平成17年度鳥取市政懇話会 全体会議事要旨

日時:平成18年3月29日(水)午後3時50分〜午後5時

場所:鳥取市役所6階全員協議会室

○司会 部会で白熱した御議論をいただきまして、若干時間が過ぎてしまいましたが、ただいまより市政懇話会の全体会を開催させていただきます。企画調整課の課長をしております羽場と申します。よろしくお願いいたします。お疲れのところではございますが、全体会を始めさせていただきます。初めに、八村会長からごあいさつをいただきまして、引き続いて議事の進行もよろしくお願いします。

○八村会長 開会が少し遅れまして、それだけ部会の皆さんの御議論が熱心だったということだと思います。きょうは年度末のまた雪が降ったりして出にくいところをお集まりいただきありがとうございます。

本年度最後の市政懇話会の全体会でございます。この1年間、皆様に大変お世話になり、いろいろ議論を重ねていただきました。4部会がそれぞれのテーマを決めて議論をしていただいたわけですが、地域づくり部会では新市一体化の方策について、それから教育福祉部会ではモラルやマナー、ルールを大切にする風土づくりなどについて、産業振興部会は産業施策についての現状、課題などについて、文化観光部会は文化観光を考える視点についてなどということでした。

きょう、この1年間議論をしていただいた部会の結果を御報告いただきます。それぞれの部会で市長さんや市の幹部の方々と意見交換をしていただいたわけですが、この部会での議論をぜひ今後の市政に生かしていただきたいと思いますし、生かしていただけると思います。また、来年度から第8次総合計画がスタートします。この8次総の中にも皆さんの御意見が反映をされている部分もあったと思います。多くの市民の皆さんの御意見が反映されて、この8次総ができたわけですが、今後、鳥取市の当面の問題としては、合併をした新鳥取市がいかに合併してよかったと、合併の効果をいかに上げていくかということが一番大きな課題なのかもわかりませんが、また皆さんの御意見をまとめて着実に実行していただきたいと思っております。簡単ですがごあいさつとさせていただきました。

それでは、早速議事に入らせていただきます。まず、第1部は各部会の報告をいただいて、意見交換に移らせていただいて、大体5時前に、御議論を終えていただくという予定で進めさせていただきたいと思います。

それでは、まず地域づくり部会から御報告をお願いします。

<地域づくり部会>

○木村部会長 では、地域づくり部会の報告をさせていただきます。

まず、地域づくり部会につきましては、平成17年度のテーマを新市一体化の方策について、本日を含めて3回部会を開催いたしました。第1回目は皆さんから一体化の議論がいろいろ出てまいりました。2回目はその一体化の中でちょうど第8次総の総合計画の策定の時期と並行した関係上、風土資産の調査の結果をもとにしまして、新市の一体化の実現のためにはどういうことに取り組むべきかを議論をしたところでございます。そうした経過の中で、まず出てまいりました主な意見として6点ほど整理をさせていただきまして、ございました。

まず、1点としましては、いったい新市の一体化というのはどういうことであろうかということをいろいろと議論し、必ずしも画一化、均一化あるいは平準化とか、そうしたものと、そうでないものに分けて考えるべきではないかということが一つございました。それでは一体化するためには、それぞれ各地域が持っている個性を生かしながら継続発展をし、それが新しい鳥取市にとって市全体が一つの大きな流れを作っていくのではないかということで、お互いがそれを認めていく方向をとるべきではないだろうかという意見が出ておりました。

さらには、その各地域にいろいろ埋もれている優れた文化や芸術など、そうした風土資産を掘り起こしながら情報発信をしていくことも必要ではないかと、一体化として議論するべきものではないかということも出ておりました。

それから、具体的に新市の一体感を醸成するためにはどうしたことを進めるべきだろうかということがございまして、何と申しましても、新市にとって一体感を醸成するには、やはり新市のキャッチフレーズが要るのではないだろうか、あるいはキャラクターをつくる必要があるという御意見が出ておりました。

