佐治地域 地域づくり懇談会 議事録

 

1 日   時 平成19年11月16日(金) 19:00〜20:42

2 会   場 佐治町中央公民館

3 出 席 者 地元出席者 30名

        市側出席者 23名

        竹内市長、林副市長、深澤副市長、津村総務部長、木下福祉保健部長、大西経済観光部長、大塚農林水産部長、田中都市整備部長、浜辺環境下水道部長、森本人権政策監、田中総務調整監、山根防災調整監、松下健康子育て参事監、亀屋企画推進部次長、武田教育委員会事務局次長、高見水道局浄水場建設課長、窪田地域振興室長

        <佐治町総合支所>

        前田支所長(司会)、近藤副支所長兼地域振興課長、奥田市民生活課長兼福祉保健課長、藤井産業建設課長、森田教育委員会事務局佐治町分室長

<事務局>

島谷協働推進課長

 

4 協働によるまちづくりの取り組みの説明

スクリーンに基づき説明(亀屋企画推進部次長)

 

5 地域の課題についての市長等との意見交換

(1)地域資源を活かした地域づくりについて

 <地域課題>

   鳥取市では合併地域活性化のため、様々な地域活性化推進事業に取り組んでいただいている。

   佐治町については地域資源の代表が五しであることから、これまで五しをテーマに地域づくりを進めてきたが、大きな成果を上げるまでには至っていない。

   地域づくりは、地域の活性化について議論することが大切であり、ミラクル定期市、講演会の開催など、売れる地域資源の発掘、新規品種の導入や事業化について検討しているが、鳥取市としてもご助言、ご指導をいただきたい。

 

 <担当部局の所見等>

 【佐治町総合支所、企画推進部】

   本市では、平成17年度に佐治町地域を対象として、中山間地域のまちづくりの展開及び都市と農山漁村の共生・対流に資することを目的とした「国土施策創発調査事業」(国土交通省補助事業)を実施いたしました。

   この事業では、鳥取大学教授を始め、地域の皆様にご参加をいただいた研究会で、中山間地域の地域づくりのあり方について調査研究を行い、佐治町の地域資源である五しを活用した地域の活性化等をメインテーマとして検討いたしました。

   地域づくりの課題としては、1.地域をまとめる活性化集団の組織化 2.地域資源の有効活用のための高付加価値化事業の創設 3.梨・和紙を中心として地産地消・消費拡大などの新しい生業育成 4.さじアストロパークの利活用 が上がりました。

   特に人口減少が進めば、梨栽培技術、和紙生産技術、佐治谷話伝承などが世代交代と共に失われていく可能性が有ることから、1.梨園の廃園活用策 2.ミラクル市を千代川流域に展開し、会員の増加を図る方策 3.生業の和紙、梨、佐治谷話の後継者対策 などの検討課題が示されました。

   この調査事業を通じて、佐治地域の地域づくりの気運が盛り上がってきたと考えております。

   この気運の盛り上がりを受け、平成18年度には単市事業として、中山間地域まちづくり推進事業を実施しました。その結果、佐治地域の地域づくりを住民主体で推進することを目的にした、佐治地域活性化集団ミラクルが立ち上がり、梨廃園を活用したサジーの栽培の検討、元気の出る講演会の開催やミラクル市の開設など地域づくり・村づくりの活動が積極的に進められています。

   平成19年度においても、合併地域活性化推進事業の地域振興策としてミラクルを中心に事業を継続しています。

   この他、鳥取地域ブランド農産物として登録されている梨シャーベットについては、かなりの販売実績が上がっていると聞いております。また、定住促進のためのお試し定住体験事業の施設の管理運営をミラクルにお願いしているところです。

   このように地域における活動が積極的に行われるにあたっては、地域の皆様と市(総合支所、本庁)が連携し、協働による地域づくりを進めていきたいと考えております。

 

(総合支所長)

   1番目の地域資源を生かした地域づくりについてということです。この件についてですが、本市では平成17年度に佐治地域を対象といたしまして、国土交通省の補助事業ですが、中山間地域のまちづくりの展開及び都市と農山漁村の共生・交流に資することを目的とした国土施策創発調査事業を実施いたしました。この事業におきましては鳥取大学の教授を初め、地域の皆さんにご参加をいただいた研究会で、中山間地域の地域づくりのあり方について調査研究を行い、佐治町の地域資源である五しを活用した地域の活性化等をメーンテーマとして検討いたしました。

   地域づくりの課題といたしましては、1番目としまして地域をまとめる活性化集団の組織化、2番目としまして地域資源の有効活用のための高付加価値化事業の創設、3番目としまして梨、和紙を中心とした地産地消・消費拡大などの新しい生業(なりわい)育成、4番目としましてさじアストロパークの利活用が上がりました。

   特に人口減少が進めば、梨栽培技術、和紙生産技術、佐治谷ばなし伝承などが世代交代とともに失われていく可能性があることから、1番目として梨園の廃園活用策、2番としてミラクル市を千代川流域に展開し、会員の増加を図る方策、3番として生業(なりわい)であります和紙、梨、佐治谷ばなしの後継者対策などの検討課題が示されました。この調査事業を通じて、佐治地域の地域づくりの機運が盛り上がってきたと考えています。

   この機運の盛り上がりを受け、平成18年度には単市事業として中山間地域まちづくり推進事業を実施いたしました。その結果、佐治地域の地域づくりを住民主体で推進することを目的とした佐治地域の活性化集団ミラクルが立ち上がり、梨廃園を活用したサジーの栽培の検討、元気の出る講演会の開催やミラクル市の開設など、地域づくり、村づくりの活動が積極的に進められています。平成19年度におきましても、合併地域活性化推進事業の地域振興策として、ミラクルを中心に事業を継続しています。このほか鳥取地域ブランド農産物に登録されている梨シャーベットについては、かなりの販売実績が上がっていると聞いています。また、定住促進のためのお試し体験事業の施設の管理運営をミラクルにお願いしているところです。

