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平成16年 6月市議会定例会提案説明

 本定例会に提案いたしました諸議案の説明に先立ち、当面する市政の課題3点について、所信の一端を申し述べさせていただきます。
 第一に、市町村合併についてであります。 
 5月15日に鳥取県東部10市町村の合併協定書への調印を終え、5月17日の市議会臨時会におきまして、合併関連4議案について可決をいただきました。
 他の関係9町村のうち、8町村では、同日、同様に合併関連議案の可決をいただきましたが、残念ながら智頭町議会では否決されました。
 智頭町では、5月20日に、再度、合併関連議案を提案されましたが、前回同様、否決される結果となりました。
 智頭町からは10市町村による合併の枠組みを残していただきたいとの申し出があり、4月25日の住民投票で示された智頭町民の「合併の意思」を尊重し、6月20日の智頭町の町長選挙と町議会議員補欠選挙の結果など、今後の智頭町の動向を見極めたうえで的確な対応をすることを、5月29日開催の合併協議会の場において十分な話し合いのうえ、最終的に決定いたしました。
 今後とも、議会及び関係町村との十分な連携のもとに、11月1日の合併の実現に取り組んでまいります。
 市町村合併は、最大の行財政改革であります。
 市町村合併によるスケールメリット等を活かすことにより、人件費などの経費節減を図るとともに、より専門的で充実した行政サービスの提供や、より効果的・効率的な事務事業の執行を実現することができます。
 本市では、本年度を「行財政改革の年」と位置付け、新たな行財政改革大綱及び実施計画の策定に向けて、行財政改革推進本部のもとに行財政改革大綱等策定プロジェクトチームを組織し、併せて、有識者等からなる行財政改革推進市民委員会を設置して、取り組みを進めることにしております。
 合併後の鳥取市の行財政の中長期的な展望を踏まえ、簡素で効率的な行政システムの構築・運用を目指し、議員各位との連携を図るとともに、市民の皆さんの意見を様々な手法で反映させながら、市職員一丸となって、行財政改革を推進してまいります。
 次に、水道問題についてであります。
 浄水施設の見直しについては、これまで、見直し検討委員会、水道事業審議会において検討され、併せて、議会の場においても議論が重ねられてまいりました。
 また、検討の経過及び結論については、水道局だより、水道局ホームページ、市民説明会、そしてシンポジウムなどを通じて、市民の皆様に対し、できる限りの情報公開と情報提供に努めてまいりました。
 そして、昨年6月の市議会定例会の提案説明の中で、私は「鳥取市が安全な水を安定的に供給するためには、浄水施設の整備が必要であること、また、本市の浄水施設の基本的な方向として、膜ろ過法が最適であると考えているが、事業の実施に向け、実験を通じて、更に具体的な検討をする必要がある。」と申し述べました。
 その後、新たに、ろ過施設検討委員会を設け、千代川の水道原水を用いて、ろ過機能などの事業効果や、建設費、維持管理費などのコスト面から最適な膜の選択等について具体的に見極めるため、本年1月19日に膜ろ過システムの実験を開始するとともに、緩速ろ過についても2月2日から実験に取り組みました。
 5月16日の第3回ろ過施設検討委員会において報告された実験結果は、膜ろ過によるシステムが、水質面、クリプト対応面、高濁度水対応面において、十分なろ過機能が確認され、緩速ろ過システムよりも優れているというものでありました。
 この結果を受けての取り組みとして、膜ろ過方式のうち、本市にとって最適なシステムを決定し、今後の水道料金の見通し等を明らかにしたうえで、浄水施設整備に向けた取り組みを進めてまいります。
 第三に地域の活性化についてであります。
 これからのまちづくりは、市民と行政の協働によって成り立つことが基本であり、商店街などの地元関係者の協力を得ながら、中心市街地を再び市民生活の重要な拠点として甦らせなければなりません。
 中心市街地においては、各種の事業を同時多発的に推進することが、活性化を図るうえで効果的であるとの考えのもと、事業を実施してまいりました。 
 弥生にぎわい拠点の整備につきましては、TMOと本通り商店街振興組合が事業主体となっておりますが、国への手続きが完了次第、建設に取りかかり、平成17年3月のオープンを目指しています。
 本年7月には、中心市街地のまちづくり活動における、市民と行政の協働を具体的に推進する「中心市街地まちづくりプロデュース会議」を発足させ、任期付職員採用制度を活用して、新たに「まちづくりプロデューサー」を任命し、積極的な運営に取り組みます。
 更に、新規の起業者を対象としたチャレンジショップ事業を拡充し、TMOのほかに、新たに若桜街道商店街振興組合、鳥取太平線通り商店街振興組合の二つの商店街振興組合におきましても事業に取り組み、空き店舗を利用した中心市街地のにぎわいの創出を図ります。
 また、景気の低迷が長引いている中、合併市町村の地元商店街の活性化と併せて、消費者にとっても利益となる方策として、市商店連合会が、合併町村の各商工会と連携し、総額3億3千万円のプレミアム付き商品券、すなわち1割の付加価値の付いた商品券の発売を計画しております。
 これは、1万円の商品券を購入すると、1万1千円分の買い物ができるというもので、プレミアム部分につきましては、商店街と市とで1/2ずつ負担してまいりたいと考えております。
