてまいりましたが、ケーブルテレビを普及したり、福部の地域でもちょっと建物が傾いてきていた給食室、給食設備などの問題も解消したりしました。幼稚園の雨漏りも解消しました。いろいろなことをやってきています。これからは、更に地域が活性化するように、ラッキョウ、梨、観光といった問題に積極的に取り組む必要があると思います。見過ごしてきた問題も取り上げて、キャンプの問題もそうですね。基本は国や県と相談しても、ここはキャンプしてもらっては困るのだと、ごみ出してもらっては困るといったことをまず徹底する中で、次のステップとして、実際には海水浴場もあるわけで、何とかキャンプができる設備を整備できないかと、オアシス広場をどう活用するかといったことが、次に必ず出てくると思います。野放図にしておくことは、良くないのではないかというところで、鳥取市としても一致していますので、地域の皆さんのご協力もいただきながら、キャンプ地も鳥取砂丘全体の中ではないわけではありませんし、これから砂丘全体を考える中で、新しい体制を展開していきたいと思います。

ご意見の中に、こんな国立公園は他にないと書いてありましたが、本当にそうだと思います。ああいうごみを自由に投げ捨てて帰るということは、もう国立公園が本当に泣くわけでありまして、それを公共のお金や環境の財団で対応していることは、本来の姿であるはずがないのです。来る人にも当然良心、良識もありますし、マナーを考えないということはあり得ないわけで、それを訴えていくということで、取り締まりと併せて、呼びかけをしていこうではありませんか。そういったことが地域を良くすることに繋がっていくと思います。

合併して3年という区切りを迎えていますが、引き続き鳥取市の9つの地域の1つとして、福部町の地域が本当に一体となって、鳥取市全体が一体となって盛り上がっていくようにしたいというのが、私の願いであります。そのために今日も出てきました個々の問題について、答えを出していかないと見えてこないわけですので、そういったことにいっしょになって取り組むということで、今日の会を締めくくらせていただきたいと思います。