鳥取市

平成27年1月5日の市長年頭記者会見録登録日:

平成27年1月5日午前9時30分から、市役所本庁舎3階市政記者室

質問項目

会見の全容

1 新年を迎えて

市長
 皆さん、新年明けましておめでとうございます。新しい年がスタートしました。またこの1年間お世話になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 昨年末、12月27日に、国におかれましては「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定されたところであります。あわせまして、緊急経済対策等も決定され、鳥取市といたしましても、こういった国の動きに呼応すべく、早急にいろいろな取り組みを進めていこうということで、先程、庁内の戦略幹部会議で協議を行ったところであります。できますれば、2月議会の予算決議を待たずして、臨時議会でもできるものは予算化をしていけたらと思っているところであります。日程的に少し難しいかなとも思いますが、国や県の動向等も注視しながら、スピード感を持って対応していきたいと、このように思っているところであります。年が明けましていろいろな課題がありますが、今まで以上に市政の諸課題に全力で取り組んでいきたいと思っています。
 庁舎整備につきましても、昨年末、12月議会で位置条例について可決をいただき、9月議会で少しペンディングをしていました測量関係の補正予算につきましても、早速この年明けに執行してまいりたいと考えています。今のところ今月20日に入札がありますので、そこでこの予算執行に係る動きを出していきたいと思っています。
 この調査関係、設計業務発注に係るいろんな予算がありますので、今月末に臨時議会もできたら招集をいたしまして、そういったことも、できますればこの臨時会で予算化をしてまいりたいと、このように思っているところであります。
 その他にもいろんな取り組みがあります。可燃物処理施設の関係につきましても、これは鳥取市はもとより東部圏域の喫緊の課題でありますので、これも年が明けまして、関係集落の皆さんに理解をいただくべく、今まで以上に、力を入れていきたいと思っています。
 また、平成30年4月の中核市移行に向けてのいろんな事務事業調整がこれから本格化していきます。これも平成30年4月を待たずして、可能なものは前倒しして事務事業調整、事務移譲について進めていきたいと思っています。
 いろいろな課題が山積をしていますが、庁内一丸となって取り組んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上とさせていただきたいと思います。1年間、よろしくお願いします。

質問項目

2 市庁舎整備について 

多賀記者(山陰中央新報)
 庁舎整備についてなんですけども、臨時議会で補正予算を上げられるということなんですが、大体どういったものをイメージされてますか。

市長
 そうですね、例えば設計業務の発注等がこれから出てくると思います。それに関する審査委員会のようなものを立ち上げていきたいと思っています。それに係る経費がまず必要であると思いますので、これは早い時期に具体化していきたいと思います。

中村記者(日本海新聞)
 今の現在地の跡地活用ですね、こういう議論も新年から始めてきてるんですけども、具体的にどういった組織をいつごろまでに立ち上げるとお考えでしょうか。

市長
 これにつきましても、非常に大切な取り組みであると思います。御承知のように過去、平成24年だったと思いますが、この現在地の利活用についても議論をいただいたという経緯もあります。そういった経緯も踏まえまして、これからいろいろな近辺の地域の皆さんの御意見等も伺いながら、またいろんな視点でこの利活用について議論を進めていきたいと思っていますが、現段階でどういった組織でやるのかというのを、まだちょっと詰め切っていませんので、これも早急に詰めていきたいと思います。

中村記者(日本海新聞)
 年内に組織を立ち上げるということなんでしょうか。

市長
 そうですね、年度内ぐらいにやはり具体的に進めていけたらいいなと思っています。
 これは目標でありますけれども、やはり待ったなしの課題でありますし、この庁舎関係については、できる限りこの年度内で具体化ができるものはしっかりと進めていきたいと思います。
 また一方では、この現在地の利活用については庁舎建設後ということになりますので、しっかりとその辺は議論を行っていきたいと思います。何か今、最終形をこうですよということを決めるのではなくて、早い段階で議論をスタートさせなければいけないと思いますが、これはまちづくりにもかかわってくる非常に重要な取り組みだと思いますので、しっかり時間をかけて、これから行っていきたいと思います。

柳川記者(朝日新聞)
 1月の臨時議会でまず予算を出すということですが、その後、2月の当初予算の編成等もありますけれども、当初予算では庁舎整備に関連してどういった予算を計上していく予定なんでしょうか。