また、もう一つは傘踊りとかしゃんしゃん祭や、そうしたそれぞれ地域によっては独自の祭りも実施されておるわけでございますので、それを連携して大々的な祭りを開催する必要がある。場合によっては鳥取市全体が何月にはどういう祭りがあるとか、年間を通してそれぞれPRしていくことも必要ではないかということも出ておりました。

5番目としまして、何と申しましても砂丘、これは鳥取市が誇る資産であろうと。今、市民の皆さんが一斉清掃に力を入れておいでになるということで、地域の人がその地域を守っていくといったものが、これからの魅力ある地域づくりの一つの大きな要素ではないかということから、市民の皆さんが砂丘を一斉清掃しているものを全国にアピールできるものではないかということ。それを通じて、一体化をより進めていくということになるのではないかということがございました。

最後の6番目としましては、市民の皆さんが実施している祭りだけでなく、広く鳥取のよいものをPRしながら、全国から観光客に来ていただくということで、一つ大きなイベントを考えてみる必要がある。仮の名前といたしまして、風土資産博覧会のようなものをやったらどうかということでございました。

では、それをどう具体化していくべきであろうかということで、整理しまして、短期的に取り組むものと、あるいは中・長期的に取り組むもの、また期間を限定しないで取り組んでいくものに大きく3つに分けて整理をさせていただきました。

短期的に取り組むこととして砂丘を核として他の地域と連携した何らかのイベントなどの仕掛けをしたらどうかということがございました。

2番目は、鳥取市が大々的に行っております砂丘清掃という一つの自然保護と申しますか、郷土が誇る資産を市民の一人一人が大切にしようということで、一つの例として清掃というものがなされている。これをもう少し大々的に行ったらどうか。例えば鳥取砂丘を含む海岸線をすべて一斉に清掃したらどうかということがございました。

それからまだまだ地元の人自身も知らない風土資産というものはたくさんあるわけでありますので、それらを中心として風土資産スタンプラリーのようなものを開催したらどうかといったことがございました。

それから中・長期的に取り組むものといたしましては、鳥取風土の資産博覧会といったものを行って全国に鳥取をアピールすることも考えてみるべきではないかと。

また、2番目といたしましては、まだまだ郷土にいろんな魅力あるものがあるのではないだろうかと。そうしたものを何とか引き出す仕組みを作ってみてはどうかということでございます。

それから期間を限定しないで取り組むことについては、一つは傘踊りの祭典など、市民の皆さんが参加、観賞できるイベントを開催していくこと。それからもう一つ、新しく制定されました市民歌や市の花を新市として一体化に生かす方策を検討すべきではないかということであります。

もう一つは、意見でも出ておりましたように、新しい市にキャラクターなりキャッチフレーズ等を作っておく必要があるということであります。

もう1点は、これから県外の多くの方々に鳥取に来ていただくためには、お見えになった方が歓迎されているという雰囲気を持っていただけるものをつくり上げていく必要があると。これは私たちの、地元にいる人たちの責任ではないだろうかということで、そうした雰囲気を作っていく必要がある。

それから最後になりますが、県外から鳥取にお見えになる方々が円滑に目的のところに行っていただける方策、例えば道路標識の統一化を図る、町内の案内をわかるような形にする、あるいは乗り物の案内など、スムーズにこの地域をめぐっていただけるものを統一して考えていく必要があろうかということです。

以上が地域づくり懇談会として整理をさせていただいたところでありますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)

○八村会長 ありがとうございました。それでは、続いて、教育福祉部会、御報告をお願いします。

<教育福祉部会>

○三谷部会長 教育福祉部会ではきょうの会議をあわせて5回皆さんに集まっていただき、いろいろと協議、検討、提言をしてまいりました。教育部会では先ほどもありましたが、モラル、マナー、ルールを大切にする風土、人づくり、それと教育力、学力の向上のための教育の充実、そして教育に関することと、福祉、人権に関することが私たちに与えられたテーマでございました。