   このように地域における活動が積極的に行われるに当たっては、地域の皆様と市、総合支所、本庁が連携し、協働による地域づくりを進めていきたいと考えています。

 

(地元意見)

   こうして広域的な合併が終わり、いろいろな合併地域の課題に取り組んでこられて、その中で、合併から少したったところで市長が2人の副市長制を導入されて連携しながら地域諸課題を取り組んでいかれることに、私は大変すばらしい姿勢だなと思いながら、ご支援させていただいた1人です。

   このミラクルの会として、先ほど支所長が所見などの中で言われたように、一昨年の8月にミラクルの会が立ち上がったのですが、地域ブランドを高めるためにというので、昨年はホップの栽培を始めまして、今年は、先ほど掲げられたように、サジーを掲げてこれからの産物に取り組んでいきたいという思いを持ってやっているところです。しかし、これから何が成功するかはだれもわからないと思います。ただ、それをどうやって末永く取り組んでいくか、また持続的な付加価値をどういう方向でやっていくかということも、私どもミラクルとしても暗中模索の中でやっていこうとしているところです。そういったところでいろいろなご指導、ご助言をいただけたらと思いますし、また、定住促進において少子高齢化の中で、皆さんはマイナーな要因を抱えていますが、これを食いとめるというのではなくて、前向きな姿勢で一つのものに取り組んでいって、それに、この指とまれではないですが、追随していただくような方が一人でも増えてきて、これからの佐治の将来を担っていくという姿勢になっていけたらなと思って、ミラクルの会をやっています。

   ご存じかと思いますが、飯盛山の梨園が毎年5ヘクタールぐらい廃園になっている現状を考えると、梨の生産量も落ちる、その分結局所得も下がっていくわけです。先ほどのサジーにしてもまたはほかの産物が何か出てくれば、そういうものも手がけていこうという気持ちはしっかりありますが、それに関して一昨年前は徳島の上勝町の葉っぱビジネスの副社長をお呼びしたり、また昨年は高知県の馬路村の組合長をお呼びしまして講演を聞いていただいて、佐治町民がいろいろな角度で生きがいを持っていただけたらなと思いながら、取り組んでいる現状です。

   そういうことで、佐治の方としても取り組んでいますが、市の方もいろいろなご指導、ご助言をいただけたらと思います。よろしくお願いします。

 

(市長)

   まず、私の方から少し答えたいと思いますが、1つはミラクルの会ですが、ミラクルは奇跡というところからつけたのですよね。他の言葉からも来ているかなと思いますが、奇跡ということと、ちょっと思い切った目を見開くようなびっくりするような展開を図ろうということから来ていると思います。そして暗中模索とも言われまして、確かにそういう状況にあるのだろうなとは思いますが、しかし、どこを探してもそんなに先が見えている人がたくさんいるわけではないので、やはり手探りでやっていくことはだれしもそのような状況であります。暗中模索ということにいわば耐えながら頑張っていくということをぜひ先ほどの発言された方を初め、関係者が進めてほしいと思います。

   多くの佐治の皆さんのご協力が得られるように、総合支所などともタイアップをしていろいろな形で、例えば、さっきのミラクル市にしても、多くの方に来ていただかないと市を開いても成立しないわけですから、その辺の状況をちょっとまたご紹介いただいたらと思います。やはり横のネットワークをしっかり組んでいくことが、私はとても大事で、佐治の皆さんはそういうネットワークの面ではいろいろな潜在的な力はしっかり持っておられると思います。鳥取市の佐治町という立場で鳥取市全体に対していろいろ呼びかけて働きかけることも可能でありまして、そういったことをどんな分野でもやってほしいなと思います。

   例えば、さじアストロパークの活性化、利活用ということも説明の中にも出てきますが、これもやはり全市的な取り組みが今もっと求められていると私は思います。これは教育委員会初め、市役所の関係者も、あるいは他の各地域、総合支所の管内が8つありますが、横へのPRももっと必要ではないだろうかといったことを考えたときに、ちょうど今イタリアから音楽家が来ていますが、ボヌッチさんという星が命名されたということもありますので、こういうのを広く日本を超えて世界にも発信してはどうかと思います。関係者の声を聞いていましたら、イタリアでもうちょっとニュースにしたいという話をしていましたので、さじアストロパークでもぜひその応援をしてほしいなと思っています。そんなことがまず第1点で、全市的な規模で物を考えるということで、横のネットワークを生かしてほしいと、生かしていこうではないかということであります。

   もう一つは、サジーという話が出ていましたが、これは佐治に非常に近い音でありまして、五しの一つに加わるぐらい頑張ってやれれば非常にいいのではないかと思いますが、私も現物をよくまだ知らないのですが、ちょっとおもしろいなとまずは思います。ビタミン類も豊富だということですし、佐治の特産品にならないだろうか、梨園で栽培したらどうかということもお考えだと思いますので、これから農政の中でも考えていってはどうかと思いますので、梨の話とあわせて農林水産部長にも少し発言をいただきたいと思います。

   そのほか、いろいろな方を呼んで話を聞いているというのも、これも非常にいいことですよね。そういうときはぜひ多くの佐治の皆さんに参加してもらって、それを生かすようなことをまず地道に総合支所とタイアップしてやっていただきたいと思います。

   佐治の地域の活性化のための新しい取り組みも平成18年度から始まっているわけで、その中でミラクルさんも活動を展開しておられると思います。こういった活動をだんだん広げて続けていくことを鳥取市としては考えていますので、多くの方が力を合わせてこの活動に参加してほしいというのが私の思いでありますし、訴えであります。今日お越しの皆さんにもよろしくお願いしたいと思います。

