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元気です 134

家族一緒に、笑って過ごせるひとときを
写真:サマーキッズコンサート 鳥取市男性保育士会 ジャングル・ジム

ユニークなライブ

全身タイツを身にまとい、大勢の子どもたちの前に立つ。軽快なドラムのリズムにギターの音色を乗せて、子どもと一緒に大きく体を動かす。こんな光景を見たことはありませんか。

豪快なパフォーマンスを披露するのは、県内各地で活躍する保育士や保育士資格を持つ人たちで組織するグループ「ジャングル☆ジム」のみなさんです。このグループは、男性保育士同士の交流と保育技術の向上を目的に、2003年に結成されました。現在、メンバーは30人。結成以来、毎年夏に行っている「サマーキッズコンサート」をはじめ、イベントの主催者や保育園、公民館などからの依頼を受け、あらゆる場所でパフォーマンスを披露しています。

写真:風船で遊ぶ子供たち 昨年2月に行われた交通安全啓発コンサート
風船を使った演出で子どもたちは大はしゃぎ

ジャングル☆ジムの発足以前、男性保育士がとても少なかったため、男性保育士同士の交流を深めるための会がありました。リーダーの江嶋大輔えじまだいすけ先生もその会に所属。会の中には、音楽が好きな人や人前に出ることが好きな人などが多く、次第に得意なことを使った催しができたらという想いが募りました。そして11年前の夏、想いを実現させるべく初めてのサマーキッズコンサートを実施。親子連れや地域の人たちがたくさん訪れ、コンサートは大成功のうちに終了しました。また、その様子を見ていた公民館の職員や他の保育園の先生などが、地元や保育園で主催するイベントに出てみないかと打診。その後、口コミで活動の機会がどんどん増えていきました。今では年間30を超えるイベントに出演。「夏場は特に忙しいです。でも、子どもたちが楽しんで笑顔を見せてくれるのが一番嬉しいです」と江嶋先生。この嬉しさこそが活動の原動力になっています。

写真:サマーキッズコンサート会場をステージよりサマーキッズコンサートの盛り上がりは最高潮!

得意なことを活かす

ジャングル☆ジムのパフォーマンスは、子どもたちはもちろん、大人も一緒に楽しむことができるところが特徴。動物の鳴き声をまねたり、一生懸命なわとびをしたりするなど、声を出し、体全体をを動かしながら楽しみます。また、演奏中に行われる影絵遊びやバルーンアートなども大人気。演奏中はいつも笑い声に包まれています。

「楽器ができなくても、一人ひとりが自分の得意なことを生かしながら、楽しく活動しています」と江嶋先生。ジャングル☆ジムの活動を通して特技を身につけ、それぞれの職場で子どもたちに披露しているメンバーもいます。

オリジナルの音楽づくりにもこだわり、時には作曲のための合宿を行うほど。メンバー同士、子どもたちにとってより分かりやすく、盛り上がる曲を製作するために意見を出し合います。時には子どもたちからアイデアを募集することも。できあがった曲はアルバムにされ、これまでに3枚もリリースされています。

写真:花のまつり 昨年4月29日の花のまつり
タイツを身に付けたお兄さんと競争!

子どものために一生懸命

「お休みの日に自分たちの演奏を聴きに来ていただいて恐縮ですが」と、江嶋先生は控えめに語りますが、「休日に親子で出かけて交流するのはすばらしいことです。自分たちがその交流のきっかけになれれば」と、地域に果たせる役割も意識しています。

子どもや仲間たちと笑って過ごせる楽しい時間。ジャングル☆ジムのみなさんにとって、活動そのものが生活に活力を与えてくれるなくてはならないものです。「子どもたちに喜んでもらうことを真剣に考えていきたい」と、決意を新たにする江嶋先生。ジャングル☆ジムのみなさんは、これからもいろんな場面で笑顔があふれる楽しい時間を、たくさんの人に与えてくれることでしょう。