家庭の日作文コンクール

毎月第3日曜日は「家庭の日」

青少年育成鳥取市民会議では、次代を担う青少年の健全な育成を図るため、昭和57年から毎年、小中学生を対象に、家庭に関する作文コンクールを行っています。平成25年度は、268点の応募がありました(入賞者は3月号に掲載)。その中から、最優秀賞に選ばれた作文を紹介します。

問い合わせ先第二庁舎生涯学習課  電話0857-20-3363

ぼくの家族

写真 浜坂小学校6年(受賞時)小林 蓮(こばやしれん)さん

ぼくのランドセルは六歳上の兄のおさがりです。兄が小学校を卒業して、ぼくが入学をしてから、今まで使っています。つまり今年で十二年使っていることになります。

十二年間使ったランドセルは、いたる所に傷があります。肩ひもが糸三本でつながれていて、いつ切れてしまうか分からないくらい傷んでいます。おさがりだからといって、どうでもいいとは思っていません。自分では大切に使っていると思います。

学校で毎日使っている机の引き出しは姉のおさがりです。みんなの使っている引き出しとは違い、二つに重ねられて持ちやすいし、使いやすいところが便利です。なぜか、みんなから「いいなあ」と言われて、おさがりだけれどもちょっと自慢です。ランドセルと同じで、この引き出しも今年で十二年間使っていることになります。引き出しの他にも体操服や習字道具、絵の具セットなどの学校教材は、ほとんどが姉と兄が使っていた物です。学校の友達が新しい文ぼう具を使っていても、べつにどうも思いませんでした。それはいつも母が、「新しい物を買わなくても、今ある物でじゅうぶん使える。大切に使おう」と、口ぐせのように言ってきていたから、自然とそう考えるようになったのだと思います。

「もったいない」という言葉が世界の共通語になっています。ケニア共和国環境副大臣ワンガリ・マータイという女性が二〇〇四年にノーベル平和賞を受賞して、「この言葉」が世界に広まったということを兄から聞きました。そのことをぼくは今まで知りませんでした。

ぼくの家でも、兄に耳にタコができるくらい「もったいない」と言われます。例えば食事中に、ぼくや弟がご飯にふりかけをかけようとしたら、「おかずがあるから、ふりかけをかけなくてもいい」と止められます。母も、「お兄ちゃんの言うとおり」と同じ考えです。ほかにも母が作った「もったいない」ルールがあります。それは、部屋に人が三人以上いないとエアコンをつけないという決まりです。暑くても兄は扇風機で過ごしています。夏の夜はエアコン無しで、扇風機とアイスノン枕で眠ります。結構快適に寝られます。家のルールには逆らえません。母は、「エコだけんな。みんなで協力しようや」と笑って言います。ぼくは、「そこまでけちけちしなくてもいいのに。けれども、地球のためにこうやって続けていかないといけないのかなあ」と思います。

そんなふうにして、物や食べ物、水や電気、ガスなどをむだなく大切にする事を教えられていることが分かります。そのおかげでぼくも、ノートや学習用具を大事に使えるようになっているのかもしれません。

小学校卒業まであと半年、糸三本でつながれているランドセルを大事に使っていきたいです。そしてこの先も今まで通り物を大切にして、むだなく使っていきます。そうすることがぼくの目標です。

こんな口うるさい家族です。が、大切な家族なのでもっともっと大切にしていきたいです。

家庭は子どもの人間形成の基盤です

家庭は、子どもに憩いと安らぎを与える場であり、人生に大切な「ものの見方」「考え方」や「行動のしかた」(基本的生活習慣)を身につけさせる場です。

家族の団らんや家族そろっての行事などで体験を通して子どもたちを心豊かにたくましく育てましょう。

善悪の判断や社会のルール、社会生活のマナーやエチケットは、幼児期から家庭でしっかり教え(しつけ)ましょう。

子どものしつけは、親の義務です。