 

(農林水産部長)

   最初に、今、試験的にやっておられる新しい特産品の関係でありますが、これからどういった栽培や加工をやっていくか検討をされないといけないと思いますので、この点についてはJAや普及所、それから生産に取り組まれる意向のある方々がいっしょになって協議していけばいいのではないかなと思います。その中で若干支援ができる制度も持っていますので、そこを含めてこれから取り組むことができるのではないかと思っています。

   それから2点目の梨の話というのは一番大きな問題だろうと思っています。今週の火曜日ですか、梨の生産者出荷の反省会に私も上がって来させていただきまして、そのときに飯盛山団地で5ヘクタール余りやめられた方があるということです。データを見ますと佐治の梨の生産量や生産面積はかなり落ち込んでいます。他の地域より若干落ち込みが厳しいのではないかなと思っています。JAの方としては今、なつひめ、新甘泉など新しい品種ができています。こういった方にシフトしてはどうかということもありますが、一番大きなのはやはり後継者の問題だろうと思っています。これは市としても生産者の皆さん、JAとしても大きな問題ですので、今、二十世紀梨は、鳥取市が日本一の産地ですが、湯梨浜とどっこいどっこいです。これをどうして維持していくか、いわゆる後継者をどうやって確保するかという点と、私がこの前お話ししたのは、今でも梨祭りでは域外の人がかなり上がってこられるようです。今後2009自動車道ができてきます。因幡の祭典もやるわけですが、この前お話ししたのは、そういった京阪神のお客さんをターゲットにして、どんどん京阪神に行って上がってきてもらうようなこともやはり検討しなければいけません。福部などは、いっぱい観光梨園がありますが、そういったこともこちらで考えていく必要があるのではないかというお話を、生産者大会の場でさせていただいたことがあります。佐治だけではなく、鳥取市の梨生産、後継者の確保という一番大きな問題は、やはりJAと各生産部の皆さんといっしょにしていく必要があると思っています。

   それと生産部の部長さんが、今年までに選果機などの償還が終わって、来年から選果場の利用料金が少し安くなるので、もうちょっと頑張ってもらえないだろうかと言っておられましたので、何とか生産者の皆さんには頑張っていただきたいということもあります。それとどんどん梨の木を切っていかれます。これがもったいないのです。当然他の果樹園に迷惑になりますから、木を切っていくのですが、ときどき定住希望の方で、梨がつくりたいという話も聞くのです。できるかできないかはわかりませんが、素人が来て梨ができるものではないのですが、そうしたことがあれば、うちは後継者がいないから、あと何年か後には切らないといけないという農家さんというのはたくさんおられると思います。例えば、2年はもつが、3年はもたないといったことです。そういった樹園地のデータを集めて、それを全国に向けて発信します。ご存じだろうと思いますが、広島の世羅に国営の大きな梨団地があります。あれは2回も3回も入植を失敗してそのたびに全国に呼びかけて公募して、今ものすごい観光農園になっています。ああいったことをミニ版でもいいので、していく必要があるのではないかなと思います。せっかく何十年か経って梨がなるようになっています。手間がないから切るというのはもったいない話だと思っていますので、これは大きな問題ですので、今後やはりJAとしっかりと詰めて協議をさせていただきたいと思っています。

 

(地元意見)

   先日、佐治中学校の60周年記念が10月27日に佐治の中学校で同窓生やPTA、保護者が集まってされたところでありまして、前村長の下石さんが講演をされるということで、私も出席をさせていただいたところですが、いかんせん子供は74名ということで体育館の前の方にちょっといたということで、非常に寂しいなと思っている1人です。

   1人1問ということですので、地域の資源を生かした地域づくりの関係のことですが、特に佐治地域については梨と和紙、これは従前、紙については1,000年前から生産されていたということも聞いていますし、梨の方については戦前からずっと栽培されているということですが、特に先ほどもありましたが、後継者の方がおられないということで、先細りということが目に見えているところです。梨については何らかの形で考えないといけないということですが、私は、国の方でも過疎地域や辺地といったところについてはお手盛りの事業や助成があるわけでして、こういった山間地域の産業については、横一線の行政の助成や補助でなく、特別なそういった個人助成、組合の助成といった特別枠の助成や補助を考えていただくようなことができないのかどうかということを思います。

   また、和紙についてはつくっても買い手がいなければどうしようもないわけで、佐治の和紙あるいは青谷の和紙についても同じだと思いますが、販売がなかなかうまくいっていないというのが現実のようです。そこで、鳥取市の小・中学校は50数校あるわけですが、学校の必修授業に取り入れる、あるいは、部活に書道を立ち上げるということに取り組んで、和紙の生産をし、消費をすることができないものかと考えるわけでありまして、ちょっと関連ということで資源を生かした地域づくりという観点でお尋ねしたいと思います。

 

(農林水産部長)

   今地域の重要な産物である梨について、地域性を考えて特別枠の助成ができないかというお話でありますが、確かに佐治地域の生産条件は厳しいのだろうと思いますが、これは青谷の農業者にとっても河原にとってもやはり生産条件の厳しさというのはいっしょだろうと思っています。今、支援していますのは果樹振興対策事業という単市事業を持っていまして、梨の新改植に対する助成、販売促進に関する助成などをしています。まだ金額的には大きくありませんが、梨に対する助成の中でやはり佐治に占める割合というのは大きいものだろうと思います。ただ、生産者に対する保障的なことはやはり制度的には難しいかなというところがあります。

