Tottori City News Letter   
とっとり市報2012年12月
    

シリーズ元気です Vol.129

安全・安心な因州しし肉を、ぜひご賞味ください

シシボタンの会

伊吹達也さんと國森謙一郎さん
シシボタンの会
会長 伊吹 達也 さん
Tatsuya Ibuki
鹿野町総合支所 産業建設課
國森 謙一郎 さん
Kenichirou Kunimori


今をときめく因州しし肉

「イノシシの肉は、11、12月に脂がのって美味しくなります」。こう語るのは、鹿野町を拠点に活動するシシボタンの会の会長、伊吹達也さんです。鹿野町に生まれ、小さいころから父親の狩猟に付いて、イノシシやシカなどの肉の味に親しんできた伊吹さん。大人になってからも狩猟を趣味に生活しています。
平成10年に鹿野町にUターン後、平成21年にシシボタンの会を設立。仕事の合間をぬってオリジナルブランドのイノシシ肉「因州(いんしゅう)しし肉」の普及に努めています。
 鹿野町総合支所で鳥獣害対策を担当する國森さんは、会の設立に携わった重要な人物。「おいしいイノシシ肉を初めて食べたとき、全く臭みがなく、脂も甘くてとても感動しました」と語ります。
イノシシ肉をはじめ、野生鳥獣を使った創作料理(ジビエ料理)の注目度は現在非常に高まっており、「因州しし肉を広める絶好のチャンス」と、國森さんはこの状況を嬉因州しし肉として販売できるようにしました。現在は、鳥取県庁食堂や、北海道のレトルト食品会社などへ因州しし肉を出荷しています。売れるということはハンターのみなさんの意欲にもつながり、捕獲数、農作物被害数の面でも徐々に成果が見られています。


農林業を守るため

「丹精込めて作った作物が荒らされる」。シシボタンの会設立以前、怒りにも似た声が伊吹さんたちの耳にも届いていました。「野生鳥獣による農作物の被害を減らし、農林業者に元気になってもらいたいという思いが、この会の原点です」と、伊吹さんはいいます。
シシボタンの会は、捕獲したイノシシを鹿野町内にある解体処理施設で食用に加工。因州しし肉として販売できるようにしました。現在は、鳥取県庁食堂や、北海道のレトルト食品会社などへ因州しし肉を出荷しています。売れるということはハンターのみなさんの意欲にもつながり、捕獲数、農作物被害数の面でも徐々に成果が見られています。

鹿野わったいな祭りで因州しし肉料理を販売
鹿野わったいな祭りで因州しし肉料理を販売

マニュアルの徹底

因州しし肉はビタミンB群が豊富で、豚肉よりも低カロリーでヘルシー。臭みもなく美容と健康に最適な肉です。美味しさの秘密は、シシボタンの会が中心となって作成した肉の臭みを上手に抑えるための解体処理マニュアルにあります。
イノシシの肉は、解体方法によって味に違いが出やすいですが、このマニュアルを徹底することでそれを防止しています。また、肉の臭みを抑えるのに重要となる血抜きを行いやすいように、罠や檻を用いての捕獲に重きを置いていることもポイント。さらに、個体の病気などのチェックも徹底し、お届けする肉の品質に責任を持っています。 このマニュアルに基づいて解体されたイノシシ肉だけが「因州しし肉」のブランドを名乗ることができます。「因州しし肉は衛生的で全く臭みがない美味しい肉です」と國森さんは太鼓判を押します。

因州しし肉のボタン鍋
因州しし肉のボタン鍋

「美味しい」の一声が喜び

シシボタンの会は、鹿野町内のイベントや百貨店の企画展などへ積極的に出店。因州しし肉を使った自慢の料理で美味しさをPRしています。
伊吹さんらは、「全然においが気にならない、とっても美味しいといったお客さんの声が一番の喜びです」と口を揃えて言います。また、美味しいと言ってくださる人も増えてきているとのこと。伊吹さんらは、お客さんとの対話を通してシシボタンの会の活動と因州しし肉の味に確かな手ごたえを感じています。
初めは、因州しし肉とたっぷりの根菜を用いた「しし汁」をメインに出店していましたが、イノシシの子どもの肉を使った唐揚げ「シシカラ」や、イノシシ肉とシカ肉を同時に味わえる「ジビエカレー」など、メニューも徐々に増加。イベントでも好評で、お客さんの列が絶えません。
「因州しし肉が地域の宝となるよう取り組んでいきたい」と、伊吹さんは今後の活動に更なる意欲を見せています。今まで食わず嫌いをしていた人も、今年の冬は、ぜひ因州しし肉を味わってみるのはいかがでしょうか。


「因州しし肉」のご注文・お問い合わせは
TEL:090-4142-8950(会長 伊吹)
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