佳作「月と水星の接近」

北村 壽規さん(東京都)

 東京文京区のビルから撮影された月と水星の接近。丹沢山塊の上空でのランデブー。手前には東京という大都会。人と光が渦巻きます。この画面の中に、何万人の人が息づいているのでしょう。そして、そのうちの何人がこの現象に気付き、見上げていたのでしょう。人と星の関わりあいを示すこの作品ですが、田園地帯の人に比べ都会に住む人が星に気付くことの少ないことを教える作品です。長年、評者が訴えてきた都会には都会の、そして田園地域には田園地域の星空があることを強く教えてくれます。
 

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