   それでやはり一番大きな問題は後継者確保の問題でありますから、これはどんどんいって投資するというソフト的な、さっきお話ししましたように、JAと一緒になって、梨全体の後継者の確保をどうするかというとらえ方をしていく必要があるのかなと思います。現在、地域内の農家の後継者の方は少ないのだろうと思いますが、全国展開してみればそう捨てたものではないなと思います。それで今、ご存じかもわかりませんが、鳥取市は今年4月から農業後継者の養成塾ともいいますとっとりふるさと就農舎をオープンして、今3人の研修生が研修していて、来年1年間研修して2年後には就農することになっています。その中の1人は梨がやりたいということで、今候補地を探しているところです。青谷の方へ行くなど、たしかこちらにも研修に来させていただきましたが、支所の方を通してそういった情報を入れていただけないだろうかと思います。後継者の育成と確保は農業者の御子息だけではなく、広く県内外に呼びかけて後継者を確保して、それによって産地を守っていくという取り組みをする必要があるのだろうと思っています。過疎や辺地などを使って事業ができるかどうか、そこのところは具体的な要望が出た段階で農家の方と制度をつき合わせて、ご支援できるかどうかは検討させていただきたいと思っています。

 

(市長)

   特別な助成は、何がどう特別かというのはいろいろあるのだろうと思いますが、必要なことはやはりしていかなければいけないと思います。ただ、それは佐治だから何か特別にという一般的な言い方とはまたちょっと違うと思うのですね。積雪が4月ぐらいまで残っていて、早く融雪しなければならないときに、鳥取市は緊急にその融雪のための灰をまくような事業を予算化したこともあります。これは佐治の地域のことを考えて取り組んだ、ちょうどあのころは梨園の摘果作業ですか、枝の剪定のときに雪が深くて入れないという話だったと思います。あんまり多くなかったようですが、それでも少し使われましたね。そういうことがありました。

   ですから、必要なことは何とか予算措置もしながらやっていきます。ただ、部長が言っているように、樹園地のデータを、ぎりぎりまでやって急にやめたというのではなくて、引き継ぎを考えていくことが大事ですよね。後継者探し、引き継ぎ先を探すためにそういう情報をきちんと出していくことだと思います。地域を挙げて、農業後継者の確保をやっていただくことは、やはり口コミなども有効ですから、佐治の皆さん自身がまず熱心に取り組まれることを大いに期待をしたいと思いますし、鳥取市自身の後継者育成事業の中でやっていく、あるいは、Uターン、Iターンの取り組みの中でそういう人を見出していきます。現に赤碕出身の方がこちらで梨園をやっておられるわけで、奥さんは東京の方でしたでしょうか。そういったケースがこの佐治に現にあるわけですから、鳥取市はUターンやIターンの募集を、鳥取県内では恐らく一番しっかりやっているような状況ですので、梨園の情報もどんどん出していきますから、まず、皆さん自身が引き継いでいくのだという強い決意のもとに情報を集約して、鳥取市全体で取り組みに乗せていくことを考えていただきたいと思います。

   書道の件ですが、私はこれも非常にいいことだと思いますし、これから検討したいなと思います。青谷の方は新年に、青谷の和紙、因州和紙を使った書き初め大会をやっておられます。佐治もおそらくいっしょになってやられてもいい事柄でありますし、いっしょになってやっておられるのかもしれないので、それにとどまらず、書道部を各学校につくって、書道のできる先生をどんどん養成してやっていくということです。実は鳥取の書道連盟の会長である柴山抱海先生が教育委員になられていましたので、これはかなり可能性が広まっていると思います。市議会議員さんも柴山教育委員に会って、ちょっと熱く語ってみられたらどうでしょうね。そういったことも非常にいいことだと思います。私も書道はいいものだなと最近思い始めています。佐治の地域で書道がどれくらい盛んかちょっと聞いていませんが、まず地元から盛んにするということを含めて、ぜひ進めていきたいなという気持ちは持っています。これからも皆さんといっしょに取り組んでいきたいなと思います。

   それからさっきの広島の世羅の観光農園の話を部長がしていましたが、やはりこれからは、佐治の地域外から佐治に来てもらって、梨の収穫や梨の作業に参加してもらう仕組みをつくると非常にいいと思います。収穫してもらい、買って帰ってもらうという普通の観光農園でもいいですし、梨の木の里親になってもらうみたいな形で樹園に参加していただくということです。そういう中でまた後継者になるような人が見つかってくるのではないかとも思います。だから、これから鳥取自動車ができてきますので、大きな都市との交流の中でも観光農園化にしていって、自分が高齢者になっても梨園が維持できるようにする、あるいは、後継者を見つけて、できるようにするといったことも重要だと思います。これはぜひ検討して進めていくように、部としてもやりますので、地元の方の協力あるいはJAの皆さんの協力をここでお願いをしておきたいと思います。

 

 ※梨の後継者問題のついての追加説明(農林水産部)

   梨の後継者問題につきましては、関係機関と連携して、果樹農家の方に今後の経営意向調査を実施し、情報を蓄積し果樹銀行的なものをつくり規模拡大を考えている生産者に紹介するような取り組みにより、果樹栽培農家の確保に努めていきたいと考えています。

 

(2)公民館のあり方について

 <地域課題>

   佐治町は基幹公民館が設置されているものの、地区公民館は設置されておらず、また、職員は教育委員会分室兼務で、十分な公民館活動ができる組織体制が構築されていると言えない状況にある。

   佐治町は少子高齢化と過疎化が顕著な地域であり、防災防犯体制の充実・市民要望等が多様化する中、公民館としての現組織体制見直しは不可欠と考える。

   地区公民館のあり方を検討する中で、地域住民の生涯学習の場、防災・地域コミュニティの拠点としての充実を図っていただきたい。

 

