Tottori City News Letter   
とっとり市報2012年4月
    

シリーズ@じんけんVol.383

差別のない社会へ
「働く人たちとその家族の笑顔が見たいから」
〜メンタルヘルス対策の中の人権〜

松田 寿一(まつだとしかず) さん

 全国ではうつ病に苦しむ人が100万人を超え、さらに予備軍は300〜500万人いると言われています。それを企業から予防しようと、「職場のメンタルヘルス対策」に積極的に関わっている、厚生労働省認定優良登録相談機関「カウンセリングルームたいよう」代表の松田寿一さんにお話を伺いました。

          
メンタルヘルス対策とは?

 うつ病や自殺予防への取組みだけではなく、働く一人ひとりの人権を守りながら、従業員の働きやすい職場を形成し、モチベーションを上げることで、企業の生産性を上げる取組みです。
 平成24年秋頃に義務化される予定の「職場のメンタルヘルス対策」ですが、鳥取県でも少しずつ浸透してきていて、最近では多くの企業が取組み始めています。私は普段多くの人にEAP(従業員支援プログラム)サービスの研修や個人カウンセリング、コンサルティングをとおして、企業のメンタルヘルス対策、うつ病予防、ストレス軽減、より良いコミュニケーション(人間関係改善)などの方法をお伝えしています。


メンタルヘルス対策には人間関係改善が含まれる

 働く人達がストレスだと感じている要因の第1位は人間関係です。人間関係の改善のためには、コミュニケーションが大切です。
 コミュニケーションとは「自分のことを知り(自己受容)相手の話をしっかり聴き(他者理解)お互いを尊重しながら話をすること」です。そして最も重要なことは「相手の話を集中して聴く」ことです。これを意識するだけで、私生活でも職場でもより良い人間関係の変化が現れてきます。


心身共に健康で楽しく働く

 メンタルヘルス対策は企業側にも大きなメリットがあります。
 人間関係の改善、ストレス軽減は業務の効率を大きく上げます。また、長期休職者の減少は、他の人への負担軽減、退職者の減少につながります。また、様々な時間や費用の軽減に役立ちます。
 これからの企業には、「各従業員の存在を認める力と育成力、企業が継続・存在する理由となる目的意識の高さ」が求められます。キーワードは「心身共に健康で楽しく働けて生産性を上げる組織」を作っていくことです。
 そして最も必要で基盤となる考え方は「企業として人権を尊重する」ことです。


感謝の反対の言葉って?

 「松田君、感謝の反対の言葉を知っているか?」昔、お世話になった人に聞かれました。「知りません」と言うと「“当たり前”という言葉だ」とおっしゃいました。
 みなさんは働ける事、働いてもらっている事に心から感謝できていますか?食べ物に対してはどうですか?家族には?子どもには?友達には?職場の仲間には?
 毎日を当たり前と思っていると「感性」を失っていき毎日が同じだと考え、喜びや楽しさも感じられなくなってしまいます。
 みなさんが当たり前の日々に感謝し、毎日をイキイキと生活出来ることを願っています。



無料メールマガジン配信中!

もっと詳しく知りたい、いろいろ悩んでいる人へ
「こころが元気になる無料メルマガ」を配信しています。
ホームページよりお申込みしてください。
ツイッターのフォローワーも募集中!
TEL:0857-30-1151
HP:http://www.why-not.co.jp/


問い合わせ先
本庁舎人権推進課
TEL:0857-20-3143


目次へ戻る このページの上部へ