フォトガイドブックが完成して

中野新年あけましておめでとうございます。フォトガイドブックが完成して手にしたとき、どんなお気持ちでしたか?

浅田制作に1年以上かけたので、本を手にしたときはあまりにもうれしくてガッツポーズをして、その日の夜は、本を抱いて寝ましたね。

深澤浅田さんの素敵な写真が満載で、素晴らしいフォトガイドブックに仕上がっていると思いました。

中野昨年の11月には発売を記念した記者発表会が東京で行われました。

浅田タレントのGENKINGさんと市長と3人で記者発表を行いましたが、たくさんの人に来ていただき、とても楽しい記者発表だったと思います。

深澤GENKINGさんの発信力はすごいので、フォトガイドブックが全国に発信されたものと思います。

中野昨年12月5日・6日には、鳥商デパートで写真展を開催しました。

浅田鳥取市の人にもぜひ写真展を見てもらいたいと思っていたので、大変いい機会を与えていただき、いい写真展になったと思います。みなさんがとても興味を持ってくださったのがうれしかったです。

深澤若い人にこの鳥取の魅力を再発見していただき、みなさんで共有して情報発信する、大変素晴らしいことだと思いました。

浅田さん近影

写真家浅田 政志(あさだまさし)さん

1979年三重県生まれ。

自身を含めた家族が被写体となった作品をおさめた写真集、『浅田家』(赤々舎刊)が第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。

日本各地の市井の人々を撮影するプロジェクトにて精力的に活動をしている。

著書は『NEW LIFE』( 赤々舎刊)、『八戸レビュウ』(美術出版社刊)、『南予写真 NANYO』(日本文芸社刊)など。

中野フォトガイドブックの制作のため、浅田さんは、おととしの冬から去年の夏まで、およそ20日間鳥取市に滞在、いろいろな場所をまわって撮影されました。その後、早速ご家族で鳥取旅行をされたとお聞きしました。

浅田ガイドブックができる少し前ですが、ちょうど両親が結婚40周年なので、お祝いを兼ねて家族全員で温泉に泊まったり、鳥取砂丘に行って撮影したりと、楽しい思い出になりました。

中野フォトガイドブックには、市民が愛するソウルフードや風景、伝統芸能などが紹介されています。いろいろな工夫が見られますが、人物と一緒に撮っている写真が多いですね。

浅田400人近い市民にモデルとして出ていただいています。地元の人に来てもらうと生の声がよく聞けるのですね。自分が鳥取市をより深く知ることができ、それが写真にも出ると思い、直接会って話をたくさん聞きたいと思っていました。地元の人と一緒に作るフォトガイドブックにしたかったので、たくさんモデルを募集し登場していただきました。

深澤市民のみなさんの表情がいいなと感じています。

撮影には学生も参加しました

中野撮影には、たくさんの地元高校生や大学生に協力していただきました。その中の1人、鳥取大学3年生、写真部の元部長、吉田航太(よしだこうた)さんです。

吉田近くでプロの撮影を見る機会は少ないので、楽しんで過ごさせていただきました。浅田さんは、人を撮るのがうまいので、人を生き生きと撮るこつが近くで見られて勉強になりました。

写真

中野実際に撮った写真を何枚か紹介します。まず、鳥取城のお堀端にある「ふるさとの歌碑」です。

深澤「ふるさと」の作曲家岡野貞一さんは、鳥取市の出身で、鳥取が誇る音楽家の1人です。生誕130年を記念してお堀端に整備されました。

浅田さだまさしさん、島谷ひとみさん、EXILEのATSUSHIさん、たくさんのミュージシャンがふるさとを歌っていて、音質も良くいい音で聴こえますね。音は写真に写りませんが、素晴らしい音色を聴いているところを表現したいため、耳が大きくなったとアピールした写真にしました。

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中野次は、青い空がきれいで、おいしそうに岩牡蠣を食べています。

浅田夏こそ食べる岩牡蠣がおいしくてすごい!というネタなので、夏をよく出したいと思いました。買ってきた大きな岩牡蠣を高校生に並んで食べてもらっているところを撮ったら、スポーツ飲料を飲んでいるような写真になりました。

深澤これはすごい発想ですね。

吉田この岩牡蠣は本当に大きいんです。高校生たちはクールに食べていますけど、実は結構必死で食べていましたね。

浅田牡蠣って大人な感じがしますが、みなさん鳥取で小さいころから食べ慣れているんだなと。

深澤夏といえばやはり岩牡蠣ですね。

おすすめのネタを教えてください

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浅田100ネタとも印象深くて、それぞれ思い入れがあるんですけど、4つほど紹介させていただきます。

天然水が蛇口から出て、生活用水として使われていてすごい!

深澤鳥取の魅力の1つ、おいしい水がたくさん湧き出ています。

浅田透明さをよく伝えるために、ワイングラスで飲んでもらったら面白いんじゃないかと思い、子どもたちに飲んでいただきました。撮影している隣ではお母さんがお米をといでいたり、野菜を洗っていたりと日常の光景も見えました。住んでみたいと思ったくらい、気に入りました。

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海中に落とした差し歯を見つけられるほど透明な海がすごい!

浅田海中に落とした差し歯を見つけられるほど透明な海がすごい!って言葉が面白いと思い、実際は差し歯ではないんですが、差し歯風なおもちゃを買ってきて、下に落として見つけて、友達が探して「見つかってよかったね」といった写真になっています。この日も天気がよくて、まさに海が青く澄み渡っていて、確かに落ちた差し歯も見つかるなと思いましたね。

深澤まだまだ鳥取には澄み切った青い海があります。

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もちがせの流しびなが愛らしくてすごい!