最も大きな問題は教育問題でございまして、現状を見ますとさまざまな課題が累積しております。学校内のいじめ、虐待、家庭内暴力、また子供たちの安全な学校教育、そういう子供たちの周りにあるものが非常に悪化していると、一方でモラルやマナー、ルールの低下が顕著となっていますし、不名誉なことには青少年の犯罪がまた人工中絶率が全国でもトップというデータも出ておりますし、理数系の学力の低下などたくさんの問題が出ております。こうしたことをどうしたらいいだろうか、どういう方法があるだろうかということを中心に話し合ってまいりました。

まず、子供を育てるには家庭教育が一番大切ではないだろうか。それと一緒に地域、学校など子供たちの教育に中心となるべきものがしっかりと連携して、ネットワークによる推進をしていかなければならないということは、皆わかるのですが、一つ一つを取り上げたときに本当にこれをどうしたらいいだろうかということがたくさん出てまいりました。公民館を充実したらどうだろうかとか、もっとボランティアを活用したらどうだろうか、それからNHKの報道でもありますように、課外授業、出前授業などをもっと子供たちの教育の中に入れたらどうかということがたくさん出てまいりました。

そして、家庭教育の充実では、社会で生きていく上でのルールが家庭で放任されている、構われていないという家庭環境が多いのではないだろうか。そういう意味では家庭の日を設置して、親子がしっかりと話し合ったり、親子が楽しいことを共有することも大切ではないだろうか。そうした一つ一つが明るい市民社会の形成につながるのではないかということも出てまいりました。もちろん義務教育の充実という面は一番大切なことで、学校での教育、先生の教育力向上、そして学力低下や軽犯罪を起こす子供、また不登校の子供たちに対するケアも、専門員を設置して対応してほしいということも出ております。

また、幼児教育の充実、地域教育の充実も非常に捨てておいてはいけないことでありまして、もっともっと市民全体が取り組んでいかなければならないのではないだろうかと話し合いました。

先ほど最後の会のときに、教育長さんからそれぞれ領域分野があって、親の責任の範囲、また学校の責任の範囲、地域の責任の範囲があるから、そういう場所場所でしっかりと責任を持った取り組みをすることが大切であるということもお聞きしたとこですが、私たちはできるだけのことをこれからもしていく、市民全体が子供たちの教育に取り組んでいくことが大切ではなかろうかと思っております。

次に、福祉の問題ですけれども、これも非常に広い範囲があります。今、一番盛んに言われていることは高齢者に対する福祉政策でございます。自助、共助、公助、自分で自分が自立していく、また地域でともに助け合う、また公はできるだけ手を差し伸べていただけるところで差し伸べていただく、一人一人の老人が鳥取に住んでいてよかった、鳥取は本当に私たちを安心した生活の中に入れてくれるところだと言われるような地域の働き、市政の働き、また家族、地域などが力を合わせていかなければならないということです。地域の中で高齢者が集まって話ができたり、心が豊かになれる場所も必要ではないでしょうか。公民館また隣組、そうしたところでの連携が大切ではないだろうかということを話し合ったことでございます。

また、福祉問題では子育て支援の問題があります。私たちは次世代をどうして育て上げていくのか。これからの鳥取市を子供たちにどう託していくのかということも大切な問題だと思います。先ほどの学校教育の問題と重複するところもありますが、子供たちが本当に鳥取に生まれて幸せだったという鳥取市になっていくように、大人が福祉問題にもかかわり、そして子育てにも皆が力を出し合うという環境づくりが大切ではないだろうかということでございました。

また、今、防災の政策が出ており、防災マップが配られたのですが、弱者に対してもっともっと心をかけていく、視点を向けていくことが大切ではないだろうか。災害弱者からの視点で防災マップも作ってほしいということが出ておりました。やはり市民と直接連携し、啓発していかなければならない問題が多いのではないかと考えております。

