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鹿野の素敵な人びと/村上秀男さん


 

守り続けられる地域の宝物


 

鹿野すげ笠を守る会 会長
村上秀男(むらかみ・ひでお)さん

 

 



すげ笠を手に取ると、そっと撫でてみたくなる。一つ一つが全て手づくりで、400年前の江戸時代初期から受け継がれている手法は、無駄がなく、且つとてもていねいで、製作者のやさしさやぬくもり、凛とした姿勢が伝わってくる。
 

すげ笠は、乾燥すると風通しがいいため、真夏には麦わら帽子より涼しく、また、水分を吸収すると、すげの繊維が膨らんで目が締まるので、雨天時にもオッケー。まさに、日本の気候風土に最適の天然素材の実用品。
 

鹿野町で生まれ育った村上さんは、子どもの頃、一家が総出ですげ笠づくりをしていたことを覚えている。すげ笠づくりがだんだんと衰退していく中で、地域の文化が失われていくことに危惧した村上さんは、平成21年3月に「鹿野すげ笠を守る会」を設立。会員は20人、山根町集会所で毎月1回開く定例会には、遠くは広島県福山市から車で往復8時間かけて通って来る青年も。製作技術を磨き、安定した品質と供給量を確保し、販路を広げようとする活動の他にも、地域の子どもたちに、すげ笠の伝統や魅力を知ってもらおうと、中学生への指導にも力を入れる。
 

また、地域外との交流も意欲的に行う。昨年11月、大阪市東成区の「深江菅細工保存会」を訪問し、連携してすげ細工の技術の継承や産業化をめざすため、交流宣言書の調印を取り交わした。今年の7月には、深江菅細工保存会のみなさんが鹿野町へお越しになり、お互いの技術を交換。鹿野すげ笠を守る会のメニューに新しくコースターが加わった。新しい風を入れながら、伝統を守り続けることの大切さを村上さんから学んだ。



平成26年「Shikano Tims」第3号より



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