鳥取市

平成28年1月8日の市長定例記者会見録登録日:

平成28年1月8日午後1時00分から、市役所本庁舎3階市政記者室

はじめに

記者発表項目

質問事項

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はじめに

1 平成28年 鳥取市の発展に向けて

市長
 年初めての定例記者会見となります。本年もどうぞよろしくお願いします。
 昨年を振り返ってみると、国を挙げて地方創生の取り組みが始まった年でありました。全国の自治体がそれぞれの特性や可能性を最大限生かしていろいろな取り組みをしていくということであり、鳥取市も9月30日付で鳥取市版の人口ビジョンと鳥取市創生総合戦略を策定しました。これはPDCAでいきますとP、プランということです。いよいよ今年、来年度、DO、実際にこの戦略に沿ったいろんな取り組みを展開していくことになります。
 また、昨年は市庁舎整備の問題や諸課題が着実に具体的に動き始めた年であったように思っています。今年はこういった取り組みを着実に進めていく年にしていきたいと思いを新たにしているところです。
 今年の取り組み等についてお知らせさせていただきます。まず、地方創生の取り組みを進めていくに当たり、来月、2月3日、市民会館で鳥取市創生まちづくりフォーラム2016を開催します。総合戦略等の策定等に参画をいただいた多くの市民の皆様、各界の代表の皆様に出席していただき、鳥取市の未来への思いを熱く語っていただきたいと思っています。人口減少とか少子高齢化とか、いろいろな課題があるわけですが、こういった課題に力強く取り組んでいく契機となっていくことを期待するとともに、この地方創生の取り組みの機運を醸成していきたいと思っています。
 これは行政だけでできる取り組みではないと思っており、産学官金労言のあらゆる分野の皆様と連携して、一緒になって取り組んでいくことによって実効のある取り組みになると考えています。その契機となることを願っているところです。
 また、昨年の12月25日にお知らせさせていただきましたが、移住・定住者の増加に向けて取り組んでいこうということで、鳥取市移住・交流情報ガーデンを開設します。「いじゅう」ということで、1月10日午後1時10分、開設のセレモニーを開催することとしています。また、本日、午前10時から内覧会ということで、この移住・定住ガーデンのオープンに先立ってお披露目をさせていただいているところです。移住・定住希望者の皆さんの相談支援、対応はもとより、移住・定住者の皆さんの交流の場として、これから大いに活用していただきたいということで、鳥取駅前の本通りに設置させていただくものです。今後も移住・定住者の皆さんの鳥取の暮らしを支援していきたいと思いますし、大いに交流をしていただく場として活用していただければと思っています。
 こちらには3名のコンシェルジュが常駐しており、平日はもとより、月曜日と年末年始は除きますが、土日、祝日も含めてオープンしています。平日が午前10時から午後6時までということで、土日、祝日は午後5時までとさせていただいています。ぜひとも御活用いただければと思っています。
 次に、昨年、地方創生の交付金を活用した取り組みを東部圏域の1市4町と北但馬の2町の皆さんとも一緒になって取り組んでいこうということで、麒麟のまち創生会議を開催をしてきたところですが、その観光振興の取り組みの一環として、今年3月に若桜町と連携した3Dプロジェクションマッピングを仁風閣で実施したいと思っています。日時が3月26日土曜日から3月30日水曜日まで、19時から21時まで仁風閣の建物の正面にマッピング映像を投影することにしています。これと関連して、3月20日、21日、この両日の19時から20時30分まで、若桜駅の構内で蒸気機関車にマッピング映像を投影するといった取り組みも連動して行うことにしています。こういった取り組みを契機として、1市6町での観光ネットワークの取り組みも具体的に進めていきたいと考えています。
 また、「佐治の五しの里どぶろく特区」の認定を受けている鳥取市佐治町で、どぶろくの製造、販売がいよいよ始まります。お披露目は4月下旬でのたんぽり荘の春祭りということになるようですが、佐治町の地域の活性化や観光振興の起爆剤となることを期待しています。佐治町では民泊の取り組みも非常に盛んであり、そういった場面でもこのどぶろくが活用できるのではないかと思っています。
 また、中核市移行に向けまして、この28年、来年度に具体的な取り組みを進めていくことになります。事務事業調整も最終的な段階を迎えて、今度は国などへの具体的な手続を進めていく年となり、総務省や厚生労働省のヒアリング等も受けていくということになります。中核市移行への取り組みとあわせて、連携中枢都市の取り組みを進めていきたいと考えており、山陰東部圏域の発展のために、圏域で一体となっていろいろな取り組みを進めていく年になると考えています。
 また、中核市移行については、より多くの皆様に御理解をいただくため、今年は中核市移行に係るシンポジウムを開催していきたいと思っています。
 また、平成28年はスポーツ関係のイベントがめじろ押しの年でありまして、インターハイ、全国高等学校総合体育大会の相撲とホッケー、ホッケーは八頭町さんと共催のような形になりますが、鳥取市では2種目が開催されることになっています。また、61回の中国地区の学校保健研究協議大会も8月に開催されることになっていますし、中国中学校の選手権大会も県内で4競技が行われるということで、鳥取市はソフトテニスの会場になっています。恒例となった鳥取マラソンは、今年の3月に鳥取砂丘から因幡、国府を含むコースで、今のところ約3,500名の参加を見込んでおり、3月13日日曜日に開催をさせていただきます。また、第27回の日本パラ陸上競技選手権大会が4月から5月にかけて鳥取市で開催をされることになっていますし、6月には中学生、高校生の日本代表選手が出場するサッカー大会であるインターナショナルドリームカップ2016JAPANがバードスタジアムで開催をされることとなっています。
 鳥取砂丘砂の美術館は第9期展示ということで、テーマは南米編となっており、4月16日から来年の1月3日まで開催することとしています。今年はブラジルのリオデジャネイロでオリンピックが開催をされ、世界中が南米を注目する年になろうかと思っています。

