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鹿野の素敵な人びと/田中奏子さん


 

鹿野をこよなく愛する現代版「さくら姫」


 

田中奏子(たなか・かなこ)さん

 

 



「私なんかでいいですかぁ…」。取材を依頼したとき、遠慮がちな今にも消えそうな田中さんの第一声。電話番号をまちがえたのかと思ったほど、イベントなどで元気よくハキハキと笑顔で司会をされる田中さんとはまるで別人のようでした。
 

田中さんが物心ついたころに生まれた鹿野ふるさとミュージカルは28回を数えます。今回は、平安時代に京の都でお互いに慕い合う、さくら姫と親王の悲しい恋と、鹿野への愛をテーマにした「さくら姫物語」が上演されます。お母さんがミュージカルに関わっていらっしゃったので、幼いころからヒラヒラと舞い散る桜の花びらなどの小道具の製作を手伝っていました。役者としてデビューしたのは小学校5年生、「踊り見の城」で童役を演じました。中学2年生のときには「鹿野に祭りが蘇る日」でお母さんと親子で共演を。「さくら姫物語」で憧れの官女役を演じたのは高校1年生でした。
 

そして、「高校3年生のときに最初で最後の主役をいただきました」と話す田中さん。小学生のころ、声が小さかったことから、学習発表会の時には田中さんだけがマイクを使用していたとのことですが、「鹿野の蒼白い夜」では、色白の青年に化けている大蛇と恋に落ちる娘役を堂々と舞台で表現しました。「ミュージカルは約半年間かけて製作されるのですが、大学受験よりミュージカルが生活の中心にあり、ミュージカル漬けの毎日でした」と当時を振り返ります。
 

大学進学後は、小道具、メイク、記録、舞台監督などの裏方に専念。「なんでも係です」と控えめに話されますが、ミュージカル全体の調整から細かな雑用までもこなされる、重要なマネージャー的存在。上演当日は、小さな身体のどこにパワーがあるんだろうと不思議に思うくらい、真っ黒な衣装を着て会場中を走り回っています。
 

鹿野で生まれ育ったことに誇りを感じているという田中さんに、鹿野のまちについて尋ねると「大人がまちづくりを楽しんでいるから、それを見て育つ子どもたちも楽しんでいる、そして成長した若者たちもまちづくりに関わっているんです。私もそんな鹿野が大好き」と、とても明快な答えが返ってきました。
遠い平安時代、京の都で故郷鹿野に帰ってゆくことを夢見た「さくら姫」。田中さんは鹿野をこよなく愛する現代の「さくら姫」なのかもしれません。 
 


平成26年「Shikano Tims」第7号より



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