 <担当部局の所見等>

 【教育委員会、企画推進部】

   佐治町基幹公民館は、昭和59年3月に開設し、地域の皆さんの社会教育として、各種学級や生涯学習の講座開設、読書コーナーの整備、社会教育関係団体との連絡調整などの業務を行ってきました。

   現在、本市では地域コミュニティの充実・強化を図るため、地区公民館を地域コミュニティの拠点施設として活用するよう、地区公民館の活用策と今後のあり方(以下、地区公民館のあり方)について検討を重ねています。

佐治地域においては、従前から地区公民館は設置されておらず、地域の社会教育の推進については、基幹公民館がその役割を担っているのが現状です。今後、基幹公民館が地域コミュニティ機能を含めた地区公民館の役割を十分果たすよう、総合支所等へ担当職員を配置するなどの体制整備を行っていきたいと考えています。また、1.山王ふれあい会館、2.西佐治会館、3.こぶし会館、4.地域活性化センターの4つのコミュニティ施設に、地区公民館の分室的な機能を持たせ、全地域のコミュニティ活性化に向けた取り組みを推進していきたいと考えます。

   また、現在、住民と直結した地域活動を実施されている4つの振興協議会を、「地区公民館のあり方」における『まちづくり協議会(仮称)』的な組織として捉え、他の地区公民館と同様に財政支援等の検討を進めているところです。

   今後も、地域住民の皆さんのご意見を伺いながら、地域審議会等と連携し、現在検討中の地区公民館のあり方の中で、これらの施設を地域住民の生涯学習及び地域コミュニティの拠点として位置づけ、地域の活性化を図っていきたいと考えます。

 

(教育委員会事務局次長)

   公民館のあり方について、地区公民館のあり方の検討は先ほど企画推進部の方で説明がありましたが、その検討の中で佐治地域については地区公民館がずっとありませんでした。その中で地域コミュニティの充実強化ということを何とか基幹公民館を中心にしてやってはどうかというお話であります。担当部局の所見などに書いていますように、佐治の基幹公民館はこの場所ですが、昭和59年3月に完成いたしました。地域の皆さんの社会教育の場、あるいは生涯学習の講座等、さまざまな活用をいただいています。先ほど来協働のまちづくりということでもありましたように、本市では地域コミュニティの充実強化を図るために、地区公民館を地域コミュニティの拠点施設として活用していこうということで、地区公民館の活用策と今後のあり方、地区公民館のあり方について現在も検討を重ねているところであります。

   佐治地域におきましては、地区公民館というのは設置されてはいないのですが、今までこの基幹公民館が地域の社会教育の推進の役割を担っていました。今後については、この基幹公民館がこの地域コミュニティ機能を含めた地区公民館の役割も十分果たすことができますように、総合支所などへ担当職員を配置するなどの体制整備を行っていきたいと考えています。また、地域の拠点施設として従前からあります山王ふれあい会館、西佐治会館、こぶし会館、地域活性化センター、この4つのコミュニティ施設に地区公民館のいわば分室的な機能を持たせるようなことを考えまして、佐治地域全地域のコミュニティの活性化に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。

   なお、現在この地域の中で4つの地域振興協議会が住民と直結した形でさまざまな地域活動を実施していただいています。この振興協議会を地区公民館のあり方の中で検討されていますまちづくり協議会(仮称)的な組織としてとらえまして、他の地域の地区公民館と同様の財政的な支援などの検討を進めています。

   いずれにしましても、今後とも地域住民の皆さんの御意見をお伺いしながら、地域審議会とも連携いたしまして、地区公民館のあり方の検討の中で、こういった施設を地域住民の生涯学習並びに地域コミュニティの拠点として位置づけまして、地域の活性化に結びつけていきたいと考えています。

 

(地元意見)

   地区公民館のあり方についての市の取り組みということで、現在ある基幹公民館、これに職員を配置して地区公民館の機能を持たせるということと、それら4つの振興協議会に対して財政支援などをして充実させるということをお聞きしまして、ありがたいことだなと思っているわけです。しかしながら、その体制について現在ある公民館に機能を持たせて体制整備をするということでありますが、やはり単独の地区公民館、体制の人員配置、館長1、主任1、それからもう一人の3名体制ということで地区公民館が運営されているようですが、そういった体制が確保できるのでしょうか。それと公民館として機能を持たせるということになりますと、なかなか業務の分担などいろいろ問題が出てくるのではないかと心配するわけです。それから振興協議会に対する財政支援ということも検討されているようですが、それについてもやはり職員がいないとなかなか事業も行えないということが心配されます。やはり単独の独立した地区公民館としての設置をぜひとも検討いただきたいと思います。そこら辺のところをもう1回お聞きしたいと思っています。

 

(協働推進課長)

   先ほどおっしゃっていただきました、山王ふれあい会館などの4つのコミュニティ施設を地区公民館としていただきたいというご意見でありました。

   現在、我々この地区公民館のあり方を全市的にお話しさせていただいている一番の目的といいますのは、現在この社会情勢の中で地域のコミュニティの低下という非常に大きな問題を抱えています。それをいかに充実強化に向けて持っていくかということで、皆さんの一番身近にある公民館をその拠点施設にしたいということでご提案していまして、この佐治地域については先ほど来申し上げていますように、地区公民館がなくて基幹公民館しかないということがありますので、まずはその基幹公民館をこの佐治地域での地区公民館的な施設にしたいということで、今回、先ほど教育委員会事務局次長が申し上げた形でご提案させていただいているということです。

