平成27年度 第7回 鹿野地域振興会議議事録登録日:
第7回鹿野地域振興会議議事録
- 日時
平成28年1月20日(水曜日)
午後1時30分~午後4時
- 出席委員/12名
田中文子会長、筒井洋平副会長、乾隆史委員、廣田敬祐委員、山下直司委員、兼平恵委員、
林輝幸委員、山本章委員、佐々木千代子委員、土井美沙委員、伊井照幸委員、井上秀隆委員
- 欠席委員/なし
- 事務局
徳岡支所長、竹間副支所長、乾産業建設課長、上野市民福祉課長、西浦地域振興課課長補佐、
平井下水道経営課長、下石下水道経営課係長、山根下水道企画課補佐、山根下水道企画課主事
- 日程
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開会
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会長あいさつ
- 議題
- 鳥取市下水道等事業運営審議会の答申について
- 委員提案
マイナンバーについて
鳥取西道路道の駅の進捗状況について
農業振興プランの進捗状況について
鳥獣被害の現状と対策について
まちづくり協議会の活動状況と課題について
- その他
- 開会
議事概要
鳥取市下水道等事業運営審議会の答申について
事務局
*資料にもとづき説明
委員
財政状況見込みが平均経費回収率85.4%であるので、100%にするために14.6%値上げしたいということか。
事務局
試算した改定率は17%になるが、事務的経費など約2%節約することで14.6%としたものである。
委員
物価上昇率などを勘案している状況はどうか。
事務局
維持管理にかかる労務単価が10%上昇していることや重油が平均すると少し高い水準にある。
例えば、秋里終末処理場は環境事業公社へ包括管理委託している。また、その中で企業努力により余剰資金が出た場合は、市に返すのではなく、将来への投資となる予防修繕的なものに充ててもらっている。単純に委託料を抑えたとしても全体的に経費が下がるわけではない。なお、下水道事業として将来に渡る健全な経営を考えている。
委員
3年ごとの見直しを行うのではなく、長期的なビジョンの中で、もう少し値上げをしてはどうか。ただ、生活保護世帯など生活弱者に対する支援や考慮をお願いしたい。
事務局
長期的なビジョンは必要であるが、先を見越して値上げするのには無理がある。鳥取市は3年ごとの見直しをしている。また、生活保護費のなかに生活に必要な経費として下水道使用料も見込んである。
委員
環境事業公社への委託料について、人件費部分を考慮していると値上げにつながるのではないか。
事務局
包括管理委託の契約相手は入札により決定している。見積もりの単価は公表されたものであり、現在の業界の人件費を調査し、決定されるものであるので、公正な単価である。また、人件費が10%上がるからと言って、委託料が大幅に上がるものではない。
委員
平成24年に企業会計になったことのメリットはあるか。
事務局
企業会計になったことで収入、支出、財産などの企業に準じた決算書を市民に示せるようになり、客観的な評価ができるようになった。
委員
人口減少や企業の節水など収入の見込みが少なくなることがあるのか。
事務局
企業の誘致をしても企業独自で地下水をくみ上げ、排水施設を設置するなど排水を市の下水道に入れない場合もある。また、節水型の電化製品も増えており、一般家庭で使う水量も減ってきている。
委員
基本料金や8立方メートルまでの改定率が高くなっている理由は何か。
事務局
以前の料金体系は、8立方メートルまでは基本料金内であり、節水してもメリットがなかった。そこで、基本料金と8立方メートルまでの料金に分けた経過がある。改定率は高いが、全体の体系の中で均衡をとるために行ったものである。累進単価となっており、使用量が多くなれば料金が高くなるようになっている。下水道に排水する量を減らしてほしい意図もある。
委員提案
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マイナンバーについて
事務局
郵便局の簡易書留で発送した。1月13日現在74件の未達があったが、支所に取りに来てもらうなどの対応で、1月19日時点46件未達となっている。未配達のものは本庁と支所で管理している。高齢者の方に対して、特別な考慮はしていないが、代理の方の受け取りを認めている。
委員
年々、個人番号カードが必要になってくると思われるが、どのようなことに利用できるか。
委員
個人番号カードに対する不安感がある。個人情報保護の安全性について心配している。
