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資源の再利用(コンポスト)について

 コンポスト化施設について

1.コンポスト化に至る経過

これまで鳥取県東部地区の集落排水施設汚泥は、し尿処理施設(因幡浄苑)で水処理、脱水及び焼却し、他の場所で埋め立てされていました。この施設は昭和46年に稼働開始した施設で、経年変化による老朽化、地下水を利用した(希釈処理)方式であり、地盤沈下等により更新時期を迎えていました。

平成6年度に鳥取県東部広域行政管理組合より、更新にあたって汚泥の処理方法及び運搬方法についてどうするかを、各関係事業者【農林水産省所管事業者(集落排水処理)、厚生省所管事業者(し尿処理)、建設省所管事業者(公共下水道)】で協議を行いました。

 


 

2.生活排水処理システムの合理化 

以前のし尿処理場のシステムはいったん水処理された集落排水汚泥を、し尿と混合し再度水処理していました。しかし、今後は集落排水・公共下水道の進捗により、し尿処理汚泥は減少し、集落排水汚泥等は増加していくことから、新しいシステムでは集落排水汚泥とし尿の汚泥と混合し脱水するシステムに切り替えました。

また、汚泥については、以前は焼却処分してきましたが、これを土づくり及びリサイクルの観点から、コンポスト化し農地還元する方向となりました。

 従来から、汚泥処理については、農地還元がいわれてきましたが、施設ごと、あるいは市町村ごとで実施することは、汚泥の引き抜き頻度、安定的な製造及び財政的な面からも難しいことでした。

 そこでこの取り組みでは、コンポスト施設の設置(建設)について、集落排水事業に関して鳥取市が5市町村(当時の15市町村)の代表となり、し尿処理事業を行う一部事務組合(鳥取県東部広域行政管理組合)と共同で施設(コンポスト)を設置しました。鳥取市を中心とする東部広域圏内(1市4町村)で取り組むことにより、安定的な原料供給と製造がなされ、さらに、財政的にも単独に作るよりも投資効率がよくなりました。

 このように、安定的な原料供給と製造、財政投資の効率化、環境保全と農地還元(リサイクル)を広域的に取り組むことになり、また、農林水産省と厚生省の共同事業により相互のノウハウを補完するということで、相乗的なメリットが図れるようになりました。

 


 

3.各施設の建設場所

し尿処理施設(因幡浄苑)は、秋里地内にスクラップアンドビルト方式で建設され、一方、コンポスト施設は、秋里のし尿処理施設から西へ約12kmにある伏野地区、鳥取県東部圏域リサイクル体験ゾーンである旧不燃物(一般廃棄物)処理場跡地に設置されました。

 


 

4.事業主体の考え方

(1)設置(建設)に関して

コンポスト施設の設置に関して、農業集落排水施設も含めて一部事務組合を事業主体にすると地方自治法第284条により、今後の農業集落排水事業はすべて一部事務組合の事業となり、市町村は事業主体となって農業集落排水事業ができなくなります。

したがってコンポスト施設の設置(建設)については、 農業集落排水事業に関して鳥取市が5市町村(当時の15市町村)の代表となり、し尿処理事業を行う一部事務組合(鳥取県東部広域行政管理組合)と共同で設置しました。

(2)管理に関して

農業集落排水事業の事務の一部としての管理(限定)を移管された一部事務組合(鳥取県東部広域行政)が施設の運転管理を行い、『いなばコンポ』の製造元となり、販売は鳥取いなば農業協同組合に全量委託しました。『いなばコンポ』は、平成12年10月1日普通肥料として登録済みです。

 


 

 5.施設の内容

 コンポスト施設能力

計画処理能力

10.35t/日(し尿処理汚泥5.27t/日、集排処理汚泥5.08t/日)(含水率75%)

製品製造能力

約3t/日(含水率35%)

コンポスト施設計画にあたっては、公害防止基準を満足することはもとより、周辺地域の環境と調和を十分に図るべく機器をすべて密閉式とし、経済的、合理的な計画を基本とし、整備を行いました。また、コンポスト製品の保管として、6ヶ月分の製造ストックができる計画としました。


 


 

6.課題および将来展望

(1)コンポストの成分

 まず農地還元が可能かどうか、コンポストの原料なる汚泥の成分試験及び溶出試験を実施し肥料成分及び重金属等を把握し安全性等を確認しました。現在はコンポストの原料となる脱水ケーキ並びにコンポストについて試験を行っています。溶出試験の結果、重金属等は規制基準値を満たしています。肥料取締法により特殊肥料として鳥取県に届け出し平成11年4月23日に受理されましたが、法の改定により普通肥料として平成12年10月1日付で登録しています。

(2)販売計画

 製品の販売は、JA鳥取いなば農業協同組合に全量を委託し、平成12年1月より予約販売と店頭販売の2種類の販売形態で行い、店頭販売はJAグリーン(JAのホームセンター)で行っています。

(3)利用体制作り

 コンポスト化施設の円滑なる整備とコンポスト製品の農地還元の利用促進を図るため、専門委員会を立ち上げました。現在は、それぞれの機関にお任せしています。

(4)コンポスト製品の名称

 コンポスト製品の名称については名称を親しみやすいものとするためとコンポスト製品に対す認識を深めていただくため、名称を一般公募で行い応募数436点のうち、名称は「いなばコンポ」となりました。

(5)住民へのPR

各種イベントにおいて住民へコンポスト1kg袋の無料配布、リサイクル農産物の試食及びアンケート調査、リサイクル農産物の直売を行っています。また市報等を使い、コンポストについてのPRも行っています。

(6)汚泥の性状

 よいコンポスト製品を作るためには、放流水質の管理のみならず引き抜き汚泥が適正に管理されているかどうか調査、分析を行いました。

(7)汚泥の利用促進

 現在、コンポスト製品の販売はJAいなば農業協同組合に全量を委託していますが、確実に完売できるようPR等を続ける必要があります。また、製品の施用効果及び重金属の蓄積を把握するため、今後引続き実証試験を行う必要があります。また”人間の排出物によるコンポスト製品”のイメージを改善することも課題のひとつです。

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「コンポストセンターいなば」

コンポストセンターいなば

 

 画像は、こちらからダウンロードできます → 「コンポストセンターいなば」(JPG:707KB)

コンポストセンターいなばフロー図

 画像は、こちらからダウンロードできます→ 「コンポストセンターいなば」フロー図(JPG:319KB)

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「いなばコンポ」について

いなばコンポ

いなばコンポ

 

 画像は、こちらからダウンロードできます → いなばコンポ1(JPG:370KB)

                                                              いなばコンポ2(JPG:346KB)



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