   現在その4つのコミュニティ施設については、やはり先ほど4つの振興協議会の中心になるべき施設であると我々もとらえています。そのためにそこについてはコミュニティ関係のものについて整備などをさせていただきたいなと思います。職員についても、そこにずっと詰めているということになりますと、本当に施設が24時間と言わなくても、朝から晩まで使うような施設になるのかということもありますので、まずは総合支所の方にそれぞれそこを担当する職員を配置いたしまして、該当する振興協議会の皆さん方と一緒になって、地域のコミュニティづくり、その地域地域でさまざまな課題等が異なっていると思います。4つの地域でいろいろな問題があると思います。そういう問題をその職員と一緒になって、いかに課題解決のための活性化策をつくるかといった話し合いをしていただきたいなと現在のところ考えています。

   ですから、最初におっしゃられたような4つのコミュニティ施設を3名体制で維持するという形では考えていませんが、しっかりとその担当の職員を総合支所の方に張りつけていきたいと考えています。

 

 (市長)

基幹公民館、中央公民館がここにあるわけですよね。しかし佐治地区公民館としてもう1回スタートを切ることが必要ではないかと思います。中央公民館として持っていた他の機能は別の形で生かすこととして、全市的に見ると、大体小学校単位で地区公民館はありますし、佐治は一つのまとまりだと思いますので、一つの地区公民館の地域だと考えています。それに必要な人員配置をこれからどういう形でしますか。先ほどの協働推進課長の説明では、総合支所にと言っていたと思いますが、総合支所の中に入れるというよりは、やはり地区公民館らしく地区公民館として整備したらいいのではないかと思います。しかし、それは直ちに4カ所ある集会所に人を張りつけることを意味しているわけではなくて、その集会所は地区公民館のいわば分室的なものだということをたしか書いていたと思います。そういう位置づけで、管理運営などを地区公民館が手助けしながら、必要に応じて何か行事をする、特にそこにみんなが集まって活動をするということになれば、地区公民館の職員が出向いてということは一時的にはあるかもしれませんが、常時人を置いてということでなくてもいいのではないかと思います。何かそこの公民館で必要な行事があって、職員が必要になるようなことがあれば、出向くことを基本においてはどうかと思います。実は質問があるのですが、それぞれの集会所でどんな活動をされていて、その辺の人の配置ということを先ほど言われたと思うので、どういうご希望というか、どういうイメージでご自身が考えておられるのかなと逆にちょっとお尋ねしてみたかったのですが、いかがでしょうか。

 

(地元意見)

   4つの地区の振興協議会にそれぞれ独立した地区公民館として整備してほしいというのは最大の希望なのですが、今ある基幹公民館の体制を整備するということが基本になっているわけで、そこら辺の今の基幹公民館をいわゆる市長部局ですか、総合支所の職員配置ということではなくて、いわゆる地区公民館として3名の職員体制で整備されるような考えでおられるのか、あるいは、片手間的に基幹公民館に職員を何名か配置してやられるのかということですね。4つの協議会に職員を3名配置するということは希望であって、多分それは難しいだろうなという気持ちは持っているわけですが、いわゆる基幹公民館を拠点にして地区公民館としての3名体制の整備ができるのかどうかがちょっと聞きたいなという部分です。ただ、1名や2名の片手間的な体制整備ではいわゆる地区公民館活動が十分できないのではないかなという心配がちょっとありましたので、ちょっとそこら辺を確認したかったのです。

 

(市長)

   地区公民館として最低3名の体制をとれるようにすることを、まず考えていますので、その人たちがどういう活動の仕方をするか。4つのそういう集会所的な施設との関係を地区公民館の分室的なものという言い方をしていますが、具体的にそれを現在の活用状況などを考えてどうするかは、もう少し具体的にこれから詰めていきたいと思います。総合支所とも相談し、自治会の会長さん、現在の中央公民館というか、基幹公民館を利用されている皆さんの声なども踏まえて、地区公民館に全部変えてしまってそれで済むのか、私も必ずしもそのようには考えていません。中央公民館的な機能をその地区公民館の職員に負わせてしまって、過重になってもいけませんので、その辺よく仕事の仕分けをして、担当業務の内容を整理した上で人を配置していきたいと思います。地区公民館としての体制はきちんと整えたいなという考え方で、今のところいます。まだ完全にフィックスされていない、固まっていないところでありますが、地域のいろいろな団体、例えば自治連合会、振興協議会といった協議会との連携も深めながら、活動をやっていけるような地区公民館を新たにここに設置するような形を想定しています。

 

 ※佐治地区公民館の設置についての追加説明(企画推進部)

地区公民館がない佐治地域については、地区公民館の活用策と今後のあり方(中間まとめ)において、基幹公民館に地区公民館としての機能を備え、地区公民館に館長1名、主任1名、主事1名を配置することとしています。また、地域が一体となって地域課題に取り組むまちづくり協議会(仮称)の組織化に向けては、佐治町地域で活動されている4つの振興協議会を母体として取り組みたいと考えています。

 さらに、本市は、平成20年度を協働のまちづくり元年として位置づけ、庁内組織:協働のまちづくり元年推進本部のもとに、地区公民館の設置区域を単位として、地域が主体となった取り組みに対して市職員が支援するコミュニティ支援チームを編成し、地区公民館職員、各種団体、総合支所と一緒にまちづくり協議会(仮称)の組織化支援などを行ない、また、財政支援措置として、地域コミュニティ育成支援事業を創設して、地域コミュニティの充実・強化を図っていきます。

 

6 市政の課題に関する意見交換

(地元意見)

   佐治の地区水田協のメンバーといいますか、百姓をしているものですから、実行組合という立場です。私は米の生産調整と中山間地域の支払い制度の運用などについてちょっとお聞きしたいと思っています。