最後に、人権についてでございます。今、いろいろ言われておりますが、男女共同参画の問題にもいろいろな意見があります。もっと女性の視点が大切であるから、いろいろな部署で女性が力を発揮していく、政策形成段階とか、また委員の就任などもっと女性の発言、女性の考えが出されていかなければならないのではないか。でも、これからはただ出るだけではなくて、本当にそれぞれがしっかりと地についた学びをして、視野を広げて、そしてある場所に出ていく女性となって育っていかないと、女性自身も学んでいかなければならないなという反省も込めて、女性もどんどん出ていく。しかし女性が出ていくことはもちろん大切なのですが、先ほど家庭教育が大切と言いましたが、本当にただ出ていく女性だけを応援するのではなく、家庭でしっかり次世代の子供たちを育てている主婦、専業主婦にもしっかりと日を当てて、光を当てて、充実した生活、充実した子育てができる環境支援をしていただきたいなと思っております。まだいろいろありますが、また意見交換がありますので、きょうはここまでで報告とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

○八村会長 ありがとうございました。それでは、続いて、産業振興部会お願いします。

<産業振興部会>

○清水部会長 産業振興部会としましては、商業、工業、それから農林漁、それぞれ項目別にいろいろと検討させていただきました。詳しいことは8次総の基本構想の中で、第3章の9番と10番、それから第4章の3節などに詳しいことは出ております。それからまた、基本計画にも第3章の第1節、2節で、この産業については詳しく載っております。

いずれにしても、この産業というのは雇用とそれから税収入につながる大切な物づくりの産業でございます。それが今、商業関係でいきますと、郊外型の大型店舗の進出によって、中心市街地の若桜街道、智頭街道などに空き店舗がふえつつある。何とかその空き店舗を活用する方法、またはチャレンジショップ等で中心市街地をにぎやかにして、空き店舗利用をどうしたらいいかということについて、郷土芸能館、街頭スクリーン、物産館、朝市など、要は総合的な地域振興ゾーンをこしらえていろいろなイベント等をやっていく必要もあるのではないかということが出ました。やはりこの中心市街地のネックとしては、駐車場の確保が重要なポジションになっております。これを解決していく方法をとっていただきたいというのがあります。それから、子供連れでも老人でも歩行者みんなが、安全で快適な、明るいにぎやかなまちづくりが商業界には一番必要になるのではないだろうかと。今、ようやくまちづくり3法の見直しが政府の中でも出ております。新たな法律ができたようですが、これからそういう効果が出てくれば助かるなと思います。

それから工業では、やはり製造業、中国ほか海外シフトが物すごく進んできて、工業の企業数なんかも減ってきております。それを何とかカバーするために、三洋電機さんほか、鳥取にはノウハウの蓄積というものがたくさんあります。そのノウハウを生かして、新しいハイレベルな商品開発、製品開発等にこれから力を入れるべきということがありました。

また、鳥取市では今、産官学連携の推進が順調に進んでおります。鳥大、環境大学と民間の企業とがタイアップして、今、特に目立っておりますのが用瀬電機さんが鳥大の大槻先生とのウイルスの防じんマスクということで、これがまた杉花粉にも効くということで、12月、1月は月間大体15万枚から25万枚ぐらいの販売があり、3月になると俄然増えて、今80万枚から大体100万枚ぐらい受注が入ったということで、この間生産工場が鳥取にできないかなあといったこともあったのですが、要は産官学の連携の製品が商品として世の中に出るという効果も出てきておるのではないかと思います。

団塊の世代がこれから卒業されます。匠の技をできるだけ鳥取に保管する形も必要ではないかということで、その匠づくりのグループ、それからまたデータの確保なども今しているところでございます。

新たな農林漁業のスタイルの構築ということが出ておりました。いわゆる集落営農のマネジメントの体制の確立、それから地産地消の食育の充実、特色あるグリーンツーリズムの展開、ビジネスとして成り立つ農業の構築、都市と農村との交流による産業振興のプロデュース、また農業では比較的女性の出番もあるのですが、林業、漁業にも女性就業者の起業支援などが必要になってくるのではないだろうかと。できるだけ付加価値をつけた販売戦略を今後作るべきではないだろうかということも出ておりました。 それから、これをトータル的に、商業、工業、農業、林業、漁業、人材づくりが大切になってくると。特に工業等では技術、ノウハウを伝授するような総合的人材育成の環境整備並びにリーダー育成なども必要になってくるのではないだろうかと。また、起業、創業支援の充実。それから、優秀な人材が鳥取にはおられます。ただし、家庭環境等で子育ての環境にも力を入れてもらって、十分に働いていただける施設も必要になってくるのではないだろうかということが出ました。

