おめでとうございます!
第40回鳥取市文化賞

11月3日、市の文化・芸術の振興に功績のあった人をたたえる「鳥取市文化賞」の贈呈式が仁風閣で行われました。

この度は、次のみなさんが受賞されました。

問い合わせ先本庁舎文化芸術推進課電話0857-20-3226ファクス0857-20-3040
近影

【文芸】

手皮 小四郎(てびこしろう)さん

72歳(用瀬町)

鳥取大学在学中から詩作を始め、文芸誌「砂丘街」詩誌「詩・存在」「流刑地」同人を経て、昭和43年1月、小寺雄造氏、池澤眞一氏、清水行人氏と季刊の詩誌「菱」を創刊。その発行、編集に努める。以降、欠けることなく継続発行し、今秋191号となり、多くの詩人たちに強い影響を及ぼすとともに、本市の文学の発展と振興に尽くした功績は非常に大きい。

平成11年「鳥取県現代詩人協会」発足に伴い、その中枢メンバーとして活動し、鳥取詩壇の充実、向上に尽力する。

評論にも優れ、昭和初期にモダニズムの先駆者として活躍した女流詩人 荘原照子の評伝は、現代詩史の欠陥を補うものとして高く評価され、氏は「菱」に23回にわたって連載、新しい光をあてた。

近年は「因幡五狐 桂蔵坊異聞」など、ふるさとに根ざし、ふるさとを凝視しながら、そこに暮らす人々の生活を巧みに謳いあげた作品は、重みと深い味わいがある。

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【工芸(七宝)】

橋詰 峯子(はしづめみねこ)さん

67歳(立川町)

昭和59年岡垣幸得氏に師事、七宝を始める。最初は平面的な七宝作品であったが、徐々に立体作品をめざし、それにともなう技術力を身につけてこられた。

代表作の「花野」、「風香る」など、山野草や花を立体感ある図柄で浮かび上がらせた作品は、空気感、風、光、時間の経過等、目に見えないものが表現されていて、幼少期を過ごしたふるさとの郷愁が感じられる。

今年、第25回伝統工芸諸工芸部会展で最高賞である文部科学大臣賞を受賞するなど、たゆまぬ研究と工夫を重ね、研ぎ澄まされた技術から生みだされた作品は、高い評価を得ており、今後の活躍が大いに期待される。

近影

【洋画】

佐藤 真菜(さとうまな)さん

54歳(職人町)

昭和36年東京都で生まれ、小学校3年生から両親の故郷八頭郡用瀬町(現鳥取市用瀬町)で育つ。幼少のころから家族や叔母である洋画家の田中ひとえ氏の影響を受け、自然と絵にかかわる道へ進む。

中学校教諭として美術・芸術を指導する一方で、精力的に創作活動に励み、優れた作品を次々に発表、公募展などで入選・入賞を果たす。

主に故郷の伝統行事「流し雛」や、幼少期の記憶などを題材にした心象風景は、主人公である少女の強く繊細な心や、鳥取の風土、空気感、時の流れなど様々な情景を表現した作品として、高く評価されている。

第62回行動展では、最高賞である行動美術賞を受賞するなど、本市の美術文化の振興に大きく貢献するとともに、今後の活躍が大いに期待される。