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記者発表項目

2 鳥取砂丘砂の美術館第8期展示の来場者数について

市長
 砂の美術館の第8期展示の状況について御報告をさせていただきます。
 来場者数が47万9,117人となりました。これは第7期展示、前回の46万4,377人に比較すると約3%強の増加ということになります。1万4,740人上回り、過去3番目に多い来場者数となりました。砂丘の入り込み客数を平成27年、26年で比較すると約1%程度増加しています。通常は砂丘の入り込み客数とリンクするということになろうかと思いますが、1%増のところが3.17%増ということですので、バスツアー客の減少など、大変厳しい状況がある中で、非常に健闘したのではないかと分析しています。その一つの要因とと思われるのが3Dプロジェクションマッピングやイルミネーションのイベント、また砂丘のビアフェスタ、いろいろな関連したイベントを少しずつ展開していったこと、もう一つはスターウォーズの関係も非常に効果的たった思います。また、鳥取市が推進をしている外国人観光客、インバウンド対策等により外国人の観光客の増加が図られたといった効果もあるのではないかと思っています。この第9期展示についても、引き続きいろいろな取り組みをしていくことにより入場者数、来館者数をふやしていきたいと考えています。

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3 鳥取砂丘砂の美術館第9期展示のオフィシャルスポンサー決定について

市長
 従来から砂の美術館のオフィシャルスポンサーを応募いただいているところですが、第9期展示では3社申し込みをいただき、この3社を決定させていただいたところです。第8期から契約を継続していただいています富士通株式会社様、株式会社ヤマト運輸様の2社に、新たに株式会社伊藤園様がスポンサーとして加わっていただくことになりました。それぞれのブランド力等を生かして、大いに情報発信していただければと期待をしているところです。

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4 鳥取市安全で安心なまちづくり基本計画の策定について

市長
 鳥取市安全で安心なまちづくり基本計画の策定について触れさせていただきます。
 鳥取市では、平成18年に安全で安心なまちづくり推進条例を制定しました。これに基づいて平成18年から27年度までの鳥取市安全で安心なまちづくり基本計画を策定し、安心なまちの取り組みを進めてまいりました。これが今年度で終了するということで、来年度、平成28年度以降の基本計画を策定したところです。これは平成28年度から37年度までという期間の計画ですが、具体的な内容の実施計画につきましては、10年間を前半、後半で具体的に計画を定めて取り組んでいくこととしています。
 この10年間で社会の状況等も変わってきており、幾つか見直しを行いました。特に高齢者の方を対象とした特殊詐欺等が発生をしている状況がありますので、こういった被害の増加を踏まえ、被害防止について多くの皆さんと取り組んでいくということも明記していますし、法律が制定され、鳥取市も条例を制定した空き家対策等についても今回、明記しています。また、防犯カメラの整備等、スマートフォンの適正利用等々についても位置づけているところであり、これからも基本計画のいろいろな取り組みを着実に進めていくことにより、市民の皆様の安全・安心の確保にしっかりと努めていきたいと考えています。

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質問事項

5 砂の美術館の第8期展示の入り込みについて

中村記者(日本海新聞)
 砂の美術館の第8期展示の入り込みですが、過去3番目に多い来場者数ということで、目標としていた50万人には達しなかったんですけども、市長は要因をどのように思われますでしょうか。

市長
 先ほども少し触れさせていただいたのですが、貸しバス法の改正等により、バスツアーのお客さんが減少しているという厳しい状況があったとことが大きな要因ではないかと分析をしています。そういったことにより、これからは団体の観光客の皆さんはもとよりでありますが、個人の観光客の皆さんをターゲットにした取り組みを展開をしていかなければならないと思っています。

