シリーズ
元気です

151

鳥取の街をJAZZ色に 
〜街がスウィングする〜

鳥取JAZZ実行委員会

写真:委員会メンバー

ジャズをモチーフにしたClaraさんの作品

ジャズとアートの出会い

「鳥取JAZZ」は、ジャズとアートを柱として、中心市街地を会場に、道行く人が楽しめるジャズ・フェスティバルです。

企画したのはジャズピアニストで実行委員長の菊池(きくち)ひみこさん。よく「子どもにピアノを習わせたい」と保護者が訪ねて来る中、画一的な音楽教育に疑問を持っていた菊池さんは「なぜピアノなのか、音楽でもいろいろな入口があるのに」と一番近い楽器である「声」や「体」をつかい、音楽の楽しみ方を知ってもらいたいと思うようになりました。

菊池さんは、ゴスペルグループや合唱団の活動も行う中、自分がやりたいと思っているジャズが鳥取でできないか考えていたところ、ジャズ雑誌の表紙を描いていた鉄筋彫刻家の徳持耕一郎(とくもち こういちろう)さんが市内に住んでいると知り、「ジャズのポスターを描いてもらえませんか」と電話をかけました。すると快く「一緒にやりましょう」との返事。逆に、「鳥取JAZZ」は「アートと音楽の二本立てでいきませんか」と提案されました。

徳持さんは「アート展はある程度キャリアのある僕がやるのは簡単、若いアーティストを育てていかないと」と考えていました。菊池さんとも相談したところ意見が一致。とあるイベントで「おもしろい絵を描く」と気になった、イラストレーターのClara(くらら)さんに一緒に活動しないかと声をかけます。

ジャズで街が活性化する

菊池さんたちのほか、学生やジャズ好きが集まり実行委員会を結成。3年前に第1回「鳥取JAZZ」を開催したところ、年齢層が幅広く、割と年配の方が見に来ていることに菊池さんたちは驚きました。「コンサートは仕事や子育てで忙しいから行けない、若いころにはジャズ喫茶に行ったり家で聴いていたりした方がたくさんいるのでは」と菊池さんは考えます。


昨年バードハットで行われた鳥取まちなかJAZZ

「鳥取JAZZ」は路上や店先を借りてライブを行うなど、ミュージシャンが外へ出ていく企画です。同時多発的にジャズを演奏し、お客さんが街なかを歩いて見て回ることで、これまで気づかなかった店や街の魅力、いろいろな人との出会いが生まれる。そして、若い人に来てもらうことで鳥取の街が活気にあふれる、そんなイメージを菊池さんたちは思い描きます。

写真:イベント打合せ中
イベント成功に向けて実行委員会の議論が続きます

もっと気軽にジャズを

ライブでは、演奏を聴きながら徳持さんやClaraさんが即興でライブペイントを行うなど、ジャズとアートのコラボレーションも楽しみの一つです。Claraさんは「あまりジャズを聴いたことがなかったけど、音楽を楽しむことで絵を描いている」と楽しそうに話します。ジャズがわからなくても楽しめるので、「もっと気軽に街に出て、見て、聴いて楽しんでほしい」と菊池さん、徳持さん、Claraさんは口をそろえます。

来年は節目の5回目を迎える「鳥取JAZZ」。「これまでと違ったことをするのではなく、これまでの延長で地元の方が活躍できる場所として広げていきたい」と菊池さん。一般の人でも準備段階から関わってもらいたいと考え、現在約30人で構成する実行委員会への参加を呼びかけます。また、鳥取にも若い人がたくさんいるので、「若い人たちの楽しむ文化の一つとしてジャズもあると提案していきたい」と力が入ります。

今年の「鳥取JAZZ」は、11月1日から3日まで、ライブやアート展などを開催します。また、10月18日にはプレイベントとして、ジャズ映画の上映やミニライブをパレットとっとりで行います。この機会に足を運んで、ジャズとアートの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

第4回鳥取JAZZ 2014

「ジャズ×アート」展

とき 11月1日(土)〜3日(月祝)
ところ ギャラリーそら

鳥取まちなかJAZZ

とき 11月3日(月祝)11:00〜17:00頃
ところ JR鳥取駅構内、バード・ハット など

問い合わせ先鳥取JAZZ実行委員会事務局
電話FAX0857-29-1075 ホームページhttp://tottorijazz.jp/