シリーズ
元気です

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鹿野発!妖精の物語

ウマモナド委員会

委員長 野崎康孝 (のさき やすたか)さん
佐々木千代子(ささき ちよこ)さん
植木陽児(うえき ようじ)さん

ウマモナド誕生!

みなさんはこの素朴で愛嬌のある人形をご存知ですか?

丸い団子が2つ重なった雪だるまのようなものに、丸い目と口だけ描いたような人形。これは鹿野城下町の家の軒下や花壇にさりげなく置かれている『ウマモナド』です。

この『ウマモナド』をまちおこしに役立てようと、昨年、野崎康孝さん、鹿野かちみ園職員の植木陽児さん、いんしゅう鹿野まちづくり協議会の佐々木千代子さんなど有志が集まり、ウマモナド委員会を立ち上げました。

『ウマモナド』が生まれたのは今から14年前の2001年。かちみ園の利用者、馬田六男(うまだ むつお)さんが陶芸活動の中で小さな粘土の団子を作っていたところ、当時、園の職員だった野崎さんが「団子を上に乗せてみようか」と声をかけ、さらに「それに目や口をつけたら」と言って3つの○をつけたところ、かわいらしい『ウマモナド』ができあがりました。今は、かちみ園利用者数人が制作しています。

『ウマモナド』は、生みの親である馬田さんの名前の『ウマ』と、ドイツの哲学者ライプニッツの単子論(※)の単子を意味する『モナド』を組み合わせたもので、かちみ園の職員が考えました。野崎さんは「最初は言いにくくて覚えにくいけど、何かいい名前。馬田さんのアート活動の基になればと思い名付けた」と言います。

(※)ライプニッツは、この世界は「単子(モナド)」の集合によって形成されていると考えました。

少しずつまちに浸透

『ウマモナド』ができた当初は「地域の人に知ってもらうため、鹿野で毎年開催されるわったいな祭の時に置かせてもらえないかと、一軒一軒回ってお願いした」と野崎さん。「面白いですね」と言ってくれる人もいれば、困った顔をされた人もいたそうです。それでも、受け入れてくれる人はたくさんいて、鹿野のまちのあちこちに置かせてもらうようになりました。

徐々に鹿野のまちに『ウマモナド』が自然と溶け込み、数年前からはまちづくり協議会からの提案もあって、わったいな祭の中で「ウマモナドを探せ!」「ウマモナドを作ろう!」といったイベントも開催。これが子どもたちに大人気で、鹿野のまちなかを親子で一緒に楽しむ姿が多く見られました。

植木さんは「イベントを通じて、手にとってもらうことで、園の利用者と一緒に育ってきた『ウマモナド』がまちに愛されていけば素敵なことだし、『ウマモナド』1つ1つにも物語があることを感じてほしい」と話してくれました。

物語の続きは…

今年度、委員会は県の障がい者アート活動支援事業を活用して『ウマモナド』の絵本を作成しました。植木さんは「絵本を保育園や小学校に配って、鹿野のまちに『ウマモナド』があることを知ってほしい。絵本を読み終わっても鹿野のまちで物語が続いているから足を運んでもらいたい」と今後の『ウマモナド』のストーリーを語ってくれました。野崎さんは「地方創生と言われているけど、『ウマモナド』がその1つになりえるものだし、たくさん障がいのあるアーティストはいらっしゃるので、いろいろな作品をみんなに見ていただける機会が作れたらいいですね」と頭の中には今後の活動がたくさんあるようです。

鹿野のまちのあちこちにひっそりといる『ウマモナド』。1つずつ違う表情を眺めていると心が癒されます。みなさんも『ウマモナド』を探しに鹿野のまちに出かけてみてください。


▲▼『ウマモナド』を探せ!



『ウマモナド』を作ろう!

ウマモナドフェスティバル2015

とき 3月14日(土) 14:00〜16:00
ところ 鹿野往来交流館「童里夢」(鹿野町鹿野1353)
内容 ☆ウマモナドde塗り絵!イラストコンテスト表彰式
☆モナドセレクション金賞認定式
☆ウマモナド絵本披露・読み聞かせ会

問合せウマモナド委員会

電話090-4651-0003(担当:植木携帯)