中村記者(日本海新聞)
 過去、50万人を超えていた5期展示、6期展示のころは、団体客の比重が多かったということですか。

市長
 バスツアーが大きな要因だと我々は分析しています。

中村記者(日本海新聞)
 バス関連の法律が改正された平成26年以降、やや減少に転じたということですか。

市長
 やっぱり大口といいますか、人数の多いツアーの観光客の皆さんが入場していただくというのが減ると、影響は大きいと改めて思っています。

小野記者(毎日新聞)
 来期の第9期展示において3Dマッピングとかイルミネーションイベントにかわる、何か集客対策も考えられているんですか。

市長
3Dとかイルミネーションにこだわるわけではなく、そのテーマのいろいろな特性があると思います。例えば第8期展示、ドイツですとビアフェスタとかグリム童話の読み聞かせといったようなテーマの特性を生かしたイベント等を連続して開催をしていくということをこれから企画して、計画していきたいと思っています。その一つとして3Dプロジェクションマッピングもあるかもしれません。これから内容を考えていきたいと思います。

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6 3Dマッピングについて

中村記者(日本海新聞)
 3Dプロジェクションマッピングですけども、仁風閣でこの時期に実施する理由は何ですか。

市長
 具体的な理由としては、平成27年度末ということで、交付金の期限が押してきている状況があります。また、3月中下旬は、春の非常に気候のいい季節ではないかとも思っています。

中村記者(日本海新聞)
 内容は決まっていますか。

市長
 まだ中身までは承知していませんが、仁風閣の正面に映像を映すという。まだ中身はこれからですね。これから企画をしていくということです。

中村記者(日本海新聞)
 仁風閣に3Dマッピングをするのは初めてですか。

市長
 映像を投射するというのは初めてだと思います。

中村記者(日本海新聞)
 若桜町のほうは、それこそSLに投影して、SLが走ってるような、そういった内容の映像ということでしょうか。

市長
 それもまだ具体的な内容は承知していませんが、恐らく何かSLを生かした企画されるのではないかと思います。共通キーワードは3Dマッピングということで、3月にということです。

中村記者(日本海新聞)
 若桜町と連携する理由は何かあるんですか。

市長
 先ほど申し上げましたように地方創生の交付金で、麒麟獅子が一つの共通のキーワードになるわけですが、北但馬の香美町、新温泉町、2町も含めまして、観光ネットワークの取り組みをしていこうということです。それぞれの個別の市町の企画もあるのですが、まずは若桜町さんとマッピング映像で鳥取市と連携してやろうということです。地方創生の交付金を生かした取り組みの一つということです。

中村記者(日本海新聞)
 たまたま若桜町と連携することになったということですか。

市長
 はい。1市6町の中で、まずは若桜町さんのSLと鳥取市の市街地の観光施設である仁風閣で連携してやるということです。

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7 総合戦略について

平野記者(時事通信)
 以前に総合戦略の中身のことについて、今の冊子のままだと市民の方に読んでいただけないので、これから周知をしていくっていうことで、このフォーラムもその一つだと思うんですけれども。

市長
 はい、おっしゃるとおりです。

平野記者(時事通信)
 今、当初の予算を編成している中で、5年間にわたる計画ですけど、このフォーラムで来年度、特にこれに取り組んでいくっていうテーマが、市長の中ではあるんでしょうか。

市長
 まず、鳥取市の創生総合戦略、3つの柱を立てています。未来の鳥取市、将来の鳥取市を担っていく人材、人づくりですね。まず人の育成、活躍社会という言葉もありますが、誰もが、みんなが活躍できる、そういう仕事をこれからもつくっていく、雇用の創出、それから安全・安心に暮らしていける、にぎわいにあふれて、そういったまちづくり、ひと・しごと・まちと、こういう3本柱を掲げていまして、これを具体的に進めていくということです。10次総合計画がスタートしますけれども、この中で具体的に位置づけてやっていくということで、これを特にということでなくて、全体のこの3本柱のもとにいろんな施策を展開していくという考え方です。

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8 DMOについて

平野記者(時事通信)
 広域連携の観光についてなんですけども、中部のほうでは今月、DMOを申請をして、これから法人格を持っていく形なんですけど、鳥取東部では、これからいろいろとデザインするっていうか、工夫をされるっていうこととか、特にそういった申請をされる予定というのはないんですか。

市長
 御承知かと思いますが、観光ネットワーク協議会がこの因幡、東部圏域にありまして、従来からいろんな活動をしてきていますので、例えばこのネットワーク協議会を一つの母体にしてDMOに衣がえしていくということはあり得ると思いますが、これは構成市町の皆さんとも、これからどうしていくのか話し合いをしていくということが前提になります。そういったことも視野に入れて、今の観光ネットワークの取り組みを進めているところです。

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