あとは中期的には、2009鳥取自動車道が開通する見通しが出てきました。ようやくもうあと3年で隣接県ほか関西圏、中部圏に打って出る体制が出てきます。今からそれに対しての交流や特に姫路や岡山県、それから関西圏などに対して、地場の企業と向こうとの交流が今後必要になってくるのではないだろうかと。また、農林漁でも付加価値をつけて早く商圏の関西圏、中部圏に製品を送り出す体制も必要になってくるのではないだろうか。この距離感等では物すごく短くなるのですが、鳥取のPRがまだまだということで、PRもこれから必要になってくるなと。やはり関西圏も必要なのですが、南北軸の方もこれから見逃せないと、いわゆる鳥取と岡山、それから香川、高知、いわゆる南北軸もビジネスの範疇の中に入ってくるのではないだろうかということも出てきました。

この新鳥取市になりましたら、田舎圏が結構あります。そこでオンリーワンの産出、いわゆるその地域で何か特徴のある、できるだけいいものを見つけ出して、それをビジネスにのせるような体制が必要になる。また、この地方での暮らし方のコーディネートの体制なども必要になってくるのではないだろうかと。また、いろいろな豊富な自然の食材等をブランド化して、PRして販売につなげていくことが出ておりました。

2009年、鳥取自動車道ができましたら、誘致企業にとっての条件がそこで整ってきます。それを生かして、やはりすそ野の広い企業誘致も必要になってくるのではないだろうかということで、もう既に鳥取市では大阪事務所に次長級の方が行って、企業誘致に向けた動きをしていただいていますが、産業の中核となる企業誘致も必要になってくると。高速道に合わせてそれをやっていくべきだという意見も出ております。

以上で終わらせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)

○八村会長 ありがとうございました。それでは、最後になりましたが、文化観光部会お願いいたします。

<文化観光部会>

○山本委員 何か以前、大黒様を抱えて出てから、早くも幾歳月という感じで。

文化観光部会につきましては、いろいろとやらなくてはいけないと思われるようなことがいっぱいありまして、大体毎月のように部会を持っておりまして、やはり現場を見ないといけないということで、例えば鹿野、河原、用瀬に実際行って、食とか温泉などいろいろと、単に見るだけでなく体験もしてきました。

それから8次総につきましては、第3章の交流と文化によるまちのにぎわいづくりと地域を支えるものづくりというところに大体まとまっておりますので、またそれも御参照していただければと思います。

それで文化観光部会につきましては、項目としては、民間と行政の役割分担、ガイドの育成、情報発信と施設整備、市民への期待、集客の工夫ということで話し合いを行いましたが、既に地域づくり部会での来庁者への歓迎のこととか、産業部会で先ほど言われた中心市街地の活性化や、グリーンツーリズムなど、非常に観光と関係していることが多いので、重複になるかもわかりませんが、その点は御理解ください。

それで特に観光につきましては、2009年に姫鳥線がオープンになりますと人、もの等の大変化が起きてくると。これは来られる方もありますが、外へ出る人もかなり多いということ。もう1点は、むしろ、先ほど中心市街地のことも出ましたが、より大型店ですとか、全国チェーンという店が鳥取に入ってくることも顕在化してきますので、そうしたことを想定しながら、どう考えていくのかということを検討いたしました。

1番目、民間と行政の役割分担につきましては、やはり民間でできることと行政がやるべきこと、そして市民と行政との協働ということが必要ではないかということですが、どうも往々にして例えば米子の気質と鳥取の東部の気質と比べますと、東部の気質はどうも行政依存が非常に強いということで、ただこれを待っていますと本当に他県から全国チェーンが入ってくる可能性が高くなっている状況で、本当に「煮えたら食わあ」ではとてもではないが生き残っていけませんよということもあり、逆に民間の自助努力をもっと強化すべきではないかということも話し合いをしました。具体的に言いますと、産業道路に今、京都からある豚カツ屋さんが出ているのですが、これがどうも鳥取市内にチェーン店化するらしいということもあり、また旅館、ホテル等も出てくる可能性もありますので、特に民間は自助努力を非常にすべきではないかということも出ました。