市長
 そうですね、やはり設計関係等の予算を提案していきたいと思います。

柳川記者(朝日新聞)
 基本設計にかかわるもの。

市長
 そうですね。

柳川記者(朝日新聞)
 それはどのくらいの規模になると見込まれるんでしょうかね。

市長
 まだそこまでちょっと計数を詰めていません。基本設計、実施設計、そういう段階を踏んでいくと思いますが、従来から申し上げていますように、この庁舎整備、合併特例債の活用期限を考えますと、非常に日程的にそんなに余裕はないと考えています。そのあたりをこの2月議会で盛り込んでいくかということになりますと、できる限り実施設計等も視野に入れながら、当初予算で予算化をしていかなければならないのではないかなと思っています。通常でしたら基本設計、実施設計、こう踏んでいくのですが、ちょっとそのあたり、あわせてというようなこともこれから検討してみたいと思います。

3 地方交付金「地方創生型」について

林記者(NHK)
 国の交付金の中で、地方創生型のものがあると思うんですけれども、具体的なアイデアといいますか、移住であったり観光であったり、いろいろあると思うんですけれども、今の段階では、臨時議会で出すとしたら、そろそろ考えを詰めなければという時期だと思いますが。

市長
 そうですね、先ほど申し上げましたように、1月29日の臨時議会に間に合わせるというのはちょっと難しいのかなと思っていますが、先ほど戦略幹部会議で私のほうが職員にお願いしたのは、やっぱりスピード感を持って、2月定例会を待たずして、できるものは少しでも予算化をしていきたいということを申し上げたわけでありますが、国のほうも1月9日に説明会をされるということで、まだ中身が詰まってないような状況もあります。また、一方では鳥取市として、国が今示しておられますメニューについて、具体的に進めてきているような取り組みもたくさんあります。例えば雇用の創出、これは国のほうでは30万人と言っておられますが、今年度から4年間で5,000人以上といった第3次の雇用創造戦略を今掲げて取り組んでいるところでありますし、子育ての支援、いろんな、企業誘致等についてもそうだと思いますが、その辺の鳥取市の従前からの取り組みとの整合を図っていきたいと思っています。また、新しいアイデアといいますか、そういったものも大いに地方から、鳥取市から提案していけたらいいなと思っています。この12月議会でも布袋の工業団地の拡張について補正予算を可決いただいたところでありますが、例えば企業誘致等に係る工業用地が少し足りなくなっている状況がありますので、こういったものについての国の支援措置等が何かしていただけないか、そういったことも提案をしてみたいと思っていますし、まだまだこれからいろいろなアイデアも出していきたいと思っています。

4 年頭の訓示にあたって

林記者(NHK)
 今日、これから仕事始め式で年頭の訓示を行われるわけですけれども、一番職員に今年伝えたいことというのはいかがですか。

市長
 そうですね、やはり地方創生は鳥取市からというぐらいの気概を持って取り組んでいけたらいいなという思いが私にはあります。昨年、若手職員を中心としたチームで、過去のいろんな発想にとらわれない政策提案、事業提案を行ってもらいました。そういった自由濶達な政策議論ができるような組織でありたいと常々思っていますので、部局や担当にとらわれないでアイデアを出していただける組織を目指していきたいと思っています。職員の皆がいろんな可能性を持っていると思いますので、そういったものを最大限発揮してほしいなと思っています。何を話そうか、まだちょっと考えていませんが、そういった気持ちでいます。

5 砂の美術館について

林記者(NHK)
 
砂の美術館の入場者数が減ったということがありましたが、そろそろちょっと知名度も上がってきて、なれた感もあるのかなと思うんですけれども、市長のほうで要因の分析等、今後の、特に強化していくこと、具体的にお願いできますか。