   佐治地域の転作目標面積といいますのは、対前年比ですが、ここ平成18、19年でよその地域より大変、非常に高い転作目標を指示していただいています。ちなみに私の記憶では、平成17年が102ヘクタール、平成19年には85ヘクタールという目標面積、15%ぐらいの目標面積になっています。平成19年でいいますと国、県は大体2.3〜2.4%ぐらい、鳥取市でも2.6%ぐらいですが、佐治は6.何%という大きな転作率をいただいています。佐治町については一農家大体20アール、24、25、2反5畝ぐらいが平均です。それにそのような大きな転作をかけていただくことは、農家にとっては非常に大きな不満を持っているところです。平成20年は、既に今年の米が過剰ということがありまして、さらに行政機関が積極的にその生産調整に関与するという新しい方針がまた出されるようですから、平成20年度についてはそういう地域の実情に合った転作率を設定していただきたいと考えているところであります。

   ちなみに今年の例を申し上げますと、ことし85ヘクタールに対しまして98ヘクタールですか、これも1割強ぐらいの過剰作付計画が農家から出ました。これを調整してくださいということで、最終的には若干の過剰ということで終わったようですが、その間には産地づくり交付金は全然出ないと、出ないようになるぞという話もありまして、産地づくり交付金については出なくてもいいから米をつくるということでまとめたわけです。そうしているうちにまた今度は中山間地交付金について、佐治村全体で約2,000万円出ないようになるというご指示がありまして、これには実に困りました。この中山間交付金については平成17年に対策が始まったわけですが、ここに持ってきていますが、県のパンフレットにもそういうような絶対条件には一つも書いてないわけですし、鳥取市がずっと説明してこられた中で、今までかつてそういう未達成、過剰作付した場合には交付金が出ないという話は全然なかったわけです。それが急に佐治町全体で出ないようになるというお話、最終的にはここにおられる市職員に来ていただきまして説明を受けたのですが、何か運用通知にそのように書いてあると言われるのですが、我々はそういう絶対条件は書いていない、今まで全然報告されていないことを条件に出る、出ないというのは、私個人も実際納得していませんし、私は、水田生産調整と中山間の交付金事業は別問題だろうと思っています。これが平成20年、結局あいまいな、結果的には今回鳥取市がクリアしたので佐治町がオーバーしても、この交付金は個人に交付することが絶対条件だそうですが、何とかクリアしたからよかったよかったということで終わっているのですが、根本的な話が解決されていないように思っているのです。特に平成20年以降、また生産調整が非常に難しくなるということで、大きな数字をいただくようになるのですが、これでは我々がやっている実行組合はとてもそういう調整する能力も、また責任もありませんし、とてもそういうことの中ではいいぐあいにやっていけないと思うのです。ですから、私は今言いましたように、生産調整と中山間、そういう本当にどういうことになっていますか。

   それからあくまでも個人配分で個人に、今年も個人配分の割り当てをオーバーした人には個人に対していけないということで、個人配分という制度はもともとなじんでいませんし、農家としても生産調整を、個人配分を受けたという感覚を持っていません。それなのに、個人配分が云々ということはもう少しいいぐあいに指示していただかないといけないと思っています。この辺をどういうように考えておられるのか。平成20年度以降どのように指導されるのか、農林水産部長さんにちょっとお聞きしたいと思っています。

 

(農林水産部長)

   いわゆる米の作付目標面積、裏を返せば生産調整の部分と中山間地域の直接支払交付金の関係ですね。手元にエリアごとの具体的な対比表を持ってきていないものですから、具体的な数字はちょっとわかりませんが、平成19年から米の政策改革に基づいていろいろな政策がとられています。それで、平成16年から18年までは合併調整によって、各地域の水田協ごとに配分をして、それぞれの水田協で配分率を決めて配分されていました。これを平成19年から水田協は全市一本にしたわけであります。それで配分方式、ぶっちゃけて言いますと転作率の考え方も全市一本でやるということです。それに基づいて生産者団体であるJAさんが作付目標面積を集落に言います。集落だけではできませんので、個人まで数量と面積を出すという形でしています。今年1年それでやってみました。確かにこの前、全体の水田協を開きましたが、佐治地域は若干オーバーしていました。全市で何とか調整して鳥取市として生産調整は達成したという形になります。

   それでこの前水田協で会議いたしまして、この1年やってみた成果を踏まえてどこに問題があったのか、各農家さんにアンケートをとった部分もありまして、多分アンケートにご回答いただいたのだろうと思います。中山間地のこういった小区画のところの部分をどうするのか、今年から飯米農家に対する飯米の確保、保有米の確保をなくしたわけですが、そうすると米を買って食べないといけない農家ができてきます。そこのところもどうするか。そこを各地域地域に地域部会を持っていただいていますので、そこに持って帰っていただいて課題をまとめて上げてくださいというお願いをしてきています。ですので、今おっしゃられたように、佐治ではとてもできないということであれば、また地域部会として、全市一本化した水田協の方に1年やってみた結果を持ってきていただきたいと思います。それを踏まえて来年度の配分をどうするか。そこをまた全市の水田協でやらせていただきます。

   産地づくり交付金のところについては、いわゆるベースになる部分、3,000円の部分、これはやはり達成が前提ですから、そこのところは出ないようになりますが、それから上の部分というのはやはりある話です。ここは大豆をあんまりつくっておられないでしょうが、地域の特産品の作物です。3,000円部分がなくなるだけで、あとは出ます。達成していれば3,000円部分も出る話でして、ここは集落の話です。