2番目、ガイドの養成につきましては、皆様御存知と思いますが、これは既に観光大学とい形でガイドを養成するということもございますし、例えば子供さんにも鳥取のよさをもっと知ってもらうということで、それがまた誇りづくりにもなるということで、こうしたことももっと考えて実践していくべきではないだろうかといったことも話しました。

3番目、情報発信につきましては、この情報というのもただ単にパンフレットを見て、そしたら行きたいと思われるかといいますと、やはりそうではなくて、実際いろんなメディアを使うとか、これは福本さんの案ですが、例えばNHKの朝ドラで湯布院を舞台にしたのがありますが、鳥取も三木露風という方の「赤とんぼ」の由来もあるのだから、そういうことで朝ドラにのせてみてはどうだろうかなという御提案がありましたし、それからこれは県ですが、例えば電車を借り切って一日鳥取県というちょっとインパクトのある広報もされていますし、特に鳥取はふるさとというイメージが強いわけですから、都会の生活に疲れた方々に「ほっとするよ鳥取県」という形で来ていただくような、ターゲットごとの情報発信は必要ではないだろうかという話もいたしました。

4番目、施設整備につきましては、これは往々にして市民の利用という視点が多いのですが、やはり県外の方にもきちんと楽しんでいただけるような想定をもっと考えておく必要があるのではないだろうかなという話もいたしました。

5番目、市民への期待ということですが、先ほど言いましたが、旗を振る人が少ないとか、煮えたら食おうということを言っていますと、本当に大変な状況になっています。というのが、この前、米子や宍道湖と行っていたのですが、もう今、中海圏ということで、出雲、松江、安来、米子、境港、大山が、何と神話、妖怪、人、自然、日本のふるさと鳥取という形で情報発信しておりまして、これ一体鳥取はどこにどうなったのだという話で非常にびっくりしましたが、実際境港にしても昨年の「妖怪大戦争」で、50万人の集客が85万人になっています。ですから、そうしたことも重層的に考えないといけないです。市民への期待から若干外れますが、本当にこれは一人一人が、特にお店もそうですし、姫鳥線が開通したら人が来て万々歳だなんてことより、もっと危機感を持っていただかないと、より中心市街地などの空洞化が進みます。期待というよりも危機感をもっと持っていただきたいなと思っております。

6番目、集客の工夫につきましては、パンフレットなどもいいのですが、やはり口コミが一番強いということで、特に女性の方は、あの温泉よかったよとか、1,000円であそこのお店はすしとてんぷらとデザートがついてコーヒーもついてよかったよということが非常に口コミで広がっております。それを応用すると、例えば鳥取市に20万人おられて子供さんが5万人ぐらいだとしますと、あとの15万人が口コミで4人に広げていけば60万人の方によかったよというのが広がるわけです。そうした集客の工夫ももっと必要ではないかと思います。それと、ぶらっと鳥取500選というとも想定しているのですが、それは実は前回、ふるさと麒麟回廊ということで大国主の歌だとか、神話へのみち、万葉へのみち、32万石へのみち、童謡・唱歌へのみち、民芸へのみち、放哉へのみちということで発表させていただきました。本当にきちんと県外の方が来られたときに楽しんでいただくメニューづくりを残された数か月で我々の部会としては作っていって、より実践的な対応をしていきたいと考えております。それがしっかりと固まっていきますと、2009年の因幡の祭典ということで、倉吉エリアと兵庫の北側とも連携しながら、それを展開していくというホップ・ステップ・ジャンプを我々としては想定しているということでございます。以上です。(拍手)