市長
 そうですね、第6期展示の55万人に比べて46万4,000人ということで、昨年比でかなり入場者、入館者数が減っていますが、いろいろな要因があると思います。バスツアーの関係の影響もありますし、出雲大社の関係、そういったものも影響して減っているのかなあと思います。これから要因分析を、しっかり行っていきたいと思っていますが、安定して年間で50万人ぐらいの入館者数がキープできるという施設ということを一つ念頭に置いて、これからもそういう目標に向かって進んでいきたいと思います。いわゆる全国的、首都圏等でも認知度は高まっていると思いますけれども、砂像だけでなく、何かほかのもの、例えば今回、前回取り組んだ3Dプロジェクションマッピングのようなものをこれからもやっていくとか、例えば来年度はドイツということでありますので、音楽を絡めた、そういったイベント的なものを考えたりとか、そんなことを昨日もちょっと館長とも話をしたところであります。いろいろな仕掛けもしながら、年間を通して入館者数の増を図っていきたいと思っています。

6 鳥取砂丘コナン空港を活用してのまちづくり

石川記者(共同通信)
 観光に関してなんですけれども、鳥取空港がコナン空港という愛称になって、それが3月1日にオープンということなんですけれども、市としては空港の利活用といいますか、空港のまちづくりというのはどういうことを考えていますか。

市長
 先般も北栄町の松本町長さんとお話をする機会もありましたけれども、鳥取砂丘コナン空港ということで、一緒になってPRに取り組んでいきましょうというような話をしました。5便化は、これは政策コンテストということで期間限定でありますので、搭乗率が下がると、またもとの4便に戻ってしまいます。そうならないように中部、それから但馬地域、もう少し広いエリアでの利用率の向上に取り組んでいかなければならないと思います。愛称も決まりましたので、これからさらにPR等に努めていきたいと思います。

7 平成27年度当初予算について

平野記者(時事通信)
 当初予算について、前の年は市長選で骨格ですので、自分の色を出していくとしたら来年度かなというお話をされていたと思うんですけども、特に例えば子育て施策だったり、雇用の創出だったり、どういうふうに出していきたいかというのは、具体的なものってありますか。

市長
 そうですね、子育て支援、いろいろな取り組みがありますけれども、例えば保育料の軽減策とか、待機児童ゼロはもとよりですけれども、いろいろな子育てしやすい環境づくり等についての具体的な取り組み等も限りなく予算化していきたいと思います。
 初めての当初予算編成ということになりますので、私の思いや考え方が反映できるような、そういったものにこれからしていきたいと思っています。雇用の創出もそうですし、いろいろな喫緊の課題があります。子育て支援もそうですし、福祉の関係等もあります。全般的にそういった、今まで、昨年、選挙でもいろんな取り組みを掲げてきたところでありますが、そういったものを一つ一つ実現していけるような、そういったものにしていきたいと思います。

平野記者(時事通信)
 地方創生の関係なんですけども、今回の当初予算では、大体規模的には今までと比べて最大になる可能性とかもあるということでしょうか。

市長
 予算規模は結果的なものでありまして、どういった事業を取り組んでいくのかといった考え方で市政を運営していくのかというのが最初にあると思います。その後で予算規模がどうかということになろうかなと思います。
 また、一方では、持続可能な財政基盤、こういったものを構築していくということも非常に大切なことでありますので、予算規模が従前より大きくというようなことよりも、むしろそういったことにも目配りをしながら、効率的な財政運営にも努めていく必要があろうかなと思っています。その兼ね合いで予算規模も決まっていくのではないかと思っていまして、これから具体的な計数詰めというような時期を迎えていきますので、その中でまとめていきたいと思います。

 8 県立美術館(博物館)、スケートリンク建設について

瀬崎記者(BSS)
 県立美術館(博物館)の建設やスケートリンクの検討を求める声もあるかと思うんですけど、そのことに関してはどのように今お考えですか。

市長
 そうですね、いろいろな御意見やお考えもあります。そういったものをどんどん進めていくべしというようなお考えの方もおありでしょうし、また一方では、先ほど申し上げましたように、将来に向けて持続可能な財政基盤の構築や、財政効率も考えていくなど、いろいろな考え方があると思います。その中で、そういった事業、取り組みについても見きわめていく必要があるのではないかなと思います。

瀬崎記者(BSS)
 美術館(博物館)、積極的に誘致はされるというお話であったと思うんですけど、積極的にそれらも含めて検討すると。

市長
 そうですね、まず県立博物館について、県のほうでまだ検討しておられる段階ですので、そういった状況も注視しながら、鳥取市としての要望ということで、誘致に向けた取り組みもこれからしていきたいと思います。

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