浅田流しびなを一度見てみたいと思っていたので、100ネタに入っていて、撮影できるんだとうれしかったんですけど、実際に行くと、大勢のカメラマンがいて、ポジション取りが難しかったですね。衣装がかわいくて、ほかでは見られない愛らしい光景だなと思いました。

深澤桟俵におひなさまを乗せて無病息災を願う鳥取の伝統行事の1つですね。

2年で5.2歳若返り効果の『しゃんしゃん体操』がすごい!

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浅田5.2歳って相当細かい数字が出ていますね。しゃんしゃん棒を持って元気よく体操されていますが、みなさんが明るくて大学生のサークルかなと思うくらい、きゃぴきゃぴして体操している姿がすごく印象的でした。決めポーズですが、20人くらいで体操されていて、全員がきれいに写るようポジションを取り、決めポーズを何回もやっていただいて撮影しました。

中野今日は、写真に登場しています湖山西地区のしゃんしゃん体操グループのみなさんにもお越しいただきました。代表の森和枝(もりかずえ)さんです。

これは、鳥取市の体操で、各地区で推進委員が市全体に呼びかけて行っています。

深澤身体機能の充実とみなさんのふれあいにより、各地域で取り組んでいただき、鳥取の大きな魅力の1つになっています。

浅田みなさんの息がぴったりなので、撮影はスムーズにいきました。一糸乱れぬポーズをとっていただいて。この写真どうですか?

恥ずかしいです(笑)

浅田息がぴったりだったので、撮影も早かったですね。楽しく撮影をしたいので、場の空気を温めることともありますが、その必要なく温まっていて、楽しく撮影させていただいた思い出があります。

中野特に印象に残っているエピソードがあるということですが。

浅田僕は東京に住んでいますが、らっきょうが好きでよく食べるんですね。鳥取の人は自分の家でらっきょうを漬けると聞いていたので、「漬けていますか」と聞くと、みなさん漬けていると。「1回食べてみたい」とつぶやいていたら、森さんが僕の泊まっているホテルに手作りのらっきょうを届けてくださったんです。

手作りで味はどうかなと思います。好みがありますし。

深澤温かい心、人情豊かな人がたくさんいらっしゃる、これも鳥取の素晴らしい魅力の1つだといつも思っています。

市長のおすすめのネタは?

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子どもがはだしで遊べる芝生がたくさんあって、すごい!

深澤子どもたちの表情が大変素晴らしいと思います。鳥取市では、市民のみなさんと保育園の園庭、小中学校の校庭や公園の芝生化に取り組んでいます。子どもたちには、のびのびと遊び、たくましく元気に育ってほしいと思います。

浅田カメラを固定し、かけっこしているところを撮りました。子どもたちが一生懸命走っている姿ですね。はだしで何回も走ってもらいましたが、かけっこが好きで、頑張ってくれました。

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医療費がとってもお安くてすごい!

深澤これも子どもたちの表情が素晴らしいと思いました。鳥取市では、以前から子どもたちの医療費の助成に取り組んでいて、これから対象を広げていきたい、もっと子育て支援をしていきたいと思います。

浅田子ども2人、撮影のために包帯を巻いて、マスクをしていますが元気な子たちです。子どもは、500円((注)実際は、530円の負担)で病院に行けるということで、大きな500円を子どもたちが払っていますが、写真の奥を見ると、SUGO!USAGIがけがをして包帯をしています。SUGO!USAGIは、年齢不詳なので5000円を払っているんですね。細かいところまで演出し、医療費が安いところを表現しています。

深澤気づかなかったですね。浅田 毎回ではないですが、写真の中にSUGO!USAGIが写りこんでいます。ガイドブックを見て、探して楽しんでください。

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うどんか、ラーメンかはっきりしない優柔不断な麺がすごい!

深澤ほかにはないラーメンだと思います。うどんとラーメンのだしが同じ味で、食べるとおいしいですね。子どもの時から食べていましたが、こんなおいしいものはないと、そんな気持ちでいつも食べていました。

中野浅田さんは召し上がりましたか?

浅田もちろん。最初は結構半信半疑でしたが、甘みがあって、優しくおいしい味だなと思いました。県外の人は知らないと思うので、もっといろいろな人に知ってもらいたいですね。

中野市長おすすめのネタ紹介でしたが、大切なすご!ネタを忘れていませんか?

市長のギターの腕前がプロ級ですごい!

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浅田少しだけ奏でてもらいながら撮影しましたが、本当にプロ級でびっくりしました。

深澤恥ずかしいですね。

浅田市長はお忙しいので、無理を言って撮影時間をいただきました。写真をじっくり見ると、SUGO!USAGIが3匹いますが、そろって写っているカットは少ないです。間近で音色を聴かせていただき、もっといろいろなところで聴くチャンスがあればいいなと思いながら、格好よい写真が撮れました。

深澤格好よく撮っていただきありがとうございました。

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今年にかける意気込みを

浅田今回のプロジェクトで鳥取市のいろいろな場所に行くことができ、本当に楽しかったです。なかなか珍しい企画で、参加させていただいたことに感謝しています。本が完成したので、今年はこの本を持ち、勝手に鳥取市の観光大使気分で全国にPR、素晴らしい街があると紹介し、広めていきたいと思います。

深澤浅田さんに素晴らしいフォトブックを作っていただいたことに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。今年も良い年にしていきたいと思いますし、フォトガイドブックを1つの契機に、明るく楽しいまちになることを願っています。私も全力で頑張っていきます。

※この対談は、市の広報番組の新春特別番組として収録されたものを、要約してまとめたものです。番組の放送は、いなばぴょんぴょんネット(12ch)をご覧ください。
日時:1月1日(金)~5日(火)6:00~、12:00~、17:00~ ほか