<質疑応答>

○八村会長 ありがとうございました。

以上、4部会からそれぞれ17年度の協議内容や御意見を報告していただきました。

それでは、皆さんの方から報告に対しての補足あるいは御意見などがありましたらいかがでしょうか。こういうことを補足したいということでもいいですし。特にございませんか。時間が十分なかったから報告された方も非常に苦労されたと思いますが、いかがでしょう。どうぞ。

○委員 産業関係の部会で農産物の地産地消のところでお話がありましたが、確かに海の幸、山の幸、農産物、鳥取は大変ブランドのいい素材は持っているのですが、問題はそのマーケティングだと思います。なかなか栽培農家の方、あるいは漁業者の方等々はそれをいかにして市場に供給していくかと。例えばパッケージデザインの開発、あるいはマスコミ関係へのせるプロモーション、思いつきはあれども、いいアイデアもなければ資金も対応できるだけのものがない。こうした初期のマーケティングの立ち上がりについての支援体制といいますか、新鳥取市内の農産物の市場開拓のための支援体制の方策があわせて必要ではないだろうかと思います。何人か鳥取市内にそうしたデザイン関係、プロモーション関係の専門知識を持った方もおられますが、そこらあたりひとつ特に商工指導団体等々の方で何かいい方策をしていただければ、より鳥取県の農産物の市場開拓に弾みがつくのではないかなと。決して私はあれもこれも市役所や県にしてくださいというわけではありません。そこをさらに議論を深めていただいたらいいのではないかなと思っております。

○八村会長 ありがとうございました。

○清水部会長 ありがとうございました。実は2番目に、2009鳥取自動車道開通に向けて、この産業部会としてどう展開していくかというテーマが出ました。これは平成18年度のテーマになっておりますので報告はしなかったのですが、一応農林水産の関係にしても、農産物加工品の販売、ブランド化戦略の構築ということで、特にJAさんの場合でも農産物加工施設の整備と、また加工品の販路確保のためのブランド化の戦略を構築する必要があるということで、そうしたテーマに向かって18年度は検討するということが部会の中でも出ております。

それから、特に工業の関係でも、製品はできるがなかなかそれが商品にならないと。これはやはりマネジメントにつながってくるのではないかなという感じがするものですから、関西圏や中国地区等でイベントほか産業フェア、展示会などに鳥取のものが出て、それに参加して、そこでPRをしてという販路拡大のアクションをいかに起こしていくかということが、18年度から一番の大きな拡大策が必要になるということを部会でも議論しております。新年度に向かってそうした動きをさせていただきたいと思っています。

それから一つだけ、先ほど報告の中で漏れていたのが、この物づくりはなかなか息の長い物事です。それできょうは教育長さんもお見えですので、小学校、中学校からこの物づくりに対する意識の高揚、それから実験とか工作とか、物づくりって楽しいなあ、おもしろいなあ、それで興味を持つような教育が必要になってくるのではないかという意見も出ておりましたので、報告させていただきます。

○八村会長 ありがとうございました。

そのほかに何かございませんでしょうか。

○委員 提言への賛同なのですが、観光部会の福本さんの提言というお話がございましたが、NHKの朝ドラというのは地域をPRする全国発信の場としては大変よい機会であると私も常々、朝ドラを見ながら思っていることです。ぜひプロジェクトチームなどを立ち上げていただいて、朝ドラに取り上げられるような企画を作っていただけたらと思います。

○八村会長 ありがとうございます。これはお願いをして、一言ありますか、福本さん。

○福本部会長 頑張ります。

○八村会長 そのほかございませんでしょうか。ないようでしたら、皆さんいろいろ御意見をお持ちだと思いますが、後日市の方に御提案をいただければと思います。以上で議事を終わりたいと思います。どうも本日は長時間、それぞれの部会、全体会で御熱心な討議をいただきまして、本当にありがとうございました。以上で終わります。

