特集 災害から命を守る

問い合わせ先 本庁舎危機管理課 電話0857-20-3157

平成7年に阪神淡路大震災、
平成23年には東日本大震災が発生し、
甚大な被害をもたらしました。
今年は8月に台風第11号・12号の影響により
全国各地に大雨が降りました。
広島市では8月19日からの豪雨による
大規模な土砂災害が発生し、
甚大な被害が発生しました。
自然災害はいつ・どこで起こるかわかりません。
災害を知り、自分が住む地域を知り、
日ごろから備えることが重要です。
災害から命を守るのは自分自身です。

【平成26年の大規模災害】
◆2月 発達した低気圧による東日本での大雪・暴風雪
◆7月 台風8号、梅雨前線による九州・沖縄地方での大雨・暴風
◆8月 台風11・12号と前線による大雨

災害を知る

地震・津波・洪水・土砂災害など、自然災害はいつでもどこでも起こる可能性があります。各地で発生している災害は決して人ごとではありません。現代の科学では、災害の発生を確実に予測することや被害の発生を完全に防ぐことはできません。しかし、災害発生のメカニズムや予想される被害の程度を知ることで、災害が発生した場合に速やかな避難の準備や冷静な行動をとることができます。

地震は、震源に近いほど発生から地震波の到達までの時間が短く、被害が大きくなります。洪水にあっては、急激な雨により、小さな河川はすぐに増水し、大きな河川では、ひとたび氾濫すると大きな被害となります。雨がやんでも上流で降った雨が時間をかけて流れてくる場合もあり、注意が必要です。土砂災害は、雨が降り続くと、激しい雨により一瞬で起こることがあります。

自分の住んでいる地域にはどのような危険があり、いざという時に、どうすれば必要な災害情報を入手できるのか、どのような行動をとるべきかなどについて、家族や地域で考えておきましょう。

日ごろから備える

災害から身を守るためには、一人ひとりが災害に対して日ごろから備えておくことが重要です。

鳥取市総合防災マップ」や鳥取県が公開する「とっとりWebマップ」などで、自分の住んでいる地域内の土砂災害警戒区域などの災害危険区域を確認し、いざというときの避難場所や避難経路を考えておきましょう。

自分や家族の安全は自ら守る(自助)ことから始まります。食料品や飲料水、生活に必要な物資は各家庭でも備蓄しておきましょう。持ち出しやすい事も重要です。また、家族が離れ離れになったときの連絡方法や集合場所を事前に決めておきましょう。

そして、自分たちの地域は自分たちで守る(共助)ために、実際に起こりそうな災害や地震を想定して、避難訓練や消火訓練などの防災訓練を地域で実施しましょう。また、地域にお住まいのみなさんは積極的に訓練に参加しましょう。

災害の規模が大規模になればなるほど、消防・警察を含めた行政機関へ多くの支援(公助)要請があるため、発災直後にすべての要請に対応するのは難しくなってきます。加えて、道路などの寸断や渋滞により、現場へ行けなくなる事もあります。災害が発生した直後に、高齢者や障がい者など支援が必要な人(避難行動要支援者)を援助できるのは、地域にお住いのみなさんです。このため本市では避難行動要支援者支援制度を推進しています。

この制度は、避難行動要支援者が避難する際に支援をする人(支援者)をあらかじめ地域で決めて市に登録しておくもので、災害時の避難支援に役立てるものです。何が起こるかわからないのが災害ですので、一人で行動するのは非常に危険です。避難に不安のある人は、この制度への登録をお勧めします。また、既に登録されている人については、日ごろから避難行動要支援者と支援者のお互いのコミュニケーションを図っておきましょう。


自主防災組織による初期消火訓練

自主防災組織は、「自分たちの地域は自分たちで守る」ための住民組織です。平常時から、地域内の見回りや防災訓練により地域防災力の向上を図り、災害時には行政などと連携して災害対応、避難所運営を行うなど地域防災の要となります。災害時には、住民・行政などが一丸となって対応する必要があります。日頃から自主防災組織の活動に、積極的に参加し災害に強い地域をつくりましょう。

情報を得る

災害が発生または発生の恐れがある場合には、テレビ・ラジオ・インターネットなどで、最新の気象・災害情報を積極的に入手し、避難場所など安全な場所への早目の避難や、浸水が既に始まっているときなど、状況によっては上層階へ避難(垂直避難)するなど、屋内のより安全な場所で身の安全を守る事が重要です。特に、津波や土砂災害は、危険箇所から離れる事が大切です。