 チャレンジショップ拡充経費とプレミアム付き商品券の発行経費につきましては、今回の6月補正予算案に計上しております。
 中心市街地の活性化と同様、観光の振興につきましても、地域の活性化を図る上で、重要な課題の一つであります。
 本市には、日本一の鳥取砂丘をはじめ、温泉や新鮮な農林水産物など、豊かな自然に恵まれた観光資源が数多くあります。
 昨年12月に福部村と共同で設置した、鳥取砂丘の入込み客数カウンターの計測によりますと、今年のゴールデンウィーク期間中の鳥取砂丘への入込み客数は、実績値で8万6千人余りとなりました。
 これは、前年度の3万人に比べて約3倍の増であります。
 増加した原因は、今年のゴールデンウィークは5連休でまとまった休みが取りやすく、天候にも恵まれたこともありましたが、水森かおりさんの歌「鳥取砂丘」の大ヒットや、砂丘新発見伝事業の各種イベントによるPR効果が大きかったのではないかと考えています。
 このように、観光資源を十分に活かし、一人でも多くの観光客の皆様に鳥取を楽しんでいただくことが経済への大きな波及効果を生み、地域の活性化の源になると考えます。
 今年のしゃんしゃん祭は、40回目の記念すべき節目にあたります。しゃんしゃん傘踊りは、今や因幡地方各地はもとより、全国にも知られた踊りとなっており、愛好者も増加しております。
 そこで、期間を8月15日、16日の2日間とし、新たな企画も多数盛り込み、魅力あふれる盛大な祭りとして開催するよう計画しております。
 また、こうした取り組みに併せて、5月1日から、大阪事務所を開設し、専任職員1名を配置して、観光客誘致、コンベンション誘致を積極的に推進するとともに、関西圏との交流を促進してまいります。
 更に、かねてから協議検討を進めておりました、本市、商工会議所及び観光コンベンション協会の三者からなる、「観光戦略グランドデザイン推進会議」をこの度発足させることになりました。鳥取砂丘全体の整備構想の策定や、駅前足湯整備など、重要な観光課題に、官民が一体となって取り組む体制を整備したところであります。
 私は、観光客の倍増を目指す「交流観光都市・鳥取」の実現に向け、今後も戦略的な取り組みを強力に展開してまいります。
 「行くに径(こみち)に由らず」という言葉が論語にあります。
 事をするにあたって、大道をしっかり見極め、堂々と真正面から取り組むことをいいます。
 私は、この言葉に習い、20万都市となる鳥取市の将来を見据えながら、「市民の立場に立つ」「市民生活を大切にする」「まちに魅力と活力を」の政治信念に基づき、様々な課題に正面から取り組み、ふるさと鳥取の発展のために、微力ながら最善の努力を続けてまいります。
 それでは、提案いたしました議案につきまして、ご説明いたします。
 議案第64号は、一般会計補正予算でございますが、先ほど申し述べました諸事業に必要な経費などを計上したものです。
 議案第65号、老人保健費特別会計補正予算は、平成15年度老人医療費精算による返還金を、議案第66号、水道事業会計補正予算は、合併に伴う電算システム整備経費及び合併による給水区域拡大を視野に入れた長期経営構想の策定経費を、それぞれ計上しております。
 次は、条例等に関する案件です。
 まず、議案第67号は、公の施設の指定管理者を指定するにあたって、手続きに係る通則的な事項を定めるため、議案第68号は、地方公務員災害補償法の一部改正に伴い、議案第69号は、地方税法の一部改正に伴い、それぞれ所要の整備をしようとするものです。
 議案第70号は、船員手帳の交付又は書換え手数料を改定するため、議案第71号は、簡易水道の供用開始地区を加えるため、議案第72号は、非常勤消防団員の退職報償金の支給額を改定するため、それぞれ所要の整備をしようとするものです。
 議案第73号は、土地改良事業の変更に伴い、必要な議決を得ようとするものです。
 議案第74号から76号までは、いずれも専決処分事項の報告及び承認に関する案件です。
 議案第74号は、平成15年度一般会計及び特別会計の専決処分をいたしたものです。一般会計では、市債の決定や、地方交付税等の配分額の決定に伴う財源更正等を、特別会計では、市債の決定に伴う財源更正等をいたしました。
 議案第75号は、市税条例の一部改正について、議案第76号は、消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、それぞれ、専決処分をいたしたものです。
 次は、報告事項です。
 報告第1号は、平成15年度一般会計及び特別会計予算のうち、平成16年度への繰越の額が確定したため、報告第2号は、水道事業会計の配水管等改良事業について、繰越の措置をしたため、それぞれ、報告しようとするものです。
 報告第3号は、鳥取市土地開発公社をはじめとする、11の出資法人の平成15年度の経営状況について、報告しようとするものです。
 報告第4号は、市営住宅の長期家賃滞納者に対し、市営住宅の明け渡し等を求めるための訴えの提起について、専決処分を行ったので報告しようとするものです。
 以上、今回、提案いたしました議案につきまして、その概要をご説明申し上げました。
 ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。


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