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鳥取西道路道の駅の進捗状況について
事務局
鳥取西道路の開通と一緒に完成するつもりであったが、国と県と市の調整に時間がかかった。平成28年度の当初予算に基本設計の予算を要求している。
委員
建設場所など計画はどうなっているか。
事務局
来年度予定している基本設計の中で明らかになってくる。用地取得などもこれからであり、市民説明会の資料では、インターチェンジの南側あたりが候補地になっていたと思うが、確定はしていない。
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農業振興プランの進捗状況について
事務局
生姜とそばを核品目として、生産振興を図っている。
委員
生姜は儲かっているか。
事務局
たくさん儲かっているとは言えない。販売先が確保しづらくなっている。生産量がもっとたくさんあれば、販売先も見つかると思う。
委員
茲矩生姜、日光生姜、瑞穂生姜を一つのブランドにできないか。店頭では高知産の生姜が目立つ。PRを含めて考えるべき。
事務局
3つの生姜ブランドを一つにするというのは困難だと考えている。それぞれにプライドを持って生産に取り組んでおられる。ただ、生産面では協力関係があり、鹿野産の茲矩生姜は「瑞穂産おたふく」という品種で瑞穂地区と同じものであるし、日光地区とは生姜の貯蔵穴の貸し借りを行っている。
委員
鹿野産は「茲矩生姜」としてのブランド力を上げていくのが良いのではないか。
委員
そばについてだが、鹿野そば道場に行くと、早々と「地元産のそばがないので、県外産を使っております。」と表示してある。何とかして鹿野の農家の皆さんが、そばをたくさん作って下さり、そば道場が、地元産のそばで賄っていけるようになればいいと思う。
事務局
そば道場の収益が、農家に還元されていくというのが理想だが、例えば、そば打ち体験料はそば道場が出来た当時のままであり、人件費だけで赤字となっており考える必要がある。
委員
そばよりも飼料用米の方が儲かるが「鹿野の特産品なので、そば生産を維持していかなければ」という、農家の皆さんの犠牲的精神のおかげで成り立っている。そば打ち料金の値上げを早く検討するのが良い。
委員
そばの反収は、どれくらいか。
事務局
今年の平均で、10アールあたり約29キログラム。 多いほ場で10アールあたり85.5キログラムと聞いている。
委員
元々、そばの生産奨励は施策として行政が進めていた。合併する際に、そば生産を含めて、いろいろなものを株式会社ふるさと鹿野に預けて継続していこうということだったが、過去最高の作付面積だった50ヘクタール以上になることはないだろうし、作付状況を見ると、むしろ減少するのではないかと思う。そばの将来を行政が本腰を入れて考えるべきである。
委員
そばについては、鹿野だけでなく東部在住の住民が期待していると思う。そばは、地元でとれたものを、地元で挽いて、地元で打って食べさせるから美味しいのだと思う。 他所のそばでは、本来の意味がなくなる気がする。行政として、将来的に鹿野そばをどのように位置づけるかを考えるべき。株式会社ふるさと鹿野へのテコ入れをする必要があるのではないか。
事務局
そば打ち体験料については、株式会社ふるさと鹿野からの申し入れがあり、改定に向けて検討が続いている状況。農業振興面、観光振興面において、ソバは重要な作物である。栽培面積拡大のため転作の補助制度を最大限に活用するしくみを検討している。また、株式会社ふるさと鹿野の農業部門に関して鳥取県の協力を得ながら経営支援会議を開催している。その中でも農家の収入を増加させることを検討している。
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鳥獣被害の現状と対策について事務局で説明
事務局
イノシシによる被害状況とイノシシ・シカの捕獲頭数及び対策について報告。
委員
出雲市ではイノシシの捕獲一頭当たり3万円の補助があり、周辺で捕獲が進み被害が減少したとのこと。鳥取市へは2万円の補助をお願いしている。
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まちづくり協議会の活動状況と課題について
事務局
まちづくり協議会の活動状況と課題については、次回の議題とする。
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