防災行政無線に代表される各種の災害情報伝達手段は、それぞれに特性があり、停電や回線の切断などにより情報が伝わらなくなる事もあります。

本市では、防災行政無線をはじめとして、テレビ・ラジオへの放送依頼や緊急速報メール(エリアメール)・あんしんトリピーメール・FM鳥取への緊急割り込み放送、広報車により災害情報を発信していきます。災害情報の入手方法を「鳥取市防災ハンドブック」などで日ごろから確認しておきましょう。

また、自主防災会長や消防団などに対し災害情報を配信する「とっとり地域ぼうさいメール」や電話により、避難に関する情報や防災・減災につながる情報を発信します。

防災体制

本市では、気象警報が発表されたり、災害発生の恐れがある場合など、状況に応じて防災関係職員が注意配備や警戒配備体制をとります。また、災害の発生が緊迫する場合には災害対策本部を市役所庁舎内に、総合支所の地域で災害が発生する場合には、総合支所に災害対策支部を設置して、災害に対応します。

災害対策本部は、市長を本部長として災害情報を収集・発信するとともに、それに基づいて避難所の開設、緊急支援物資の運搬、自衛隊派遣要請などの災害対応を決定します。

災害への備えとしては、鳥取県および県内市町村との連携により毛布・飲料水などの災害用緊急支援物資の備蓄を行うとともに、自主防災会が実施する防災資機材の整備や地区防災マップの作成などに対して支援を行っています。

災害時の基本は自助・共助・公助の連携です。住民一人ひとりの防災に対する正しい知識の取得や地域の防災力の向上には、地域住民全体の防災意識の高揚と地域の防災を担うリーダーの存在が必要です。

本市では危機管理課に防災コーディネーターを2名配置して、地域の防災活動への指導助言を行っています。近年、大規模な災害発生による避難所開設が全国的に多くなっていることから、避難所開設を模擬体験できる避難所運営ゲーム(HUG)の実施支援、ゲームの貸出しを行っています。また、鳥取大学工学部を主体として、気象台などの防災関係機関職員を講師に迎えて防災リーダー養成研修を実施し、人材育成を図っています。

その他にも、過去の災害を風化させないために、鳥取大地震から70年の節目の年である昨年度には「震災の記憶を語り継ぐ」のDVDを作成し、市民のみなさんへの貸出しを行っています。

本年度は、鳥取市地域防災計画の見直しを行うこととしていますので、住民のみなさんと一体となった鳥取市防災体制のより一層の強化に努めます。

鳥取市シェイクアウト訓練を実施しました

鳥取市シェイクアウト公式認定260047号

9月10日の「鳥取市防災の日」の総合防災訓練において実施しました鳥取市シェイクアウト訓練にご参加いただき、誠にありがとうございました。みなさんのご理解とご協力のもと、無事、本訓練を実施することができました。

参加人数は、団体・個人合わせて1万2927人でした。多数ご参加いただいたことに深くお礼を申し上げるとともに、今後もさらなる防災対策の充実が図られるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

総合防災マップ・防災ハンドブックをお持ちですか?

平成24年12月に総合防災マップ、平成25年9月に防災ハンドブックを作成し、市報と一緒にみなさんのご家庭へお届けしています。今一度お手元にあるかご確認をお願いします。お手元にない方は、市役所本庁舎4階危機管理課までお越しください。

2012年版総合防災マップ&鳥取市防災ハンドブック

緊急時の連絡方法、非常持出品・備蓄品の確認をしましょう!

防災メモ、緊急時の連絡方法、備蓄品チェックリスト

自主防災会の活動を紹介!

「たちご」パワーで、まちを守る。

立川町5丁目1区自主防災会

「たちご」(立川町5丁目1区)には、町内に稲葉神社や稲葉山小学校があり、約200世帯が生活しています。75歳以上の高齢者が100人を超える一方で、子どもの人数も稲葉山小学校区で一番多く、老若男女が楽しく暮らす明るいまちです。今年は、「たちご」単独で、鳥取しゃんしゃん祭にも参加しました。町内の行事等により顔の見える関係が出来れば、防災や防犯にも効果的だと思います。

自主防災会の活動としては、炊き出しなどの定期的な防災訓練や消火栓点検に加えて、子ども会と共同で年末の夜回りなどを行っています。また昨年は町内で火災が発生しましたが、いち早く消火活動にあたり、消防車が到着するまでの間に火災が拡大するのを食い止めることが出来たと自負しています。

また、稲葉神社の節分祭では餅つき係を、町内納涼祭では焼き物係を受け持っていて、町内に欠かせない存在です。

こんな「たちご」ですが確実に高齢化しており、一人では避難が困難な人も増えているので、本年度は市の補助金で、避難に使用するためリヤカーを購入しました。

これからも町内の活動を通じて活力を生みだし、自分たちの力で町を守っていきたいと思います。(立川町5丁目1区自主防災会長)

日頃から情報の入手に心がけましょう