<まとめ>

○司会 八村会長、ありがとうございました。

それでは最後に、市長の方からごあいさつを申し上げます。

○竹内市長 失礼します。市政懇話会は合併後の立ち上げでございましたから1年半、こうして御議論を重ねていただきました。その中で4つの部会それぞれにテーマを定めて、最初は8次総について御議論をいただいたのが16年度でございましたが、17年度は新市の一体化、教育問題、商業、物づくり、あるいは文化観光の中での様々なテーマがございました。大変ありがとうございました。

初めは100人委員会を開催して市民の皆さんの声を聞くということで、鳥取市政において市民の皆さんのいろいろな提言をいただいて、いわゆる改革を進めてきたところです。合併を機に従前から市政懇話会という仕組みがございましたので、これを立ち上げさせていただいて、新たに合併した地域の皆さんの御参加もいただきまして、鳥取市の有識者等の皆さんの意見をいただく会としては一番高い位置づけを持った会として、この市政懇話会を開催させていただいてきたわけでございますが、各部会でそれぞれ自主的な運営の中で議論を深めていただきました。

今日お聞きした内容は多岐にわたりますので、私もここで集約してお答えするという準備が十分にございませんが、やはり特に合併後の鳥取市を発展させていくための様々な提言がありました。そうした中で、鳥取風土資産博覧会というお話も地域づくり部会で出ておりましたが、これは新市の一体化に寄与するという観点からの提言でございました。風土資産という各地域が持っている伝統文化的なもの、あるいは観光的な魅力等々を地域に即した特色をお互いに理解をし合いながら、理解を深めながら、それをまとめてひとつアピールしようではないかと。お互いが市民共通の資産として認識しながら、博覧会というような形で盛り上げていこうではないかと、これが地域の一体化につながるのだという視点を打ち出していただいておりました。

これは文化観光部会も、産業振興部会も、鳥取自動車道に伴う大きな変化をとらえて、観光の振興や産業の振興と結びつけて地域を活性化していこうという考えは、いわばアプローチは違いますが、同じ一つの提言につながっていくものと認識をいたしました。いずれにしても、合併を機に新しいスタートを切った鳥取市にとりまして、高速道路の開通は新しい時代を迎えるものであり、それをうまく生かしながら、地域の発展を図っていく。そして同時に、お互いがお互いの地域をよりよく理解し、尊重し合うという意味を含んでの一体化を図っていくといったことができる、そういう提言を通じて一つの方向性が浮かび上がってきているように思います。

それとあわせて教育福祉部会における人づくりの問題、これの重要性も多くの方が深刻な事態を迎えているという認識とともに、重要な問題になっているわけでございます。幼児教育の問題もありましたし、教育問題として幅広く御議論をいただいて、提言もいただきました。家庭の日といったお話もございました。こうした人づくりにかかわる取り組み、あるいは福祉にかかわる取り組みが充実してこそ、経済なり文化なりの発展もあるわけだということを認識しております。したがいまして、すべての基礎の中心に人ということがあるわけですので、改めて人づくりについての地道な努力、これまで少し忘れていた大切な価値をもう一度思い起こしての取り組みに力を入れていかなければならないのだなと感じたところでございます。

18年度が始まり年末までの間、2年の任期で委員をお引き受けいただいております。さらに一歩踏み込んでどのような形で具体化をしていくのか、具体化に当たっての考え方を深めていただいたり、さらに議論が尽くされていない部分に光を当てて、この市政懇話会の中での取り組みを進めていただきたいと思います。それらを受けまして8次総もこれからスタートを切りますが、今度は実施の段階になりますので、一方で行財政改革を進めながら、他方で新しい地域の夢、可能性、こうしたものを開花させたいと願っておるところであり、市としても職員挙げて全力で努めていきたいと思います。

少し長いお話になりましたが、委員の皆様方、そして会長さんや部会長さん、取りまとめでも大変な御苦労をいただきました。皆様方に改めて重ねて感謝を申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)

○司会 それでは、以上をもちまして17年度の全体会を終了したいと思います。本日の全体会並びに各部会の議事録につきましては、でき上がり次第に委員の皆様に御送付させていただきます。なお、18年度につきまして、第1回部会を5月頃に予定しておりますのでよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。(拍手)

←BACK