天文セミナー 第99回
『宇宙人は?』『名月』
私が、東京大学東京天文台に在職中のことです。年の瀬も迫り、多くの人たちが慌ただしく動き回る頃の早朝、当時埼玉県の都幾川村にあった東京天文台堂平観測所に警視庁大森警察署から1本の電話が掛かってきました。羽田空港の上空に不審な飛行物体が飛来し、レーダーにも映らないので飛行中のパイロットがUFOではないかと気味悪がっていて、さらに付近の住民も恐怖心に駆られて不安がっていると言う内容でした。 |
旧暦の8月15日の月と言えば、中秋の名月です。そして、16夜の月を十六夜(いざよい)、17夜の月を立待月(たちまち月)、18夜の月を居待月(いまち月)、19夜の月を寝待月(ねまち月)と続きます。秋の夜長を月見で過ごす昔の人の雅(みやび)を感じさせてくれる呼び名です。ところで、この呼び名はどうして生まれたのでしょう? |
次回も、お楽しみに |