   それともう一つの中山間地の直接支払い交付金との話ですよね。いわゆる今地域地域で集落協定を結んでいただいて、その中でいわゆる生産調整計画、米の作付計画をつくられるということです。そこが未達成になると中山間の直接支払い交付金が出なくなります。そこのところは最初の制度のときからおかしいではないかと国には言っているのです。直接支払い交付金は、農地の耕作放棄地を出さないために維持していただくための、それに対して出すお金ですので、それと生産調整は全く別問題でして、当初から制度がおかしいと思っていますので、これはずっと国に向けて言っています。今回も県を通して国には物申しています。ただ、最初に計画を出しますよね。もしというときがありますし、そこいらは事務的な処理で不都合が生じないように、個別具体のところでやらせていただきます。担当係長と具体的に相談していただきたいと思います。やり方でできる話ですので、そこは個々に相談させていただきたいと思っています。

 

 ※転作の目標面積の設定などについての追加説明(農林水産部)

転作の目標面積の設定については、市水田農業推進協議会の意見を反映し、鳥取いなば農業協同組合が配分の方針を策定されることになっており、平成20年度の目標面積についても、各地域の意見をまとめた配分の方針が策定されるものと考えます。

 また、米の生産調整と中山間地域等直接支払制度との関連については、制度上不都合が生じているので、生産調整と直接支払制度との関連を削除していただく様、今後も県を通じて国へ働きかけていきます。

  また、事務手続きで、調整の可能な点につきましては、総合支所の担当者と協議を行ない改善してまいります。

 

(地元意見)

   はっきり言ってもらわないと、非常にあいまいではなかなか生産調整も進まないし、こんな不正確というか、みんなは失望していて、納得できないのですよね。

 

(地元意見)

   市長さんに、これは合併前から申し上げているのですが、前村長もしっかり念を入れておられると思いますが、今年の冬は大雪になるということで、これまでどおりの予算編成をしっかりしていただきたいということです。それから県の方に言いますと、昨日私たちは6名で消雪の管理、消融雪の管理、それから塩カリをまいたりするのですが、これまで低いところの塩カリばかりのところは費用を削るという申し入れがあったようです。そういうことにならないように、今年の冬を安気に過ごさせていただきますように、鳥取市にはしっかりとお願いいたしまして、とめさせていただきます。ありがとうございます。

 

(市長)

   今のお話にもありましたように、冬が迫ってきていまして、今日は前村長さんからも除雪をしっかり頼むよと念を押されたところでありました。今年はどうも厳しい冬になりそうに聞いていますので、確かにこの点は皆さんのおっしゃるとおりだと思います。まず除雪体制です。県が管理している幹線の国道の部分もそうですし、それから市道もそうだと思います。それからいろいろな施設の暖房の措置や除雪機関係のことなど、いろいろ除雪に関しては気をつけなければいけないところがたくさんありますので、これから来週にでもま会議を持って全庁的に冬の準備といいますか、そういったことを幹部会などで各部署部署に伝えていきたいなと、今考えています。冬の寒さや雪に負けないで健康管理をしながら過ごしていくことは、鳥取に住む者にとってはだれしも重要なことですので、市としても、冬が無事に越えられるようにいろいろな体制づくりに取り組んでまいりたいと思います。

 

※市道の消雪施設などについての追加説明(都市整備部)

市道の消雪施設は、業者へ維持管理業務を委託し、併せて地元へも軽微な維持管理を委託し、冬季における通行の確保を図っています。特に、バス路線である市道佐治中央線は、消雪施設の維持管理と併せて凍結防止剤の散布も予算措置を行い、地元へ委託しています。

   そのほかの凍結防止剤の必要な地域については、申し出により総合支所が配布し、地元で散布していただいています。

 

7 市長あいさつ

   終わりに当たってのごあいさつとしては、繰り返しになってもいけませんので、他のお話ですが、佐治を出たところ、用瀬のところの国道の狭隘な部分についてずっと県に話をしていますが、こちらの支所長さんも含めていろいろ関係者に働きかけをして、大分様子が見えてきましたね。今年度中におそらく関係者、権利者の皆さんの理解を得て、来年度に県の方も測量して整備にかかろうということを言っています。高速道路もできてきますし、そうした佐治の入り口のところの狭隘な部分の整備も少し見えてきたことを皆さんにご報告しておきたいと思います。これもできるだけ早くということになります。今は平成19年度ですので、平成20年度、21年度ぐらいですか、平成20年度に河原インターまで開通することになっていますから、そういった時期にできていることを私は強く望んでいまして、また毎年やっていますが、県にも働きかけていきたいと思います。

   道路が一つ大きな、我々の活動の大もとであると思います。それと当時に、さっきから繰り返し出ています地域コミュニティのことですが、各集落がこれから10年先どうなるだろうかという不安を持っているわけであります。そういったことについてやはり地域の中で話し合いをして、いろいろなことを考えていかなければいけません。先ほど梨園の話もありました。後継者探しもありましたし、UターンやIターンも話題になっていました。地域を元気にしていくためにそれぞれの地域の中で自分たちとしてこれまでやってきたことをどうやったらこれからも続けられるか、できるだけ隣近所の集落がいっしょになって力を合わせるといったことを含めて佐治としてまとまりを持ちながら、努力を重ねていっていただきたいのです。

また、先ほどから出ている地区公民館の話もそういう活動を手助けしていきたいのだというのが一つの大きなねらいとなっていまして、新年度からまた新しい体制をつくって、鳥取市の行政としてもしっかり連携をとりながら、皆さんの地域のまちづくり、村づくりを支えていきたいと考えているわけです。皆さんの声をさらにいろいろ聞いて、取り組みを結集していくことが必要だと思いますので、そういった意味でいっしょになりながらいい地域コミュニティができて、助け合いの実が上がるようにぜひよろしくお願いしたいと思います。

   地域づくり懇談会、今回はこれで終わりにさせていただきます。また来年も開催することにしています。また、いろいろな形で市の方に、あるいは総合支所にご意見を届けていただくなり、御相談をさせていただくなり、よろしくお願いしたいと思います。どうも今日はありがとうございました。